JP2918544B1 - ロープを把持するクランプ装置 - Google Patents

ロープを把持するクランプ装置

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Abstract

【要約】 【課題】 膜屋根の施工等に於いて、膜材の両縁部に設
けたエンドロープ等のロープを、滑りを起こすことな
く、且つ迅速に把持することのできるロープのクランプ
装置を提供する。 【解決手段】 ロープ(D)を把持するクランプ装置
(1)であり、該クランプ装置(1)は、蝶番(2)で
開閉自在に連結されロープ(D)を通す溝を備えた2枚
の溝付き板(3、3)と、該板(3、3)の溝内に押し
込まれてロープ(D)を締め付けるスリーブ(4)と、
スリーブ(4)を押し込む押込機構と、溝付き板(3、
3)に装備されていて2枚の溝付き板(3、3)を閉じ
るファスナ(6)とから成り、前記スリーブ(4)は、
軸方向にスリットが形成されたウエッジ型スリーブであ
るロープを把持するクランプ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロープを把持する
クランプ装置に関し、膜屋根を施工するに際し、膜の両
縁部に設けたエンドロープを把持するのに用いて好適な
ロープを把持するクランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、膜屋根は、主として鉄骨トラスや
格子骨組を下地として張設されている。その一例を図1
2及び図13を参照して説明する。
【0003】図に於いて、膜材AはローラBに巻回され
ており、そのローラBは図示しないクレーンのフックC
により吊り下げられている。
【0004】他方、この膜材Aを張設しようとする屋根
は、膜材Aと幅を略等しい一対の鉄骨10a、10bを
備えており、それらの鉄骨10a、10bの外側には、
鉄骨10a、10bと平行に複数のステイ11を介して
反力受棒12a、12bが架設されている。
【0005】膜材Aの両縁部に設けたエンドロープDが
複数の仮クランプKで把持され、それらの仮クランプK
と反力受棒12a、12bとの間にはレバーブロックの
ような緊張機13が張設されている。鉄骨10a、10
b間には、膜材Aが落下したりしないようにネットEが
張設されている。
【0006】作業に際して、フックCで吊られたローラ
Bから膜材Aを巻き出し、その両縁部のエンドロープD
を仮クランプKで把持し、予め架設した反力受棒12
a、12bを用いて緊張機13で膜材Aを引っ張って広
げる。
【0007】この様にして、膜材Aを引っ張ってその両
縁部のエンドロープDが鉄骨10a、10bの所に位置
したら、膜材Aの両縁部のエンドロープDに本クランプ
14を取り付け、鉄骨10a、10bに図示されていな
いボルトで固定する。その後、反力受棒12a、12b
や緊張機13やネットEの様な架設材や養成材を撤去す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図14に従来の仮クラ
ンプKBを示し、蝶番2で開閉自在に連結された2枚の
溝付き板3B、3Bから成り、エンドロープDを溝3b
内に入れ、ボルト穴3cに図示しないボルトを通してナ
ットで締め付け、エンドロープDが動かないようにす
る。緊張機13が連結される引込みピース7が取り付け
られている。
【0009】しかし、従来のクランプ装置によるエンド
ロープの把持は、ボルト・ナットで溝付き板を締め付け
ただけであるので、エンドロープが軸方向に滑ってしま
うことがあり、エンドロープの滑りを防止するには、多
数のクランプでエンドロープを把持せねばならない。ま
た、ボルト穴にいちいちボルトを通さねばならず手間が
かかる。
【0010】このことは、クランプによるエンドロープ
の把持に多くの時間を要し、作業能率を悪くするもので
ある。
【0011】従って、本発明は、膜屋根の施工等に於い
て、膜材の両縁部に設けたエンドロープ等のロープを、
滑りを起こすことなく、且つ短時間で把持することので
きるロープのクランプ装置を提供することを目的とする
ものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ロープ
を把持するクランプ装置であり、該クランプ装置は、蝶
番で開閉自在に連結されロープを通す溝を備えた2枚の
溝付き板と、該板の溝内に押し込まれてロープを締め付
けるスリーブと、溝付き板に装備されていて2枚の溝付
き板を閉じるファスナとから成り、前記スリーブは、軸
方向にスリットが形成されたウエッジ型スリーブとす
る。
【0013】また、本発明によれば、ロープを把持する
クランプ装置であり、該クランプ装置は、ロープを通す
溝を備えたコの字形の溝付き板と、該板の溝内に押し込
まれてロープを締め付けるスリーブと、スリーブを押し
込む押込機構とから成り、前記スリーブは、半割のウエ
ッジ型スリーブとする。
【0014】本発明の実施に際しては、スリーブの内面
に、ロープを傷つけるのを防ぐライニングを施すように
すると良い。
【0015】また、本発明の実施に際しては、溝付き板
とロープの間の摩擦力を増加させるための突起物を溝付
き板に設けることもある。
【0016】そして、本発明のクランプ装置は、膜屋根
を施工するに際して、膜材の両縁部に取り付けたエンド
ロープを把持するクリップ装置として特に好適なもので
ある。
【0017】ロープを軸方向に緊張すると、スリーブの
テーパーによるくさびの効果で滑りを止める。また、ク
ランプ装置の溝付き板に形成した穴にいちいちボルトを
通しナットで締め付ける等の作業を必要とせず、作業効
率を高める。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、膜材Aの両縁部に取り付
けたエンドロープDを全体を1で示すクランプ装置で把
持している状態を示し、図1及び図2に於いて、クラン
プ装置1は、蝶番2で開閉自在に連結されロープDを通
す溝3a、3a(図6)を備えた2枚の溝付き板3、3
と、その板3、3の溝3a、3a内に押し込まれてロー
プDを締め付けるスリーブ4と、スリーブ4を押し込む
押込機構5と、溝付き板3、3に装備され2枚の溝付き
板3、3を閉じるファスナ6とから成っている。緊張機
15(図12)が連結される引込みピース7が取り付け
られている。
【0019】図3はスリーブ4を示し、スリーブ4は、
端部にフランジ4aを備え、軸方向にスリット4bが形
成されたウエッジ型スリーブ(テーパ型スリーブ)であ
る。スリーブの材料は、金属、樹脂、ゴム等が採用され
る。
【0020】図4に示す例では、スリーブ4の内面に、
ライニング8が施されていて、ロープDを傷つけるのを
防ぐようにしている。
【0021】図5は、蝶番連結された2枚の溝付き板
3、3と、スリーブ4と、ロープDとの関係を示し、ス
リーブ4を板3、3の溝3a、3a内に押し込むことに
よりスリーブ4が圧縮されて、ロープDを強く挟持す
る。
【0022】エンドロープをクランプ装置で把持する手
順は、図6に示すように、エンドロープDをスリーブ4
に通し、スリーブ4の外側からクランプ装置1の溝付き
板3、3で挟む。次いで、ファスナ6で締め込む。
【0023】初期摩擦力を与えるため、スリーブ4を、
図7に示すように、溝付き板3、3の溝3a、3a内に
押し込む。
【0024】ロープDを軸方向に緊張する場合、スリー
ブ4のテーパーにより、くさびの効果で滑りを止める。
また、ロープ軸に直角方向の緊張持には、ロープDが溝
付き板3、3の溝3a、3aに引っかかる。
【0025】図8は、本発明の他の実施例を示し、クラ
ンプ装置1Aは、ロープDを通す溝3aを備えたコの字
形の溝付き板3Aと、その板3Aの溝3a内に押し込ま
れてロープDを締め付ける半割のウエッジ型スリーブ4
Aと、スリーブを押し込む押込機構5とから成ってい
る。この実施例による場合は、ファスナによる締め付け
は不要である。
【0026】図9は、コの字形の溝付き板3Aの内側に
コッタのような突起物9を多数設け、この突起物9によ
り接触部での摩擦力を増大させたものである。突起物9
の上にライニング8Aを施しロープDを傷つけないよう
にする。
【0027】図10は2枚の溝付き板3、3を閉じるフ
ァスナ6の各例を示し、aはボルト・ナットを用いた締
込み式6a、bはジャッキによる持上げ式6b、c及び
dはてこ式6c、6dである。
【0028】何れのファスナも予めクランプ装置に装備
されているので、溝付き板3、3に開けられたボルト穴
にボルトを通すなどの作業を必要とせず、迅速に2枚の
溝付き板3、3を締め込むことができる。
【0029】図11はスリーブ押込機構5を示し、aは
バネを用いたバネ式5a、bはボルト・ナットを用いた
締込み式5b、cはてこ5c式、dはジャッキ式5dで
ある。
【0030】
【発明の効果】ロープを軸方向に緊張すると、スリーブ
のテーパーによるくさびの効果で滑りを確実に止める。
また、クランプ装置の溝付き板に形成した穴にいちいち
ボルトを通しナットで締め付ける等の作業を必要とせ
ず、作業効率を高める。
【0031】従って、膜屋根等の施工に際して、時間が
かかる膜の緊張作業の仮クランプを、効率的に行い、工
期及びコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るクランプ装置で、膜材の
縁部に取り付けたエンドロープを把持している状態を示
す斜視図。
【図2】同クランプ装置で、エンドロープを把持してい
る状態を示し、aは側面図、bは正面図。
【図3】スリット付きスリーブの斜視図。
【図4】ライニングを施したスリーブによりロープを挟
持している状態の側断面図。
【図5】溝付き板とスリーブとロープとの関係を、一部
を断面で示す側面図。
【図6】クランプ装置でロープを把持する動作を説明す
るための図で、aは溝付き板を閉じる前の斜視図
【図7】溝付き板を閉じた後の斜視図。
【図8】本発明の他の実施例に係るクランプ装置の溝付
き板とスリーブとロープとの関係を示し、aは側面図、
bは正面図。
【図9】接触部の摩擦力を向上させるために、突起物を
設けた例の側面図。
【図10】ファスナの各例を示し、aは締込み式、bは
ジャッキ式、c及dはてこ式を示す。
【図11】スリーブ押込機構の各例を示し、aはバネ
式、bは締込み式、cはてこ式、dはジャッキ式を示
す。
【図12】膜屋根の施工においてローラより膜材を引き
出す状態の斜視図。
【図13】膜材を緊張する状態の斜視図。
【図14】従来のクランプ装置の斜視図。
【符号の説明】
1・・・クランプ装置 2・・・蝶番 3・・・2枚の溝付き板 3A・・・コの字の溝付き板 4・・・スリット付きスリーブ 4A・・・半割のスリーブ 5・・・スリーブ押込装置 6・・・ファスナ 7・・・引込みピース 8・・・ライニング 9・・・突起物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川 音 一 郎 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04H 15/64 F16B 7/04 301

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロープを把持するクランプ装置であり、
    該クランプ装置は、蝶番で開閉自在に連結されロープを
    通す溝を備えた2枚の溝付き板と、該板の溝内に押し込
    まれてロープを締め付けるスリーブと、溝付き板に装備
    されていて2枚の溝付き板を閉じるファスナとから成
    り、前記スリーブは、軸方向にスリットが形成されたウ
    エッジ型スリーブであることを特徴とするロープを把持
    するクランプ装置。
  2. 【請求項2】 ロープを把持するクランプ装置であり、
    該クランプ装置は、ロープを通す溝を備えたコの字形の
    溝付き板と、該板の溝内に押し込まれてロープを締め付
    けるスリーブと、スリーブを押し込む押込機構とから成
    り、前記スリーブは、半割のウエッジ型スリーブである
    ことを特徴とするロープを把持するクランプ置。
  3. 【請求項3】 スリーブの内面に、ロープを傷つけるの
    を防ぐライニングが施されていることを特徴とする請求
    項1及び2に記載のロープを把持するクランプ装置。
  4. 【請求項4】 溝付き板とロープの間の摩擦力を増加さ
    せるための突起物が溝付き板に設けられていることを特
    徴とする請求項2に記載のロープを把持するクランプ装
    置。
  5. 【請求項5】 把持するロープが膜屋根を形成する膜材
    の両縁部に取り付けたエンドロープであることを特徴と
    する請求項1乃至4に記載のロープを把持するクランプ
    装置。
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JP7083284B2 (ja) * 2018-07-06 2022-06-10 清水建設株式会社 中間クランプ
KR102171303B1 (ko) * 2018-11-22 2020-10-28 (주)인세이프코리아 자재 연결용 클램프 및 이를 이용한 안전장치

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