JP2924448B2 - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置

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JP2924448B2
JP2924448B2 JP4126701A JP12670192A JP2924448B2 JP 2924448 B2 JP2924448 B2 JP 2924448B2 JP 4126701 A JP4126701 A JP 4126701A JP 12670192 A JP12670192 A JP 12670192A JP 2924448 B2 JP2924448 B2 JP 2924448B2
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孝信 藤本
俊哉 吉田
浩 重原
恵介 植木
瑞夫 皆川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、原稿台が設けられた
ファクシミリ等の原稿読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、例えば実公昭61−33741
号公報に示されたものに類似した従来の原稿読取装置を
示す図である。図において、(1)は原稿読取装置の箱
体、(2)は箱体(1)の一側に固定的に設けられた原稿台、
(3)は原稿台(2)の両側の縁部にそれぞれ設けられた送給
ガイド、(4)は箱体(1)の側面に設けられた受話器置台で
ある。(5)〜(14)はそれぞれ箱体(1)に設けられた操作手
段で、(5)は箱体(1)に設けられて原稿台(2)に対応して
配置された原稿挿入口、(6)は箱体(1)に設けられた原稿
排出口、(7)は箱体(1)に設けられた記録紙排出口、(8)
はテンキー、(9)はファンクションキー、(10)はワンタ
ッチキー、(11)はテンキーなし受話器、(12)はスタート
キー、(13)はストップキー、(14)はディスプレイであ
る。
【0003】従来の原稿読取装置は上記のように構成さ
れ、次に述べるように使用される。すなわち、原稿台
(2)は箱体(1)に一定角度で、一定長さのまま保持され
る。そして、送信時に原稿(図示しない)が原稿台(2)
にのせられて、原稿は原稿読取装置の原稿読取装置(図
示しない)に一枚ずつ真直ぐに、かつ、確実に送給され
るように案内される。そして、テンキー(8)、ファンク
ションキー(9)、ワンタッチキー(10)、スタートキー(1
2)、ストップキー(13)、ディスプレイ(14)の操作手段が
操作されて、各種事項の設定、登録操作が行われる。ま
た、送信時には、原稿を原稿台(2)にたてかけて原稿挿
入口(5)から挿入し、テンキー(8)、又はワンタッチキー
(10)により宛先をダイヤルして、スタートキー(12)を押
すと送信が開始される。また、原稿は原稿排出口(6)か
ら排出され、また、記録紙(図示しない)は記録紙排出
口(7)から排出されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の原
稿読取装置では、原稿台(2)が箱体(1)に固定的に装着さ
れているため、箱体(1)から突出して原稿読取装置が大
型機器であるという印象を与えていた。また、引退可能
な原稿台が設けられた場合であっても、引退した原稿台
によって原稿挿入口(5)、原稿排出口(6)、及び記録紙排
出口(7)が塞がれる。このため、原稿台が引退状態のま
までは送信、受信操作が不能になるという問題点があっ
た。また、原稿読取装置の機能が増えると、一般に操作
手段(5)〜(14)の数が増す傾向がある。このため、キー
の数が多いために、使用者に混乱を与えたり、煩雑感を
与えたりする。また、操作手段(5)〜(14)の全てが常
時、原稿読取装置の外面に露出しているために不用意に
押し易く、誤操作となるという問題点があった。
【0005】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、引退可能な原稿台が設けられ
て、原稿台の引退時に低頻度操作手段が原稿台により覆
われ、かつ、高頻度操作手段の操作が可能な原稿読取装
置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る原稿読取
装置においては、箱体に設けられた受話器置台と、この
受話器置台に配置されたテンキー付受話器と、箱体に設
けられた操作手段と、箱体の底面に沿う軸線を介して箱
体に枢着され、回動端側の縁部に引退した凹所が設けら
れ、不使用時に倒伏して箱体の上面を覆う引退位置に配
置され操作手段中のテンキー、ファンクションキー及び
ワンタッチキーの低頻度操作手段のみを覆い、使用時に
操作されて箱体上の起立位置に保持される原稿台と、箱
体に設けられて引退位置における原稿台の凹所対応位置
に配置された操作手段中のスタートキー、ストップキ
ー、ディスプレイ及びコピーキーの高頻度操作手段と
設けられる。
【0007】また、この発明に係る原稿読取装置におい
ては、箱体に設けられた受話器置台と、この受話器置台
に配置されたテンキー付受話器と、このテンキー付受話
器に設けられた操作手段中のスタートキー及びストップ
キーの高頻度操作手段と、箱体の底面に沿う軸線を介し
て箱体に枢着されて、不使用時に倒伏して箱体の上面を
覆う引退位置に配置され操作手段に関連して箱体に設け
られたテンキー、ファンクションキー及びワンタッチキ
ーの低頻度操作手段を覆い、使用時に操作されて箱体上
の起立位置に保持される原稿台とを備とが設けられる
【0008】
【作用】上記のように構成された原稿読取装置の原稿台
は、不使用時に倒伏して操作手段中の低頻度操作手段を
覆い、使用時に操作されて原稿読取装置の箱体上の起立
位置に保持される。
【0009】
【実施例】実施例1. 図1〜図3は、この発明の一実施例を示す図である。図
において、(1)は原稿読取装置の箱体、(2)は箱体(1)の
一側に箱体(1)の底面に沿う軸線を介して箱体(1)に枢着
され、不使用時に倒伏して箱体(1)の上面を覆う引退位
置に配置され、使用時に操作されて箱体(1)上の起立位
置に保持される原稿台、(21)は原稿台の回動端側の縁部
に設けられ凹所、(3)は原稿台(2)の両側の縁部寄りにそ
れぞれ配置された送給ガイド、(4)は箱体(1)の側面に設
けられた受話器置台である。(5)〜(15)はそれぞれ箱体
(1)に設けられた操作手段であって、(5)〜(7)、(11)〜
(15)はそれぞれ操作手段(5)〜(15)中の高頻度操作手段
で、(5)は箱体(1)に設けられて原稿台(2)に対応して配
置された原稿挿入口、(6)は箱体(1)に設けられた原稿排
出口、(7)は箱体(1)に設けられた記録紙排出口、(11)は
受話器置台(4)に載置されたテンキー付受話器、(12)は
箱体(1)に設けられて引退した原稿台(2)の凹所(21)対応
位置に配置されたスタートキー、(13)は箱体(1)に設け
られて引退した原稿台(2)の凹所(21)対応位置に配置さ
れたストップキー、(14)は箱体(1)に設けられて引退し
た原稿台(2)の凹所(21)対応位置に配置されたディスプ
レイ、(15)は箱体(1)に設けられて引退した原稿台(2)の
凹所(21)対応位置に配置されたコピーキーである。
【0010】また、(8)〜(10)はそれぞれ操作手段(5)〜
(15)中の低頻度操作手段で、(8)は箱体(1)に設けられて
引退した原稿台(2)に覆われる位置に配置されたテンキ
ー、(9)は箱体(1)に設けられて引退した原稿台(2)に覆
われる位置に配置されたファンクションキー、(10)は箱
体(1)に設けられて引退した原稿台(2)に覆われる位置に
配置されたワンタッチキーである。
【0011】上記のように構成された原稿読取装置は次
に述べるように使用される。すなわち、図1に示すよう
に原稿台(2)を引退させた状態とし、送信時であって自
動給紙をしない場合は、原稿を原稿挿入口(5)から挿入
し、受話器(11)を取り受話器(11)のテンキーにより宛先
をダイヤルする。次いでスタートキー(12)を押すことに
よって送信される。そして、原稿は原稿排出口(6)から
排出される。なお、送信中止のときはストップキー(13)
を押す。また、コピーするときは原稿を原稿挿入口(5)
から挿入してコピーキー(15)を押し、原稿は原稿排出口
(6)から排出される。また、受信時は記録紙排出口(7)か
ら受信した記録紙(図示しない)が排出される。また、
電話発呼時には受話器(11)を取り受話器(11)のテンキー
により宛先をダイヤルする。
【0012】このような多用される原稿読取装置の使用
状態では、原稿台(2)を引退した状態で原稿挿入口(5)、
原稿排出口(6)及び記録紙排出口(7)が原稿台(2)によっ
て塞がれることがなく、引退状態のままで送信、受信操
作ができる。また、操作手段(5)〜(15)の内、原稿台(2)
が引退して低頻度操作手段(8)〜(11)が覆われる。この
ために、使用者に混乱を与えたり、煩雑感を与えたりす
ることがなく、また、操作手段(5)〜(15)の全てが常
時、原稿読取装置の外面に露出しているために誤操作と
なる不具合を防ぐことができる。また、原稿台(2)が箱
体(1)に固定的に突出して装着されて原稿読取装置が大
型機器であるという印象を与える不具合を解消すること
ができる。また、原稿台(2)を起立させた状態では、原
稿台(2)は箱体(1)に一定角度で、一定長さのまま保持さ
れる。そして、送信時に原稿が原稿台(2)にのせられ、
原稿は原稿読取装置の原稿読取装置に一枚ずつ真直ぐ
に、かつ、確実に送給されるように案内される。
【0013】また、図3に示すように原稿台(2)を起立
させた状態として、原稿台(2)を箱体(1)に一定角度で、
一定長さのまま保持する。そして、送信時であって自動
給紙する場合は、原稿を原稿挿入口(5)から挿入して原
稿台(2)にたてかける。そして、テンキー(8)により宛先
をダイヤルして、スタートキー(12)を押すことによって
送信される。そして、原稿は原稿排出口(6)から排出さ
れる。なお、送信中止のときはストップキー(13)を押
す。また、コピーするときは原稿を原稿挿入口(5)から
挿入して原稿台(2)にたてかける。そして、コピーキー
(15)を押し、原稿は原稿排出口(6)から排出される。ま
た、受信時は記録紙排出口(7)から受信した記録紙が排
出される。また、電話発呼時には受話器(11)を取り受話
器(11)のテンキー、又は箱体(1)のテンキー(8)により宛
先をダイヤルする。
【0014】実施例2. 図4、図5は、この発明の他の実施例を示す図で、図
中、図1〜図3と同符号は相当部分を示し、(2)は引退
位置に配置されたときに箱体(1)の上面を覆う原稿台、
(11)はテンキー(8)、スタートキー(12)及びストップキ
ー(13)の高頻度操作手段の主要部が設けられた受話器で
ある。
【0015】この実施例においても、原稿台(2)を引退
した状態で原稿挿入口(5)、原稿排出口(6)及び記録紙排
出口(7)が原稿台(2)によって塞がれることがなく、引退
状態のままで送信、受信操作ができる。また、操作手段
(5)〜(15)の内、原稿台(2)の引退状態でテンキー(8)、
受話器(11)、スタートキー(12)及びストップキー(13)の
高頻度操作手段の主要部が操作可能となり、低頻度操作
手段(8)〜(10)が見えない状態となる。したがって、詳
細な説明を省略するがこの実施例においても図1〜図3
の実施例と同様な作用が得られることは明白である。
【0016】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように箱体に
設けられた受話器置台と、この受話器置台に配置された
テンキー付受話器と、箱体に設けられた操作手段と、箱
体の底面に沿う軸線を介して箱体に枢着され、回動端側
の縁部に引退した凹所が設けられ、不使用時に倒伏して
箱体の上面を覆う引退位置に配置され操作手段中のテン
キー、ファンクションキー及びワンタッチキーの低頻度
操作手段のみを覆い、使用時に操作されて箱体上の起立
位置に保持される原稿台と、箱体に設けられて引退位置
における原稿台の凹所対応位置に配置された操作手段中
のスタートキー、ストップキー、ディスプレイ及びコピ
ーキーの高頻度操作手段とを設けたものである。
【0017】また、この発明は以上説明したように、箱
体に設けられた受話器置台と、この受話器置台に配置さ
れたテンキー付受話器と、このテンキー付受話器に設け
られた操作手段中のスタートキー及びストップキーの高
頻度操作手段と、箱体の底面に沿う軸線を介して箱体に
枢着されて、不使用時に倒伏して箱体の上面を覆う引退
位置に配置され操作手段に関連して箱体に設けられたテ
ンキー、ファンクションキー及びワンタッチキーの低頻
度操作手段を覆い、使用時に操作されて箱体上の起立位
置に保持される原稿台とを設けたものである
【0018】そして、原稿台は不使用時に倒伏して操作
手段中の低頻度操作手段を覆い、使用時に操作されて原
稿読取装置の箱体上の起立位置に保持される。これによ
り、原稿台を引退した状態で原稿挿入口、原稿排出口及
び記録紙排出口が原稿台によって塞がれることがなく、
原稿台が引退状態のままで多用される原稿読取装置の送
信、受信操作ができる。また、操作手段の内、原稿台が
引退することにより低頻度操作手段が覆われる。このた
め、使用者に混乱や、煩雑感を与えたり、操作手段の全
てが常時、原稿読取装置の外面に露出しているために誤
操作を生じたりする不具合を防ぐ効果がある。また、原
稿台が箱体に固定的に突出して装着されて大型機器であ
るという印象を与える不具合を解消する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す斜視図。
【図2】図1の装置の受話器を反転して示す斜視図。
【図3】図1の装置の原稿台の起立状態を示す斜視図。
【図4】この発明の実施例2を示す図1相当図。
【図5】図4の装置の受話器を反転して示す斜視図。
【図6】従来の原稿読取装置を示す図1相当図。
【符号の説明】
1 箱体、2 原稿台、4 受話器置台、5〜15 操
作手段、8〜10 低頻度操作手段、8 テンキー、9
ファンクションキー、10 ワンタッチキー、11
テンキー付受話器、12 スタートキー、13 ストッ
プキー、14 ディスプレイ、15 コピーキー、21
凹所
フロントページの続き (72)発明者 植木 恵介 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 皆川 瑞夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 松村 昌一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−349766(JP,A) 実開 平5−50860(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108 H04N 1/04 - 1/207

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体に設けられた受話器置台と、この受
    話器置台に配置されたテンキー付受話器と、上記箱体に
    設けられた操作手段と、上記箱体の底面に沿う軸線を介
    して上記箱体に枢着され、回動端側の縁部に引退した凹
    所が設けられ、不使用時に倒伏して上記箱体の上面を覆
    う引退位置に配置されて上記操作手段中のテンキー、フ
    ァンクションキー及びワンタッチキーの低頻度操作手段
    のみを覆い、使用時に操作されて上記箱体上の起立位置
    に保持される原稿台と、上記箱体に設けられて引退位置
    における上記原稿台の凹所対応位置に配置された上記操
    作手段中のスタートキー、ストップキー、ディスプレイ
    及びコピーキーの高頻度操作手段とを備えた原稿読取装
    置。
  2. 【請求項2】 箱体に設けられた受話器置台と、この受
    話器置台に配置されたテンキー付受話器と、このテンキ
    ー付受話器に設けられた操作手段中のスタートキー及び
    ストップキーの高頻度操作手段と、上記箱体の底面に沿
    う軸線を介して上記箱体に枢着されて、不使用時に倒伏
    して上記箱体の上面を覆う引退位置に配置され上記操作
    手段に関連して上記箱体に設けられたテンキー、ファン
    クションキー及びワンタッチキーの低頻度操作手段を覆
    い、使用時に操作されて上記箱体上の起立位置に保持さ
    れる原稿台とを備えた原稿読取装置。
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