JP2917192B2 - ハイビジョン放送受信装置 - Google Patents

ハイビジョン放送受信装置

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JP2917192B2
JP2917192B2 JP5132757A JP13275793A JP2917192B2 JP 2917192 B2 JP2917192 B2 JP 2917192B2 JP 5132757 A JP5132757 A JP 5132757A JP 13275793 A JP13275793 A JP 13275793A JP 2917192 B2 JP2917192 B2 JP 2917192B2
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switching
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仁志 大堀
正道 中島
良彦 加茂
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Fujitsu Ltd
Fujitsu General Ltd
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Fujitsu Ltd
Fujitsu General Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハイビジョン放送にお
けるMUSE信号受信用ALC(自動レベル利得制御)
回路やクランプ制御回路の応答速度を改善したハイビジ
ョン放送受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ALC回路では、図5に示すよ
うに、MUSE信号入力端子10に入力したMUSE信
号をA/D変換回路11でA/D変換し、それをレベル
検出回路12で基準レベルとの誤差を検出し、その誤差
を演算回路13で積分し、かつ、レベル制御してD/A
変換回路14に送り、元のアナログ信号に戻してALC
制御信号出力端子15から出力するものである。
【0003】また、MUSE信号の受信中に、伝送路障
害などで信号が中断した場合、信号復旧時の画面安定状
態に達するまでの時間は、同期引き込み速度、ALC回
路、クランプ制御回路の応答速度の影響を受けるが、従
来は特に対策が施されていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図5の従来回路におい
ては、誤差量係数が一定であり、誤差量が多いときの演
算回路13での積算処理に時間がかかって、定常状態で
の安定度を優先させると、過渡的な変化に対する応答速
度が遅くなるという問題があった。
【0005】また、MUSE信号が中断した場合の応答
速度の影響は、ALC・クランプ制御回路の応答速度が
緩慢なために問題になっていた。
【0006】本発明は、ALC基準レベルが大きくずれ
たときのALC回路の応答速度と、信号復旧時のALC
・クランプ制御回路の応答速度を改善することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、MUSE信号
を受信するハイビジョンの自動レベル利得制御におい
て、制御されたMUSE入力信号レベルを検出するレベ
ル検出回路12と、入力レベルが基準レベルに近いか、
基準レベルから大きく離れたかを判定して切換え信号を
出力する制御加速回路16と、この制御加速回路16の
切換え信号によりレベル検出回路12と制御加速回路1
6とを切り換える切換え回路17と、入力レベルが基準
レベルに近いとき通常制御を行い、基準レベルから大き
く離れたとき誤差量を最大にして加速制御を行う演算回
路13とからなることを特徴とするハイビジョン放送受
信装置である。
【0008】
【作用】第1フレームのレベルが通常誤差の範囲内の場
合、演算回路13では通常誤差出力による通常演算が行
われる。第1フレームのレベルが、通常誤差の範囲以下
または以上では制御加速回路16が作動する。そして、
それぞれALC制御利得を大きく、または、小さくさせ
る最大誤差値を出力して、切換え回路17によりレベル
検出回路12から制御加速回路16に切換え、演算回路
13では、加速誤差出力による加速演算が行われる。第
2フレームのレベルについても略同様である。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1ないし図4は、ALC基準レベルが大きくずれ
たときのALC回路の応答速度を改善するための実施例
を示すものである。図1において、本発明では、従来回
路を示す図5の回路における回路に、制御加速回路16
と切換え回路17を挿入したものである。このうち制御
加速回路16は、図2に示すように、A/D変換回路1
1から入力したMUSE信号のレベルが、ALC基準レ
ベルA〜Bの中心をOとしたとき、Aを含む通常範囲内
の通常誤差レベルA1〜A2か、B1〜B2か、A2よ
りも大きすぎるか、A1よりも小さすぎるか、B1より
も大きすぎるか、B2よりも小さすぎるかを判断し、加
速誤差出力信号と、加速切換え信号を出力する。また、
切換え回路17は、制御加速回路16からの加速切換え
信号によりレベル検出回路12と制御加速回路16とを
切換え接続するものである。なお、ALC基準レベル
A、Bは、MUSE信号中のレベル変化のない信号、例
えば、フレームパルス信号を基準にとり、フレームパル
スにおける第1ラインの尖頭値と、第2ラインの基底値
からそのレベルを得ている。
【0010】以上の構成による動作を説明する。 (1)MUSE信号入力端子10に入力し、A/D変換
回路11でA/D変換した出力が、制御加速回路16に
入力する。 (2)第1ラインのレベルAがA1〜A2内にある通常
誤差の範囲内の場合、レベル検出回路12と演算回路1
3とが接続し、演算回路13では通常誤差出力による通
常演算が行われる。 (3)第1ラインのレベルAが、A1以下またはA2以
上では制御加速回路16が作動する。そして、A1以下
ではALC制御利得を大きくさせる最大誤差値を出力
し、A2以上ではALC制御利得を小さくさせる最大誤
差値を出力して、切換え回路17によりレベル検出回路
12から制御加速回路16に切換え、演算回路13で
は、加速誤差出力による加速演算が行われる。
【0011】(4)第2ラインのレベルBがB1〜B2
内にある通常誤差の範囲内の場合、レベル検出回路12
と演算回路13とが接続し、演算回路13では通常誤差
出力による通常演算が行われる。 (5)第2ラインのレベルBが、B1以上またはB2以
下では制御加速回路16が作動する。そして、B1以上
ではALC制御利得を大きくさせる最大誤差値を出力
し、B2以下ではALC制御利得を小さくさせる最大誤
差値を出力して、切換え回路17によりレベル検出回路
12から制御加速回路16に切換え、演算回路13で
は、加速誤差出力による加速演算が行われる。 (6)なお、これらの制御は、極性を反転することがで
きるため、ALC利得を制御するアンプの極性に関係な
く制御できるものである。
【0012】つぎに本発明の他の実施例を図3および図
4により説明する。この例では、通常の誤差を監視して
制御加速するものであり、通常誤差レベルの大きさで判
断する。この場合、通常誤差レベルが図4のように、X
〜Yの範囲内のときは、通常制御で、通常誤差レベル
が、X以上の場合と、Y以下の場合は、加速制御となる
ように設定する。そのため、制御加速回路16をレベル
検出回路12の出力側に接続する。その他の構成は図1
の場合と異なるところはない。
【0013】このような構成による作用を説明する。 (1)通常誤差レベルが図4に示すX〜Yの範囲内のと
きは、切換え回路17が切り替わらず、演算回路13
は、通常制御となる。 (2)通常誤差レベルが、X以上の場合と、Y以下の場
合は、制御加速回路16でそれを検出し、通常誤差レベ
ルがX以上では、ALC制御利得を小さくさせる最大誤
差値を出力して、切換え回路17によりレベル検出回路
12から制御加速回路16に切換え、また、通常誤差レ
ベルがY以下では、ALC制御利得を大きくさせる最大
誤差値を出力して、切換え回路17によりレベル検出回
路12から制御加速回路16に切換え、加速誤差出力に
よる演算(加速制御)を行う。 (3)この例でも、前記例と同様、これらの制御は、極
性を反転することができるため、ALC利得を制御する
アンプの極性に関係なく制御できるものである。
【0014】つぎに、図6および図7は、信号復旧時の
ALC・クランプ制御回路の応答速度を改善することた
めの実施例を示すものである。図6において、本発明で
は、A/D変換回路11の出力側のフレーム同期回路1
8を、アンド回路からなるゲート回路19を介して演算
回路13に接続したものである。なお、その他の回路構
成は、図1または図3と同様である。
【0015】以上の回路による作用を説明する。図7
(a)において、A/D変換回路11からのMUSE信
号がT1時に中断したものとする。すると、フレーム同
期回路18からのフレーム同期状態信号が(b)のよう
になくなるので、ゲート回路19がオフする(入力信号
段時”0”)。このため、レベル検出回路12または制
御加速回路16からの誤差信号が遮断されて、演算回路
13の積分値が(c)の実線のように、保持されたまま
となる。T2時に至り、A/D変換回路11からのMU
SE信号が復旧すると、フレーム同期回路18からのフ
レーム同期状態信号が(b)のように再び現われて、ゲ
ート回路19がオンし、制御信号は、保持された位置か
ら復旧するため、自動レベル利得制御とクランプ制御が
速やかに行われ、画面が素早く安定し、視聴者に違和感
を与えない。
【0016】
【発明の効果】(1)ALC制御の応答速度が向上する
ため、誤差が素早く安定し、視聴者に違和感を与えるこ
とがない。 (2)また、MUSE信号が中断したときにおいても、
自動レベル利得制御、クランプ制御の復旧が速やかに行
われるため、視聴者に違和感を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるハイビジョン放送受信装置の第1
実施例を示す電気回路図である。
【図2】図1における動作説明図である。
【図3】本発明によるハイビジョン放送受信装置の第2
実施例を示す電気回路図である。
【図4】図3における動作説明図である。
【図5】従来のハイビジョン放送受信装置を示す電気回
路図である。
【図6】本発明によるハイビジョン放送受信装置の第3
実施例を示す電気回路図である。
【図7】図6における動作説明図である。
【符号の説明】
10…MUSE信号入力端子、11…A/D変換回路、
12…レベル検出回路、13…演算回路、14…D/A
変換回路、15…ALC制御信号出力端子、16…制御
加速回路、17…切換え回路、18…フレーム同期回
路、19…ゲート回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加茂 良彦 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 7/015

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MUSE信号を受信するハイビジョンの
    自動レベル利得制御において、制御されたMUSE入力
    信号レベルを検出するレベル検出回路12と、入力レベ
    ルが基準レベルに近いか、基準レベルから大きく離れた
    かを判定して切換え信号を出力する制御加速回路16
    と、この制御加速回路16の切換え信号によりレベル検
    出回路12と制御加速回路16とを切り換える切換え回
    路17と、入力レベルが基準レベルに近いとき通常制御
    を行い、基準レベルから大きく離れたとき誤差量を最大
    にして加速制御を行う演算回路13とからなることを特
    徴とするハイビジョン放送受信装置。
  2. 【請求項2】 MUSE信号を受信するハイビジョンの
    自動レベル利得制御において、制御されたMUSE入力
    信号の通常誤差レベルを検出するレベル検出回路12
    と、通常誤差レベルが一定範囲以内か、その範囲以上か
    を判定して切換え信号を出力する制御加速回路16と、
    この制御加速回路16の切換え信号によりレベル検出回
    路12と制御加速回路16とを切り換える切換え回路1
    7と、通常誤差レベルが一定範囲以内のとき通常制御を
    行い、通常誤差レベルが一定範囲以上のとき誤差量を最
    大にして加速制御を行う演算回路13とからなることを
    特徴とするハイビジョン放送受信装置。
  3. 【請求項3】 切換え回路17と演算回路13との間に
    ゲート回路19を挿入し、このゲート回路19をフレー
    ム同期回路18の出力により開閉を制御するようにした
    請求項1または2記載のハイビジョン放送受信装置。
JP5132757A 1993-05-11 1993-05-11 ハイビジョン放送受信装置 Expired - Lifetime JP2917192B2 (ja)

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JPH0746544A JPH0746544A (ja) 1995-02-14
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