JP2918501B2 - 都市ガス管路の工事方法およびそれに用いる装置 - Google Patents

都市ガス管路の工事方法およびそれに用いる装置

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JP2918501B2
JP2918501B2 JP8276265A JP27626596A JP2918501B2 JP 2918501 B2 JP2918501 B2 JP 2918501B2 JP 8276265 A JP8276265 A JP 8276265A JP 27626596 A JP27626596 A JP 27626596A JP 2918501 B2 JP2918501 B2 JP 2918501B2
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gas
pressure
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valve body
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俊介 鈴木
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ガス管路の工
事方法に関し、更に詳しくは都市ガス管路の一部を例え
ば部分的に取替え工事する際等に、ガスの流れを中断し
ない不断流の状態で、且つガスが外部に噴出しないノ―
ブロ状態でもって各種の工事作業が行えるようにした都
市ガス管路の工事方法およびそれに用いる装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上述のような工事方法については、例え
ば、特開昭63−297894号公報に記載された先行
技術が知られている。この種の先行技術の場合、一般的
な方法としては、図8に示すように管路工事区間を挟む
上流側,下流側の管路をノ―ブロ治具により穿孔し、こ
こから管内に挿入させたバックa,bにより管路を遮断
した状態で、その上流側,下流側の両孔部間をバイパス
管cで連通状態とする。そして、工事終了後は、ノ―ブ
ロ状態でバックa,bを抜き出し、両孔部間のバイパス
管cを取除くと同時に両孔部を閉塞することで、管路の
部分取替え工事を、不断流状態でもって且つノ―ブロ状
態により作業を能率良く行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述の先行技
術の場合、バイパス装置を設けることから、次のような
問題点があった。 .バイパス管cの仮設工事のため作業効率が低下する
こと。 .バイパス管cの維持管理および保管スペ―ス等が必
要となること。 .バイパス管cの取付けのための分岐継手やバイパス
管路を要し、部品点数が増大すること。 .バイパス管cの仮設用の穿孔工事により導管強度が
低下すること。 .バイパス管cによるガスの供給,停止に際し、それ
に伴う事業法に準拠した気密試験工事が発生すること。 ..バイパス管cを仮設するために一時的にガスの中
断が発生し、下流側の需要先にそれのPRが必要となる
こと。
【0004】本発明は、上述の問題点に鑑み、バイパス
装置を設けないで、都市ガス管路に対する各種の工事
を、不断流状態,ノ―ブロ状態で施工可能にした工事方
法及びその方法に用いる装置を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、都市ガス管路の工事区間を挟む上流側,
下流側の管内を従来より周知のノーブロ治具を用いて遮
断した後、下流側の遮断位置近くの管路に同じくノーブ
ロ治具を用いて設置した切換え弁体と、管路内を流通さ
せるガスと同種の共ガスを封入したガスボンベとを備
え、上記切換え弁体には、管内に挿入される部分に、下
流側にのみ連通する第1の連通口と、弁体の上流側と下
流側とを連通させる第2の連通口と、前記第1の連通口
をガスボンベと連通させる通路とを備えていて、管路の
工事期間中は、弁体の切換え手段により第1の連通口を
ガスボンベと連通状態にしてガスボンベ内に封入した共
ガスを弁体の下流側へ供給し、工事終了後は、弁体の切
換え動作によりガスボンベとの連通を断ち、第2の連通
口を介して弁体の上流側と下流側とを連通状態にすると
共に、工事区間を挟む上流側と下流側の管内遮断手段を
取除いて管路を連通状態に復帰させることを特徴として
いる。
【0006】また本発明は、上記切換え弁体に関して、
弁体を回動動作する第1の回動位置では第1の連通口が
通路を介してガスボンベと連通し、第2の回動位置では
ガスボンベとの連通が遮断され、第2の連通口が弁体の
上流側と下流側とを連通する状態に変位して、工事終了
後も切換え弁体を管路に残留可能に施工することを特徴
としている。
【0007】さらに、本発明は、上記ボンベから流出さ
れる共ガスのガス圧は、複数の減圧部を介して上記管路
内に流通されるガス圧とされるとともに、減圧されたガ
スを熱交換部に導入して減圧による断熱膨張で発生した
温度低下を更正されたうえで次段の減圧部若しくは上記
管路への流通が行われることを特徴としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、上記ガスボンベのガス流出経路に複数段の減圧部を
備え、上記減圧部間には、雰囲気接触型の熱交換部を配
置し、上記熱交換部のガス吐出側には所定の圧力以上の
吐出圧によって上記熱交換部に導入されるガスを対象と
した減圧部へのガス供給を遮断可能な緊急遮断部を設
け、最終段減圧部のガス吐出部には、非常時に上記接続
部側へのガスの供給を遮断するヒューズ栓を設けてなる
ガス圧調整手段を備えたことを特徴としている。
【0009】上記複数段の減圧部は、上流側を一次側、
下流側を二次側とした減圧弁で構成されていることを特
徴としている。
【0010】
【作用】上述のような工事方法によると、管路の工事区
間を挟む上流側,下流側の管路が遮断されるが、工事期
間中は、ガスボンベ内に封入された共ガスが切換え弁体
の下流側へ供給されることで、バイパス装置を有しない
でも、工事区間の下流側に対して管路内のガスの流れを
中断することなく不断流状態で工事を実施することがで
きる。
【0011】また、その不断流処理に際しては、工事区
間を挟む上流側,下流側の管内を遮断する手段および下
流側の遮断位置近くの管路に切換え弁体を設置させる手
段が伴うが、これらの管路遮断手段および切換え弁体の
設置手段は、従来より知られたノ―ブロ治具の適用が簡
単に行えるので、ガスが外部に噴出しないノ―ブロ状態
を維持することもできる。
【0012】この結果、不断流状態およびノ―ブロ状態
での管路工事を簡易に実現することができ、従来の工事
方法では必要不可欠とされたバイパス装置を省略できる
ことで、工事費用の大幅な低減と、作業の能率化を図る
ことが可能となる。
【0013】さらに、ガスボンベから管内に供給される
共ガスは、管内での使用ガスと同じ使用条件とされるこ
とが必要である。このため本発明では、ガスボンベから
供給される共ガスがガス圧調整手段により供給される過
程で上記の使用圧力に調整される。しかも、ガス圧調整
手段は、減圧時に発生するガスの温度低下を更正するこ
とができるので、温度低下による配管での熱的な損傷を
防止しながら管内で必要な量のガスを確保することがで
きる。さらに、ガスの温度更正に用いられる熱交換部の
構造として、電源や加熱源を用いない雰囲気接触型の構
造とすることにより、発火の原因をなくして簡易的なガ
スの供給を安全に行うことができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて
説明する。図1は、本発明の都市ガス管路の工事方法の
一実施の形態を示すものであり、管路10の工事区間を
挟む上流側及び下流側にはノーブロー治具20,30が
装着されている。
【0015】すなわち、第1のノーブロー治具としての
上流側のノーブロー治具20は、フランジ部21が図示
省略のボルト−ナットによって締結されることにより管
路10に装着されるサドル22と、このサドル22の上
部に装着されるシャッター板23aを有したシャッター
装置23と、管路10内部に挿入されて管内を閉塞する
バック24と、このバック24を膨張させる際のエアー
を供給するバルブ25とで構成されている。
【0016】一方、第2のノーブロー治具としての下流
側のノーブロー治具30は、フランジ部41がボルト−
ナット42によって締結されているサドル40と、この
サドル40の上部に装着されるシャッター装置50と、
管内のガスと同種の共ガスが封入されているガスボンベ
80からのガスを管内に流入させるアダプタ60と、下
流側にのみ連通する後述の第1の連通口75及び上流側
と下流側とを連通状態にする後述の第2の連通口76を
有した切換え弁体70とで構成されている。
【0017】そして、ガスボンベ80からの管内のガス
と同種の共ガスは、ガス圧調整手段としてのガス圧調整
器83によって管内を流れるガス圧と同じになるように
減圧され、供給パイプ81及びアダプタ60を介して管
路10の工事区間を挟む下流側に供給されるようになっ
ている。
【0018】図2は、下流側のノーブロー治具30の詳
細を示すものであり、サドル40の上部に設けられてい
る中空44を有した台座43の上部にはシャッター装置
50が取り付けられている。
【0019】シャッター装置50の筒体51の内部は台
座43の中空44と略同じ程度の径とされた中空52が
設けられており、縁部が窪み53に収められているシャ
ッター板54によってその中空52が閉塞されている。
そして、取っ手55をもって引き出すことにより、シャ
ッター板54が筒体51から引き出され、中空52が開
放されるようになっている。
【0020】シャッター装置50の筒体51の上部に
は、アダプタ60の台座43の中空44と略同じ程度の
径とされた中空62を有する筒体61が取り付けられて
いる。筒体61の一側部に設けられている引込み部63
には上記のガスボンベ80からの供給パイプ81が連結
され、バルブ64を開けることによってガスボンベ80
からのガスが管内に流入されるようになっている。
【0021】上述した筒体61の中空62、筒体51の
中空52、台座43の中空44には、切換え弁体70が
挿入されるようになっており、切換え弁体70が挿入さ
れることによってこれら中空62、中空52及び中空4
4が閉塞されるようになっている。切換え弁体70に
は、開口72,73,74が形成されている筒体71が
設けられている。筒体71の内部には、図3乃至図5に
示すように、下流側にのみ連通する後述の第1の連通口
75と上流側と下流側とを連通状態にする後述の第2の
連通口76とを有する弁体77が回転自在に挿入されて
おり、図2に示している弁体切換え手段としての弁体切
換え治具90によって回転されることにより、それぞれ
の第1の連通口75及び第2の連通口76の向きが変え
られるようになっている。
【0022】続いて、都市ガス管路の工事の方法を、図
6を用いて説明する。まず、同図(イ)に示すように、
管路10の工事区間を挟む上流側及び下流側にサドル2
0,30を取り付ける。すなわち、上述したように、こ
れらサドル20,30を取り付けるに際しては、それぞ
れのフランジ部21,41をボルト−ナットによって締
結する。
【0023】次いで、同図(ロ)に示すように、各サド
ル20,30の上部にシャッター装置23,50を取り
付けるとともに、これらシャッター装置23,50の上
部から軸101の先端にドリル102が取り付けられた
穿孔治具100を装着して管路10に孔11を開ける。
孔11を開けるに際しては、各シャッター装置23,5
0のシャッター板23a,54を閉塞しておき、穿孔治
具100のドリル102をシャッター装置23,50の
上部に装着すると同時に、これらシャッター装置23,
50の上部を図示省略の閉塞部材によって閉塞し、各シ
ャッター板23a,54を引き出すことによってドリル
102を管路10側にガス漏れを生じない状態で降ろす
ことができる。
【0024】孔11を開けた後は、ドリル102を引き
上げると同時に、各シャッター板23a,54をシャッ
ター装置23,50内部に押し込み、これらシャッター
装置23,50内部を閉塞状態とすることにより、孔1
1が閉塞される。
【0025】そして、管路10の上流側においては、図
1に示しているように管路10内部に挿入したバック2
4にバルブ25を開けてエアーを供給し、バック24を
膨らませることによってその上流側を閉塞する。
【0026】一方、管路10の下流側においては、同図
(ハ)に示すように、シャッター装置50のシャッター
板54を閉塞した状態で、シャッター装置50の上部に
ガスボンベ80からのガスを管内に流入させるためのア
ダプタ60を取り付けるとともに、ガスボンベ80の供
給パイプ81を引込み部63に連結する。
【0027】次いで、切換え弁体70をアダプタ60の
上部から装着するが、シャッター板54の開放は切換え
弁体70がアダプタ60内部に挿入され、アダプタ60
内部が切換え弁体70によって閉塞された時点で、シャ
ッター板54を開放することにより、切換え弁体70を
管路10内部までガス漏れを生じないノーブロー状態で
降ろすことができる。このとき、シャッター装置50を
取り外しておき、切換え弁体70によって孔11を閉塞
状態に維持しておく。
【0028】但し、管路10の上流側が先にバック24
によって閉塞されている場合には、その下流側へのガス
の流れがないため、先にシャッター板54を開放した状
態で切換え弁体70を管路10内部までガス漏れを生じ
ない状態で降ろすことができる。
【0029】このとき、切換え弁体70の取り付けに際
しては、上述したように、切換え弁体70の下流側にの
み連通する第1の連通口75を上述した弁体切換え治具
90により回転させてその下流側に向けておく。
【0030】この状態で、ガスボンベ80のバルブ82
を開けるとともに、アダプタ60のバルブ64を開ける
ことにより、ガスボンベ80からのガスが切換え弁体7
0の第1の連通口75を通り、切換え弁体70の下流側
に流入される。
【0031】このとき、ガス圧調整器83によってガス
ボンベ80からのガス圧を管内を流れるガス圧と同じに
なるように減圧調整することにより、管路10の工事区
間を挟む下流側にガスボンベ80からの管内のガスと同
種の共ガスが供給されるので、工事期間中であっても各
需要先へ規定通りのガスを供給することができる。この
状態で、工事区間内の管路の工事を行う。
【0032】管路10の工事を終了した後、管路10の
工事区間を挟む上流側においては、バック24から空気
を抜いて管路10から引き抜くとともに、シャッター板
23aを押し込み、管路10の孔11を閉塞する。
【0033】一方、管路10の工事区間を挟む下流側に
おいては、ガスボンベ80のバルブ82及びアダプタ6
0のバルブ64を閉じて、ガスボンベ80からの管内へ
のガスと同種の共ガスの供給を停止させる。
【0034】この状態で、弁体切換え治具90により切
換え弁体70を回転させ、第2の連通口76を管路10
の上流側及び下流側に向けることにより、本来のガスの
供給が再開される。
【0035】そして、立抗の埋め戻し作業を行う場合、
管路10の工事区間を挟む上流側においては、シャッタ
ー装置23を取り外すとともに、サドル22に図示省略
のプラグをねじ込んで管路10の孔11を閉塞した後、
立抗の埋め戻しを行う。なお、立抗にあっては、共同溝
等のように埋め戻しを要しない場合、蓋をして立抗を閉
塞する。
【0036】一方、管路10の工事区間を挟む下流側に
おいては、上述したように、既にシャッター装置50が
取り外されており、残ったサドル40及び切換え弁体7
0は管路10にそのまま残した状態で立抗の埋め戻しを
行う。この場合も、上述したように、埋め戻しを要しな
い場合、蓋をして立抗を閉塞する。
【0037】これにより、管路10の工事区間を挟む下
流側においては、切換え弁体70自体により管路10の
孔11が閉塞されるので、サドル40に上述したプラグ
をねじ込まなくても管路10の閉塞状態を維持すること
ができる。
【0038】このように、本実施の形態では、管路10
の工事区間の上流側の管内をノーブロー治具20を用い
て遮断し、下流側はノーブロー治具30を介して切換え
弁体70を設置した後、弁体切換え治具90により、切
換え弁体70の下流側にのみ連通する第1の連通口75
をガスボンベ80と連通状態にして切換え弁体70の下
流側にガスボンベ80内に封入されている管内のガスと
同種の共ガスを供給し、工事終了後は、弁体切換え治具
90により、切換え弁体70をガスボンベ80との連通
状態を断つように切換えるとともに、切換え弁体70の
上流側と下流側とを連通状態にする第2の連通口76を
介して切換え弁体70の上流側と下流側とを連通状態に
した後、シャッター装置23,50を取り除くことで、
工事を完了させるようにした。
【0039】したがって、工事期間中は、従来のよう
に、バイパス管を仮設してのバイパス形態を必要としな
くても、ガスボンベ80内に封入されている共ガスを切
換え弁体70の下流側へ速やかに供給することができる
ので、工事区間の下流側に対してのガスの流れを中断す
ることなくノーブロー状態で短期間に工事が行われる。
【0040】また、バイパス管を仮設してのバイパス形
態を必要としないので、バイパス管の仮設工事が不要と
なるため作業効率が向上するとともに、バイパス管の維
持管理や保管スペース等も不要となり、更にはバイパス
管を取り付けるための分岐継手等が不要となることに伴
い部品点数が削減され、しかもバイパス管の仮設による
ガスの供給や停止を行う必要がなく、それに伴う事業法
に準拠した気密試験工事が不要となり、バイパス管を仮
設する際の一時的なガス供給の中断も無くなるため、需
要先にPRする必要もなくなる。
【0041】更に、工事終了後、管路10の工事区間の
下流側においては、サドル40及び切換え弁体70を管
路10にそのまま残した状態とすることにより、管路1
0の孔11の封止作業を行わなくても管路10のノーブ
ロー状態を維持することもできる。
【0042】更にまた、ガスボンベから流出される共ガ
スのガス圧を、ガス圧調整手段によって切換え弁体の下
流側の管路内のガス圧と同圧に調整するようにしたの
で、各需要先に規定通りのガスを供給することができ
る。
【0043】次に、上記工事方法に用いる装置について
説明する。図7は、上記方法に用いられるガスボンベ8
0からのガス圧を管内での使用圧力に調整するためのガ
ス圧調整手段をなすガス圧調整器83(図1参照)の内
部構造を示す図である。図7に示すガス圧調整器83
は、少なくとも、複数の減圧部と減圧部間に配置された
熱交換部を備えていることを特徴としている。なお、図
7に示す構成では、ガスボンベ80が2本準備されて、
2系統の供給路が設定されている場合を対象とし、さら
に、切り換え弁体70を介した管路10が一般需要先の
民地内の管路に相当する供内管を対象として示してあ
る。図7においてガス供給部111には、本実施例の場
合、200Kg/cm2の圧力下で50L(リットル)
の容器に10Nm3/本の都市ガスが充填されたボンベ
と200Kg/cm2の圧力下で10L(リットル)の
容器に2Nm3/本の都市ガスが充填されたガスボンベ
80、80’とが用いられる2系統が設定されている
(図7では、複数のボンベを対象としてそれらボンベの
容量を意味する数字である50Lおよび10Lが付され
ている。)。各系統からの配管は、適宜箇所にて纏めら
れて一次側減圧部112に向け接続されている。各系統
の配管には、逆止弁111aが配置され、供給済のボン
ベに未使用のガスボンベからガスが逆流するのを防止し
ている。また、各系統でのガス圧は圧力計111bによ
って監視できるようになっており、ボンベ中のガスが供
給され終わる時点での新たなボンベとの交換作業や異常
検出が行えるようになっている。ボンベ80、80’の
交換時には、交換を要するボンベ80、80’が配置さ
れている系統のガスを遮断する必要があるので、系統に
は、手動操作可能な開閉弁111cが設置されている。
【0044】図7においてガス供給部111から供給さ
れるガスの供給経路には、ガス供給部111側を入力側
とし、供給先の配管との接続部をなすカプラ150を出
力側とした場合、その間に一次側減圧部減圧部112お
よび二次側減圧部113がガスの供給方向に沿って設置
されている。一次側および二次側の減圧部112、11
3は、いずれもレギュレータ弁112a、113aが用
いられており、一次側減圧部112では、ボンベ80お
よび80’に充填されている共ガスに相当する都市ガス
の充填圧である200Kg/cm2を5.0Kg/cm2
に減圧する整圧特性が設定され、二次側減圧部113で
は、一次側減圧部112で減圧されたガス圧を一般家庭
等の供給先での管内圧力に相当する240mmAqに減
圧する整圧特性が設定されている。なお、図7におい
て、一次側および二次側の減圧部112、113に付し
てある数字および後述する弁に付してある数字は、入力
圧力および出力(減圧)圧力をそれぞれ示している。
【0045】一次側減圧部112には、減圧されたガス
の圧力が所定圧力以上に達した場合のリリーフ機構が設
けられている。リリーフ機構は、一次側減圧部112の
出力側に配置されているアングル弁で構成されたリリー
フ弁112bが用いられ、このリリーフ弁112bは、
一次減圧部112にて減圧される圧力である5Kg/c
2よりも高い8Kg/cm2の圧力に達した場合に過剰
圧力のガスを大気放出することができるようになってい
る。
【0046】一次側減圧部112により所定圧(5Kg
/cm2)に減圧されたガスが供給される側には二次側
減圧部113が配置されているが、この二次側減圧部1
13の手前には、熱交換部114が配置されている。熱
交換部114は、雰囲気との接触が可能で加熱のための
電源や熱源を要しないフィン付きチューブが所定の長さ
に設定されて直列に連結されて構成され、一次側減圧部
112において断熱膨張することにより温度低下したガ
スの温度を使用環境雰囲気温度に更正するようになって
いる。図7に示す構成では、フィン付きチューブの一部
を折り返して成形することにより、丈が嵩むのが防止さ
れている。
【0047】熱交換部114におけるガス吐出部には、
緊急遮断部115が接続されている。 緊急遮断部11
5は、熱交換部114におけるガス吐出部に連通する管
路に配置された逆止弁116、バランス弁117および
遮断弁118を備えている。バランス弁117は、一次
側減圧部112により減圧されて熱交換部114から吐
出されるガスの圧力が規定値以上に達した際にその圧力
のガスそのものを遮断弁118に作用させて遮断弁11
8に有する管路開閉部材(図示されず)を作動させ、管
路を閉じさせることができるものであり、通常、一次側
減圧部112によって減圧されたガス圧である5Kg/
cm2が負荷されている時には遮断弁118の管路開閉
部材を作動させない状態を維持し、規定圧として一次側
減圧部112でのガス吐出圧よりも高い7Kg/cm2
が作用した場合にその圧力のガスを遮断弁118に供給
して管路開閉部材を作動させる特性とされている。バラ
ンス弁117に設定されている規定圧は、一次側減圧部
112のガス出力部(吐出部)から熱交換部114を介
して二次側減圧部113のガス入力部に至る管路での耐
圧(9.9K/cm2)を考慮したものであり、熱交換
部114を構成しているフィン付きチューブの破壊も含
めて一次側減圧部112のガス吐出部(出力側)から二
次側減圧部113のガス入力部までの間の管路の破損を
防止するためである。遮断弁118は、一次側減圧部1
12の上流側の管路に配置され、内部に管路開閉部材
(図示されず)を備えた開閉弁で構成されており、バラ
ンス弁117に作用する二次側減圧部113のガス入力
側でのガス圧力が規定値以上に達した場合に管路開閉部
材を作動させて一次側減圧部112へのガス供給路を閉
じてガスを遮断する。
【0048】緊急遮断部115には、遮断弁118に至
る配管の一部が分岐され、その分岐した管路に警告部材
119および大気放出部120が連結されている。警告
部材119は、詳細を図示しないが、本実施例の場合、
管路末端に設けられた窓部を有し、その窓部の内部に警
告表示体が嵌合させてある構成を備えている。警告表示
体は、通常、つまり、二次側減圧部113に入力される
ガスの圧力が規定圧力以下の場合には白色膜を窓部から
外部に露呈させ、二次側減圧部113に入力されるガス
の圧力が規定圧力以上に達した際には、その圧力を有す
るガスによって白色膜から赤色の球体を突出させて窓部
から露呈させるようになっている。
【0049】大気放出部120は、開閉弁で構成され、
一次側減圧部112の入力側へのガス供給が遮断された
後、一次側減圧部112へのガス遮断状態を解除する際
に開放されてバランス弁117および遮断弁118に作
用しているガスを大気放出する。
【0050】一方、熱交換部114から吐出されるガス
の配管は、上記した緊急遮断部115に向かう経路に加
えて二次側減圧部113に向かう経路とに分岐されてい
る。二次側減圧部113は、一次側減圧部112により
減圧された所定圧力(5Kg/cm2)を規定圧として
開放し、それ以上の圧力では管路を遮断することが可能
なレギュレータ弁113aで構成されている。二次側減
圧部113は、一次側減圧部112によって減圧された
ガスの圧力を一般家庭等の供給先での供給圧に減圧する
ために設けられおり、減圧されたガスを吐出する側に
は、減圧されたガスの圧力を維持するためのリリーフ弁
121が配置されている。リリーフ弁121は、二次側
減圧部113にて減圧されたガスの吐出圧力が所定の減
圧圧力である240mmAqよりも高い圧力(420m
mAq)に達すると、過剰ガスを大気放出し、さらにそ
の値以上の圧力およびこれとは逆に150mmAq以下
の圧力に達するとガスを遮断する機能を備えている。リ
リーフ弁121が有する大気放出および遮断機能は、二
次側減圧部113が損傷した場合に減圧機能が得られな
くなり、これによってガスの圧力が異常に高くなるのを
防止するため、およびボンベ80、80’内の圧力の異
常な低下や供給経路の管路中での異常事態が発生した際
の供給を停止するためのものである。
【0051】二次側減圧部113のガス吐出部には、ヒ
ューズ栓122が連結されている。ヒューズ栓122
は、接続部の抜け出し、所謂、外れたりした場合の非常
時に生ガスがそのまま噴出した場合に二次災害が起こる
のを防止するために設けられた開閉弁を備えており、二
次側減圧部113から吐出されるガスの圧力が6m3
hに達した時点でガスの出口側管路を遮断できるように
なっている。ヒューズ栓122には、出口弁に相当する
開閉弁122aが付設されており、この開閉弁122a
は、ヒューズ栓122により出力側の管路が閉じられた
際に閉鎖され、出力側に至る供給経路内の大気放出部で
ガスが大気放出された後に再度閉じられる。
【0052】上記構成を備えたガス圧調整器83は、例
えば、ガスボンベ80、80’と共に台車等に搭載され
て運搬することが可能であり、切り換え弁体70に対
し、供給パイプ81(図1参照)に接続される。
【0053】ガスを供給するに際し、ガス圧調整器83
では、ガス供給部111に有する圧力計111bにより
ボンベ80、80’内の圧力が確認され、使用可能な圧
力である場合、開閉弁111cの一方が開放され、さら
に図7において符号122aで示した出口弁に相当して
いる開閉弁が開放される。開閉弁111cが開放される
と、選択された側のボンベ80(80’)からガス圧調
整器83の入力側にガスが供給される。
【0054】ガス圧調整器83では、ボンベ80(8
0’)から吐出されるガスが一次側減圧部112に供給
され、ボンベ80(80’)内での圧力である200K
g/cm2から5Kg/cm2に減圧される。減圧された
ガスは、減圧時に生じる断熱膨張によって温度低下して
いるが、熱交換部114を通過することにより使用環境
雰囲気温度に更正され、二次側減圧部113に向け供給
される。
【0055】熱交換部114は、温度低下しているガス
の温度を上昇させるための電源や熱源を要しない雰囲気
接触構造が用いられているので、供給されるガスに引火
する要因を備えないですみ、これによって、ガス取り扱
い上での安全を確保することができる。熱交換部114
を通過するガスは、温度を更正されることにより断熱膨
張により降下した温度のままで管路を通過しないように
され、これによって、温度低下による機器類の損傷が防
止されながら必要なガスの供給量が確保される。
【0056】一方、一次側減圧部112によって減圧さ
れたガスの圧力が5Kg/cm2よりも高くなり、7K
g/cm2に達すると、緊急遮断部115によって一次
側減圧部112に接続されている入力側の管路が閉じら
れてガスが遮断される。つまり、一次側減圧部112か
ら二次側減圧部113に向け供給されるガスの圧力が5
Kg/cm2以上である場合には、二次側減圧部113
に入力されるガスの圧力が規定値以上に達すると緊急遮
断部115が作動される。緊急遮断部115では、バラ
ンス弁117において、規定圧以上のガス圧が作用する
と、それまでの平衡状態がくずれて遮断弁118の管路
開閉部材が作動されることにより一次側減圧部112に
対するガスの入力側管路が閉じられる。さらに、このと
き、警告部材119において警告表示体が赤色の球体を
窓部から露呈させるので、緊急遮断部115が作動して
いることを外部から容易に確認することができる。この
ように、一次側減圧部112から吐出されたガスが二次
側減圧部113に入力されるまでの間の管路において、
その管路の構成部材の耐圧に影響する圧力が発生した場
合には、その管路でガスの供給が遮断されるので、一次
側減圧部から二次側減圧部に至る管路の破損が未然に回
避され、しかも、その状態が外部から容易に確認でき
る。
【0057】一次減圧部112において所定圧力である
5Kg/cm2に減圧されたガスは、規定の減圧圧力で
ある場合に限って二次側減圧部113に供給され、供給
先での使用圧力である240mmAqに減圧される。二
次側減圧部113では、入力されるガス圧が5Kg/c
2よりも高くなると、その圧力のガスが緊急遮断部1
15に作用し、また、二次側減圧部113で減圧された
ガスの圧力が420mmAqに達すると、過剰圧力がリ
リーフ弁121を介して大気放出される。さらに、減圧
されたガスの圧力が420mmAqよりも高くなる場合
および150mmAqよりも低くなる場合には、リリー
フ弁121が閉じられてガスの大気放出が停止される。
これにより、減圧されたガスは、その減圧圧力が規定の
減圧圧力に維持されている場合に限ってヒューズ栓12
2に供給されることになる。
【0058】二次側減圧部113により最終的な供給先
での圧力に設定されたガスは、ヒューズ栓122を介し
て供給先に供給される。二次側減圧部113により減圧
されたガスの流量が所定値(6m3/h)以上に達して
いる場合には、ヒューズ栓122によってガスの出口側
管路が閉じられてガスの供給が遮断される。これによ
り、接続部の抜け出し等の非常時には、二次側減圧部1
13から供給される生ガスが噴出するのを防がれて生ガ
スが噴出する場合に発生の虞がある二次災害を招かない
ようにされる。
【0059】なお、図7に示したガス圧調整器83は、
一次側と二次側との2段の減圧部を備えているが、この
減圧段数は、これに限らないこと勿論である。例えば、
減圧段数を増加して、その減圧段位の途中で得られる圧
力のガスを工事区間に該当する管路、例えば、上記した
一般需要先に配管されている供内管よりも圧力が高いガ
スが流通している中圧導管に供給するようにすることも
可能である。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の都市ガス
管路の工事方法によれば、工事期間中は、従来のよう
に、バイパス管を仮設してのバイパス形態を必要としな
くても、ガスボンベ内に封入された共ガスを切り換え弁
体の下流側に速やかに供給する事ができ、工事区間の下
流側に対してのガスの流れを中断することなくノーブロ
ー状態で短期管に工事を行うことができる。
【0061】また、工事終了後は、シャッター装置を除
く第2のノーブロー治具と切り換え弁体とを管路に残留
させることにより、管路に開けた孔の封止作業を行わな
くても管路のノーブロー状態を維持することができる。
【0062】さらに、ガスボンベから流出される共ガス
のガス圧を、ガス圧調整手段によって切り換え弁体の下
流側の管路内のガス圧と同圧に調整するようにしたの
で、各需要先に規定通りのガスを供給することができ
る。したがって、工事の簡素化を図り、作業効率を向上
させると共に、ガス供給の中断をなくし、かつノーブロ
ー状態で管路工事を行うことができる。
【0063】一方、本発明の都市ガス管路の工事用装置
によれば、切り換え弁体の下流側に供給されるガス圧を
ガスボンベ内に封入されているガスの圧力から減圧する
ことにより切り換え弁体の下流側の管路内にガス圧に調
整することができる。しかも、減圧時に発生するガスの
温度低下を熱交換部によって雰囲気温度に更正すること
ができるので、ガス圧調整手段に装備されている配管系
や各種弁への熱的な損傷を防ぎながら管路内のガスと同
圧のガスを工事区間内の管路に供給することが可能とな
る。また、熱交換部の構造として、電源や熱源等を用い
ない構造としているので、供給されるガスの引火を招く
ことなく安全な状態でガスの供給が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の都市ガス管路の工事方法の一実施の形
態を示す図である。
【図2】図1の管路の工事区間の下流側のノーブロー治
具の詳細を示す断面図である。
【図3】図2の切り換え弁体を示すA−A線断面図であ
る。
【図4】図2の切り換え弁体を示すB−B線断面図であ
る。
【図5】図2の切り換え弁体を示すC−C線断面図であ
る。
【図6】図1の都市ガス管路の工事方法を説明するため
の図である。
【図7】図1に示した工事に用いられる装置の構成を説
明するための図である。
【図8】従来の都市ガス管路の工事方法を説明するため
の図である。
【符号の説明】
10 管路 20、30 ノーブロー治具 23a、54 シャッター板 23、50 シャッター装置 24 バック 40 サドル 60 アダプタ 70 切り換え弁体 75 第1の連通口 76 第2の連通口 80、80’ ガスボンベ 83 ガス圧調整器 112 一次側減圧部 113 二次側減圧部 114 熱交換部 115 緊急遮断部 117 バランス弁 118 遮断弁 119 警告部材 122 ヒューズ栓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 1/024 E02B 9/06 E02F 5/10 F16L 1/038

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 都市ガス管路の工事区間を挟む上流側,
    下流側の管内を従来より周知のノーブロ治具を用いて遮
    断した後、下流側の遮断位置近くの管路に同じくノーブ
    ロ治具を用いて設置した切換え弁体と、管路内を流通さ
    せるガスと同種の共ガスを封入したガスボンベとを備
    え、 上記切換え弁体には、管内に挿入される部分に、下流側
    にのみ連通する第1の連通口と、弁体の上流側と下流側
    とを連通させる第2の連通口と、前記第1の連通口をガ
    スボンベと連通させる通路とを備えていて、 管路の工事期間中は、弁体の切換え手段により第1の連
    通口をガスボンベと連通状態にしてガスボンベ内に封入
    した共ガスを弁体の下流側へ供給し、 工事終了後は、弁体の切換え動作によりガスボンベとの
    連通を断ち、第2の連通口を介して弁体の上流側と下流
    側とを連通状態にすると共に、工事区間を挟む上流側と
    下流側の管内遮断手段を取除いて管路を連通状態に復帰
    させることを特徴とする都市ガス管路の工事方法。
  2. 【請求項2】 上記切換え弁体は、弁体を回動動作する
    第1の回動位置では第1の連通口が通路を介してガスボ
    ンベと連通し、第2の回動位置ではガスボンベとの連通
    が遮断され、第2の連通口が弁体の上流側と下流側とを
    連通する状態に変位して、工事終了後も切換え弁体を管
    路に残留可能に施工することを特徴とする請求項1記載
    の都市ガス管路の工事方法。
  3. 【請求項3】 上記ガスボンベのガス流出口経路には、
    ボンベから流出される共ガスのガス圧を、切換え弁体の
    下流側の管路内を流通させるガス圧と同圧に調整する手
    段を有していることを特徴とする請求項1,2記載の都
    市ガス管路の工事方法。
  4. 【請求項4】 上記ボンベから流出される共ガスのガス
    圧は、複数の減圧部を介して上記管路内に流通されるガ
    ス圧とされるとともに、減圧されたガスを熱交換部に導
    入して減圧による断熱膨張で発生した温度低下を更正さ
    れたうえで次段の減圧部若しくは上記管路への流通が行
    われることを特徴とする請求項3記載の都市ガス管路の
    工事方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の都市ガス管路の工事方法
    に用いられる装置であって、 上記ガスボンベのガス流出経路に複数段の減圧部を備
    え、 上記減圧部間には、雰囲気接触型の熱交換部を配置し、 上記熱交換部のガス吐出側には所定の圧力以上の吐出圧
    によって上記熱交換部に導入されるガスを対象とした減
    圧部へのガス供給を遮断可能な緊急遮断部を設け、 最終段減圧部のガス吐出部には、非常時に上記接続部側
    へのガスの供給を遮断するヒューズ栓を設けてなるガス
    圧調整手段を備えたことを特徴とする都市ガス管路工事
    装置。
  6. 【請求項6】 上記複数段の減圧部は、上流側を一次
    側、下流側を二次側とした減圧弁で構成されていること
    を特徴とする請求項5記載の都市ガス管路工事用装置。
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