JP2925744B2 - 堀進シールド - Google Patents

堀進シールド

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JP2925744B2
JP2925744B2 JP8505350A JP50535096A JP2925744B2 JP 2925744 B2 JP2925744 B2 JP 2925744B2 JP 8505350 A JP8505350 A JP 8505350A JP 50535096 A JP50535096 A JP 50535096A JP 2925744 B2 JP2925744 B2 JP 2925744B2
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BIRUTO MASHIINEN UNTO BOOAGEREETE FUABURIIKU GmbH
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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は請求項1の上位概念に対応するタイプの堀進
シールドに関する。
脆い岩盤内でのトンネル建設のためには、数10年来、
シールド堀進装置が使用可能である。最近では、このた
めに、坑道切羽を流体で支持する堀進シールドが開発さ
れた。こうした堀進シールドによって、不安定な地面に
おけるトンネル横断面を、地下水の水位以内で、圧縮空
気、注入又は凍結なしに広範囲に堀進することができ
る。このような堀進シールドは、トンネルに向かって隔
壁を付した、支持流体用の圧力室を具備している。支持
流体の圧力は、その時々に発生する地圧及び水圧に対応
して調整され維持される。支持流体としては、通常、チ
キソトロープ液体、大抵はベントナイト懸濁液が用いら
れる。このベントナイト懸濁液は、脆い岩石の種類に応
じて、坑道切羽から一定の深さまで土石に侵入する。ベ
ントナイト懸濁液が浸透した岩石層(いわゆるフィルタ
ケーク)が坑道切羽を安定化する。このことによって、
坑道切羽から岩石がなす術なく崩落することが確実に防
止される。
坑道切羽の表面の岩石は機械的な掘削装置によって崩
され、管路を介して、トンネル空間の外側にある分離設
備ポンプで吸引される。ここでは岩石とベントナイト懸
濁液が分離される。場合によっては新たなベントナイト
懸濁液を付加することにより、支持流体を坑道切羽に露
出する岩石の諸条件に適合してから、支持流体を新たに
掘削室に供給する。
この原理に基づいてドイツ特許公報第DE−PS 24 31 5
12号から以下の堀進シールドが公知である。この堀進シ
ールドでは、岩石は全方向に回動自在な掘削アームに回
動自在に支承されたカッタヘッドによって点状に崩され
るか、掘削され、直にカッタヘッドにおいて吸引され、
そこから、堀進シールドの掘削室から後方へ搬出され
る。
この堀進シールドの利点は、支持流体が、直線的な切
削領域においてのみ、崩された岩石と接触するので、こ
の領域でのみ汚されることになることにある。掘削室の
他のすべての領域では、支持流体は崩された岩石によっ
て影響を受けないので、岩石と混合せず、岩石を背負い
込まない。このことによって支持流体が自らの支持・密
封特性を以前に知られた堀進シールドの場合も長く保つ
ので、然程度々取り替えたり、補充する必要がないが故
に、ドイツ特許公報第DE−PS 24 31 512号から公知の堀
進シールドは使用中の作動コストの少なさの点で際立っ
ている。
このような利点があるので、脆い岩石内でのトンネル
建設には、この原理に基づく堀進シールドが今日ではし
ばしば用いられる。例えば、フィリップ・ホルツマン社
のパンフレット「シキスシールド ‘システム・ホルツ
マン’」からは、このタイプの堀進シールドが公知であ
る。この堀進シールドでは、回動自在なカッタヘッドを
有する掘削アームが追加的に入れ子式に形成されてい
る。何故ならば、このことによって、一方では、坑道切
羽を予めプログラム可能に、非常に精確で、層毎に掘削
することができ、他方では、例えば固い岩塊、いわゆる
巨礫としての障害物が快削可能であるからである。快削
後に、巨礫は手で人用閘門を介して堀進シールドの掘削
室から後方へ搬出され、続いて運び出される。
しかし、この装置の欠点は、巨礫の搬出のためのみな
らず、掘削アーム及びカッタヘッドの保守作業すなわち
修理作業のためにも、チキソトロープ流体が少なくとも
部分的に掘削室から降下されて、人が坑道切羽の手前の
掘削室まで達することができるようにする他の流体状媒
体、例えば圧縮空気又は水と交換されねばならないこと
である。この領域ではチキソトロープ流体の支持作用が
ないので、基本的には、前記作業中に、地面の崩落及び
破損した孔(Ausblaeser)の危険が高まってしまい、地
面の崩落及び破損した孔は保守要員の投入中にかれらを
激しく危険に晒すことがある。こうした危険は、チキソ
トロープ流体が降下する前に坑道切羽用遮蔽物を用いる
ことによっても、完全には除去されない。
この堀進シールドの他の欠点は、掘削アーム用の構造
的なコストはまだ是認できるにしても、堀進シールドが
岩石に左右される最大限の直径までの孔のためにしか適
当でないことだ。より大きな直径を有する孔を岩石に穿
とうとするときは、掘削アームの安定性を損なうことな
く、掘削アームの長さの可変性を増大しなくてはならな
い。実際また、掘削アームの長さが大きくなるにつれ、
梃の作用が増すことにより掘削アームを回動自在に堀進
シールドに支持することへの要求が益々大きくなる。そ
れ故に、掘削アームの長さが大きくなるにつれて、支持
に対する構造上の要求も著しく高まる。
従って、このタイプの装置を、一方では、堀進シール
ドの掘削室から巨礫を除去するための作業及び作業員の
保守作業を、チキソトロープ流体の降下の必要なしに行
なうことができるように改善するという課題が本発明の
基礎になっている。更に、堀進シールドは、堀進アーム
及びそれの支持のための極端な構造上のコストを必要と
することなく、より大きな直径の孔を形成するためにも
適当でなければならない。
こうした課題は、請求項1に記載の堀進シールドを請
求項10の特徴部分の特徴と組み合わせて実現される。し
かし、請求項1及び10に記載され、上位概念を形成する
堀進シールドの構造は、互いに独立でも有り得るので、
請求項10は独自の発明的活動をも有する。
請求項1に記載の本発明の堀進シールドの場合、掘削
室には、少なくとも1つの人用閘門によって堀進シール
ドの加圧されていない後部に対し密封されている別個の
作業室が設けられており、この作業室は下向きの開口部
を有し、この開口部を介して掘削室と連通している。作
業室は作業員の投入に適当な流体状媒体、通常は圧縮空
気又は圧力下に置かれることができる。堀進シールドの
掘削駆動中に、作業室に同様に液状支持媒体が充填され
ている。カッタヘッドの保守のため又は巨礫の除去のた
めに、掘削室に作業員を投入することが必要であると
き、作業員の投入に適当な流体状媒体を作業室に充填す
ることによって、支持媒体は、支持媒体の圧力に対応す
る圧力の下で、作業室の下向きの開口部を通ってこの作
業室から排除されるのであって、支持媒体の支持作用が
坑道切羽に限定される訳ではない。作業員は人用閘門を
通って堀進シールドの無圧領域から作業室の内部に達
し、作業室の下向きの開口部を通って所望の活動を行な
うことができる。
カッタヘッドの保守作業すなわち修繕作業が特に容易
に実行可能であるのは、開口部がカッタヘッドを導入す
るために適当な大きさを有するときである。何故なら
ば、これによって、作業員が作業室の内部での操作を直
接に込なうことができるからである。
本発明の堀進シールドの特に好適な実施の形態は請求
項3の主題である。この実施の形態では、作業室は掘削
室から独立した室用のハウジングを有し、このハウジン
グは堀進シールドの横壁に形成された支持開口部にあ
る。作業室のハウジングは、選択的に、ほぼ堀進シール
ドの中心軸線の方向に延びる移動軸線の方向における、
掘削室の内側にある位置から、掘削室の実質的に外側に
ある位置へ、支持開口部に対して密封しつつ移動可能で
ある。この措置によって、作業室が、通常の掘削駆動中
に、掘削室で掘削駆動のために必要な空間を過度に限定
することが防止される。請求項4に記載の促進シールド
の構成、すなわち、支持開口部の中心が中心軸線の上方
に設けられており、移動軸線が、坑道切羽から見て、僅
かに斜め上方に延びているという構成は特に好適であ
る。何故ならば、この配置により、一方では、開口部の
下方にあるカッタヘッドを作業室に問題なく導入するこ
とができ、他方では、回動自在な掘削アームの支持のた
め及び掘削された岩液を搬送する管路の接続のために必
要な空間が作業室によって最小限度制限されるからであ
る。
請求項5に記載の堀進シールドの特に好適な実施の形
態では、作業室の開口部に向いた、支持開口部の支持面
は、支持開口部が、掘削室の実質的に外側にある、作業
室の位置において、作業室の開口部を完全に覆うと共
に、周囲に対し密封作用をもって閉じる。この措置によ
って、作業室に、作業員の投入を可能する流体状媒体、
例えば圧縮空気又は水を既に充填することができる。そ
して、作業室が自らの開口部を開放しつつ掘削室に導入
される前に、作業員は人用閘門を通って作業室に既に入
ることができる。
本発明の装置の場合には、作業員の作業室内での作業
中にも常に坑道切羽に発生している支持媒体によって、
とにかく地面崩落の危険性を減少させることができるよ
うに、請求項6に記載のように、室用のハウジングの、
坑道切羽に向いた端壁を、堀進シールドの中心軸線に対
し直角に延びる支持壁として形成し、端壁の外面が孔切
羽の方へ押圧可能である限り、作業室を掘削室に移動す
るとは利点である。
請求項7に記載のように、室用のハウジングの、坑道
切羽に向いた端壁が、作業室の外周面を越えて延びてい
ることによって、支持作用を更に高めることができる。
移動軸線の方向における作業室の移動に用いられるの
は、請求項8に記載のように、好ましくは液圧手段であ
る。
作業室に、その開口部を通って降下可能な把持手段が
設けられているとき、快削された障害物、いわゆる巨礫
及び必要な場合には揃いのカッタヘッドは、容易な方法
で、掘削室から除去される。
掘削アームと、それの支持とが余りに高い構造的なコ
ストを必要とすることなく、本発明の堀進シールドによ
って、より大きな孔径を形成することができるために
は、請求項10に記載の堀進シールドの構成が好ましい。
しかし、別個の作業室を有しない従来の堀進シールドの
場合でも、より大きな孔径に関する堀進シールドの堀削
能力を改善することができるのは、少なくとも1個の掘
削アームが、少なくとも1つの回動軸を中心に回動自在
に、中心の外側で、円形の支持プレートに設けられてお
り、この支持プレートはほぼ堀進シールドの中心軸線を
中心に横壁に、それと共に、後方へ密封作用をもって支
承されていることによってである。この措置によって、
この堀進シールドの場合の支持アームは、堀進シールド
の横壁の中央領域に全方向に回動可能に支承されてい
る、従来の堀進シールドの支持アームに比べて、一方で
は著しく短く形成されることができる。実際また、支持
アームの長さの調節範囲を、従来の堀進シールドの掘削
アームの場合の数値のほぼ半分に減少することができ、
これによって、既に、掘削アームの製造コストが著しく
減少する。更に、回動軸線を中心にした掘削アームの回
動可能性は必要である。何故ならば、支持プレートを回
転し、掘削アームを回動軸を中心に回動し、これに対応
して掘削アームの長さを変えることによって、坑道切羽
のどの箇所も、掘削アームの端部に設けられたカッタヘ
ッドによって接近可能だからである。
請求項11に記載の堀進シールドの特に好適な実施の形
態では、掘削アームを1個の回動軸のみを中心に回動す
ることができる。何故ならば、この措置によって、掘削
アームを横壁に特に簡単かつ丈夫に支持することができ
るからである。
駆動軸の方向付けと、支持プレート上での掘削アーム
の支持の箇所とに関する堀進スリーブの特に好適な構成
が請求項12及び13の主題である。このような措置によっ
て、所望の孔径に必要な全長と、掘削アームの長さの調
節可能性とを最小限にすることができる。
掘削アームの回動は請求項14の好適な実施の形態の場
合には液圧手段によってなされる。
請求項15は記載の堀進シールドの好適な実施の形態
が、高められた掘削能力を有するのは、カッタヘッドが
取着された複数の互いに独立的に回動可能な支持アーム
が支持プレートに設けられていることによってである。
図面には本発明の一実施の形態が略示されている。
図1は本発明の堀進シールドの縦端面図であって、掘
削アーム及び作業室の種々の可能な位置が破線で示され
ている。
図2は坑道切羽の方向(図1のA方向)から見た堀進
シールドの図である。
以下に「前」について述べるときは、その表示は、図
1の左側に示され、堀進シールドの、坑道切羽に向いた
側に関し、それに応じて、「後」という表示は堀進シー
ルドの、坑道切羽に離隔した側に関する。「上」及び
「下」という表示は、堀進シールドの、図面に示された
垂直な駆動位置に関する。
図面で全体として参照符号100が付された堀進シール
ドは管状のシールド外筒1を有する。シールド外筒1は
その中心領域で横壁2を有し、横壁2は前方の掘削室3
を堀進シールド100の後部4から分離する。前方の掘削
室3は前方へ直に坑道切羽5まで達しており、掘削室3
には、掘削駆動中に、支持媒体例えばチキソトロープ流
体が充填されている。このチキソトロープ流体のために
は、横壁に、図面に図されない供給部が設けられてい
る。支持流体の圧力を掘削室3において著しく一定に保
つことができるように、横壁2の上部には、圧縮可能な
媒体例えば空気が予め選択された圧力で付与された補償
室39が設けられている。この補償室39には部分的に支持
流体が充填されている。補償室39が掘削室3と連通して
いるので、掘削室3の体積変化の補償のために室同士の
間で支持流体の交換が生じる。掘削室の体積変化が大き
くなるか、坑道切羽により支持流体がかなり失われると
きには、供給部を介して支持流体を追加的にポンプで汲
むか吸引することによって、掘削室3内の圧力を調整す
ることができる。
堀進シールド100の中心軸線Mに対し対称的に、支持
プレート8がボールベアリング7を介して横壁2に回動
自在に取り付けられており、密封リング9によって横壁
2に対して密封されている。液圧モータ6は支持プレー
ト8の回転駆動に用いられる。
中心軸線Mから半分の掘削半径だけ外側にずれて、掘
削アーム10は、坑道切羽に露出している岩石を掘削する
か崩すために設けられている。掘削アーム10は掘削アー
ムの長手方向軸線Lを中心に回動自在なカッタヘッド11
を有し、ジョイント装置12によって回動軸を中心に回動
自在に支持プレートに支承されている。この回動軸は、
一方では、支持プレート8の、坑道切羽に向いた面に対
し平行に、他方では、支持プレートの転心から半径方向
にそれ、かつ掘削アームの長手方向軸線Lと交差する直
線に対し直角に延びている。掘削アーム10の回動は支持
プレート8の裏側に設けられた液圧シリンダ13によって
なされる。掘削アーム10の後端部14は支持プレート8を
通って、詳しくは支持プレート8に形成された開口部15
を通って促進シールド100の後部4へ案内されている。
密封のために、掘削アーム10の、開口部の領域にある部
分が、球状の座部16として設計されており、環状の密封
装置17によって支持プレート8に対し密封されている。
本発明の堀進シールド100の、図面に図示された実施
の形態では、掘削アームは、入れ子式に係合する2つの
アーム部分10′,10″を有する。掘削アーム10及びいカ
ッタヘッド11の、図1に破線で示した種々の位置で明ら
かなように、アーム部分10′,10″を用いて、掘削アー
ムの長さを、例えば、図面に示されない液圧調整部材に
よって、変えることができる。
掘削アーム10の後端部14まで達する吸引管18は、掘削
アーム10及びカッタヘッド11を通って延びており、掘削
された土石物質(Bodenmaterial)を掘削地点すなわち
切削地点で直に収容するように、供給ポンプと結合され
ている。この供給ポンプは図示されてはいないが、堀進
シールド100の後端部14に設けられている。
掘削アーム10の上方で、支持プレート8は、孔軸(Bo
hrungsachse)の方向に拡張された領域19を有する。そ
こには支持開口部20が形成されており、この支持開口部
20は移動軸線Vに沿って支持開口部20内で移動可能な作
業室21の支持に用いられる。図面に図示された堀進シー
ルドの場合には、移動軸線Vは堀進シールドの中心軸線
Mの上方にあって、前方から後方を見て、僅かに傾斜し
て上方に延びている。作業室21は、図面を示した実施の
形態では、部分円筒状のハウジング22を有し、このハウ
ジング22の下方の平坦部23は、前方の領域24で、下方に
向いた開口部25を有する。作業室21の後方の領域26は人
用二重閘門27を有する。作業室21は、図示されない方法
で、人が作業室21で作業できるようにする流体状媒体、
例えば圧縮空気又は水を作業室21に印加する装置(同様
に図示されない)と接続されている。作業室21が図1に
実線で示された後方の位置にある間は、下方の開口部25
は支持開口部20の下方の支持面28によって完全に覆わ
れ、作業室21のハウジング22の周面全体に延びているパ
ッキンリング29によって、掘削室3及び堀進シールドの
後部4に対し密封されている。作業室21のこの位置で
は、作業員は二重閘門27を通って作業室21の前方の領域
24に達することができる。続いて、掘削室3にある支持
流体の圧力に対応する圧力下で、作業室21に、適切な流
体状媒体を充填することができる。次に、作業室21が、
その中心に具備された送りシリンダ(Vorschubzylinde
r)30によって、図1で破線で示された位置に移動さ
れ、この位置では、作業室21の下方の開口部25が開放さ
れている。このとき、同様に破線で示されているよう
に、掘削アームを回動し、それに応じて掘削アームの長
さを適合させることによって、開口部を通って、掘削ア
ームの前端に設けられたカッタヘッドが作業室へ搬入さ
れる。
作業室にある流体状媒体が、掘削室にあって坑道切羽
5を支持する支持媒体と同一の圧力を有するので、この
支持媒体は、下方にのみ開放された作業室21に侵入しな
いか、又は侵入しても極僅かである。作業員は、掘削室
3での支持流体の降下を必要とすることなく、カッタヘ
ッドの保守作業寸すなわち修繕作業を行なうことができ
る。
作業室21の前方の領域24には、更に、前方領域24の開
口部を通って降下可能な把持手段31が具備されており、
この把持手段31は分解されたカッタヘッド、又は図面に
示されないより大きな廃物をピックアップするために設
けられている。
作業室21のハウジング22は前方の端面32を有してお
り、この端面32は部分円筒状のハウジング22の外周面よ
りも突き出ていると共に、端面32が坑道切羽5に接触す
るまで、作業室21が掘削室3へ押し込まれるときには、
坑道切羽5を追加的に指示するために用いられる。
作業員が掘削室3ですべき作業の間に坑道切羽5を更
に維持するために、横壁2の固定部分2′に、液圧シリ
ンダ33によって開閉可能な機械的な切羽用遮蔽物34が設
けられている。図示された堀進シールドの場合には、坑
道切羽5の縁部領域は、切羽用遮蔽物34によって、坑道
切羽の上方領域に追加的に支持可能である。
作業室21の上方において、横壁2の固定部分2′に、
人用二重閘門35が更に設けられている。必要な場合に
は、支持流体の降下後に作業員が人用二重閘門35を通っ
て直に掘削室3に達することにができる。横壁2の固定
部分2′の下方領域には、更に、石用閘門36が設けられ
ている。この石用閘門36を通って、より大きな廃物を堀
進シールドの後部4へ運ぶことができる。
堀進シールドの堀進は横壁2の固定部分2′に作用す
る液圧式の送りシリンダ37を介してなされ、この送りシ
リンダ37の他端は既にあるタビングすなわち支保の端面
において身を支えている。岩石掘削中の堀進シールドは
連続的に前方へ押し出されるか、又は掘削と前進が順々
になされる。このとき、堀進の重要な促進が達成される
のは、地面が、まず第1に、シールド外筒1の、シール
ドカッタ39を形成する前縁に沿ってのみ切削され、その
ために、カッタヘッド11が、図1に破線で示された剥き
出しになった位置に運ばれ、続いて、支持プレートの回
転によってシールドカッタに沿って動かされることによ
ってである。岩石類(Gesteinmaterial)がシールドカ
ッタに沿ってタビング幅の分だけ削り取られた後には、
既に他のタビングすなわち支保38が設けられることがで
き、他方、これに対応して掘削アーム20を回動し支持プ
レート8を回動させることによって、坑道切羽の中央に
まだ存在している中心部分が掘削される。
図面を参照して記述された実施の形態が、円形の横断
面を有する堀進シールドのみに関するときは、しかし、
他の横断面を有するシールド外筒を用いることによっ
て、同様に、本発明の堀進シールドを用い、掘削アーム
及び支持プレートの適切な制御によって、任意の他の断
面を堀進することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21D 9/06 301 E21D 9/08

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シールド前部において横壁(2)によって
    後方が密封され、かつ前方が坑道切羽(5)によって区
    画されている掘削室(3)と、この掘削室(3)に設け
    られ、前記坑道切羽(5)に露出した土石物質を掘削す
    るために用いられ、かつ密封しつつ前記横壁(2)に支
    承された長手方向に調整可能な少なくとも1個の掘削ア
    ーム(10)とを具備し、この掘削アーム(10)は土石物
    質用の回転自在なカッタヘッド(11)を有し、このカッ
    タヘッド(11)は、作動中に、前記掘削室(3)に含ま
    れかつ圧力下にある支持媒体内で前記坑道切羽(5)の
    いずれの箇所にも移動可能である堀進シールドにおい
    て、 前記掘削室(3)には、流体状媒体によって圧力下に置
    かれ、かつ前記堀進シールド(100)の加圧されていな
    い後部(4)に対し少なくとも1つの人用閘門によって
    密封されている作業室(21)が設けられており、この作
    業室(21)は下向きの開口部(25)を有し、この開口部
    (25)を介して前記掘削室(3)と連通可能なこと、を
    特徴とする堀進シールド。
  2. 【請求項2】前記開口部(25)は前記カッタヘッド(1
    1)を導入可能な大きさを有すること、を特徴とする請
    求項1に記載の堀進シールド。
  3. 【請求項3】前記作業室(21)は別個の室用のハウジン
    グ(22)を有し、このハウジング(22)は横壁に形成さ
    れた支持開口部(20)に支持されており、前記掘削室
    (3)の内側にある位置から、選択的に、ほぼ前記堀進
    シールド(100)の中心軸線(M)の方向に延びる移動
    軸線(V)の方向に沿って、前記掘削室(3)の実質的
    に外側にある位置へ、前記支持開口部(20)に対する密
    封をしつつ移動可能であること、を特徴とする請求項1
    又は2に記載の堀進シールド。
  4. 【請求項4】前記支持開口部(20)の中心が前記堀進シ
    ールド(100)の前記中心軸線(M)の上方に位置し、
    前記移動軸線(V)が、前記坑道切羽(5)から見て、
    僅かに斜め上方に延びていること、を特徴とする請求項
    3に記載の堀進シールド。
  5. 【請求項5】前記作業室(21)の前記開口部(25)に対
    面する、前記支持開口部(20)の支持面(28)は、前記
    作業室(21)の、前記掘削室(3)の実質的に外側にあ
    る位置で、前記開口部(25)を完全に覆い、前記作業室
    (21)を周囲に対して密封作用をもって閉じること、を
    特徴とする請求項3又は4に記載の堀進シールド。
  6. 【請求項6】前記室用のハウジング(22)の、前記坑道
    切羽(5)に向いた端壁は、前記堀進シールドの前記中
    心軸線に対し直角に延びる支持壁(32)として形成され
    ており、この端壁(32)の外面が前記坑道切羽(5)を
    押圧するできるように、前記作業室(21)は前記掘削室
    (3)に移動可能であること、を特徴とする請求項3乃
    至5のいずれか1に記載の堀進シールド。
  7. 【請求項7】前記室用のハウジング(22)の、前記坑道
    切羽(5)に向いた端壁(32)は、前記作業室(21)の
    外周面を越えて延びていること、を特徴とする請求項6
    に記載の堀進シールド。
  8. 【請求項8】液圧シリンダ(30)が前記作業室の移動た
    めに用いられること、を特徴とする請求項3乃至7のい
    ずれか1に記載の堀進シールド。
  9. 【請求項9】前記作業室(21)には、その開口部(25)
    を通って降下可能であり、カッタヘッド(11)又はより
    大きな廃物をピックアップするための把持手段(31)が
    設けられていること、を特徴とする請求項1乃至8のい
    ずれか1に記載の堀進シールド。
  10. 【請求項10】前記掘削アーム(10)は、少なくとも1
    つの回動軸を中心に回動自在に、円形の支持プレート
    (8)に、この支持プレートのほぼ中心から外れた位置
    に支持されており、この支持プレート(8)は、前記ほ
    ぼ中心を通る中心軸線(M)を中心に回転自在にかつ密
    封作用をもって前記横壁(2)に支承されていること、
    を特徴とする請求項1ないし9のいずれか1に記載の堀
    進シールド。
  11. 【請求項11】前記掘削アーム(10)は1つの回動軸を
    中心に回動自在であること、を特徴とする請求項10に記
    載の堀進シールド。
  12. 【請求項12】前記回動軸は、一方では、前記支持プレ
    ート(8)の、前記坑道切羽(5)に向いた面に対し平
    行に、他方では、前記支持プレートの転心から半径方向
    に出てかつ各々の掘削アーム(10)の長手方向軸線
    (L)と交差する直線に対し直角に延びていること、を
    特徴とする請求項11に記載の堀進シールド。
  13. 【請求項13】前記掘削アーム(10)は、前記堀進シー
    ルド(100)の前記中心軸線(M)からほぼ半分の孔半
    径だけ外側にずれて前記支持プレート(8)に設けられ
    ていること、を特徴とする請求項10乃至12のいずれか1
    に記載の堀進シールド。
  14. 【請求項14】前記掘削アーム(10)の回動のために、
    液圧手段(13)が設けられていること、を特徴とする請
    求項10乃至13のいずれか1に記載の堀進シールド。
  15. 【請求項15】複数の互いに独立的に回動可能な掘削ア
    ームが前記支持プレートに設けられていること、を特徴
    とする請求項10乃至14のいずれか1に記載の堀進シール
    ド。
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