JP2926031B2 - 吸音材吹付工法 - Google Patents

吸音材吹付工法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋内、屋外を問わ
ず施工が簡単容易に行え、かつ高い耐久性と優れた吸音
性及び不燃性を有する吸音材の吹付工法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、騒音の低減のために重量の大きな
壁体、厚さの大きなガラス板やセメント板、鋼板等の主
として大重量物により音の透過を防止する部材が使用さ
れてきた。ここで、これらの部材は音の透過を遮断する
という効果を有するため遮音材と呼ばれている。
【0003】また、一方で繊維材料や合成樹脂フォーム
材については透過する音を吸収する性質が知られてお
り、これら部材も騒音低減のために使用され、これら部
材を使用した騒音低減材を一般に吸音材と指標してい
る。
【0004】また、従来より高速道路や鉄道などから発
生するいわゆる交通騒音を遮音するために、道路脇や線
路脇には防音壁が設けられることが多い。こうした防音
壁は野外に設置されることから耐水性、耐候性に優れ、
かつ防音性が高いことが要求される。そこで、本発明者
の一部より特許出願された発明(発明の名称:成型吸音
材特願平7−142754号,特開平8−333819
号公報)では、特定の粒度分布の無機発泡粒の表面を磁
器質のスキン層で覆った高強度無機発泡粒を無機質バイ
ンダーと共に成型した吸音材が提案された。
【0005】該吸音材は耐水性、耐候性に優れ、また特
に中、高周波数の音に対して高い吸音効果が認められる
ことが明らかになっている。
【0006】しかしながら板状若しくは任意の形状にあ
らかじめ成形された吸音材は、これを取付施工するため
の枠組みが必要となる。また、作業者のための足場を組
み立てることが必要となる。さらに、施工箇所が平面で
ある必要がある。等の各種施工上の制約条件を充足しな
ければならない。
【0007】また、道路のトンネル内壁面や切り通し法
面など、あらかじめ成形された成形型吸音材の施工が不
可能であったり、可能ではあるが施工条件が厳しいため
に多くの施工時間を費やす場合が多い場所においても施
工が容易に行える吸音材の提供が求められているのが現
状である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】かくして本発明は前記
従来の課題に対処するために創案されたものであり、従
来の成形吸音材では施工が不可能であったり、施工条件
の厳しい場所であっても容易に施工が可能であり、しか
も高い吸音性能と耐久性・耐候性・不燃性を有する吸音
材の吹付工法を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、本発明者らは鋭意研究の結果、軽量骨材を含有す
るセメント系組成物を吹付型にすることにより、施工場
所を選ばない吸音材の施工方法を得られることを見出し
た。
【0010】本発明は、セメント、軽量骨材、水、及び
各種混和材料を含んで形成される吹付型吸音材を使用す
る吸音材吹付工法であり、前記吹付型吸音材は、セメン
ト50から300重量部、軽量骨材100から500重
量部、水50から130重量部の割合からなり、吹付施
工前に前記吹付型吸音材内にあらかじめ発泡装置で生成
した気泡を混合し、該気泡を混合した吹付型吸音材を屋
内、屋外の所定施工場所に吹付施工して吸音層を形成し
たことを特徴とし、または、セメント、軽量骨材、水、
及び各種混和材料を含んで形成される吹付型吸音材を使
用する吸音材吹付工法であり、前記吹付型吸音材は、セ
メント50から300重量部、軽量骨材100から50
0重量部、水50から130重量部の割合からなり、吹
付施工前には前記吹付型吸音材内に、吹付施工後におけ
る吸音材中の気泡容積率が20から80%になるよう気
泡を混合し、該気泡を混合した吹付型吸音材を屋内、屋
外の所定施工場所に吹付施工して吸音層を形成したこと
を特徴とし、または、セメント、軽量骨材、水、及び各
種混和材料を含んで形成される吹付型吸音材を使用する
吸音材吹付工法であり、前記吹付型吸音材は、セメント
50から300重量部、軽量骨材100から500重量
部、水50から130重量部の割合からなり、吹付施工
前に前記吹付型吸音材内にあらかじめ発泡装置で生成し
た気泡を混合し、屋内、屋外の所定施工場所に、前記気
泡を混合した吹付型吸音材と急結剤とを混合しつつ吹付
施工して吸音層を形成してなり、前記吹付型吸音材と急
結剤との混合は前記吹付型吸音材を噴射した直後前記急
結剤を略同一方向へ噴射し、急結剤が吹付ノズルから吸
音材施工面へ到達する時間中に吸音材と急結剤を空中混
合させることを特徴とするものである。
【0011】以下、本発明の内容を詳細に説明する。
【0012】本発明に使用する軽量骨材としては、パー
ライト、炭素中空球、プラスチックバルーン、ガラスバ
ルーン、シリカバルーン、シラスバルーン等の、有機、
無機を問わず従来公知の天然、人工の軽量骨材が使用で
きる。これらの軽量骨材の中でも、特に比重が1.0未
満であること、水を透過させない表面層を持っているこ
と、吹付施工に必要な強度を有していること等の条件を
満足する軽量骨材であることが好ましい。
【0013】配合量は100から500重量部を必須と
するものであり、100重量部未満であると所望の吸音
効果が得られないおそれがあり、500重量部を超える
と吹付作業性が悪化する、また吹付により得られる塗膜
が脆くなるなどの不具合が発生する。
【0014】本発明による吹付型吸音材の必須構成成分
である軽量骨材に関し、上記の様な特性を有する軽量骨
材としては、いわゆる高強度無機発泡粒が具体例として
示される。本無機発泡粒に関しては前述した様に本発明
者の一部が平成7年6月9日に出願し、平成8年12月
17日に出願公開された特許出願(発明の名称:成型吸
音材 特願平7−142754号,特開平8−3338
19号)に詳しく記載されている。
【0015】かかる軽量骨材は表面を磁器質のスキン層
で覆った、軽量にして高強度の軽量骨材であり、高い吸
音性能が実証されている。
【0016】また、セメントについては、特に種類を限
定するものではなく、従来公知の普通ポルトランドセメ
ント、早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランド
セメント、耐硫酸塩ポルトランドセメント、白色ポルト
ランドセメント、混合ポルトランドセメント等が使用で
きる。セメントの配合量は50から300重量部を必須
とするものであり、50重量部未満であると吸音材に充
分な強度を付与できないおそれがあり、300重量部を
超えて配合すると吸音効果が低下するおそれがある。
【0017】水は水和反応によりセメントを凝結・硬化
させるために必須である。その配合量は50から130
重量部を必須とする。50重量部未満であると、セメン
トの硬化が不充分となるおそれがある。130重量部を
超えて配合すると、硬化に時間がかかるばかりでなく吹
付作業後の塗膜に流動性が生じて、均一に硬化しないお
それが生じる。
【0018】吹付型吸音材には混和剤の一部として有機
混和剤を用いることも可能である。有機混和剤として
は、オールアクリル樹脂、アクリル−スチレン共重合体
樹脂、スチレン-ブタジエン共重合体樹脂、などの樹脂
エマルジョンが例示できる。特に好ましくは、末端にカ
ルボキシル基等の極性基を持つアクリル系樹脂エマルジ
ョンが推奨される。
【0019】その他必要に応じて配合する混和剤料とし
ては、凝結を制御するのに好適な石膏類、吸音材を補強
するための各種のフィラー、例えばポリエステル、ポリ
エチレン、ビニロン、レーヨン、ナイロン等の化学繊維
・ガラス繊維、ロックウール等の無機繊維、各種の硅
砂、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、クレー等の顔料
類、マイカ等のリン片状充填材が例示できる。
【0020】また、吹付型吸音材の施工性および硬化後
の性能確保・向上のための減水剤、増粘剤等の各種の添
加剤も必要に応じて配合することができる。これらの配
合量は適宜決められる。
【0021】更に、吹付作業を容易にし、また吸音性能
を向上させる目的で、起泡剤を添加することがある。起
泡剤は一般に従来公知の陰イオン界面活性剤、動物性蛋
白質等から適宜選択して使用できる。N−アシルアミノ
酸およびその塩、アルキルエーテルカルボン酸、アシル
化ペプチド等のカルボン酸塩、アルキルベンゼンスルホ
ン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩等のスルホン
酸塩、硫酸エステル塩、リン酸エステル塩、にかわ等が
例示できる。
【0022】起泡剤の添加方法としては(1)起泡剤を
適当な濃度に稀釈して吹付型吸音材の練り混ぜ時に直接
添加する方法、(2)起泡剤を発泡装置に通して気泡を
生成し、この気泡を練り混ぜ後の吹付型吸音材に混合す
る方法が例示できる。いずれの方法によっても、混合後
に吹付施工した吸音材における気泡の容積率が20から
80%となるように調整する。気泡が20%未満である
と吸音効果の向上が得られず、80%を超えると吸音材
の強度が低下して耐久性が落ちるおそれがある。
【0023】吹付型吸音材を施工する際に、施工場所が
トンネル内面などの様に上面に吹付施工を行う場合に
は、吹付施工後にその自重により、垂れ落ちやリバウン
ド等の不具合が発生するおそれがあり、また施工場所の
環境・施工条件から短時間の凝結、いわゆる急結を必要
とする場合がある。こうした場合、従来公知の急結剤を
吹付工法に併用することが可能である。急結剤としては
従来公知の、塩化カルシウム、水酸化アルミニウム、炭
酸ナトリウム、水酸化ナトリウム等のアルミン酸カルシ
ウム類、仮焼明ばん石、水ガラス等の無機質物を例示す
ることができる。また、トリエタノールアミン、グリセ
リン等の一部の有機物にも急結剤として使用できるもの
がある。急結剤は吸音材を吹付ノズルから噴射した直後
の状態に、同様のノズルから略同一方向に噴射を行い、
ノズルから吸音材施工面に到達する迄の時間に空中混合
させることが好ましい。吸音材噴射ノズルと急結剤噴射
ノズルとの2つを有する、2頭式のノズルも例示でき
る。
【0024】以上説明した吹付型吸音材を施工するに
は、水及び一部の混和材料を除いた各配合物を従来公知
のオムニミキサー等の混合分散機にて十分に混合した
後、吸音材施工直前に上記混合物に所定量の水及び一部
の混和材料を加えてホバート型ミキサー等の混合分散機
によりさらに充分に混合し、スクイーズ(絞り出し)ポ
ンプ、スネーク式ポンプ、ダイヤフラム式ポンプ等によ
り加圧圧送し、吹付ノズル部分で圧縮空気と混合して所
望の施工箇所へ吹付施工すればよい。
【0025】必要に応じて急結剤を混合することができ
る2頭式ノズルを使用しても構わない。事前に必要に応
じてマスキング作業により養生を行う場合もある。本発
明による吹付型吸音材は、施工条件にもよるが、吹付施
工完了後、約20から30時間で凝結・硬化する。急結
剤を併用した場合には数分から十数分で急結する。急結
剤を併用して得られる吸音層は、多孔質構造が良好に維
持されるため、併用しない場合に比較して良好な吸音効
果を得られる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の理解に供するため、以下
に参考例と実施例を記載する。尚、いうまでもなく、本
発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【0027】
【参考例としての実施例1】普通ポルトランドセメント
200重量部、表面を磁器質のスキン層で覆った高強度
無機発泡粒からなる軽量骨材500重量部、有機繊維2
重量部、減水剤5重量部、アクリル−スチレン樹脂エマ
ルジョン70重量部をオムニミキサーにより混合撹拌
し、水100重量部を加えてホバート型ミキサーで混合
し、スネークポンプにより道路トンネルの内壁全面に、
厚さ50mm・長さ20mにわたり吹付工事を行い、2
0時間後に硬化して吸音層1を得た。
【0028】
【実施例2】実施例1と同様の配合になる吸音材に、水
を混合すると同時に起泡剤を予め発泡装置に通してフォ
ーミングさせたものを混合し、実施例1と同様にスネー
クポンプにより道路トンネルの内壁全面に、厚さ50m
m・長さ20mにわたり吹付工事を行い、20時間後に
硬化して吸音材中に容積率40%の気泡を有する吸音層
2を得た。
【0029】
【実施例3】実施例1と同様の配合になる吸音材に、水
を混合すると同時に起泡剤を予め発泡装置に通してフォ
ーミングさせたものを混合し、実施例1と同様にスネー
クポンプにより圧送し、2つの吹付ノズルにより道路ト
ンネルの内壁全面に、厚さ50mm・長さ20mにわた
り吹付工事を行った。ノズルの片方からは塩化カルシウ
ムによる急結剤を噴射して空中で混合し、10分後に急
結硬化して吸音材中に容積率40%の気泡を有する吸音
層3を得た。
【0030】
【比較例】厚さ50mmのガラス繊維と、これを覆う形
状のアルミニウム有孔板を組み合わせた吸音パネルを道
路トンネルの内壁に高さ2m・長さ20mにわたり設置
し、吸音層4を得た。
【0031】
【試験方法】自動車専用道路のトンネル内の吸音層工事
未実施箇所、吸音層1から4の前面にマイクロホンを設
置して交通の激しい時間帯における10分間の自動車走
行時の騒音を測定し、リアルタイムアナライザにより各
周波数における音圧レベルを求めた。
【0032】
【結果】試験結果を
【表1】に示す。なお、 未工事箇所の音圧レベルを基
準として、この数値に比較して数値が小さいほど吸音効
果が大きいと判断される。表中の単位はdB(A)
【0033】
【表1】
【0034】
【発明の効果】かくして本発明による吸音材吹付工法は
以上の構成よりなる。そして、本発明による吸音材吹付
工法であれば、低周波帯域から高周波帯域まで、幅広い
周波数帯域の音を効率よく防音でき、しかも従来の成形
吸音材・吸音パネル・防音壁などでは施工が困難、若し
くは不可能な曲面などの場所でも施工が可能であり、ま
た吹付施工された吸音材は不燃性であるため、これまで
は防音工事ができなかった場所や施工条件を選ばず騒音
低減に寄与できる。
【0035】具体的には、トンネル内のアーチ状をなす
内壁面、法面保護のための吹付工事、既存の防音壁への
吹付、コンクリートダクトの内面への吹付、大型冷却塔
ケーシングへの吹付、蒸気コンデンサーヤード壁面への
吹付、機械室など騒音の大きな室内の壁面への吹付、残
響音の大きな浴室、室内プールなどの屋内壁面への吹付
が挙げられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04G 21/02 103 E04G 21/02 103B // E01F 8/00 E01F 8/00 8/02 G10K 11/16 A G10K 11/162 (C04B 28/02 14:04 20:10) 111:40 111:52 (72)発明者 槇島 修 東京都千代田区三番町2番地 飛島建設 株式会社内 (72)発明者 小林 真人 東京都千代田区三番町2番地 飛島建設 株式会社内 (72)発明者 小林 重太郎 東京都千代田区三番町2番地 飛島建設 株式会社内 (72)発明者 板野 直文 東京都北区王子5−16−7 日本特殊塗 料株式会社内 (72)発明者 藤井 秀夫 東京都北区王子5−16−7 日本特殊塗 料株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−12379(JP,A) 特開 平6−157110(JP,A) 特開 平8−151246(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C04B 28/02 C04B 32/00 E04B 1/82 E04F 13/02 E04G 21/02 103 E01F 8/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメント、軽量骨材、水、及び各種混和
    材料を含んで形成される吹付型吸音材を使用する吸音材
    吹付工法であり、 前記吹付型吸音材は、セメント50から300重量部、
    軽量骨材100から500重量部、水50から130重
    量部の割合からなり、 吹付施工前に前記吹付型吸音材内にあらかじめ発泡装置
    で生成した気泡を混合し、 該気泡を混合した吹付型吸音材を屋内、屋外の所定施工
    場所に吹付施工して吸音層を形成したことを特徴とする
    吸音材吹付工法。
  2. 【請求項2】 セメント、軽量骨材、水、及び各種混和
    材料を含んで形成される吹付型吸音材を使用する吸音材
    吹付工法であり、 前記吹付型吸音材は、セメント50から300重量部、
    軽量骨材100から500重量部、水50から130重
    量部の割合からなり、 吹付施工前には前記吹付型吸音材内に、吹付施工後にお
    ける吸音材中の気泡容積率が20から80%になるよう
    気泡を混合し、 該気泡を混合した吹付型吸音材を屋内、屋外の所定施工
    場所に吹付施工して吸音層を形成したことを特徴とする
    吸音材吹付工法。
  3. 【請求項3】 セメント、軽量骨材、水、及び各種混和
    材料を含んで形成される吹付型吸音材を使用する吸音材
    吹付工法であり、 前記吹付型吸音材は、セメント50から300重量部、
    軽量骨材100から500重量部、水50から130重
    量部の割合からなり、 吹付施工前に前記吹付型吸音材内にあらかじめ発泡装置
    で生成した気泡を混合し、 屋内、屋外の所定施工場所に、前記気泡を混合した吹付
    型吸音材と急結剤とを混合しつつ吹付施工して吸音層を
    形成してなり、 前記吹付型吸音材と急結剤との混合は前記吹付型吸音材
    を噴射した直後前記急結剤を略同一方向へ噴射し、急結
    剤が吹付ノズルから吸音材施工面へ到達する時間中に吸
    音材と急結剤を空中混合させることを特徴とする吸音材
    吹付工法。
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