JP2925290B2 - 画像送信装置、画像送受信装置及び画像送受信方法 - Google Patents

画像送信装置、画像送受信装置及び画像送受信方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はフアクシミリ等の画像送受信装置及び画像送
受信方法に関するものである。
〔従来の技術〕
画像記録機器、通信技術の進歩に伴い、画像を送受信
するフアクシミリ等の画像送受信装置が急速に普及しつ
つある。このうち、フアクシミリの画像記録部では、熱
転写方式やインクジエツト方式等の記録ヘツドを用い
て、デジタル画像記録を行うのが一般的である。ここ
で、記録速度の向上のため、複数の画像記録素子を集積
したマルチヘツドが一般的に使用される。例えばインク
ジエツト記録ヘツドにおいては、ノズルを複数集積した
マルチノズルヘツドが一般的であり、熱転写のサーマル
ヘツドも、複数のヒーターが集積されているものが普通
である。
上記マルチヘツドを用いた従来のフアクシミリのブロ
ツク図を第8図に示す。
フアクシミリA,Bは、それぞれ画像読取部21a,21b、階
調補正等を行う画像処理部22a,22b、階調補正された画
像信号を2値化する2値化処理部23a,23b、2値化され
た画像信号によって画像記録を行う画像記録部24a,24
b、及びインターフエース25a,25bから成っている。
フアクシミリAからBへ画像を送信する場合、画像処
理部22aで階調補正され、2値化処理部23aで2値化され
た画像信号は、インターフエース25a,25bを介してフア
クシミリBの画像記録部24bに与えられ、画像記録が行
われる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、マルチヘツドの画像記録素子を均一に
製造するのは困難であり、画像記録素子の特性にある程
度のばらつきが生じる。例えば、インクジエツトのマル
チヘツドにおいてはノズルの形状等にばらつきが生じ、
熱転写のマルチヘツドにおいては、ヒーターの形状や抵
抗等にばらつきが生じる。画像記録素子間の特性の不均
一は、各画像記録素子によって記録されるドツトの大き
さや濃度の不均一となり、結局記録画像に濃度むらを生
ぜしめる。
この問題に対して、画像記録素子に与える信号を補正
して均一な画像を得る方法が種々提案されている。例え
ば第2図(a)のように記録素子2が並んだマルチヘツ
ド1において、各画像記録素子への入力信号を同図
(b)のように均一にしたときに、同図(c)のような
濃度むらが生じる場合、同図(d)のように入力信号を
補正し、濃度の低い部分の画像記録素子には大きい入力
を、濃度の高い部分の画像の記録素子には小さい入力を
与える。ドツト径またはドツト濃度の変調が可能な記録
方式の場合は各画像記録素子で記録するドツト径を入力
に応じて変調する。例えばピエゾ方式のインクジエツト
では、各ピエゾ素子に印加する駆動電圧またはパルス幅
を、熱転写では各ヒーターに印加する駆動電圧またはパ
ルス幅を、入力信号に応じて変化させ、各記録素子によ
るドツト径またはドツト濃度を均一にし、濃度分布を第
2図(e)のように均一化する。また、ドツト径または
ドツト濃度の変調が不可能または困難な場合には、入力
信号に応じてドツトの数を変調し、濃度の低い部分の画
像記録素子では多くのドツトを、濃度の高い部分の画像
記録素子では少ないドツトを印字することにより濃度分
布を第2図(e)のように均一化する。
この補正量は、例えば次のようにして求める。例とし
て256ノズルのマルチヘツドの濃度むらを補正する場合
を説明する。
ある均一な画像信号Sで印字したときの濃度むら分布
が第3図のようになっているとする。まず、このヘツド
の平均濃度0Dを求める。次に、各ノズルに対応する部分
の濃度0D1〜0D256を測定する。続いて、Δ0Dn=0D−0Dn
(n=1〜256)を求める。ここで、画像信号の値と出
力濃度の関係すなわち階調特性が第4図のような関係に
あるとすれば、Δ0Dn分だけ濃度を補正するためには、
画像信号をΔSだけ補正すればよい。そのためには、画
像信号に第5図のようなテーブル変換を施してやればよ
い。第5図において、直線Aは傾きが1.0の直線であ
り、入力は全く変換されないで出力される。一方Bは、
傾きが の直線であり、Sが入力したときの出力がS−ΔSにな
る。
従って、n番目のノズルに対応する画像信号に対し
て、第5図Bのようなテーブル変換を施してからヘツド
を駆動すれば、このノズルで印字される部分の濃度は0D
と等しくなる。このような処理を全ノズルに対して行え
ば濃度むらが補正され、均一な画像を得れる。すなわ
ち、どのノズルに対応する画像信号に、どのようなテー
ブル変換を行えばよいかというデータをあらかじめ求め
ておけば、むらの補正が可能である。
このような、むら補正方法をフアクシミリに適用した
ときのブロツク図として、第9図に示すものが考えれ
る。
フアクシミリA,Bは、それぞれ先に示した画像読取部2
1a,21b、階調補正等を行う画像処理部22a,22b、2値化
処理部23a,23b、画像記録部24a,24b、インターフエース
25a,25bに加え、むら補正処理を行うためのむら補正ROM
26a,26bと補正データRAM27a,27bとから成っている。
むら補正ROM26a,26bは第5図に示すような複数の変換
テーブルを記憶したROMで、補正データRAM27a,27bから
の信号に応じて変換テーブルを選択し、むら補正を行
う。
フアクシミリAからBへ画像を送信する場合、画像処
理部22aで処理された信号は、フアクシミリBのむら補
正ROM26bに送られる。
むら補正ROM26bはフアクシミリBの画像記録部24bの
濃度むらを補正するテーブルを複数記憶しており、補正
データRAM27bによって選択されたテーブルに従って入力
信号に対してむら補正処理を行う。
このようにすれば、むらのない受信画像が得られる
が、この方法では、むら補正ROM26bでテーブル変換を行
うために、多値の画像データを送受信する必要ある。画
像データは情報量が多いため、多値データをそのまま送
受信するには、大変な時間とコストがかかってしまうと
いう問題があった。
特に、カラー画像を伝送するカラーフアクシミリで
は、複数の記録ヘツドに対応した多値データを送信する
必要があるため、上記問題は顕著に現われる。
そこで、本発明は少ない情報の伝送によって良好な画
像を送受信することのできる画像送受信装置及び画像送
受信方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため、本発明は受信側から送信さ
れた記録ヘツドの特性データに基づいて、送信側がm
(>2)値の画像データを補正処理した後にn(<m)
値の画像データとして受信側に送信し、このn値の画像
データを受信側が受信して上記記録ヘツドによって記録
することを特徴とする。
〔作用〕
本発明によれば受信側から送信された特性データに基
づいて送信側で画像データを補正処理しているので、種
々の記録特性を有する受信側に対しても少ないデータ量
で濃度むら等のない良好な画像を伝送でき、伝送時間の
短縮化を図ることが可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明をインクジエツト記録ヘツドを用いたフ
アクシミリに適用した場合の実施例について、図面を参
照して詳細に説明する。
まず、図面を用いて第1の実施例を説明する。
第1図において、フアクシミリA,Bは、それぞれ画像
読取部21a,21b、画像処理部22a,22b、むら補正ROM26a,2
6b、むら補正データRAM27a,27b、バツクアツプRAM28a,2
8b、2値化処理部23a,23b、インターフエース25a,25b、
画像記録部24a,24bで構成されている。
フアクシミリAからフアクシミリBへ、画像を送信す
る場合を例にとり、第6図を参照して説明する。ここ
で、第6図はG3フアクシミリの制御手順を示す。
フアクシミリAからBへ送信開始信号(選択信号)が
送られると、フアクシミリAは補正データRAM27aに記憶
している自己のマルチヘツドのむら補正データをバツク
アツプRAM28aにバツクアツプする。続いて、フアクシミ
リBの補正データRAM27bの内容がインターフエース25b,
28aを介してフアクシミリAに送られ、フアクシミリA
は、これを補正データRAM27aに記憶する。このデータ伝
送は、初期識別のうち非標準機能NSF内のフアクシミリ
・インフオメーシヨン・フイールドFIFを用いて行う。
続いて、フアクシミリAの画像読取部21aが画像を読
取り、その画像信号は画像処理部22aで画像処理され
て、むら補正ROM26aに送られる。
むら補正ROM26aは、傾きが0.68〜1.31の間で0.01ずつ
異なる64本の直線上のルツクアツプテーブルを記憶した
ROMで、補正データRAM27aからの信号に応じて直線の傾
きを選択し、むら補正を行う。
補正データRAM27aは、むら補正ROM26aに記憶された直
線のうちどの傾きの直線を選択するかのデータを記憶し
たRAMである。本実施例では、画像記録部24aは、256ノ
ズルのマルチノズルインクジエツト記録ヘツドを有する
プリンターであり、補正データは256ノズル分記憶させ
ておけばよい。1ノズル分のデータは64種類の補正直線
のうちのどれを用いるかを示すものであるから6ビツト
であり、これが256ノズル分あるため6×256=1536ビツ
トの情報となる。
補正データRAM27aには、フアクシミリBの画像記録ヘ
ツドの濃度むらを補正するデータが受信され記憶されて
おり、むら補正ROM26aへの画像データ入力と同期して補
正直線を選択する。むら補正された画像データは、2値
化処理部23aでデイザ法、誤差拡散法等により2値化さ
れる。
続いて、2値化された画像データは、メツセージ期間
にインターフエース25a,25bを介してフアクシミリBの
画像記録部24bに送られ、画像記録が行われる。
フアクシミリBに送られてくる画像データは、フアク
シミリBの画像記録部24bに合わせてフアクシミリAの
むら補正ROM26aでむら補正されているため、むらのない
画像を得ることができる。
8ビツトのA4画像を400DPIで送受信するのに、従来例
で述べたように8ビツトデータのまま送受信して、むら
補正を行うためには約1.23×108ビツトの情報を送受信
する必要がある。しかしながら、本実施例では、むら補
正データ1536ビツトと2値画像データ約1.55×107ビツ
トの情報を送受信するだけで、むらのない画像の送受信
が可能となり、時間及びコストが大幅に削減できるとい
う利点がある。
なお、本実施例の伝送手順はG3フアクシミリの制御手
順を例にとって説明したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、他の制御手順によっても実現できるもの
である。
第7図は、上記画像記録部24a,24bの構成を示す外観
斜視図である。
本図において、41はバブルジエツト式のインクジエツ
トヘツド(記録ヘツド)40と一体で、これにインクを供
給するタンクを備えた装着自由のインクジエツトカート
リツジIJCである。このインクジエツトカートリツジIJC
41は、後述するキヤリツジHCに固定支持されると共に、
このキヤリツジに対して着脱可能なデイスポーザブルタ
イプのものである。
40は、プラテン44上に送紙されてきた記録紙の記録面
に対向してインク吐出を行うノズル群を具えた、インク
ジエツトヘツドカートリツジIJC41のインクジエツトヘ
ツド(記録ヘツド)である。36は記録ヘツド40を保持す
るキヤリツジHCであり、駆動モータ37の駆動力を伝達す
る駆動ベルト38の一部と連結し、互いに平行に配設され
た2本のガイドシヤフト39Aおよび39Bと摺動可能とする
ことにより、記録ヘツド40の記録紙の全幅にわたる往復
移動が可能となる。
46はヘツド回復装置であり、記録ヘツド40の移動経路
の一端、例えばホームポジシヨンと対向する位置に配設
される。伝動機構43を介したモータ42の駆動力によっ
て、ヘツド回復装置46を動作せしめ、記録ヘツド40のキ
ヤツピングを行う。このヘツド回復装置46のキヤツプ部
46Aによる記録ヘツド40へのキヤツピング部に関連させ
て、ヘツド回復装置46内に設けた適宜の吸引手段(例え
ば、吸引ポンプ)によるインク吸収もしくは記録ヘツド
40へのインク供給経路に設けた適宜の加圧手段によるイ
ンク圧送を行い、これによりインクを吐出口から強制的
に排出させること(空吐出)により吐出口内の増粘イン
クを除去する等の吐出回復処理を行う。また、記録終了
時等にキヤツピングを施すことにより記録ヘツドが保護
される。
51はヘツド回復装置46の側面に配設され、シリコンゴ
ムで形成されるワイピング部材としてのブレードであ
る。ブレード51はブレード保持部材51Aにカンチレバー
形態で保持され、ヘツド回復装置46と同様、モータ42お
よび伝動機構43によって動作し、記録ヘツド40の吐出面
との係合が可能となる。これにより、記録ヘツド40の記
録動作における適切なタイミングで、あるいはヘツド回
復装置46を用いた吐出回復処理後に、ブレード51を記録
ヘツド40の移動経路中に突出させ、ヘツド40の移動動作
に伴なってヘツド40の吐出面における結露、濡れあるい
は塵埃等をふきとる。
次に、本発明の第2の実施例を説明する。
第1の実施例は、単色画像の場合について説明した
が、第2の実施例はカラー画像の場合に本発明を適用し
たものである。
第2の実施例の基本回路構成は、第1図に示すブロツ
ク図と同一であるが、画像読取部21a,21bは、R.G.Bの3
色分解信号を出力するセンサーを有するものであり、画
像処理部22a,22bは、対数変換、マスキング、UCR処理を
行うものである。また、むら補正ROM26a,26bは、第1の
実施例と同一のものであるが、補正データRAM27a,27bに
は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラツクの4つのヘ
ツドに対するむら補正データが記憶されている。2値化
処理部23a,23bは、第1の実施例と同一であるが、画像
記録部24a,24bは、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラ
ツクの4本の記録ヘツドを有するカラー画像記録部であ
り、各ヘツドは、256ノズルのインクジエツトヘツドで
ある。
このような回路構成とし、第1の実施例と同様の動作
を行えば、カラー画像の送受信にも、本発明を適用する
ことができる。
この場合も、8ビツトの多値画像データのまま送受信
するよりも約1/8のデータ量の送受信でよく、伝送時間
の大幅な短縮化を図ることができる。
次に、本発明の第3の実施例を説明する。
第1及び第2の実施例では、画像データの送受信に先
立って、むら補正データの送受信を行ったが、頻繁に送
受信を行う機器間では、同一のむら補正データを繰返し
送受信するのは無駄である。
第3の実施例は、この点を改善したものである。
第3の実施例では、むら補正データの送受信に先立
ち、その機器特有のコード番号を送受信する。例えば、
AはFFF1,フアクシミリBはFFF2のようにフアクシミリ
1台1台に16ビツトのコード番号をつけておく。
フアクシミリAから、フアクシミリBに画像を送信す
る場合、フアクシミリBのむら補正データをフアクシミ
リAに送るが、そのむら補正データの送信に先立って、
フアクシミリBのコード番号FFF2をフアクシミリAに送
信する。
フアクシミリAは、これを受けてフアクシミリBのむ
ら補正データを用いてむら補正を行った画像データをフ
アクシミリBに送る。フアクシミリBは、この画像デー
タに従い画像記録を行って画像の送受信を終了する。
その後、フアクシミリAの補正データRAMには、フア
クシミリBのコード番号FFF2とむら補正データが残る
が、これらをバツクアツプRAMに記憶しておく。
次に、再びフアクシミリAからフアクシミリBに画像
を送信するとき、フアクシミリBは、コード番号FFF2を
フアクシミリAに送る。フアクシミリAは、このコード
番号FFF2をバツクアツプRAM内のコード番号と照合し、
これが見つかれば、これに対応して記憶してあるフアク
シミリBのむら補正データを補正データRAM32aに移し、
むら補正データ受信完了信号をフアクシミリBに送る。
フアクシミリBは、この信号を受けてむら補正データの
フアクシミリAへの送信を停止する。
このように、機器のコード番号とその機器のむら補正
データを対でバツクアツプRAMに記憶しておき、むら補
正データの送受信に先立ってコード番号を送受信してバ
ツクアツプRAM内のむら補正データをアクセスできるよ
うにしておけば、一度むら補正データを送受信したこと
のある機器からは、16ビツトのコード番号を送受信する
だけで、むら補正を行うことができる。
従って、一旦受信側から送信側へむら補正データを送
受信した後は、むら補正データの送受信を行う必要がな
くなるため、その伝送時間を短縮することができる。
次に、本発明の第4の実施例について説明する。
先の実施例では、受信側の記録ヘツドの特性データを
受信側から送信側へ伝送していた。この実施例は、第1
図のブロツク図に示す補正データRAM27a,27bを着脱可能
なICカードで構成し、このICカードに受信側の記録ヘツ
ドの特性データを格納するものである。ICカードへの特
性データの格納は受信側で行い、送信側へ郵送等の方法
で送っておくことで、受信側から送信側へ特性データを
伝送する必要をなくすことができる。
以上の実施例では、フアクシミリを例にあげたが、必
ずしも電話回線を用いた通信を行うものでなくてもよ
い。例えば、ローカルエリアネツトワーク内の機器間
や、数台のデジタル画像機器を接続しただけの場合にも
本発明は実施できる。
また、画像記録部のヘツドは、インクジエツトヘツド
に限定されるものでなく、熱転写、静電記録等、複数の
画像記録素子を有するマルチヘツドであれば、本発明を
同様に実施できる。
また、以上の実施例では、むら補正後2値化処理した
画像データを送信したが、本発明はこれに限ったもので
なく、2値化処理後、さらに圧縮したデータを送信する
ものであってもよい。また、2値化処理に限らず、多階
調記録を行う画像送受信システム等においては、n値化
処理をしてもよい。
さらに、上記実施例では記録ヘツドの特性データとし
て濃度むら補正データについて説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではない。
本発明は、特にインクジエツト記録方式の中でも、キ
ヤノン株式会社が提唱するところの熱エネルギーを利用
して飛翔液滴を形成し、記録を行うインクジエツト記録
方法所謂バブルジエツト方式の記録ヘツド、記録装置に
於いて、優れた効果をもたらすものである。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特
許第4723129号明細書、同第4740796号明細書に開示され
ており、本発明はこれらの基本的な原理を用いて行うも
のが好ましい。この記録方式は所謂オンデマンド型、コ
ンテイニユアス型のいずれにも適用可能である。
この記録方式を簡単に説明すると、液体(インク)が
保持されているシートや液路に対応して配置されている
電気熱変換体に、記録情報に対応して液体(インク)に
核沸騰現象を越え、膜沸騰現象を生じる様な急速な温度
上昇を与えるための少なくとも一つの駆動信号を印加す
ることによって、熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘツ
ドの熱作用面に膜沸騰を生じさせる。この様に液体(イ
ンク)から電気熱変換体に付与する駆動信号に一対一対
応した気泡を形成出来るため、特にオンデマンド型の記
録法には有効である。この気泡の成長、収縮により吐出
孔を介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも一
つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とする
と、即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応
答性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好
ましい。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許
第4463359号明細書、同第4345262号明細書に記載されて
いるようなものが適している。尚、上記熱作用面の温度
上昇率に関する発明の米国特許第4313124号明細書に記
載されている条件を採用すると、更に優れた記録を行う
ことができる。
記録ヘツドの構成としては、上述の各明細書に開示さ
れているような吐出孔、液流路、電気熱変換体を組み合
わせた構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に、米
国特許第4558333号明細書、米国特許第4459600号明細書
に開示されている様に、熱作用部が屈曲する領域に配置
された構成を持つものも本発明に含まれる。
加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリ
ツトを電気熱変換体の吐出孔とする構成を開示する特開
昭59年第123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収す
る開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59年
第138461号公報に基づいた構成においても本発明は有効
である。
更に、本発明が有効に利用される記録ヘツドとして
は、記録装置が記録できる記録媒体の最大幅に対応した
長さを有するフルラインタイプの記録ヘツドがある。こ
のフルラインヘツドは、上述した明細書に開示されてい
るような記録ヘツドを複数組み合わせることによってフ
ルライン構成にしたものや、一体的に形成された一個の
フルライン記録ヘツドであっても良い。
加えて、装置本体に装着されることで、装置本体との
電気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能にな
る交換自在のチツプタイプの記録ヘツド、あるいは記録
ヘツド自体に一体的に設けられたカートリツジタイプの
記録ヘツドを用いた場合にも本発明は有効である。
又、本発明の記録装置に、記録ヘツドに対する回復手
段や、予備的な補助手段等を付加することは、本発明の
記録装置を一層安定にすることができるので好ましいも
のである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘツドに対
しての、キヤツピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の過熱素子、
或はこれらの組み合わせによる予備加熱手段、記録とは
別の吐出を行う予備吐出モードを行う手段を付加するこ
とも安定した記録を行うために有効である。
更に、記録装置の記録モードとしては黒色等の主流色
のみを記録するモードだけではなく、記録ヘツドを一体
的に構成したものか、複数個の組み合わせて構成したも
のかのいずれでも良いが、異なる色の複色カラー又は、
混色によるフルカラーの少なくとも一つを備えた装置に
も本発明は極めて有効である。
以上説明した本発明実施例においては、液体インクを
用いて説明しているが、本発明では室温で固体状である
インクであっても、室温で軟化状態となるインクであっ
ても用いることができる。上述のインクジエツト装置で
はインク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調整を
行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温度制
御するものが一般的であるから、使用記録信号付与時に
インクが液状をなすものであれば良い。
加えて、熱エネルギーによるヘツドやインクの過剰な
昇温をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエ
ネルギーとして使用せしめることで積極的に防止するか
又は、インクの蒸発防止を目的として放置状態で固化す
るインクを用いることも出来る。いずれにしても熱エネ
ルギーの記録信号に応じた付与によってインクが液化し
てインク液状として吐出するものや記録媒体に到達する
時点ではすでに固化し始めるもの等のような、熱エネル
ギーの付与によって初めて液化する性質を持つインクの
使用も本発明には適用可能である。
このようなインクは、特開昭54-56847号公報あるいは
特開昭60-71260号公報に記載されるような、多孔質シー
トの凹部又は貫通孔に液状又は固形物として保持された
状態で、電気熱変換体に対して対向するような形態とし
ても良い。
本発明において、上述した各インクにたいして最も有
効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するものであ
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば受信側から送信
された特性データに基づいて送信側で画像データを補正
処理しているので、種々の記録特性を有する受信側に対
して少ないデータによって良好な画像を伝送できるの
で、伝送時間の短縮化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の回路構成を示すブロツク
図、 第2図乃至第5図は濃度むら補正を説明する説明図、 第6図は伝送制御手順を説明する説明図、 第7図は本発明の一実施例の機構構成を示す外観斜視
図、 第8図及び第9図は従来の画像送受信装置を示すブロツ
ク図である。 1……記録ヘツド 2……画像記録素子 21……画像読取部 22……画像処理部 23……2値化処理部 24……画像記録部 25……インターフエイス 26……むら補正ROM 27……補正データRAM 28……バツクアツプRAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 康 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 弾塚 俊光 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−183265(JP,A) 特開 昭59−163946(JP,A) 特開 昭58−182956(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/40 - 1/409

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の画像記録素子を有する記録ヘッドに
    よって画像記録を行う受信側へ送信すべきm(>2)値
    の画像データを生成する生成手段と、 前記受信側から送信される前記受信側の記録ヘッドの特
    性データを受信する受信手段と、 この受信手段によって受信された前記特性データを記憶
    する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された特性データに基づいて、前記
    生成手段によって生成されたm値の画像データを補正処
    理する補正手段と、 この補正手段によって補正処理されたm値の画像データ
    をn(<m)値の画像データに変換する変換手段と、 この変換手段によって変換されたn値の画像データを前
    記受信側へ送信する送信手段と、 を具備したことを特徴とする画像送受信装置。
  2. 【請求項2】前記特性データは前記記録ヘッドの濃度む
    ら補正データであり、前記補正手段はm値の画像データ
    に対して濃度むら補正処理を行うことを特徴とする請求
    項1に記載の画像送受信装置。
  3. 【請求項3】前記受信手段は前記受信側から該受信側に
    固有の識別信号を受信し、前記補正手段は前記記憶手段
    に記憶された特性データのうち、受信した前記識別信号
    に対応した特性データに基づいて補正処理することを特
    徴とする請求項1に記載の画像送受信装置。
  4. 【請求項4】前記変換手段は、m値の画像データを2値
    の画像データに変換することを特徴とする請求項1に記
    載の画像送受信装置。
  5. 【請求項5】前記生成手段は、原稿画像を読取ってm値
    の画像データを生成することを特徴とする請求項1に記
    載の画像送受信装置。
  6. 【請求項6】前記記録ヘッドは、インクを吐出して記録
    を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴とす
    る請求項1に記載の画像送受信装置。
  7. 【請求項7】前記記録ヘッドは、インクを吐出する複数
    の吐出口を有し、前記画像記録素子は対応する吐出口毎
    に設けられ、インクに熱による状態変化を生起させ、該
    状態変化に基づいてインクを前記吐出口から吐出させて
    飛翔的液滴を形成する熱エネルギー発生体であることを
    特徴とする請求項1に記載の画像送受信装置。
  8. 【請求項8】前記受信側は前記記録ヘッドを複数有し、
    前記生成手段は前記複数の記録ヘッドに対応するカラー
    画像データを生成することを特徴とする請求項1に記載
    の画像送受信装置。
  9. 【請求項9】複数の画像記録素子を有する記録ヘッドに
    よって画像記録を行う記録手段と、 この記録手段の記録ヘッドの特性データを送信側に送信
    する送信手段と、 この送信手段によって送信された前記特性データに基づ
    いて、前記送信側でm(>2)値の画像データを補正処
    理してn(<m)値として送信された画像データを受信
    する受信手段と、 を具備したことを特徴とする画像送受信装置。
  10. 【請求項10】前記特性データは前記記録ヘッドの濃度
    むら補正データであり、前記送信側の補正処理はm値の
    画像データに対する濃度むら補正処理であることを特徴
    とする請求項9に記載の画像送受信装置。
  11. 【請求項11】前記記録手段は前記記録ヘッドの複数に
    よって画像記録を行い、前記受信手段は前記複数の記録
    ヘッドに対応するカラー画像データを受信することを特
    徴とする請求項10に記載の画像送受信装置。
  12. 【請求項12】送信すべきm(>2)値の画像データを
    n(<m)値の画像データに変換して送信する送信側
    と、この送信側から送信されたn値の画像データを受信
    して、複数の画像記録素子を有する記録ヘッドによって
    画像記録を行う受信側との間の画像送受信方法におい
    て、 前記受信側が前記記録ヘッドの特性データを前記送信側
    に送信し、 前記送信側が前記受信側から送信された前記特性データ
    を受信し、該特性データに基づいて前記送信側が前記m
    値の画像データを補正処理して前記n値の画像データと
    して前記受信側に送信し、 前記受信側が前記送信側から送信されたn値の画像デー
    タを受信し、受信したn値の画像データに基づいて前記
    記録ヘッドによって画像記録することを特徴とする画像
    送受信方法。
  13. 【請求項13】前記特性データは前記記録ヘッドの濃度
    むら補正データであり、前記送信側の補正処理はm値の
    画像データに対する濃度むら補正処理であることを特徴
    とする請求項12に記載の画像送受信方法。
  14. 【請求項14】前記受信側は前記記録ヘッドを複数有
    し、前記送信側は前記複数の記録ヘッドに対応するカラ
    ー画像データを前記受信側に送信することを特徴とする
    請求項12に記載の画像送受信方法。
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