JP2921422B2 - 密閉配管用腐食防止装置 - Google Patents

密閉配管用腐食防止装置

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JP2921422B2 JP33879994A JP33879994A JP2921422B2 JP 2921422 B2 JP2921422 B2 JP 2921422B2 JP 33879994 A JP33879994 A JP 33879994A JP 33879994 A JP33879994 A JP 33879994A JP 2921422 B2 JP2921422 B2 JP 2921422B2
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誠二 田井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、密閉配管用腐食防止
装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空調用等の密閉配管流路において、配管
等の腐食を防止するために、近年では、安全性が高く低
コストの脱気装置を用いた密閉配管用腐食防止装置が採
用されている。たとえば、図4は脱気装置4を備えた密
閉配管用腐食防止装置の一例を示すものであり、密閉配
管流路を形成する第一配管1に接続された脱気装置4
は、減圧弁13,フィルタ14,脱気モジュール15お
よび加圧ポンプ16で構成されている。この脱気装置4
は、密閉配管流路内を流通する流体の溶存酸素を除去
し、配管等の腐食を防止する機能を果たす構成となって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成におい
て、密閉配管流路内の流体の圧力は、脱気装置4の取付
位置や、季節による負荷変動等で一定ではない。そのた
め、脱気装置4においては、減圧弁13の選定や加圧ポ
ンプ16の選定が設置条件毎に異なるとともに、場合に
よっては所定の流体圧力が得られずに、脱気モジュール
15の圧損をクリアできず、加圧ポンプ16のエア噛み
が起こる等、脱気装置4の運転に支障をきたしている。
【0004】そこで、この発明は、密閉配管流路内の流
体の圧力の変動,低下によって前記脱気装置4の運転に
支障をきたすことがないようにすることを課題とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するためになされたもので、密閉配管流路を形成す
る第一配管に脱気装置を接続した構成において、前記脱
気装置の上流側に、流体の圧力を検知する圧力検知装置
と、この圧力検知装置により作動する昇圧ポンプとから
なる圧力一定化手段を設けたことを特徴としている。
【0006】
【作用】この発明によれば、密閉配管流路内の流体の圧
力に何の変動もなければ、そのまま運転は続けられる
が、流体の圧力が何らかの原因により所定の圧力値以下
になったときは、脱気装置の上流側に設けた圧力一定化
手段が働き、脱気装置に供給される流体の圧力を所定の
圧力値以上に維持する。
【0007】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例を図面に基づ
いて詳細に説明する。まず、この発明の第一実施例を示
す図1について説明すると、密閉配管流路を形成する第
一配管1に減圧弁,脱気モジュール,加圧ポンプ等を備
えた脱気装置4を接続する構成において、この脱気装置
4の上流側は、第二配管2を介して前記第一配管1に接
続しており、また前記脱気装置4の下流側は、第三配管
3を介して前記第一配管1に接続している。そして、前
記第二配管2には、前記脱気装置4に供給される流体の
圧力を所定圧力に維持する圧力一定化手段5が設けられ
ている。この圧力一定化手段5は、前記第二配管2を流
通する流体の圧力を検知する圧力検知装置6と、この圧
力検知装置6により作動する昇圧ポンプ7とにより構成
されている。
【0008】通常の運転状態にあっては、密閉配管流路
内の流体の大部分は、前記第一配管1を流れており、一
部分が前記第二配管2を流れ、前記脱気装置4において
脱気処理された後、前記第三配管3から前記第一配管1
に合流する。
【0009】ところで、密閉配管流路内および外部の何
らかの影響で、密閉配管流路内の流体の圧力が変動し、
所定の圧力値より低下してしまうことがある。この場
合、あらかじめ設定されていた圧力値以下になったこと
を前記圧力検知装置6が検知し、この検知に基づいて前
記昇圧ポンプ7を作動させる。前記昇圧ポンプ7の作動
により、前記第二配管2を流通する流体の流量が増加
し、この結果、前記脱気装置4に供給される流体の圧力
は所定の圧力値以上に維持される。そして、密閉配管流
路内の流体の圧力低下がおさまり、前記脱気装置4に供
給される流体の圧力が所定の圧力値以上にもどったこと
を前記圧力検知装置6が検知した場合には、前記昇圧ポ
ンプ7を停止させ、通常の運転状態にもどる。ここで、
前記脱気モジュール(図示省略)へ流入する流体の圧力
値が、所定圧力を超えて異常に上昇した場合について簡
単に説明すると、前記のとおり、前記脱気装置4には、
前記脱気モジュールの上流側に減圧弁(図示省略)が備
えられているので、流体圧力が異常に上昇したときは、
この減圧弁が働き、前記脱気モジュールに流入する流体
圧力を適宜減圧し、前記脱気モジュールの保護を図る構
成となっている。
【0010】つぎに、この発明の第二実施例を示す図2
について説明する。これは前記昇圧ポンプ7の回転数を
周波数変換装置11で制御するものであり、図2におい
て、脱気装置4の上流側に設けられている圧力一定化手
段5が、圧力検知装置6,昇圧ポンプ7および周波数変
換装置11により構成されている。具体的には、前記圧
力検知装置6が前記脱気装置4に供給される流体の圧力
値を検知し、その信号が前記周波数変換装置11にとり
こまれ、状況に応じた適正な回転数で前記昇圧ポンプ7
を作動させる構成になっている。
【0011】通常の運転状態にあっては、密閉配管流路
内の流体の大部分は、第一配管1を流れており、一部分
が第二配管2を流れ、前記脱気装置4において脱気処理
された後、第三配管3から前記第一配管1に合流する。
【0012】さて、ここで密閉配管流路内および外部の
何らかの影響で、密閉配管流路内の流体の圧力が変動
し、所定の圧力値より低下してしまうことがある。この
場合、あらかじめ設定されていた圧力値以下になったこ
とを前記圧力検知装置6が検知し、その信号は前記周波
数変換装置11にとりこまれ、前記脱気装置4に供給さ
れる流体の圧力値の低下を補う適正な回転数で前記昇圧
ポンプ7が運転され、前記脱気装置4に供給される流体
の圧力を所定の圧力値以上に維持する。そして、前記圧
力検知装置6からの信号により、密閉配管流路内の流体
の圧力低下がおさまり、前記脱気装置4に供給される流
体の圧力が所定の圧力値以上にもどったときには、前記
昇圧ポンプ7を停止させる。つまり、通常の運転状態に
もどる。
【0013】この第二実施例によれば、前記第一実施例
における昇圧ポンプ7のON−OFF制御のみならず、
前記昇圧ポンプ7の作動が周波数変換装置11により制
御されることになるので、密閉配管流路内の流体の圧
力、つまり脱気装置4に供給される流体の圧力をよりき
め細かく所定圧力に維持することが可能となる。
【0014】さらに、この発明の第三実施例を示す図3
について説明すると、図3において、第二配管2の圧力
検知装置6と昇圧ポンプ7の間から分岐する第四配管8
を設けており、その他端は前記第二配管2の昇圧ポンプ
7より下流側に接続している。そして、前記第二配管2
には、前記第四配管8が分岐した地点と、前記第四配管
8が前記第二配管2に接続した地点との間に、第一バル
ブ9が設けられている。さらに、前記第四配管8には、
第二バルブ10が設けられている。前記昇圧ポンプ7,
第一バルブ9および第二バルブ10は、それぞれ圧力検
知装置6の信号によって制御され、これらが圧力一定化
手段5を構成している。
【0015】この第三実施例の場合、通常の運転状態に
あっては、前記第一バルブ9は閉じており前記第二バル
ブ10は開いている。ゆえに、密閉配管流路内の流体の
大部は前記第一配管1を流れ、一部分が前記第四配管8
を流れ、脱気装置4において脱気処理された後、第三配
管3から前記第一配管1に合流する。
【0016】さて、ここで密閉配管流路内および外部の
何らかの影響で、密閉配管流路内の流体の圧力が変動
し、所定の圧力値より低下してしまうことがある。この
場合、あらかじめ設定されていた圧力値以下になったこ
とを前記圧力検知装置6が検知し、前記第一バルブ9を
開き、前記昇圧ポンプ7を作動させるとともに、前記第
二バルブ10を閉じる。これら一連の働きにより、前記
第二配管2を流通する流体の流量が増加し、この結果、
前記脱気装置4に供給される流体の圧力は、所定の圧力
値以上に維持される。そして、密閉配管流路内の流体の
圧力低下がおさまり、前記脱気装置4に供給される流体
の圧力が所定の圧力値以上にもどったことを前記圧力検
知装置6が検知した場合には、前記第二バルブ10を開
き、前記昇圧ポンプ7を停止させるとともに、前記第一
バルブ9を閉じて通常の運転状態にもどる。
【0017】この第三実施例によれば、前記第一実施例
における通常の運転状態における余分なエネルギー損失
を防止することができる。具体的には、前記第一実施例
の場合、通常運転状態時には、昇圧ポンプ7が一つの抵
抗となるために、その分だけエネルギーを損失してしま
う。そこで、第三実施例では、昇圧ポンプ7が停止して
いるときには、脱気処理される密閉配管流路内の流体
を、前記昇圧ポンプ7を設けていない第四配管8に流通
させる構成としたことにより、エネルギーの損失を防止
する利点がある。
【0018】さらに、この発明の第四実施例として、前
記第三実施例における昇圧ポンプ7の作動を前記第二実
施例のように、周波数変換装置11を用いて制御するこ
とも、実施に応じて好適である。
【0019】また、以上の各実施例においては、脱気装
置4の上流側を第二配管2を介して第一配管1に接続す
るとともに、前記脱気装置4の下流側を第三配管3を介
して前記第一配管1に接続した構成のものについて説明
したが、この発明は、これらの実施例に限定されるもの
ではなく、実施に応じて、さらに他の構成とすることが
できる。たとえば、前記脱気装置4を前記第一配管1に
直接接続する構成も、実施に応じて好適である。
【0020】
【発明の効果】この発明によれば、脱気装置の上流側に
流体の圧力一定化手段を設けたものであるから、流体の
圧力の大小および変動にかかわりなく、脱気装置に供給
される流体の圧力を常に所定の圧力値以上に維持するこ
とが可能となり、加圧ポンプのエア噛み、空気の再混
入、処理水量の不足などを防止することができ、脱気装
置の運転に支障をきたすことがなく、腐食防止機能を充
分に発揮することができる。また、脱気装置に供給され
る流体の圧力を常に所定の圧力値以上に維持することが
できるので、幅広い圧力帯の配管系に設置することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施例を示す概略説明図であ
る。
【図2】この発明の第二実施例を示す概略説明図であ
る。
【図3】この発明の第三実施例を示す概略説明図であ
る。
【図4】脱気装置の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 第一配管 2 第二配管 3 第三配管 4 脱気装置 5 圧力一定化手段 6 圧力検知装置 7 昇圧ポンプ 8 第四配管 9 第一バルブ 10 第二バルブ 11 周波数変換装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C23F 15/00 F17D 5/00 F16L 58/00 C02F 1/20 B01D 19/00 F22D 11/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉配管流路を形成する第一配管1に脱
    気装置4を接続した構成において、前記脱気装置4の上
    流側に、流体の圧力を検知する圧力検知装置6と、この
    圧力検知装置6により作動する昇圧ポンプ7とからなる
    圧力一定化手段5を設けたことを特徴とする密閉配管用
    腐食防止装置。
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