JP2924333B2 - 車両の走行装置 - Google Patents

車両の走行装置

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JP2924333B2 JP3198830A JP19883091A JP2924333B2 JP 2924333 B2 JP2924333 B2 JP 2924333B2 JP 3198830 A JP3198830 A JP 3198830A JP 19883091 A JP19883091 A JP 19883091A JP 2924333 B2 JP2924333 B2 JP 2924333B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の走行装置に関し、
特に渋滞時の車両加速性能を変更して車両の安全を確保
する走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭63−248940号公報には、
自車両が渋滞域にあることが検出されるとスロットル弁
の開放変化率を小さく変更して車両加速性能を抑制する
装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
は高速道路等での危険は渋滞域よりもむしろ渋滞域に近
い近傍域で発生する傾向がある。すなわち、これは減速
を開始した直前の先行車両を過度の加速をして追い抜い
た時に、更に先の減速車両に急接近する等によるもので
ある。ここにおいて、上記従来装置では、渋滞域に至っ
て初めて加速抑制をなすため、危険を感じる頻度は期待
されるほど減少しないという問題がある。また、渋滞域
への侵入時に加速性能が急変するため、乗員が違和感を
覚えるという問題もある。
【0004】本発明はかかる課題を解決するもので、高
速道路等の渋滞において充分な走行安全性を確保するこ
とが可能な車両の走行装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の構成を図8で説
明すると、車両の走行装置は、自車両の位置を検出する
手段と、車両渋滞域の近傍域を検出する手段と、自車両
が上記近傍域に侵入したときは、自車両の加速性能を決
定する諸量を、通常走行時の値より加速性能を低下させ
る方向に漸次変更する手段とを具備している。
【0006】
【作用】上記構成の装置においては、渋滞域に近づくと
加速性能を決定する諸量が加速性能を低下させる方向へ
漸次変更されるから、減速先行車両を過度の加速で追い
抜いて危険を生じるという問題はない。また、加速性能
の抑制は漸次なされるから、乗員に違和感を与えること
はない。
【0007】
【実施例】図1に示す如く、車両Vは衛星Sから位置情
報を、交通局Tから渋滞情報を得て、車内のROMパッ
クに記憶された地図情報と照合し、自車両が渋滞域、渋
滞の近傍域、あるいはそれ以外の領域のいずれにあるか
を判定する。
【0008】上記判定は図2に示す如く、マイクロコン
ピュータ(マイコン)11と入出力ポート12,13を
内蔵するナビゲーションECU1により後述の手順でな
され、ROMパック15より得た地図情報にアンテナ1
4で受信された位置情報、渋滞情報が重ねられてCRT
画面16に表示されるとともに、判定結果がエンジンE
CU2に送られる。
【0009】エンジンECU2はマイコン21および入
出力ポート22,23を有し、各種センサの信号を入力
するとともに、上記ナビゲーションECU1からの判定
結果を考慮して、後述の手順によりスロットルアクチュ
エータ24、変速用電磁弁25、燃料噴射弁26、点火
装置27等の制御を行う。
【0010】図3にナビゲーションECU1における処
理を示す。本処理はイグニションスイッチがアクセサリ
位置に投入されると開始され、ステップ101でデータ
を初期化した後、ステップ102で位置、地図、交通の
各情報を読込み、渋滞があって渋滞域内に自車両がある
場合にはXJIフラグを1にセットする(ステップ10
3,104,105)。
【0011】渋滞域内になければ上記XJIフラグを0
とし、渋滞の近傍域にあるか判定する(ステップ10
6,107)。近傍域にあればXJNフラグを1とし
(ステップ108)、近傍域になければXJNフラグを
0とする(ステップ109)。
【0012】図4はスロットル弁開度の上限を定めるプ
ログラムで、エンジンECU2において128ms毎の
割込みにより起動する。ステップ201でXJIフラグ
が1の場合、あるいはステップ202で渋滞状態である
場合にはステップ203でXJCフラグを1とし、スロ
ットル弁開度の上限値TAUPR をTAUPRJとする(ステ
ップ204)。この上限値TAUPRJはエンジン冷却水温
に応じて決定されるが、後述する通常走行時の上限値T
AUPRNよりも小さな値に抑えてあり、これにより渋滞域
内ではスロットル弁開度が小さく抑えられて加速性能が
抑制される。
【0013】なお、上記ステップ202での渋滞状態
は、車間距離が小さく(例えば10m以下)、車速が低
く(例えば10Km/h以下)、かつ前回走行時の連続
走行時間が20sec以内等の条件で判断される。
【0014】渋滞域になければ、ステップ205でXJ
Cフラグを0とし、ステップ206でXJNフラグを確
認する。XJNフラグが1で渋滞の近傍域にあるとステ
ップ207以下に進む。ステップ207ではXJNフラ
グが0から1へ変化した場合、すなわち近傍域への侵入
開始時にXJDフラグを1とする(ステップ208)。
ステップ209ではXJCフラグが1から0に変化した
こと、すなわち近傍域から出たことを検出する。
【0015】ステップ210でXJDが0でなければス
テップ211へ進み、ここでスロットル弁開度の上限値
TAUPR を、TAUPRNからTAUPRJに漸次変更する。こ
の変更は次のステップ212で周期的に減算されるKに
よりなされ、このKは通常走行時にn−1にプリセット
されて(後述のステップ217)、0になるまで減算さ
れる(ステップ213,214)。
【0016】かくして、渋滞の近傍域に侵入して以後
は、時間をおいてスロットル弁開度の上限が抑制され、
乗員に違和感を与えることなく渋滞域の加速性能に変更
される。また、近傍域外へ出た時には(ステップ20
6)即座に通常走行時のスロットル弁開度上限値TAUP
RNに戻される(ステップ216)。
【0017】すなわち、ステップ206で近傍域外が確
認されると(すなわち通常走行状態)、ステップ215
でXJDフラグを0とし、スロットル弁開度の上限値T
AUPR を通常走行時の上限値TAUPRNとする( ステップ
216)。ステップ107では既述の如くKをn−1に
プリセットする。
【0018】図5にはスロットル弁の開閉作動速度を変
更するプログラムを示す。ステップ301ではアクセル
ペダルの踏込量に他の条件を加味してスロットル弁の目
標開度TAO を設定する。なお、本実施例においては、
スロットル弁の作動をステップモータで行うリンクレス
システムが採用されている。
【0019】ステップ302でTAO >TAUPR である
場合には、TAO をTAUPR に制限する(ステップ30
3)。ステップ304ではTAO と実際のスロットル弁
開度TAの偏差DTAを算出し、その絶対値が所定値D
TAO 以下であれば不感帯の範囲内としてステップモー
タの励磁相は変更しない(ステップ305,307)。
【0020】DTAの絶対値が所定値DTAO を越えた
場合にはステップモータの励磁相を変更してモータを回
転せしめるが(ステップ306)、この場合のモータ回
転速度(すなわちスロットル弁作動速度)をステップ3
08で自身の割込タイミングを変更することにより行
う。すなわち、XJNおよびXJCがともに0の通常走
行時には以下の関係で割込タイミングを決定し、 |DTA|>A:4ms A≧|DTA|>B:8ms B≧|DTA|>DTA0 :16ms A>B XJCないしXJDのいずれかが1で、渋滞域ないし近
傍域にあれば以下の関係で割込タイミングを決定する。 |DTA|>A:8ms A≧|DTA|>B:16ms B≧|DTA|>DTA0 :32ms これにより、渋滞域ないし近傍域ではスロットル弁の作
動速度が低下せしめられて加速性能が抑制される。
【0021】図6には、エンジンECUのベースプログ
ラムでなされる変速用電磁弁のシフト制御を示す。ステ
ップ401ではデータの初期化をなし、ステップ402
でXJCが1であることを確認するとアップシフト変速
点SPDUPおよびダウンシフト変速点SPDDNをそれぞ
れ渋滞域での変速点SPDUPJ ,SPDDNJ (それぞれ
図7(2)の実線と破線)に設定する(ステップ40
3)。
【0022】ステップ404において、XJDフラグが
1で渋滞近傍域に侵入している場合には、ステップ40
5でアップシフト変速点SPDUPを、通常走行時のもの
SPDUPN (図7(1)の実線)より渋滞域でのものS
PDUPJ へ漸次変更するとともに、ダウンシフト変速点
SPDDNを、通常走行時のものSPDDNN (図7(1)
の破線)より渋滞域でのものSPDDNJ へ漸次変更す
る。この変更は既述の周期的に減算されるKによって行
う。
【0023】通常走行時にはステップ406にてアップ
シフト変速点SPDUP およびダウンシフト変速点SP
DDNをそれぞれ通常走行時の変速点SPDUPN ,SPD
DNNに設定する。図7で知られるように、渋滞域での各
変速点SPDUPJ ,SPDDNJ は通常走行時におけるも
のSPDUPN ,SPDDNN よりも全体に車速SPDが小
さい側にある。
【0024】車速SPDがSPDUPを越えるとステップ
407,408にてアップシフトがなされ、一方SPD
DNを下回るとダウンシフトがなされる(ステップ40
9,410)。かくして、スロットル開度b%で車速a
Km/hの場合、通常走行時には2速であるのに対し
(図7(1))、渋滞域では3速となる(図7
(2))。このように渋滞域では車速が小さい段階でシ
フトアップがなされて、エンジントルクが抑制され加速
性能が抑制される。そして、近傍域ではこれへの侵入後
に時間をおいて変速点の変更がなされ、違和感を与える
ことなく加速性能の抑制がなされる。
【0025】上記実施例において、スロットルの開度上
限制御およびシフト制御はいずれか一方のみを行っても
効果があり、また、これらと併せあるいはこれらに代え
て燃料噴射の加速増量を渋滞域で通常時より20%程度
抑え、近傍域では漸次加速増量を通常値より抑制値へ変
化せしめるような制御を行っても良い。さらに、点火時
期の遅角量を制御することによっても同様の効果が得ら
れる。
【0026】上記実施例においては、近傍域への侵入後
の加速性能の抑制を時間の経過に応じて行なったが、渋
滞域への接近距離に応じて行うこともできる。
【0027】また、通常走行域で消灯、近傍域で点滅、
渋滞域で点灯のように、乗員に警告灯で知らせるように
もできる。
【0028】
【発明の効果】以上の如く、本発明の車両の走行装置に
よれば、渋滞域に接近する近傍域において、漸次時間を
有して車両の加速性能を抑制するから、減速先行車両を
過度の速度で追い越して危険を感じることは避けられ、
かつこの場合、加速性能は緩やかに変更されるから乗員
が違和感を覚えることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両の通信状態を示す図である。
【図2】装置の構成を示す概略ブロック図である。
【図3】装置の制御フローチャートである。
【図4】装置の制御フローチャートである。
【図5】装置の制御フローチャートである。
【図6】装置の制御フローチャートである。
【図7】シフト制御の説明図である。
【図8】クレーム対応図である。
【符号の説明】
1 ナビゲーションECU 11 マイクロコンピュータ 12 入力ポート 13 出力ポート 14 アンテナ 15 ROMパック 2 エンジンECU 21 マイクロコンピュータ 22 入力ポート 23 出力ポート S 衛星 T 交通局 V 車両
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60K 28/00 - 28/16 F02D 11/10 F02D 41/04 310 F16H 5/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車両の位置を検出する手段と、車両渋
    滞域の近傍域を検出する手段と、自車両が上記近傍域に
    侵入したときは、自車両の加速性能を決定する諸量を、
    通常走行時の値より加速性能を低下させる方向に漸次変
    更する手段とを具備する車両の走行装置。
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