JP2922531B2 - 車両の盗難防止装置 - Google Patents
車両の盗難防止装置Info
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- JP2922531B2 JP2922531B2 JP15365589A JP15365589A JP2922531B2 JP 2922531 B2 JP2922531 B2 JP 2922531B2 JP 15365589 A JP15365589 A JP 15365589A JP 15365589 A JP15365589 A JP 15365589A JP 2922531 B2 JP2922531 B2 JP 2922531B2
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- main switch
- battery
- dummy
- wirings
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動車、自動二輪車等の車両の盗難防止装
置に関する。
置に関する。
[従来の技術] 従来、自動車、自動二輪車等の車両において、エンジ
ンを始動するための点火系統とバッテリとの電気的接続
は、第2図に示すように、点火系回路1を、カプラー2
の一端に接続された配線3、4を介してヒューズ5およ
びバッテリ6に接続し、点火系回路1およびバッテリ6
の一端を車体に接地している。また、カプラー2の他端
には、配線7、8を介してメインスイッチ9aを接続し、
配線3、4および配線7、8を、カプラー2を差し込む
ことにより電気的に接続するようにしている。
ンを始動するための点火系統とバッテリとの電気的接続
は、第2図に示すように、点火系回路1を、カプラー2
の一端に接続された配線3、4を介してヒューズ5およ
びバッテリ6に接続し、点火系回路1およびバッテリ6
の一端を車体に接地している。また、カプラー2の他端
には、配線7、8を介してメインスイッチ9aを接続し、
配線3、4および配線7、8を、カプラー2を差し込む
ことにより電気的に接続するようにしている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら上記従来の方式においては、メインスイ
ッチ9aを収納するケース9が運転席の近傍に配置され、
配線7、8を外部から取り出し可能に配設されているた
めに、車両の利用者以外の第3者が、配線7、8を車室
内或は外部から取り出し、配線7、8を切断してからこ
れらを短絡させ、点火系回路1に通電させてエンジンを
駆動させることが可能なため、盗難が起きるという問題
を有している。とくに、自動二輪車においては配線7、
8が、外部から容易に取り出し可能なため盗難防止が大
きな課題となっている。
ッチ9aを収納するケース9が運転席の近傍に配置され、
配線7、8を外部から取り出し可能に配設されているた
めに、車両の利用者以外の第3者が、配線7、8を車室
内或は外部から取り出し、配線7、8を切断してからこ
れらを短絡させ、点火系回路1に通電させてエンジンを
駆動させることが可能なため、盗難が起きるという問題
を有している。とくに、自動二輪車においては配線7、
8が、外部から容易に取り出し可能なため盗難防止が大
きな課題となっている。
本発明は上記問題を解決するものであって、既存の車
両に簡単な改良を施すだけで確実に車両の盗難を防止で
きる装置を提供することを目的とする。
両に簡単な改良を施すだけで確実に車両の盗難を防止で
きる装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] そのために本発明の車両の盗難防止装置は、点火系回
路1をメインスイッチ9aを介してバッテリ6に電気的に
接続する電気回路において、前記メインスイッチ9aの近
傍にダミー線10、11の一端を電気的に無関係に接続し、
ダミー線10、11の他端をバッテリ6のメインスイッチ9a
側とは反対側の極に電気的に接続し、前記メインスイッ
チ9aとバッテリ6との間に大電流により作動する盗難回
避手段5を接続したことを特徴とする。
路1をメインスイッチ9aを介してバッテリ6に電気的に
接続する電気回路において、前記メインスイッチ9aの近
傍にダミー線10、11の一端を電気的に無関係に接続し、
ダミー線10、11の他端をバッテリ6のメインスイッチ9a
側とは反対側の極に電気的に接続し、前記メインスイッ
チ9aとバッテリ6との間に大電流により作動する盗難回
避手段5を接続したことを特徴とする。
なお、上記構成に付加した番号は、図面と対比させる
ものであり、これにより本発明の構成が何ら限定される
ものではない。
ものであり、これにより本発明の構成が何ら限定される
ものではない。
[作用] 本発明においては、例えば第1図に示すように、車両
の利用者以外の第3者が、配線7、8およびダミー線1
0、11を車室内或は外部から取り出し、配線7、8およ
びダミー線10、11を切断してからこれらを短絡させる際
に配線8とダミー線10或は11とを接続した場合には、電
流はバッテリ6からヒューズ5、配線4、8、ダミー線
10または11、カプラー2、ダミー線12または13を経て短
絡して流れるため、盗難回避手段であるヒューズ5に大
電流が流れこれが切断されることになる。
の利用者以外の第3者が、配線7、8およびダミー線1
0、11を車室内或は外部から取り出し、配線7、8およ
びダミー線10、11を切断してからこれらを短絡させる際
に配線8とダミー線10或は11とを接続した場合には、電
流はバッテリ6からヒューズ5、配線4、8、ダミー線
10または11、カプラー2、ダミー線12または13を経て短
絡して流れるため、盗難回避手段であるヒューズ5に大
電流が流れこれが切断されることになる。
[実施例] 以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図において、点火系回路1を、カプラー2の一端
に接続された配線3、4を介してヒューズ5およびバッ
テリ6に接続し、点火系回路1およびバッテリ6の一端
を車体に接地している。また、カプラー2の他端には、
配線7、8を介してメインスイッチ9aを接続し、配線
3、4および配線7、8を、カプラー2を差し込むこと
により電気的に接続するようにしている。なお、9はメ
インスイッチ9aが収納されるケースである。
に接続された配線3、4を介してヒューズ5およびバッ
テリ6に接続し、点火系回路1およびバッテリ6の一端
を車体に接地している。また、カプラー2の他端には、
配線7、8を介してメインスイッチ9aを接続し、配線
3、4および配線7、8を、カプラー2を差し込むこと
により電気的に接続するようにしている。なお、9はメ
インスイッチ9aが収納されるケースである。
本発明においては更に、カプラー2により電気的に接
続されるダミー線10、11及び12、13を設け、ダミー線1
0、11の他端をメインスイッチ9aの近傍に電気的に無関
係に固定すると共に、ダミー線12、13の他端を車体に接
地してバッテリ6と電気的に接続するようにしている。
なお、上記ダミー線の容量はヒューズ5の容量よりも大
にしておく。
続されるダミー線10、11及び12、13を設け、ダミー線1
0、11の他端をメインスイッチ9aの近傍に電気的に無関
係に固定すると共に、ダミー線12、13の他端を車体に接
地してバッテリ6と電気的に接続するようにしている。
なお、上記ダミー線の容量はヒューズ5の容量よりも大
にしておく。
上記構成からなる本発明の作用について説明すると、
車両の利用者以外の第3者が、配線7、8およびダミー
線10、11を車室内或いは外部から取り出し、配線7、8
およびダミー線10、11を切断してからこれらを短絡させ
ると、電流はバッテリ6からヒューズ5、配線4、8、
ダミー線10または11、カプラー2、ダミー線12または13
を経て短絡して流れるため、ヒューズ5に大電流が流れ
ヒューズ5が切断されることになる。その結果、ヒュー
ズ5が大電流により作動する盗難回避手段の役割を果た
し、点火系回路1には電流が流れず車両の盗難を防止す
ることができる。
車両の利用者以外の第3者が、配線7、8およびダミー
線10、11を車室内或いは外部から取り出し、配線7、8
およびダミー線10、11を切断してからこれらを短絡させ
ると、電流はバッテリ6からヒューズ5、配線4、8、
ダミー線10または11、カプラー2、ダミー線12または13
を経て短絡して流れるため、ヒューズ5に大電流が流れ
ヒューズ5が切断されることになる。その結果、ヒュー
ズ5が大電流により作動する盗難回避手段の役割を果た
し、点火系回路1には電流が流れず車両の盗難を防止す
ることができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、種々の変更が可能である。
く、種々の変更が可能である。
例えば、上記実施例においては、ダミー線を2本使用
しているが、1本以上であれば何本でもよい。但し、ダ
ミー線の本数が多くなればなるほど、最初に配線7、8
が接続される確率が低くなるという効果を有する。
しているが、1本以上であれば何本でもよい。但し、ダ
ミー線の本数が多くなればなるほど、最初に配線7、8
が接続される確率が低くなるという効果を有する。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明においては、点火系回路
をメインスイッチを介してバッテリに電気的に接続する
電気回路において、前記メインスイッチの近傍にダミー
線の一端を電気的に無関係に接続し、ダミー線の他端を
バッテリのメインスイッチ側とは反対側の極に電気的に
接続し、前記メインスイッチとバッテリとの間に大電流
により作動する盗難回避手段を接続したことにより、既
存の車両に簡単な改良を施すだけで車両の盗難防止可能
となる。
をメインスイッチを介してバッテリに電気的に接続する
電気回路において、前記メインスイッチの近傍にダミー
線の一端を電気的に無関係に接続し、ダミー線の他端を
バッテリのメインスイッチ側とは反対側の極に電気的に
接続し、前記メインスイッチとバッテリとの間に大電流
により作動する盗難回避手段を接続したことにより、既
存の車両に簡単な改良を施すだけで車両の盗難防止可能
となる。
第1図は本発明の車両の盗難防止装置の1実施例を示す
電気回路図、第2図は従来の点火系統への電源回路を示
す図である。 1……点火系回路、9a……メインスイッチ、5……ヒュ
ーズ、6……バッテリ、10、11……ダミー線。
電気回路図、第2図は従来の点火系統への電源回路を示
す図である。 1……点火系回路、9a……メインスイッチ、5……ヒュ
ーズ、6……バッテリ、10、11……ダミー線。
Claims (1)
- 【請求項1】点火系回路をメインスイッチを介してバッ
テリに電気的に接続する電気回路において、前記メイン
スイッチの近傍にダミー線の一端を電気的に無関係に接
続し、ダミー線の他端をバッテリのメインスイッチ側と
は反対側の極に電気的に接続し、前記メインスイッチと
バッテリとの間に大電流により作動する盗難回避手段を
接続したことを特徴とする車両の盗難防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15365589A JP2922531B2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | 車両の盗難防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15365589A JP2922531B2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | 車両の盗難防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0321549A JPH0321549A (ja) | 1991-01-30 |
JP2922531B2 true JP2922531B2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=15567285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15365589A Expired - Fee Related JP2922531B2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | 車両の盗難防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2922531B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4757052B2 (ja) * | 2006-02-15 | 2011-08-24 | 矢崎総業株式会社 | 車両盗難防止回路 |
-
1989
- 1989-06-16 JP JP15365589A patent/JP2922531B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0321549A (ja) | 1991-01-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |