JP2918290B2 - 光線路試験方法 - Google Patents

光線路試験方法

Info

Publication number
JP2918290B2
JP2918290B2 JP12300490A JP12300490A JP2918290B2 JP 2918290 B2 JP2918290 B2 JP 2918290B2 JP 12300490 A JP12300490 A JP 12300490A JP 12300490 A JP12300490 A JP 12300490A JP 2918290 B2 JP2918290 B2 JP 2918290B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
light
test
distribution
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12300490A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0419534A (ja
Inventor
泉 三川
弥平 小山田
眞一 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP12300490A priority Critical patent/JP2918290B2/ja
Publication of JPH0419534A publication Critical patent/JPH0419534A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2918290B2 publication Critical patent/JP2918290B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は光線路試験方法に関し、光ファイバを用いた
一対N光分配形線路の試験監視技術として有用なもので
ある。
〈従来の技術〉 従来技術も係る1対N光分配形線路の構成を第7図に
示す。同図中、1は信号光送信部、2は信号光受信部、
3はバス部光ファイバ、4はスター部光ファイバ、5は
一対n(n>1)光分配部品、6は1対N(N≧n)光
分配部である。この構成において、信号光送信部1から
の信号光(波長λ1)は、バス部光ファイバ3を透過
後、1対n光分配部品5により作られた1対N光分配部
6でN分配され、それぞれN本のスター部光ファイバ4
を経て信号光受信部2に伝搬する。このような1対N光
分配形線路は、CATVといった映像分配サービスに適した
線路構成であり、広く検討が進められている。
ところで、この1対N光分配形線路に故障が発生し
た場合、この発生箇所や故障程度を把握するための試
験、通常の1対N光分配形線路の監視を行なうための
試験は次の様な方法により行なわれている。
即ち、第8図に示すように、前述の如き試験・監視の
際、光パルス試験器12からの試験監視光(波長λ2)は
光カプラ11によりバス部光ファイバ3に入射される。バ
ス光ファイバ3、及びスター部光ファイバ4からの後方
散乱光は、光カプラ11を経て光パルス試験器12で受光さ
れる。この場合、スター部光ファイバ4の後方散乱光
は、N本の合計として光パルス試験器12に受光され、後
方散乱波形として表示される。
このような従来の試験監視方法において、N本の内1
本のスター部光ファイバ4にα(dB)故障が発生した場
合を考える。故障発生前と後の後方散乱光をそれぞれP0
とPとすると、故障による後方散乱光の変化は次式で書
ける。
この故障発生前後に、光パルス試験器12で観測される
後方散乱波形上の段差β(dB)は次のようになる。
この式から分配数Nに対するβの関係を、αをパラメ
ータとして計算した結果を第9図に示す。同図は、スタ
ー部光ファイバ4にα(dB)故障が発生しても後方散乱
波形上にはβ(dB)しか変化が認められないことを示し
ている。
〈発明が解決しようとする課題〉 上述の如き従来技術に係る試験・監視方法では、例え
ば、1対100分配の場合は断線(α=∞)でも、βはた
かだか0.04(dB)しか現れない。この程度の後方散乱波
形の段差は、光パルス試験器12の雑音による波形広がり
と同程度となる可能性があり、故障の識別は困難とな
る。即ち、従来技術では仮にN本の内1本のスター部光
ファイバ4が断線しても、後方散乱波形に明確な段差が
現われるとは限らず、試験監視が困難となる欠点を有し
ていた。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、1対N光分
配部を構成する1対n光分配部品の信号伝送に使用して
いないポートを試験監視の入射・出射に用いることによ
り、スター部品ファイバを個別に、もしくは少心毎に試
験監視を行い、分配数Nに依存しない実用的なスター部
光ファイバの試験監視技術である光線路試験方法を提供
することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成する本発明の構成は、入射側信号用ポ
ートに入射した信号をN(N>2)分配してN個の出射
側信号用ポートに出射する1対N光分配部と、N個の当
該ポートと接続されるN本の光ファイバから構成される
1対N光分配形線路の、N本の当該光ファイバ部分を試
験する光線路試験方法において、 1対N光分配部は、信号光のみをn分岐(n<2)す
る1対n光分配部品と、信号光と試験監視光とを合せた
後にn分岐する2対n光分配部品を直列に接続して最終
的にnより大きいN個のポートに信号光が出射される構
成であり、 試験監視の際には、信号光と波長の異なる試験監視光
を2対n光分配部品の試験ポートから入射する一方、当
該2対n光分配部品とつながる2本以上の光ファイバか
ら後方散乱して戻る光を合成して前記2対n光分配部品
の試験監視ポートから取り出し、その光の強さを測定す
ることを特徴とする。
〈作用〉 上記構成の本発明によれば従来のように全ての光ファ
イバからの後方散乱を受光するのではなく、各1対n光
分配部品に接続している光ファイバの後方散乱光を別々
に受光し試験監視することが可能となる。
〈実施例〉 以下本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
なお、従来技術と同一部分には同一番号を付し重複する
説明は省略する。
第1図は本発明の実施例を適用する1対N分配形線路
の構成を示す説明図である。同図において、21は試験用
ポートであり、信号光の伝搬に寄与していない1対n光
分配部品5のポートであり、本発明の主眼である試験監
視光の入射・出射に用いる試験用ポートである。一般に
1対n光分配部品5としては、現在までの実績から光フ
ァイバを用いて作製する溶融形、もしくは密着形光カプ
ラが用いられるが、これらはn本の光ファイバを加工し
た後、入射側信号用ポートとして片端の1本のポート、
出射側信号用ポートとして他端のn本のポートを用いて
いる。従って、入射側信号用ポート端のn−1本のポー
トは使用されずにいる。
本発明では、この通常使用されていないポートを試験
用ポート21として使用する。光パルス試験器12(第1図
には図示せず)からの試験監視光は、それぞれの1対n
光分配部品5の試験用ポート21に入射し、試験用ポート
21以降のスター部光ファイバ4で発生した後方散乱光
は、試験用ポート21から出射して光パルス試験器12に受
光される。従って、従来のように全てのスター部光ファ
イバ4からの後方散乱光を受光するのではなく、各1対
n光分配部品5に接続しているスター部光ファイバ4を
別々に受光し試験監視することが可能となる。
試験監視光は、光パルス試験器12と1対N光分配部6
までバス部光ファイバ3と同じ光ファイバを伝搬して
も、また別々の光ファイバを伝搬してもよい。信号光と
同じように、バス部光ファイバ3を伝搬する場合は、信
号光と試験監視光とを分波・合波するための光合分波部
品をバス部光ファイバ3に挿入すればよい。また、1対
n光分配部品5が複数存在する場合は、各々の1対n光
分配部品5に試験監視光を入射・出射するために、光ス
イッチや光フィルタを用いればよい。
かかる構成の本発明により、従来不可能であった1対
100もしくはそれ以上の1対N光分配形線路を容易に試
験監視することが可能となる。
第2図は本発明の第1の実施例を実現するシステムを
示す説明図である。同図中、7は試験監視用光ファイ
バ、32は試験監視光の分配部である。同図に示すよう
に、光パルス試験器12からの試験監視光は、試験監視用
光ファイバ7を伝搬した後、分配部32により各試験用ポ
ート21に入射する。各スター部光ファイバ4からの後方
散乱光は逆の経路をたどり、光パルス試験器12に受光さ
れる。
本実施例は上述のような構成のため、バス部光ファイ
バ3には特別に試験監視光と信号光を合分波するための
部品は必要としない。
バス部光ファイバ3に、信号光と試験監視光を同時に
伝搬させる本発明の第2の実施例を実現するシステム第
3図に示す。同図中、31は信号光波長と試験監視光の波
長を合分波する光合分波部品であり、22は光合分波部品
31の試験用ポートである。光パルス試験器12からの試験
監視光は、光カプラ11によりバス部光ファイバ3に結合
する。バス部光ファイバ3の透過の後、光合分波部品31
で分波された試験監視光は、第1の実施例と同様に分配
部32により各試験用ポート21に入射する。各スター部光
ファイバ4からの後方散乱光は逆の経路をたどり、光パ
ルス試験器12に受光される。
本実施例は上述のような構成のため、試験監視光を1
対N光分配部6までに運ぶための特別な光ファイバ(第
2図における光ファイバ7)を必要としない上、バス部
光ファイバ3も試験監視し得る利点を有している。
上記第2図及び第3図において、試験監視光の分配部
32としては、第4図に示す光スイッチの方式の物と、第
5図に示す様な光フィルタ(特定波長のみ透過)41を組
み合わせた方式が考えられる。ただし、第5図に示す分
配部32を用いる場合は、第6図に示すように、光パルス
試験器12と光カプラ11の間に透過波長制御装置42を挿入
して、各試験用ポート21に伝わる試験監視光の波長を制
御する必要がある。第4図の例は、1対N光分配部6に
光スイッチ32の駆動用電源を設置するか、電力を供給す
る必要があるが、第5図の例はそのような余計な電源等
を必要としないパッシブな構成が実現できる。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明により、従来の比べ分配
数に依存しない効果的な1対N光分配形線路の試験監視
が可能となるため、本発明を導入することにより故障状
態の把握や、光線路の保守運用の効率化が見込まれ、ひ
いてはサービスの品質を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を適用する1対N分配形線路の
構成を示す説明図、第2図は本発明の第1の実施例を実
現するシステムを示す説明図、第3図は本発明の第2の
実施例を実現するシステムを示す説明図、第4図及び第
5図は第2図及び第3図の分配部を抽出してその構成を
更に詳細に示す説明図、第6図は第2図に示す第2の実
施例に必要な光パルス試験器の周辺の構成を示す説明
図、第7図は従来技術に係る1対N分配形線路の構成を
示す説明図、第8図は従来技術に係る試験方法を示す説
明図、第9図は分配数Nに対するβの関係をαをパラメ
ータとして計算した結果を示すグラフである。 図面中、 1……信号光送信部、2……信号光受信部、3……バス
部光ファイバ、4……スター部光ファイバ、5……1対
n光分配部品、6……1対N光分配部、7……試験監視
用光ファイバ、11……光カプラ、12……光パルス試験
器、21……信号光の伝搬に寄与していない1対n光分配
部品のポート、22……光合分波部品31の試験用ポート、
31……信号光の波長と試験監視光の波長を合分波する光
合分波部品、32……試験監視光の分配部、41……光フィ
ルタ、42……透過波長制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−276039(JP,A) 特開 昭60−121829(JP,A) 特開 昭57−132299(JP,A) 特公 昭61−42458(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01M 11/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入射側信号用ポートに入射した信号をN
    (N>2)分配してN個の出射側信号用ポートに出射す
    る1対N光分配部と、N個の当該ポートと接続されるN
    本の光ファイバから構成される1対N光分配形線路の、
    N本の当該光ファイバ部分を試験する光線路試験方法に
    おいて、 1対N光分配部は、信号光のみをn分岐(n<2)する
    1対n光分配部品と、信号光と試験監視光とを合せた後
    にn分岐する2対n光分配部品を直列に接続して最終的
    にnより大きいN個のポートに信号光が出射される構成
    であり、 試験監視の際には、信号光と波長の異なる試験監視光を
    2対n光分配部品の試験ポートから入射する一方、当該
    2対n光分配部品とつながる2本以上の光ファイバから
    後方散乱して戻る光を合成して前記2対n光分配部品の
    試験監視ポートから取り出し、その光の強さを測定する
    ことを特徴とする光線路試験方法。
  2. 【請求項2】光スイッチを順次切替えることにより試験
    用監視光を複数の試験用ポートに順次供給することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載の光線路試験方
    法。
  3. 【請求項3】光フィルタを介して試験用監視光を複数の
    試験用ポートに夫々供給することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項に記載の光線路試験方法。
JP12300490A 1990-05-15 1990-05-15 光線路試験方法 Expired - Fee Related JP2918290B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12300490A JP2918290B2 (ja) 1990-05-15 1990-05-15 光線路試験方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12300490A JP2918290B2 (ja) 1990-05-15 1990-05-15 光線路試験方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0419534A JPH0419534A (ja) 1992-01-23
JP2918290B2 true JP2918290B2 (ja) 1999-07-12

Family

ID=14849878

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12300490A Expired - Fee Related JP2918290B2 (ja) 1990-05-15 1990-05-15 光線路試験方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2918290B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007108330A1 (ja) * 2006-03-02 2007-09-27 National University Corporation Tokyo University Of Agriculture And Technology 距離測定システム
JP2010185762A (ja) * 2009-02-12 2010-08-26 Sumitomo Electric Ind Ltd 光線路監視システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0419534A (ja) 1992-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6269204B1 (en) Method and system for monitoring of optical transmission lines
US5077729A (en) Testing optical fiber links
US7706641B2 (en) Monitoring individual fibers of an optical cable for intrusion
US20160161366A1 (en) Quad optical time domain reflectometer (otdr)
US11742941B2 (en) Tunable dense wavelength division multiplexing (DWDM) optical time-domain reflectometer (OTDR)-based optical fiber monitoring
JP2918290B2 (ja) 光線路試験方法
JP2001021445A (ja) 多分岐光線路試験装置
US20060140627A1 (en) Supervising system, supervising apparatus and supervising method of supervising optical transmission line
JPH08201223A (ja) 光ファイバ線路網の監視方法及びその監視システム
JP3392310B2 (ja) 光線路の試験方法及び光線路試験システム
KR100817495B1 (ko) 감시광 루핑 방법을 이용한 피오엔 원격 광선로망 감시장치
JPH10160635A (ja) 多心光ファイバのスキュー検査方法およびスキュー検査装置
JP4819165B2 (ja) 光通信システム及びその監視方法
US20190257715A1 (en) Single otdr measurement for a plurality of fibers
JP2004354077A (ja) 光ファイバの損失測定方法
JPH05322696A (ja) 光線路のパルス試験装置
JP4173967B2 (ja) 光ファイバ損失測定方法及び測定装置
JP3830601B2 (ja) 光線路監視システム
JPH04351935A (ja) 光線路試験監視システム
EP1050982A1 (en) Optical coupler and circuit employing an optical coupler
JP4103999B2 (ja) 光線路損失測定方法及び測定装置
JP3064913B2 (ja) 光伝送路障害点検出装置
JPH0621888A (ja) 試験監視用ポート付き光分岐装置
JP2001074597A (ja) 分岐光線路の試験方法及び試験装置付分岐光線路
JPH0727944A (ja) 光スプリッタを用いた光ファイバ線路網

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090423

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees