JP2920981B2 - 2回線送電線の故障点標定方法 - Google Patents

2回線送電線の故障点標定方法

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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、2端子系及び3端子系の平行2回線送電
線の故障点標定方法に関し、さらに詳細にいえば、各端
子の電流に基いて平行2回線送電線の故障点の標定を行
なう方法に関するものである。
<従来の技術> 変電所間の送電線は、電力供給の信頼度向上のため、
一般的に、平行2回線方式で行われている。上記送電線
は、建造物内で保守管理されている変電所等と比較し
て、雷撃や樹木の倒壊等の自然現象に起因する故障(地
絡及び短絡)が不可避であり、これらの故障発生時に
は、故障点探索作業が伴うが、特に、山間部における故
障点探索は非常に困難な場合がある。上記故障例として
は、一地点における一回線の故障、端子から異なる
地点における一回線の故障、端子から等距離の地点に
おける両回線にわたる故障、端子から異なる距離にお
ける両回線にわたる故障等がある。上記の故障は一般
に単純故障(一地点における一回線の一相以上の故障)
と言われ、の故障は一般に多重故障と言われてい
るが、故障の大半はの単純故障であり、多重故障の大
半は或いはの形態である。本願では、上記の
場合を取り扱う。
上記単純故障における故障点標定方式としては、故障
時における電圧を電流で除算することにより、送電端か
ら故障点までのインピーダンスを求め、さらに送電線の
単位長さ当りのインピーダンスで除算することにより、
送電端から故障点までの距離を求める、いわゆるインピ
ーダンスリレー(44Sリレー或いは44Gリレー)の演算原
理を利用した方式がある。また、送電端側で検出される
零相電流を、所定の演算式に代入して故障点を標定す
る、いわゆる零相電流分流比方式がある。上記零相電流
分流比方式は、インピーダンスリレー方式に比して簡易
な演算により故障点を標定できる特徴をもつ。
第12図は零相電流分流比方式を説明するための零相等
価回路であり、2端子系平行2回線送電線は、送電端A
と受電端Bとを長さlの2回線1L,2Lで接続した構成で
ある。そして、送電端A側の回線1L,2Lにそれぞれ零相
電流10,20が流れ、受電端B側の回線1L,2Lにそれぞ
れ零相電流′10,′20が流れ、送電端Aから距離x
の点の回線1Lに故障が発生し、故障点から零相故障電流
10fが流出している状態である(単純故障)。
そして、下記演算式により、送電端Aから故障点まで
の距離xを算出することができる。
しかし、回線1L,2Lにまたがって同地点または異地点
で故障した場合(多重故障)には、零相電流分流比方式
では、故障点標定を行なうことができないという欠点が
ある。
上記第12図において回線2L側にも故障が発生し、その
地点が送電端Aから距離yであり、故障点から故障電流
20f(図中破線で示す)が流出している場合を例に
してさらに詳細に説明すれば、受電端Bには零相インピ
ーダンスが無いものとすると、′10+′20=0であ
るから、下式が成立する。
上式により零相電流10,20を求めれば、 従って、零相電流分流比による標定は、 となる。上式における故障電流10f,′20fは未知数
であるから、零相電流分流比方式では、多重故障に対し
正しい標定は、不可能である。
次に、3端子系平行2回線送電線における故障点標定
を説明する。
上記の零相電流分流比により地絡故障点算出方法は、
送電端においてそれぞれの回線から検出される零相電流
の分流比のみに基いて送電端から地絡故障点までの距離
を算出しているので、簡易であるという特徴を有する
が、送電線を分岐して負荷を接続する方式、いわゆる3
端子系統における地絡故障点の標定には適用することが
できないという問題がある。すなわち、3端子系統にお
いては、分岐線に電流が分流するため、分岐誤差が生ず
る。従って、単純故障であっても上述の零相電流分流比
による方法をそのまま適用して故障点の算出を行うこと
ができないという問題がある。また、多重故障に対して
も同様の問題がある。
以上、零相電流分流比方式についての問題点を詳細に
説明した。また、インピーダンスリレー方式についても
原理的に単純故障については適用することができるが、
多重故障には適用できない。即ち、正しく故障点までの
距離を測定することができないという問題点がある。
この発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、
平行2回線送電線の各端子で得られる情報に基いて単純
故障及び多重故障が発生した場合の故障点標定を可能に
する平行2回線送電線の故障点標定方法を提供すること
を目的とする。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するための、第1の発明の平行2回線
送電線の故障点標定方法は、長さがlの回線1L,2Lを端
子A,B間に接続し、端子Aにおける回線1L,2Lの電流デー
1,、及び端子Bにおける回線1L,2Lの電流デー
タ′1,′に基づいて端子Aから故障点までの距離
を算出する方法であって、上記電流データ1,2,′
1,′として、a相,b相,c相、または零相,正相,逆
相のうちから、互いに異なる2相(i,k)を選択し、こ
の選択された2相について、回線1Lの両端子の電流の和
Σ1i1k、回線2Lの両端子の電流の和Σ2i
2k、端子Bにおける回線1Lの電流と回線2Lの電流との差
Δ′k,Δ′を求め、下記演算式(1)に基いて、
端子Aから回線1Lの故障点までの距離x、及び端子Aか
ら回線2Lの故障点までの距離yを求めることを特徴とす
る。
また、第2の発明は、3端子平行2回線送電線に単純
故障、及び多重故障が発生した場合の故障点を、端子A,
B,Cで検出される回線1L,2Lの電流データ(1,),
(′1,′),(″1,″)に基いて標定する
方法であって、上記電流データ(1,),(′1,
),(″1,″)としてa相,b相,c相、また
は零相,正相,逆相のうちから、互いに異なる2相(i,
k)を選択し、各端子における回線1Lの電流の和Σ1i,
Σ1k、各端子における回線2Lの電流の和Σ2i
2k、端子Aにおける回線1Lの電流と回線2Lの電流との差
Δk、端子Bにおける回線1Lの電流と回線2Lの
電流との差Δ′k,Δ′、端子Cにおける回線1Lの
電流と回線2Lの電流との差Δ″k,Δ″を求め、こ
れらの下記演算式(2)に代入してα,β,γ,α′,
β′,γ′の値を算出し、 さらに、下記(3)式で示される演算を行ってx,x′,
x″,y,y′,y″を算出し、 xとlaとを比較し、xがlaよりも小さい場合にはxを
端子Aから故障点までの距離とし、xがlaよりも大きい
場合にはx′とlbとを比較し、x′がlbよりも小さい場
合にはx′を端子Bから故障点までの距離とし、x′が
lbよりも大きい場合にはx″とlcとを比較し、x″がlc
よりも小さい場合にはx″を端子Cから故障点までの故
障点までの距離とし、 yとlaとを比較し、yがlaよりも小さい場合にはyを
端子Aから故障点までの距離とし、yがlaよりも大きい
場合にはy′とlbとを比較し、y′がlbよりも小さい場
合にはy′を端子Bから故障点までの距離とし、y′が
lbよりも大きい場合にはy″とlcとを比較し、y″がlc
よりも小さい場合にはy″を端子Cから故障点までの故
障点までの距離とすることを特徴とする。
{但し、la;端子Aと2回線分岐点との距離、 lb;2回線分岐点と端子Bとの距離、 lc;2回線分岐点と端子Cとの距離、 L;(lalb+lblc+lalc)とする} <作用> 以上のこの発明は、本件発明者が、2端子系及び3端
子系平行2回線送電線を解析する過程において、平行2
回線の各端子の電流情報を得ることにより、従来におい
て殆ど不可能とされていた多重故障における故障点標定
が可能であることに着目した方法である。従って、上記
手段の作用を説明する前提として、2端子系及び3端子
系平行2回線送電線の解析過程を説明する。
第1図は一般的な2端子平行2回線送電線を示す図で
あり、2端子平行2回線送電線は、A端側の母線(A1)
と、B端側の母線(B1)との間に、平行に回線1L,2Lを
接続した構成である。尚、AB間の距離をl、A端子から
故障点までの距離をx,yとしている。まず、第1図の2
端子平行2回線送電線を下記のように設定する。a ,b,c;母線(A1)のa,b,c相の電圧、 ′a,′b,′c;母線(B1)のa,b,c相の電圧、1a ,1b,1c;A端側から回線1Lに流れるa,b,c相の電
流、2a ,2b,2c;A端側から回線2Lに流れるa,b,c相の電
流、 ′1a,′1b,′1c;B端側から回線1Lに流れるa,b,c
相の電流、 ′2a,′2b,′2c;B端側から回線2Lに流れるa,b,c
相の電流、1af ,1bf,1cf;回線1Lの故障点xから流出するa,b,
c相の電流、1af ,1bf,1cf;回線1Lの故障点xのa,b,c相の電
圧、2af ,2bf,2cf;回線2Lの故障点xから流出するa,b,
c相の電流、2af ,2bf,2cf;回線2Lの故障点xのa,b,c相の電
圧、 ′1af,′1bf,′1cf;回線1Lの故障点yから流出す
るa,b,c相の電流、 ′1af,′1bf,′1cf;回線1Lの故障点yのa,b,c相
の電圧、 ′2af,′2bf,′2cf;回線2Lの故障点yから流出す
るa,b,c相の電流、 ′2af,′2bf,′2cf;回線2Lの故障点yのa,b,c相
の電圧。
そして、母線(A1)の電圧、A端から回線1Lに流れ
る電流、およびA端から回線2Lに流れる電流
は、下記行列により表わすものとする。
同様に母線(B1)の電圧、B端から回線1Lに流れる
電流′、端子B側から回線2Lに流れる電流′
回線1Lの故障点xから流出する故障電流1f、回線1Lの
故障点xの電圧1f、回線2Lの故障点xから流出する故
障電流2f、回線2Lの故障点xの電圧2f、回線1Lの故
障点yから流出する故障電流′1f、回線1Lの故障点y
の電圧′1f、回線2Lの故障点yから流出する故障電流
2f、回線2Lの故障点yの電圧′2fも行列表現する
(式は省略)。この行列に基づいて、第1図の回路図を
第2図に示される単線図で表示する。ここで、回線の送
電線単位長当りの自己インピーダンス行列をs、回線
の送電線単位長当りの相互インピーダンス行列をm;と
し、第2図の等価回路を解析する。
1)回線1Lについては、キルヒホッフの第2法則(電圧
降下則)により、1f =−x(s+m) …1 ′1f1f−(y−x){s(1f) +m(2f)} …2 ′=1f+(l−y)(s′+m′) …3 が成立し、3式に1,2式を代入して、 ′=−x(s+m)−(y−x) ×{s(1f)+m(2f)} +(l−y)(s′+m′) …4 を得る。
2)回線2Lについても、同様にして ′=−x(s+m)−(y−x) ×{s(2f)+m(1f)} +(l−y)(s′+m′) …5 を得る。
そして、4式から5式を減算し、 △=2,△1f2f, △′=′−′2,△′=′1f−′2fとし
て、 0=−x(s−m)△−(y−x)(s−
m) ×(△−△)+(l−y)(s−m)△
′ を得る。さらに、上式の両辺に(s−m)-1を乗じ
て x△+(y−x)(△−△)−(l−y)△ ′=0 …6 が求められる。
3)また、キルヒホッフの第1法則(電流連続則)によ
り、1f+′−′1f=02f+′−′2f=0 が成立し、両式の差をとることにより、下式7を得る。
△−△+△′−△′=0 …7 上記6,7式は下記一般式8で表現することができ、ま
た、第3図に示されるような差電流による等価回路(以
下、差電流等価回路と略称する)で表示することができ
る。
{但し、n=0(零相),1(正相),2(逆相)またはa
(a相),b(b相),c(c相)} また和電流については、 +′1f+′1f +′2f+′2f、 Σ=、Σ′=′+′、 Σ1f2f、Σ′=′1f+′2f とし、下記一般式9が得られる。
Σ+Σ′=Σnf+Σ′nf …9 そして、上記8,9式より、下記のような3相、または
対称座標で表現された式が得られる。
3相表現 〔C相についても同様〕 対称座標表現 〔逆相()についても同様〕 本件発明者は、上記のように解析して3相或いは対称
座標表現された式を求めることができた。
そして、平行2回線の両端で検出される差電流を用い
て、上記表現された式に基づいて、故障点の標定を行う
ことができることを以下に証明する。
第4図は本願発明が故障点標定を行うとする故障例で
あり、両回線に跨がって端子Aからx,yの地点で故障が
発生した場合を単線表示等価回路で示した図である。な
お、y=xならば、同地点となることはいうまでもな
い。
上記3相或いは対称座標で表現された式により、 において、故障電流Δnf,Δ′nfは、第4図の場合
は、 Δnf1nf−′1nf1nf1n+′1n=Σ1n Δ′nf2nf−′2nf=−′2nf =−(2n+′2n)=−Σ2n となる。ここで、1nf,′1nfはA端から距離xにあ
る1回線、2回線の故障点から流出する故障電流である
が、同図において、距離xでの故障点は1回線のみであ
るから、′1nf=0である。そして、1n、′1n
それぞれ回線1Lの端子A、Bの送電線路へ流入する電流
を示しており、これらの和が1nfとなることは、明ら
かである。また、Δ′nfについても同様である。
以上より上式10は、 となるが、Σ1n、Σ2n、さらにはΔ′は各端子
の電流により計算可能である。上式より例えば、n=0,
1に対して が成立する。これより、未知数である故障点までの距離
x、yは下記演算式により計算できる。
(但し、Σ1010+′10、Σ2020
20、Σ1111+′11、Σ2121
21、Δ=′10−′20、Δ′=′11
21) 以上の説明は、n=0,1すなわち零相と正相の組合せ
であるが、n=1,2(正相と逆相の組合せ)或いはn=
2,0(逆相と零相の組合せ)でも、さらには、nとして
3相のa,b,cの中の任意の2相を用いても上式と同様に
故障点標定を行うことができる。
以上、2回線にわたる多重故障について説明したが1
回線の1地点で発生する単純故障については、Σin
るいはΣ2nの何れかが零であることを考えれば、11式
より故障点までの距離は容易に求められる。
次いで、3端子系の故障点標定方法の解析過程を説明
する。上記第1図の2端子系平行2回線送電線の故障点
標定方法の場合同様にして、第5図の単線表示の等価回
路にする。そして、3端子系で発生するあらゆる故障を
想定し、両回線にまたがって故障が発生し、その故障点
が端子Aから距離x,y、端子Bから距離x′,y′、端子
Cから距離x″,y″である。さらに、2端子系の場合と
同様にして、上記単線表示回路の各回線の差電流を△
n,△nfx,△nfy,△′n,△′nfx,△′nfy,△
n,△″nfx,△″nfyと表現し、第6図に示され
る差電流等価回路を得る。
1)この差電流等価回路の端子Aと端子B間にキルヒホ
ッフの第2法則(電圧降下則)を適用して、 x△+(y−x)(△−△nfx) +(la−y)(△−△nfx−△nfy) +{x′△′+(y′−x′)(△′−△′
nfx) −(lb−y′)(△′−△′nfx−△′nfy)} =0 …12 が求められ、これを変形することにより、 la−lb△′ ={(la−x)△nfx+(la−y)△nfy} −{(lb−x′)△′nfx+(lb−y)△′nfy} …13 が得られる。
2) 同様に、端子Aと端子C間にもキルヒホッフの第
2法則(電圧降下則)を適用して、 la−lc△″ ={(la−x)△nfx+(la−y)×△nfy} −{(lc−x″)△″nfx+(lc−y″)△″nfy} …14 が得られる。
3) また、キルヒホッフの第1法則(電流連続則)に
より、 △+△′+△″ =△nfx+△nfy+△′nfx+△′nfy +△″nfx+△″nfy …15 が成立する。
上記13式、14式、15式により、以下の一般式16を得
る。
但し、L=lalb+lblc+lclaである。
そして、上記16式により、第7図Aに示す如き故障ケ
ースにおける各端子の差電流を求めると、下式となる。
また、同様にして、第7図Bの如き故障ケースにおけ
る各端子の差電流を求めると、下式となる。
なお、第7図C、Dの場合は、各々第7図Aの視点を
かえたもの、また第7図E,Fの場合は、各々第7図Bの
視点をかえたものであるから、説明を省略する。
そして、故障電流Δnfxは Δnfx1nfx2nfx1nfx1n+′1n+″1n=Σ1n となる。ここで、1nfx,2nfxは端子から距離xにあ
る1回線、2回線の故障点から流出する故障電流である
が、第7図A,Bにおいても故障点は回線1L側のみである
から、2nfx=0である。そして、1n,′1n,″1n
はそれぞれ回線1L側の端子A,B,Cの送電線路側へ流入す
る電流を示しており、これらの和が1nfxとなることは
明らかである。
また、Δnfy、Δ′nfxについても同様の考えかた
から、 Δnfy1nfy2nfy =−(2n+′2n+″2n)=−Σ2n Δ′nfx=′1nfx−′2nfx =−(2n+′2n+″2n)=−Σ2n となり、Δnfx、Δnfy、Δ′nfx等の故障電流
は、各端子の電流により計算可能である。また、Δn,
Δ′n,Δ″等は各々A,B,C端子で計測される回線1
L,2Lの電流により計算される差電流である。したがっ
て、上記の式において、未知なる量は、 等であり、上記二つの式、さらには、ここでは記述しな
いが、第7図C、D、E、Fの何れの場合に対しても、
下記の形の一般式17が得られる。
ここで、α,β,γ,α′,β′,γ′が上記故障点
までの距離x,y或いはx′を含んだ未知数である。
上記17式より、例えばn=0,1に対して、 が成立する。これよりα,β,γ,α′,β′,γ′は
下記の如く求めることができる。
ここで、δ=−Σ10Σ21+Σ20Σ11である。
また、Σ1010+′10+″10、Σ2020
20+″20、Σ1111+′11+″11、Σ
2121+′21+″21、△1020、△
=′10−′20、△″=″10−″20
1121、△′=′11−′21、△
=″11−″21である。
以上の説明は、n=0,1すなわち零相と正相の組合せ
であるが、n=1,2(正相と逆相の組合せ)或いはn=
2,0(逆相と零相の組合せ)でも、さらには、nとして
3相のa,b,cの中の任意の2相を用いても上式と同様に
故障点標定を行うことができる。そして、下記演算式
(3)により、 x,x′,x″,y,y′,y″を算出し、xとlaとを比較し、
x≦laの場合には、xを端子Aから故障点までの距離と
して求めることができ、x>laの場合には、x′とlb
を比較し、x′≦lbの場合には、x′を端子Bから故障
点までの距離として求めることができ、x′>lbの場合
には、x″とlcとを比較し、x″を端子Cから故障点ま
での距離として求めることができる。y,y′,y″につい
てもx,x′,x″の場合と同様の比較演算によって故障点
標定を行うことができる。
以上、2回線に跨がる多重故障についての故障点標定
方法を説明したが、一回線における単純故障について
は、Σ1n或いはΣ2nの何れかが零であるため、α,
β,γ,α′,β′,γ′は容易に求めることができ
る。
なお、α,β,γ,α′,β′,γ′は故障点の位置
により、いずれも下記表1の何れかになる。ここで、端
子Aから分岐点までの故障点x,yを総称してz、端子B
から分岐点までの故障点x′,y′をz′、端子Cから分
岐点までの故障点x″,y″,z″と表す。
上記表1でケース1は故障点が端子Aから分岐点より
手前にある場合、ケース2は故障点が端子Bから分岐点
手前にある場合、ケース3は故障点が端子Cから分岐点
手前にある場合に相当し、演算式(3)のとり得る値は
第8図にまとめたグラフの如くなる。なお、グラフの横
軸は故障点までの距離、縦軸は演算式による演算値を示
す。
<実施例> 以下、この発明の平行2回線送電線における故障点標
定方法の実施例を添付図面に基いて詳細に説明する。
第9図は、既に第1図で示した一般的な2端子平行2
回線送電線に、この発明に係る故障点標定方法に適用さ
れる故障点算出装置を接続した図であり、端子A側は、
端子A側回線1Lのa相,b相,c相の電流1a,1b,1c
検出するCT(31)と、端子A側回線2Lのa相,B相,C相の
電流2a,2b,2cを検出するCT(32)と、CT(31)
(32)により検出された各相の電流1a,1b,1c,
2a,2b,2cを入力とし、図示しない補助CTにより絶縁
するとともに、所定のレベルの電流信号に変換する入力
部(41)と、入力部(41)からの所定レベルの電流信号
を所定のサンプリング周期でディジタルデータに変換す
るA/D変換部(51)と、A/D変換部(51)により変換され
たディジタルデータを格納するデータメモリ(61)と、
該データメモリ(61)に格納されている回線1L,2Lの電
流データに基づいて所定の演算(後述)を行ない、平行
2回線に故障が発生していることを検出し、さらに、自
端側で検出した上記電流データと端子B側から伝送され
る電流データとに基づいて端子aから故障点までの距離
を算出するCPU(71)と、端子B側と電流データの交換
を行なう伝送部(81)と、CPU(71)により算出された
端子Aから故障点までの距離等の情報を表示する表示部
(9)とを有する。
また、端子B側は、端子B側の回線1Lに流れるa相,b
相,c相の電流′1a,′1b,′1cを検出するCT(33)
と、端子B側の回線2Lに流れるa相,b相,c相の電流′
2a,′2b,′2cを検出するCT(34)と、入力部(42)
と、A/D変換部(52)と、データメモリ(62)と、CPU
(72)と、伝送部(82)とを有する。
上記構成の故障点算出装置の動作を、前述の第4図の
故障例に基づいて説明する。
CT(31)(32)により、検出された端子A側の回線1
L,2Lの各相電流1a,1b,1c2a,2b,2cは、入
力部(41)において、所定のレベルの電流信号に変換さ
れる。該所定のレベルの電流信号は、A/D変換部(51)
において、所定のサンプリング周期でディジタルデータ
に変換され、データメモリ(61)に供給される。
そして、該データメモリ(61)に格納されている回線
1L,2Lの電流1a,1b,1c,2a,2b,2cのデータ
は、CPU(71)に取込まれる。
一方、端子B側においても、CT(33)(34)により検
出された端子B側の回線1L,2Lの各相電流′1a,
1b,′1c、′2a,′2b,′2cは、上記端子A
側と同様に、入力部(42)、A/D変換部(52)を介して
データメモリ(62)に供給され、さらに、CPU(72)に
取込まれている。
端子A側のCPU(72)は、以下の手順で故障点標定を
行なう。
.下式に基づいて零相電流10,20、或は正相電流
11,21を算出する。10 =(1a1b1c)/320 =(2a2b2c)/311 =(1a+α1b+α 1c)/321 =(2a+α2b+α 2c)/3 なお、ここでαは3相回路解析用の演算オペレータで
あり、 である。
.△1020,或は△1121なる
演算を行なって、両回線1L,2Lの零相電流の差の大きさ
|△0|、或は正相電流の差の大きさ|△1|を求め、
|△0|、或は|△1|が所定値を越えた場合に故障が
発生したと判定し、伝送部(81)に端子B側において検
出される両回線1L,2Lの零相電流′10,′20、及び正
相電流′11,′21を要求する。
.一方、端子B側のCPU(72)においても、下式に基
づいて零相電流′10,′20、及び正相電流′11,
21が算出されており、 ′10=(′1a+′1b+′1c)/3 ′20=(′2a+′2b+′2c)/3 ′11=(′1a+α′1b+α1c)/3 ′21=(′2a+α′2b+α2c)/3 この算出されたデータを端子A側の要求に応じて伝送
部(82)により返信する。
.上記CPU(71)は、零相電流10,20,′10,′
20及び正相電流11,21、′11,′21と、端子AB間
の長さlとを要素として、下式の演算を行なって、端子
Aから回線1Lの故障点までの距離x、及び端子Aから回
線2Lの故障点までの距離yを算出する。
(但し、Σ1010+′10、Σ2020
20、Σ1111+′11、Σ2121
21、Δ′=′10−′20、Δ′=′11
−′21である) 第10図は、一般的3端子平行2回線送電線に、この発
明に係る故障点標定方法に適用される故障点標定装置を
接続した図であり、上記第9図の故障点標定装置との相
違は、端子C側の回線1Lの各相電流″1a,″1b,″
1cを検出するCT(35)と、端子C側の回線2Lの各相電流
2a,″2b,″2cを検出するCT(36)と、入力部
(43)と、A/D変換部(53)と、データメモリ(63)
と、CPU(73)と、伝送部(83)とが端子C側に設けら
れている点である。
上記構成の故障点標定装置の動作は次の通りである。
すなわち、CT(31)(32)(33)(34)(35)(36)に
より検出される各端子A,B,Cの回線1L,2Lの電流(1a,
1b,1c,2a,2b,2c)、(′1a,′1b,
1c,′2a,′2b,′2c)、(″1a,″1b,
1c,″2a,″2b,″2c)は、上記第9図の2端
子系の場合と同様に、入力部(41)(42)(43)におい
て、所定レベルの電流信号に変換され、この所定れべる
の電流信号は、A/D変換部(51)(52)(53)におい
て、所定のサンプリング周期でディジタルデータに変換
され、データメモリ(61)(62)(63)に供給される。
そして、データメモリ(61)(62)(63)に格納され
ている回線1L,2Lの電流データに基づいて次の如き演算
を行って、零相電流m0,′m0,″m0、正相電流
m1,′m1,″m1を算出する。m0 =(mambmc)/3m1 =(ma+αmb+α mc)/3 ′m0=(′ma+′mb+′mc)/3 ′m1=(′ma+α′mb+αmc)/3 ″m0=(″ma+″mb+″mc)/3 ″m1=(″ma+α″mb+αmc)/3 (但し、mは1または2であり、回線の添字である。) さらに、CPU(71)は、下式に基づいて端子A側の両
回線1L,2Lの零相電流の差△或は正相電流の差△
を次式により求める。
1020、△1121 次に、端子A側のCPU(71)は、零相電流の大きさ|
0|、或は正相電流の大きさ|△1|が所定値を越え
た場合に故障が発生したと判定し、伝送部(81)に端子
B,C側において検出される両回線1L,2Lの零相電流
10,′20,″10,″20、正相電流′11,
21,″11,″21を要求する。
そして、端子B側の零相電流′10,′20、正相電
流′11、′21が伝送装置(82)を介して端子A側の
CPU(71)に返信され、端子C側の零相電流″10,″
20、正相電流″11,″21が伝送装置(83)を介して
端子A側のCPU(71)に返信される。
次いて、端子A側のCPU(71)は、自端側で算出した
10,20,11,21と、伝送装置(81)を介して得ら
れる端子B側の′10,′20,′11,′21、及び端
子C側の″10,″20,″11,″21と、回線1L,2Lの
長さと、下記式で示されるα,β,γ,α′,β′,
γ′とを要素として、第11図に示されるフローチャート
に従って故障点標定を行う。
ここで、δ=−Σ10Σ21+Σ20Σ11である。
また、Σ1010+′10+″10、Σ2020
20+″20、Σ1111+′11+″11、Σ
2121+′21+″21、△1020、△
=′10−′20、△″=″10−″20
1121、△′=′11−′21、△
=″11−″21である。
第11図は一地点で一回線に故障が発生した場合、また
は端子から異なる地点で両回線1L,2Lに故障が発生した
場合における故障点標定のフローチャートである。
ステップにおいて、下式に従って、x,x′,x″,y,
y′,y″を算出する。
{但し、la;自端と2回線分岐点との距離、 lb;2回線分岐点と一方の端子との距離、 lc;2回線分岐点と他方の端子との距離、 L;(lalb+lblc+lalcとする} ステップにおいて、xとlaとを比較し、x≦laの場
合には、ステップにおいてxを自端Aから故障点まで
の距離とする。
上記ステップにおいて、x>laの場合には、ステッ
プにおいて、x′とlbとを比較し、x′≦lbの場合に
は、ステップにおいて、x′を端子Bから故障点まで
の距離とする。ステップにおいて、x′>lbの場合に
は、ステップにおいて、x″とlcとを比較し、x″≦
lcの場合には、ステップにおいて、x″を端子Cから
故障点までの距離とし、ステップにおいて、上記ステ
ップでの計算値xをyに,x′をy′に,x″をy″にそ
れぞれ置き換えて、ステップにおいて、上記〜の
処理を行って回線2Lの故障点標定を行い(y,y′,y″を
求める)、ステップで処理を終了する。
<発明の効果> 以上の第1の発明によれば、2端子の両側で検出され
る両回線の各相の電流のうちから選択される少なくとも
2層の電流データ、或いは、零層、正層、逆層の電流デ
ータのうちから選択される少なくとも2相の電流データ
と、送電線の長さとを故障点標定演算のための要素とす
ることにより、従来のものでは、正しい標定ができなか
った単純故障、及び多重故障の標定を正確に行うことが
できる。
また、第2の発明によれば、各端子で検出される両回
線の各相の電流のうちから選択される少なくとも2層の
電流データ、或いは、零層、正層、逆層の電流データの
うちから選択される少なくとも2相の電流データと、送
電線の長さに基づいて設定した補正係数とにより、3端
子系に特有の分岐線に電流が分流することにより分岐誤
差を補正することができるので、従来のものでは、正し
い標定ができなかった単純故障、及び多重故障の標定を
正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般的な2端子平行2回線送電線において発生
し得る故障例を示す図、 第2図は第1図の回路図を単線で表示した等価回路図、 第3図は第2図を差電流で表示した差電流等価回路図、 第4図は2端子系において故障が両回線に跨がって異な
る地点で発生した場合を単線表示回路で示した図、 第5図は一般的な3端子平行2回線送電線を単線表示回
路で表示した等価回路図、 第6図は第5図を差電流で表示した等価回路図、 第7図は3端子系において故障が両回線に跨がって異な
る地点で発生した故障例を示した図、 第8図は演算式(3)のとり得る値をまとめたグラフ、 第9図は第1図は2端子平行2回線送電線に故障点標定
装置を接続した回路図、 第10図は3端子平行2回線送電線に故障点標定装置を接
続した回路図、 第11図は故障点標定のフローチャート、 第12図は零相電流分流比方式を説明するための零相等価
回路図である。 (31)(32)(33)(34)(35)(36)……CT、 (61)(62)(63)……データメモリ、 (71)(72)(73)……CPU、(81)(82)(83)……
伝送部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 進 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 石津 京二 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 江村 徳男 京都府京都市右京区梅津高畝町47番地 日新電機株式会社内 (72)発明者 山本 康弘 京都府京都市右京区梅津高畝町47番地 日新電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−200077(JP,A) 特開 昭61−110067(JP,A) 特開 平2−19779(JP,A) 特開 平2−154168(JP,A) 特開 平2−154169(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01R 31/08 H02H 3/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長さがlの回線1L,2Lを端子A,B間に接続
    し、端子Aにおける回線1L,2Lの電流データ1,
    及び端子Bにおける回線1L,2Lの電流データ′1,′
    に基づいて端子Aから故障点までの距離を算出する2
    回線送電線の故障点標定方法であって、 上記電流データ1,2,′1,′としてa相,b相,c
    相、または零相,正相,逆相のうちから、互いに異なる
    2相(i,k)を選択し、 この選択された2相について、回線1Lの両端子の電流の
    和Σ1i1k、回線2Lの両端子の電流の和Σ2i
    2k、端子Bにおける回線1Lの電流と回線2Lの電流との
    差Δ′k,Δ′を求め、下記演算式(1)に基い
    て、端子Aから回線1Lの故障点までの距離x、及び端子
    Aから回線2Lの故障点までの距離yを求めることを特徴
    とする平行2回線送電線の故障点標定方法。
  2. 【請求項2】3端子平行2回線送電線に単純故障、及び
    多重故障が発生した場合の故障点を、端子A,B,Cで検出
    される回線1L,2Lの電流データ(1,),(′1,
    ),(″1,″)に基いて標定する方法であ
    って、上記電流データ(1,),(′1,′
    (″1,″)として、a相,b相,c相、または零相,
    正相,逆相のうちから、互いに異なる2相(i,k)を選
    択し、各端子における回線1Lの電流の和Σ1i
    1k、各端子における回線2Lの電流の和Σ2i
    2k、端子Aにおける回線1Lの電流と回線2Lの電流との
    差Δk、端子Bにおける回線1Lの電流と回線2L
    の電流との差Δ′k,Δ′、端子Cにおける回線1L
    の電流と回線2Lの電流との差Δ″k,Δ″を求め、
    これらを下記演算式(2)に代入してα,β,γ,
    α′,β′,γ′の値を算出し、 さらに、下記(3)式で示される演算を行ってx,x′,
    x″,y,y′,y″を算出し、 xとlaとを比較し、xがlaよりも小さい場合にはxを端
    子Aから故障点までの距離とし、xがlaよりも大きい場
    合にはx′とlbとを比較し、x′がlbよりも小さい場合
    にはx′を端子Bから故障点までの距離とし、x′がlb
    よりも大きい場合にはx″とlcとを比較し、x″がlc
    りも小さい場合にはx″を端子Cから故障点までの故障
    点までの距離とし、 yとlaとを比較し、yがlaよりも小さい場合にはyを端
    子Aから故障点までの距離とし、yがlaよりも大きい場
    合にはy′とlbとを比較し、y′がlbよりも小さい場合
    にはy′を端子Bから故障点までの距離とし、y′がlb
    よりも大きい場合にはy″とlcとを比較し、y″がlc
    りも小さい場合にはy″を端子Cから故障点までの故障
    点までの距離とすることを特徴とする平行2回線送電線
    の故障点標定方法。 {但し、la;端子Aと2回線分岐点との距離、 lb;2回線分岐点と端子Bとの距離、 lc;2回線分岐点と端子Cとの距離、 L;(lalb+lblc+lalc)とする
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