JP2922380B2 - 自動利得制御回路 - Google Patents

自動利得制御回路

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JP2922380B2 JP5030693A JP5030693A JP2922380B2 JP 2922380 B2 JP2922380 B2 JP 2922380B2 JP 5030693 A JP5030693 A JP 5030693A JP 5030693 A JP5030693 A JP 5030693A JP 2922380 B2 JP2922380 B2 JP 2922380B2
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充啓 登
一雄 北浦
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波増幅器や中間周
波増幅器の利得制御を行なう自動利得制御回路に関する
もので、例えば衛星放送受信用チューナ等に用いて好適
なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、衛星放送受信用チューナの自動利
得制御回路は図5に示すように構成されており、1は受
信した高周波信号(この場合、パラボラアンテナからの
12GHz帯の受信信号を衛星放送受信用コンバータに
より周波数変換した950MHz〜1450MHzの第
1中間周波信号)が入力される入力端子、2は入力され
た高周波信号を増幅する高周波増幅器である。
【0003】3は高周波増幅器2からの高周波信号を中
間周波信号(この場合、480MHz帯の第2中間周波
信号)に周波数変換するダウンコンバータで、希望の受
信チャンネルに応じた発振周波数に設定される局部発振
器とこの局部発振器からの発振信号を高周波増幅器2か
らの高周波信号と混合させる混合器等からなっている。
【0004】4は不要な信号を除去してダウンコンバー
タ3からの中間周波信号のみを通過させる中間周波フィ
ルタ、5は中間周波フィルタ4からの中間周波信号を増
幅する中間周波増幅器、6は中間周波増幅器5からの中
間周波信号をFM検波するFM検波器、7はその検波出
力(ベースバンド出力)が導出される出力端子である。
【0005】そして、8は自動利得制御電圧発生部(以
下、「AGC電圧発生部」という)で、9は中間周波増
幅器5からの中間周波信号をレベル検波してその信号レ
ベルに応じた直流電圧を出力するレベル検波回路、10
はこのレベル検波回路9からの直流電圧を基準電圧V
ref1と比較して基準電圧Vref1を越えると自動利得制
御電圧(以下、「AGC電圧」という)として出力する
直流増幅器である。
【0006】そして、このAGC電圧発生部8からのA
GC電圧は、中間周波増幅器5に供給されると共に直流
増幅器11にも供給され、この直流増幅器11はAGC
電圧が基準電圧Vref2を越えると高周波増幅器2に供
給するようになっている。
【0007】従って、受信電波が比較的弱くAGC電圧
発生部8からのAGC電圧が左程高くない(即ち、基準
電圧Vref2を越えない)場合には、中間周波増幅器5
の利得制御のみがAGC電圧発生部8からのAGC電圧
に応じてなされることになる。そして、受信電波が比較
的強くなりAGC電圧が基準電圧Vref2を越えた場合
には、高周波増幅器2の利得制御もAGC電圧に応じて
なされることになり、受信電波の強弱によるコントラス
トの変動を生じないようにしている。尚、12はAGC
電圧発生部8からのAGC電圧を受信信号のレベルモニ
タとしてレベル表示に用いるためのレベルモニタ出力端
子である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来構成のAGC回路では、途中から高周波増幅器の利
得制御が開始されると、中間周波増幅器のみの利得制御
がなされていた時に較べてAGC電圧の変化に対する受
信信号レベルの減衰量が大きくなり、図6に示すように
狭い範囲でのAGC電圧の変化で広い範囲の受信信号レ
ベルが制御されるようになっていた。ここで、図6実線
は高周波増幅器の利得制御が開始された場合の特性、点
線は高周波増幅器の利得制御がなされない中間周波増幅
器のみの利得制御の場合の特性である。
【0009】そのため、受信信号レベルに対してAGC
電圧がリニアに変化しなくなり、このようなAGC電圧
を受信信号のレベルモニタとして利用すると、受信信号
レベルに対するレベル表示の変化が不自然になると云う
問題があった。
【0010】また、FM検波器の替わりにQPSK復調
器が使われるデジタル処理の際には、AGC電圧がD/
Aコンバータの出力で制御される場合があり、その場合
に1ビット当りのゲイン変化量(受信信号レベル減衰
量)が安定化するよう、AGC電圧対ゲインリダクショ
ン特性のリニアリティが必要になっていた。
【0011】本発明はこのような点に鑑み成されたもの
であって、AGC電圧に対する受信信号レベルの減衰量
がリニアになるようにした自動利得制御回路を提供する
ことを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため本発明では、受信した高周波信号を増幅する高周波
増幅器と、この高周波増幅器からの高周波信号を周波数
変換して取り出した中間周波信号を増幅する中間周波増
幅器とに、夫々AGC電圧を供給してその利得制御を行
なう自動利得制御回路において、高周波増幅器へのAG
C電圧に制限を加えるリミッタ回路と、中間周波増幅器
へのAGC電圧にリミッタ回路を通した高周波増幅器へ
のAGC電圧を加算或いは減算する回路とを設けたもの
である。
【0013】
【作用】このような構成によると、中間周波増幅器の利
得制御がなされている間は高周波増幅器の利得制御がな
されず、また高周波増幅器の利得制御がなされている間
は中間周波増幅器の利得制御がなされないことになり、
全体としてAGC電圧に対しゲインリダクションがリニ
アに変化することになる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面と共に
説明する。尚、従来と同一部分については同一符号を付
すと共にその説明を省略する。本実施例では、図1に示
すように中間周波増幅器5の利得制御をフォワード形、
高周波増幅器2の利得制御をリバース形とし、AGC電
圧発生部8からのAGC電圧をリミッタ回路13を通し
て高周波増幅器2に供給し、このリミッタ回路13を通
した高周波増幅器2へのAGC電圧をAGC電圧発生部
8からのAGC電圧に加算回路14にて加算して中間周
波増幅器5に供給するようにしたものである。ここで、
15はAGC電圧発生部8からのAGC電圧が入力され
るAGC入力端子、16は中間増幅器5からの中間周波
信号が出力される中間周波出力端子である。
【0015】具体的には、図2に示すように構成されて
おり、AGC入力端子15にはAGC電圧発生部8から
例えば0〜5VのAGC電圧が入力され、入力されたA
GC電圧は10KΩの抵抗17を介してオペアンプ18
の反転入力端子側に供給される。そして、オペアンプ1
8からの出力は高周波増幅器2へのAGC電圧になると
共に10KΩの抵抗19を介して、AGC入力端子15
よりバッファ回路20、10KΩの抵抗21を介して供
給されるAGC電圧と加算された後、中間周波増幅器5
へのAGC電圧として用いられることになる。
【0016】ここで、22はオペアンプ18の出力端と
反転入力端子間に設けられた10KΩの帰還抵抗、2
3、24はリミッタ用ダイオード(電圧降下0.7V)
で、オペアンプ18の非反転入力端子側には2.5Vの
基準電圧が供給されている。従って、このような構成に
すると、先ずAGC電圧発生部8からのAGC電圧が0
〜1.8Vの間は、リミッタ用ダイオイード24の働き
によりオペアンプ18からは図3実線のように一定の電
圧、3.2Vが出力され、それが高周波増幅器2のAG
C電圧として用いられることになる。そして、この時の
中間周波増幅器5へのAGC電圧は、オペアンプ18の
出力が一定になっているため、AGC入力端子15に入
力されるAGC電圧の変化に伴なって図3点線のように
変化することになる。
【0017】そのため、AGC電圧発生部8からのAG
C電圧が0〜1.8Vの間は、高周波増幅器2の利得制
御はなされず、即ちその利得が一定になっており、AG
C電圧に応じて中間周波増幅器5の利得制御のみがなさ
れることになる。
【0018】次に、AGC電圧発生回路8からのAGC
電圧が1.8Vを越えて3.2V未満の間は、リミッタ
用ダイオード23、24が働かず、そのAGC電圧の変
化がそのままオペアンプ18の出力変化になり(図3実
線)、それが高周波増幅器2へのAGC電圧として用い
られることになる。そして、この時の中間周波増幅器5
へのAGC電圧は、AGC入力端子15に入力されるA
GC電圧発生部8からのAGC電圧の増加が、それに伴
なって減少していくオペアンプ18からの出力により相
殺されるため、図3点線のように一定となる。
【0019】そのため、AGC電圧発生部8からのAG
C電圧が1.8Vを越え3.2V未満の間は、中間周波
増幅器5の利得制御はなされず、即ちその利得が一定に
なっており、AGC電圧に応じて高周波増幅器2の利得
制御のみがなされることになる。
【0020】そして、AGC電圧発生部8からのAGC
電圧が3.2〜5Vの間は、リミッタ用ダイオード23
の働きによりオペアンプ18からは図3実線のように一
定の電圧、1.8Vが出力され、それが高周波増幅器2
のAGC電圧として用いられることになる。そして、こ
の時の中間周波増幅器5へのAGC電圧は、オペアンプ
18の出力が一定になっているため、AGC入力端子1
5に入力されるAGC電圧発生部8からのAGC電圧の
変化に伴なって図3点線のように変化することになる。
【0021】そのため、AGC電圧発生部8からのAG
C電圧が3.2〜5Vの間は、高周波増幅器2の利得制
御はなされず、即ち3.2V以上になると高周波増幅器
2のゲインリダクションに限界が生じ減衰量が大きくと
れなくなるためその利得を一定にして、AGC電圧に応
じた中間周波増幅器5の利得制御のみがなされることに
なる。
【0022】従って、AGC電圧発生部8からのAGC
電圧に対する高周波増幅器2及び中間周波増幅器5のゲ
インリダクションは図4実線及び点線のようになり、そ
のトータルゲインを図4一点鎖線のようにほぼリニアに
することができ、それにより受信信号レベル対AGC電
圧特性がリニアになる。尚、本実施例ではAGC電圧発
生部8からのAGC電圧にリミッタ回路からの出力を加
算するようにしているが、高周波増幅器がフォワード形
で図3と逆の特性であれば、逆に減算することになる。
【0023】
【発明の効果】上述した如く本発明の自動利得制御回路
に依れば、高周波増幅器と中間周波増幅器とのトータル
ゲインリダクションをほぼリニアにすることができる。
そのため、受信信号レベルに対するAGC電圧の変化も
リニアになり、例えばこのようなAGC電圧を受信信号
のレベルモニタとして利用し、精度の高いレベル表示を
行なわせるようにすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のブロック構成例を示す図。
【図2】 その具体的な回路構成例を示す図。
【図3】 その高周波増幅器及び中間周波増幅器に供給
されるAGC電圧特性を示す図。
【図4】 そのゲインリダクション特性を示す図。
【図5】 その従来のブロック構成例を示す図。
【図6】 そのAGC電圧特性を示す図。
【符号の説明】
2 高周波増幅器 5 中間周波増幅器 8 AGC電圧発生部 13 リミッタ回路 14 加算回路 18 オペアンプ 23、24 リミッタ用ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−150941(JP,A) 特開 昭51−40708(JP,A) 特開 平3−101512(JP,A) 特開 平3−311005(JP,A) 特開 昭62−51318(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03G 3/20 - 3/34

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した高周波信号を増幅する高周波増
    幅器と、この高周波増幅器からの高周波信号を周波数変
    換して取り出した中間周波信号を増幅する中間周波増幅
    器とに、夫々自動利得制御電圧を供給してその利得制御
    を行なう自動利得制御回路において、高周波増幅器への
    自動利得制御電圧に制限を加えるリミッタ回路と、中間
    周波増幅器への自動利得制御電圧にリミッタ回路を通し
    た高周波増幅器への自動利得制御電圧を加算或いは減算
    する回路とを設けたことを特徴とする自動利得制御回
    路。
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