JP2925843B2 - ツインロール型連続鋳造設備のロール摺接部構造 - Google Patents

ツインロール型連続鋳造設備のロール摺接部構造

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JP2925843B2
JP2925843B2 JP4174598A JP17459892A JP2925843B2 JP 2925843 B2 JP2925843 B2 JP 2925843B2 JP 4174598 A JP4174598 A JP 4174598A JP 17459892 A JP17459892 A JP 17459892A JP 2925843 B2 JP2925843 B2 JP 2925843B2
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治男 坂口
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Hitachi Zosen Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ツインロール型連続鋳
造設備においてモールドロールと短辺堰との摺接部の構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のツインロール型連続鋳造設備にお
けるモールドロールと短辺堰との摺接部は、たとえば実
開昭63−90548号公報に開示されるように、摩耗
を減少させるためにサイド堰の摺接部に、セラミックス
当板を植設したものが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、セラミックス
当板は、サイド堰のベース板に埋め込まれているため、
植設に手間がかかるとともに、一度摩耗してしまうと、
サイド堰全体を新しいものと交換する必要があり、コス
トが高くつくという問題があった。
【0004】本発明は、上記問題点を解決して、まもう
による交換部品を最小限にして低コスト化をはかること
ができるツインロール型連続鋳造設備のロール摺接部構
造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明のツインロール型連続鋳造設備のロール摺接
部構造は、互いに平行に配置された一対のモールドロー
ルと、これらモールドロールの端面に摺接して配置され
た堰板とで溶湯溜めを構成し、両モールドロール間から
連続的に鋳片を引き抜くツインロール型連続鋳造設備に
おいて、モールドロールを支持するモールドフレーム
に、モールドロール軸心方向に突出する支持フレームを
設け、この支持フレームに、溶湯と接触する短辺耐火物
およびヒーターブロックからなり堰板を構成する堰ブロ
ックと、この堰ブロックとモールドロールの間の摺接部
に介在される耐摩耗性摺動プレートとをそれぞれ独立し
てモールドロール軸心方向にスライド自在に配置し、前
記モールドフレームに堰ブロックをモールドロールの端
面に押し付ける短辺堰押圧シリンダー装置を設けたもの
である。
【0006】
【作用】上記構成によれば、モールドロールおよび短辺
堰押圧シリンダー装置を有するモールドフレームに、支
持フレームを介して堰ブロックと摺動プレートとを独立
してスライド自在に配置したので、短辺堰押圧シリンダ
ー装置を収縮するだけで、摺動プレートと、溶湯との接
触により減耗しやすい堰ブロックとを極めて容易に取り
外すことができ、摺動プレートの交換も容易となり、メ
ンテナンス時間の削減と低コスト化を促進することがで
きる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係るツインロール型連続鋳造
設備の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0008】図1において、1は互いに平行に配置され
た一対のモールドロールで、このモールドロール1とモ
ールドロール1の端面1aに摺接する短辺堰(堰板)
により溶湯溜め3が形成され、注湯ノズル4から供給さ
れた溶湯Mにより、モールドロール1を矢印A方向に回
転させてモールドロール1の表面に形成された鋳片シェ
ルを移動させ、両モールドロール1の最接近部近傍で鋳
片シェルを合流させてモールドロール1間から鋳片5を
連続的に引き抜くものである。
【0009】モールドロール1と短辺堰2の摺接部6に
は、モールドロール1の外周円1bに沿ってV字形の摺
動プレート11が着脱自在に介在されている。この摺動
プレート11は、図2〜図4に示すように、耐摩耗性を
有するセラミックス製で、外周縁が各モールドロール1
の表面と面一状に形成された2枚の円弧板11aと、こ
れら円弧板11aを下端部の鋳片シェル合流位置に対応
する部位で連結する連結板11bとで構成され、円弧板
11aの内周側に段部を介して取付部11cが形成され
ている。この摺動プレート11は、前記取付部11cに
複数のビスを介して円弧状支持板12が取り付けられ,
この円弧状支持板12に側方に突出された支持アーム1
3の外端部に、モールドロール1の軸心方向に沿って外
側にスライド板14が突設されている。
【0010】一方、短辺堰2は、溶湯Mが接触する短辺
耐火物21aとヒーターを内蔵したヒーターブロック2
1bからなる堰ブロック21が、支持底板22および支
持ボルト23を介して短辺フレーム23に断熱空間をあ
けて一体化され、短辺フレーム23の両側部に支持脚2
5がそれぞれ垂下されている。
【0011】モールドロール1を軸受を介して回転自在
に支持するモールドフレーム31には、スライド板14
を介して摺動プレート11をモールド軸心方向にスライ
ド自在に支持するとともに、前記スライド板15上で支
持脚25下端の受け板25aを介して短辺堰2をモール
ド軸心方向にスライド自在に支持する一対の支持フレー
ム32が突設されている。さらにこのモールドフレーム
31には、摺動プレート11を介して短辺堰2をモール
ドロール1の端面1aに圧接させる短辺堰押圧シリンダ
ー装置33が3個所定位置に配設され、ピストンロッド
33aがそれぞれ短辺フレーム23の背面に当接されて
いる。
【0012】上記構成において、鋳造時には、短辺堰押
圧シリンダー装置33により短辺堰2が摺動プレート1
1を介してモールドロール1の端面1aに圧接されてい
る。したがって、短辺堰2すなわち堰ブロック21の短
辺耐火物21aの表面は、摺動プレート11を介してモ
ールドロール1に摺接されるため摩耗することがなく、
主に摺動プレート11の円弧板11aが摩耗する。この
摺動プレート11が摩耗した場合は、鋳造作業休止中
に、短辺堰押圧シリンダー装置33を収縮して、短辺堰
2を持ち上げて取り外し、支持アーム14を含む摺動プ
レート11部分を新たなものに交換するか、または摺動
プレート11のみを新たなものと交換する。そして短辺
堰2を組み付けて短辺堰押圧シリンダー装置33により
短辺堰2を摺動プレート11を各モールドロール1の端
面1aにそれぞれ押し付ける。
【0013】したがって、モールドロール1の端面1a
と短辺堰2との摺接部では、摺動プレート11のみを交
換するだけでよく、従来の短辺堰にセラミックス板を植
設するのに比べて、植設するコストもなく交換も摺動プ
レート11だけでよく、極めて経済的となる。しかも、
この摺動プレート11はモールドフレーム31や短辺フ
レーム24に取り付けられておらず、スライド板15に
より、支持フレーム32上でモールドロール1の端面1
aに接近離間するモールド軸心方向にスライド自在に載
置されているので、その交換作業も迅速かつ容易に行う
ことができる。
【0014】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明のツインロー
ル型連続鋳造設備のロール摺接部構造によれば、モール
ドロールおよび短辺堰押圧シリンダー装置を有するモー
ルドフレームに、支持フレームを介して堰ブロックと摺
動プレートとを独立してスライド自在に配置したので、
短辺堰押圧シリンダー装置を収縮するだけで、摺動プレ
ートと、溶湯との接触により減耗しやすい堰ブロックと
を極めて容易に取り外すことができ、摺動プレートの交
換も容易となり、メンテナンス時間の削減と低コスト化
を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るツインロール型連続鋳造設備の一
実施例を示す全体斜視図である。
【図2】同ツインロール型連続鋳造設備のロール摺接部
の分解斜視図である。
【図3】同ツインロール型連続鋳造設備のロール摺接部
の側面図である。
【図4】同ツインロール型連続鋳造設備のロール摺接部
の平面断面図である。
【符号の説明】
1 モールドロール 1a 端面 2 短辺堰 3 溶湯溜め 4 注湯ノズル 5 鋳片 11 摺動プレート 13 支持アーム 14 スライド板 21 堰ブロック 24 短辺フレーム 31 モールドフレーム 32 支持フレーム 33 短辺堰押圧シリンダー装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに平行に配置された一対のモールドロ
    ールと、これらモールドロールの端面に摺接して配置さ
    れた堰板とで溶湯溜めを構成し、両モールドロール間か
    ら連続的に鋳片を引き抜くツインロール型連続鋳造設備
    において、モールドロールを支持するモールドフレームに、モール
    ドロール軸心方向に突出する支持フレームを設け、 この支持フレームに、溶湯と接触する短辺耐火物および
    ヒーターブロックからなり堰板を構成する堰ブロック
    と、この堰ブロックとモールドロールの間の摺接部に介
    在される耐摩耗性摺動プレートとをそれぞれ独立してモ
    ールドロール軸心方向にスライド自在に配置し、 前記支持フレームに堰ブロックをモールドロールの端面
    に押し付ける短辺堰押圧シリンダー装置を設けた ことを
    特徴とするツインロール型連続鋳造設備のロール摺接部
    構造。
JP4174598A 1992-07-02 1992-07-02 ツインロール型連続鋳造設備のロール摺接部構造 Expired - Lifetime JP2925843B2 (ja)

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JPH0615419A JPH0615419A (ja) 1994-01-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60162556A (ja) * 1984-02-03 1985-08-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 薄板連続鋳造装置
JPH0344363Y2 (ja) * 1986-12-04 1991-09-18

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