JP2921490B2 - 電動機の起動制御装置 - Google Patents

電動機の起動制御装置

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JP2921490B2
JP2921490B2 JP8158148A JP15814896A JP2921490B2 JP 2921490 B2 JP2921490 B2 JP 2921490B2 JP 8158148 A JP8158148 A JP 8158148A JP 15814896 A JP15814896 A JP 15814896A JP 2921490 B2 JP2921490 B2 JP 2921490B2
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紀雄 鍵村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機の起動制御
装置に関し、特に、起動時のトルクアップ対策に係るも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気調和装置の圧縮機モータ
を制御する制御装置には、電源から整流回路、平滑回路
及びインバータ回路を介して圧縮機モータに制御電力を
供給するようにしているものがある。
【0003】そして、モータ起動時において、正常状態
では、図5Aに示すように、インバータ回路から圧縮機
モータに供給される出力電流I(以下、インバータ出力
電流Iという。)は徐々に上昇して加速されることにな
る。
【0004】一方、上記制御装置においては、圧縮機モ
ータやインバータ素子を保護するために限時特性に基く
保護上限値I1、つまり、定格電流値が設定されてい
る。そして、上記インバータ出力電流Iがこの保護上限
値I1に達すると、図5B及びCに示すように、加速を
中止し、インバータ出力電流Iを所定時間TM31が経過す
るまで保護上限値I1に保持する。
【0005】更に、図5Bに示すように、この所定時間
TM31が経過するまでにインバータ出力電流Iが低下する
と、通常運転に戻る一方、図5Cに示すように、この所
定時間TM3が経過するまでにインバータ出力電流Iが
低下しない場合、圧縮機モータのロックと判定して運転
を停止するようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した空気調和装置
の制御装置においては、1つの保護上限値I1を設定し
てるのみであるため、この保護上限値I1のインバータ
出力電流Iに相当するトルクしか得ることができず、圧
縮機を安定して起動することができないという問題があ
った。
【0007】つまり、圧縮機に冷媒が寝込んでいる場合
や、圧縮機の吐出側と吸込側との差圧が大きい場合や、
圧縮機の回転部にごみが噛み込んでいる場合など、起動
トルクを大きくすると、スムーズに起動して通常運転に
移行する場合があってもロックと判定して運転を停止し
てしまうという問題があった。
【0008】そこで、特開昭59−106881号公報
に開示されているように、起動時にあっては、インバー
タ出力電流Iが保護上限値I1を越えてもしばらくは圧
縮機モータへの供給周波数を低下させずにスムーズな加
速が得られるようにしているものがある。
【0009】しかしながら、この方式では、インバータ
出力電流Iが保護上限値I1に達した際、単に供給周波
数の低下を遅延させているのみであって、積極的にトル
クアップを図るものではなく、上述したように冷媒の寝
込み等のように負荷トルクが大きい場合、安定した起動
を行うことができないという問題がある。
【0010】本発明は、斯かる点に鑑みてなされたもの
で、負荷トルクが大きい場合でも電動機や電力変換回路
の破損及び焼損を防止し得る範囲内において、電力変換
回路のトルクを最大限に利用することによって安定した
起動を行えるようにすると共に、電動機のロック検知を
確実に行えるようにすることを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】−発明の概要− 本発明は、電動機(CM)の起動時に、電力変換回路(2
0)の出力電流Iが、電動機(CM)及び電力変換回路(2
0)の制御素子(Tr,Tr,…)を保護するための限時特
性に基く保護上限値である第1設定値I1を越えると上
昇信号を出力する。更に、上昇信号が出力されると、電
力変換回路(20)の駆動回路(31)に対して運転の継続
信号を出力すると共に、電力変換回路(20)の出力電流
Iが、第1設定値I1より高い設定値であって電力変換
回路(20)の制御素子(Tr,Tr,…)を保護するための
瞬時特性に基く保護上限値である第2設定値I2を越え
ると駆動回路(31)に停止信号を出力する。
【0012】−発明の特定事項− 具体的に、図1に示すように、請求項1に係る発明が講
じた手段は、先ず、電源(PS)及び電動機(CM)を備え
る一方、上記電源(PS)より供給される電力を所定の制
御電力に変換して電動機(CM)に出力する電力変換回路
(20)と、該電力変換回路(20)に駆動信号を出力する
駆動回路(31)と、上記電力変換回路(20)が電動機
(CM)に出力する出力電流Iを検出する電流検出手段
(CT)とを備えている。
【0013】更に、上記電動機(CM)の起動時に、電流
検出手段(CT)が検出する電力変換回路(20)の出力電
流Iが、電動機(CM)及び電力変換回路(20)の制御素
子(Tr,Tr,…)を保護するための限時特性に基く保護
上限値である第1設定値I1を越えたか否かを判別し、
上記出力電流Iが第1設定値I1を越えると上昇信号を
出力する判別手段(43)を備えている。
【0014】加えて、該判別手段(43)が上昇信号を出
力すると、駆動回路(31)に対して運転の継続信号を出
力すると共に、上記電力変換回路(20)の出力電流I
が、第1設定値I1より高い設定値であって電力変換回
路(20)の制御素子(Tr,Tr,…)を保護するための瞬
時特性に基く保護上限値である第2設定値I2を越えた
か否かを判別し、上記出力電流Iが第2設定値I2を越
えると駆動回路(31)に停止信号を出力する一方、上記
判別手段(43)が上昇信号を出力した後、予め設定され
た第1ロック判定時間TM11内に電力変換回路(20)の出
力電流Iが第1設定値I1より低下しないと駆動回路
(31)に停止信号を出力すると共に、上記判別手段(4
3)が上昇信号を出力した後、電力変換回路(20)の出
力電流Iが第1設定値I1と第2設定値I2との間の高
電流状態を維持する時間を積算し、この積算時間が予め
設定された第2ロック判定時間TM21に達すると駆動回路
(31)に停止信号を出力する駆動停止手段(44)を備え
ている。
【0015】その上、上記電流検出手段(CT)が検出す
る電力変換回路(20)の出力電流Iが、所定の異常判定
時間内に第2設定値I2を越えたか否かを判別し、該出
力電流Iが第2設定値I2を越えると駆動停止手段(4
4)とは別個に駆動回路(31)に停止信号を出力する異
常停止手段(45)を備えている。
【0016】また、請求項2記載の発明が講じた手段
は、上記請求項1記載の発明において、電動機(CM)
が、空気調和装置に設けられる圧縮機のモータである構
成としている。
【0017】−作用− 上記の発明特定事項により、請求項1記載の発明では、
電動機(CM)の起動時において、電流検出手段(CT)が
検出する電力変換回路(20)の出力電流Iが、第1設定
値I1より上昇しない場合、正常に加速されているの
で、そのまま通常運転が続行されることになる。
【0018】一方、上記電力変換回路(20)の出力電流
Iが第1設定値I1を越えたものの第2設定値I2まで
達しない場合、判別手段(43)が上昇信号を出力するこ
とになるが、駆動停止手段(44)が継続信号を出力す
る。そして、起動時の負荷トルクが大きかったものの、
その後、電力変換回路(20)の出力電流Iが低下して第
1設定値I1より低くなると、正常運転に移行したの
で、通常運転が続行されることになる。
【0019】つまり、上記第1設定値I1いわゆる定格
電流であり、制御素子(Tr,Tr,…)の破壊等を招く第
2設定値I2以上になるまでには余裕があり、短時間の
出力電流Iの上昇には何ら問題がないことから、出力電
流Iを大きくしてトルクアップを図るようにしている。
【0020】また、上記電力変換回路(20)の出力電流
Iが第1設定値I1を越え且つ第2設定値I2に達した
場合、電動機(CM)がロックしたことになり、電力変換
回路(20)の出力を停止し、つまり、運転を停止してロ
ック表示等を行うことになる。
【0021】また、上記電力変換回路(20)の出力電流
Iが第1設定値I1を越えたものの第2設定値I2まで
達しないが、第1設定値I1より低下しない場合、予期
しない異常又はロック時の電流値が比較的小さく設定さ
れている電動機(CM)のロック等が発生していると考え
られる。そこで、そのままでは電動機(CM)のストレス
が堪るので、駆動停止手段(44)がロック判定時間をカ
ウントすると、電動機(CM)のロックに準ずる過負荷と
判定し、電力変換回路(20)の出力を停止し、ロック表
示等を行うことになる。
【0022】また、上記電力変換回路(20)の出力電流
Iが第1設定値I1の近傍を上下に変動し、第1設定値
I1と第2設定値I2との間の高電流状態を維持する積
算時間が長くなると、電動機(CM)がロックしていると
考えられるので、電力変換回路(20)の出力を停止し、
つまり、運転を停止してロック表示等を行うことにな
る。
【0023】また、異常停止手段(45)が異常判定時間
内に上記電力変換回路(20)の出力電流Iが瞬時に第2
設定値I2に達したことを判別すると、上記電力変換回
路(20)の制御素子(Tr,Tr,…)の短絡等の異常が考
えられるので、電力変換回路(20)の出力を停止して異
常表示等を行うことになる。
【0024】
【発明の効果】したがって、本発明によれば、限時特性
に基く保護上限値である第1設定値I1と瞬時特性に基
く保護上限値である第2設定値I2との2つの基準値を
設定して、電力変換回路(20)の出力電流Iが第2設定
値I2を越えると電動機(CM)のロックを判定して停止
するようにしたために、従来のように加速を停止した
り、減速する等の方法に比して、起動時の電力変換回路
(20)の出力電流Iを大きくすることができ、大きな負
荷トルクを要する場合であっても安定して圧縮機を起動
することができる。
【0025】また、上記電力変換回路(20)の出力電流
Iが第2設定値I2に達すると、電動機(CM)のロック
を判定するので、所定の保護機能を確実に担保すること
ができる。
【0026】また、上記電力変換回路(20)の出力電流
Iが第1設定値I1を越えた状態を継続すると停止する
ようにしたために、電動機(CM)のロックに準ずる過負
荷の運転が継続されることを確実に防止することができ
ると共に、始動電流の低い電動機(CM)のロックを確実
に防止することができる。
【0027】また、上記電力変換回路(20)の出力電流
Iが第1設定値I1の近傍を上下する場合においても、
電動機(CM)のロックを判定するので、所定の保護機能
を確実に担保することができる。
【0028】また、上記電力変換回路(20)の出力電流
Iが瞬時に第2設定値I2に達すると停止するようにし
たために、電力変換回路(20)の制御素子(Tr,Tr,
…)の破壊等の異常を判別することができるので、停止
の要因を確実に識別することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0030】図2に示すように、(10)は、空気調和装
置の室外ユニットに設けられる圧縮機モータである圧縮
機の誘導電動機(CM)の制御装置であって、電力変換回
路(20)と電力制御回路(30)とを備え、電源(PS)よ
り電力変換回路(20)を介して制御電力を誘導電動機
(CM)に供給している。
【0031】上記電力変換回路(20)は、電源(PS)か
ら供給される三相交流電力を制御された三相交流電力に
変換するものであって、整流回路(21)と平滑回路(2
2)とインバータ回路(23)とを備えている。そして、
上記整流回路(21)は、6個のダイオード(d1,d1,
…)を備え、スイッチング回路(11)を介して電源(P
S)に接続されたダイオードモジュールであって、電源
(PS)からの交流を全波整流している。
【0032】上記平滑回路(22)は、整流回路(21)に
よって全波整流された直流を平滑するものであって、リ
アクトル(2L)が設けられると共に、平滑コンデンサ
(2C)を有するコンデンサ回路(2a)と、放電用抵抗
(2R)を有する抵抗回路(2b)とが電源ライン(2P,2
N)の間に接続されて構成されている。また、上記平滑
回路(22)には、直流部電流、つまり、インバータ回路
(23)が誘導電動機(CM)に供給するインバータ出力電
流Iを検出するカレントトランスやシャント抵抗などの
電流検出手段(CT)が電源ライン(2N)に設けられてい
る。
【0033】上記インバータ回路(23)は、6個のパワ
ートランジスタ(Tr,Tr,…)を備えたトランジスタ・
ブリッジ回路よりなり、平滑回路(22)が平滑した直流
を交流に変換するトランジスタモジュールであって、誘
導電動機(CM)が接続されて三相交流の制御電力を誘導
電動機(CM)に供給している。そして、上記パワートラ
ンジスタ(Tr,Tr,…)には、エミッタ・コレクタ間に
還流ダイオード(d2,d2,…)が接続され、該パワート
ランジスタ(Tr,Tr,…)は、電力制御回路(30)の駆
動信号によってON・OFFする。
【0034】上記電力制御回路(30)は、電流検出手段
(CT)より電流信号が入力される一方、駆動回路(31)
とCPU(40)とが設けられている。該駆動回路(31)
は、平滑回路(22)が平滑した直流部電圧をパワートラ
ンジスタ(Tr,Tr,…)がPWM変調(パルス幅変調)
するように該パワートランジスタ(Tr,Tr,…)に駆動
信号を出力する。そして、上記CPU(40)には、室内
温度などの空調負荷信号が入力されると共に、速度制御
手段(41)と最適制御手段(42)とが設けられている。
【0035】該速度制御手段(41)は、室内温度などの
空調負荷信号が入力されており、この空調負荷信号に対
応して圧縮機の運転周波数である誘導電動機(CM)の供
給周波数を導出し、この供給周波数になるように駆動回
路(31)に制御信号を出力していている。
【0036】つまり、上記速度制御手段(41)は、誘導
電動機(CM)の供給周波数と供給電圧とが予め設定され
た基準電圧周波数特性に基いて変化するようにインバー
タ回路(23)を駆動制御する制御信号であって、誘導電
動機(CM)の供給周波数を制御して誘導電動機(CM)を
可変速制御する制御信号を駆動回路(31)に出力してい
る。そして、該駆動回路(31)が制御信号に基いて駆動
信号を電力変換回路(20)のインバータ回路(23)に出
力している。
【0037】上記最適制御手段(42)は、誘導電動機
(CM)の供給電圧を所定の変動量でもって微小変動させ
てモータ電流が最小となるように供給電圧を調整するた
めの調整信号を駆動回路(31)に出力している。そし
て、該駆動回路(31)が調整信号に基いて駆動信号を電
力変換回路(20)のインバータ回路(23)に出力してい
る。
【0038】上記CPU(40)には、本発明の特徴とし
て、判別手段(43)と駆動停止手段(44)とが設けられ
る一方、上記電力制御回路(30)には電異常停止手段
(45)が設けられている。
【0039】該判別手段(43)は、誘導電動機(CM)の
起動時に、電流検出手段(CT)が検出するインバータ出
力電流Iが、誘導電動機(CM)及び電力変換回路(20)
の制御素子であるパワートランジスタ(Tr,Tr,…)を
保護するための限時特性に基く保護上限値である第1設
定値I1を越えたか否かを判別し、インバータ出力電流
Iが第1設定値I1を越えると上昇信号を出力する。
【0040】上記駆動停止手段(44)は、判別手段(4
3)が上昇信号を出力すると、駆動回路(31)に対して
運転の継続信号を出力すると共に、上昇信号の出力から
予め設定された第1ロック判定時間TM11内に、インバー
タ出力電流Iが、第1設定値I1より高い設定値であっ
てパワートランジスタ(Tr,Tr,…)を保護するための
瞬時特性に基く保護上限値である第2設定値I2を越え
たか否かを判別し、インバータ出力電流Iが第2設定値
I2を越えると、誘導電動機(CM)のロックと判定して
駆動回路(31)に停止信号を出力する。
【0041】また、上記駆動停止手段(44)は、インバ
ータ出力電流Iが第1ロック判定時間TM11内に第1設定
値I1より低下しないと、ロックに準じる過負荷と判定
して駆動回路(31)に停止信号を出力する。
【0042】また、上記駆動停止手段(44)は、判別手
段(43)が上昇信号を出力した後、インバータ出力電流
Iが第1設定値I1と第2設定値I2との間の高電流状
態を維持する時間を積算し、この積算時間が予め設定さ
れた第2ロック判定時間TM21に達すると駆動回路(31)
に停止信号を出力する。
【0043】また、上記異常停止手段(45)は、電流検
出手段(CT)が検出するインバータ出力電流Iが、所定
の異常判定時間内に第2設定値I2を越えたか否かを判
別し、該出力電流Iが第2設定値I2を越えると駆動停
止手段(44)とは別個に駆動回路(31)に停止信号を出
力する。つまり、パワートランジスタ(Tr,Tr,…)の
短絡等の異常によってインバータ出力電流Iが瞬時に上
昇したと考えられるので、インバータ回路(23)の出力
を停止するようにしている。
【0044】−誘導電動機(CM)の制御動作− 次に、上述した誘導電動機(CM)の制御動作について説
明する。
【0045】先ず、電源(PS)が投入されてスイッチン
グ回路(11)がONした状態において、図示しないリモ
コンより冷房運転等の運転指令が出力されると、この運
転指令をCPU(40)が受信して速度制御手段(41)が
制御信号を出力する。この制御信号を駆動回路(31)が
受信して駆動信号をインバータ回路(23)に出力し、パ
ワートランジスタ(Tr,Tr,…)がON・OFFする。
【0046】一方、上記電源(PS)からの三相交流電力
は、整流回路(21)によって全波整流されて直流に変換
された後、平滑回路(22)によって平滑された後、イン
バータ回路(23)に出力される。そして、該インバータ
回路(23)の6個のパワートランジスタ(Tr,Tr,…)
は、直流を交流に変換すると共に、パルス幅変調して所
定の供給電圧を誘導電動機(CM)に供給することにな
る。
【0047】また、上記CPU(40)には、室内温度な
どの空調負荷信号が入力され、速度制御手段(41)が、
この空調負荷信号に対応して圧縮機の運転周波数である
誘導電動機(CM)の供給周波数を導出すると共に、この
供給周波数になるように駆動回路(31)に制御信号を出
力する。つまり、上記速度制御手段(41)は、誘導電動
機(CM)の供給周波数と供給電圧とが予め設定された基
準電圧周波数特性に基いて変化するようにインバータ回
路(23)を駆動制御する制御信号を出力し、駆動回路
(31)がこの制御信号に基いて駆動信号をインバータ回
路(23)に出力する。この結果、上記誘導電動機(CM)
が空調負荷に対応して回転することになる。
【0048】また、上記誘導電動機(CM)の回転時にお
いて、最適制御手段(42)は、誘導電動機(CM)の供給
電圧を所定の変動量でもって微小変動させてモータ電流
が最小となるように調整信号を駆動回路(31)に出力す
る。そして、該駆動回路(31)がこの調整信号に基いて
駆動信号をインバータ回路(23)に出力し、誘導電動機
(CM)が最も効率の良い最小電流値で回転するようにし
ている。
【0049】−起動制御動作− 次に、本発明の特徴とする起動時の制御動作について図
3の制御フローに基き説明する。
【0050】先ず、制御動作を開始すると、ステップST
1において、電流検出手段(CT)が検出するインバータ
出力電流Iが、第2設定値I2に達したか否かを判定
し、第2設定値I2に達していない場合、ステップST1
の判定がNOとなってステップST2に移り、第1タイマ
TM-1及び第2タイマTM-2がカウント中か否かを判定す
る。
【0051】尚、この第1タイマTM-1は、インバータ出
力電流Iが第1設定値I1に達するとカウントを開始し
且つ第1設定値I1より低下するとリセットされるタイ
マである。一方、上記第2タイマTM-2は、インバータ出
力電流Iが第1設定値I1以上になった時間を積算し、
インバータ出力電流Iが第1設定値I1より低下しても
リセットされることはなく、例えば、インバータ出力電
流Iが第1設定値I1の近傍を上下した際に第1設定値
I1以上になった積算時間をカウントするタイマであ
る。
【0052】上記ステップST2において、第1タイマTM
-1及び第2タイマTM-2がカウント中でない場合、判定が
NOとなってステップST3に移り、起動時か否かを判定
し、起動時でない場合、判定がNOとなってステップST
4に移り、第1タイマTM-1及び第2タイマTM-2をリセッ
トしてリターンし、ステップST1からの動作を行うこと
になる。つまり、上記ステップST2の判定は、起動時の
制御であるか否かを判別するために行っている。
【0053】また、上記ステップST3において、起動時
である場合、判定がYESとなってステップST5に移
り、インバータ出力電流Iが第1設定値I1に達したか
否かを判定し、インバータ出力電流Iが第1設定値I1
に達していない場合、ステップST6に移り、第1タイマ
TM-1をリセットし、第2タイマTM-2を現在のカウント状
態に保持したままリターンし、ステップST1からの動作
を行うことになる。
【0054】上記ステップST3の起動時において、第1
タイマTM-1及び第2タイマTM-2が動作している場合、上
記ステップST2からステップST5に移ることになるが、
この起動後に誘導電動機(CM)が正常に駆動してインバ
ータ出力電流Iが第1設定値I1より上昇しない場合、
つまり、図4Aに示すように、正常に加速された場合、
そのまま通常運転が続行されることになる。
【0055】一方、上記ステップST5において、インバ
ータ出力電流Iが第1設定値I1に達している場合、判
定がYESとなってステップST7に移り、上記第1タイ
マTM-1のカウントを開始すると共に、第2タイマTM-2の
積算動作を開始することになる。
【0056】その後、上記ステップST7からステップST
8に移り、第1タイマTM-1又は第2タイマTM-2が予め設
定された第1ロック判定時間TM11又は第1ロック判定時
間TM21をカウントしたか否かを判定する。そして、この
第1ロック判定時間TM11又は第1ロック判定時間TM21に
なるまで、上記ステップST8の判定がNOとなってリタ
ーンし、ステップST1からの動作を行うことになる。
【0057】続いて、上記ステップST3の起動時におい
て、第1タイマTM-1及び第2タイマTM-2が動作している
場合、ステップST8からステップST1に戻り上述の動作
が繰り返されることになるが、上記インバータ出力電流
Iが第1設定値I1を越えたものの第2設定値I2まで
達しない場合がある。その際、図4Bに示すように、起
動時の負荷トルクが大きかったものの、その後、インバ
ータ出力電流Iが低下して第1設定値I1より低くなっ
た場合、正常運転に移行したので、上記ステップST5か
らステップST6に移り、通常運転が続行されることにな
る。
【0058】つまり、上記第1設定値I1いわゆる定格
電流であり、パワートランジスタ(Tr,Tr,…)の破壊
等を招く第2設定値I2以上になるまでには余裕があ
り、短時間のインバータ出力電流Iの上昇には何ら問題
がないことから、該インバータ出力電流Iを大きくして
トルクアップを図るようにしている。
【0059】一方、上記ステップST3の起動時におい
て、第1タイマTM-1及び第2タイマTM-2が動作している
場合、ステップST8からステップST1に戻り上述の動作
が繰り返されることになるが、上記インバータ出力電流
Iが第1設定値I1を越え且つ第2設定値I2に達した
場合、図4Cに示すように、誘導電動機(CM)がロック
している。そこで、上記ステップST1の判定がYESと
なってステップST9に移り、第1タイマTM-1又は第2タ
イマTM-2が、予め設定された異常判定時間TM12,TM22を
カウントしたか否かを判定する。そして、第1タイマTM
-1又は第2タイマTM-2が異常判定時間TM12,TM22をカウ
ントした後の場合、ステップST9の判定がYESとなっ
てステップST10に移り、誘導電動機(CM)のロックを
判定し、インバータ回路(23)の出力を停止し、第1タ
イマTM-1及び第2タイマTM-2をリセットしてリターンす
ることになる。つまり、運転を停止して上記ロックの表
示等を行うことになる。
【0060】また、上記ステップST3の起動時におい
て、第1タイマTM-1及び第2タイマTM-2が動作している
場合、ステップST8からステップST1に戻り上述の動作
が繰り返されることになるが、上記インバータ出力電流
Iが第1設定値I1を越えたものの第2設定値I2まで
達しないが、第1設定値I1より低下しない場合があ
る。つまり、図4Dに示すように、インバータ出力電流
Iが第1設定値I1を越えたままの状態を継続すると、
予期しない異常が発生していると考えられる。
【0061】そこで、そのままでは誘導電動機(CM)の
ストレスが堪るので、第1タイマTM-1が第1ロック判定
時間TM11をカウントすると、ステップST8の判定がYE
SとなってステップST10に移り、誘導電動機(CM)の
ロックに準ずる過負荷と判定し、インバータ回路(23)
の出力を停止し、第1タイマTM-1及び第2タイマTM-2を
リセットしてリターンし、運転を停止して上記ロックの
表示等を行うことになる。
【0062】また、上記ステップST3の起動時におい
て、第1タイマTM-1及び第2タイマTM-2が動作している
場合、ステップST8からステップST1に戻り上述の動作
が繰り返されることになるが、上記インバータ出力電流
Iが第1設定値I1の近傍を上下して第2設定値I2ま
で達しない場合がある。この場合、第2タイマTM-2は、
インバータ出力電流Iが第1設定値I1と第2設定値I
2との間の高電流状態を維持する時間を積算しているの
で、この積算時間が第2ロック判定時間TM21に達する
と、上記ステップST8の判定がYESとなってステップ
ST10に移り、誘導電動機(CM)のロックと判定し、イ
ンバータ回路(23)の出力を停止し、第1タイマTM-1及
び第2タイマTM-2をリセットしてリターンし、運転を停
止して上記ロックの表示等を行うことになる。
【0063】一方、上記ステップST3の起動時におい
て、第1タイマTM-1及び第2タイマTM-2が動作している
場合、ステップST8からステップST1に戻り上述の動作
が繰り返されることになるが、上記インバータ出力電流
Iが第1設定値I1を越え且つ瞬時に第2設定値I2に
達した場合、上記ステップST9において、第1タイマTM
-1又は第2タイマTM-2が異常判定時間TM21,TM22をカウ
ントし終わる前であるか、又はカウント動作に入らない
場合、判定がNOとなってステップST11に移り、パワ
ートランジスタ(Tr,Tr,…)の短絡等の異常によって
インバータ出力電流Iが瞬時に上昇したと考えられる。
そこで、インバータ回路(23)の出力を停止し、第1タ
イマTM-1及び第2タイマTM-2をリセットしてリターンす
ることになる。つまり、運転を停止して上記異常の表示
等を行うことになる。
【0064】−実施形態の効果− 以上のように、本実施形態によれば、限時特性に基く保
護上限値である第1設定値I1と瞬時特性に基く保護上
限値である第2設定値I2との2つの基準値を設定し
て、インバータ出力電流Iが第2設定値I2を越えると
誘導電動機(CM)のロックを判定して停止するようにし
たために、従来のように加速を停止したり、減速する等
の方法に比して、起動時のインバータ出力電流Iを大き
くすることができ、大きな負荷トルクを要する場合であ
っても安定して圧縮機を起動することができる。
【0065】また、上記インバータ出力電流Iが第2設
定値I2に達すると、上記誘導電動機(CM)のロックを
判定するので、所定の保護機能を確実に担保することが
できる。
【0066】また、上記インバータ出力電流Iが第1設
定値I1を越えた状態を継続すると停止するようにした
ために、誘導電動機(CM)のロックに準ずる過負荷の運
転が継続されることを確実に防止することができると共
に、始動電流の低い誘導電動機(CM)のロックを確実に
防止することができる。
【0067】また、上記インバータ出力電流Iが第1設
定値I1の近傍を上下する場合においても、誘導電動機
(CM)のロックを判定するので、所定の保護機能を確実
に担保することができる。
【0068】また、上記インバータ出力電流Iが瞬時に
第2設定値I2に達すると停止するようにしたために、
パワートランジスタ(Tr,Tr,…)の破壊等の異常を判
別することができるので、停止の要因を確実に識別する
ことができる。
【0069】
【発明の他の実施の形態】本実施形態においては、空気
調和装置の圧縮機の誘導電動機(CM)について説明した
が、請求項1記載の発明では、各種の誘導電動機(CM)
に適用することができ、また、本発明は、誘導電動機
(CM)に限られるものではない。
【0070】また、本実施形態におけるインバータ回路
(23)は6個のパワートランジスタ(Tr,Tr,…)を用
いたが、本発明では、6個のIGBT(Insulated Gate
Bipolar Transistor) を用いてもよい。
【0071】また、電流検出手段(CT)は、電力変換回
路(20)と誘導電動機(CM)との間に設けてもよく、こ
の場合、電流検出手段(CT)の数は、1つ、2つ又は3
つの何れかになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】誘導電動機の制御回路図である。
【図3】起動制御を示すフロー図である。
【図4】起動時におけるインバータ出力電流の特性図で
ある。
【図5】従来の起動時におけるインバータ出力電流の特
性図である。
【符号の説明】
20 電力変換回路 21 整流回路 22 平滑回路 23 インバータ回路 30 電力制御回路 31 駆動回路 40 CPU 43 判別手段 44 駆動停止手段 45 異常停止手段 CT 電流検出手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02P 1/16 H02M 7/48 H02P 3/06 H02P 7/63 302

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源(PS)及び電動機(CM)を備える一
    方、 上記電源(PS)より供給される電力を所定の制御電力に
    変換して電動機(CM)に出力する電力変換回路(20)
    と、 該電力変換回路(20)に駆動信号を出力する駆動回路
    (31)と、 上記電力変換回路(20)が電動機(CM)に出力する出力
    電流Iを検出する電流検出手段(CT)と、 上記電動機(CM)の起動時に、電流検出手段(CT)が検
    出する電力変換回路(20)の出力電流Iが、電動機(C
    M)及び電力変換回路(20)の制御素子(Tr,Tr,…)
    を保護するための限時特性に基く保護上限値である第1
    設定値I1を越えたか否かを判別し、上記出力電流Iが
    第1設定値I1を越えると上昇信号を出力する判別手段
    (43)と、 該判別手段(43)が上昇信号を出力すると、駆動回路
    (31)に対して運転の継続信号を出力すると共に、上記
    電力変換回路(20)の出力電流Iが、第1設定値I1よ
    り高い設定値であって電力変換回路(20)の制御素子
    (Tr,Tr,…)を保護するための瞬時特性に基く保護上
    限値である第2設定値I2を越えたか否かを判別し、上
    記出力電流Iが第2設定値I2を越えると駆動回路(3
    1)に停止信号を出力する一方、上記判別手段(43)が
    上昇信号を出力した後、予め設定された第1ロック判定
    時間TM11内に電力変換回路(20)の出力電流Iが第1設
    定値I1より低下しないと駆動回路(31)に停止信号を
    出力すると共に、上記判別手段(43)が上昇信号を出力
    した後、電力変換回路(20)の出力電流Iが第1設定値
    I1と第2設定値I2との間の高電流状態を維持する時
    間を積算し、この積算時間が予め設定された第2ロック
    判定時間TM21に達すると駆動回路(31)に停止信号を出
    力する駆動停止手段(44)と、 上記電流検出手段(CT)が検出する電力変換回路(20)
    の出力電流Iが、所定の異常判定時間内に第2設定値I
    2を越えたか否かを判別し、該出力電流Iが第2設定値
    I2を越えると駆動停止手段(44)とは別個に駆動回路
    (31)に停止 信号を出力する異常停止手段(45) とを備
    えていることを特徴とする電動機の起動制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電動機の起動制御装置に
    おいて、 電動機(CM)は、空気調和装置に設けられる圧縮機のモ
    ータであることを特徴とする電動機の起動制御装置。
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