JP2924152B2 - デジタルx線撮影装置 - Google Patents

デジタルx線撮影装置

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JP2924152B2
JP2924152B2 JP2263414A JP26341490A JP2924152B2 JP 2924152 B2 JP2924152 B2 JP 2924152B2 JP 2263414 A JP2263414 A JP 2263414A JP 26341490 A JP26341490 A JP 26341490A JP 2924152 B2 JP2924152 B2 JP 2924152B2
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ray
digital
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哲雄 今西
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Shimazu Seisakusho KK
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、医用X線撮影装置に関し、とくにX線照
射手段とX線撮像手段とを用いて得たX線ビデオ信号を
デジタル化してデジタルX線ビデオ信号を得るデジタル
X線撮影装置に関する。
【従来の技術】
従来より、医用X線撮影装置の分野では、X線イメー
ジインテンシファイアとTVカメラとを組み合わせてX線
透過像のビデオ信号を得、さらにこのビデオ信号をA/D
変換器を用いてデジタル化し、階調処理やフィルタリン
グ処理あるいはサブトラクション処理などのさまざまな
処理を施すことが行われている。 この場合、A/D変換器の入力ダイナミックレンジには
限界があるため、ビデオ信号の振幅を自動的にそのダイ
ナミックレンジ内に納まるように制御するAGC(Auto Ga
in Control)回路を用いて、ビデオ信号の波形を第4図
に示すように実線から点線へと圧縮したり、あるいは第
5図に示すような入出力特性を持つホワイトクリップ回
路を用いてビデオ信号の高輝度部分を第4図の実線から
点線のように圧縮してA/D変換器の入力ダイナミックレ
ンジに納めることなどが行われている。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のデジタルX線撮影装置では、ま
ずAGC回路を用いる場合は、ゲインが変化するため被写
体の透過率に対する画素値の関係が変化し、定量的な解
析をする際に問題が生じる。また、ホワイトクリップ回
路を用いる場合は、高輝度部分において信号のリニアリ
ティがなくなり分解能が低下することに加えて、A/D変
換器の入力ダイナミックレンジ内に納めることのできる
振幅にも限界があるという問題がある。 この発明は、上記に鑑み、分解能を低下させることな
く、大きな振幅のビデオ信号に含まれる情報を余すとこ
ろなくリニアにデジタル化して広いダイナミックレンジ
のデジタル的な画像データを収集することのできる、デ
ジタルX線撮影装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明によるデジタル
X線撮影装置においては、被写体にX線を照射するX線
照射手段と、被写体を透過したX線による像のビデオ信
号を得るX線撮像手段と、上記ビデオ信号を、該ビデオ
信号の水平同期信号よりも十分に速いレートでサンプル
ホールドする手段と、ホールドされた信号のつぎのサン
プルタイミング直前でのビデオ信号との差分をとる手段
と、該差分信号をA/D変換する手段と、該A/D変換された
差分信号をつぎつぎに加算して絶対値に相当する信号に
戻す手段とが備えられることが特徴となっている。
【作用】
X線照射手段とX線撮像手段とにより得られたX線ビ
デオ信号が表す画像は、近傍の画素値間では大きな変化
がないという特性がある。 ビデオ信号を、該ビデオ信号の水平同期信号よりも十
分に速いレートでサンプルホールドすると、その水平走
査線上の画素値ごとのサンプルホールドができたことに
なる。このサンプルホールドした信号と、ホールドしな
い信号との差分を、つぎのサンプルタイミングの直前で
とると、この差分値は、つぎのサンプルタイミングでサ
ンプルホールドされる値と今ホールドされている値との
差とみなすことができ、つまり隣接する画素値間の差が
得られたことになる。この差分値は、画素値間の差であ
って、上記の通り大きなものではないから、ビデオ信号
全体のダイナミックレンジに比較して狭いダイナミック
レンジのものとなる。 したがって、この差分信号をデジタル信号に変換する
ので、A/D変換手段の入力ダイナミックレンジを有効に
活用することができ、分解能の高いデジタルビデオ信号
を得ることができる。また、過大な振幅のビデオ信号が
入力された場合でも、情報を捨て去ることなくデジタル
化することができる。 後に、こうしてA/D変換された差分信号をつぎつぎに
加算するなら、絶対値に相当する信号に容易に戻すこと
ができる。
【実 施 例】
以下、この発明の一実施例について図面を参照しなが
ら詳細に説明する。第1図において、X線管1から被写
体2に向けてX線が照射され、被写体2を透過したX線
がイメージインテンシファイア3に入射するようになっ
ている。イメージインテンシファイア3に入射したX線
は光信号に変換され、このイメージインテンシファイア
3の出力面にはX線透過像が光学像として現れる。この
光学像がTVカメラ4及びカメラコントロールユニット5
によりビデオ信号に変換される。 このビデオ信号はサンプルホールド回路6でサンプル
ホールドされる。すなわち、このサンプルホールド回路
6は信号サンプル用のスイッチ61とホールド用のコンデ
ンサ62とを備えている。スイッチ61がクロック信号に応
じてオンすると、そのタイミングで信号のサンプルが行
われ、そのサンプルされた信号がコンデンサ62でホール
ドされる。このクロック信号はビデオ信号のサンプリン
グタイミングを定めるものであるため、水平同期信号の
周波数よりも十分に高いものとされている。 このサンプルホールドされた信号と、上記のビデオ信
号とが差分器7に入力されてこれらの間の差分がとられ
る。この差分出力はA/D変換器8に送られる。このA/D変
換器8は、遅延回路9で遅延させられたクロック信号に
同期して、入力された差分信号についてA/D変換をおこ
なう。 遅延回路9の遅延時間は1クロック周期よりは短いが
それに近い時間とされている。そのため、クロック信号
の波形が第2図Aのようであったとすると、遅延回路9
を経た信号の波形は第2図Bのようになる。クロック信
号の立上りのタイミングでサンプルが行われるものとす
ると、第2図Cのイで示されるような波形の入力ビデオ
信号は●印でサンプルされ、ロのようにホールドされる
ことになる。差分器7の出力信号は第2図Dのようにな
り、つぎのサンプルが行われる直前のタイミングにおけ
る×印の信号の大きさがA/D変換器8によりデジタル化
される。この×印のタイミングとつぎのサンプルのタイ
ミング(第2図Cのイの●印)とはきわめて接近してい
るので、×印の信号の大きさは、この×印に近いつぎの
●印の信号の、それより1つ前の●印の信号との差分を
表す。 実際には、第3図に示すように水平走査期間の最初の
バックポーチ後のペデスタルレベルの期間31でリセット
信号を発生し、このリセット信号で差分器7の2つの入
力を短絡するスイッチ71をオンにして差分器7の出力が
0ボルトとなるようにし、これを初期値としてA/D変換
器8でA/D変換してから、上記のようなクロック信号に
応じたサンプルホールド及び差分値のA/D変換を行う。 こうして、ビデオ信号のデジタル化が行われるが、得
られるデジタルデータは、1クロック周期における変化
分をそれぞれ表すことになる。そこで、このような性質
のデジタルデータであることが分かっていれば、アナロ
グ的にあるいはデジタル的につぎつぎに加えていくこと
により絶対値に相当する信号に戻すことは容易である。
そのため、このデジタルデータをそのまま記録して後に
読み出すときに絶対値的な値に戻したり、あるいはデジ
タル的に絶対値を表す形に変換した後、記録することな
どができる。 一般に、X線透過像は、近傍の画素値間では大きな変
化がないという特性がある。そのため、X線ビデオ信号
の1クロック周期ごとの変化分は第2図Dに示すように
ビデオ信号全体の振幅に比較して狭いダイナミックレン
ジのものとなる。そこで、このような狭いダイナミック
レンジの差分器7の出力に対してA/D変換器8の入力ダ
イナミックレンジを設定すれば、A/D変換器8として分
解能の高いものを用いずとも高い分解能のデジタルデー
タを得ることが出る。またビデオ信号の振幅がどれだけ
大きなものとなっても1クロック周期における差分値と
しては大きなものとならないため、過大な振幅のビデオ
信号についても情報を余すところなくデジタル化するこ
とができる。
【発明の効果】 この発明のデジタルX線撮影装置によれば、X線透過
像のビデオ信号を水平同期信号よりも十分に速いレート
でサンプルホールドし、このホールド値とつぎのサンプ
ルタイミング直前でのビデオ信号との差分の値をデジタ
ル化しているため、サンプル周期ごとの変化分をデジタ
ル化することになり、広いダイナミックレンジのビデオ
信号を高い分解能でデジタル化できる。また、過大な振
幅のビデオ信号が入力された場合でも、それに含まれる
情報を余すところなくすべてデジタル化することができ
る。このデジタル化された差分信号をつぎつぎに加算す
るなら、絶対値に相当する信号に容易に戻すことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のブロック図、第2図は動
作を説明するためのタイムチャート、第3図はビデオ信
号の1水平走査期間での波形を示す波形図、第4図及び
第6図はそれぞれ従来例を説明するための波形図、第5
図は従来のホワイトクリップ回路の入出力特性を示すグ
ラフである。 1……X線管、2……被写体、3……イメージインテン
シファイア、4……TVカメラ、5……カメラコントロー
ルユニット、6……サンプルホールド回路、7……差分
器、8……A/D変換器、9……遅延回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体にX線を照射するX線照射手段と、
    被写体を透過したX線による像のビデオ信号を得るX線
    撮像手段と、上記ビデオ信号を、該ビデオ信号の水平同
    期信号よりも十分に速いレートでサンプルホールドする
    手段と、ホールドされた信号とつぎのサンプルタイミン
    グ直前でのビデオ信号との差分をとる手段と、該差分信
    号をA/D変換する手段と、該A/D変換された差分信号をつ
    ぎつぎに加算して絶対値に相当する信号に戻す手段とを
    備えることを特徴とするデジタルX線撮影装置。
JP2263414A 1990-09-30 1990-09-30 デジタルx線撮影装置 Expired - Lifetime JP2924152B2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH04139973A JPH04139973A (ja) 1992-05-13
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