JP2916914B2 - ディスク駆動装置 - Google Patents

ディスク駆動装置

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JP2916914B2
JP2916914B2 JP10005720A JP572098A JP2916914B2 JP 2916914 B2 JP2916914 B2 JP 2916914B2 JP 10005720 A JP10005720 A JP 10005720A JP 572098 A JP572098 A JP 572098A JP 2916914 B2 JP2916914 B2 JP 2916914B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスクカートリッ
ジを使用するディスク駆動装置に係り、さらに詳しく
は、ディスクカートリッジをディスク駆動装置内に装着
脱する装着脱機構に関する。
【0002】
【従来の技術】3.5インチ径フロッピディスクのよう
な情報記録ディスク(以下、磁気ディスクと称する)が
装填されるディスク駆動装置は、パーソナルコンピュー
タやワードプロセッサの外部記憶装置などとして今日広
く用いられており、薄型化や軽量化も促進されている。
【0003】図23は従来のディスク駆動装置に使用さ
れるスピンドルモータを示す説明図、図24は図23の
要部分解斜視図である。
【0004】これらの図に示すように、このスピンドル
モータはボール軸受60の内輪に嵌装して軸支されたス
ピンドル軸81並びにロータ82、及びロータ82に取
り付けた駆動用マグネット83と、ボール軸受(第2の
軸受部)60の下輪が固定されるステータヨーク84に
配設される駆動コイル85とを備え、駆動コイル85に
流れる電流と駆動用マグネット83の磁界とによってロ
ータ82に働く力を利用し、ロータ82及びスピンドル
軸81をボール軸受60に軸支して回転させている。こ
のロータ82にはスピンドル台86が一体に設けられ、
スピンドル台86にはスピンドル軸81を嵌装固定する
貫通孔が穿設されている。87はFPC、88はステー
タヨーク84に固設されているメタル含油ブッシュ(第
1の軸受部)、89はブッシュ88に設けられたスピン
ドル軸挿入用の孔である。このステータヨーク84、ブ
ッシュ88等によりベースユニットが構成されている。
【0005】組み込みに際しては、ブッシュ88を固設
してあるステータヨーク84にボール軸受60を載置
し、このボール軸受60の内輪から突出しているブッシ
ュ88の孔89に、スピンドル台86(ロータ82)と
一体のスピンドル軸81の下端を挿入して組み込む。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
スピンドルモータでは、そのロータ82は、スピンドル
軸81がブッシュ88の孔89に挿入されて支持されて
いるので、ディスク駆動装置に衝撃が加わったときに、
スピンドル軸81がブッシュ88から抜けて、ロータ8
2が外れてしまう虞があった。
【0007】本発明は前記従来技術の課題に鑑み、これ
を解決すべくなされたもので、その目的は、ディスク駆
動装置に衝撃が加わったときに、スピンドルモータのロ
ータの外れを防止できるディスク駆動装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的は、ケース内に
情報記録ディスクを収納したディスクカートリッジを受
け入れて保持するカートリッジホルダと、該カートリッ
ジホルダをアンロード位置からロード位置に移動させる
スライド板と、前記カートリッジホルダの下方に設けら
れ、前記カートリッジホルダがロード位置にあるときに
前記情報記録ディスクを回転させるスピンドルモータと
を備え、前記カートリッジホルダは上面部を有し、この
上面部の前記スピンドルモータと対向する位置に開口部
を設け、この開口部から押さえ手段を前記カートリッジ
ホルダ内に挿入せしめるとともに、この押さえ手段を昇
降可能に前記カートリッジホルダに支持し、前記カート
リッジホルダがアンロード位置にあるときに、前記押さ
え手段が前記スピンドルモータの上方への移動を規制し
ている第1の手段により達成される。
【0009】前記目的は、ケース内に情報記録ディスク
を収納したディスクカートリッジを受け入れて保持する
カートリッジホルダと、該カートリッジホルダをアンロ
ード位置からロード位置に移動させるスライド板と、前
記カートリッジホルダの下方に設けられ、前記カートリ
ッジホルダがロード位置にあるときに前記情報記録ディ
スクを回転させるスピンドルモータとを備え、前記カー
トリッジホルダの前記スピンドルモータと対向する位置
に押圧手段を設け、前記押圧手段は、ロード位置の時に
は前記ディスクカートリッジを前記スピンドルモータ側
へ押圧し、アンロード位置の時には前記スピンドルモー
タに接触して押圧する第2の手段により達成される。
【0010】前記目的は、第2の手段において、前記カ
ートリッジホルダは上面部を有し、この上面部に開口部
を設け、この開口部から前記押圧手段を前記カートリッ
ジホルダ内に挿入せしめ、前記押圧手段を昇降可能に前
記カートリッジホルダに支持した第3の手段により達成
される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。
【0012】図1ないし図22は本発明の一実施例に係
るディスク駆動装置を説明するためのもので、図1は本
発明の実施例に係るスピンドルモータの要部分解斜視
図、図2は本発明の実施例に係るスピンドルモータの縦
断面図、図3は図2の平面図、図4(a)、(b)はス
ピンドルモータをディスク駆動装置のシャーシに取り付
けた状態を示す平面図及び正面図、図5は図4(a)の
状態でベースユニット部分の平面図、図6は本発明の一
実施例に係るディスク駆動装置を示す平面図、図7は本
発明の一実施例に係るディスク駆動装置のカートリッジ
ホルダ及びディスクカートリッジを透過して示す平面
図、図8は本発明の一実施例に係るディスク駆動装置の
カートリッジホルダを取り除いて示す平面図、図9
(a),(b),(c)は本発明の一実施例に係るディ
スク駆動装置のディスクカートリッジの挿入動作を示す
説明図、図10は本発明の一実施例に係るディスク駆動
装置の分解斜視図、図11は本発明の一実施例に係るデ
ィスク駆動装置の分解斜視図、図12は本発明の一実施
例に係るディスク駆動装置に使用するディスクカートリ
ッジの底面図である。
【0013】これらの図において、ディスク駆動装置1
は、図10,図11に示すように、下カバー2と、下絶
縁シート3と、スピンドルモータ4に接続されたフレキ
シブルプリント基板(FPC)5と、FPC5上に配設
された上絶縁シート6と、上絶縁シート6を介して配設
されたシャーシ7と、このシャーシ7上に設けられ、上
側磁気ヘッド9が搭載されたホールドケース29を揺動
自在に支持すると共に、先端に下側の磁気ヘッド8を備
えたキャリッジ10を後述の磁気ディスク11の半径方
向に移送するキャリッジ移送装置12と、シャーシ7上
に突出しシャーシ7に取付られたスピンドルモータ4に
よって回転駆動されるスピンドル台13と、ディスクカ
ートリッジ14を装置内で保持するとともに、シャーシ
7に対して垂直な方向に昇降自在に支持されたカートリ
ッジホルダ15と、カートリッジホルダ15を昇降動作
させるスライド板18と、ディスクカートリッジ14を
ロード位置まで導入し、ロード位置から排出位置まで押
し出すエジェクトレバー16と、上カバー17とから主
に構成されている。
【0014】シャーシ7は、アルミ合金のプレス加工に
よって形成され、図6において上側にあたるディスク駆
動装置1の後部側にキャリッジ移送装置12が設けら
れ、下側にあたる前部側に図7,図8に示すように、ス
ピンドル台13が設けられ、さらにこのスピンドル台1
3を中心として図6に示すように、カートリッジホルダ
15およびスライド板18が設けられている。また、シ
ャーシ7には、図11に示すように、スピンドルモータ
4を露出する開口部92が設けられている。
【0015】回路基板として、図1,図11に示すよう
に、従来のプリント基板に換えてフレキシブルプリント
基板(FPC)5を使用すると共に、このFPC5にス
ピンドルモータ4のスピンドル軸39と軸受部(ベアリ
ング)60を貫通する開口部(図示せず)を設け、下カ
バー2にはスピンドルモータ4を外部へ露出する開口部
28を設け、図2に示すように、FPC5を挾持してス
テータヨーク(モータヨーク)22がシャーシ7に固設
されている。このスピンドルモータ4のステータヨーク
22を下カバー2の開口部28内に挿入して組み込むよ
うにしてある。このFPC5は例えば両面テープ等によ
ってステータヨーク22の上面に貼着すればよい。図8
に示す20はシャーシ7に突出形成したFPC押え部、
21はシャーシ7とステータヨーク22を締結している
ネジ、図8,図11に示す23はIC素子、図11に示
す24はチップ部品である。また、FPC5をステータ
ヨーク22に貼着させているので、ステータヨーク22
にFPC5を取付けられるようにしておく必要がなく、
したがって、ステータヨーク22を小型化でき、下カバ
ー2に開口部28を形成してこの開口部28にスピンド
ルモータ4の小さくしたステータヨーク22を一部入れ
ているので、高さを低くできる。
【0016】キャリッジ移送装置12は、図6、図8に
示すように、下側磁気ヘッド8を搭載したキャリッジ1
0と、このキャリッジ10の反磁気ヘッド搭載端で揺動
自在に支持され、上側磁気ヘッド9を搭載したホールド
ケース29と、キャリッジ10の中央下部でこのキャリ
ッジ10を支持する図7に示すガイドシャフト30と、
ガイドシャフト30と平行に配設され、外周部に螺旋状
の送り溝31が刻設されたスクリューシャフト32と、
図10に示すようにキャリッジ10に突設され、フオロ
ワピン33とフオロワバネ34を支持する支持部材35
とから主に構成されている。このキャリッジ10は、軸
受を介してガイドシャフト30に摺動自在に支持され、
スピンドル台13に装着された磁気ディスク11の半径
方向に沿って移動自在になっている。
【0017】スクリューシャフト32は、図6に示すよ
うに、一端側がステッピングモータ25に連結され、ス
テッピングモータ25の回転と同期して回転するように
なっている。そして、スクリューシャフト32が回転す
ると、フオロワピン33がその回転運動を直線運動に変
換し、キャリッジ10はスクリューシャフト32の回転
量に応じてガイドシャフト30に沿って往復動し、指令
された磁気ディスク11のトラック位置に移送される。
【0018】カートリッジホルダ15は図10に示すよ
うに、両側にコの字状のカートリッジ保持部40と、カ
ートリッジ保持部40を連結する薄板からなる上面部4
1とから一体的に形成され、カートリッジ保持部40の
下側部分でディスクカートリッジ14の下面を支持し、
その他の下面部分は全て開放され、スピンドル台13と
磁気ディスク11の後述のハブ42とが対向できるよう
になっており、また、カートリッジ挿入側Aに、カート
リッジ挿入口43を備えている。カートリッジホルダ1
5のカートリッジ保持部40には、図6に示すように、
さらに後述するシャーシ7の案内溝部44及び案内切欠
部45に係合する突起46,46とが形成されている。
また、カートリッジホルダ15はコイルばね(図示せ
ず)により常時シャーシ7方向へ弾性付勢されている。
【0019】シャーシ7の側板47,48の内面には、
図7に示すように、カートリッジホルダ15のカートリ
ッジ保持部40に配設された突起46を案内する案内溝
部44および案内切欠部45がそれぞれ形成され、カー
トリッジホルダ15はこの案内溝部44および案内切欠
部45のガイドに沿ってシャーシ7に対し略垂直に移動
して磁気ディスク11のローディングおよびアンローデ
ィングを行なうことが可能になっている。この移動は、
カートリッジホルダ15の上面に配設され、その上面に
沿って平行に移動可能なスライド板18の動作に応じて
垂直移動させるような後述するカム機構によって行わ
れ、カートリッジホルダ15がロード状態にあるときに
スライド板18に連結されているエジェクトボタン91
をシャーシ7の奥行き方向に押し込むと、その移動にと
もなってカートリッジホルダ15が上方すなわちアンロ
ーディング方向に押し上げられる。
【0020】スライド板18は、図6に示すように、カ
ートリッジホルダ15の上面に装着されており、カート
リッジホルダ15(シャーシ7)に対して前後方向のス
ライド運動が許容されている。このスライド板18は図
10に示すように上面板49と、その上面板49の両側
縁から下方に折り曲げ形成された側板50,50が設け
られている。そのスライド板18の側板50,50の一
方には、図9,図10に示すように、非ロード時に上記
突起46が当接し摺動するシャーシ7の上面に平行な平
行カム部51,52と、ローディング動作時にカートリ
ッジホルダ15を下降させ、エジェクト動作時に上昇さ
せるためのシャーシ7に対しキャリッジ移送装置12が
設けられた後部(奥)側に下り勾配に形成された傾斜カ
ム部53,54が前、後2ヵ所に設けられている。この
前、後の平行カム部51,52は、カートリッジ挿入側
Aに近い方(平行カム部51)が、奥側(平行カム部5
2)より高く設定され、後述するように、ディスクカー
トリッジ14は斜めに挿入され、その後、カートリッジ
ホルダ15が下降されてロード位置となるとディスクカ
ートリッジ14は水平状態となる。また、スライド板1
8は、図6に示すように、スライドスプリング55によ
り常時カートリッジ挿入側Aに付勢されている。この平
行カム部51,52、傾斜カム部53,54、案内溝部
44、案内切欠部45、および突起46等によってカム
機構が構成されている。このスライド板18には図10
に示すようなエジェクトボタン取付部56が一体に設け
られている。
【0021】カートリッジホルダ15の図6右上の部分
には、エジェクトレバー16がその揺動端をエジェクト
スプリング57により常時エジェクト方向(反時計方
向)に弾性付勢された状態で支軸58により揺動自在に
支持されている。このエジェクトレバー16の揺動端
は、そのエジェクトレバー16の回動動作と共に、ディ
スクカートリッジ14のシヤッタ59の側端に当接して
このシヤッタ59を開放するようになっている。尚、エ
ジェクトレバー16は、ディスクカートリッジ14を挿
入してカートリッジホルダ15が降下すると、図示して
いないロック部材に係合し、これによりエジェクトレバ
ー16の矢印C方向の回動が阻止され、エジェクトレバ
ー16が押し込まれた状態でロックされることになる。
【0022】ディスクカートリッジ14は、図12に示
すように、合成樹脂製の硬質のケース64内に可撓性を
有する磁気ディスク11を収納したもので、このケース
64の一方の端部には金属製のシヤッタ59が内蔵する
ばね(図示せず)により常時閉鎖方向(矢印D方向)に
弾性付勢された状態で、往復動自在に装着されている。
このシヤッタ59の所定位置には、ケース64に形成さ
れたヘッド挿入孔65とほぼ同形状の開口66が設けら
れており、シヤッタ59開放時に、ヘッド挿入孔65と
上記開口66とが一致して、ケース64外から磁気ヘッ
ド8,9が磁気ディスク11に摺接できるようになって
いる。このケース64の底面には、さらに、磁気ディス
ク11のハブ42がケース外に露出するためのハブ突出
孔67と、ディスクカートリッジ14の位置決め用の位
置決め穴68、および側面側にも開口したローディング
用の係合溝69が形成されている。
【0023】次に、上記のように大略構成された磁気デ
ィスク駆動装置1のローディングおよびアンローディン
グの動作について説明する。
【0024】図9(a)に示すカートリッジホルダ15
がアンロード位置の状態において、カートリッジ挿入口
43からディスクカートリッジ14をカートリッジホル
ダ15内に挿入すると、最初、カートリッジホルダ15
はシャーシ7に対して斜めに設けられているので、アン
ロード位置ではディスクカートリッジ14はシャーシ7
に対して斜め状態で挿入される。そして、ディスクカー
トリッジ14の先端のシヤッタ59の側面にエジェクト
レバー16の揺動端が当接し、さらにディスクカートリ
ッジ14を押し込むと、エジェクトレバー16はその支
軸58を中心として矢印C方向と反対方向に回動し、こ
のエジェクトレバー16の揺動端によってシヤッタ59
が解放されながら奥に進む。そして、ディスクカートリ
ツジ14がカートリッジホルダ15の最奥部まで挿入さ
れると、図示しないが、スライド板18のロックが外
れ、スライドスプリング55の弾性力によってスライド
板18が図6下側(磁気ディスク駆動装置1の前部側)
に移動する。このスライド板18のロックが解除された
時点でシヤッタ59は全開となる。また、スライドスプ
リング55の弾性力によってスライド板18が矢印B方
向(図6下側)にスライド移動され、ディスクカートリ
ッジ14のハブ42がスピンドル台13の真上に位置
し、これ以上ディスクカートリッジ14を導入できない
位置にきたときに、図9(b)に示すように、丁度カー
トリッジホルダ15の突起46がスライド板18の側板
47に形成された傾斜カム部53,54の上部に位置す
るように設定してある。これにより、スライド移動させ
られたスライド板18は、カートリッジホルダ15をベ
ースユニット方向に付勢する弾性力と、スライド板18
の側面に形成した傾斜カム部53,54との作用により
矢印B方向にさらに移動し、図9(c)に示すように、
カートリッジホルダ15はディスクカートリッジ14を
保持した状態で案内溝部44および案内切欠部45に沿
ってシャーシ7側に垂直に降下してディスクカートリッ
ジ14が磁気ディスク駆動装置1内に装着され、磁気デ
ィスク11がスピンドル台13にロードされ、磁気ヘッ
ド8,9がヘッド挿入孔65からケース64内に侵入し
て磁気ディスク11に当接し、記録/再生が可能とな
る。
【0025】このようにして、ホールドケース29側の
上側磁気ヘッド9が磁気ディスク11にタッチし、キャ
リッジ10側の下側磁気ヘッド8との間で磁気ディスク
11を挾み、ローディング状態となり、磁気ディスク1
1のローディングが完了する。
【0026】記録または再生が終了し、ディスクカート
リッジ14を取り出す際には、エジェクト動作を行うこ
とになるが、このときには、前述のエジェクトボタン9
1をシャーシ7の奥側(磁気ディスク駆動装置1の後部
側)に押し込むと、スライド板18がこれにともなって
同じく奥側に矢印B方向と反対向きに移動し、カートリ
ッジホルダ15の突起46を傾斜カム部53,54に沿
って押し上げ、突起46を平行カム部51,52に位置
させ、カートリッジホルダ15が上方(シャーシ7から
離間する方向)に移動してアンロード状態になる。さら
に押し込むことにより、スライド板18が奥側位置でロ
ックされ、また、スライド板18の移動により、エジェ
クトレバー16のロックも外れてエジェクトレバー16
はエジェクトスプリング57の弾性力により支軸58を
中心にして図6反時計方向(矢印C方向)に回動され、
ディスクカートリッジ14を矢印B方向に磁気ディスク
駆動装置1の外へエジェクトする。このエジェクトする
過程で、エジェクトレバー16に係合しているディスク
カートリッジ14のシヤッタ59も前述した図示せぬ内
蔵ばねにより閉鎖方向に移動し、エジェクトされたとき
には当然に閉鎖されることになる。したがって、エジェ
クトレバー16はシヤッタ開閉レバーとしても機能して
いる。このようにして、エジェクトされてはじめてディ
スクカートリッジ14を手で取り出すことが可能とな
る。
【0027】また、前述したように、スライド板18の
平行カム部51,52は、平行カム部51が平行カム部
52より高く設定されているので、カートリッジホルダ
15は、アンロード時(非ロード時)において、図9
(a)に示すように、その突起46,46が平行カム部
51,52に当接して載置され、シャーシ7の奥側に向
かって下るように配設されており、上下側磁気ヘッド
8,9が磁気ディスク11の最内周にある位置で、磁気
ディスク11の上面が上側磁気ヘッド9に突き当たら
ず、かつ上下側磁気ヘッド8,9が磁気ディスク11の
最外周にある位置で、磁気ディスク11の下面が下側磁
気ヘッド8に突き当たらないように、磁気ディスク11
を斜めに傾けて挿入・エジェクトするようにしてある。
【0028】次に、本発明の特徴部分を説明する。
【0029】スピンドルモータ4は、図5に示すよう
に、FPC5の上方に、駆動コイル36が周方向に配設
されている。そして図2に示すように、FPC5がステ
ータヨーク22上に載置され、この駆動コイル36を覆
うようにして、ロータ37が配設されていて、ロータ3
7の外周壁内側には駆動用マグネット38が固設されて
いる。ロータ37はスピンドル台13を介してスピンド
ル軸39に固定されていて、スピンドル軸39はボール
軸受部(第2の軸受部)60に支持されている。ロータ
37とスピンドル台13とで、スピンドルモータ4の回
転体を構成している。
【0030】このスピンドル台13とロータ37とは別
部材として構成され、スピンドル台13には周面下縁に
鍔部13aが延設されている。この鍔部13aはスピン
ドル台13がロータ37の嵌合孔61に組み込まれた時
にロータ37を受けるものである。ロータ37にスピン
ドル台13を下方から嵌合させる嵌合孔61が穿設さ
れ、ステータヨーク22のブッシュ(第1の軸受)62
にスピンドル軸39が組み込まれ、ロータ37の嵌合孔
61にスピンドル台13が組込まれて、駆動用マグネッ
ト38の磁力によりロータ37をステータヨーク22に
吸引させてロータ37とスピンドル台13とが一体化さ
れた状態となっている。
【0031】ロータ37の天面側の内周部には、磁気デ
ィスク11の中央部の金属ハブ42を磁気的にチャッキ
ングするためのチャックマグネットや、減摩用のポリス
ライダや、金属ハブ42の位置決めホール内に嵌入して
磁気ディスク11を直接駆動する駆動ピン63等が一体
化されている。
【0032】なお、図5に示す70はFG(周波数発電
用)コイル、図2に示す71はFGマグネットである。
【0033】このような前記実施例における組み込み作
業を説明する。
【0034】図2に示すように、ボール軸受部60の内
側にブッシュ62を位置させてステータヨーク22上に
ボール軸受部60を載置し、このボール軸受部60を介
してステータヨーク22のメタル含油ブッシュ62にス
ピンドル台13を嵌め込むとともに、スピンドル軸39
をブッシュ62の貫通孔72に挿入して組み込む。そし
て、ロータ37をスピンドル台13に組み込む。この
際、スピンドル台13の外周部分にロータ37の嵌合孔
61を嵌め込んでおり、これらスピンドル台13の外径
及びロータ37の嵌合孔61の内径は大きなものである
ので嵌め込みが容易である。そして、駆動用マグネット
38の磁力によりロータ37をステータヨーク22に吸
引させてスピンドル台13がロータ37とボール軸受部
60に挾持されて一体化されている。そして、図2に示
すように、ボール軸受部60にスピンドル台13が当接
し、スピンドル台13がボール軸受部60に載置された
状態になり、スピンドル台13は、ブッシュ62及びボ
ール軸受部60に支持されて、回転できるようになって
いる。
【0035】このように構成された前記実施例にあって
は、スピンドル軸39と、このスピンドル軸39と一体
に回転するスピンドル台13と、このスピンドル台13
と一体に回転するロータ37と、このロータ37に取り
付けた駆動用マグネット38と、この駆動用マグネット
38に対向して配置した駆動コイル36と、駆動コイル
36を取り付けるとともに、スピンドル軸39を回転自
在に支持するブッシュ62を有するステータヨーク22
を備えてなるスピンドルモータ4において、スピンドル
台13とロータ37とを別部材で構成し、ロータ37に
スピンドル台13を下方から嵌合させる嵌合孔61を穿
設し、ステータヨーク22のブッシュ62にスピンドル
台13を組み込んでロータ37をスピンドル台13を介
在して組込み、駆動用マグネット38の磁力によりロー
タ37をステータヨーク22に吸引させてスピンドル台
13を一体化させたため、スピンドル台13の外周部分
にロータ37の嵌合孔61を嵌め込むので、これらスピ
ンドル台13の外径及びロータ37の嵌合孔61の内径
の径の大きな部分で嵌め込めばよく、組み込み作業が容
易である。
【0036】また、前記実施例によるスピンドルモータ
4の組立にあっては、ベースユニットとして図5に示す
ようにFPC5が載置されたステータヨーク22上に、
ボール軸受部60(第2の軸受部)、スビンドル軸39
(スピンドル台13)、そして、ロータ37の順で積み
重ねて組立てる、積み重ね方式のため、手組みで容易に
アッセンブルできる。
【0037】また、前記実施例にあっては、スピンドル
台13をロータ37の嵌合孔61に入れる前にスピンド
ル軸39(スピンドル台13)をブッシュ62に組み込
むので駆動用マグネット38の強い吸着力の影響を受け
ることがないためブッシュ62に無理な力がかからず、
ブッシュ内径のこじれ、芯振れ等が生じない。
【0038】また、前記実施例にあっては、かしめま
た、接着をしないため、無理な応力(変形)、接着層に
よる高さ、振れのバラツキが安定する。
【0039】また、前記実施例にあっては、スピンドル
モータがアキシャル構造(吸引力1.5〜2.0kg)
のため、ロータ37の抜けもラジアルに比べて有利であ
る。
【0040】次に、図13(a),(b)は本発明の一
実施例に係るディスク駆動装置のメディアイジェクト
時、及びメディアロード時のカートリッジホルダの変形
例を示す斜視図、図14は図13(a)の状態の正面図
である。
【0041】ところで、前記実施例では、ロータ37等
を積み重ねて組み込んでスピンドルモータ4を構成して
おり、ロータ37等は駆動マグネツト38の吸引力のみ
で組み込み状態を保持されている。しかしながら、現状
の吸引力では110G程度の衝撃でロータ37がスピン
ドル台13から抜ける虞れがある。これを防止するため
に抜け止めを設けることが考えられるがスピンドルモー
タ4のコストを考慮すると困難である。
【0042】そこで、カートリッジホルダにロータ押え
板を設け、このロータ押え板はメディアアンロード時は
バネで下に降りていてメディアをロードするとメディア
によって上に上がるようになっている。このロータ押え
板によりアンロード時はカートリッジホルダの剛性向上
に寄与し、衝撃によるヘツドクラッシュの防止にも役立
つ。
【0043】即ち、図13(a),(b)、図14に示
すように、カートリッジホルダ100の上面部には押さ
え手段であり押圧手段でもあるロータ押え板101が回
動自在に設けられている。102はカートリッジホルダ
100の上面部に形成された開口部、103はロータ押
え板101の回動軸、104はロータ押え板101をカ
ートリッジホルダ100内に位置(図13(a)の状
態)する方向に付勢するコイルばね、105はロータ押
え板101の回動範囲を規制する回動軸103に形成さ
れたストッパである。ロータ押え板101は、ディスク
カートリッジ14がカートリッジホルダ100に挿入さ
れたとき、ディスクカートリッジ14の先端が突き当た
って、コイルばね104に抗して回動されて押し上げら
れるようになっている。なお、ロータ押え板101の遊
端部にはその中央部分に切欠きが形成されて2個のロー
タ押え部106,106が突設されている。
【0044】次に、図13(a),(b)に示すカート
リッジホルダの動作について説明する。
【0045】メディアイジェクト時には、図13
(a)、及び図14に示すように、ロータ押え板101
はスピンドルモータ4のロータ37と対向する位置に設
けられており、コイルばね104によりロータ押え板1
01は、ストッパ105がカートリッジホルダ100の
上面に当たった位置でカートリッジホルダ100内に下
降して保持され、そのロータ押え部106,106がロ
ータ37に接触あるいは近接されている。したがって、
前述したように、ロータ37がスピンドル台13から外
れるような衝撃が加わっても、ロータ押え部106,1
06によりロータ37は外れることがない。図13
(a)の状態から、ディスクカートリッジ14をカート
リッジホルダ100に挿入すると、ディスクカートリッ
ジ14の先端がロータ押え板101に突き当たって、コ
イルばね104に抗してロータ押え板101を回動させ
て押し上げるようになっている(図13(b)参照)。
そして前述と同様にカートリッジホルダ100がシャー
シ側に垂直に降下して、磁気ディスク11がスピンドル
台13にロードされたときには、コイルばね104の付
勢力により、ロータ押え板101がディスクカートリッ
ジ14の上面の中央部付近をスピンドルモータ4側へ押
圧し、ディスクカートリッジ14を押さえるようになっ
ている。
【0046】図15(a),(b)は本発明の一実施例
に係るディスク駆動装置のブッシュの変形例を示す平面
図、及び斜視図、図16は図15の実施例の変形例を示
す説明図、図17は図16の比較のために従来の磁気デ
ィスク駆動装置に使用されるスピンドルモータを示す説
明図である。
【0047】ところで、アキシャルタイプのスピンドル
モータの軸受構造は、従来、図17に示すように、スピ
ンドル軸81の径φAとメタルブッシュ88の孔の径φ
Bにはクリアランスがあった。そのため、スピンドル軸
81がそのクリアランス分必ず動いてしまう。したがっ
て、キャリッジ10とホールドケース29の位置合わせ
であるMDSA調整において、調整完了時と取付ネジの
ネジ締め後とでアライメント変化が上記の理由により生
じてしまい、ネジ締めにより変化していないものを、変
化したと誤り、工数が増えてしまう。
【0048】そこで、メタルブッシュを図15のように
構成してもよい。
【0049】図15において、110はメタルブッシュ
で、このメタルブッシュ110には貫通孔111が図1
5(a)に示すように扇形に形成されており、また、そ
の上面から弧状部を横切るように溝112が形成されて
いる。この溝112に板バネ113が差し込まれるよう
になっている。この板バネ113を溝112に差し込ん
だ状態では、スピンドル軸39の外周面はメタルブッシ
ュ110の貫通孔111の内面の2ヵ所と、板バネ11
3の1ヵ所とで接触されている。したがつて、スピンド
ル軸39は板バネ113によりメタルブッシュ110の
貫通孔111の内面に押され、クリアランスが0となつ
ている。なお、板バネ114は図16に示すようにメタ
ルブッシュ115の外周に嵌装するようにしてもよい。
【0050】図18は本発明の一実施例に係るディスク
駆動装置の軸受の更に別の変形例を示す説明図、図19
は図18の比較のために従来の磁気ディスク駆動装置に
使用される更に別のスピンドルモータを示す説明図であ
る。
【0051】ところで、図19に示すように、従来はス
ピンドル軸81の外径を含油メタルブッシュ88で受け
てシャフトセンターを位置決めしていた。しかしなが
ら、この方式では、含油メタルブッシュ88の径が小さ
く寸法公差を小さくするのが難しい。また、含油メタル
ブッシュ88の体積が小さいので含油量が少ない。
【0052】そこで、図18に示すように、ステータヨ
ーク22に、ステンレスあるいは鉄等からなる下輪部1
20を嵌合して固定されている。この下輪部120はボ
ール121を介在して上輪部122とともにベアリング
が構成されている。上輪部122はスピンドル台123
の下面に対向されている。124は含油メタルからなる
スピンドル軸で、このスピンドル軸124は、その下端
部125が下輪部120の孔に嵌装されるとともに、そ
の上端部126がスピンドル台123の孔に圧入されて
いる。127はスピンドル軸124の頂部に被せられた
硬い金属からなる保護用キャップである。したがって、
下輪部120によって支えられてスピンドル軸124は
回転されるようになっており、センター位置決めする輪
の径を大きくすることができるので、寸法公差を小さく
することができ、また、含油メタルの体積を大きくでき
るので、含油量をふやすことができる。
【0053】図20(a),(b)は本発明の一実施例
に係るディスク駆動装置の軸受の更に別の変形例を示
し、図20(a)はかしめ前の状態を示す説明図、図2
0(b)はかしめ後の状態を示す説明図、図21
(a),(b)は図20(a),(b)の一実施例の変
形例を示し、図21(a)はかしめ前の状態を示す説明
図、図21(b)はかしめ後の状態を示す説明図、図2
2(a),(b),(c)は図20の比較のために従来
の磁気ディスク駆動装置に使用される更に別のスピンド
ルモータを示し、図22(a)はかしめ前の状態を示す
説明図、図22(b)はかしめ後の状態を示す説明図、
図22(c)はロータ組込後の状態を示す説明図であ
る。
【0054】ところで、従来、図22(a)の状態から
鉄製の基板からなるステータヨーク130を黄銅ブッシ
ュ131にかしめる時、図22(b)に示すように、ス
テータヨーク130が沿って内周部132のみ黄銅ブッ
シュ131と接触し、黄銅ブッシュ131の外周側が浮
き、点接触のような状態になっていた。よって、図22
(c)に示すように、ステータヨーク130が、ロータ
37に配設された駆動用マグネット38の磁力によって
撓みやすかった。また、かしめた時の反り量も、磁力に
よる撓みも不安定であった。
【0055】そこで、変形例では、図20(a)、
(b)に示すように、ブッシュ140のかしめ部の下面
外周部に突起141が設けられている。あるいは、図2
1(a)、(b)に示すように、ブッシュ142のかし
め部の下面外周部にテーパ143が設けられている。こ
のように構成することにより、ステータヨーク130の
かしめ部は、ブッシュ140,142のかしめ部の内周
側と外周側の2点で接触して支持されるので、ステータ
ヨーク130は撓みにくくなる。また、撓み量も安定す
る。
【0056】このような前記実施の形態にあっては、ケ
ース64内に磁気ディスク11を収納したディスクカー
トリッジ14を受け入れて保持するカートリッジホルダ
15と、該カートリッジホルダ15をアンロード位置か
らロード位置に移動させるスライド板18と、カートリ
ッジホルダ15の下方に設けられ、カートリッジホルダ
15がロード位置にあるときに磁気ディスク11を回転
させるスピンドルモータ4とを備え、カートリッジホル
ダ15は上面部を有し、この上面部のスピンドルモータ
4と対向する位置に開口部102を設け、この開口部1
02からロータ押え板101をカートリッジホルダ15
内に挿入せしめるとともに、このロータ押え板101を
昇降可能にカートリッジホルダ15に支持し、カートリ
ッジホルダ15がアンロード位置にあるときに、ロータ
押え板101がスピンドルモータ4の上方への移動を規
制しているため、カートリッジホルダ15がアンロード
位置にあるときに、ディスク駆動装置に衝撃が加わって
も、スピンドルモータ4のロータ37の外れを防止する
ことができる。
【0057】また、前記実施の形態にあっては、ケース
64内に磁気ディスク11を収納したディスクカートリ
ッジ14を受け入れて保持するカートリッジホルダ15
と、該カートリッジホルダ15をアンロード位置からロ
ード位置に移動させるスライド板18と、カートリッジ
ホルダ15の下方に設けられ、カートリッジホルダ15
がロード位置にあるときに磁気ディスク11を回転させ
るスピンドルモータ4とを備え、カートリッジホルダ1
5のスピンドルモータ4と対向する位置にロータ押え板
101を設け、カートリッジホルダ15がロード位置に
あるときに、該ロータ押え板101がディスクカートリ
ッジ14をスピンドルモータ4側へ押圧するため、カー
トリッジホルダ15がロード位置にあるときに、磁気デ
ィスク駆動装置1に衝撃が加わっても、スピンドルモー
タ4のロータ37の外れを防止することができる。ま
た、ディスクカートリッジ14をスピンドルモータ4側
へ押圧するので、磁気ディスク駆動装置1に衝撃が加わ
った際に、ディスクカートリッジ14がスピンドルモー
タ4から離れてしまうことを防止できる。また、ディス
クカートリッジ14のケース64に反りがあるような場
合には、この押圧によってケース64の反りを矯正する
ことができる。
【0058】また、前記実施の形態にあっては、カート
リッジホルダ15は上面部を有し、この上面部に開口部
102を設け、この開口部102からロータ押え板10
1をカートリッジホルダ15内に挿入せしめ、ロータ押
え板101を昇降可能にカートリッジホルダ15に支持
したため、カートリッジホルダ15がディスクカートリ
ッジ14を受け入れる際に、ディスクカートリッジ14
がロータ押え板101によって妨害されることなく、カ
ートリッジホルダ15はスムーズにディスクカートリッ
ジ14を受け入れることができる。
【0059】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ケース内
に情報記録ディスクを収納したディスクカートリッジを
受け入れて保持するカートリッジホルダと、該カートリ
ッジホルダをアンロード位置からロード位置に移動させ
るスライド板と、カートリッジホルダの下方に設けら
れ、カートリッジホルダがロード位置にあるときに情報
記録ディスクを回転させるスピンドルモータとを備え、
カートリッジホルダは上面部を有し、この上面部のスピ
ンドルモータと対向する位置に開口部を設け、この開口
部から押さえ手段をカートリッジホルダ内に挿入せしめ
るとともに、この押さえ手段を昇降可能にカートリッジ
ホルダに支持し、カートリッジホルダがアンロード位置
にあるときに、押さえ手段がスピンドルモータの上方へ
の移動を規制しているため、カートリッジホルダがアン
ロード位置にあるときに、ディスク駆動装置に衝撃が加
わっても、スピンドルモータのロータの外れを防止する
ことができる。
【0060】請求項2記載の発明によれば、ケース内に
情報記録ディスクを収納したディスクカートリッジを受
け入れて保持するカートリッジホルダと、該カートリッ
ジホルダをアンロード位置からロード位置に移動させる
スライド板と、カートリッジホルダの下方に設けられ、
カートリッジホルダがロード位置にあるときに情報記録
ディスクを回転させるスピンドルモータとを備え、カー
トリッジホルダのスピンドルモータと対向する位置に押
圧手段を設け、押圧手段は、ロード位置の時にはディス
クカートリッジをスピンドルモータ側へ押圧し、アンロ
ード位置の時にはスピンドルモータに接触して押圧する
ため、カートリッジホルダがアンロード位置にあるとき
に、ディスク駆動装置に衝撃が加わっても、スピンドル
モータのロータの外れを防止することができる。また、
ロード位置にあるときに、押圧手段はディスクカートリ
ッジをスピンドルモータ側へ押圧するので、ディスク駆
動装置に衝撃が加わった際に、ディスクカートリッジが
スピンドルモータから離れてしまうことを防止できる。
また、ディスクカートリッジのケースに反りがあるよう
な場合には、この押圧によってケースの反りを矯正する
ことができる。
【0061】請求項3記載の発明によれば、カートリッ
ジホルダは上面部を有し、この上面部に開口部を設け、
この開口部から押圧手段をカートリッジホルダ内に挿入
せしめ、押圧手段を昇降可能にカートリッジホルダに支
持したため、カートリッジホルダがディスクカートリッ
ジを受け入れる際に、ディスクカートリッジが押圧手段
によって妨害されることなく、カートリッジホルダはス
ムーズにディスクカートリッジを受け入れることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るディスク駆動装置のスピ
ンドルモータの要部分解斜視図である。
【図2】本発明の実施例に係るディスク駆動装置のスピ
ンドルモータの縦断面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】スピンドルモータをディスク駆動装置のシャー
シに取り付けた状態を示す説明図である。
【図5】図4(a)の状態でベースユニット部分の平面
図である。
【図6】本発明の一実施例に係るディスク駆動装置を示
す平面図である。
【図7】本発明の一実施例に係るディスク駆動装置のカ
ートリッジホルダ及びディスクカートリッジを透過して
示す平面図である。
【図8】本発明の一実施例に係るディスク駆動装置のカ
ートリッジホルダを取り除いて示す平面図である。
【図9】本発明の一実施例に係るディスク駆動装置のデ
ィスクカートリッジの挿入動作を示す説明図である。
【図10】本発明の一実施例に係るディスク駆動装置の
全体の分解斜視図である。
【図11】本発明の一実施例に係るディスク駆動装置の
全体の分解斜視図である。
【図12】本発明の一実施例に係るディスク駆動装置に
使用するディスクカートリッジの底面図である。
【図13】本発明の一実施例に係るディスク駆動装置の
メディアイジェクト時、及びメディアロード時のカート
リッジホルダの斜視図である。
【図14】図13(a)の状態の正面図である。
【図15】本発明の一実施例に係るディスク駆動装置の
軸受の変形例を示す説明図である。
【図16】図15の実施例の変形例を示す説明図であ
る。
【図17】図16の比較のために従来の磁気ディスク駆
動装置に使用されるスピンドルモータを示す説明図であ
る。
【図18】本発明の一実施例に係るディスク駆動装置の
軸受の更に別の変形例を示す説明図である。
【図19】図18の比較のために従来の磁気ディスク駆
動装置に使用される更に別のスピンドルモータを示す説
明図である。
【図20】本発明の一実施例に係るディスク駆動装置の
軸受の更に別の変形例を示す説明図である。
【図21】図20(a),(b)の一実施例の変形例を
示す説明図である。
【図22】図20、図21の比較のために従来の磁気デ
ィスク駆動装置の更に別のスピンドルモータを示す説明
図である。
【図23】従来の磁気ディスク駆動装置に使用されるス
ピンドルモータを示す説明図である。
【図24】図23の要部分解斜視図である。
【符号の説明】
4 スピンドルモータ 5 FPC 11 磁気ディスク 13 スピンドル台 13a 鍔部 14 ディスクカートリッジ 15 カートリッジホルダ 22 ステータヨーク 36 駆動コイル 37 ロータ 38 駆動用マグネット 39 スピンドル軸 60 ボール軸受部 61 嵌合孔 62 ブッシュ 101 ロータ押え板 102 開口部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に情報記録ディスクを収納した
    ディスクカートリッジを受け入れて保持するカートリッ
    ジホルダと、 該カートリッジホルダをアンロード位置からロード位置
    に移動させるスライド板と、 前記カートリッジホルダの下方に設けられ、前記カート
    リッジホルダがロード位置にあるときに前記情報記録デ
    ィスクを回転させるスピンドルモータとを備え、 前記カートリッジホルダは上面部を有し、 この上面部の前記スピンドルモータと対向する位置に開
    口部を設け、 この開口部から押さえ手段を前記カートリッジホルダ内
    に挿入せしめるとともに、この押さえ手段を昇降可能に
    前記カートリッジホルダに支持し、 前記カートリッジホルダがアンロード位置にあるとき
    に、前記押さえ手段が前記スピンドルモータの上方への
    移動を規制していることを特徴とするディスク駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 ケース内に情報記録ディスクを収納した
    ディスクカートリッジを受け入れて保持するカートリッ
    ジホルダと、 該カートリッジホルダをアンロード位置からロード位置
    に移動させるスライド板と、 前記カートリッジホルダの下方に設けられ、前記カート
    リッジホルダがロード位置にあるときに前記情報記録デ
    ィスクを回転させるスピンドルモータとを備え、 前記カートリッジホルダの前記スピンドルモータと対向
    する位置に押圧手段を設け、前記押圧手段は、ロード位置の時には前記ディスクカー
    トリッジを前記スピンドルモータ側へ押圧し、アンロー
    ド位置の時には前記スピンドルモータに接触して押圧す
    ことを特徴とするディスク駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記カートリッジホルダは上面部を有
    し、 この上面部に開口部を設け、 この開口部から前記押圧手段を前記カートリッジホルダ
    内に挿入せしめ、 前記押圧手段を昇降可能に前記カートリッジホルダに支
    持したことを特徴とする請求項1記載のディスク駆動装
    置。
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