JP2922720B2 - 力測定装置の力減少デバイス - Google Patents

力測定装置の力減少デバイス

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JP2922720B2
JP2922720B2 JP4177691A JP17769192A JP2922720B2 JP 2922720 B2 JP2922720 B2 JP 2922720B2 JP 4177691 A JP4177691 A JP 4177691A JP 17769192 A JP17769192 A JP 17769192A JP 2922720 B2 JP2922720 B2 JP 2922720B2
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01GWEIGHING
    • G01G21/00Details of weighing apparatus
    • G01G21/24Guides or linkages for ensuring parallel motion of the weigh-pans
    • G01G21/244Guides or linkages for ensuring parallel motion of the weigh-pans combined with flexure-plate fulcrums
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01GWEIGHING
    • G01G7/00Weighing apparatus wherein the balancing is effected by magnetic, electromagnetic, or electrostatic action, or by means not provided for in the preceding groups
    • G01G7/02Weighing apparatus wherein the balancing is effected by magnetic, electromagnetic, or electrostatic action, or by means not provided for in the preceding groups by electromagnetic action

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、力を測定する装置中の
力を減少させるためのデバイス、特に秤で、静止部材に
より支持され、力を減少させる働きをする少なくとも一
つの固い梃、及び軸方向には固いが屈曲弾力性の少なく
とも一つのカップリング部材を有するデバイスで、前記
静止部材、梃、及びカップリング部材が、単一片の固体
ブロック材料の固体部分によって形成されており、前記
固体部分が、前記梃の回転面に対し垂直に前記固体ブロ
ックに通って伸びている切除部によって形成されてお
り、前記梃を形成する固体部分が前記静止部材を形成す
る固体部分に、梃の支点を構成する前記固体ブロック中
に形成された屈曲的に弾力性の領域によってのみ結合さ
れており、前記カップリング部材を形成する固体部分
が、前記梃を形成する前記固体部分に前記固体ブロック
中に結合された局部的連結区域によってのみ結合されて
いるデバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】そのような力減少デバイスの目的は、大
きな荷重に耐えることができる秤の重量の如き印加力
を、力測定装置によって、力減少後に受ける力が測定信
号を生ずる働きをする荷重セルの有効荷重能力に適合す
るようになる程度まで減少させることにある。この種の
荷重セルは、例えば、振動弦を有する荷重セル、ピエゾ
電気荷重セル、又は電磁気力補償が行われる荷重セルで
ある。比較的わずかな比率の減少を行いさえすれば良い
場合、力を減少させるために唯一本の梃があるデバイス
を用いることができる。しかし、大きな力、即ち大きな
印加重力の場合には、二本又は三本又はそれ以上の直列
に接続した梃を有する装置が必要になる。
【0003】上で最初に述べた型の既知のデバイスは、
殆どがそれ自体で一体物体として形成されているのみな
らず、測定すべき力を梃のカップリング部材に適用する
働きをする力印加用部材のための平行四辺形ガイドを有
する一体物体として形成されており、その単一片構造に
より、別々に結合された屈曲部分により個々の成分部品
を相互に接続するための全ての組立作業を省略すること
ができることを主に考慮しても有利である。更に、単一
片構造の結果として、用いられる材料の性質は全デバイ
スに亙って同じであり、従って、材料の異なった性質に
より惹き起こされるどのような誤差も除去される。
【0004】既知のデバイスでは、静止部材、梃、及び
カップリング部材を形成する固体部分を互いに分離する
空間部分は、梃の回転面で見て比較的大きな幅を持って
いるため、それらの部品の間には比較的大きな空間が存
在していた。特に既知のデバイスでは、梃の支点を形成
する屈曲的に弾力性の領域及びカップリング部材の連結
区域は、固体ブロック中に形成された孔によって境界が
付けられており、それらの孔は、固体ブロックの薄い区
域で、それらの間に支点又は連結区域が夫々形成されて
いる区域を残すように、対になって並べて配置されてい
る。しかし、比較的広い空間部分(no-material portio
n)、特に既知のデバイスで薄い区域を定める孔は、そ
れらの空間部分を境界とする固体部分が特に大きな程度
に応力を受ける丁度それらの領域でもその材料を弱くす
る。もし固体ブロックの空間的大きさが与えられたなら
ば、既知のデバイスで普通に行われている空間部分の形
は、完全な堅固さ及びデバイスの負荷能力に悪影響を与
え、従って得られる解像力及び正確さに悪影響を与え
る。一方、もし個々の固体部分が、必要なだけ大きくな
れるような大きさであるならば、デバイスの全大きさは
それに応じて増大し、そして望ましくない全大きさの増
大は少なくとも或る程度まで、個々の固体部分を互いに
分離する固体ブロック中の空間部分の体積によっても起
きる。既知のデバイスでは、実質的に力減少用部材を形
成する固体部分の形状にのみ実質的に注意が払われ、そ
れら固体部分を境界付ける空間部分の形に注意が払われ
ていないため、最適の小さな全大きさ又は最適の大きな
堅固さを得ることはできない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、最初
に上で述べた型の構造で、その全大きさを出来るだけ小
さく保ちながら、その堅固さ及び荷重能力を出来るだけ
大きくした構造を与えることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的は、空間部分の
各々を、少なくとも、減少すべき力によって最も大きな
荷重を受ける連結固体部分の領域に沿って伸びるそれら
の区域中で、固体ブロックを分離する狭いラインカット
でのみ形成する本発明により達成される。
【0007】従って、本発明によるデバイスでは、力減
少構造体の必要な部材を形成する固体部分が適切に形作
られているのみならず、それら固体部分を境界付ける空
間部分が、最大の堅固さ及び荷重能力及び、同時に最小
の全大きさが得られるようなやり方で形作られている。
特に本発明によるデバイスは、固いか、又は曲がりにく
い測定用系が、力減少用部材の非常に僅かな屈曲が有り
さえすれば良く、梃の回転面で見て空間部分が非常に小
さな幅を持ちさえするばよいと言うことを考慮に入れて
いる。もしこれが、少なくとも、固体部分の最も大きな
荷重を受ける領域に沿って伸びている空間部分のそれら
の区域、特に梃及び静止部材を形成する区域で実現され
るならば、特に大きな厚さ及び大きな荷重能力が、同時
にデバイスの全大きさの幾らかを減少させながら、達成
される。空間部分のこれら区域を形成する狭いラインカ
ットは、特に、例えばカット幅が数十分の一ミリメート
ルの幅で、スパーク食刻により形成することができる。
実際には、スパーク食刻は現在0.1 〜0.35mmの幅の範囲
で形成するのは容易であり、本発明の標準的実施例で
は、0.25mmの幅でスパーク食刻により都合よく作られて
いる。好ましくは幅は1mm以下、最も好ましくは0.5 mm
以下に選択されるであろう。スパーク食刻以外の切除方
法、例えば水中トーチを用いる方法も、実際的に1mmま
での上記好ましい幅範囲の上方部分には都合がよいであ
ろう。
【0008】充分小さな幅の狭いラインカットを、その
狭いラインカットにより定められる固体部分のひどい劣
化を起こすことなく、形成するのに適切などのような他
の技術を代わりに用いてもよい。連結された固体部分
の、受ける荷重の少ない領域の境界を定める空間部分の
形成は、別法として、大きな幅を持って形成してもよ
い。特に、空間部分のこれらの特に重要ではない領域
は、単一の固体ブロック材料に、例えば、成形、削孔、
又は他の種類の切除により予め形成してもよい。
【0009】それによって装置の全大きさが小さくて
も、数十キログラムから、例えば60kgまでの荷重に対し
105 〜106 のオーダーの解像力を得ることができる。除
去される材料の量が少ないため、複数の梃を直列につな
げるのに何等困難はなく、その連結で最も大きな荷重を
受ける第一梃の力減少率は、堅固さのため10より小さく
なるように決定されている。この第一梃の後に接続され
る二つ又は三つの付加的梃を用いることにより、デバイ
スの全大きさを小さくしながら、103 までの全減少率を
達成することができる。出力側、即ち最後の梃の所で或
る変動幅が望まれる場合には、この最後の梃を境界付け
る空間部分をそれにも拘わらず狭いラインカットとは対
照的に一層幅広くすることができる。なぜなら、この最
後の梃の場合には、荷重強度条件が、既に行われた大き
な力減少のため、比較的小さくなっているからである。
【0010】どのような場合でも、大きな荷重を受ける
領域中の空間部分の特別な形により、梃(単数又は複
数)及び静止部材の厚さを、測定精度に影響を与えるよ
うな曲がりを防ぐのに充分な大きさにすることができ
る。同時に、特にスパーク食刻による狭いラインカット
の形成により、これらのラインカットを希望するどのよ
うなやり方でも形成することができ、特に梃の支点とし
て働く屈曲部分を最適の形、特に純粋に円状の境界線か
ら外れた形にすることができる。
【0011】固体ブロックを製造するため、多数の適当
な材料を入手することができる。単一片からなる力減少
デバイスのために充分証明されている材料は、就中、ア
ルミニウム合金である。しかし、例えば鋼も適切な材料
に相当する。
【0012】請求項1に詳細に定義された大きな荷重を
受ける領域に隣接した空間部分中の最小の材料を除去す
ると言う原理の特別の態様として、カップリング部材を
形成する固体部分及びその梃への連結区域を、梃を形成
する固体部分から分離する空間部分は、狭いラインカッ
トの形をしている。従って、カップリング部材に隣接し
た梃の腕のために出来るだけ大きな厚さが残っており、
その梃の腕には、この梃が大きな荷重の下で望ましくな
い曲りを起こさないように保護されている結果として、
カップリング部材を経て印加される力で最も大きな荷重
を受ける。同時に、梃の長手方向に対し直角に伸びてい
るカップリング部材は、梃のほぼ横幅までその長手方向
の大きさを限定することができ、その長手方向の大きさ
は、梃の長手方向の軸に垂直に配向されており、梃に直
ぐ隣接して配列され、狭いラインカットによってのみ後
者から分離することができ、その結果デバイスの大きさ
は梃の長手方向の軸に対し垂直な方向で小さくなってい
る。
【0013】更に、本発明の有利な発展として、減少す
べき力がカップリング部材を経て加えられる梃腕の堅固
さは、静止部材を形成する固体部分を、梃を形成する固
体部分から分離する空間部分が、少なくとも、支点のカ
ップリング部材の方へ向いた側を境界付けるその区域
で、狭いラインカットの形をしている点で好ましい影響
を受けている。それによって狭いラインカットの幅によ
ってのみ限定される全長さは、梃の支点とカップリング
部材の連結区域との間の梃腕のために残されており、そ
の結果、支点とカップリング部材の連結区域との間に形
成された梃腕はできるだけ大きな堅固さを持つようにな
っている。
【0014】一方、有利な精密化として、梃を形成する
固体部分を静止部材を形成する固体部分から分離する空
間部分が、支点のカップリング部材の方へ向いた側を境
界付ける区域からカップリング部材の連結区域の方へ伸
びているその区域中で、狭いラインカットの形をしてい
る。梃の支点からカップリング部材の連結区域へ伸びる
空間部分の区域も狭いラインカットの形をしているこの
形状により、カップリング部材と支点との間の梃腕に有
効な材料の共有が、与えられたデバイスの全大きさに対
しできるだけ大きくなるのみならず、静止部材を構成す
る隣接した部分のために残っている材料の共有もできる
だけ大きくなり、その結果梃を支える静止部材の堅固さ
に好ましい影響が与えられている。
【0015】従って、唯一つの力減少用梃を有するデバ
イスと、複数のそのような梃が直列に中で接続されてい
るデバイスの両方を用いると言う本発明の考えは、特に
後者の場合、カップリング部材が、減少すべき力を梃に
加えるための第一カップリング部材を構成し、その梃が
第一梃を構成し、その第一梃の後に結合された第二梃が
更に力を減少する働きをするようなデバイスも包含して
おり、そのデバイスは、第一梃を形成する固体部分の第
二梃に隣接する側を、第二梃を形成する固体部分から分
離する空間部分が狭いラインカットの形をしていると言
う点で有利に改良されている。この構造では、第一及び
第二梃は、それらの回転面で見て互いに直ぐ隣接して配
置されており、分離用空間部分を形成する狭いラインカ
ットによってのみ離されている。従って、二つの梃の厚
さのために、それらの長手方向に対し垂直に見てできる
だけ大きな材料が共有されるように残されており、同時
にデバイスの大きさ、即ち、梃の長手方向に対し垂直に
見たデバイスの大きさは最小になる。
【0016】この意味で、本発明の特に有利な精密化
は、軸方向には固く屈曲的には弾力性の第二カップリン
グ部材を形成する固体部分で、狭いラインカットの形の
空間部分によってのみ第一梃を形成する固体部分から分
離されている固体部分が、第一梃を形成する固体部分の
一方の端に与えられており、その端は、第一梃への第一
カップリング部材のその支点を越えた連結区域とは反対
の所にあり、第一梃への第二カップリング部材の連結区
域とは反対側にあるその一方の端は、静止部材により支
持されて第二梃を形成する固体部分に連結されている。
ここでもまた、第二カップリング部材を第一梃から分離
している空間部分の特別な形により、デバイスの大きさ
は特に小さいが、同時に荷重を受ける部品にとって有効
な最大量の材料を保持している。なぜなら、第二カップ
リング部材と、その第二カップリング部材に接続した第
一梃の部分とが、二つの梃の長手方向に見て互いに隣接
して配列されており、最小の幅の空間部分によってのみ
互いに分離されているからである。それによって二つの
梃の長手方向の大きさが小さく維持されるのみならず、
それに垂直な大きさも小さく維持される。なぜなら、第
二カップリング部材と、それに接続した第一梃の部分
が、長手方向に垂直な方向に互いに重なるのではなく、
長手方向に並べて配列されているからである。
【0017】これに関し、除去される材料が最小である
ことから得られる製造が簡単であることと同様、空間的
小型化及び機械的堅固さの利点が、第二カップリング部
材を形成する固体部分の第一梃とは反対側を、静止部材
を形成する固体部分から分離する空間部分が狭いライン
カットの形をしている点で、更に大きくなっている。
【0018】更に、この態様の更に有利な発展は、静止
部材を形成する固体部分を第一梃を形成する固体部分か
ら分離する空間部分が、第二カップリング部材の連結区
域の境界を定める空間部分から、静止部材の方へ向いた
側の第一梃へ伸びている区域中で、狭いラインカットの
形をしていることを特徴とする。このように、第一梃
は、狭いラインカットによってのみ、第二カップリング
部材と接続されている部分中で、静止部材から分離され
ており、その結果、特に静止部材のために有効な材料の
弱化ができるだけ少なくなるようにされ、従って、静止
部材にとって特に重要な堅固さも増大する。
【0019】最小量の材料を除去することによる製造の
簡単化のため、またその結果として堅固さを増大する目
的から、本発明の態様は、静止部材を形成する固体部分
を、第二梃を形成する固体部分から分離する空間部分
が、第二梃の支点の領域中で狭いラインカットの形をし
ている点で更に発展している。
【0020】本発明の更に一つの考えに従い、少なくと
も二つの梃を含む態様として、二つの梃の間の境界は次
のようになっている。第二梃を形成する固体部分の第一
梃の方に向いた側を、第一梃を形成する固体部分から分
離し、狭いラインカットの形をしている空間部分が、第
二カップリング部材を第一梃から分離している空間部分
の一方の端で、第二梃への連結区域を分離している端か
ら、第一梃の支点の方へ第二カップリング部材とは反対
側の端まで、それら二つの梃の長手方向に対し第一梃が
第二カップリング部材の方へ細くなり、第二梃が第一カ
ップリング部材の方へ細くなるような角度で傾いてい
る。それによって、それら梃の二つ梃の長手方向に対し
直角に見た梃の厚さは、未減少力が加わる位置に隣接し
て横たわる各梃の部分で大きくなっており、その結果こ
れらの部分は力が加わる位置と反対側に横たわる梃の端
部分よりも広くなっており、それによりそれらの二つ梃
が横に並んで配列されているため、一方の梃の広くなっ
た端が他方の梃の狭くなった端に隣接し、その逆の形に
もなっている。力が加わる点と反対側の梃の端部分が先
が細くなった形の梃になっていることにより伴われる厚
さの減少は、何ら堅固さの低下を意味するものではな
い。なぜなら、これらの端部分は、減少した力、従って
一層小さな力しか加わらないからである。他方、未減少
力が加わる高度に応力を受ける部分は、小さな応力を受
ける端部分よりも大きくなっているが、その拡大はデバ
イスの大きさの増大を含むものではない。
【0021】三つの梃を有する態様の場合、第一梃から
狭いラインカット形の空間部分によってのみ分離されて
いる固体部分で、軸方向には固いが屈曲的に弾力性の第
三カップリング部材を形成する固体部分が、第二梃を形
成する固体部分の端に与えられており、その端が第二カ
ップリング部材の第二梃へのその支点を越えて連結する
区域とは反対側にあり、第三カップリング部材の第二梃
への連結区域とは反対側のその一方の端が、静止部材に
よって支えられた固体部分に対して作用を及ぼし、その
固体部分は更に力を減少する働きをする固い第三梃を形
成している。この形態では、第三梃に対して働く第三カ
ップリング部材が狭いラインカットによってのみ第一梃
から分離されているが、最大の小型化及び最小の材料除
去量の原理は、少なくとも三つの梃を有するデバイスに
も依然として含まれている。ここで三つのカップリング
部材全てが三つの梃の共通の長手方向に対し直角に伸び
ており、各カップリング部材が梃の一方に直ぐ隣接し、
それから狭いラインカットによってのみ分離されてい
る。
【0022】更に、本発明の別の有利な精密化として、
第三カップリング部材を形成する固体部分及びその第三
梃への連結区域を、第三梃を形成する固体部分から分離
する空間部分は、狭いラインカットの形をしている。こ
こで、減少すべき力が第三カップリング部材によって加
えられる第三梃の梃腕を形成するのに用いられる固体部
分は、狭いラインカットにより最小量の材料だけしか減
少しておらず、その結果第三梃の最も大きな応力を受け
る部分の堅固さが増大する。
【0023】同様に、第三てこの最も大きな荷重が掛か
る部分の堅固さは、静止部材を形成する固体部分を、第
三梃を形成する固体部分から分離する空間部分が、少な
くとも、第三梃の支点の第三カップリング部材の方へ向
いた側を境界付けている区域で狭いラインカットの形を
している点で、本発明の更に精密化により最適にされて
いる。
【0024】本発明の範囲内で更に次のことが与えられ
る。静止部材を形成する固体部分が、平行四辺形の固定
支持される足を有する単一片の平行四辺形ガイドの内側
に、その平行四辺形の固定足に取付けられ、そのガイド
は平行四辺形の固定支持足、互いに本質的に平行な2本
の軸方向に固く屈曲的に弾力性の連結部材、及び連結部
材により平行四辺形の固定足の所に平行に導かれていて
測定すべき力を受ける平行四辺形の可動性足を具えてお
り、更に平行四辺形の可動性足に隣接するカップリング
部材の各連結区域がその平行四辺形の可動性足に取付け
られている。それにより構造的に簡単で小型化したやり
方で力補償型秤として特に与えられる平行四辺形ガイド
中へ力減少用デバイスを挿入することができる。しか
し、一方の単一片平行四辺形ガイドと、他方の単一片力
減少用デバイスは、互いに別々に形成してもよい。その
場合、少なくとも静止部材と平行四辺形の固定足との間
の接続部分及びカップリング部材と平行四辺形の可動性
足との間の接続部分の領域で、一緒に結合すべき部品は
互いに相互に固定される仕方で隣接しており、ボルト接
続により簡単に一緒に固定することができる。特に、平
行四辺形ガイドと力減少用デバイスとをこのように別々
に製造することにより、梃の回転面に垂直に測定した力
減少用デバイスの厚さ及び平行四辺形ガイドの厚さは、
例えば、平行四辺形ガイドに力減少用デバイスの厚さよ
りもかなり大きくした厚さを与えることにより異なって
いるように設計することができ、それは力を受け、その
力を秤量皿から平行四辺形の可動性足に適用する目的か
ら望ましいであろう。
【0025】別法として、デバイスの構造は次のような
ものにすることができる。静止部材が、単一片の平行四
辺形ガイドで、平行四辺形の固定支持足、互いに平行な
2本の軸方向に固く屈曲的に弾力性の連結部材、及び連
結部材により平行四辺形の固定足の所に平行に導かれて
いて測定すべき力を受ける平行四辺形の可動性足を具え
ている平行四辺形ガイドの内側に、固定足と一体化され
た単一片固体部分として形成されており、更に平行四辺
形の可動性足に隣接するカップリング部材の各連結区域
がその平行四辺形の可動性足に一つの片として連結され
ている。従って、この態様では、平行四辺形ガイドと力
減少用デバイスとが一つの単一の片として一つの単一の
固体ブロックから形成されている。
【0026】この全て単一片からなる設計の特に有利な
精密化として、平行四辺形ガイドに隣接する区域の静止
部材形成固体部分を平行四辺形ガイドを形成する固体部
分から分離する空間部分が狭いラインカットの形をして
いる。これによって、平行四辺形ガイドに隣接する静止
部材の区域と平行四辺形ガイドとの間には、特に静止部
材と平行四辺形の2本の連結部材の一方との間には、狭
いラインカットにより形成された最小の空間しか存在せ
ず、その結果静止部材のために利用できる最大の厚さが
残され、同時にその区域では平行四辺形ガイド内に静止
部材を形成するのに単一のラインカットが有りさえすれ
ばよい点で製造工程が簡単化されている。
【0027】同様に、最小の材料除去量、出来るだけ小
さな全大きさ、堅固さの増大、及び製造の簡単化が本発
明の更に有利な精密化により達成される。その場合、平
行四辺形の可動性足に隣接するカップリング部材を形成
する固体部分を平行四辺形の可動性足を形成する固体部
分から分離する空間部分は、狭いラインカットの形をし
ている。平行四辺形の可動性足からの力を、単一の梃又
は複数の梃を有する力減少用系の第一梃へ伝える働きを
するカップリング部材は、平行四辺形の可動性足に沿っ
て伸び、そこから狭いラインカットによってのみ分離さ
れている。それによって特に梃の長手方向、即ちカップ
リング部材かせ伸びる方向とは直角に見た全大きさは小
さく維持され、従って、カップリング部材の荷重が加え
られる梃の部分のために利用できる材料の共有は出来る
だけ大きくなっている。
【0028】最後に、構造的小型化増大した堅固さ及び
簡単な製造が、平行四辺形ガイドに隣接する梃を形成す
る固体部分を平行四辺形ガイドから分離する空間部分
が、狭いラインカットの形をしているならば、更に向上
させることができる。それにより力を減少するのに役立
つ全部分が、狭いラインカットによってのみ梃の側でも
分離されることにより、平行四辺形ガイドを形成する部
分へ緊密に嵌合される。
【0029】本発明の範囲内で、次の点を特徴とする別
の有利な態様が与えられる。即ち、単一片固体ブロック
は、固定支持足、互いに平行な2本の軸方向に固く屈曲
的に弾力性の連結部材、及び連結部材により平行四辺形
の固定足の所に平行に導かれていて測定すべき力を受け
る働きする平行四辺形の可動性足を具えており、平行四
辺形ガイドの内部へ突出する平行四辺形の固定足の単一
片固体部分により静止部材が形成されており、静止部材
を形成する固体部分の一つの連結部材の方へ向いた側
を、その連結部材を形成する固体部分から分離する空間
部分が狭いラインカットの形をしている点を特徴とす
る。従って、この態様では、静止部材は、狭いラインカ
ットによってのみ平行四辺形ガイドの2本の連結部材の
一方から分離されている。従って、連結部材の長手方向
に垂直な方向の固体ブロックの大きさが与えられた場
合、静止部材のために利用できるこの方向の高さは、静
止部材と隣接する連結部材との間で除去される材料が最
少量になることによりできるだけ大きく維持される。静
止部材に作用する力は、それによって支持される梃の結
果としてこの垂直方向に及ぼされるので、この方向で出
来るだけ大きな堅固さを静止部材に得ると言う目的がそ
れによって達成される。
【0030】除去される材料の量を最少にし堅固さを最
大にし、デバイスの大きさを最大にすると言う同様な目
的を有するこの態様の更に一つの精密化は、梃を形成す
る固体部分の一方の連結部材に隣接する側で、静止部材
に隣接する他方の連結部材とは反対の側を、その一方の
連結部材を形成する固体部分から分離する空間部分が狭
いラインカットの形をしていることを特徴とする。
【0031】また、カップリング部材を形成する固体部
分で、その連結区域から平行四辺形の可動性足の方へそ
れと平行に、平行四辺形の可動性足の方に向いた梃の一
方の端への連結区域まで伸びている固体部分を、静止部
材を形成する固体部分から分離する空間部分が狭いライ
ンカットの形をしているようなやり方で本発明のこの態
様を発展させることは有利である。従って、カップリン
グ部材は連結部材の長手方向及び平行四辺形の可動性足
とその方へ向いた静止部材の端部との間の梃に対し直角
に伸び、静止部材から狭いラインカットによってのみ分
離されている。
【0032】除去される材料の量を最少にすると言う考
えは、次のようにしてカップリング部材の静止部材に対
し反対の側で利用されるのが有利である。即ち、カップ
リング部材を形成する固体部分で、その連結区域から平
行四辺形の可動性足の方へそれと平行に、平行四辺形の
可動性足の方に向いた梃の一方の端への連結区域まで伸
びている固体部分を、平行四辺形の可動性足を形成する
固体部分から分離する空間部分が狭いラインカットの形
をしていることである。
【0033】デバイスの大きさを出来るだけ小さくしな
がら、少なくとも大きな応力を受ける部分で、出来るだ
け大きな堅固さを得ると言う目的は、更に、梃を形成す
る固体部分及びその支店の静止部材の方へ向いた側を境
界付ける空間部分が狭いラインカットの形をしているな
らば達成される。従って、梃と静止部材との間も最少量
の材料しか除去されておらず、その結果狭いラインカッ
トで得られる最少の空間が個々の部品の間に与えられる
上記対策に関連して。静止部材が、一方では連結部材の
一つから最少の空間によって分離され、他方梃から最少
の空間によって分離されており、後者の梃自身が同じく
最少の空間によって他方の連結部材から分離されてい
る。
【0034】本発明によれば、この態様は、一つの単一
梃によるのみならず、力を減少する働きする少なくとも
二つの直列に接続された梃によって力の減少が達成され
るようなやり方で発展させることもできる。この種の態
様は、第一梃と、力を更に減少させる働きをする固い第
二梃とを接続する第二カップリング部材が梃を形成する
固体部分の端に与えられており、その端がカップリング
部材を平行四辺形の可動性足の方へ向いた梃の端へその
梃の支店を越えて連結する区域とは反対側にあり、然
も、第二梃を形成する固体部分を、第一梃を形成する固
体部分から分離する空間部分が狭いラインカットの形を
していることを特徴とする。従って、この形態では、二
つの梃を形態する固体部分がそれらの互いに向かい合っ
た側で互いに直ぐ隣接して配置されており、そこで互い
に狭いラインカットによってのみ分離されている。この
場合も、二つの梃の荷重能力を不必要に弱くするような
不必要な材料の損失は起きないであろう。
【0035】この関係で、第二カップリング部材を形成
する固体部分を、第二梃を形成する固体部分から分離す
る空間部分が狭いラインカットの形をしているならば非
常に有利である。従って、二つの梃の長手方向に対し垂
直に伸びる第二カップリング部材は、第一梃を静止部材
から分離する場合と全く同じ切除方法で第二梃の方へ向
いた側を分離することができる。更に、大略、第二カッ
プリング部材は第二梃の横幅のためにどのような場合で
も必要になる空間内でここでは構成され、その結果第二
カップリング部材が存在しても、梃の長手方向に垂直な
方に必要になる空間に認め得る程の増大を起こすことは
ない。
【0036】第二カップリング部材は、平行四辺形の固
定足の方へ向いた側で最少量の材料を除去することによ
り分離することができる。この目的から、本発明の別の
有利な精密化として、第二カップリング部材を形成する
固体部分の第二梃とは反対の側を、静止部材を形成する
固体部分から分離する空間部分は狭いラインカットの形
をしている。
【0037】本発明のこれらの態様で、もし第二カップ
リング部材を形成する固体部分の第一梃とは反対の側
を、静止部材を形成する固体部分から分離する空間部分
が狭いラインカットの形をしているならば非常に有利で
ある。梃及び連結部材の長手方向に対し直角な方向で静
止部材及び第二梃のために利用できる固体部分が出来る
だけ大きく残され、それによってこれらの部材の堅固さ
の特徴を増大していることは明らかである。
【0038】今まで述べてきた全ての態様で、最も大き
な応力を受ける区域を分離する空間部分の材料を最少量
しか除去しないと言う考えを別にして、連続的切除によ
って出来るだけラインカットを形成することにより力減
少用デバイスの製造を簡単化する役割も果たしており、
その結果狭いラインカットによって最少量の材料が除去
されることは、デバイスの個々の部品に及ぼされる荷重
が小さくなる部分でも有利である。この後者の利点に関
し、本発明の更に一つの精密化として、もし静止部材を
形成する固体部分を、第二梃を形成する固体部分から分
離する空間部分が、少なくとも、第二梃の支店の第二カ
ップリング部材の方を向いた側を境界付ける区域、及び
第二カップリング部材を第二梃へ連結する区域まで伸び
る続く区域で、狭いラインカットの形をしているなら
ば、有用であろう。
【0039】特に、本発明及び上で述べたその特別の態
様の全てを、各カップリング部材の曲げ弾力性が、その
二つの場所にある連結区域の所に形成された固体ブロッ
クの屈曲的に弾力性の領域に集中しているデバイスで有
利に用いることができるであろう。
【0040】同じことは、連結部材の曲げ弾力性が、連
結部材を形成する固体部分の屈曲的に弾力性の領域によ
って達成され、その屈曲的に弾力性の領域が平行四辺形
ガイドの四つの角に位置しているデバイスにも当てはま
る。
【0041】この関係で、各ラインカットが少なくとも
屈曲的に弾力性の領域の範囲でスパーク食刻により形成
されることが重要な工程であることが判明している。ス
パーク食刻は、特に狭いラインカットを形成し、更に実
際的どのような希望の形でもこれらのラインカットを与
えることができる。屈曲部分が固体ブロックの隣接した
孔の間に形成され、それによって円状の線の一部によっ
て境界付けられている既知の型の屈曲部分とは異なっ
て、スパーク食刻法は、円状の境界とは異なった屈曲部
分の最適の形を選択することができる。
【0042】スパーク食刻法を実施し易くするため、固
体ブロックは各連続的狭いラインカットのための孔を有
し、その孔はそのようなラインカットの各々に接続して
おり、スパーク食刻用ワイヤーを入れるのに役立つ。最
少量の除去材料を超える材料の除去量を与えるこれらの
孔は、勿論それらが堅固さが大きいことが要求されない
ような場所に存在するようなやり方で配置される。
【0043】本発明の全ての態様で、各梃について、カ
ップリング部材のその梃への連結区域及びその梃の支点
が、カップリング部材の長手方向に直角に配向した共通
の直線上に配置されるような幾何学的配置が好ましい。
そのような配置により、各梃に力が加わる、及び各梃の
支点が共通の直線上に存在し、測定誤差の発生が最も少
なくなる。
【0044】また、本発明の範囲以内で、少なくとも屈
曲部分の一つの所の固体ブロックに凹所が形成され、そ
の凹所により梃の回転面に垂直な方向の固体ブロックの
厚みが減少する付加的対策が与えられる。特に複数の梃
及び高度力の減少を有するデバイスの場合には、最初の
梃の後に接続された梃に作用する力は、既に力減少の結
果として高度に減少しており、その結果屈曲部分の堅固
さに対する要求はそれに応じて低くなる。他方、これら
の後の梃及びそれらのカップリング部材は大きな偏向を
受けるので、各屈曲部分のスプリング定数を更に低下す
ることが望ましい。このことは、それらの屈曲部分の領
域中の材料の厚さを減少する固体ブロック中の凹所によ
って生ずる厚さの減少により容易に達成することができ
る。これらの凹所は、意図的に固体ブロックの相対する
表面中の梃の回転面に対して対称的な対の形で形成され
る。
【0045】最後に、全ての本発明の態様に関連して、
有利な精密化は次のことを特徴とする。即ち、平行四辺
形の可動性足に接続したカップリング部材を形成する固
体部分中にその固体部分の平行四辺形の足に連結する区
域と梃との間に凹所が形成されており、その凹所は平行
四辺形の面に対し直角な方向の前記カップリング部材を
形成する固体部分の厚さを減少していることである。こ
の凹所も、梃の回転面に対して固体ブロックの二つの相
対する表面に意図的に対称的に形成されているが、梃の
回転面に対し直角な方向で、殆ど引張り部材として働く
カップリング部材の曲げ強度を減少し、更にその捩れに
対する堅固さも減少し、その結果測定すべき力が平行四
辺形の可動性足に中心から外れて適用されることにより
起こされる偏向が、カップリング部材の凹所の所で取り
込まれ、カップリング部材に接続した梃に伝達されるこ
とはないであろう。それによってその系は中心を外れた
荷重の適用により起こされる誤差を受けにくくなる。
【0046】本発明の別の態様として、静止部材により
支持され、力を減少する働きをする少なくとも一つの固
い梃を有する力測定装置、特に秤で力を減少するための
デバイスにおいて、静止部材及び梃が単一片の固体ブロ
ックの固体部分によって形成され、前記固体部分が、、
梃の回転面に対し直角に前記固体ブロックを通って伸び
る凹所によって形成された空間部分によって境界付けら
れており、その中で梃を形成する固体部分が、固体ブロ
ック中に形成された支点を構成する屈曲部分によっての
み、静止部材を形成する固体部分に連結されており、静
止磁石構造体によって生ずる磁場中で動くことができる
補償コイルを有する電磁気力補償系が与えられており、
前記補償コイルは減少した力を与える各梃の自由腕上に
支持されており、測定すべき力に関して零1に力補償系
の補償電流のための制御回路により釣り合わされている
デバイスが、磁石構造体が静止部材を形成する固体部分
上に支持されているような仕方で本発明により開発され
ている。
【0047】この特徴は、静止部材を形成する固体部分
が非常に大きな大きさを持つ場合でも、特に入力する力
が比較的大きな場合、即ち、名目上大きな荷重の秤の場
合、梃の支点の所の静止部材に伝達された力が、その静
止部材を形成する固体部分に力印加方向に依然として最
小の偏向を起こし、その力が電磁力補償が行われる測定
系で得ることができる非常に大きな精度に依然として影
響を与えることを考慮に入れている。即ち、静止部材の
そのような最小の偏向の結果として、梃(単数又は複
数)の支点(単数又は複数)の位置が僅かに変化し、そ
れによって補償コイルと静止磁石構造体との間の零1に
変化を起こすであろう。本発明により、磁石構造体は静
止部材を形成する固体部分に支持されているので、磁石
構造体は静止部材の偏向、従って補償コイルを保持する
梃構造体の支点の位置の変化に従い、その結果補償コイ
ルと磁石構造体との間の相対的位置関係が維持され、零
1に望ましくない変化が起きることはないであろう。
【0048】有利な空間的配列を考慮に入れて、この考
えを実現するのに好ましい一つの態様は、磁石構造体
が、ブラケットの一方の端で、梃の回転面に平行に伸
び、その一方の端により固体ブロックを超えて突出して
いるその一方の端上に支持され、他方の端が静止部材に
取付けられていることを特徴とする。特に力減少デバイ
スが平行四辺形ガイド中に埋められているか、又はその
ような平行四辺形ガイドと一つの片として形成されてい
る設計では、力補償系は平行四辺形の可動性足の近くの
固体ブロックの外側に配置することができる。
【0049】これに関し、磁石構造体を安定に支持する
ために、もしブラケットが「U」の形をし、固体ブロッ
クがその「U」の二つの足の間に配置されるならば特に
有利である。
【0050】同様に、磁石構造体によって生ずる磁場内
に補償コイルを吊すことは、その補償コイルが、ブラケ
ットの一方の端で、梃の回転面に対し平行に伸びて前記
一方の端により固体ブロックを超えて突出しているその
一方の端に支持されており、その他方の端が減少した力
を与える梃の自由腕に取付けられていることにより、有
利に行われる。
【0051】この場合でも、もしブラケットが「U」の
形をし、固体ブロックがその「U」の二つの足の間に配
置されるならば、補償コイルの安定な支持のために特に
有利である。
【0052】
【実施例】本発明の付加的特徴、詳細な点、及び利点
は、次の記載及び図面から明らかになるであろう。本文
中に明確には述べられていない図面の全ての特徴は、本
発明の記載の目的から参照としてここに組み込まれてい
る。
【0053】図1,4,5、及び7から分かるように、
図面に例示された態様の各々において、単一片の固体ブ
ロック1 又は101 は、夫々複数の固体部分に分けられて
おり、それらの部分は固体ブロック1 又は101 内の空間
部分によって境界が付けられている。これらの空間部分
は固体ブロック1 又は101 に夫々切除を行うことにより
形成されており、それらは図面を見る人の方に向いたそ
の主要表面に垂直に固体ブロック全体を貫通している。
後で詳細に記述するように、これらの空間部分は狭いラ
インカットの形をしており、少なくとも、それらが定め
る固体部分が主要表面の方向に見て非常に大きな荷重力
を受ける区域中で、最少量の材料を除去することにより
得ることができる。例えば、狭いラインカットの幅は、
主要表面の方向に測定して数十分の一ミリメートルにし
かならない。そのような狭いラインカットは、例えば腐
食ワイヤーによってスパーク食刻法によって製造するこ
とができるであろう。単一片固体ブロック1 又は101 に
夫々適した材料は、例えばアルミニウム合金である。し
かし、鋼合金又は化合物材料の如き他の多くの種類の材
料も適しているであろう。
【0054】図1〜図4の特別の態様において、就中、
二つの固体部分2及び3が形成されており、それらは夫
々矩形の二つの長い辺に沿って伸びており、それらの辺
は互いに平行になっている。各固体部分2,3 は、一方の
側が矩形の固体ブロック1 の夫々外側の縁によって境界
が付けられており、その内側の方は、空間部分4 及び5
によって夫々境界が付けられている。狭いラインカット
の形で矩形の二つの長い方の辺に沿って平行に伸びてい
る空間部分4 及び5 は、それら空間部分4 及び5 の端部
の所が固体ブロック1 の夫々隣接する長手方向の縁の方
へ凸型にアーチ状になっている。空間部分4,5 のこれら
凸型アーチに対し対照的に、固体ブロック1 は相補的な
凹型のアーチを有し、それによって相互に向かい合った
凹型と凸型のアーチの間に形成された固体ブロックの薄
い領域は、屈曲部分6,7,8 及び9として働く。
【0055】四つの屈曲部分6,7,8 、及び9 は、固体ブ
ロック1 内の平行四辺形の四つの角に当たる所に存在し
ており、その結果屈曲部分6 と7 の間に伸びる固体部分
2 、及び屈曲部分8 と9 の間に伸びる固体部分3 の両方
が、夫々平行四辺形の一つの連結部材を形成する。屈曲
部分6 と9 の間には固体部分10が存在し、それは平行四
辺形の固定足を形成し、固体部分2,3 の長手方向を横切
るように伸び、平行四辺形の連結部材を形成する。それ
に対し固体部分10とは反対側の、他方の屈曲部分7,8 を
越えた固体部分11は、平行四辺形の可動性足を表す。測
定すべき力、例えば秤ろうとする重量の力は、平行四辺
形の反対側の固定足10が図面には示されていない棚に固
定されたまま、この平行四辺形の可動性足11に、平行四
辺形の可動性足11の長手方向、即ち連結部材2,3 の長手
方向を横切る方向に加わる。
【0056】平行四辺形の可動性足11を構成し、矩形の
長い方の縁を横切るように伸びている矩形の短い方の縁
によって一方の側が境界付けられている固体部分は、固
体ブロック1 の内側の方へ向いたその他方の側では、空
間部分12によって境界付けられている。この空間部分12
は、矩形のこの短い方の縁と平行に伸びており、狭いラ
インカットの形をしており、二つの互いに或る距離隔て
た所で平行四辺形の固定足10の方へ凸型にアーチ状にな
っている。空間部分12は、一方で屈曲部分8 の方に向け
て凸型になったアーチを持って終わっており、他方では
屈曲部分7 の方に向いて凸型のアーチ部分を越えて空間
部分4 と接続している。
【0057】空間部分12の二つの凸型アーチ部分に向か
い合って、平行四辺形の可動性足11の方へ凸型になった
二つの相補的アーチが存在し、それらアーチは、もしそ
れがなければ空間部分12と平行に伸びているであろう空
間部分13の一部分を形成する。空間部分13は、屈曲部分
8 の方へ向いたそのアーチを越えて、連結部材3 を限定
する空間部分5 まで伸びており、一方屈曲部分7の方に
向いたその他方のアーチを越えて湾曲して伸び、平行四
辺形の可動性足11の方に向いたアーチの側で屈曲部分14
を定めるようになっており、その屈曲部分14は梃の支点
として働く。
【0058】空間部分12及び13は、それらの凹型のアー
チが互いに一対になって向かい合い、それらの間に屈曲
部分15及び16を構成する固体ブロック1 の狭い領域が形
成されているが、それによって第一カップリング部材17
を形成する固体部分をそれらの間に定めている。屈曲部
分16は、第一カップリング部材17を平行四辺形の可動性
足11に連結する区域を形成し、屈曲部分15は第一梃18へ
のその連結区域を形成する。この第一梃18は、後に一層
詳細に記述するが、支点として働く屈曲部分14上に直角
に支持されており、一方の側が空間部分13によって境界
付けられている。
【0059】この第一梃18は、連結部材2 を形成する固
体部分に沿って伸び、その連結部分からは狭いラインカ
ットの形の空間部分4 によってのみ分離されているが、
第一カップリング部材17の連結区域を形成する屈曲部分
15と屈曲部分14との間で、連結部材2 とは反対の側が、
それらの間に伸びる空間部分13の区域により固体ブロッ
ク1 から分離されている。同じく狭いラインカットの形
をしている空間部分4と平行に伸びる別の空間部分19
は、屈曲部分14の屈曲部分15とは反対側で第一梃18を単
一片固体ブロック1 から分離している。この空間部分19
は屈曲部分14を定めるアーチ状部分で一方の端が終わっ
ており、その反対の端は、平行四辺形の固定足10の長手
方向に伸びる空間部分20へと変化しており、その空間部
分20は、空間部分12と同様に、第二カップリング部材21
の、平行四辺形の可動性足11の方に向いた側の境界を定
め、空間部分12と同様に、屈曲部分22,23 を定める区域
を有し、それらの屈曲部分は互いに或る距離隔たってお
り、平行四辺形の固定足10の方へ凸型に湾曲している。
平行四辺形の固定足10の方へ向いた側で、第二カップリ
ング部材21は、空間部分20の経路とは相補的に伸びる空
間部分24によって境界付けられており、後者の空間部分
は平行四辺形の固定足10の長手方向にも伸び、屈曲部分
22,23 を定める働きをするアーチを有する。第二カップ
リング部材21を第一梃18へ連結する区域を構成する屈曲
部分22を越えて、同じく狭いラインカットの形をしてい
る空間部分24が伸びており、それは空間部分4 に達し、
屈曲部分6 の、屈曲部分7 の方へ向いた端の所で接続し
ている。
【0060】先ず第一に、空間部分24は同様に、屈曲部
分22に対する屈曲部分23から第一梃18の長手方向と平行
に狭いラインカットの形でそれから遠ざかるように伸
び、第一梃18の方へ一方の端を向けたアーチ状の湾曲で
終わっており、そのアーチ状の湾曲は、第二梃25のため
の支点として働く屈曲部分26の第二カップリング部材21
の方へ向いた側を定める。屈曲部分26を単一片固体ブロ
ック1 から、平行四辺形の固定足10の方へ向いたその他
方の側を分離する空間部分27は、屈曲部分26を境界付け
るそのアーチ状の区域から第一梃18から遠ざかるように
伸び、平行四辺形の固定足10の長手方向に或る距離進
み、次に第一梃18の長手方向と平行に、第二カップリン
グ部材21の結合区域を形成する屈曲部分23を越え、次に
傾斜区域、第一梃18の長手方向に平行な区域、最後に第
一梃18の長手方向に垂直な区域を連続して経た後、それ
は空間部分19に接続する。
【0061】このように、第二梃25の第一梃18とは反対
の側の境界を定める空間部分27、そこから第一カップリ
ング部材17へ伸びる空間部分19の区域、第一カップリン
グ部材17の境界を定める空間部分13、及び連結部材3 の
境界を定める空間部分5 の間に、平行四辺形の固定足を
形成する固体部分10と一つの片として接続された固体部
分で、それによって静止部材を形成する固体部分28が定
められている。
【0062】この形状で、第一及び第二梃18及び25は、
夫々静止部材28に対して屈曲部分14及び26によって夫々
垂直に支持されていることは明らかである。測定すべき
力が、平行四辺形の可動性足11に加わると、それに接続
された第一カップリング部材17に、屈曲部分16を経て連
結力として働き、そのカップリング部材自身は屈曲部分
15を経て第一梃18に作用する。それによって第一梃18
は、屈曲部分15と、一方の支点として働く屈曲部分14と
の間の距離、及び屈曲部分14と第二カップリング部材21
の連結区域として働く屈曲部分22との間の他方の距離に
よって決定される腕の長さに関係して力を減少する。減
少された力は第二カップリング部材21を通って第二梃25
へ伝達され、第二梃25への連結区域として働く屈曲部分
23を経て引張り力の結果として働くようになる。
【0063】図3に例示したU字型ブラケット32の足3
0,31 の自由端が、第二梃25の、屈曲部分23に対し屈曲
部分26とは反対側の自由な梃腕29に固定される。即ち、
単一片固体ブロック1 の二つの主要表面上にあるその外
側表面に、図4に示したように自由な梃腕29のネジ山付
き孔34に嵌まるネジボルト33によって固定される。横隔
離片35により、図4に特に示されているやり方で、固体
ブロック1 が、自由な梃腕29と接触する隔離片35の表面
より外に横たわる固体ブロック1 の部分に関し、U字型
ブラケット32の内側に充分な横方向の距離を持って取付
けられるようになり、その結果「U字」の足30,31 が固
体ブロック1 に擦れることなく、第二梃25の動きに従う
ことができる。
【0064】力補償系のための補償コイル37が、「U
字」の足30,31 に接続する「U字」のセグメント36に取
付けられている。この補償コイル37は、ブラケット32に
よって、図2及び図4に示した磁石構造体38によって生
じた磁場内に吊るされている。補償コイル37及び磁石構
造体38を有する力補償系のための補償電流は、補償コイ
ル37が常にその零位置に戻るようなやり方で制御回路に
よって制御され、位置センサーによって供給される補償
コイル37のための位置信号が制御回路のための可変入力
として働く。従って、補償電流は測定すべき力を示す信
号を生ずる。
【0065】図2及び4から分かるように、磁石構造体
及びその磁石構造体38に対する補償コイル37の相対的位
置を検出する位置センサー(図示されていない)は、U
字型ブラケット39の「U字」の二つの足を接続するその
セグメントの領域中に配置されており、一方ブラケット
39の足40,41 は、固体ブロック1 の二つの主要表面に沿
った平行四辺形の可動性足11に近く固体ブロック1 の外
側に配置された「U字」の接続セグメントから遠ざかる
ように伸び、平行四辺形の固定足10に近い点まで伸びて
いる。「U字」の足40,41 は、静止部材を形成する固体
部分28に隣接し、ネジ山付き孔43に嵌まるネジボルト42
によってそれに固定されている。「U字」の足40,41
は、夫々平行四辺形の可動性足11の領域中に固体ブロッ
ク1 に面したその内側表面に、固体ブロック1 の表面に
対し僅かに凹んだ凹所44が与えられており、それによっ
て平行四辺形の可動性足11が、「U字」の足40,41 に対
し自由に動くことができるようになっている。
【0066】従って、補償コイル37及び磁石構造体のた
めの、平行四辺形の可動性足11の側で固体ブロック1 を
超えて突出する夫々二つのブラケット32及び39により、
力補償系のこれらの部分は、平行四辺形の可動性足11の
側の固体ブロック1 の外側に配置される。もし静止部材
28が、狭いラインカットの形の空間部分によって達成さ
れるような最小の材料の除去にも拘わらず、また、静止
部材28で得られる大きな堅固さにも拘わらず、静止部材
が大きな荷重の下で僅かに曲がると、ブラケット39、及
び従って磁石構造体38がこの変位に従うであろう。特に
そのような屈曲の場合、第二梃25の支点として働く屈曲
部分26も同時にこの変位に従い、その結果補償コイル37
もその変位に従うであろう。なぜなら、補償コイル37を
有するブラケット32が第二梃25に接続されており、従っ
て、補償コイル37と磁石構造体38との間の相対的零位置
が維持されるからである。
【0067】静止部材28及び二つの梃18,25 の如き個々
の部品を定める空間部分4,5,19,20及び27が、少なくと
も、それらが境界付けている部品に最大の荷重が掛かる
区域で狭いラインカットの形になっていることは就中重
要であるが、図1〜図4に例示した態様で、これらの空
間部分がそれらの全長に亙って狭いラインカットの形を
しており、その結果それらの狭いラインカットは、例え
ば、スパーク食刻のような均一な切除法により製造する
ことができる。図1及び4には、或る点で空間部分より
も大きくなっている孔45も示されているが、それは単に
スパーク食刻用ワイヤーを挿入し易くする働きをさせる
ためのものであり、これらの孔45は、系の堅固さに影響
を与えるような材料の弱化を何等起こさないような場所
に位置していることは明らかであろう。
【0068】最後に図1に従って、第一カップリング部
材17は、長方形の固体ブロック1 の二つの主表面中、屈
曲部分15と16との間のその長さの中間の所に夫々形成さ
れた二つの凹所を有し、それによって第一カップリング
部材17の厚さは、平行四辺形の面を形成するそれらの主
要表面に対し垂直な方向で小さくなっている。平行四辺
形の面に垂直な方向で得られた第一カップリング部材17
の可撓性の結果として、測定すべき力の印加が中心から
ずれた時に起きる平行四辺形の可動性足11のどのような
僅かな傾きでも第一カップリング部材17によって吸収さ
れ、梃18,25 に伝達されることはないであろう。
【0069】図1〜4に例示し、上で述べた態様では、
力減少用デバイスは単一の片で形成された平行四辺形ガ
イドを有し、それと共に二つの梃により二段階で力の減
少が達成されているが、図5の別の態様では、三つの段
階で力の減少が達成されており、その構成は図6に示し
た別々に形成された平行四辺形ガイド100 中に嵌めるの
に適している。立方系の形をした単一片の固体ブロック
101 が図5にその主要表面を図面の面内に横たわるよう
にして例示されているが、それは静止部材として働く固
体部分で、図5の固体ブロックの上縁103 、前記上縁10
3 に続く固体ブロック101 の横の縁の区域104,105 、及
び下で更に詳細に記述する固体ブロック101 中の空間部
分によって定められる固体部分102 を有する。
【0070】空間部分106 は図5の短い横の縁の全長さ
の約1/3 の長さを有する区域104 の端から、その短い方
の横の縁に対し直角に上縁103 に最初は平行に、上縁10
3 の長さの約1/5 に亙って伸びている。次にその空間部
分106 は更に横の縁の区域104 とは平行に、上縁103 と
は平行な固体ブロック101 の下の縁107 の方へ伸び、上
縁103 と下縁104 との間のほぼ中間で横縁区域105 の方
へ凸型にアーチ状になった区域で終わり、屈曲部分108
の横縁区域104 の方へ向いた側を境界付けている。その
他方の側では、屈曲部分108 は空間部分109 の相補的に
アーチ状になった区域によって、静止部材を形成する固
体部分102 から分離されており、その空間部分109 は屈
曲部分108 を境界付けるその区域の下縁107 の方に向い
た端の所から下縁107 と平行に短い距離伸びている。屈
曲部分108 は第一梃110 を形成する固体部分が吊される
支点として働き、その固体部分は、空間部分106 及び10
9によって、静止部材を形成する固体部分102 から分離
されている。
【0071】屈曲部分108 とは反対側では、下縁107 と
平行に長手方向に伸びる第一梃110は、固体ブロック101
の下縁107 によって境界付けられており、図5の下縁1
07の右の端から遠ざかるように、下縁107 に対し垂直な
横縁の区域111 によって境界付けられており、第一梃11
0 を境界付ける横縁区域111 は大略区域105 が終わるこ
の横縁の中間の所まで伸びている。
【0072】図5の、横縁区域105 及び111 からなる右
側の横縁とは反対側の左側横縁は、横縁区域104 と接続
する空間部分106 の部分で始まる横縁区域112 中で、第
一梃110 及び横縁区域112 に隣接した部分に形成された
第一カップリング部材113 を境界付けている。この目的
から、横縁区域112 には、或る距離互いに隔たった二つ
の位置に横縁区域105,111 の方へ凸型に湾曲したアーチ
状部分が与えられている。その凸型アーチは、第一カッ
プリング部材113 の連結区域を形成する屈曲部分の、固
体ブロック101 の外側表面の方に向いた側を境界付けて
いる。固体ブロック101 の内部の方へ向いた側では、第
一カップリング部材113 を構成する固体部分は、第一梃
110 を構成する固体部分から、屈曲部分114 と115 の間
に横たわる横縁区域112 の部分と平行に伸びる空間部分
116 によって分離されており、その空間部分116 はその
平行な経路の後で横縁区域114 のアーチに対し相補的に
アーチ状になった区域を両側にもち、屈曲部分114,115
の、固体ブロック101 の薄い領域として第一梃110 の方
へ向いた側を境界付けている。空間部分116 は下縁107
に最も近いそのアーチ状区域の端から下縁107 と平行に
短い距離に亙って伸び、次に横縁部分104,112 に平行に
下縁107 まで下へ伸び、そこでそれは固体ブロック101
から出る。空間部分116 のこの経路により、固定部分11
7 は下縁107に最も近い屈曲部分115 の下で固体ブロッ
ク101 から分離されており、その固定部分117 は屈曲部
分115 によってのみ第一カップリング部材113 と接続し
ている。この固定部分117 には、下縁107 に平行に通る
ネジ山付き孔118 が与えられており、それは固定部分11
7 を平行四辺形ガイド100 に固定する働きをする。
【0073】下縁107 とは反対の側で第一梃110 を境界
付けている空間部分119 は、同時に第一梃110 に直ぐ隣
接する第二梃120 を境界付けており、その第二梃120
は、 静止部材102 を構成する固体部分に、第一梃110 と
は反対の側で吊されている。第二梃120 の支点は、屈曲
部分121 によって形成されており、その部分は横縁区域
111 に隣接する第一梃110 の端部分に近い所に位置す
る、固体ブロック101 の薄い領域によって表されてい
る。屈曲部分121 は、横縁部分111 の方に向いた側で
は、横縁区域112 の方へ凸型にアーチ状になった空間部
分122 によって境界付けられており、下縁107 の方へ凸
型に湾曲したその凸型アーチは区域124 へ変化し、第二
カップリング部材123 の、横縁区域112 の方へ向いた側
を境界付けている。
【0074】第一カップリング部材113 の場合のよう
に、第二カップリング部材123 を境界付ける空間部分12
2 の区域124 は、横縁区域105,111 とは平行な経路から
離れ、或る距離互いに隔たった二つの位置に、アーチが
与えられており、それらアーチは横縁区域105,111 の方
へ凸型に湾曲しており、第一カップリング部材113 につ
いて上で述べたやり方で、第二カップリング部材123 の
連結区域として働く屈曲部分125,126 の境界を付けてい
る。上縁103 に近い方の屈曲部分126 の後に空間部分12
2 の区域124 が続き、それは横縁区域105,111 と方に或
る距離に亙って伸び、次に下縁107 と平行に伸びた後、
下縁107 に対し斜めに下方へ伸び、横縁区域105 及び11
1 の接続部分に達している。
【0075】第二カップリング部材123 の、横縁区域11
1 の方へ向いた側を境界付けている空間部分127 は、上
縁103 に近い方の屈曲部分126 を境界付けるアーチから
離れて横縁区域111 に平行に伸び、次に下縁107 に近い
方の屈曲部分125 を境界付ける相補的アーチを形成する
ことにより、第二カップリング部材123 の領域中の空間
部分119 の区域124 に対し相補的経路をとっている。そ
の後で、空間部分127は先ず横縁区域111 に平行に或る
距離伸び、次に反対側の横縁区域112 の方へ斜めに下へ
伸びて空間部分119 に達している。従って、空間部分12
7 と横縁区域111 との間には、空間部分119 と下縁との
間に定められた第一梃110 の長手方向の腕の横幅をかな
り越えた第一梃110 の端部分が定められており、第二カ
ップリング部材123 が空間部分127 によりその端部分か
ら隔てられている。
【0076】第二梃120 は、第二カップリング部材123
の連結区域を形成する屈曲部材125から、支点として働
く屈曲部分121 を越えて下縁107 の方向に伸び、第一梃
110の支点として働く屈曲部分108 に近い点に達してい
る。下縁107 の方向に対し傾いている、第一梃110 から
第二梃120 を分離する空間部分119 の経路により、第二
梃120 は屈曲部分108 の方に向いたその端の方へ細くな
っているのに対し、第一梃110 は、第二カップリング部
材123 の所に位置するその端の方へ細くなっている。第
一梃110 及び第二梃120 の先細になった腕の各々に加わ
るのは減少した力だけなので、そこでは厚さを減少する
ことができ、減少すべき力が夫々第一及び第二カップリ
ング部材113,123 を経て適用される第一及び第二梃110
及び120の部分の厚さは増大する結果になっている。
【0077】屈曲部分108 の方へ向いている、下縁107
の方向に斜めに伸びている空間部分119 の端は、空間部
分128 に続き、その空間部分は下縁107 に対し垂直に伸
び、即ち、横縁区域104,112 に平行に伸び、屈曲部分10
8 から離れる方向へ向いた空間部分109 の端に接続して
いる。第一カップリング部材113 及び第二カップリング
部材123 の境界を付けている空間部分116,124 及び127
の場合と同様に、空間部分128 は同様に第三カップリン
グ部材129 の、横縁区域112 の方へ向いた側の境界を付
けており、或る距離互いに隔てた所に、横縁区域111 の
方へ凸型に湾曲した二つの区域が与えられており、それ
らは屈曲部分130,131 の横縁112 の方へ向いた側を定め
ており、空間部分109 は屈曲部分130 と131 との間の空
間部分128 に接続している。第三カップリング部材129
は、横縁区域111 の方へ向いた側が、第三カップリング
部材129 及び屈曲部分130,131 の領域中の空間部分128
に対し相補的に伸びる空間部分132 により境界付けられ
ている。上で何回か説明したように、この空間部分132
には、屈曲部分130,131 の横縁区域111 の方へ向いた側
を境界付けていて且つ空間部分128 のアーチ状区域に対
し相補的なアーチ状区域が与えられている。
【0078】空間部分132 は、下縁107 に近い方に位置
して第三カップリング部材129 のための連結区域として
働く屈曲部分130 から第二梃120 の方へ伸び、空間部分
133に接続し、その部分は第二梃120 の空間部分119 と
は反対の側を境界付け、第二梃120 のための梃として働
く屈曲部分121 まで伸びており、その空間部分133 は屈
曲部分121 の、静止部材を形成する固体部分102 から横
縁区域112 の方へ向いた側を境界付けている。それとは
対照的に、第三カップリング部材129 の横縁区域112 の
方へ向いた側を境界付ける空間部分128 は、屈曲部分13
1 から横縁区域112 とは平行に或る距離に亙って伸び、
次に下縁107 とは平行に或る距離伸び、最後に再び横縁
区域112 と平行に下縁107 の方へ伸び、横縁区域111 の
方へ凸型に湾曲した端区域を形成する。このアーチ状端
区域は、屈曲部分134 の、横縁区域112 の方へ向いた側
を定め、その屈曲部分134 は、その反対側が空間部分13
5によって境界付けられており、その部分は相補的にア
ーチ状になった端区域を形成し、次に下縁107 に平行に
伸びて、第二梃120 のための支点として働く屈曲部分12
1 から或る距離隔てた位置まで伸び、最後に平行な区域
により空間部分133に接続している。従って、空間部分1
33 及び135 は、それらの間で第三梃136 を定め、それ
は、第三カップリング部材129 のための連結区域として
働く屈曲部分131 から第三梃136 の方へ伸び、第三梃13
6 が吊される支点として働く屈曲部分134 まで伸びてい
る空間部分128 の区域により静止部材102 から分離され
ている。
【0079】測定すべき力は屈曲部分114 の所で第一カ
ップリング部材113 により第一梃110 へ加えられるの
で、第一梃110 の最大荷重力が加わる腕の固体体積を出
来るだけ大きくするために、空間部分116 及び106 が、
少なくとも屈曲部分114 及び108 を定める区域で、狭い
ラインカットの形をしていることが特に重要である。更
に、図5に示した態様では、空間部分の残りの区域106
及び116 及び他の空間部分109,119,122,124,127,128,13
2 及び135 (空間部分133 を除く)は、完全に狭いライ
ンの形をしている。空間部分133 は、第一梃120 と第三
梃136 との間の区域でのみ狭いラインの感激幅よりもか
なり大きな幅になっている。これは、一方で、大きな減
少の結果として第三梃136 に掛かる荷重が小さいため堅
固さを何等失わずに可能であり、他方で、全梃構造体内
で入力側と出力側との間に完全な釣り合いが存在するよ
うな第三梃136 の重量補償にとって有利である。
【0080】更に図5から分かるように、各梃110,120
及び136 の場合、夫々支点として働く屈曲部分108,121
又は134 は、夫々各梃への各カップリング部材の連結区
域を形成する屈曲部分114 と126 、又は125 と130 、又
は131 と直線上に配列されており、その直線は下縁107
と平行に伸びている。図5から更に分かるように、一方
の屈曲部分108 と屈曲部分114 との間の距離と、他方屈
曲部分108 と屈曲部分126 との間の距離との関係により
決定される第一梃110 の減少比は、第二梃120及び第三
梃136 の減少比よりも小さく、それらのうちで第二梃12
0 の減少比は、一方の屈曲部分121 と屈曲部分125 との
間の距離と、他方の屈曲部分121 と屈曲部分130 との間
の距離との関係により決定される。最大応力を受ける第
一梃110の領域が堅固であると言う要求は、第一梃110
の減少比が或る値、例えば他の梃120 及び136 の減少比
より小さな10より小さい値に限定されるならば一層よく
応じることができる。
【0081】最後に図5から分かるように、固体ブロッ
ク102 の各屈曲部分130,1311及び134 の領域中に凹所13
7 が形成されており、それは、梃の回転面に平行な固体
ブロックの主要表面の所から始まっている。これらの凹
所137 は固体ブロック102 の厚さを、固体ブロックの主
要表面、即ち、梃の回転面に垂直な方向で減少させてい
る。この減少は、第一梃110 及び第二120 によって減少
した力だけを受ける屈曲部分130,131 及び134 のばね定
数に適合する働きをする。
【0082】図5により、静止部材を形成する固体部分
102 の中に二つのネジ山付き孔138が形成されており、
それらは主要表面に対し垂直な横縁区域105 から固体ブ
ロック101 の中に伸びでいる。図6に例示した単一片の
平行四辺形ガイドは、二つの貫通孔140 を有し、それら
はネジ山付き138 と適合し、平行四辺形の固定支持足13
9 中に形成されており、その足は図に示されていないや
り方で棚に取付けられる。これらの貫通孔140 により、
固体ブロック102 は、平行四辺形ガイド100 の内部に、
貫通孔140 に嵌まるネジボルトによりその平行四辺形の
固定支持足139に固定される。屈曲部分141 〜144 を有
する平行四辺形の連結部材145,146 により平行四辺形の
固定支持足139 へ連結されている平行四辺形の可動性足
147 には、貫通孔148 が与えられており、それは第一カ
ップリング部材113 の固定部分117 のネジ山付き孔118
と一線に並んでおり、それによって第一カップリング部
材113 を、ネジボルトにより平行四辺形の可動性足147
に固定することができる。
【0083】第一カップリング部材113 の固定部分117
に隣接する表面149 を越え、同様に静止部材を形成する
固体部分102 の横縁区域105 に隣接する表面150 を越え
て、平行四辺形の内部の方へ向いた平行四辺形の夫々可
動性足147 及び固定支持足139 の表面151 及び152 は、
夫々平行四辺形の面から見て僅かに凹んでおり、その結
果固体ブロック101 により形成された力減少部材の動き
のための重要な自由空間が与えられている。同様に、上
縁103 及び下縁107 は、平行四辺形の連結部材145 及び
146 の、これらの縁に向いた内側表面から僅かな距離隔
たっている。
【0084】図1〜図4に例示した態様で凹所46に関し
上で述べた如く、第一カップリング部材113 もその連結
区域114 と115 の間に固体ブロック101 の二つの主要表
面の各々から内側に伸びる中心凹所153 を有し、それら
は主要表面に対し垂直な厚さを減少する。この厚さの減
少は上で述べたやり方で、中心を外れて荷重が適用され
た場合に平行四辺形の可動性足147 が傾くことから力減
少デバイスの受ける衝撃を緩和する働きをしている。
【0085】図5の態様に従って、静止部材を形成する
固体部分102 中に形成され、主要表面から内側に伸びる
ネジ山付き孔154 は、図1〜4に関して上で述べたやり
方で、図示されていないブラケットを固定する働きを
し、そのブラケットは力補償系の磁石構造体を保持す
る。また、補償コイルを保持するブラケットは、第三梃
136 の自由な梃腕に、図1〜4の態様に関して述べたや
り方でネジ山付き孔155 に嵌まるネジボルトによって固
定されている。従って、この第三梃136 の減少比は、一
方の屈曲部分131 と134 との間の距離と、他方の屈曲部
分134 から補償コイル保持ブラケットの端までの距離と
の関係により決定される。
【0086】最後に、図5には、特に参照番号により示
されてはいないが、図1〜4に示された態様の挿入孔45
に相当する挿入孔も示されており、それを通って狭いラ
インカットを形成する働きするスパーク食刻ワイヤーが
挿入される。
【0087】図7に示された態様は、幾つかの例外はあ
るが、図6に示された平行四辺形ガイドに嵌めた時、図
5に示された態様に相当し、従って図7の同様な部品
は、夫々図5及び6の同じ参照番号により示されてい
る。従って、これら態様の相違点に付いてのみ次に説明
するが、全ての同様な特徴については図5及び6の記載
を参照されたい。
【0088】図7から分かるように、力減少デバイスを
形成する図5の固体ブロック101 は、図6の平行四辺形
ガイド100 の固定支持足139 と一つの片として接続され
ており、静止部材を形成する固体部分102 は、平行四辺
形の固定支持足139 と一つの片として接続されている。
また、第一カップリング部材113 は、接続部分115 を越
えて平行四辺形の可動性足147 と一つの片として接続さ
れている。図7の態様では、図5の横縁区域112 の代わ
りに狭いラインカットの形の空間部分156 が与えられて
おり、それは第一カップリング部材113 及び第一梃110
の一部分の境界を定める。この空間部分156 は、可動性
足147 を形成する固体部分を、カップリング部材113 及
び梃110 を形成する固体部分から分離する。同様に上縁
103 及び続く横縁区域104 による図5に示された境界
は、空間部分106 に接続する狭いラインカットの形の空
間部分157 によって置き換えられている。最後に、図7
の態様で与えられている狭いラインカットの形の空間部
分158 は、横縁区域111 及び下縁107 による図5の固体
ブロック101 の境界形成に相当し、その空間部分158
は、屈曲部分115 から、横縁区域105 及び111 からなる
横縁に空間部分122 が接続する点まで伸びており、その
点は図7中参照番号159 で示されている。
【0089】最後に、図7に示した態様と図5に例示し
たものとの間には、力補償系の磁石構造体が平行四辺形
の固定支持足139 も支持する棚に支持され、その結果図
5の態様では磁石構造体を保持するブラケットに対する
図5に示されたネジ山付き孔154 省略されている点で相
違点がある。
【0090】図1〜4に例示した態様では、梃の支点は
ペデスタル(圧縮的に荷重を受ける)ベアリングとして
働くが、図5〜7の態様では、それらは吊り(引張り力
を受ける)ベアリングとして働き、それは大きな荷重の
場合には有利である。全ての態様で、全てのカップリン
グ部材は引張り部材として働き、そのことも大きな荷重
の場合には有利である。しかし、それらが圧縮部材とし
て働くようなやり方でカップリング部材を構成すること
も可能である。
【0091】図5〜6の態様に示した場合のように、三
段階の力減少系により、構造を極めて小型にしながら、
1:500 程の高さから1:1,000 の減少比を得ることが
できる。その外、得られる正確さは非常に大きくなる。
例えば、百万文の1の尺度目盛りまでの解像力を得るこ
とができる。例えば、60kgまでの荷重範囲を、90mmより
小さな全高さで達成することができる。
【0092】
【発明の効果】本発明の力減少用デバイスは、静止部材
により支持された、力を減少させるのに役立つ少なくと
も一つの堅固な梃、及び少なくとも一つの軸方向には固
いが、屈曲的に弾力性のカップリング部材を有する力測
定装置、特に秤で、力を減少するためのデバイスであっ
て、前記静止部材、前記梃、及びカップリング部材が単
一片の固体ブロック材料の固体部分によって形成されて
おり、該固体部分が前記梃の回転面に垂直に前記固体ブ
ロックを通って伸びる切除部分によって形成された空間
部分によって境界付けられており、前記梃を形成する固
体部分が前記静止部材を形成する固体部分に、固体ブロ
ック中に形成された梃の支点を形成する屈曲弾力性領域
によってのみ結合されており、前記カップリング部材を
形成する固体部分が、前記梃を形成する固体部分に、前
記固体ブロック中に形成された局部的結合区域によって
のみ結合されているデバイスにおいて、前記空間部分の
各々が、減少すべき力によって最も大きな応力を受ける
前記連結された固体部分の領域に沿って伸びている少な
くともそれらの区域内で、前記固体ブロックを分離する
狭いラインカットによってのみ形成されている。本発明
は、このような構造で、その全大きさを出来るだけ小さ
く保ちながら、その堅固さ及び荷重能力を出来るだけ大
きくした構造を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】平行四辺形ガイドと一つの片として形成され、
力を減少するために二つの梃を有する力減少用デバイス
の一態様を示す図である。
【図2】図1に示した態様の磁石構造体を支持するブラ
ケット及び力補償系の位置伝達器を示す図である。
【図3】図1の態様の力補償系の補償コイルを支持する
ためのブラケットを示す図である。
【図4】図2及び図3に示した力補償系の部品をデバイ
スに取付けた図1に示す態様の図である。
【図5】三つの梃を有する力減少用デバイスの態様の側
面図である。
【図6】図5に例示した力減少用デバイスの態様を入れ
るための平行四辺形ガイドの図である。
【図7】平行四辺形ガイドと一つの片として形成され、
三つの梃を有する力減少用デバイスの位置態様を示す図
である。
【符号の説明】
1 単一片固体ブロック 2,3 連結部材(固体部分) 4,5 空間部分 6,7,8,9 屈曲部分 10 平行四辺形の固定足(固体部分) 11 平行四辺形の可動性足(固体部分) 12 空間部分 13 空間部分 14 屈曲部分(支点) 15,16 屈曲部分(支点) 17 第一カップリング部材(固体部分) 18 第一梃(固体部分) 19 空間部分 20 空間部分 21 第二カップリング部材(固体部分) 22 屈曲部分 23 屈曲部分(連結区域) 24 空間部分 25 第二梃(固体部分) 26 屈曲部分(支点) 27 空間部分 28 静止部材(固体部分) 29 梃の自由腕 30,31 「U」字型の足 32 ブラケット 33 ネジボルト 34 ネジ山付き孔 35 隔離片 36 「U」字型接続セグメント 37 補償コイル 38 磁石構造体 39 ブラケット 40,41 「U」字型足 42 ネジボルト 43 ネジ山付き孔 44 凹所 45 孔 46 凹所 100 平行四辺形ガイド 101 固体ブロック(力減少部材) 102 静止部材(固体部分) 103 上縁 104,105 横縁区域 106 空間部分 107 下縁 108 屈曲部分(支点) 109 空間部分 110 第一梃(固体部分) 111 横縁区域 112 横縁区域 113 第一カップリング部材(固体部分) 114,115 屈曲部分(連結区域) 116 空間部分 117 固定部118 ネジ山付き孔 119 空間部分 120 第二梃(固体部分) 121 屈曲部分(支点) 122 空間部分 123 第二カップリング部材(固体部分) 124 区域(空間部分) 125,126 屈曲部分(連結区域) 127 空間部分 128 空間部分 129 第三カップリング部材(固体部分) 130 屈曲部分(連結区域) 131 屈曲部分 132 空間部分 133 空間部分 134 屈曲部分(支点) 135 空間部分 136 第三梃(固体部分) 137 凹所 138 ネジ山付き孔 139 平行四辺形の固定支持足 140 貫通孔 141 〜144 屈曲部分 145,146 平行四辺形の連結部材 147 平行四辺形の可動性足 148 貫通孔 149 隣接表面 150 隣接表面 151,152 表面 153 凹所 154 ネジ山付き孔 155 ネジ山付き孔 156 空間部分 157 空間部分 158 空間部分 159 接続点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01G 21/24 G01G 7/02

Claims (40)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止部材により支持された、力を減少さ
    せるのに役立つ少なくとも一つの堅固な梃及び少なくと
    も一つの軸方向には固いが、屈曲的に弾力性のカップリ
    ング部材を有する力測定装置、特に秤で、力を減少する
    ためのデバイスであって、前記静止部材、前記梃、及び
    カップリング部材が単一片の固体ブロック材料の固体部
    分によって形成されており、該固体部分が前記梃の回転
    面に垂直に前記固体ブロックを通って伸びる切除部分に
    よって形成された空間部分によって境界付けられてお
    り、前記梃を形成する固体部分が前記静止部材を形成す
    る固体部分に、固体ブロック中に形成された梃の支点を
    形成する屈曲弾力性領域によってのみ結合されており、
    前記カップリング部材を形成する固体部分が、前記梃を
    形成する固体部分に、前記固体ブロック中に形成された
    局部的結合区域によってのみ結合されているデバイスに
    おいて、前記空間部分の各々が、減少すべき力によって
    最も大きな応力を受ける前記連結された固体部分の領域
    に沿って伸びている少なくともそれらの区域内で、前記
    固体ブロックを分離する狭いラインカットによってのみ
    形成されていること、及び減少すべき力によって最も大
    きな応力を受ける前記連結された固体部分に沿って伸び
    る狭いラインカット部分が、屈曲部分に隣接して梃の支
    点として働く区域を有することを特徴とする力減少用デ
    バイス。
  2. 【請求項2】 カップリング部材及び梃へのその連結区
    域を形成する固体部分113 を、前記梃を形成する固体部
    分110 から分離する空間部分116 が、狭いラインカット
    の形になっている請求項1に記載のデバイス。
  3. 【請求項3】 静止部材を形成する固体部分102 を、梃
    を形成する固体部分110 から分離する空間部分106 が、
    少なくとも、梃の支点の108 のカップリング部材113 の
    方に向いた側を境界付ける区域内で、狭いラインカット
    の形をしていることを特徴とする請求項1又は2に記載
    のデバイス。
  4. 【請求項4】 梃を形成する固体部分110 と、静止部材
    を形成する固体部分102 とを分離する空間部分106 が、
    梃の支点108 のカップリング部材113 の方に向いた側を
    境界付ける区域からカップリング部材113 の連結区域へ
    伸びる区域中で、狭いラインカットの形をしていること
    を特徴とする請求項3に記載のデバイス。
  5. 【請求項5】 カップリング部材が、減少すべき力を梃
    に適用するための第一カップリング部材を構成し、該梃
    が第一梃を構成し、その第一梃の後に接続された固い第
    二梃が更に力を減少させる働きをし、前記第一梃を形成
    する固体部分110 の前記第二梃に隣接する側を、前記第
    二梃を形成する固体部分120 から分離する空間部分119
    が狭いラインカットの形をしていることを特徴とする請
    求項1〜4のいずれか1項に記載のデバイス。
  6. 【請求項6】 軸方向に固く屈曲的に弾力性の第二カッ
    プリング部材を形成し、狭いラインカットの形の空間部
    分122 によってのみ第一梃を形成する固体部分110 から
    分離されている固体部分123 が、前記第一梃を形成する
    固体部分110の一方の端に与えられており、その端は前
    記第一梃の支点108 を超えた前記第一梃への第一カップ
    リング部材の連結区域114 とは反対側になっており、前
    記第一梃への第二カップリング部材の連結区域126 とは
    反対側のその一方の端は、静止部材により支持され第二
    梃を形成する固体部分120 に連結されていることを特徴
    とする請求項5に記載のデバイス。
  7. 【請求項7】 第二カップリング部材を形成する固体部
    分123 の、第一梃とは反対側を、静止部材を形成する固
    体部分102 から分離する空間部分124 が狭いラインカッ
    トの形をしていることを特徴とする請求項5又は6に記
    載のデバイス。
  8. 【請求項8】 静止部材を形成する固体部分102 を、第
    一梃を形成する固体部分110 から分離する空間部分が、
    第一梃への第二カップリング部材の連結区域126 の、静
    止部材の方へ向いた側を境界付けている空間部分124 か
    ら遠ざかるように伸びている区域で狭いラインカットの
    形をしていることを特徴とする請求項7に記載のデバイ
    ス。
  9. 【請求項9】 静止部材を形成する固体部分102 を、第
    二梃を形成する固体部分120 から分離する空間部分133
    が、第二梃の支点121 の領域中で狭いラインカットの形
    をしていることを特徴とする請求項5〜8のいずれか1
    項に記載のデバイス。
  10. 【請求項10】 第二梃を形成する固体部分120 の、第
    一梃の方へ向いた側を、前記第一梃を形成する固体部分
    110 から分離する空間部分119 が狭いラインカットの形
    をしており、第二カップリング部材を前記第一梃から分
    離する空間部分127 の一方の端で、前記第二梃への連結
    区域125 を分離する端から前記第一梃の支点108 の方へ
    前記第二カップリング部材とは反対側の端まで伸びる区
    域で、前記第一梃が前記第二カップリング部材の方へ細
    くなり、前記第二梃が第一カップリング部材の方へ細く
    なっているようなそれら二つの梃の長手方向に対する角
    度で傾斜していることを特徴とする請求項5〜9のいず
    れか1項に記載のデバイス。
  11. 【請求項11】 狭いラインカットの形の空間部分128
    によってのみ第一梃から分離され、軸方向に固く屈曲的
    に弾力性の第三カップリング部材を形成する固体部分12
    9 が、第二梃を形成する固体部分120 の一方の端に与え
    られており、その端は前記第二梃の支点121 を超えた前
    記第二梃への第二カップリング部材の連結区域125 とは
    反対側にあり、前記第二梃への第三カップリング部材の
    連結区域130 とは反対側のその一方の端は、静止部材に
    より支持されて更に力を減少させる働きをする固い第三
    梃を形成する固体部分136 に作用を及ぼすことを特徴と
    する請求項5〜10のいずれか1項に記載のデバイス。
  12. 【請求項12】 第三カップリング部材及びその第三梃
    への連結区域を形成する固体部分129 を、第三梃を形成
    する固体部分136 から分離する空間部分132が狭いライ
    ンカットの形をしていることを特徴とする請求項11に記
    載のデバイス。
  13. 【請求項13】 静止部材を形成する固体部分102 を、
    第三梃を形成する固体部分136 から分離する空間部分12
    8 が、少なくとも、第三梃の支点134 の、第三カップリ
    ング部材の方へ向いた側を境界付けている区域で、狭い
    ラインカットの形をしていることを特徴とする請求項11
    又は12に記載のデバイス。
  14. 【請求項14】 平行四辺形の固定支持足139 、軸方向
    に固く屈曲的に弾力性の互いに平行な二つの連結部材14
    5,146 、及び平行四辺形の固定足139 の所に前記連結部
    材によって平行に導かれ、測定すべき力を受ける平行四
    辺形の可動性足147 を具えた単一片平行四辺形ガイド10
    0 の内部に、静止部材を形成する固体部分102 が、平行
    四辺形の固定支持足139 に取付けられ、平行四辺形の前
    記可動性足に隣接するカップリング部材の各連結区域11
    5 が、平行四辺形の前記可動性足147 に取付けられてい
    ことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の
    デバイス。
  15. 【請求項15】 平行四辺形の固定支持足139 、軸方向
    に固く屈曲的に弾力性の互いに平行な二つの連結部材14
    5,146 、及び平行四辺形の固定支持足139 の所に前記連
    結部材によって平行に導かれ、測定すべき力を受ける平
    行四辺形の可動性足147 を具えた単一片平行四辺形ガイ
    ドの内部に、前記固定支持足139 と一体化した単一片固
    体部分102 として静止部材が形成されており、平行四辺
    形の前記可動性足に隣接するカップリング部材の各連結
    区域115 が、平行四辺形の前記可動性足147 に一つの片
    として連結されていることを特徴とする請求項1〜13の
    いずれか1項に記載のデバイス。
  16. 【請求項16】 静止部材を形成する固体部分102 を、
    平行四辺形に隣接するその区域で、平行四辺形を形成す
    る固体部分から分離する空間部分157 が、狭いラインカ
    ット形をしていることを特徴とする請求項15に記載のデ
    バイス。
  17. 【請求項17】 平行四辺形の可動性足147 に隣接する
    カップリング部材を形成する固体部分113 を、平行四辺
    形の可動性足を形成する固体部分147 から分離する空間
    部分156 が、狭いラインカットの形をしていることを特
    徴とする請求項15又は16に記載のデバイス。
  18. 【請求項18】 平行四辺形ガイドに隣接した梃を形成
    する固体部分110 を、平行四辺形ガイドを形成する固体
    部分から分離する空間部分158 が、狭いラインカットの
    形をしていることを特徴とする請求項15〜17のいずれか
    1項に記載のデバイス。
  19. 【請求項19】 単一片固体ブロック1 が、固定支持足
    10、軸方向に固く屈曲的に弾力性の互いに平行な二つの
    連結部材2,3 、及び平行四辺形ガイドの可動性足11を形
    成する固体部分を有し、平行四辺形の前記可動性足11が
    連結部材により平行四辺形の固定足10に平行に導かれて
    おり、測定すべき力を受ける働きをし、静止部材が、平
    行四辺形ガイドの内部に突出した平行四辺形の前記固定
    足10の単一片固体部分28により形成されており、静止部
    材を形成する固体部分28の、一方の連結部材の方へ向い
    た側を、前記連結部材を形成する固体部分3 から分離す
    る空間部分5 が狭いラインカットの形をしていることを
    特徴とする請求項1に記載のデバイス。
  20. 【請求項20】 梃を形成する固体部分18の、一方の連
    結部材で、静止部材に隣接する他方の連結部材3 とは反
    対側の連結部材に隣接した側を、前記一方の連結部材を
    形成する固体部分2 から分離する空間部分4が狭いライ
    ンカットの形をしていることを特徴とする請求項19に記
    載のデバイス。
  21. 【請求項21】 平行四辺形の可動性足11への連結区域
    16から、平行四辺形の可動性足11の方へ向いた梃の一方
    の端への連結区域15までそれと平行に伸びているカップ
    リング部材を形成する固体部分17を、静止部材を形成す
    る固体部分28から分離している空間部分13が、狭いライ
    ンカットの形をしていることを特徴とする請求項19又は
    20に記載のデバイス。
  22. 【請求項22】 平行四辺形の可動性足11への連結区域
    16から、平行四辺形の前記足11の方へ向いた梃の一方の
    端への連結区域15までそれと平行に伸びているカップリ
    ング部材を形成する固体部分17を、平行四辺形の可動性
    足11を形成する固体部分から分離している空間部分12
    が、狭いラインカットの形をしていることを特徴とする
    請求項19又は21に記載のデバイス。
  23. 【請求項23】 梃を形成する固体部分18及びその支点
    14の、静止部材の方へ向いた側を境界付けている空間部
    分19が、狭いラインカットの形をしていることを特徴と
    する請求項19〜22のいずれか1項に記載のデバイス。
  24. 【請求項24】 第一梃を、更に力を減少させる働きを
    する固い第二梃と接続する第二カップリング部材が、梃
    を形成する固体部分18の端に与えられており、その端は
    前記梃の支点14を超えた平行四辺形の可動性足11の方へ
    向いた梃の端へのカップリング部材の連結区域15とは反
    対側にあり、前記第二梃を形成する固体部分25を前記第
    一梃を形成する固体部分18から分離する空間部分19が狭
    いラインカットの形をしていることを特徴とする請求項
    19〜23のいずれか1項に記載のデバイス。
  25. 【請求項25】 第二カップリング部材を形成する固体
    部分21を、第二梃を形成する固体部分25から分離する空
    間部分20が狭いラインカットの形をしていることを特徴
    とする請求項24に記載のデバイス。
  26. 【請求項26】 第二カップリング部材を形成する固体
    部分21の、第二梃とは反対側を、静止部材を形成する固
    体部分28から分離する空間部分24が、狭いラインカット
    の形をしていることを特徴とする請求項24又は25に記載
    のデバイス。
  27. 【請求項27】 第二梃を形成する固体部分25の、第一
    梃とは反対側を、静止部材を形成する固体部分28から分
    離する空間部分27が、狭いラインカットの形をしている
    ことを特徴とする請求項24〜26のいずれか1項に記載の
    デバイス。
  28. 【請求項28】 静止部材を形成する固体部分28を、第
    二梃を形成する固体部分25から分離する空間部分24が、
    少なくとも、第二梃の支点26の、第二カップリング部材
    の方へ向いた側を境界付けている区域、及び前記第二梃
    への第二カップリング部材の連結区域23まで伸びる続く
    区域で、狭いラインカットの形をしていることを特徴と
    する請求項24〜27のいずれか1項に記載のデバイス。
  29. 【請求項29】 各カップリング部材17,21,113,123,12
    9 の曲げ弾力性が、二つの局部的連結区域に形成された
    固体ブロック1,101 の屈曲部分に集中していることを特
    徴とする請求項1〜28のいずれか1項に記載のデバイ
    ス。
  30. 【請求項30】 連結部材2,3;145,146 の曲げ弾力性
    が、連結部材を形成する固体部分の屈曲部分6 〜8; 141
    〜144 によって得られ、前記屈曲部分が平行四辺形ガイ
    ドの四つの角に位置していることを特徴とする請求項14
    〜28のいずれか1項に記載のデバイス。
  31. 【請求項31】 各狭いラインカットが、少なくとも屈
    曲部分の領域で、スパーク食刻により形成されることを
    特徴とする請求項1〜30のいずれか1項に記載のデバイ
    ス。
  32. 【請求項32】 固体ブロック1,101 が、各連続的狭い
    ラインカットのための孔45を有し、その孔がそのような
    各ラインカットに接続され、スパーク食刻用ワイヤーを
    入れるのに役立つことを特徴とする請求項31に記載のデ
    バイス。
  33. 【請求項33】 各梃18,25;110,120,136 について、前
    記梃へのカップリング部材の連結区域及び前記梃の支点
    が、前記カップリング部材の長手方向に対し直角に配向
    した共通の直線上に配列していることを特徴とする請求
    項1〜32のいずれか1項に記載のデバイス。
  34. 【請求項34】 少なくとも屈曲部分130,131,134 の一
    つの所で、固体ブロック101 中に凹所137 が形成されて
    おり、前記凹所137 が、梃110,120,136 の回転面に直角
    な方向に前記固体ブロックの厚さを減少している請求項
    1〜33のいずれか1項に記載のデバイス。
  35. 【請求項35】 平行四辺形の可動性足11,147に接続さ
    れたカップリング部材17,113を形成する固体部分中に、
    平行四辺形の足への前記固体部分の連結区域と梃との間
    に凹所46が形成されており、前記凹所46が、平行四辺形
    ガイドの面に直角な方向に前記カップリング部材を形成
    する固体部分の厚さを減少している請求項14〜34のいず
    れか1項に記載のデバイス。
  36. 【請求項36】 静止部材により支持された、力を減少
    させるのに役立つ少なくとも一つの堅固な梃を有する力
    測定装置、特に秤で、力を減少するためのデバイスであ
    って、前記静止部材及び梃が単一片の固体ブロックの固
    体部分によって形成されており、該固体部分が前記梃の
    回転面に垂直に前記固体ブロックを通って伸びる切除部
    分によって形成された空間部分を境界とし、前記梃を形
    成する固体部分が前記静止部材を形成する固体部分に、
    固体ブロック中に形成され、梃の支点を構成する屈曲部
    分によってのみ連結されており、静止磁石構造体によっ
    て生ずる磁場内で動くことができる補償コイルを有する
    電磁力補償系が与えられており、前記補償コイルが減少
    した力を与える各梃の自由腕に支持されており、力補償
    系の補償電流のための制御回路によって測定すべき力に
    関し零位置に釣り合わされている、特に請求項1〜35の
    いずれか1項に記載のデバイスで、磁石構造体38が静止
    部材を形成する固体部分28,102に支持されていることを
    特徴とする力減少用デバイス。
  37. 【請求項37】 磁石構造体38が、梃18,25;110,120,13
    6 の回転面に平行に伸びるブラケット39の一方の端で、
    該一方の端により固体ブロック1;101 を超えて突出した
    ブラケットの一方の端に支持されており、その他方の端
    が静止部材28,102に取付けられていることを特徴とする
    請求項36に記載のデバイス。
  38. 【請求項38】 ブラケット39が「U」字型をしてお
    り、固体ブロック1,101 が「U」字型の二つの足40、41
    の間に配置されていることを特徴とする請求項37に記載
    のデバイス。
  39. 【請求項39】 補償コイル37が、梃25;136の回転面に
    平行に伸びるブラケット32の一方の端で、該一方の端に
    より固体ブロック1;101 を超えて突出したブラケットの
    一方の端に支持されており、その他方の端が減少した力
    を与える梃の自由腕に取付けられていることを特徴とす
    る請求項36〜38のいずれか1項に記載のデバイス。
  40. 【請求項40】 ブラケット32が「U」字型をしてお
    り、固体ブロック1;101 が「U」字型の二つの足30,31
    の間に配置されていることを特徴とする請求項39に記載
    のデバイス。
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