JP2919297B2 - 鶏糞焼却装置 - Google Patents

鶏糞焼却装置

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JP2919297B2 JP7532395A JP7532395A JP2919297B2 JP 2919297 B2 JP2919297 B2 JP 2919297B2 JP 7532395 A JP7532395 A JP 7532395A JP 7532395 A JP7532395 A JP 7532395A JP 2919297 B2 JP2919297 B2 JP 2919297B2
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  • Incineration Of Waste (AREA)
  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、養鶏家において生じる
鶏糞を焼却処理するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】養鶏家が非常に困っている問題として、
鶏糞の処理がある。大規模の養鶏家においては大資本を
投入して鶏糞の処理設備を造っているが、特に中小規模
の養鶏家には、確実な処理設備を持っているところは少
ない。従来の設備には、回転ドラム内に鶏糞を投入し、
バーナを用いて鶏糞を焼却するロータリーキルン式のも
のがあるが、これでは燃費が高くつき、採算がとれず、
また粉塵や臭いが完全にとれないという問題がある。こ
れに対して、自己燃焼式と言われる設備がある。これ
は、炉体の内部に排気孔を所定間隔で格子状に配置した
水平パイプにエアを吹き込みながら、既に燃焼状態の鶏
糞が入っている炉内に新たな鶏糞を投入し、乾燥、焼却
していくというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この自
己燃焼式の鶏糞焼却装置では、水平パイプの排気孔が鶏
糞によって目詰まりし、空気の供給がうまく行かずに燃
焼しにくくなったり、局部的にしか燃焼しないという問
題があった。また、完全に燃焼しないために、排気煙突
から臭気や粉塵が出て公害となるという問題があった。
また、鶏糞を乾燥、加工、販売している養鶏家もその設
備には羽数に応じて多大の費用を要し、乾燥加工しても
現在では化学肥料に押されてその販売も思うようにはい
かないのが実情である。本発明が解決すべき課題は、鶏
糞の燃焼を確実に行い、臭いや粉塵の発生を防止するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の鶏糞焼却装置は、焼却炉本体の内底部より
やや上方に、所定間隔で上向きの排気孔を設けた水平パ
イプを格子状に水平に配設し、前記水平パイプの前記焼
却炉本体の壁面に近い部分に前記焼却炉本体の内側に指
向した排気孔を設けた第1の垂直パイプを立設し、前記
水平パイプ及び第1の垂直パイプに炉外より空気を送り
込む送風機を設け、前記焼却炉本体に排気煙突を設け
記排気煙突の入口部に、臭気焼却用2次燃焼バーナを
設け、かつ前記水平パイプの焼却炉本体内部側の部分
に、前記第1の垂直パイプよりも高さが低い第2の垂直
パイプを設けたものである。さらに、焼却炉本体の上部
に、水平方向に外気を強制送気する第2の送風機を設置
することができる。
【0005】
【作用】焼却炉本体の上部の蓋を開けてそこから塊状に
なった鶏糞を格子状の水平パイプ上に装入すると、水平
パイプがロストルの代わりになり、その上に鶏糞が堆積
する。点火は種火を使い、鶏糞自体に火を付けることに
より行う。次いで水平パイプに外気を送風機により送り
込むと、酸素が供給されて鶏糞は完全燃焼する。垂直パ
イプを設けているため、垂直パイプの周辺の鶏糞がよく
燃焼し、その燃焼して空洞となった部分が煙突状態とな
って、鶏糞の内部まで燃焼が進行していく。燃焼の途中
で灰や煙が焼却炉本体の内部で舞い上がるが、焼却炉本
体の上部に設けた第2の送風機からの酸素が炉内の空気
を循環させるので、重い灰や煙は対流し、さらに2次燃
焼バーナによって完全焼却され、殆どガスになった成分
だけが煙突から排気される。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例を参照しな
がら具体的に説明する。図1は本発明の実施例の内部構
造を示す縦断正面図、図2はその側断面図、図3は横断
平面図である。
【0007】これらの図において、1は焼却炉本体、2
は同焼却炉本体1の内底部よりやや上方に格子状に配設
された水平パイプ、3は同水平パイプ2に連設して、焼
却炉本体1の壁面に近い部分に立設された第1の垂直パ
イプ、4は焼却炉本体1の内部側の部分に立設された第
2の垂直パイプ、5は水平パイプ2,第1の垂直パイプ
3、第2の垂直パイプ4に外気を送気するための第1の
ファン、6は煙突、7は焼却炉本体1の上部に水平方向
に外気を強制送気する第2のファン、8は通常は扉で閉
められている灰出し口、9は煙突6の入口部に設けた2
次燃焼用バーナである。なお、水平パイプ2の上に、所
定のメッシュの金網を設置することもある。
【0008】焼却炉本体1は1500℃に耐える耐火モ
ルタルパネルを組み立てることにより任意の大きさの炉
体を形成することができるようになっており、図1に示
すように、上部は第2のファン7から送気される空気が
炉内を円滑に循環できるように円胴状1aとなってい
る。水平パイプは、たとえば10cm〜15cm間隔の
格子状とし、送気穴は15cm間隔で設けておく。水平
パイプ2,垂直パイプ3,4は、耐熱鋼管やステンレス
鋼管を使用することができる。
【0009】焼却炉本体は図4の断面図に示すように、
4隅の直角部分を形成するコーナーパネル10と中間の
平面部分を形成するフラットパネル11とを2段組み合
わせて形成され、フラットパネル11の数が図示のよう
に1枚の場合で小型炉を、2枚の場合で中型炉を、そし
て3枚の場合で大型炉を築造することができる。コーナ
ーパネル10及びフラットパネル11は、図5に拡大し
て示すように、鉄板12に鉤状アンカー13を溶接した
ものに耐火材14を吹き付け又は成形したものを用いる
ことができる。各鉄板12同士はボルト・ナット15で
連結し、また耐火材14の間にはジョイント材16を上
方から落とし込むことにより、パネル間を結合する。耐
火材14の端部は蟻溝状、ジョイント材16は蟻状にな
っていて、ジョイント材16は炉の内側には離脱できな
い。ジョイント材16の頭部は水平パイプ2の周囲で押
さえるようにして、内側へのパネル10,11の倒れ込
みを防止する。
【0010】本実施例においては、点火は種火を使い、
鶏糞自体に火を付けるが、点火後は燃料を使わずに鶏糞
を自己燃焼させる。格子状の水平パイプ2がロストルの
役目を果たし、しかもファン5、7で酸素を供給し、自
己燃焼を促進する。またエアーで冷却し温度が上がらな
いため水平パイプ2,垂直パイプ3,4は損傷しない。
水平パイプ2から立ち上げた垂直パイプ3,4で側面か
らエアーを出し、燃焼を促進する。しかも外側の第1の
垂直パイプ3を高く、内側の第2のパイプ4を低くする
ことによりエアーの回りが効率的になり、燃焼速度が倍
増する。煙を取るために横から強制的に第2のファン7
で回転流を起こさせ、二次燃焼用に酸素を送り込み、し
かも比重の重い煙を何回も燃焼させた後に2次燃焼バー
ナ9による高温域を通過させることにより、粉塵や臭気
を完全に取り、煙突6から排気する。完全焼却後の灰
は、扉を開けて灰出し口8から取り出す。
【0011】ロストルを兼ねる送風パイプの取替だけで
長期間使用できる。耐火モルタルを使用した焼却炉本体
1は長期間使用できる。実際に焼却設備を作ってデータ
をとったところ、5トンの鶏糞を1日焼却した結果、焼
却後の灰は約1トン程度できた。この灰は、無臭であっ
た。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば下記
の効果を奏する。 建設費の安い設備である。 公害の少ない設備である。 鶏糞そのものが燃料となる設備にしたため、燃料費
がかからない。 焼却後の灰は埋め立てに使用できる。 焼却後の灰は野菜や植物等の肥料に使用できる。 ロストルを兼ねる送風パイプの取替だけで長期間使
用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の内部構造を示す縦断正面図
である。
【図2】 同実施例の側断面図である。
【図3】 同実施例の横断平面図である。
【図4】 焼却炉本体の構造を示す横断平面図である。
【図5】 コーナーパネル及びフラットパネルの構造を
示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 焼却炉本体、2 水平パイプ、3 第1の垂直パイ
プ、4 第2の垂直パイプ、5 第1のファン、6 煙
突、7 第2のファン、8 灰出し口、9 2次燃焼バ
ーナ、10 コーナーパネル、11 フラットパネル、
12 鉄板、13鉤状アンカー、14 耐火材、15
ボルト・ナット、16 ジョイント材
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F23G 7/00 ZAB F23G 5/44 ZAB F23G 5/00 119 F23G 5/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼却炉本体の内底部よりやや上方に、所
    定間隔で上向きの排気孔を設けた水平パイプを格子状に
    水平に配設し、前記水平パイプの前記焼却炉本体の壁面
    に近い部分に前記焼却炉本体の内側に指向した排気孔を
    設けた第1の垂直パイプを立設し、前記水平パイプ及び
    第1の垂直パイプに炉外より空気を送り込む送風機を設
    け、前記焼却炉本体に排気煙突を設け、前記排気煙突の
    入口部に、臭気焼却用2次燃焼バーナを設け、かつ前記
    水平パイプの焼却炉本体内部側の部分に、前記第1の垂
    直パイプよりも高さが低い第2の垂直パイプを設けたこ
    とを特徴とする鶏糞焼却装置。
  2. 【請求項2】 焼却炉本体の上部に、水平方向に外気を
    強制送気する第2の送風機を設置したことを特徴とする
    請求項1記載の鶏糞焼却装置。
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