JP2916784B2 - ホットメルト接着剤の塗布方法及び装置 - Google Patents

ホットメルト接着剤の塗布方法及び装置

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JP2916784B2 JP28573689A JP28573689A JP2916784B2 JP 2916784 B2 JP2916784 B2 JP 2916784B2 JP 28573689 A JP28573689 A JP 28573689A JP 28573689 A JP28573689 A JP 28573689A JP 2916784 B2 JP2916784 B2 JP 2916784B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ホットメルト接着剤をビード状に吐出し、
そのビードをスパイラル状に旋回しつつ塗布する方法お
いて、該スパイラル状のビードに対してパターンエアを
吹き付けつつ塗布する方法及びその装置に係る。
〔従来の技術〕
ホットメルト接着剤は、その自動塗布装置が開発され
て以来、その簡便さが買われて、パッケージなど各種産
業界における製品の製造に使用されてきた。しかしこれ
らは大体において平滑的面同士における接合が多かっ
た。しかるに、最近凹凸ある不規則な、そして毛羽立っ
た面に対しての接合、例えば織布や不織布の面に対する
接合の需要が急速に高まってきたのである。使い捨てお
むつなどはその最たる例である。
使い捨ておむつは、主として吸水剤のまぶされたフラ
フを挟んで、不織布とプラスチックフィルムとが接合さ
れているものである。この接合に当っては大きな問題点
があった。それは、不織布の面即ち細断された短繊維の
毛羽立った凹凸ある不規則な面上に、液状のホットメル
ト剤を吐出塗布又はスプレイ塗布した場合、それらの液
体は毛細管現象により不織布の内部にしみ込んで行くこ
とである。それらが飽和状態となって、始めてホットメ
ルト接着剤(以下略して単にホットメルトと称す)は不
織布の表面上に現出してくることになり、それが他のプ
ラスチックフィルムとの接合の役割を果たすことになる
のである。即ちしみ込んだ分は過剰供給分であって浪費
以外の何ものでもない。それのみか、該しみ込んだ分は
層となって、固化後はゴワゴワしたものとなり、特にお
むつにおいてはその肌ざわりの感触を著しく損うもので
あった。
これらの問題を解決するために、最近、ホットメルト
をビード状に吐出し、そのビードをスパイラル状に旋回
させ、不織布面上に連続した輪による条状塗布を行なう
方法及びノズルが発明された。同発明は、本出願人の親
会社である(米)ノードソン・コーポレーションにより
出願され、米国特許第4,785,996号を得、現在日本にも
出願され、既に公開(特開昭63-283774号)されてい
る。
次に上記特開昭63-283774号の概要について説明す
る。第14図を参照されたい。それは従来のホットメルト
ビード吐出用ガン(101)ノズル(102)に対し、特殊な
る環状板(103)を取付けたものである。該環状板が同
発明の要素である。該環状板はその上面中央部に円柱状
のボス(106)を、また下面中央部に円錐台状のチップ
(104)を設け、そしてそれらの中心線上に貫通孔(10
5)が穿孔され、かつ上記上面には同心円的に断面V字
型の環状V字溝(108)が設けられ、更に該V字溝の内
側面に沿って直角の空気噴射孔(110a,110b,…,110f)
が複数個設けられたものである。
数値的な説明を加えると、上記貫通孔(105)即ちビ
ード吐出孔の径は0.4445mm〜0.4699mm、また空気噴射孔
(110a,110b,…,110f)は6個、それらの径は0.381mm〜
0.508mmの範囲内、そして該孔の穿孔角度(“α”)は
上記中心軸線に対し約30度、同中心軸線を通る直角平面
に対する角度(“β”)は約10度(第15図参照)である
ことが望ましい。
次にそれらの作用について説明する。環状板(103)
の貫通孔(105)からホットメルトのビード(HB2)が垂
直下方向に吐出する。同時に、上記環状板(103)上に
設けられた6個の空気噴射孔(110a,110b,…,110f)か
ら空気が噴出する。これらの噴射流の各流れ(Aa,Ab,
…,Af)は、第16図に示す如く、鼓状となる。これらの
流れが合成されると、同図上仮想線にて示すように、下
向きの渦巻流(As1)となる。この渦巻流の圏内には上
記吐出直後のビード(HB2)が入ると、該ビードも該渦
巻流に巻き込まれて、前出第14図に示すように渦を巻き
乍ら降下するのである。同時に上記空気噴射流(以下渦
巻きを発生せしめるのでスパイラル気流と称す)の下方
に向けての加速度と、上記渦巻き降下するビード(HB
2s)自体の加速度とが加わって、降下速度は増加し、該
ビードは延伸されて細くなり、ファイバー状(HB2s′=
Fis2)となり、かつスパイラルピッチも粗くなって、該
スパイラルの形状は釣鐘状となる(前出第14図)。そし
て被塗物(W2)面上に達すると丸い輪(Fic)となって
積み重なる。しかし上記被塗物(W2)を“F"方向に移動
すると、上記丸い輪は第17図に示すように連続した輪の
帯(Ficc)となる。
このようにして、ホットメルトのファイバーは、不織
布の面上に連続した丸い輪を画がき乍ら帯状に塗布され
るのである。
さて上記の連続的円輪帯は、前述の従来のホットメル
トの不織布に対するドット状塗布や紐状塗布、膜状塗
布、そしてスプレイ塗布などとは、その接着状態におい
て大いに異なる。次にそれらの相異点について説明す
る。
従来の場合、液状ホットメルトは不織布面上に塗布さ
れると、その短繊維の間隙に毛細管現象によって滲透
し、前述の従来の技術の項にて述べたように多重の無駄
が生じた。しかるに上述のファイバーの連続的円輪塗布
の場合には、上述の滲透現象は全く起こらない。第18図
を参照されたい。不織布面は短繊維が無数に毛羽立って
おり、かつ不規則な凹凸がある。その面上にホットメル
トのファイバー(Ficc)が塗布されると、そのファイバ
ーは凹凸した面の峰部にかけ渡しされ、凹部には接触し
ない。従ってホットメルトファイバーが不織布面に滲透
することは全くあり得ない。そしてそれらファイバー
は、蜘蛛の巣を被せたように不織布の表面のみに薄く被
せられ、それが他のプラスチックフィルムなどとの接合
媒体となるのである。
また本塗布方法は、被塗物に対して非接触であるた
め、耐熱性の低いプラスチックフィルムに対しても容易
に塗布することができ、なおかつ円輪帯状に塗布される
ので、スプレイ式塗布時における被塗物周辺への飛び散
りなどが起こらないのである。
同法は、接着強度も十分あり、その上ホットメルトの
使用量が従来の数分の一で済んだのである。所が一つの
欠点があった。それは第17図に示すように連続的円輪帯
の両側縁部(Pt3,Pt4)におけるファイバーの密集度が
高くなり、塗布層としては同部だけが厚くなるというこ
とであった。また、連続的円輪帯の各パターンの端部
(Ed3,Ed4)が半円状となり、角を出すことが出来ない
という欠点もあった。
〔解決しようとする課題〕
前述のように、ホットメルトのファイバーの連続的円
輪塗布帯における両側縁部のファイバーの高密集化を防
ぐこと、及び連続的円輪塗布帯の各パターンにおける両
端部の角を出さしめることが本発明の目的であり、動機
でもある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の要旨は、ホットメルト接着剤のスパイラル状
吐出用ノズルによる連続的円輪帯塗布において、ノズル
よりホットメルトビードがスパイラル状に降下する途
中、該スパイラルパターンの外側周辺に設けたパターン
エアノズルよりエアを吹付け、それによって丸輪よりな
るスパイラルの輪を、必要とする各種のパターンに変形
させ、それらを連続的に被塗物面上に帯状に塗布する方
法とそのパターンエアノズル用アタッチメント及びそれ
らにより塗布された製品とである。
元来、液体のスプレイにおいて、そのスプレイパター
ンを変えるため、スプレイパターンの外方に設けたエア
ノズルよりエアを吹き付ける方法とそのエアノズル即ち
パターンエア用のエアキャップを使用することは従来よ
り行なわれてきた。
しかし、本発明は従来のように霧化によるスプレイパ
ターンに対してではなく、ホットメルトビードのスパイ
ラル状吐出用ノズルより吐出してくるスパイラル状ビー
ドに対し、その側面よりエアを吹付け、必要に応じては
それらの吹付け方向を各様に変換し、各種の変形連続輪
帯の塗布を行なうものである。
先ず、本発明の方法について詳細に説明する。第1図
及び第2図を参照されたい。仮想線で示したものは、前
述した公知(特開昭63-283744号)のホットメルトのビ
ードをスパイラル状に吐出させる機能を有するノズル
(1)の側断面図(第1図)及び正面図(第2図)であ
る。先ず前述したように、該ノズル上の環状板(3)か
らはホットメルトのビード(HB)が真下に向かって吐出
する。同時に複数本(6本)のスパイラル化用空気噴射
孔(5a,5b,…)より噴出する噴射流(ASa,Asb,…)によ
って生ずる渦巻流(前出第16図中のAs1)に上記ビード
(HB)が遭遇すると、同流に巻き込まれて、該ビードも
スパイラル状に旋回し、渦を巻き乍ら(HBs)降下す
る。これまでは上記公知のノズルによるビードのスパイ
ラル吐出法であるが、本発明はそのビードのスパイラル
状に降下するパターンの両側方よりパターンエア(AP1,
AP2)を吹付けることである。そうすると、第1図上
“A"−“A"断面を第3図に示すように、平面的には円形
であるビード(実際には前述の如く延伸されてファイバ
ーとなる場合が多い)の輪(Fis)は両方から押し付け
られ、楕円形(Fie)に変形される。その状態で被塗物
(W)面上に到達すると、ファイバーの楕円形の輪(Fi
e=Fe)が積み重ねられる。そして上記被塗物(W)を
上記楕円の長軸に対して直角方向である“F"方向に移動
すると、第4図に示すようにホットメルトのファイバー
の楕円形の輪が連続的に被塗物即ち不織布の面上に帯状
に塗布されるのである。
この連続的楕円輪帯の塗布は前述の公知である連続円
輪帯塗布に比べると、大きな相異がある。それは第4図
に示すように、連続的楕円輪帯(Pec)の両側縁(Pt1,P
t2)におけるファイバーの密集度は、上述の連続的円輪
帯における両側縁部(第17図上のPt3,Pt4)に比べる
と、同図にても明らかに分るようにより小である。これ
は本発明の方法による連続的楕円輪塗布帯の方が、公知
の方法によるよりも、より塗布層の厚さが均一化されて
いることを証明するものである。また、第4図に示すよ
うに、連続的楕円輪帯(Pec)塗布パターンの端部(E
d1,Ed2)の形状は、前述の連続的円輪帯における各パタ
ーンの半円状の端部(第17図上のEd3,Ed4)に比べる
と、より直角に近くなり角状に塗布されるのである。
更に次の実験を試みた。上述の発明においては、吐出
するビードのスパイラル状のパターンの対称的両側方よ
りパターンエアを吹付け、かつ被塗物を上記対称軸線方
向(第4図中“F")に移動することによって得られたも
のであるが、上記条件のうち、スパイラル状ビード吐出
用ノズルのスパイラル化エアの圧力とパターンエア噴出
用ノズルのパターン化エアの圧力をともに低め、更にノ
ズルと被塗物との距離を縮めたところ、第7図に示すよ
うな縦形三ツ輪状の塗布パターン(Pv)が得られ、また
被塗物の移動によって第8図に示すような上記パターン
の連続パターン(Pvc)が得られたのである。
実験条件 パターンエア噴出用ノズル(13A,13B)の下端面と被
塗物(W1)との間隔(U)は5mm。
但しビード吐出用ノズル上の環状板(3)の下端面と
パターンエア噴出用ノズルの下端面との距離(T)は6m
m。(第6図参照) スパイラル状ビード吐出用ノズルのスパイラル化エア
の圧力 0.4kg/cm2 パターンエア圧力 1.0kg/cm2 パターンエア温度 204℃ ホットメルト接着剤 新田ゼラチン製 H6502(合成
ゴム系) 不織布の移動速度 90m/min 上記条件によって得られた連続的縦形三ツ輪状塗布帯
は第8図にも見られるように、前述の連続的楕円輪塗布
帯よりも、ファイバーの分配及び密集度はより均一化さ
れており、本発明の代表的塗布パターンというべきもの
である。
上記パターンの形成状態について説明する。第6図及
び第7図を参照されたい。前述の如く、連続的楕円輪の
形成は、スパイラル状ビードに対し、両側よりパターン
エアを吹付けることによって得られた。即ち該ビード
(ファイバー)の先端は楕円(Fie)を画がき乍ら塗布
されるのである。その場合、パターンエア噴出孔から噴
出されるエアは、噴出孔と被塗物との間隔が大きくなる
ほど円錐的に広がり(第1図において、噴出孔と被塗物
との間隔は約20mm)、即ちスパイラル状ビードに対し面
的に吹き付けていたのである。所が、上記噴出孔と被塗
物との間隔をより短かく(第6図中、V≒8mm)する
と、上記パターンエアの噴出流(Ase,Asf)は、スポッ
ト的に上記スパイラル状ビードの最下端の楕円輪(Fi
e)に打ち当たることになる。すると楕円を画がき乍ら
被塗物(W1)面に接触塗着する直前、楕円の何れか一方
は上記パターンエア(Ase又はAsf)により押し込められ
凹む(Fie1またはFie2)のである。そして第7図に示す
ように、縦形三ツ輪状パターンが形成されるのである。
なお、現段階では再現性は得られなかったが、上記条
件におけるスパイラル状ビード吐出用ノズルのスパイラ
ル化エアの圧力と、パターンエア噴出用ノズルのパター
ン化エアの圧力とを低めたところ、第9図に示すような
塗布パターン(Pxc)も得られた。要するに、パターン
エアの吹き付け圧力、そして角度、位置、及びスパイラ
ル化エアの圧力等のファクターの変更により、種々各様
のパターンを現出することができるのである。
次に上記方法に基づくパターンエアノズルのアタッチ
メントについて説明する。これらには三種あるのい各項
毎に説明する。
(1)固定式パターンエアノズルアタッチメント 第1図は側断面、第2図はその正面外形図である。本
アタッチメント(11)は、公知のビードのスパイラル状
吐出用ノズル(1)上に取付けられるものであって、該
公知のノズル(1)は仮想線で示してある。即ち本アタ
ッチメント(11)は、公知のノズル(1)の外側に取付
けられたキャップ(9)の外周に設けられた雄ネジに嵌
合されるものである。
本アタッチメント(11)はノズルボディ(12)と上蓋
部(16)との二部とから成る。該ノズルボディは円筒状
で内側には上記ビードのスパイラル状吐出用ノズルと嵌
合する雌ネジが切ってあり、またその下面には対称的に
設けられた突起部即ちパターンエアノズル(13A,13B)
があり、該突起部の内側にパターンエア噴出孔(14A,14
B)が、必要とする角度(θ)をもって穿孔されてい
る。該孔の根本はそれぞれノズルボディ(12)の上方に
向けて通路(15A,15B)に連通しており、該通路はノズ
ルボディの上面に設けられた環状溝(18)に連る。該環
状溝の上面には上蓋(16)が被せられ、かつ該上蓋の内
部にはエア供給通路(17)が設けられている。また該上
蓋の内側には雌ネジが切られ、上記ノズルボディ(12)
に対してロックナットの作用を為す。なお上記パターン
エア噴出孔は必要により複数とし、また左右それぞれ別
個にエア供給通路を設けても良い。
次に作用について説明する。ホットメルトは前述した
ようにビードのスパイラル状吐出用ノズル(1)よりス
パイラル状に旋回し乍ら吐出してくる。同時に両側より
パターンエアが吹き出し、上記スパイラル状ビードの環
(Fis)を押し付け、第3図に示すように楕円形(Fie)
となさしめる。その状態で20mm程度降下して被塗物
(W)面に到達し、その間ビード(HBs)は大体におい
て延伸されてファイバーの楕円環となって積み重なる
(Pe)。ここにおいて被塗物(W)を、上記楕円輪(Fi
e)の短軸方向に移動すると第4図に示すように、ファ
イバーの連続的楕円環の塗布帯(Pec)が形成される。
該塗布帯の両側縁(Pt1,Pt2)部におけるファイバーの
密集度は、従来の連続円輪塗布帯における両側縁部(前
出第17図上のPt3,Pt4)におけるそれよりも小であるた
め、塗布層の厚みは、全体的にみてより均一化すること
になる。また、第5図に示すように、連続的楕円環の塗
布パターンを断続的に塗布した(Pec)各塗布パターン
(Pec1,Pec2,Pec3,…)における両端部は、従来の連続
円輪塗布パターンにおける両端部(前出第17図上のEd3,
Ed4)よりも角状に塗布されるため、各パターンのコー
ナー部の接着不良はなくなることになる。よって前述し
た従来の欠点は解決されるのである。
(2)可動式パターンエアノズルアタッチメント 第10図は本アタッチメントの半側断面図である。本ア
タッチメントは前記第(1)項の固定式と異なり、パタ
ーンエアノズル(33A,33B)及びそれらへのエア供給通
路をボディの外部に取付け、かつそれらノズルの方向位
置を複数のリンクの連結角度の調整により任意に設定す
ることができるものである。
これらの構造を説明すると、先ず公知のビードのスパ
イラル状吐出用ノズル(1)の外側に雌ネジ付き外筒
(32)を嵌合し、その上部にロックナット(36)をセッ
トする。上記外筒(32)上には、両側対称的にブラケッ
ト(38)を外方に向けて取付け、これらブラケットの端
面上には上記外筒(32)の軸と平行に下向きに、第一リ
ンク(39)上にあけられた長孔(41)を通してピボット
ピン(40)により連結される。該第一リンク(39)の下
部は、他のピボットピン(42)により第二リンク(44)
と結合する。該第二リンクの他端には、同リンクの軸方
向に出入かつ回転嵌合し、そしてその先端部にはパター
ンエアノズル(33A,33B)の取付けられる。丸棒(45)
が挿入される。上記パターンエアノズルは、ゴム管(3
5)などにより加圧エア供給管(37)に接続される。な
お、該管の上部は、上記ブラケット(38)内を貫通して
取付けられる。
上記リンクの可動部は、Y軸方向として同図に示すよ
うに上下する嵌合ネジ部(“J")及び第一リンク(39)
上の長孔(41)とピボットピン(40)部(“K")、第一
リンク(39)と第二リンク(44)との結合ピボットピン
部(“L")などにより行なわれ、またX軸方向としては
第二リンク(44)内に出入嵌合するノズル取付用丸棒
(45)部により、またZ軸方向としては上記の第一リン
ク(39)上のピボットピン部(“K")等があり、これら
によって三軸方向に対し必要とする方向にある範囲内に
てパターンエアノズル(33A,33B)の方向を設定するこ
とができるのである。
(3)球面管接手式パターンエアノズルアタッチメント
第12図を参照されたい。パターンエアノズル(53A,53
B)は球面管接手(55)にネジ嵌合により直結され、該
接手を介して同ノズルの方向は自由(“Q")に変えら
れ、締付けボルト(60)によって固定設定される。また
上下方向の移動調整は、上記球面管接手のボディ(52)
のビードのスパイラル状吐出用ノズル(1)とのネジ嵌
合によって調整(“R")され、その位置はロックナット
(56)により固定される。これらによってパターンエア
ノズルの方向は必要とする方向に向けて任意に設定され
るのである。
以上のように、ホットメルトファイバーの連続変形輪
状の不織布などに対する効果をあげたが、これらは単に
使い捨ておむつにとどまらず、生理用ナプキン、バンド
エイド等衛生材料は勿論、織布より成る縫製品などへも
利用することができ、これによって十分な接合力と柔軟
性とを有する、経済的な各種の製品を製造することがで
きるのである。
〔効果〕 本発明によって、ホットメルト接着剤の連続的変形環
を、帯状に不織布や織布面に塗布することにより、両側
縁部が厚くならない均一な塗布層と、各塗布パターンの
両端部が角状であることによる十分な接合力と柔軟性を
有する高品質製品を従来のスパイラル状塗布と同様に低
コストにて製造することができ、かつ各種の変化あるビ
ード又はファイバーによる連続的模様を塗布することが
できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明(以下特記なきものは本発明とする)に
よるパターンエアノズル用アタッチメントの側断面図、
第2図は上図の正面図、第3図は第1図上“A"−“A"断
面図 第4図はホットメルトのファイバーの楕円形の輪
が連続的に塗布された状態図 第5図は同上図の連続的
塗布パターンが断続的に塗布された状態図 第6図はパ
ターンエアノズルと被塗物との距離の説明図 第7図は
本発明により得られる塗布パターンの他の例である縦形
三ツ輪状パターンの説明図 第8図は上図の縦形三ツ輪
状パターンが連続的に塗布された状態図 第9図は本発
明により得られる塗布パターンの他の例である小型楕円
と大型楕円との交互に接続するパターンが連続的に塗布
された状態図 第10図は本発明の実施例である可動式パ
ターンエアノズル用アタッチメントの半側断面図 第11
図は上図可動式パターンエアノズルのリンク部分の正面
図 第12図は本発明の他の実施例である球面管接手式パ
ターンエアノズル用アタッチメントの半側断面図 第13
図はパターンエアノズルの先端部にエア噴出孔を有する
ノズルキャップを取付けた状態説明図 第14図は従来の
ホットメルトビードのスパイラル状吐出用ノズルの断面
図 第15図は上図ノズルに取付けられる環状板の平面図
第16図は上図環状板の6個の空気噴射孔から噴出した
空気の流れの説明図 第17図はホットメルトのファイバ
ーの連続的円輪帯の説明図 第18図は不織布面に対する
連続的円輪塗布の状態説明図 主要な符号の説明 1……ホットメルトビードのスパイラル状吐出用ノズ
ル、5a,5b,…,5f……スパイラル化用空気噴射孔、11,3
1,51……パターンエアノズル用アタッチメント、12,52
……ノズルボディ、32……外筒、13A,13B,33A,33B,53A,
53B,……パターンエアノズル、14A,14B,34A,34B,54A…
…エア噴出孔、39,44……リンク、40,42……ピボットピ
ン、35……フレキシブルチューブ、55……球面体、73…
…ノズルキャップ、W,W1,W2……被塗物、F……被塗物
の移動方向、HB……ホットメルトビード、Asa,Asb,…,A
sf……スパイラル化用空気噴射流、AP1,AP2……パター
ンエア、Pec……連続的楕円輪帯、Pt1,Pt2……連続的楕
円輪帯の両側縁部、Ed1,Ed2……連続的楕円輪帯の断続
的塗布パターンの両端部

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホットメルト接着剤をビード状に吐出し、
    それをスパイラル状に旋回させながら連続的円輪状に塗
    布する方法において、そのスパイラル状のビードに対し
    側方よりエアを吹き付け(AP1,AP2)、円錐形的スパイ
    ラル状を非円錐形的なものとし、それらのビードの非円
    輪状のものを連続的に(Pec)、移動する被塗物(W)
    面上に塗布することを特徴とする、ホットメルト接着剤
    の塗布方法。
  2. 【請求項2】非円輪状の塗布パターンが、断続的(Pe
    c1,Pec2,Pec3,…)に塗布される、特許請求の範囲第1
    項に記載のホットメルト接着剤の塗布方法。
  3. 【請求項3】非円輪状の塗布パターンが、楕円形状的パ
    ターン(Pec)で塗布される、特許請求の範囲第1項に
    記載のホットメルト接着剤の塗布方法。
  4. 【請求項4】非円輪状の塗布パターンが、縦形三ツ輪状
    的パターン(Pvc)で塗布される、特許請求の範囲第1
    項に記載のホットメルト接着剤の塗布方法。
  5. 【請求項5】非円輪状の塗布パターンが、小型楕円形状
    と大型楕円形状との交互に接続するパターン(Pxc)で
    塗布される、特許請求の範囲第1項に記載のホットメル
    ト接着剤の塗布方法。
  6. 【請求項6】ホットメルト接着剤をビード状に吐出し、
    それをスパイラル状に旋回させながら連続的円輪状に塗
    布させる機能を有するノズル(1)に対し、該ノズル
    (1)の外側にノズルボディ(12)をネジ嵌合し、該ノ
    ズルボデイの下部には単数又は複数のパターンエアノズ
    ル(13A,13B)及びそのエア噴出孔(14A,14B)を、上記
    スパイラル状ビードに向けて設け、かつ上記エア噴出孔
    (14A,14B)を上記ノズルボデイ(12)内を上方に向け
    たエア通路(15A,15B)を介して環状溝(18)に連通さ
    せ、更に該環状溝上面には上蓋(16)を被せ、また該上
    蓋内には上記環状溝(18)に連通する加圧エア供給通路
    (17)の設けられていることを特徴とする、ホットメル
    ト接着剤の塗布装置。
  7. 【請求項7】ホットメルト接着剤をビード状に吐出し、
    それをスパイラル状に旋回させながら連続的円輪状に塗
    布させる機能を有するノズル(1)に対し、該ノズルの
    外側上に外筒を設け、該外筒内部又は外部に、パターン
    エアノズルの角度変換装置を取り付け、かつパターンエ
    アノズルのエア噴出孔を、可動式接続具を介して加圧エ
    ア供給管に接続されることを特徴とする、ホットメルト
    接着剤の塗布装置。
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