JP2917359B2 - 電気掃除機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は家庭で使用される電気掃除機の延長管に関す
るものである。

従来の技術 従来この種の電気掃除機は、第４図で示すような構成
をとっていた。電気掃除機の本体７に接続した可撓性ホ
ース８、床ノズル９、その他各種アタッチメントを差し
替えて接続できる２本の延長管10,11によって掃除がで
きるものであった。また、延長管５には延長管ストッパ
ー12が具備されており、掃除が終わってかたずける時
に、前記延長管ストッパー12を本体に引っかけて収納で
きるものであった。

発明が解決しようとする課題 しかし、このような従来の構成では、掃除が終わって
掃除機をしまうときには、第４図に示すように背の高い
ものとなり、重心が高くなって非常に不安定なものとな
り、倒れる危険性があるという課題があった。

本発明は、このような課題を解決するもので、２本の
延長管を並べて収納できるようにすることにより、背の
高さを低くすることを可能とし、安定性を向上させるこ
とを目的とする。

課題を解決するための手段 この課題を解決するため本発明は、モータを内蔵する
掃除機本体に着脱自在なホースと２本の延長管を具備
し、前記一方の延長管には延長管ストッパーを設け、前
記延長管ストッパーには、掃除機本体に形成した溝部と
着脱自在なつめ部と、もう一方の延長管に形成したフッ
ク部と着脱自在な引っかけ部を形成し、前記２本の延長
管をその軸方向が平行となるように取り付け可能とした
ものである。

作用 この構成により、掃除が終わって掃除機をかたずける
時に、一方の延長管に具備された延長管ストッパーによ
り、もう一方の延長管の軸方向が他方の延長管の軸方向
と平行となるように固定されるので、全体の高さは低く
なり、安定するので掃除機を立てて収納する場合、たお
れ難いものになることとなる。

実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。第１〜３図において、電気掃除機の本体１に接続し
た可撓性ホース２、床ノズル３、その他各種アタッチメ
ントを差し替えて接続できる延長管4,5によって掃除が
できるものである。この延長管５にはフック部5aが形成
されている。

また、掃除機本体１の上部には、収納する時に使用す
る延長管ストッパー６を引っかける為の溝部1aが形成さ
れている。

前記延長管ストッパー６には、掃除機本体１の溝部7a
に引っかけるつめ部6aと、その反対側には前記延長管５
に形成したフック部5aと嵌合できる引っかけ部6bが形成
されている。

次に、上記構成における動作を説明する。掃除が済ん
で掃除機１をかたずける時、延長管４と５をはずし、延
長管４には床ノズル９が接続された状態で、延長管スト
ッパー６に固定し、延長管ストッパー６に形成されたつ
め部6aを、掃除機本体１に形成した溝部1aに引っかけ
る。

次に、ホース２と延長管５を接続した状態で、延長管
５に形成されたフック部5aを延長管ストッパー６に形成
された引っかけ部6bに引っかける。

このように収納することによって、従来より収納時の
全高ｈを延長管１本分低くし、重心を低くできるので転
倒しにくくなり、使い勝手が著しく向上できるものであ
る。

発明の効果 以上のように本発明によれば、延長管ストッパーに本
体に引っかけるつめ部と、延長管に形成したフック部に
引っかける事のできる引っかけ部を形成することによ
り、収納時の全高ｈを低くし、重心を低くすることがで
きるので転倒しにくくなり、使い勝手を著しく向上させ
ることができるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す掃除機の収納時の斜視
図、第２図は同掃除機の延長管ストッパー部の部分斜視
図、第３図は延長管と延長管ストッパーの動作説明図、
第４図は従来の掃除機の収納時の斜視図である。 １……本体、1a……溝部、２……ホース、４……延長
管、５……延長管、5a……フック部、６……延長管スト
ッパー、6a……つめ部、6b……引っかけ部。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】モータを内蔵する掃除機本体に着脱自在な
   ホースと２本の延長管を具備し、前記一方の延長管には
   延長管ストッパーを設け、前記延長管ストッパーには、
   掃除機本体に形成した溝部と着脱自在なつめ部と、もう
   一方の延長管に形成したフック部と着脱自在な引っかけ
   部を形成し、前記２本の延長管をその軸方向が平行とな
   るように取り付け可能とした電気掃除機。