JP2918017B2 - 形材の曲げ方法およびこの方法により得られる三次元曲げ部材 - Google Patents

形材の曲げ方法およびこの方法により得られる三次元曲げ部材

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、形材、特にアルミニ
ウム合金押出形材に、三次元曲げ加工を施す曲げ加工方
法およびこの方法により得られる三次元曲げ部材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車のフレーム材、建材、船舶等に使
用されるアルミニウム合金押出形材は、その用途に対応
するため、その軸線に対して垂直方向および水平方向に
三次元曲げ加工されて使用される必要性が生じる場合が
ある。この発明にいう三次元曲げ加工とは、図12の
(a),(b),(c)に断面角形の押出形材の例で示
すように、幅W,高さHの直状の形材に、垂直方向A視
で加工域C1 の範囲にわたってR1 ,R2 の曲率で曲げ
加工を施し、この曲げにより形材の中心間に変位差D1
をもたらすと共に、水平方向B視で加工域C2 の範囲に
わたってR3 ,R4の曲率で曲げ加工を施し、この曲げ
により形材の中心間に変位差D2 をもたらすような曲げ
加工を意味する。
【0003】形材たるワークに三次元曲げ加工を施すに
は、いわゆる押し通し曲げ(マルチベンダー)と称され
る固定金型と可動ジャイロ金型とを備える曲げ加工装置
を使用する方法が一般的である。すなわち、固定金型と
ジャイロ金型とに設けたワーク挿入孔を通して強制的に
押圧移動されるワークに、固定金型の特に出口側部分を
支点とする三次元的な曲げを付与する方法である。
【0004】また、引張曲げを応用した方法である引張
押し付け曲げ(ドローベンダー)が使用されることもあ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したマルチベンダ
ーによる三次元曲げ加工は、比較的曲率半径の大きい曲
げ形材に対しては有効であるが、曲率半径が小さくなる
に従い、曲げ加工の内側部分に‘しわ’が寄りやすくな
ったり、座屈を生じるという問題点があり、小曲率の三
次元曲げには不向きである。また、ドローベンダーの場
合には、図12の(b)および(c)の曲げを2工程に
分けて行う必要があり、第1工程で‘しわ’等の微小な
欠陥を生じると、第2工程でそこから破断してしまうこ
とになり、やはり、小曲率の三次元曲げには不向きであ
る。さらに、従来の三次元曲げ加工方法は、曲げ加工設
備が大規模になると共に、加工時間を比較的長く必要と
する等の問題点もあった。
【0006】この発明は、従来技術における上記した問
題点を解決し、曲げ加工用ロールの移動のみで、形材に
対し三次元曲げ加工を施すことができ、しかも、曲率半
径の小さい曲げ加工であっても、曲げ加工の内側部分に
‘しわ’が生ずるようなことがない形材の曲げ方法およ
びこの方法により得られる三次元曲げ部材を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、形材をその軸線に対して垂直方向お
よび水平方向に三次元曲げ加工するに当り、曲げ加工し
ようとする形材の軸線方向の異なる位置に2つの曲げ加
工用ロールを配設し、この曲げ加工用ロールの表面にあ
らかじめ曲げ加工により得ようとする形状の溝を設けて
おき、前記曲げ加工用ロールの一方または双方を平行移
動させ、双方の曲げ加工用ロールを相対的に2軸方向に
平行移動させることにより、形材に、前記溝に沿ってせ
ん断変形を主体とした塑性変形を生じさせることを特徴
とする形材の曲げ方法を構成した。この曲げ方法には、
形材に内圧および/または軸方向に圧縮力を加えなが
ら、曲げ加工を施すとよい。そして、この方法により得
られる三次元曲げ部材として構成した。
【0008】また、形材をその軸線に対して垂直方向お
よび水平方向に三次元曲げ加工するに当り、曲げ加工し
ようとする形材の軸線方向の同一の位置に一対の曲げ加
工用ロールを配設し、この曲げ加工用ロールの表面にあ
らかじめ曲げ加工により得ようとする形状の溝を設けて
おき、一方の曲げ加工用ロールに対して他方の曲げ加工
用ロールを自転させながら公転させ、次いでこの他方の
曲げ加工用ロールにより曲げ加工された形材を、当該他
方の曲げ加工用ロールに形成された溝に向って押圧させ
ることにより、形材に、前記溝に沿ってせん断変形を主
体とした塑性変形を生じさせることを特徴とする形材の
曲げ方法を構成した。上記他方の曲げ加工用ロールに形
成された溝に向っての形材の押圧は、前記他方の曲げ加
工用ロールに対して一方の曲げ加工用ロールを自転させ
ながら公転させることにより行うとよい。そして、この
方法により得られる三次元曲げ部材として構成した。
【0009】
【作用】前者の形材の曲げ方法によるときは、形材は、
その軸線方向の異なる位置で曲げ加工用ロールの溝に保
持され、この曲げ加工用ロール同士の相対的な2軸方向
の平行移動により、三次元曲げ加工が施される。また、
後者の形材の曲げ方法によるときは、形材は、一方の曲
げ加工用ロールの溝に沿って、他方の曲げ加工用ロール
の自転しながらの公転の後、他方の曲げ加工用ロールに
形成された溝に向っての形材の押圧もしくは他方の曲げ
加工用ロールに対し一方の曲げ加工用ロールを自転させ
ながら公転させることにより、三次元曲げ加工が施され
る。
【0010】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面について詳
細に説明する。図1は、この発明の第1実施例の方法に
より三次元曲げ部材を製造する装置の正面図、図2は、
図1中の受け金型のC矢視平面図であり、図3は、図1
の装置により三次元曲げ加工を施した状態を示す正面図
である。また、図4の(a)および(b)は、図1の装
置を構成する一方および他方の曲げ加工用ロールの斜視
図である。
【0011】この実施例では、図1に示すように、アル
ミニウムまたはアルミニウム合金を素材とする角管から
なる形材wの軸線方向に隣接させて固定型1と可動型2
とを配設している。固定型1は、曲げ加工用ロール11
と角状の受け金型12とにより構成され、また、可動型
2は、固定型1と相互に対称の位置関係となるように配
設された曲げ加工用ロール21と角状の受け金型22と
により構成される。
【0012】固定型1を構成する曲げ加工用ロール11
と可動型2を構成する曲げ加工用ロール21とは、形材
wの軸線方向に延びるように、それぞれ尾部11a,2
1aが形成されており、図4の(a)および(b)に示
すように、この尾部11a,21aを含む曲げ加工用ロ
ール11,21の表面に、それぞれ曲率R1 ,R2 (図
1)の溝11b,21bを設けている。この溝11b,
21bは、それぞれの曲げ加工用ロール11,21の尾
部11a,21aから中途域に至るまでは直状に形成さ
れるが、以後ロール面側にわたっては、曲げ加工用ロー
ル11,21の軸線方向にずれるように曲げられて形成
される。すなわち、あらかじめ曲げ加工によって得よう
とする形状に沿う曲率R3 ,R4 の溝となっている。
【0013】曲げ加工用ロール11,21とそれぞれ一
対をなす角状の受け金型12,22にも、対接面に溝1
2b,22bが形成されるが、曲げ加工用ロール11,
21の溝11b,21bが当該ロールの軸線方向にずれ
るようにカーブを描き始める中途域以後は、曲げ加工の
際、障害となることのないように、片側のみに壁を形成
し他の側をフリーとした切欠部12c(図2参照),2
2cとしている。
【0014】図1に示すように、曲げ加工をしようとす
る形材wの両端部には、シール口金4,4が配設され、
公知の手段により、形材wの内側から、流体(水,油な
ど)による内圧Pを加える。また、シール口金4,4の
両端部には圧縮力Fを加えている。曲げ加工されるべき
形材の曲率半径が大きい場合には、上記の内圧Pおよび
圧縮力Fに代えて、引張力F′を加えることもある。
【0015】上記した装置により、三次元曲げ加工を施
すに当っては、先ず、固定型1と可動型2とに形成され
る上下の溝11b,21bおよび溝12b,22bの間
に、形材wをf1 ,f2 の力で保持し、その両端部にシ
ール口金4,4を配置する。シール口金4,4の両端部
に圧縮力を加え、口金と形材w間をシールする。f1
2 の保持力が加えられても、固定型1又は可動型2の
少なくともいずれか一方に対して形材wはその軸方向に
対して摺動可能となるよう前記溝11b,12b,21
b,22bは形成される。はじめに、左側の口金の排気
口4aより排気しながら右側の口金より流体(例えば防
錆剤入りの水)を注入して形材w内を満たし、排気口4
aを塞ぐ。次に、流体に対する加工用内圧を徐々に昇圧
させ、所定の加工用内圧Pを与えながら、固定型1に対
し可動型2をYZ方向の2軸方向に平行移動する。可動
型2の作動は、公知の油圧機構等を用いる。この場合の
YZ方向への2軸方向の平行移動とは、曲げ加工中、垂
直方向(Y1 方向)への移動量に同期させて、曲げ加工
用ロールの軸方向(Z方向、図1においては図面と垂直
方向)への移動を合成し、あらかじめ上下の曲げ加工用
ロール11,21の表面に曲げ加工によって得ようとす
る形状に設けられた溝11b,21bに沿う方向をい
う。
【0016】これにより、形材wには、上下の曲げ加工
用ロール11,21の溝11b,21bに沿ってせん断
変形を主体とした塑性変形が生じる。この場合、形材w
の大部分は上下の型溝によって保持されていることか
ら、曲げ以外の変形を生ずることなく、所定の形状に曲
げ加工される。
【0017】すなわち、固定型1に対し可動型2を2軸
方向に平行移動することにより、形材wには図3および
図12の(b)に示すような上下の曲げ加工用ロール1
1,21の円弧がもたらす曲率R1 ,R2 の曲げ加工が
施されると同時に、図12の(c)に示すような上下の
曲げ加工用ロール11,21の溝11b,21bの形状
に沿う曲率R3 ,R4 の曲げ加工が施される。この結
果、図12の(a)に示す三次元曲げ部材を得ることが
できる。
【0018】なお、曲げ加工中に、形材wに内圧Pを、
また、形材wの軸線方向に圧縮力Fを加えれば、曲げ加
工部の内側部分に‘しわ’が生ずるおそれがなく、ま
た、曲げ加工部の外側部分の肉厚が薄くなるようなこと
がない。曲げ加工されるべき形材の曲率半径が大きい場
合には、上記の内圧Pおよび圧縮力Fに代えて、引張力
F′を加えることにより、同様の効果を得ることができ
る。
【0019】なお、上記の実施例では、固定型1に対し
て可動型2を移動させる方式としたが、もちろん逆の配
置構成でもよく、また、双方を可動型として相対的に2
軸方向の平行移動を行うようにしてもよい。
【0020】図5,図6および図7は、この発明の第2
実施例の方法により三次元曲げ部材を製造する装置の正
面図である。この実施例では、形材wの軸線方向の同一
位置に固定型である曲げ加工用ロール11と可動型であ
る曲げ加工用ロール21とを配設している。曲げ加工用
ロール11,21は、図4の(a)および(b)に示す
と同様の構造をしており、一方の曲げ加工用ロール11
は、形材wの軸線方向に延びるように尾部11aが形成
されており、他方の曲げ加工用ロール21は、形材wの
軸線方向に対して所定の方向に延びるように尾部21a
が形成されている。この尾部11a,21aを含む曲げ
加工用ロール11,21の表面に、それぞれ曲率R1
2 の溝11b,21bを設けている。この溝11b,
21bは、それぞれの曲げ加工用ロール11,21の尾
部11a,21aから中途域に至るまでは直状に形成さ
れるが、以後ロール面側にわたっては、曲げ加工用ロー
ル11,21の軸線方向にずれるように曲げられて形成
される。なお、11xは押え型である。
【0021】上記した装置により、三次元曲げ加工を施
すに当っては、先ず、図5に示すように、固定型を構成
する曲げ加工用ロール11と可動型を構成する曲げ加工
用ロール21とに形成される上下の溝11b,21bの
間に、形材wを保持し、形材の一端を固定(I)する。
また、押え型11xにより形材wの下端を押える。そし
て、上の曲げ加工用ロール11の回りを、下の曲げ加工
用ロール21が自転(E)しながら公転(G)する。こ
れによって、形材wは順次せん断変形され、図6に示す
ような上の曲げ加工用ロール11の円弧がもたらす曲率
1 ,R3 の曲げ加工が施される。この状態での形材w
の他端部は、図4の(a)に示す曲率R 3 の方向に向っ
ているので、図6の手前方向に傾斜して位置している。
したがって、この形材wの他端部を、下の曲げ加工用ロ
ール21の直状部分の溝21bに向って、図示しない油
圧シリンダ等により矢印Hのように押圧し、強制的に曲
げ加工する。この結果、図12の(a)に示す三次元曲
げ部材を得ることができる。
【0022】図8,図9および図10は、この発明の第
3実施例の方法により三次元曲げ部材を製造する装置の
正面図であって、上記した第2実施例における形材wの
他端部の三次元方向への押圧を、上の曲げ加工用ロール
11により行おうとするものである。この例では、形材
wの軸線方向の同一位置に可動型である曲げ加工用ロー
ル11,21を対向させて配設している。下の曲げ加工
用ロール21は、第2実施例におけると同一の構成であ
る。上の曲げ加工用ロール11は、図8〜図11に示す
ように、形材wの軸線方向および軸線方向に対し所定の
角度をもった方向に延びるように尾部11a,11aが
形成され、溝11bは、この曲げ加工用ロール11の双
方の尾部11a,11aから中途域に至るまでは直状に
形成されるが、以後ロール面側にわたっては、曲げ加工
用ロール11,21の軸線方向にずれて曲率R3 ,R4
となるように形成される。
【0023】上記した装置により、三次元曲げ加工を施
すに当っては、先ず、図8に示すように、上の曲げ加工
用ロール11と下の曲げ加工用ロール21とに形成され
る上下の溝11b,21bの間に、形材wを保持し、形
材の一端を固定(I)する。そして、上の曲げ加工用ロ
ール11の回りを、下の曲げ加工用ロール21が自転
(E)しながら公転(G)する。これによって、形材w
は順次せん断変形され、図9に示すような上の曲げ加工
用ロール11の円弧がもたらす曲率R1 ,R3 の曲げ加
工が施される。次いで、この状態から上の曲げ加工用ロ
ール11を、下の曲げ加工用ロール21の回りに自転
(E)させながら公転(G)させる。形材wの他端部
は、下の曲げ加工用ロール21の溝21b沿って三次元
方向に押圧され、強制的に曲げ加工される。この結果、
図12の(a)に示す三次元曲げ部材を得ることができ
る。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
次のような効果が奏される。この発明の第1実施例で
は、形材の軸線方向の異なる位置に配設した2つの曲げ
加工用ロールの一方を2軸方向に平行移動するか、また
は双方を単に1軸方向に平行移動させて、相対的に2軸
方向に平行移動させるのみで、三次元曲げ部材を得るこ
とができ、曲げ加工設備が従来の装置に比較して小さく
てすみ、加工時間も短い。そして、形材に内圧を加え、
また、形材の軸線方向に圧縮力を加えながら曲げ加工が
できるので、曲率半径が小さい曲げ部材でも、曲げ加工
の内側部分に‘しわ’が生ずるようなことがなく、ま
た、曲げ加工の外側部分の肉厚が薄くなるようなことも
ない。
【0025】また、この発明の第2実施例では、上下の
曲げ加工用ロールに保持した形材を一方のロールの自転
・公転と形材の端部の三次元的な押圧を施すのみで、三
次元曲げ部材を得ることができ、また、第3実施例で
は、双方のロールの自転・公転のみで、これを得ること
ができるので、曲げ加工設備が従来の装置に比較して小
さくてすみ、加工時間も短い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の方法により三次元曲げ
部材を製造する装置の正面図である。
【図2】図1中の受け金型のC矢視平面図である。
【図3】図1の装置により三次元曲げ加工を施した状態
を示す正面図である。
【図4】(a)および(b)は、第1実施例の装置を構
成する一方および他方の曲げ加工用ロールの斜視図であ
る。
【図5】この発明の第2実施例の方法により三次元曲げ
部材を製造する装置の正面図である。
【図6】この発明の第2実施例の方法により三次元曲げ
部材を製造する装置の正面図である。
【図7】この発明の第2実施例の方法により三次元曲げ
部材を製造する装置の正面図である。
【図8】この発明の第3実施例の方法により三次元曲げ
部材を製造する装置の正面図である。
【図9】この発明の第3実施例の方法により三次元曲げ
部材を製造する装置の正面図である。
【図10】この発明の第3実施例の方法により三次元曲
げ部材を製造する装置の正面図である。
【図11】この発明の第3実施例の装置を構成する曲げ
加工用ロールの斜視図である。
【図12】(a)はこの発明の方法により得られる三次
元曲げ部材の斜視図、(b)は同図のA矢視図、(c)
は同図のB矢視図である。
【符号の説明】
1 …固定型 2 …可動型 11 …曲げ加工用ロール 11a…尾部 11b…溝 12 …受け金型 12b…溝 21 …曲げ加工用ロール 21a…尾部 21b…溝 22 …受け金型 22b…溝 w …形材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々本 隆 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号 株式会社日軽技研内 (56)参考文献 実開 昭59−30325(JP,U) 特公 昭52−30263(JP,B2) 特公 平2−34692(JP,B2) 特公 昭52−30382(JP,B2) 実公 平2−17707(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21D 5/00 - 9/18

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形材をその軸線に対して垂直方向および
    水平方向に三次元曲げ加工するに当り、曲げ加工しよう
    とする形材の軸線方向の異なる位置に2つの曲げ加工用
    ロールを配設し、この曲げ加工用ロールの表面にあらか
    じめ曲げ加工により得ようとする形状の溝を設けてお
    き、前記曲げ加工用ロールの一方または双方を平行移動
    させ、双方の曲げ加工用ロールを相対的に2軸方向に平
    行移動させることにより、形材に、前記溝に沿ってせん
    断変形を主体とした塑性変形を生じさせることを特徴と
    する形材の曲げ方法。
  2. 【請求項2】 形材に内圧を加えながら曲げ加工を施す
    ことを特徴とする請求項1に記載の形材の曲げ方法。
  3. 【請求項3】 形材の軸方向に圧縮力を加えながら曲げ
    加工を施すことを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の形材の曲げ方法。
  4. 【請求項4】 形材の軸方向に引張力を加えながら曲げ
    加工を施すことを特徴とする請求項1に記載の形材の曲
    げ方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の形材の曲げ方法により得られる三次元曲げ部材。
  6. 【請求項6】 形材をその軸線に対して垂直方向および
    水平方向に三次元曲げ加工するに当り、曲げ加工しよう
    とする形材の軸線方向の同一の位置に一対の曲げ加工用
    ロールを配設し、この曲げ加工用ロールの表面にあらか
    じめ曲げ加工により得ようとする形状の溝を設けてお
    き、一方の曲げ加工用ロールに対して他方の曲げ加工用
    ロールを自転させながら公転させ、次いでこの他方の曲
    げ加工用ロールにより曲げ加工された形材を、当該他方
    の曲げ加工用ロールに形成された溝に向って押圧させる
    ことにより、形材に、前記溝に沿ってせん断変形を主体
    とした塑性変形を生じさせることを特徴とする形材の曲
    げ方法。
  7. 【請求項7】 前記他方の曲げ加工用ロールに形成され
    た溝に向っての形材の押圧を、前記他方の曲げ加工用ロ
    ールに対して一方の曲げ加工用ロールを自転させながら
    公転させることにより行うことを特徴とする請求項6に
    記載の形材の曲げ方法。
  8. 【請求項8】 請求項6または請求項7に記載の形材の
    曲げ方法により得られる三次元曲げ部材。
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IT201800007100A1 (it) * 2018-07-11 2020-01-11 Procedimento per la fabbricazione di prodotti tubolari a curvatura complessa, quali bobine ELM.

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