JP2920928B2 - フェノール樹脂発泡体の現場発泡施工方法 - Google Patents
フェノール樹脂発泡体の現場発泡施工方法Info
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- JP2920928B2 JP2920928B2 JP1050694A JP5069489A JP2920928B2 JP 2920928 B2 JP2920928 B2 JP 2920928B2 JP 1050694 A JP1050694 A JP 1050694A JP 5069489 A JP5069489 A JP 5069489A JP 2920928 B2 JP2920928 B2 JP 2920928B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L59/00—Thermal insulation in general
- F16L59/04—Arrangements using dry fillers, e.g. using slag wool which is added to the object to be insulated by pouring, spreading, spraying or the like
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、建築構造物、温・冷水配管、浴槽タンク等
の断熱材や、鉄道車両等の断熱、気密性保持の目的とし
た床下地材などとして使用されるフェノール樹脂発泡体
を、目的箇所にその場で発泡硬化させることができる現
場発泡施工方法に関する。
の断熱材や、鉄道車両等の断熱、気密性保持の目的とし
た床下地材などとして使用されるフェノール樹脂発泡体
を、目的箇所にその場で発泡硬化させることができる現
場発泡施工方法に関する。
フェノール樹脂発泡体は、優れた耐熱性を有するた
め、建築構造物の断熱材や鉄道車両の床下地材等として
使用されており、特にレゾール型フェノール樹脂は、発
泡操操作が容易であるため、現場において発泡原料を建
築物、車両等の躯体の目的箇所に吹付け或いは注入し、
その場で発泡硬化させるいわゆる現場発泡施工方法に適
している。
め、建築構造物の断熱材や鉄道車両の床下地材等として
使用されており、特にレゾール型フェノール樹脂は、発
泡操操作が容易であるため、現場において発泡原料を建
築物、車両等の躯体の目的箇所に吹付け或いは注入し、
その場で発泡硬化させるいわゆる現場発泡施工方法に適
している。
しかし、一般にフェノール樹脂発泡体は、コンクリー
ト、ブロック、スレート、金属、合板等の躯体材料に対
する接着性が悪く、しかも固くて脆いという性質を有し
ており、従って現場発泡施工方法によって建築物等の躯
体上にフェノール樹脂発泡体層を形成した場合、施工後
に発泡体が躯体から剥がれ易いと共に、断熱材等の構造
体として十分な強度を得ることができないという問題が
ある。
ト、ブロック、スレート、金属、合板等の躯体材料に対
する接着性が悪く、しかも固くて脆いという性質を有し
ており、従って現場発泡施工方法によって建築物等の躯
体上にフェノール樹脂発泡体層を形成した場合、施工後
に発泡体が躯体から剥がれ易いと共に、断熱材等の構造
体として十分な強度を得ることができないという問題が
ある。
このため、フェノール樹脂発泡体は、従来より現場発
泡施工に多用されている硬質ウレタン樹脂発泡体の代用
として利用することは極めて困難であり、実用性に劣る
ものであった。
泡施工に多用されている硬質ウレタン樹脂発泡体の代用
として利用することは極めて困難であり、実用性に劣る
ものであった。
本発明は、上記事情に鑑みなされともので、フェノー
ル樹脂発泡体を現場において発泡施工する場合におい
て、該発泡体の躯体に対する接着性を高め、かつ強度を
向上させることが可能な現場発泡施工方法を提供するこ
とを目的とする。
ル樹脂発泡体を現場において発泡施工する場合におい
て、該発泡体の躯体に対する接着性を高め、かつ強度を
向上させることが可能な現場発泡施工方法を提供するこ
とを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するため、建築物等の躯
体の施工面にフェノール樹脂発泡原料を吹付け或いは注
入し、この施工面上で上記発泡原料を発泡硬化させるこ
とにより、該施工面にフェノール樹脂発泡体層を形成す
る現場発泡施工方法において、軸線が上記施工面とほぼ
直角に形成された多数の筒状部が並列してなるアンカー
部材の一端面を該施工面に固着すると共に、このアンカ
ー部材にフェノール樹脂として数平均分子量200未満の
低分子量レゾール型フェノール樹脂と、数平均分子量20
0以上の高分子量レゾール型フェノール樹脂とを5/95〜8
0/20の重量比の割合で混合したレゾール型フェノール樹
脂発泡原料を吹付け或いは注入し、その場で発泡硬化さ
せることにより、内部に上記アンカー部材が埋設され、
かつ一面が上記施工面に接着したフェノール樹脂発泡体
層を形成するようにしたことを特徴とするフェノール樹
脂発泡体の現場発泡施工方法を提供する。
体の施工面にフェノール樹脂発泡原料を吹付け或いは注
入し、この施工面上で上記発泡原料を発泡硬化させるこ
とにより、該施工面にフェノール樹脂発泡体層を形成す
る現場発泡施工方法において、軸線が上記施工面とほぼ
直角に形成された多数の筒状部が並列してなるアンカー
部材の一端面を該施工面に固着すると共に、このアンカ
ー部材にフェノール樹脂として数平均分子量200未満の
低分子量レゾール型フェノール樹脂と、数平均分子量20
0以上の高分子量レゾール型フェノール樹脂とを5/95〜8
0/20の重量比の割合で混合したレゾール型フェノール樹
脂発泡原料を吹付け或いは注入し、その場で発泡硬化さ
せることにより、内部に上記アンカー部材が埋設され、
かつ一面が上記施工面に接着したフェノール樹脂発泡体
層を形成するようにしたことを特徴とするフェノール樹
脂発泡体の現場発泡施工方法を提供する。
本発明においては、多数の筒状部が並列してなるハニ
カム構造、ロールコア構造等のアンカー部材の一端面を
躯体の施工面に固着し、このアンカー部材に低分子量と
高分子量のレゾール型フェノール樹脂を特定量混合配合
した発泡原料を吹付け或いは注入するようにしたので、
アンカー部材の各筒状体内に発泡原料が入り込んで発泡
硬化するため、得られる発泡体層にはアンカー部材が埋
設された状態となると共に、この発泡体層の一面は各筒
状部の端部において施工面に接着した状態となる。従っ
て、本発明の方法によれば、躯体の目的箇所に吹付け或
いは注入し、その場で施工面にフェノール樹脂発泡体層
を形成するのに適しており、しかも、本発明よって得ら
れる発泡体層は、躯体との接着性に極めて優れており、
内部に埋設し、かつ施工面に固着したアンカー部材のア
ンカー作用によって施工面に強固に接着すると共に、ア
ンカー部材の補強作用によって良好な強度が付与される
ものである。
カム構造、ロールコア構造等のアンカー部材の一端面を
躯体の施工面に固着し、このアンカー部材に低分子量と
高分子量のレゾール型フェノール樹脂を特定量混合配合
した発泡原料を吹付け或いは注入するようにしたので、
アンカー部材の各筒状体内に発泡原料が入り込んで発泡
硬化するため、得られる発泡体層にはアンカー部材が埋
設された状態となると共に、この発泡体層の一面は各筒
状部の端部において施工面に接着した状態となる。従っ
て、本発明の方法によれば、躯体の目的箇所に吹付け或
いは注入し、その場で施工面にフェノール樹脂発泡体層
を形成するのに適しており、しかも、本発明よって得ら
れる発泡体層は、躯体との接着性に極めて優れており、
内部に埋設し、かつ施工面に固着したアンカー部材のア
ンカー作用によって施工面に強固に接着すると共に、ア
ンカー部材の補強作用によって良好な強度が付与される
ものである。
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明においては、上述したような、まず軸線が施工
面とほぼ垂直に形成された多数の筒状部が並列してなる
アンカー部材の一端面を建築物等の躯体の施工面に固着
する。
面とほぼ垂直に形成された多数の筒状部が並列してなる
アンカー部材の一端面を建築物等の躯体の施工面に固着
する。
この場合、アンカー部材としては、ハニカム状やロー
ルコア状構造のものが好適に使用され、具体的にはペー
パーハニカム、アルミハニカム等を用いることができ
る。また、アンカー部材が各筒状部の内径が10〜50mm程
度のものを用いることが発泡体の接着性向上の点で好ま
しい。なお、アンカー部材は接着剤等の適宜手段を用い
て施工面に固着することができる。
ルコア状構造のものが好適に使用され、具体的にはペー
パーハニカム、アルミハニカム等を用いることができ
る。また、アンカー部材が各筒状部の内径が10〜50mm程
度のものを用いることが発泡体の接着性向上の点で好ま
しい。なお、アンカー部材は接着剤等の適宜手段を用い
て施工面に固着することができる。
本発明においては、次に、上記アンカー部材にフェノ
ール樹脂発泡原料を吹付け或いは注入し、発泡硬化させ
ることにより、内部に上記アンカー部材が埋設され、か
つ一面が上記施工面に接着したフェノール樹脂発泡体層
を現場直接形成する。
ール樹脂発泡原料を吹付け或いは注入し、発泡硬化させ
ることにより、内部に上記アンカー部材が埋設され、か
つ一面が上記施工面に接着したフェノール樹脂発泡体層
を現場直接形成する。
本発明は、フェノール樹脂発泡体として低分子量と高
分子量のそれぞれのレゾール型フェノール樹脂を特定割
合で配合してなる混合物を使用するものである。
分子量のそれぞれのレゾール型フェノール樹脂を特定割
合で配合してなる混合物を使用するものである。
ここで、本発明のレゾール型フェノール樹脂発泡原料
は数平均分子量200未満、好ましくは150〜280の低分子
量レゾール型フェノール樹脂と数平均分子量200以上、
好ましくは250〜450の高分子量レゾール型フェノール樹
脂とを重量比で5/95〜80/20、好ましくは10/90〜60/40
の割合で混合して使用し、かかる発泡原料を用いること
により、躯体との接着性に極めて優れた発泡体を得るこ
とができる。
は数平均分子量200未満、好ましくは150〜280の低分子
量レゾール型フェノール樹脂と数平均分子量200以上、
好ましくは250〜450の高分子量レゾール型フェノール樹
脂とを重量比で5/95〜80/20、好ましくは10/90〜60/40
の割合で混合して使用し、かかる発泡原料を用いること
により、躯体との接着性に極めて優れた発泡体を得るこ
とができる。
ここで、上記低分子量及び高分子量のレゾール型フェ
ノール樹脂としては、フェノール，クレゾール等とホル
ムアルデヒド，フルフラール等とをアルカリ性触媒の存
在下で反応させることにより得られるフェノールホルム
アルデヒド樹脂、フェノールフルフラール樹脂，クレゾ
ールホルムアルデヒド樹脂，クレゾールフルフラール樹
脂などのメチロール基に富んだ液状のフェノール樹脂が
使用できるが、特にフェノールホルムアルデヒド樹脂
は、フェノールとホルムアルデヒドとの反応速度が速
く、合成時間短縮という経済的有利性の点で好適に使用
される。
ノール樹脂としては、フェノール，クレゾール等とホル
ムアルデヒド，フルフラール等とをアルカリ性触媒の存
在下で反応させることにより得られるフェノールホルム
アルデヒド樹脂、フェノールフルフラール樹脂，クレゾ
ールホルムアルデヒド樹脂，クレゾールフルフラール樹
脂などのメチロール基に富んだ液状のフェノール樹脂が
使用できるが、特にフェノールホルムアルデヒド樹脂
は、フェノールとホルムアルデヒドとの反応速度が速
く、合成時間短縮という経済的有利性の点で好適に使用
される。
また、発泡剤としては、通常フェノール樹脂発泡原料
として用いられるものであれば特に制限はなく、例えば
クロロホルム、塩化メチレンなどの塩素化炭素水素、ト
リクロロフルオロメタン、1,1,2−トリクロロ−1,2,2−
トリフルオロエタン、モノクロロジフルオロメタン、ジ
クロロジフルオロメタン、1,1−ジクロロ−1,2,2,2−テ
トラフルオロエタン、1,2−ジクロロ−1,1,2,2−テトラ
フルオロエタン、1,1,1−トリクロロ−2,2,2−トリフル
オロエタン、1,2−ジフルオロエタン、1,1,2,2−テトラ
クロロ−1,2−ジフルオロエタン、1,1,1,2−テトラクロ
ロ−2,2−ジフルオロエタンなどの塩素弗素置換炭化水
素化合物などの１種又は２種以上を通常の配合量で使用
することができる。
として用いられるものであれば特に制限はなく、例えば
クロロホルム、塩化メチレンなどの塩素化炭素水素、ト
リクロロフルオロメタン、1,1,2−トリクロロ−1,2,2−
トリフルオロエタン、モノクロロジフルオロメタン、ジ
クロロジフルオロメタン、1,1−ジクロロ−1,2,2,2−テ
トラフルオロエタン、1,2−ジクロロ−1,1,2,2−テトラ
フルオロエタン、1,1,1−トリクロロ−2,2,2−トリフル
オロエタン、1,2−ジフルオロエタン、1,1,2,2−テトラ
クロロ−1,2−ジフルオロエタン、1,1,1,2−テトラクロ
ロ−2,2−ジフルオロエタンなどの塩素弗素置換炭化水
素化合物などの１種又は２種以上を通常の配合量で使用
することができる。
また、硬化剤としては、フェノール樹脂重合に硬化剤
として一般的に用いられる鉱酸や有機酸が好適に使用し
得、具体的には硫酸，塩酸，リン酸等の鉱酸やｐ−トリ
エンスルホン酸，キシレンスルホン酸，フェノールスル
ホン酸等の有機酸が例示される。
として一般的に用いられる鉱酸や有機酸が好適に使用し
得、具体的には硫酸，塩酸，リン酸等の鉱酸やｐ−トリ
エンスルホン酸，キシレンスルホン酸，フェノールスル
ホン酸等の有機酸が例示される。
なお、上記発泡原料には、整泡剤として、例えばポリ
シロキサン系化合物，ヒマシ油エチレンオキサイド付加
物，ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸等を配合する
ことが望ましい。
シロキサン系化合物，ヒマシ油エチレンオキサイド付加
物，ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸等を配合する
ことが望ましい。
本発明においては、現場において上記発泡原料をアン
カー部材に直接吹付け又は注入し、その場で発泡硬化さ
せることにより、施工面上にフェノール樹脂発泡体を形
成するものである。
カー部材に直接吹付け又は注入し、その場で発泡硬化さ
せることにより、施工面上にフェノール樹脂発泡体を形
成するものである。
次に実施例を示し、本発明を具体的に説明するが、本
発明は下記実施例に限定されるものではない。
発明は下記実施例に限定されるものではない。
第1,2図に示すように、建築物のコンクリート壁（躯
体）１の表面（施工面）に接着剤を用いてペーパーハニ
カム（アンカー部材）２の一端面を接着した後、このペ
ーパーハニカム２にフェノール樹脂発泡原料を供給し、
発泡硬化させることにより、第３図に示すように内部に
ペーパーハニカム２が埋設され、かつ一面がコンクリー
ト壁１に固着したフェノール樹脂発泡体層３を形成し
た。この場合、フェノール樹脂発泡原料としては、レゾ
ール型フェノール樹脂PF−2015A（旭有機械製）100部に
対して発泡剤としてフロンー113（旭硝子製）20部、製
泡剤としてＬ−5420（日本ユニカー製）２部、硬化剤と
してPS−65（第一工業製薬製）20部を配合したものを用
い、この発泡原料を室温で激しく撹拌した後、吹付け法
によってハニカム２に供給し、室温で発泡硬化させた。
体）１の表面（施工面）に接着剤を用いてペーパーハニ
カム（アンカー部材）２の一端面を接着した後、このペ
ーパーハニカム２にフェノール樹脂発泡原料を供給し、
発泡硬化させることにより、第３図に示すように内部に
ペーパーハニカム２が埋設され、かつ一面がコンクリー
ト壁１に固着したフェノール樹脂発泡体層３を形成し
た。この場合、フェノール樹脂発泡原料としては、レゾ
ール型フェノール樹脂PF−2015A（旭有機械製）100部に
対して発泡剤としてフロンー113（旭硝子製）20部、製
泡剤としてＬ−5420（日本ユニカー製）２部、硬化剤と
してPS−65（第一工業製薬製）20部を配合したものを用
い、この発泡原料を室温で激しく撹拌した後、吹付け法
によってハニカム２に供給し、室温で発泡硬化させた。
その結果、第３図の発泡体層３は、コンクリート壁１
との接着性に優れ、容易に剥がれることがないと共に、
断熱材としての構造強度も良好なものであった。
との接着性に優れ、容易に剥がれることがないと共に、
断熱材としての構造強度も良好なものであった。
以上説明したように、本発明によれば、建築構造物や
鉄道車両等の躯体上に現場においてその場で低分子量と
高分子量の混合物からなるレゾール型フェノール樹脂発
泡体層を発泡施工することができ、施工面との接着性に
優れ、容易に剥離することがないと共に、段熱材等の構
造体として良好な強度を有するフェノール樹脂発泡体層
を得ることができるものである。
鉄道車両等の躯体上に現場においてその場で低分子量と
高分子量の混合物からなるレゾール型フェノール樹脂発
泡体層を発泡施工することができ、施工面との接着性に
優れ、容易に剥離することがないと共に、段熱材等の構
造体として良好な強度を有するフェノール樹脂発泡体層
を得ることができるものである。
第１図はコンクリート壁表面にペーパーハニカムの一端
面を固着した状態を示す正面図、第２図は同状態の断面
図、第３図は第1,2図のペーパーハニカムにフェノール
樹脂発泡原料を供給し、発泡硬化させてコンクリート壁
表面上にフェノール樹脂発泡体層を形成した状態を示す
断面図である。 １……コンクリート壁（躯体）、 ２……ペーパーハニカム（アンカー部材）、 ３……フェノール樹脂発泡体層。
面を固着した状態を示す正面図、第２図は同状態の断面
図、第３図は第1,2図のペーパーハニカムにフェノール
樹脂発泡原料を供給し、発泡硬化させてコンクリート壁
表面上にフェノール樹脂発泡体層を形成した状態を示す
断面図である。 １……コンクリート壁（躯体）、 ２……ペーパーハニカム（アンカー部材）、 ３……フェノール樹脂発泡体層。
Claims (1)
- 【請求項１】建築物等の躯体の施工面にフェノール樹脂
発泡原料を吹付け或いは注入し、この施工面上で上記発
泡原料を発泡硬化させることにより、該施工面にフェノ
ール樹脂発泡体層を形成する現場発泡施工方法におい
て、軸線が上記施工面とほぼ直角に形成された多数の筒
状部が並列してなるアンカー部材の一端面を該施工面に
固着すると共に、このアンカー部材にフェノール樹脂と
して数平均分子量200未満の低分子量レゾール型フェノ
ール樹脂と、数平均分子量200以上の高分子量レゾール
型フェノール樹脂とを5/95〜80/20の重量比の割合で混
合したレゾール型フェノール樹脂発泡原料を吹付け或い
は注入し、その場で発泡硬化させることにより、内部に
上記アンカー部材が埋設され、かつ一面が上記施工面に
接着したフェノール樹脂発泡体層を形成するようにした
ことを特徴とするフェノール樹脂発泡体の現場発泡施工
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1050694A JP2920928B2 (ja) | 1989-03-01 | 1989-03-01 | フェノール樹脂発泡体の現場発泡施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1050694A JP2920928B2 (ja) | 1989-03-01 | 1989-03-01 | フェノール樹脂発泡体の現場発泡施工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02229993A JPH02229993A (ja) | 1990-09-12 |
| JP2920928B2 true JP2920928B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=12866029
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1050694A Expired - Lifetime JP2920928B2 (ja) | 1989-03-01 | 1989-03-01 | フェノール樹脂発泡体の現場発泡施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2920928B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2515748Y2 (ja) * | 1991-08-19 | 1996-10-30 | アルナ工機株式会社 | 車輌用扉 |
| JP6942600B2 (ja) * | 2017-10-16 | 2021-09-29 | 昭和飛行機工業株式会社 | 断熱材の施工方法 |
-
1989
- 1989-03-01 JP JP1050694A patent/JP2920928B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02229993A (ja) | 1990-09-12 |
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Legal Events
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