JP2925741B2 - ゼオライトを含有する粒状洗剤組成物およびその製造方法 - Google Patents

ゼオライトを含有する粒状洗剤組成物およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、過酸塩漂白剤のような感湿性成分の貯蔵安
定性を向上させたゼオライトを含有する粒状洗剤組成物
に関するものである。
背景および従来技術 結晶アルミノシリケート(ゼオライト)が水溶液から
のカルシウムイオンを金属封鎖する能力を有しているが
故に、洗剤ビルダーとしての燐酸塩の代替物として使用
されるようになった。ゼオライトを含有する粒状洗剤組
成物は、たとえば英国特許第1 473 201号(Henkel)
に記載されているように当業界で周知であり、ヨーロッ
パ、日本国およびアメリカ合衆国の多くの地域で市販さ
れている。洗剤用途に好適なゼオライトは一般にゼオラ
イトAであり、最大のアルミニウム:珪素比(すなわち
1.0の理論的最小Si:Al比)を有する「最大アルミニウ
ム」構造であるという利点を有し、その水溶液からのカ
ルシウムイオンを取り上げる能力は一般にアルミニウム
比率の低い(すなわち高いSi:Al比)ゼオライトXおよ
びPよりも本質的に高い。
ゼオライトは比較的高レベルの比較的移動性の水を含
有する。たとえば、ゼオライトAはその平衡状態にて22
重量%の水和水を含有し、その1部は周囲温度で移動性
である。したがって、粒状洗剤組成物中へゼオライトを
配合すると、感湿性成分(特にペルオキシ漂白化合物)
の貯蔵安定性が低下するという問題が生ずる。
最も感湿性の成分のひとつは過炭酸ナトリウムであ
り、現在までに一層安定な過硼酸ナトリウム四水塩およ
び一水塩に殆ど完全に代替されているが、現在では硼素
塩の環境的影響に関する問題により復帰しつつある。過
炭酸ナトリウムは有効かつ水溶性で重量的に好ましい過
酸化水素発生漂白剤であって、漂白反応の完結時に有用
な生成物(炭酸ナトリウム)が残る。
ゼオライトAおよび過炭酸ナトリウムを含有する洗剤
組成物はDE 2 650 009A号(コルゲート−パルモリ
ブ社)に開示されているが、貯蔵安定性については検討
されていない。GB 2 013 259A号(花王)によれ
ば、ゼオライトの存在下における過炭酸ナトリウムの不
安定性の問題は非晶質もしくは部分結晶質のアルミノシ
リケート(0〜75%結晶度)の使用により、或いは部分
カルシウム−もしくはマグネシウム−交換物質の使用に
より解決される。
注目を集めている他の手段はコーティングもしくはカ
プセル化による過炭酸ナトリウムの保護であり、たとえ
ばコーティングはGB 2 123 044B号(花王)に開示
されているようにメタ硼酸ナトリウムと珪酸ナトリウム
とから構成される。しかしながら、この種の技術は複雑
であるため材料のコストを顕著に増加させる。
WO 92 06163A号(プロクター・アンド・ギャンブル
社)は、過炭酸ナトリウム漂白剤を、表面活性剤と洗剤
ビルダーと他の成分とを含有し、低量の鉄、マンガンお
よび銅を含有し、32℃にて30%未満の平衡相対湿度を有
する「多成分」(粒状、噴霧乾燥粉末またはこれらの混
合物)と乾式混合することにより作成した高嵩密度の粒
状洗剤組成物を開示している。低重金属含有量と低水分
含有量(低相対湿度)とを組合せれば、未保護の過炭酸
ナトリウムで許容しうる安定性を示すような組成物を与
えると言われるが、被覆された過炭酸塩が好適である。
EP 384 070A号(Unilever)は特に低い珪素:アル
ミニウム比(1.33を越えない、好ましくは1.15を越えな
い)を有する新規なゼオライトP(マキシマムアルミニ
ウムゼオライトP、すなわちゼオライトMAP)を開示し
ており、これはゼオライトAよりも効率的な洗剤ビルダ
ーである。EP 522 726A号(Unilever)は、過炭酸ナ
トリウムを含有する洗剤組成物中のゼオライトAをMAP
で置換すると、たとえゼオライトMAPの平衡水分含有量
(19重量%)がゼオライトAの水分含有量と僅かに相違
していても、顕著に向上した過炭酸塩の貯蔵安定性が得
られることを開示している。
過炭酸ナトリウムおよび他の過酸塩漂白剤は一般に、
噴霧乾燥もしくは非タワー顆粒化により作成した粒状ベ
ース粉末との乾式混合により後の段階にて洗剤組成物に
配合される。ベース粉末は常に、添加された漂白剤塩を
不安定化させる恐れを有する水を含有する。
噴霧乾燥では必ず、多量の水を伴う。非タワー混合お
よび顆粒化法は、特にたとえば600g/L以上の嵩密度を有
する粒状洗剤組成物を製造する場合に、現在益々普及し
つつある。高速度ミキサーを用いる顆粒化法はたとえば
EP 340 013A号、EP 367 339A号、EP 390 315A号
およびEP 420 317A号(Unilever)に開示されてい
る。非タワー処理では、含水量を噴霧乾燥法よりもずっ
と低レベルに保ちうるが、或る程度の水が表面活性剤原
料の1部として必ず導入される。非タワー粉末は典型的
には45%以上の相対湿度を有する。
上記各種の改良にも拘らず、ゼオライトを主成分とす
る粉末をたとえば流動床にて30%以下の相対湿度まで乾
燥した後に感水性漂白剤成分を混合することが望ましい
ことが判明した。しかしながら、流動床乾燥はエネルギ
ー消費が大であり、必要とする追加処理工程のため製造
に対する経費および複雑性を増大させる。
本発明は、平衡値よりも実質的に低い水分含有量まで
予備乾燥されたゼオライトを使用して漂白剤の添加前に
ベース粉末を作成すれば前記乾燥工程を省略しうるとい
う知見に基づいている。ゼオライトの再水和はベース粉
末の製造中に顕著な程度で生ぜず、充分水和されたゼオ
ライトから作成された流動床乾燥粉末に匹敵する漂白剤
安定性が得られる。
ゼオライトAよりも容易に乾燥されることが判明し、
ゼオライトAよりもずっとゆっくりと湿潤雰囲気から水
を再吸収する低水分含有量のゼオライトMAPを用いると
特に有利である。したがって、乾燥したゼオライトMAP
は、有害な量の水を吸収することなく湿潤雰囲気にて一
層容易に取り扱うことができる。
米国特許第4 391 727号(コルゲート−パルモリブ
/ベンツ社)は、過硼酸ナトリウム四水塩を含有する粒
状洗剤組成物の固化を防止するため乾燥剤として、典型
的には1〜2重量%の水分含有量を有する脱水ゼオライ
トの使用を開示している。この開示によれば、乾燥ゼオ
ライトを常に予備形成した粒子(好ましくは噴霧乾燥)
と混合するが、粒子自身も或る程度のゼオライトを含有
することができる。混合された脱水ゼオライトは、固化
を生ぜしめるような他の成分から水分を吸収する。
発明の要点 本発明の第1の主題は粒状洗剤組成物の製造方法であ
り、この方法はゼオライトと有機表面活性剤と他の洗剤
成分とを高速ミキサー/グラニュレーターで混合・顆粒
化させて少なくとも600g/Lの嵩密度を有する均質な粒状
洗剤ベース組成物を形成させる工程を含み、ゼオライト
が15重量%を越えない水分含有量(800℃にて除去しう
る)を有すると共に、1気圧および20℃において得られ
た均質な粒状洗剤ベース組成物と平衡状態にある空気の
相対湿度が30%を越えないことを特徴とする。
本発明の第2の主題は、高速ミキサー/グラニュレー
ターにおける混合・顆粒化によりゼオライトと有機表面
活性剤と他の洗剤成分とからなり少なくとも600g/Lの嵩
密度を有する均質な粒状洗剤ベース組成物を製造するた
めの、15重量%を越えない水分含有量(800℃にて除去
しうる)を有するゼオライトの使用であり、1気圧およ
び20℃において得られる均質な粒状洗剤ベース組成物と
平衡状態にある空気の相対湿度は30%以下である。
本発明における好ましいゼオライトは、珪素:アルミ
ニウム比が1.33:1を越えないゼオライトP(ゼオライト
MAP)であって、15重量%を越えない、好ましくは5〜1
5重量%、より好ましくは5〜13重量%の水分含有量(8
00℃にて除去しうる)を有する。
発明の詳細な説明 本発明の粒状洗剤組成物は、平衡よりも低い水分含有
量のゼオライトを有機洗剤活性化合物および他の成分と
混合・顆粒化させる工程を含む非タワー法により製造さ
れる。この方法によれば、低相対湿度の組成物をその後
たとえば流動床で高い温度で乾燥する必要なしに非タワ
ー顆粒化により製造することができる。
本発明の組成物は1気圧および20℃において30%を越
えない相対湿度値を有することを特徴とする。ここで用
いる「相対湿度値」という用語は、組成物と平衡状態に
ある空気の相対湿度を意味する。これは固体中の水活性
の間接的指標である。これは、所定の温度および圧力に
おける最大値に対する空気中の現在の水濃度(kg水/kg
空気)の比であり、飽和空気に関する数値の%として現
される。固体の場合、平衡は固体中の水と大気との間で
確立され、測定される相対湿度は所定の温度および圧力
における固体の特徴である。本明細書で示す相対湿度値
は全て1気圧および20℃に標準化される。
本発明の好適組成物は25%を越えない相対湿度値を有
し、特に好適な組成物は20%を越えない相対湿度値を有
する。
感湿性成分が許容しうる貯蔵安定性を有するように低
い相対湿度値の組成物が所望されるとすれば、フルベー
ス粉末を事後乾燥せずに予備乾燥のゼオライトを用いて
各種の利点が得られる。一般に最高50%のベース粉末を
構成する一つの成分を乾燥するのに要するエネルギー
は、全組成物を乾燥するエネルギーよりも低い。他の成
分は高温にかける必要がない。有機表面活性剤は乾燥温
度で移動性液体になる傾向を有し、粒子の表面まで移動
して粘着性、凝集、低流動特性および流動床汚染をもた
らす。粒度分布に関して流動床は他の場合に必要である
よりも厳密な要件を課する。
しかしながら、表面活性剤原料は一般にこれに伴って
有意な量の水を有し、水は実際に酸型の表面活性を現場
中和するベース粉末の作成中に生成しうる。ベース粉末
の作成は湿潤雰囲気で行う場合がある。したがって、予
備乾燥ゼオライトはベース粉末の作成中に、これを用い
る利点がなくなる程度まで再水和されると予想される。
驚くことに、特にゼオライトがゼオライトMAPである場
合にはそうでないことが判明した。
一定かつ再現性のある低水分含有量までゼオライト自
身を乾燥することは困難と予想され、さらに他の成分と
接触する前に乾燥ゼオライト自身の安定性についても問
題がある。これら予想される問題も実際には見出され
ず、ゼオライトMAPが特にこの点に関し有利である。
水分含有量の低いゼオライト イオン交換性結晶ゼオライトは一般式 Mx(SiO2(AlO2・zH2O を有する。
珪素:アルミニウム比(y:x)は変化させうるが、ゼ
オライトAおよびMAPについては1:1の論理最大値にほぼ
等しい。水和水の量も変化させることができる。
本発明で使用するゼオライトは最初にその平衡含有量
よりも低い水分含有量を有し、その平衡含有量は水和結
晶ゼオライトでは一般に18〜22重量%の範囲である。こ
れは800℃にて除去しうる水全ての含有量である。
本発明の1具体例において、ゼオライトはゼオライト
Aであり、15重量%を越えない、好ましくは10〜15重量
%の水分含有量(800℃にて除去しうる)を有する。
ゼオライトAは水和ゼオライトを基準にして22重量%
の平衡含水量を有する。この水は800℃の極めて高い温
度で完全に除去され、無水物質とすることができる。約
75重量%が135℃にて除去され、すなわち135℃にて原則
として約7重量%の水分含有量まで乾燥させることがで
きる。
本発明の特に好適な他の具体例において、ゼオライト
はゼオライトMAPである。ゼオライトMAPは好ましくは13
重量%を越えない、より好ましくは5〜13重量%の水分
含有量(800℃にて除去しうる)を有する。
ゼオライトMAPは水和ゼオライトを基準にして19重量
%の平衡含水量を有し、そのうち78重量%が135℃で除
去され、すなわち135℃にて原理的に約5重量%の水分
含有量まで乾燥することができる。
ゼオライトMAPは最初にEP 384 070A号(Unilever)
に開示され、珪素:アルミニウム比が1.33を越えない、
好ましくは1.15を越えない、より好ましくは1.07を越え
ないP型のゼオライトとして定義されている。これは、
一般にGB 1 473 201号(Henkel)に記載され、さら
にEP 384 070A号(Unilever)に「方法I」としても
記載されたような標準法により測定して、少なくとも15
0mg CaO/g無水アルミノシリケートのカルシウム結合能
を有する。カルシウム結合能は一般に少なくとも160mg
CaO/gであり、170mg CaO/g程度に高いこともある。
さらにゼオライトMAPは一般に、EP 384 070A号(Unil
ever)に「方法II」に記載されたように測定して、少な
くとも145mg CaO/g、好ましくは少なくとも150mg CaO
/gの「有効なカルシウム結合能」を有する。
驚くことに今回、ゼオライトMAPはゼオライトAより
も容易に乾燥され、さらに乾燥物質は容易には再水和さ
れず、したがって非常に安定であるとともに取扱いが容
易であることが判明した。
2つの温度におけるゼオライトAおよびゼオライトMA
Pの相対的な乾燥速度を以下の実験で例示する。ここで
は試料の重量損失を、100mL/minで乾燥窒素を流した熱
重量分析器(パーキン・エルマー(登録商標)TGA−
7)における等温条件下で測定した。
結果を第1表に示す。これらは、ゼオライトAを乾燥
するよりもゼオライトMAPを乾燥するのが顕著に容易で
あることを示す。たとえば、約10重量%の水分含有量を
有するゼオライトを製造するには、80℃にてゼオライト
MAPでは15分間を要するのに対し、ゼオライトAでは50
分間を要する。或いは、同じ乾燥時間を用いて10重量%
の最終水分含有量を達成するには、ゼオライトAでは80
℃の温度を必要とするのに対し、ゼオライトMAPでは60
℃の温度で充分である。
第2表は、135℃にて乾燥した後のゼオライトAおよ
びMAPの再水和挙動を示す。各ゼオライトの試料を135℃
にて2時間乾燥させ、デシケータ内に放置して室温まで
冷却させ、次いで浅い(2〜3mm)床にて湿潤空気(43
%RH)に25℃で露出した。次いで経時的な水和度を重量
増加をモニターして測定した。
これらの結果はゼオライトAがより急速に再水和する
ことを示す。両ゼオライトの水和は一次元的速度論に従
い、再水和の速度定数は次の通りであって、その差を一
層強調する: ゼオライトA 0.708hr-1 ゼオライトMAP 0.247hr-1 平衡レベルの水和よりも低い中間の水和度(たとえば10
重量%)を有するゼオライトMAPが安定であるので、実
際に製造してこのレベルで常に供給することができる。
本発明で使用するのに好適なゼオライトMAPは特に微
細であって、0.1〜5.0μm、より好ましくは0.4〜2.0μ
m、特に好ましくは0.4〜1.0μmの範囲のd50(下記に
規定する)を有する。d50の数値は粒子の50重量%がそ
の数値よりも小さい直径を有することを示し、対応して
d80、d90などの数値も存在する。特に好適なゼオライト
MAPは3.0μm以下のd90並びに1.0μm以下のd50を有す
る。これらの数値は、脱塩水中に分散させて10分間にわ
たり超音波処理した後に45mmレンズを有するマルバーン
(登録商標)マスターサイザーにより測定した値であ
る。
洗剤組成物 本発明の洗剤組成物は必須成分として1種もしくはそ
れ以上の洗剤活性化合物(表面活性剤)を含有し、これ
らの化合物は石鹸および非石鹸の陰イオン、陽イオン、
非イオン、両性イオンおよび双性イオンの洗剤活性化合
物、並びにその混合物から選択することができる。多く
の適する洗剤活性化合物が市販されており、刊行物、た
とえば「表面活性剤および洗剤」、第IおよびII巻、シ
ュワルツ、ペリーおよびバーチ著に詳しく記載されてい
る。使用しうる好適な洗剤活性化合物は石鹸、合成非石
鹸陰イオン化合物および非イオン化合物である。
陰イオン表面活性剤は当業者に周知である。その例は
アルキルベンゼンスルホネート、特にC8〜C15のアルキ
ル鎖長を有する線状アルキルベンゼンスルホネート;第
一および第二アルキルサルフェート、特にC12〜C15第一
アルキルサルフェート;アルキルエーテルサルフェー
ト;オレフィンスルホネート;アルキルキシレンスルホ
ネート;ジアルキルスルホスクシネート;並びに脂肪酸
エステルスルホネートを包含する。一般にナトリウム塩
が好適である。
使用しうる非イオン表面活性剤は第一および第二アル
コールエトキシレート、特に平均してアルコール1モル
当り1〜20モルの酸化エチレンでエトキシル化したC8
C20脂肪族アルコール、特にアルコール1モル当り平均
して1〜10モルの酸化エチレンでエトキシル化したC10
〜C15第一および第二脂肪族アルコールを包含する。非
エトキシル化の非イオン表面活性剤はアルキルポリグリ
コシド、グリセリンモノエーテルおよびポリヒドロキシ
アミド(グルカミド)を包含する。
存在させる洗剤活性化合物の合計量は好適には5〜40
重量%の範囲とすることができる。大抵の自動衣類洗濯
機で使用するのに適する洗剤組成物は一般に陰イオン非
石鹸表面活性剤もしくは非イオン表面活性剤またはこれ
ら2種を任意の比で含む混合物を、必要に応じ石鹸と一
緒に含有する。本発明で使用する特に好適な表面活性剤
系は、非限定的にエトキシル化アルコール非イオン表面
活性剤と線状アルキルベンゼンスルホネートとの組合せ
に必要に応じ石鹸を含むもの;エトキシル化アルコール
非イオン表面活性剤と第一アルコールサルフェートとの
組合せに必要に応じ石鹸を含むもの(詳細にはEP 544
492A号(Unilever)に記載されたもの);エトシル化
アルコール非イオン表面活性剤に必要に応じ石鹸を含む
ものである。
本発明の洗剤組成物は全体的または部分的にゼオライ
トよりなる洗剤ビルダー系をも含有する。組成物中の洗
剤ビルダーの合計量は好適には10〜80重量%、好ましく
は15〜60重量%の範囲である。存在させるゼオライトの
量は好適には無水ゼオライトを基準にして10〜45重量
%、好ましくは15〜45重量%である。
所望に応じ、補助的な有機もしくは無機ビルダーも存
在させることができる。存在させうる有機ビルダーはポ
リカルボン酸ポリマー、たとえばポリアクリレート、ア
クリル酸/マレイン酸コポリマーおよびアクリル酸ホス
フィネート;ポリカルボキシレートモノマー、たとえば
サイトレート、グルコネート、オキシジスクシネート、
グリセリンモノ−、ジ−およびトリ−スクシネート、カ
ルボキシメチルオキシスクシネート、カルボキシメチル
オキシマロネート、ジピコリネート、ヒドロキシエチル
イミノジアセテート、アルキル−およびアルケニル−マ
ロネートおよびスクシネート;並びにスルホン化脂肪酸
塩を包含する。
特に好適な有機ビルダーはサイトレートであり、好適
には5〜30重量%、好ましくは10〜25重量%の量で使用
され、またはアクリルポリマー、特にアクリル酸/マレ
イン酸コポリマーであり、好適には0.5〜15重量%、好
ましくは1〜10重量%の量で使用される。補助的な無機
ビルターは層状シリレート(SKS−6)を包含する。
ビルダー(有機および無機の両者)は好ましくはアル
カリ金属(より好ましくはナトリウム)の塩の形態で存
在させる。
漂白剤成分 本発明は水溶液中に過酸化水素を生成しうるペルオキ
シ漂白化合物、たとえば無機過酸塩または有機ペルオキ
シ酸を含有する組成物に対して特に有利である。適する
ペルオキシ漂白化合物は有機過酸化物、たとえば過酸化
尿素および無機過酸塩、たとえばアルカリ金属の過硼酸
塩、過炭酸塩、過燐酸塩、過珪酸塩および過硫酸塩を包
含する。好適な無機過酸塩は過硼酸ナトリウム一水塩お
よび四水塩、並びに過炭酸ナトリウムである。
上記したように、本発明は過炭酸ナトリウムを含有す
る組成物に対して特に有用である。過炭酸塩は所望に応
じ水分による不安定化を保護するためのコーティング、
たとえばGB 2 123 044B号(花王)に開示されてい
るようなメタ硼酸ナトリウムおよび珪酸ナトリウムを含
むコーティングを有していてもよい。しかしながら、過
炭酸塩のコーティングもしくは他の保護は必須でなく、
本発明では未コーティングの過炭酸塩を使用することも
できる。
ペルオキシ漂白化合物は好適には5〜35重量%、好ま
しくは10〜25重量%の量で存在させる。
ペルオキシ漂白化合物は、低い洗濯温度での漂白作用
を向上させる漂白活性剤(漂白先駆体)と一緒に使用す
ることができる。漂白先駆体は好適には1〜8重量%、
好ましくは2〜5重量%の量で存在させる。好適な漂白
先駆体はペルオキシカルボン酸先駆体、特に過酢酸先駆
体およびペルオキシ安息香酸先駆体;並びにペルオキシ
炭酸先駆体である。本発明で使用するのに適した特に好
適な漂白先駆体はN,N,N′,N′−テトラアセチルエチレ
ンジアミン(TAED)である。
漂白安定化剤(重金属封鎖剤)を存在させることもで
きる。適する漂白安定化剤はエチレンジアミンテトラア
セテート(EDTA)およびポリホスホネート、たとえばDe
quest(登録商標)、EDTMPを包含する。
特に好適な漂白剤系はペルオキシ漂白化合物(必要に
応じ漂白活性化剤と組合せた過炭酸ナトリウムが好まし
い)およびEP 458 397A号、EP 458 398A号およびEP
509 787A号(Unilever)に記載されている遷移金属
漂白触媒からなる。
他の成分 本発明の組成物はアルカリ金属(好ましくはナトリウ
ム)炭酸塩をも配合して、洗浄特性および易処理性を改
善させることもできる。炭酸ナトリウムは好適には1〜
60重量%、好ましくは2〜40重量%の範囲の量で存在さ
せることができる。しかしながら、炭酸ナトリウムを殆
どまたは全く含有しない組成物も本発明の範囲内であ
る。
粉末流動性は少量の粉末構造化剤、たとえば脂肪酸石
鹸、糖類、アクリレートもしくはアクリレート/マレエ
ートポリマーまたは珪酸ナトリウムを配合することによ
り改善させることができる。好適な粉末構造化剤は脂肪
酸石鹸であり、好適には1〜5重量%の量で存在させ
る。
本発明の洗剤組成物に存在させうる他の物質は非限定
的に、珪酸ナトリウム;再付着防止剤、たとえばセルロ
ースポリマー;蛍光剤;無機塩、たとえば硫酸ナトリウ
ム;起泡調節剤もしくは必要に応じ起泡促進剤;蛋白質
分解および脂肪分解酵素;染料;着色スペックル、香
料;フォーム調節剤および布柔軟化化合物を包含する。
洗剤組成物の製造 本発明の粒状洗剤組成物は、15重量%を越えない水分
含有量(800℃にて除去しうる)を有するゼオライトを
有機洗剤活性化合物および他の洗剤成分と混合・顆粒化
する工程を含む顆粒化法により製造される。
混合・顆粒化方法は有利には高速ミキサー/グラニュ
レーター[たとえばEP 340 013A号、EP 367 339A
号、EP 390 351A号およびEP 420 317A号(Unileve
r)に記載]を用いて行われる。バッチ式および連続式
の両者の処理方法が可能である。
バッチ式処理は好適には、ボウル形状であって実質的
に垂直な撹拌軸を有する高速ミキサー/グラニュレータ
で行うことができる。好適なバッチミキサーはフカエ・
パウテク・コーギョウ・カンパニー社(日本)で製作さ
れているFukae(登録商標)FS−Gシリーズのものであ
る。この装置は頂部ポートからアクセスしうる実質的に
ボウル状容器の形態を有し、その底部近くには実質的に
垂直な軸を有する撹拌機が設けられており、側壁部にカ
ッターが設けられている。撹拌機およびカッターは互い
に独立して別々の可変速度で動作することができる。容
器には温度制御ジャケットを装着することができる。
連続操作は有利には中空シリンダからなるミキサーで
行うことができ、その長手軸を実質的に水平配向にて装
着し、その内部には切断および撹拌用の羽根を装着した
シャフトが軸方向に回転自在に設けられている。この種
のミキサーの例はLodige(登録商標)CB10リサイクラー
である。
この装置は約30cmの直径を有する大型の静止中空シリ
ンダから実質的に構成され、数種の異なる撹拌および切
断用の羽根を備えた回転自在なシャフトが軸方向に装着
されている。シャフトは、所望の混合強さおよび粒子寸
法に応じ100〜2500rpmの速度で回転させることができ
る。この種のミキサーは高エネルギーの撹拌力を与える
と共に、液体および固体を極めて短時間で極めて充分に
混合することができる。より大規模に操作するときに
は、直径50cmのシリンダを有するCB50リサイクラーが適
している。
高速ミキサー/グラニュレーターにおける顆粒化法
は、たとえば蛍光剤、補助有機もしくは無機ビルダー、
炭酸ナトリウムおよび再付着防止ポリマーなど強固な成
分をも含有しうるベース粉末を与える。非イオン表面活
性剤は顆粒化過程で混入しても、或いはその後に混合し
てもよい。たとえば漂白剤化合物、酵素粒子、フォーム
調節粒子および香料のような敏感な成分は常に後に混合
される(後添加)。
ベース粉末に混入される陰イオン表面活性剤、たとえ
ば線状アルキルベンゼンスルホネートもしくは第一アル
コールサルフェートは、たとえばペーストまたは非イオ
ン表面活性剤との移動性液体ブレンドなどEP 265 203
B号およびEP 544 365A号(Unilever)に記載されたよ
うな各種の形態とすることができる。或いは、EP 420
317A号(Unilever)またはEP 506 184A号(Unileve
r)に記載されたような現場中和法を採用することがで
き、この場合酸型表面活性剤と或る程度の水と少なくと
も化学量論量の炭酸ナトリウムとをゼオライトおよび他
の所要成分と混合・顆粒化させる。いずれにおいても、
水は表面活性剤と一緒に混入させる必要がある。現場中
和法は反応を開始させる水を必要とし、さらに水は反応
自身によっても発生する。移動性の陰イオン/非イオン
ブレンドも水を含有せねばならない(一般に3〜10重量
%)。
たとえ非石鹸の陰イオン表面活性剤が存在しなくて
も、非イオン表面活性剤と石鹸とのブレンドは石鹸に由
来する十分な量の水を含有する。しかしながら、驚くこ
とに本発明で使用される乾燥ゼオライトは水含有表面活
性剤由来の水を吸着することができると思われる。
30%以下の相対湿度を有するベース粉末を得るには、
出発ゼオライトが15重量%を越えない含水量を持たねば
ならず、ゼオライトMAPの場合には13重量%を越えない
含水量が極めて好適であることが判明した。
嵩密度 本発明の粒状洗剤組成物は一般に約600g/Lより高い範
囲の嵩密度を有する。上記方法は特に高嵩密度(少なく
とも650g/L、特に少なくとも700g/L、より好ましくは少
なくとも750g/L)の組成物の製造に特に適している。し
かしながら、本発明はこの種の組成物に限定されず、よ
り低い嵩密度の組成物を製造するのにも同等に適用する
ことができる。
実施例 以下の非限定的実施例により本発明をさらに説明す
る。ここで部および%は特記しない限り重量による。数
字により示される実施例は本発明によるものであり、文
字で示す例は比較例である。
次の記号を各例で用いる: CocoPAS :ココナッツアルコールから誘導された
第一線状C12-14アルコールサルフェート、 非イオン物質1:アルコール1モル当り平均して約5モル
の酸化エチレンでエトキシル化した第一線状C12-14アル
コール(ココナッツ)、 非イオン物質2:アルコール1モル当り平均して約5モル
の酸化エチレンでエトキシル化した合成C12-15アルコー
ル、 TAED :テトラアセチルエチレンジアミン(粒
状)。
実施例1〜3 9.5重量%の水分含有量を有するゼオライトMAPを、以
下の組成を有する3種の水性表面活性剤ブレンドを用い
て顆粒化することにより洗剤ベース粉末を作成した: ゼオライトMAPを次の比率で表面活性剤ブレンドと混合
した: 顆粒化は、60℃のジャケット温度にてフカエ(登録商
標)FS−30の30Lバッチミキサーで行った。先ず最初に
固体(ゼオライトMAP)をミキサー中へ導入し、次いで
液体表面活性剤ブレンドを1回で添加した。ミキサーを
100rpmの撹拌機速度および3000rpmのカッター速度にて
2〜3分間の滞留時間で操作した。次いで生成物を取り
出し、放置して室温まで冷却した。
得られた粒状生成物(洗剤ベース粉末)は次の組成を
有していた: 上記表においてゼオライトMAPの量は公称の無水物基準
で示し、表示した含水量はゼオライトの水和水と表面活
性剤ブレンドに関連する水との合計である。
嵩密度は次の通りであった: これらの粒状生成物(洗剤ベース粉末)を密封容器に入
れ、各試料と接触する空気の相対湿度を製造から経時的
に測定した: 初期相対湿度値は30%以上であったが、粉末は急速に低
い平衡値まで下降したことが判るであろう。
実施例4〜7および比較例A〜C これらの例では、顆粒化したベース粉末の相対湿度が
使用ゼオライトの水分含有量によってどのように変化す
るかを示す。
実施例1〜3に記載したように、フカエFS−30ミキサ
ーで顆粒化させて粉末を製造した。表面活性剤ブレンド
は実施例2のものであって、7.6重量%の水を含有して
いた。実施例2と同様に、41.4重量%の表面活性剤ブレ
ンドと58.6重量%(水和基準)のゼオライトMAPとを顆
粒化させて各ベース粉末を製造した。その組成を下表に
示す。
嵩密度、ゼオライトMAP試料の含水量および48時間後
の対応粉末の相対湿度値は次の通りであった: これらの組成物の場合、30%未満の相対湿度値を有する
粉末を得るには、13.0重量%以下の水分含有量を有する
ゼオライトMAPを使用する必要があった。
実施例8〜10および比較例D〜G ゼオライトMAPの代わりにゼオライトAを用いて実施
例4〜7と同様の一連の実験を行った。
表面活性剤ブレンドは実施例2のものと同様であり、
次の組成を有していた。
30.9重量%の表面活性剤ブレンドを61.5重量%(水和
基準)のゼオライトAおよび7.6重量%の無水炭酸ナト
リウム(軽質ソーダ灰)を用いて顆粒化して各ベース粉
末を製造した。
その組成を下表に示す。
嵩密度、ゼオライトA試料の含水量および48時間後の
対応粉末の相対湿度値は次の通りであった: これらの組成物の場合、30%未満の相対湿度値を有する
粉末を得るには15.0重量%以下の水分含有量を有するゼ
オライトAを使用する必要があった。13.4重量%の水分
を有するゼオライトAを使用すると、9%という極めて
低い相対湿度値を有する粉末を製造することができた。
実施例11および比較例H〜I これらの例は、粒状洗剤ベース粉末と混合した過炭酸
ナトリウムの貯蔵安定性が本発明により得られたベース
粉末の相対湿度値の以下によりどのように改善されるか
を示す。
先の例からの洗剤ベース粉末を他の成分と次のように
混合して洗剤組成物を製造した: 実施例11(実施例2のベース粉末) 比較例H(比較例Aのベース粉末) 比較例Iは比較例Hに対応するベース粉末(比較例
A)を流動床で乾燥後使用した。
過炭酸ナトリウムの貯蔵安定性を2種の貯蔵条件:す
なわち28℃/70%相対湿度および37℃/70%相対湿度の下
で段ボール箱内で測定した。
結果は次の通りであった: 貯蔵条件 これらの結果は、本発明により得られる過炭酸ナトリ
ウム安定性の改善が、通常の水分含有量を有するゼオラ
イトを用いて製造後流動床で乾燥した粉末を用いて得ら
れたものと同じ(実験誤差範囲内)であったことを示
す。
フロントページの続き (72)発明者 ナイト,ピーター・コリー イギリス国、エル・64・6・キユー・エ ス、チエーシヤー、サウス・ワイラル、 ネストン、ムーアサイド・アベニユー・ 71 (72)発明者 ラール,コルネリス・エリザベス・ヨハ ンネス・フアン オランダ国、3137・ペー・ベー・フラー デインゲン、セデルドリーフ・38 (56)参考文献 特開 平1−318097(JP,A) 特開 平2−103297(JP,A) 特開 平2−173094(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C11D 3/12,3/39,3/395 C01B 39/28,39/14

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゼオライトと有機表面活性剤と他の洗剤成
    分とを高速ミキサー/グラニュレーターにて混合・顆粒
    化して少なくとも600g/Lの嵩密度を有する均質な粒状洗
    剤ベース組成物を製造する工程を含む粒状洗剤組成物の
    製造方法であって、ゼオライトは15重量%を越えない水
    分含有量(800℃にて除去しうる)を有しており、1気
    圧および20℃において得られる均質な粒状洗剤ベース組
    成物と平衡状態にある空気の相対湿度が30%を越えない
    ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】ゼオライトが5〜15重量%の範囲の水分含
    有量を有することを特徴とする請求の範囲第1項に記載
    の方法。
  3. 【請求項3】ゼオライトがゼオライトAであり、10〜15
    重量%の範囲の水分含有量を有することを特徴とする請
    求の範囲第2項に記載の方法。
  4. 【請求項4】ゼオライトの珪素:アルミニウム比が1.33
    を越えないゼオライトP(ゼオライトMAP)であり、5
    〜13重量%の範囲の水分含有量を有することを特徴とす
    る請求の範囲第2項に記載の方法。
  5. 【請求項5】ゼオライトMAPの珪素:アルミニウム比が
    1.15:1を越えないことを特徴とする請求の範囲第4項に
    記載の方法。
  6. 【請求項6】1気圧および20℃において均質な粒状洗剤
    組成物と平衡状態にある空気の相対湿度が25%を越えな
    いことを特徴とする請求の範囲第1〜5項のいずれか一
    項に記載の方法。
  7. 【請求項7】ペルオキシ漂白系をその後に均質粒状洗剤
    組成物に混合することを特徴とする請求の範囲第1〜6
    項のいずれか一項に記載の方法。
  8. 【請求項8】ペルオキシ漂白剤系が過炭酸ナトリウムを
    含むことを特徴とする請求の範囲第7項に記載の方法。
  9. 【請求項9】少なくとも600g/Lの嵩密度を有し、1気圧
    および20℃において粒状洗剤ベース組成物と平衡状態に
    ある空気の相対湿度が30%以下である均質な粒状洗剤ベ
    ース組成物であって、該組成物は高速ミキサー/グラニ
    ュレーター中でゼオライトと有機表面活性剤と他の洗剤
    成分とを混合・顆粒化することにより製造され、該ゼオ
    ライトが15重量%を越えない水分含有量(800℃にて除
    去しうる)を有することを特徴とする前記洗剤ベース組
    成物。
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