JP2920182B2 - 海底深度測定装置 - Google Patents

海底深度測定装置

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JP2920182B2
JP2920182B2 JP4333819A JP33381992A JP2920182B2 JP 2920182 B2 JP2920182 B2 JP 2920182B2 JP 4333819 A JP4333819 A JP 4333819A JP 33381992 A JP33381992 A JP 33381992A JP 2920182 B2 JP2920182 B2 JP 2920182B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は海底深度測定装置、特に
レーザ光を用いた海底深度測定装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のレーザ光を用いた海底深度測定装
置においては、図3に示すようにレーザ発振器1からの
レーザ光をビームコリメータ2を介して深度を測定すべ
き位置の上方に配置したミラー3に発射し、このミラー
3をスキャンモータ4によって駆動し、海底5にレーザ
光6を所定範囲に亘り発射し、海底5からのレーザ反射
光をレンズ7を介して検出器8によって検出し、図4に
示すようにレーザ光発射時刻T1から反射光受光時刻T
2迄の時間によって海底5の深度を測定するようにして
いる。
【0003】然しながらこのような従来の海底深度測定
装置においては、図5に示すように海中透明度が例えば
5m以下と悪い場合には、発射されたレーザ光が海中の
微粒子によって図5のハッチング部分で示すように散乱
され、この散乱光が反射光として検出器8によって検知
されるようになるため、この散乱による反射光のレベル
が図5中点線で示す閾値より高く、また、海底5からの
反射光のレベルが上記微粒子によって減衰され上記閾値
より低い場合には、上記検出器8は上記閾値を越えた散
乱による反射光以外は検出しないようになるのでこの部
分を海底5と誤認し、正しい海底5の検出が不可能とな
る。
【0004】このため図6に示すようにレーザ発振器1
よりのレーザ光を発射するビームコリメータ2を、測定
すべき海底5の上方に配置した上記ミラー3から水平距
離で例えば1m離間して配置し、上記ビームコリーメー
タ2によってレーザ光6を被測定海底部分5aに向かっ
て斜めに発射し、その反射光9を上記ミラー3を介して
検出器8によって検出せしめるようにすることが考えら
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然しながらこのような
方法ではレーザ光6を正しく被測定海底部分5aに照射
する必要があるため、あらかじめ超音波センサー等で被
測定海底部分5aのおよその深度を計測した後レーザ光
6をその深度の部分に向けて発射をする必要があり、極
めて面倒で実用に供しないものであった。
【0006】本発明は上記の欠点を除くようにしたもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の海底深度測定装
置は、深度を測定すべき海底部分の上方に配置したレー
ザ反射光の受光手段と、この受光手段より水平方向に離
間した位置に配置したレーザ光を海底に向かって間歇的
に発射するレーザ光発射手段と、このレーザ光発射手段
から発射されるレーザ光の向きを水平方向に次第に変え
るための手段と、レーザ反射光の強度にピークが生じた
ときこのレーザ光の発射から受光迄の時間を用いて深度
を計測する計測手段とより成り、上記計測手段が、上記
被測定海底部分の深度を計測したとき、以後のレーザ光
発射の向きを上記被測定海底の深度の前後の深度部分の
みに対応するよう上記レーザ光の向きの変更手段を制御
せしめることを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下図面によって本発明の実施例を説明す
る。
【0009】本発明においては図1に示すようにポリゴ
ンミラー駆動モータ10によって回転されるポリゴンミ
ラー11によってビームコリメータ2から単位時間毎に
海底5に間歇的に発射されるレーザ光6の向きを水平方
向に順次変化せしめると共に、上記ポリゴンミラー11
をスキャンモータ18によって水平方向と直角の方向に
約30°にわたり偏向せしめ、同時にこのスキャンモー
タ18と同期してスキャンモータ4によりミラー3を同
じく偏向せしめ、海底5からの反射光9を検出した検出
器8の出力をアンプ12を介して増幅し、ピークホール
ド回路13によってそのピーク値を上記レーザ発振器1
が次のレーザ光6を発射する迄保持せしめ、このピーク
値を深度計測機構14に加えるようにする。
【0010】また、上記アンプ12からの出力を時間−
電圧変換器15に加え、レーザ光6が発射されてからそ
の反射光9が受光される迄の時間に相当する電圧を反射
光9が生ずる都度発生せしめ、この電圧値をホールド回
路16によって次にレーザ光6が発射される迄保持せし
めると共に、この値を深度計測機構14に加える。な
お、17はポリゴンミラースタート位置センサーであ
る。
【0011】本発明の海底深度測定装置は上記のような
構成であるから、レーザ光を海底5の広い範囲に発射で
き、深度を測定すべき海底部分5aに確実にレーザ光を
発射することができる。なお、この被測定海底部分5a
以外の海底部分5bにもレーザ光6が発射されるが、こ
の部分5bからの反射光は微弱であるのに対し、被測定
海底部分5aからの反射光9はミラー3の直下からの反
射光となるので十分大きな値となる。
【0012】レーザ光6の水平方向移動に伴ってレーザ
光6は上記海底部分5bから5a、そして5bに発射さ
れるようになるから検出器8の出力は上記被測定海底部
分5aでピーク状態となり、これを容易に検出すること
ができる。また、このような反射光9を発生せしめたレ
ーザ光6の発射時刻と反射光9の受光時刻の差は上記時
間−電圧変換器15によって計測でき、これはレーザ光
の往復時間に相当するから、上記ミラー3とポリゴンミ
ラー11間の既知の水平距離と、被測定海底部分5aと
上記ミラー3間の鉛直距離及び被測定海底部分5aとポ
リゴンミラー11間の距離が直角三角形を形成する関係
から上記深度計測機構14により上記被測定海底部分5
aの深度が計測できるようになる。
【0013】図2は間歇的に発射されたレーザ光6と、
反射光9によってピークホールド回路13によって保持
された受信レベルと、被測定海底部分5aと、この部分
以外の海底部分5b、計測された深度の関係を示し、こ
の図2から明らかなように、深度6.7mの部分で検出
出力のピークがあり、この部分が被測定海底部分5aで
あることが判明する。
【0014】本発明の海底深度測定装置においては、レ
ーザ光6の発射方向をポリゴンミラースタート位置セン
サー17によってレーザ光6の初めの発射向きを制御
し、レーザ光6が常に被測定海底部分5a以外の海底部
分5bから被測定海底部分5aに向かって水平方向に移
動せしめるようにすれば、図2において示される始めの
出力ピークが被測定海底部分5aを示すことになるか
ら、この部分が検出された後のレーザ光発射は不要とな
る。従ってこのように出力ピークが生じた後はその後の
レーザ光発射を停止し、エネルギー消費を抑えることが
できる。
【0015】また、海底の起伏は、水平距離0.2〜
0.3m間隔で考えた場合、1m以上も急に変化するこ
とは稀である。従って例えば図2に示すように深度のピ
ークが6.7mであることが判明した後は、以後の他の
部分での深度測定は、計測によって得られた深度6.7
mの前後、例えば7.7m〜5.7mの範囲でのみレー
ザ光6を水平方向に移動するようにでき、このようにす
れば更に無駄なレーザ光発射を回避することができ、ま
た、計測スピードを向上できるようになる。
【0016】
【発明の効果】上記のように本発明の海底深度測定装置
によれば、超音波センサー等を用いることなくレーザ光
を用いるのみで透明度の悪い海底の深度をも誤差なく測
定でき、また発射レーザ光の強さを減少できるため、魚
類等に与える影響も少なくなる等大きな利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の海底深度測定装置の説明図である。
【図2】本発明の海底深度測定装置による計測状態説明
図である。
【図3】従来の海底深度測定装置の説明図である。
【図4】従来のレーザ光による海底深度測定の説明図で
ある。
【図5】従来のレーザ光による透明度の低い海底深度測
定の説明図である。
【図6】透明度の低い海に適用できる海底深度測定装置
の説明図である。
【符号の説明】
1 レーザ発振器 2 ビームコリメータ 3 ミラー 4 スキャンモータ 5 海底 5a 被測定海底部分 5b 海底部分 6 レーザ 7 レンズ 8 検出器 9 反射光 10 ポリゴンミラー駆動モータ 11 ポリゴンミラー 12 アンプ 13 ピークホールド回路 14 深度計測機構 15 時間−電圧変換器 16 ホールド回路 17 ポリゴンミラースタート位置センサー 18 スキャンモータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 深度を測定すべき海底部分の上方に配置
    したレーザ反射光の受光手段と、この受光手段より水平
    方向に離間した位置に配置したレーザ光を海底に向かっ
    て間歇的に発射するレーザ光発射手段と、このレーザ光
    発射手段から発射されるレーザ光の向きを水平方向に次
    第に変えるための手段と、レーザ反射光の強度にピーク
    が生じたときこのレーザ光の発射から受光迄の時間を用
    いて深度を計測する計測手段とより成り、上記計測手段
    が、上記被測定海底部分の深度を計測したとき、以後の
    レーザ光発射の向きを上記被測定海底の深度の前後の深
    度部分のみに対応するよう上記レーザ光の向きの変更手
    段を制御せしめることを特徴とする海底深度測定装置。
JP4333819A 1992-11-20 1992-11-20 海底深度測定装置 Expired - Fee Related JP2920182B2 (ja)

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JPH06160089A JPH06160089A (ja) 1994-06-07
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JPS62245907A (ja) * 1986-04-18 1987-10-27 Mitsutoyo Corp 光学式測定装置
JPH04297888A (ja) * 1991-03-27 1992-10-21 Koden Electron Co Ltd 水中用レーザレーダ

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