JP2917040B2 - インフレーションフィルム成形用ダイ - Google Patents

インフレーションフィルム成形用ダイ

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、2樹脂3層と2樹脂2層のインフレーシ
ョンフィルムを成形するためのダイに関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来のこの種のダイとしては、次の3つを挙げること
ができる。
(1)2樹脂3層フィルム専用ダイと2樹脂2層フィル
ム専用のダイの2つのダイよりなり、成形しようとする
フィルムに応じて、その都度交換して使用するもの(以
下、従来例1という)。
(2)内層,外層および中間層の各マンドレルに通ずる
3つの樹脂供給口を有するダイと各供給口に接続するX
樹脂供給管(X樹脂を供給する管、以下同じ)およびY
樹脂供給管(Y樹脂を供給する管、以下同じ)とよりな
り、2樹脂3層のフィルムを成形するか2樹脂2層のフ
ィルムを成形するかは、いずれの供給管をいずれの供給
口に接続するかによって決めるもの(以下、従来例2と
いう)。
(3)内層,外層および中間層の各マンドレルに通ずる
3つの樹脂流路と2つの樹脂供給路を有するフィードブ
ロックと、このフィードブロックに取り付けて前記3つ
の樹脂流路と2つの樹脂供給路を接続する2樹脂3層フ
ィルム用の樹脂流路ブロックおよび2樹脂2層フィルム
用の樹脂流路ブロックとを有するダイで、いずれのフィ
ルムを成形するかは、いずれの樹脂流路ブロックを使用
するかによって決めるもの(以下、従来例3という)。
第8図および第9図は上述した従来例2のダイの構成
を示したものである。
第8図において、31は内層マンドレル、32は中間層マ
ンドレル、33は外層マンドレル、34はダイ本体、35はダ
イマンドレル、36は調整リングである。各マンドレル3
1,32,33の外周面には複数のスパイラル溝を有する筒状
の内層樹脂流路37,中間層樹脂流路38,外層樹脂流路39が
それぞれ設けられている。40はダイ本体34および調整リ
ング36とダイマンドレル35との間に形成された筒状ノズ
ルである。41は内層マンドレル31に設けた上記筒状の内
層樹脂流路37に通ずる管状の内層樹脂流路、42は中間層
マンドレル32に設けた上記筒状の中間層樹脂流路38に通
ずる管状の中間層樹脂流路、43は外層マンドレル33に設
けた上記筒状の外層樹脂流路39に通ずる管状の外層樹脂
流路である。44は管状の内層樹脂流路41に通ずる内層樹
脂供給口、45は管状の中間層樹脂流路42に通ずる中間層
樹脂供給口、46は管状の外層樹脂流路43に通ずる外層樹
脂供給口である。
47は内層樹脂供給口44と外層樹脂供給口46に接続され
たX樹脂供給管、48は中間層樹脂供給口45に接続された
Y樹脂供給管である。
第9図において、49は外層樹脂供給口46に接続された
X樹脂供給管、50は内層樹脂供給口44と中間層樹脂供給
口45に接続されたY樹脂供給管である。その他の構成は
第8図と同じである。
従来例2のダイは、上述のように、各樹脂供給口44,4
5,46に、X樹脂供給管47,49とY樹脂供給管48,50のいず
れかを適宜組み合せて接続する構成になっている。
いま、第8図の接続構造において、X樹脂供給管47か
らX樹脂を供給し、Y樹脂供給管48からY樹脂を供給す
ると、2樹脂3層(内層と外層がX樹脂、中間層がY樹
脂)のインフレーションフィルムを得ることができる。
また、第9図の接続構造において、同様にしてX樹脂、
Y樹脂を供給すると、2樹脂2層(外層がX樹脂、内層
と中間層がY樹脂)のインフレーションフィルムを得る
ことができる。
第10図および第11図は従来例3のダイの構成を示した
ものである。
第10図および第11図において、31〜43は第8図および
第9図におけると同一部分またはこれに相当する部分を
示す。内層マンドレル31の上部には、後述する第1樹脂
流路ブロック56または第2樹脂流路ブロック61を嵌合し
てボルトで取り付ける円柱状の凹陥部51が設けられてい
る。52と53は凹陥部51の側壁31aに設けたX樹脂供給路
とX樹脂供給口、54と55は同じく側壁31aに設けたY樹
脂供給路とY樹脂供給口である。したがって、内層マン
ドレル31はフィードブロックとしても機能する。
第10図において、56は凹陥部51に嵌合して内層マンド
レル(フィードブロック)31にボルト(図示せず)で取
り付けた第1樹脂流路ブロックである。このブロック56
は、その中に、フィードブロック31への取付状態におい
て、内層樹脂流路41および外層樹脂流路43とX樹脂供給
路52を連結する樹脂流路連結路57と、中間層樹脂流路42
とY樹脂供給管54と連結する樹脂流路連結路58とを備え
ている。59はX樹脂供給口53に接続されたX樹脂供給
管、60はY樹脂供給口55に接続されたY樹脂供給管であ
る。
第11において、61は上記凹陥部51に嵌合してフィード
ブロック31にボルト(図示せず)で取り付けた第2樹脂
流路ブロックである。このブロック61は、その中に、フ
ィードブロック31への取付状態において、外層樹脂流路
43とX樹脂供給路52を連結する樹脂流路連結路62と、内
層樹脂流路41および中間層樹脂流路42とY樹脂供給路54
を連結する樹脂流路連結路63とを備えている。第2樹脂
流路ブロック61以外の構成は、第10図と同じである。
従来例3のダイは、上述のように、内層マンドレル
(フィードブロック)31の凹陥部51に、第1樹脂流路ブ
ロック56と第2樹脂流路ブロック61のいずれかを嵌合し
て取り付ける構造になっている。
いま、第10図の取付構造において、X樹脂供給管59か
らX樹脂を供給し、Y樹脂供給管60からY樹脂を供給す
ると、2樹脂3層のインフレーションフィルムを得るこ
とができる。また、第11図の取付構造において、同様に
してX樹脂、Y樹脂を供給すると、2樹脂2層のインフ
レーションフィルムを得ることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来のインフレーションフィルム成形
用ダイには、次のような問題があった。
(1)従来例1の場合は、専用のダイを2個準備しなけ
ればならないので設備費が高くつく。また、ダイの交換
に多くの時間と多大な労力を必要とし、交換作業にも危
険を伴う。さらに、ダイの交換の都度、その中に樹脂が
滞留することになり、そのロス量が多い。
(2)従来例2の場合は、上記問題点はやや改良される
程度である。
(3)従来例3の場合は、従来例1,2の問題点は飛躍的
に改良されるが、なお不充分である。その上、次のよう
な問題がある。
すなわち、第1樹脂流路ブロック56または第2樹脂流
路ブロック61は、凹陥部51に嵌合してボトルでフィード
ブロック31に取り付ける構造になっているので、凹陥部
51の底面と樹脂流路ブロック56,61の下面は、ボルトに
よる緊締力でよく密着するが、ブロック56,61の側面と
フィードブロック31の側壁31aの内面は、凹陥部51と両
ブロック56,61の加工精度を良くしても、なお充分に密
着しない。
このため、X樹脂の供給圧とY樹脂の供給圧が異な
り、例えばX樹脂が高いと、これが側壁31aの内面と樹
脂流路ブロック56または61の側面の間を通って、供給圧
の低いY樹脂側に移動し、XY両樹脂のコンタミネーショ
ン(混合)を起こすという問題がある。
この発明は、このような従来の問題点を解決するため
になされたもので、2樹脂3層フィルム用と2樹脂2
層フィルム用のダイを得る(交換する)のに危険を伴わ
ず、設備費と時間と労力が余りかからず、樹脂のロス
量が少なく、樹脂にコンタミネーション(混合)が起
こらないインフレーションフィルム成形用ダイを提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明が提供するインフレーションフィルム成形用
ダイは、フィードブロックに樹脂流路変換ブロックを、
それぞれの取付平面を圧着状態で取り付ける構造のダイ
であって、前記フィードブロックは、樹脂流路変換ブロ
ックの取付平面に、内層マンドレルに通ずる内層樹脂流
路の開口部Aと、外層マンドレルに通ずる外層樹脂流路
の開口部Bと、中間層マンドレルに通ずる中間層樹脂流
路の開口部Cとを有し、樹脂流路変換ブロックの取付平
面以外の面に、外層樹脂流路に通ずるX樹脂供給口と、
中間層樹脂流路に通ずるY樹脂供給口とを有し、前記樹
脂流路変換ブロックは、フィードブロックへの取付平面
に、樹脂流路変換ブロック内で連通する樹脂流路連結路
の開口部Fおよび開口部Gと、前記開口部Bまたは開口
部Cを閉じる閉塞栓Hとを有し、前記開口部A,開口部B
および開口部Cと開口部F,開口部Gおよび閉塞栓Hと
は、それぞれ同一径の円周上に120度間隔で配設されて
いるものである。
〔作用〕
(1)上記樹脂流路変換ブロックは、その閉塞栓Hをフ
ィードブロックの開口部Cに差し込み、その開口部Fと
開口部Gをそれぞれフィードブロックの開口部Aと開口
部Bに合わせて、同フィードブロックに取り付けると、
フィードブロックの内層樹脂流路と外層樹脂流路が樹脂
流路変換ブロックの樹脂流路連結路によって連結され
る。したがって、X樹脂供給口から供給されたX樹脂
は、内層と外層の両樹脂流路に供給され、Y樹脂供給口
から供給されたY樹脂は、中間層樹脂流路に供給され
る。その結果、2樹脂3層のインフレーションフィルム
が成形される。
また、上記樹脂流路変換ブロックは、その閉塞栓Hを
フィードブロックの開口部Bに差し込み、その開口部F
と開口部Gをそれぞれフィードブロックの開口部Cと開
口部Aに合わせて、同フィードブロックに取り付ける
と、フィードブロックの内層樹脂流路と中間層樹脂流路
が樹脂流路変換ブロックの樹脂流路連結路によって連結
される。したがって、X樹脂供給口から供給されたX樹
脂は、外層樹脂流路に供給され、Y樹脂供給口から供給
されたY樹脂は、内層と中間層層の両樹脂流路に供給さ
れる。その結果、2樹脂2層のインフレーションフィル
ムが成形される。
(2)上記樹脂流路変換ブロックを、120度回転させて
フィードブロックに取り付けるだけで、2樹脂3層フィ
ルム用のダイと2樹脂2層フィルム用のダイを構成する
ことができるので、両ダイを構成するのに危険を伴わな
いし、時間と労力を左程必要としない。また設備費も余
りかからない。加えて、時間がかからないので、樹脂の
ロス量も少なくて済む。
(3)上記フィードブロックと樹脂変換ブロックは、そ
れらの取付平面において、密着するので、両平面の間に
X樹脂(Y樹脂)が洩れ出てY樹脂(X樹脂)の流路に
侵入して、両樹脂がコンタミネーション(混合)を起こ
すおそれはない。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図によって説明する。
第1図と第2図は、2樹脂3層のインフレーションフ
ィルムを得る場合の樹脂流路変換ブロックのフィードブ
ロックへの取付状態を示したものである。
第5図は上記フィードブロックを上からみたもの、第
6図は上記樹脂流路変換ブロックを上からみたもの、第
7図は同ブロックを横からみたものである。
第1図と第2図および第5図〜第7図において、1は
樹脂流路変換ブロック、2,3はフィードブロック、4は
内層マンドレル、5は中間層マンドレル、6は外層マン
ドレル、7はダイ本体、8はダイマンドレル、9は調整
リングである。
内層,中間層,外層の各マンドレル4,5,6の外周面に
は複数のスパイラル溝を有する筒状の内層樹脂流路n1
中間層樹脂流路t1,外層樹脂流路g1がそれぞれ設けられ
ている。hはダイ本体7および調整リング9とダイマン
ドレル8との間に形成された筒状ノズルである。
n2は筒状の内層樹脂流路n1に通ずる管状の内層樹脂流
路、t2は筒状の中間層樹脂流路t1に通ずる管状の中間層
樹脂流路、g2は筒状の外層樹脂流路g1に通ずる管状の外
層樹脂流路である。
上記内層樹脂流路n2は1本の流路となっている。中間
層樹脂流路t2と外層樹脂流路g2は、フィードブロック2
では1本の流路となっているが、それぞれ同ブロック2
から中間層マンドレル5と外層マンドレル6にかけては
放射状に分岐して複数本の流路となっている。
10と11は樹脂流路変換ブロック1の側面に設けたX樹
脂供給口とY樹脂供給口である。k1はX樹脂供給口10と
外層樹脂供給路g2を結ぶX樹脂供給路、k2はY樹脂供給
口11と中間層樹脂供給路t2を結ぶY樹脂供給路である。
12は樹脂流路変換ブロック1の取付面で、平面になっ
ている。13は同ブロック1をフィードブロック2にボル
ト14で取り付けるためのボルト穴である(第5図)。A
は内層樹脂流路n2の開口部、Bは外層樹脂流路g2の開口
部、Cは中間層樹脂流路t2の開口部で、いずれも上記取
付面12に表出している。
15は樹脂流路変換ブロック1のフィードブロック2へ
の取付面で、平面になっている(第7図)。16はボルト
14の挿通穴、17は樹脂流路変換ブロック1内で連通して
いる(第6,7図)。FとGは上記連結路17の開口部で、
取付面15に表出している。Hは樹脂流路変換ブロックの
上記取付面15に突設した閉塞栓で、上記開口部Cに差し
込まれている。
上記開口部A,開口部Bおよび開口部Cと上記開口部F,
開口部Gおよび閉塞栓Hとは、それぞれ同一径の円周上
に120度間隔で配設されている。
樹脂流路変換ブロック1は、その閉塞栓Hを開口部C
に差し込み、開口部Fと開口部Gをそれぞれ開口部Aと
開口部Bに位置合せすることによって、フィードブロッ
ク2に取り付けてある。この状態では、中間層樹脂流路
t2の開口部Cは閉じられ、内装樹脂流路n2と外層樹脂流
路g2は樹脂流路連結路14によって連結されている。
第3図および第4図は、2樹脂2層のインフレーショ
ンフィルムを得る場合の樹脂流路変換ブロック1のフィ
ードブロック2への取付状態を示したものである。第1,
2図と共通部分には同一符号が付してある。
両図に示すように、樹脂流路変換ブロック1は、第1,
2図における位置から120度回転させて、その閉塞栓Hを
開口部Bに差し込み、開口部Fと開口部Gをそれぞれ開
口部Cと開口部Aに位置合せすることによって、フィー
ドブロック2に取り付けてある。この状態では、外層樹
脂流路g2の開口部Bは閉じられ、内層樹脂流路n2と中間
層樹脂流路t2は樹脂流路連結路14によって連結されてい
る。
次に作用を説明する。
第1,2図に示すように構成したダイにおいては、2樹
脂3層のインフレーションフィルムが得られる。すなわ
ち、いま、X樹脂供給口10からX樹脂を供給すると、内
層樹脂流路n2.n1と外層樹脂流路g2,g1に送られて、フ
ィルムの内,外層となり、Y樹脂供給口11からY樹脂を
供給すると、中間層樹脂流路t2,t1に送られて、フィル
ムの中間層となる。
一方、第3,4図に示すように構成したダイにおいて
は、2樹脂2層のインフレーションフィルムが得られ
る。すなわち、いま、X樹脂供給口10からX樹脂を供給
すると、外層樹脂流路g2,g1に送られて、フィルムの外
層となり、Y樹脂供給口11からY樹脂を供給すると、内
層樹脂流路n2.n1と中間層樹脂流路t2,t1に送られて、
フィルムの内層と中間層になる。
また、実施例のダイにおいては、樹脂流路変換ブロッ
ク1を、120度だけ一方またはその反対側へ回転させ
て、フィードブロック2にボルト14で取り付けるだけ
で、第1,2図に示す2樹脂3層フィルム用のダイあるい
は第3,4図に示す2樹脂2層フィルム用のダイを得るこ
とができる。
したがって、両ダイを構成するのに危険を伴わない
し、時間と労力も設備費も余りかからない。また、一方
のダイから他方のダイへの切り替えが短時間で可能にな
るので、樹脂のロス量も少なくて済む。
さらに、実施例のダイにおいては、樹脂流路変換ブロ
ック1をフィードブロック2に取り付けた場合、両ブロ
ック1,2の取付面15,12が密着するので、両面間にX樹脂
(Y樹脂)が洩れ出てY樹脂(X樹脂)の流路に侵入
し、両樹脂がコンタミネーション(混合)を起こすよう
なことはない。
表1は、実施例のダイと従来例1,2,3のそれとを、設
備費,ダイ交換に要する時間と労力,樹脂のロス量,樹
脂のコンタミネーション,ダイ交換時の安全性の面で比
較したものである。
同表から明らかなように、実施例のダイは、従来例1,
2,3のいずれのダイよりも、総合的に優れていることが
判る。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明によれば、請求項に記
載の構成としたので、2樹脂3層フィルム用と2樹脂
2層フィルム用のダイを得る(交換する)のに危険を伴
わず、設備費と時間と労力が余りかからず、樹脂のロ
ス量が少なく、樹脂にコンタミネーション(混合)が
起こらないインフレーションフィルム成形用ダイを得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例による2樹脂3層フィルム用
ダイの縦断面図、第2図は第1図の要部平面図、第3図
は実施例による2樹脂2層フィルム用ダイの縦断面図、
第4図は第3図の要部平面図、第5図は第1図および第
2図におけるフィードブロックの平面図、第6図は第1
図〜第4図における樹脂流路変換ブロックの平面図、第
7図は第6図の側面図、第8図は従来例2における2樹
脂3層フィルム用ダイの縦断面図、第9図は従来例2に
おける2樹脂2層フィルム用ダイの縦断面図、第10図は
従来例3における2樹脂3層フィルム用ダイの縦断面
図、第11図は従来例3における2樹脂2層フィルム用ダ
イの縦断面図である。 1……樹脂流路変換ブロック 2……フィードブロック 4……内層マンドレル 5……中間層マンドレル 6……外層マンドレル 10……X樹脂供給口 11……Y樹脂供給口 12,15……取付面(平面) 17……樹脂流路連結路 n1,n2……内装樹脂流路 g1,g2……外層樹脂流路 t1,t2……中間層樹脂流路 A,B,C,F,G……開口部 H……閉塞栓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−69264(JP,A) 特開 昭58−128833(JP,A) 特開 昭61−31224(JP,A) 特開 昭63−78725(JP,A) 実開 昭62−178129(JP,U) 特公 昭47−26664(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 47/00 - 47/96 B29C 55/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィードブロックに樹脂流路変換ブロック
    を、それぞれの取付平面を圧着状態で取り付ける構造の
    ダイであって、前記フィードブロックは、樹脂流路変換
    ブロックの取付平面に、内層マンドレルに通ずる内層樹
    脂流路の開口部Aと、外層マンドレルに通ずる外層樹脂
    流路の開口部Bと、中間層マンドレルに通ずる中間層樹
    脂流路の開口部Cとを有し、樹脂流路変換ブロックの取
    付平面以外の面に、外層樹脂流路に通ずるX樹脂供給口
    と、中間層樹脂流路に通ずるY樹脂供給口とを有し、前
    記樹脂流路変換ブロックは、フィードブロックへの取付
    平面に、樹脂流路変換ブロック内で連通する樹脂流路連
    結路の開口部Fおよび開口部Gと、前記開口部Bまたは
    開口部Cを閉じる閉塞栓Hとを有し、前記開口部A,開口
    部Bおよび開口部Cと開口部F,開口部Gおよび閉塞栓H
    とは、それぞれ同一径の円周上に120度間隔で配設され
    ていることを特徴とするインフレーションフィルム成形
    用ダイ。
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