JP2919523B2 - メーキャップ化粧料 - Google Patents
メーキャップ化粧料Info
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Description
は、化粧持ちに優れ、のびが軽く、さっぱりした独特の
使用感がある等の特徴を持った二層状メーキャップ化粧
料、特に油性メーキャップ化粧料に関する。なお、本発
明でいう二層状メーキャップ化粧料とは長期間静置した
時、油相、粉末層の二層に分かれるものを言い、一般的
には使用時に振蘯して均一に分散、混合して用いるもの
である。
メーキャップ化粧料や油分、粉末からなる油性固形状メ
ーキャップ化粧料等があった。
水を含んでいるためのびが軽く、清涼感があり、さっぱ
りした使用感を有するが、油分が配合されていないため
仕上がりが粉っぽかったり、経時での持ちや耐水性、耐
汗性が著しく悪かった。
粧料は固型油分で固型化させるためのびが重く、肌に負
担を与えた。
キャップ化粧料として、25℃で500cps以下の油相と粉末
とを含有してなる二層液状メーキャップ化粧料を先に特
許出願した(特開昭62−223107)。このものは、使用時
ののびが軽く、耐水性、耐汗性、耐皮脂性に優れている
という特徴を有していた。
ば、汗、涙、皮脂等の人体分泌物の作用、または雨、プ
ールの水、海水等の水分の作用、併用する他の化粧料と
の相互作用、手や衣類による摩擦等の物理作用によって
も化粧くずれは起きる。
優れたメーキャップ化粧料はいまだ得られていない。
化粧持ちに優れ、油っぽさを感じさせないなめらかな
(軽い)のび、且つさっぱりした独特の使用感をもち、
しかも仕上がりにおいても粉っぽくなくきれいに仕上が
るメーキャップ化粧料を得るべく鋭意研究を重ねた結
果、粉末とシリコーン系油分とシリコーン樹脂とポリオ
キシアルキレン変性オルガノポリシロキサンを配合した
二層状化粧料が上記効果をもつということを見出し、本
発明を完成するに至った。
コーン樹脂とポリオキシアルキレン変性オルガノポリシ
ロキサンを配合し、非乳化系であることを特徴とする二
層液状メーキャップ化粧料を提供するものである。
げられ、これらは任意の一種又は二種以上を選んで用い
ることができる。無機粉末の例としては、タルク、カオ
リン、マイカ類、ベントナイト、モンモリロナイト等の
粘土鉱物粉末、シリカ、アルミナ、硫酸バリウム、第2
リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化
ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化鉄、群青、紺青、酸化ク
ロム、水酸化クロム、酸化コバルト、各種パール系顔料
(雲母チタン)等である。なお、これらの粉末は、シリ
コーン処理、高級脂肪酸処理、高級アルコール処理、金
属セッケン処理、脂肪酸エステル処理、デキストリン脂
肪酸エステル処理、ジベンジリデンソルビトール処理等
一般的な疎水化処理をして用いる。次に、有機粉末の例
としては、ポリエステル、ポリエチレン、ポリスチレ
ン、メタクリル酸メチル樹脂、セルロース、12ナイロ
ン、6ナイロン、スチレンとアクリル酸の共重合体、ポ
リプロピレン、塩化ビニール、テフロン等を挙げること
ができる。なお、これらの有機粉末も、シリコーン処理
等によって疎水化処理されるものも用いられる。
総粉末量としてメーキャップ化粧料全量中5〜50重量%
が好ましい。5重量%未満では薄づきすぎてメーキャッ
プ効果が充分でなく、50重量%を越えると粘度が出すぎ
てのびの軽さが得られなくなり好ましくない。
一般式〔1〕または〔2〕で表されるシリコーン油等が
例示される。
基、エチル基等の低級アルキル基またはフェニル基を示
す。) (式中nは3〜6の整数、Rは水素原子、メチル基、
エチル基等の低級アルキル基を示す。) シリコーン系油分の配合は塗布中はのびが軽く肌に負
担を与えず、塗布後はさっぱりとした使用感を与えると
共に耐水、耐油及び耐皮脂性を向上させるという効果を
与える。
のが挙げられる。
シロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デ
カメチルシクロペンタシロキサン、テトラデカメチルシ
クロヘプタシロキサン、ジメチルポリシロキサン、メチ
ルフェニルポリシロキサン等である。
はしないが、低粘度から高粘度、または固形のものまで
各種油分によって構成されるシリコーン系油分(後述の
任意添加の油分を配合した場合は油相全体として)の粘
度が常温で500cps以下であることが好ましい。
ましくは総油相量としてメーキャップ化粧料全量中20〜
90重量%になるのが好ましい。
得られず充分でなく、90重量%を越えると塗布中油っぽ
くなり、使用感が不充分で好ましくない。
RSiO3/2、R2SiO(Rは水素、炭素数1〜6の炭化水素基
またはフェニル基を表す。)なる構造単位の一種または
二種以上からなる共重合体あるいは末端をRSiO3/2(R
は上記と同じ)で封鎖した共重合等を挙げることができ
る。本発明はこれらに限定されるものではないが、これ
らの中でもSiO2及びRSiO3/2の組合せからなる重合体が
再分散性の面から好ましい。
水分解による等公知の方法で得られるものである。
ましくは、メーキャップ化粧料全量中1〜35重量%が好
ましく、5〜15重量%が特に好ましい。1重量%未満で
は耐水性、耐汗性、耐皮脂性が劣り、経時での化粧もち
も充分でなく、35重量%を越えると肌がつっぱり、使用
感が好ましくない。
ノポリシロキサンは、下記一般式〔A〕〜〔D〕で表さ
れ、平均分子量は1,000以上を有するものが好ましく、
更に好ましくは3,000以上である。また、ポリオキシア
ルキレン変性オルガノポリシロキサン分子中にポリオキ
シアルキレン基を2〜85重量%含有するものが好まし
く、効果発現の面から更に好ましくは、20〜60重量%で
ある。
ェニル基、R′は水素、または炭素数1乃至12のアルキ
ル基、pは1乃至5の整数、mは0乃至100の整数、n
及びxは1乃至50の整数、t及びyは0乃至50の整数で
ある。) 上記ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサ
ンの配合量は特に限定はしないが、望ましくは、メーキ
ャップ化粧料全量中0.1〜10重量%が好ましく、1〜5
重量%が特に好ましい。0.1重量%未満では、色じまな
どが生じ、安定性が悪くなる上に、耐水性、耐汗性、耐
皮脂性が劣り、経時での化粧もちも悪くなり充分でな
く、10重量%を越えるとベタつくなど使用感が好ましく
なくなる。
おくと、粉末が沈降して堆積するが、使用時に手で振る
ことによって、堆積した粉末を再分散させ、粉末と油分
を均一にした状態で使用するものである。この時粉末の
再分散性が悪いと使用性、耐水性、耐汗性に劣るが、本
発明においては、シリコーン樹脂及びポリオキシアルキ
レン変性オルガノポリシロキサンを用いることにより再
分散性を良好にするものである。
えて必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で、
化粧品、医薬部外品、医薬品などに一般に用いられる各
種成分、例えば、マカデミアナッツ油、ヒマシ油、ホホ
バ油、トリグリセリン等の液体油脂、モクロウ、硬化ヒ
マシ油の固体油脂、ミツロウ、カルナウバロウ、ラノリ
ン、ラウリン酸ヘキシル等のロウ類、流動パラフィン、
セレシン、スクワラン、ワセリン、マイクロクリスタリ
ンワックス等の炭化水素、セチルアルコール、ベヘニル
アルコール、バチルアルコール、ラノリンアルコール、
コレステロール、フィトステロール、イソステアリルア
ルコール等の高級アルコール、ミリスチン酸、ベヘン
酸、12−ヒドロキシステアリン酸、イソステアリン酸、
リノール酸等の高級脂肪酸、イソプロピルパルミテー
ト、トリグリセライド、トリメチロールプロパンエステ
ル等のエステル類等油分、パラアミノ安息香酸、ホモメ
ンチル−7N−アセチルアントラニエート、ブチルメトキ
シベンゾイルメタン、ジ−パラメトキシケイヒ酸−モノ
−2−エチルヘキサン酸グリセリル、アミルサリシレー
ト、オクチルシンナメート、2,4−ジヒドロキシベンゾ
フェノンなどの紫外線吸収剤、ポリエチレングリコー
ル、グリセリン、ソルビトール、キシリトール、マルチ
トール、ムコ多糖、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫
酸、キトサン、カルボキシメチルキチン(塩)などの保
湿剤、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロース、アラビアガム、ポリビニルアルコ
ール、モンモリロナイト、サポナイトなどの増粘剤、エ
タノール、1,3−ブチレングリコールなどの有機溶剤、
ブチルヒドロキシトルエン、トコフェロール、フィチン
酸などの酸化防止剤、安息香酸、サリチル酸、ソルビタ
ン酸、デヒドロ酢酸、パラオキシ安息香酸アルキルエス
テル(エチルパラベン、ブチルパラベンなど)ヘキサク
ロロフェンなどの抗菌防腐剤、グリシン、アラニン、バ
リン、ロイシン、セリン、トレオニン、フェニルアラニ
ン、チロシン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アスパ
ラギン、グルタミン、タウリン、アルギニン、ヒスチジ
ンなどのアミノ酸及びこれらのアルカリ金属塩と塩酸
塩、アシルサルコシン塩(例えばラウロイルサルコシン
ナトリウム)、グルタチオン、クエン酸、リンゴ酸、酒
石酸、乳酸などの有機酸、ビタミンA及びその誘導体、
ビタミンB6塩酸塩、ビタミンB6、トリパルミテート、ビ
タミンB6ジオクタノエート、ビタミンB2及びその誘導
体、ビタミンB12、ビタミンB15及びその誘導体などのビ
タミンB類、アスコルビン酸、アスコルビン酸硫酸エス
テル、アスコルビン酸リン酸エステル、アスコルビン酸
ジパルミテートなどのビタミンC類、α−トコフェロー
ル、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、ビタミ
ンEアセテート、ビタミンEニコチネートなどのビタミ
ンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パ
ンテチンなどのビタミン類、ニコチン酸アミド、ニコチ
ン酸ベンジル、γ−オリザノール、アラントイン、グリ
チルリチン酸(塩)、グリチルレチン酸及びその誘導
体、ヒノキチオール、ムシジン、ビサボロール、ユーカ
リプトール、フィトステロール、チモール、イノシトー
ル、サポニン類(サイコサポニン、ニンジンサポニン、
ヘチマサポニン、ムクロジサポニンなど)パントテニル
エチルエーテル、エチニルエストラジオール、セファラ
ンチン、プラセンタエキスなどの各種薬剤、色素、香
料、精製水などを配合することができる。
れ(人体分泌物、水分、他の化粧料、摩擦等によっても
化粧くずれが起きない)、のびが軽く、さっぱりした独
特の使用を有するものである。さらに、粉末の再分散性
にも優れている。
により限定されるものではない。
化粧専門パネルを用いて使用テストを行った。結果を以
下に示す。
は全ての使用性の項目においてのびが軽く、塗布も筋ム
ラができなく、短時間できれいに仕上がり、耐水性、耐
汗性に優れ、さらっとした仕上がりを有するさっぱり感
のあるファンデーションである。
Claims (1)
- 【請求項1】粉末とシリコーン系油分とシリコーン樹脂
とポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンを
配合し、非乳化系であることを特徴とする二層液状メー
キャップ化粧料。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP34383589A JP2919523B2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | メーキャップ化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34383589A JP2919523B2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | メーキャップ化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH03204806A JPH03204806A (ja) | 1991-09-06 |
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Family
ID=18364610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34383589A Expired - Lifetime JP2919523B2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | メーキャップ化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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Families Citing this family (7)
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US6200964B1 (en) * | 1999-05-28 | 2001-03-13 | Neutrogena Corporation | Silicone gel containing salicylic acid |
JP4090162B2 (ja) * | 1999-11-05 | 2008-05-28 | 株式会社資生堂 | 二層メーキャップ化粧料 |
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CN104825346A (zh) * | 2015-05-04 | 2015-08-12 | 上海彤颜实业有限公司 | 一种含硅树脂的油包水bb霜 |
-
1989
- 1989-12-28 JP JP34383589A patent/JP2919523B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH03204806A (ja) | 1991-09-06 |
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