JP5295492B2 - 粘性流体材料の楕円状螺旋パターンを形成するノズル、粘性流体材料を基材に塗布する方法、及び製品 - Google Patents
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Description
特許文献5に記載のノズルは、ノズルの円錐状突起に切り込みを入れなければならないため、加工が複雑であり精度の良いノズルを提供することが困難である。
すなわち、粘性流体材料の概ね楕円状螺旋パターンを形成するノズルにおいて、粘性流体材料を吐出して、実質的に連続した粘性流体材料の繊維を形成するためのオリフィスと、粘性流体材料の繊維に対してガスを噴射して粘性流体材料の繊維を概ね楕円状螺旋パターンにするために、オリフィスの周りに設けられた複数のガス孔とを設け、複数のガス孔は、複数のガス孔の一つとオリフィスとを結ぶ仮想線に関して対称な位置に複数のガス孔が配置されないような仮想線を少なくとも一つ含むように、オリフィスの周りに設けた。
図2は、隣り合う楕円状螺旋パターンが干渉しないことを説明する模式図である。粘性流体材料の隣り合う楕円状螺旋パターン4及び5は、模式的に示されている。楕円状螺旋パターン4及び5が基材上に付着するときの仮想楕円4a及び5aの矢印は、楕円状螺旋パターンの旋回方向を示している。図2からわかるように、仮想楕円4aの旋回流と仮想楕円5aの旋回流とは干渉しない。すなわち、仮想楕円4aの旋回流と仮想楕円5aの旋回流は、基材上に到達するまでに、互いに楕円の長径方向が同じ方向に傾き、互いに接することなく隙間を空けて左右に隣り合った状態で、ノズルに平面視又は底面視で左方の仮想楕円4aの右端部の上方位置に右方の仮想楕円5aの左端部が位置するように、ノズルのオリフィスから吐出された粘性流体材料の繊維が旋回して降下するため、干渉しない。
図4は、本発明の実施例によるノズルの側面図である。図5は、本発明の実施例によるノズルの正面図である。図6は、本発明の実施例によるノズルの背面図である。図7は、本発明の実施例によるノズルの底面図である。図8は、図6の線VIII−VIIIに沿って取ったノズルの拡大断面図である。図9は、図7の線IX−IXに沿って取ったノズルの拡大断面図である。本実施例においては、粘性流体材料としてホットメルト接着剤を使用し、ガスとして圧縮空気を使用する。
つまり、複数のガス孔の一つとオリフィスとを結ぶ仮想線に関して対称な位置に複数のガス孔が配置されないような仮想線を少なくとも一つ含むように、オリフィスの周りに複数のガス孔が設けられている。
1.オリフィスとガス孔との位置関係及びノズル先端の構造
図10は、ノズル20の底面22のオリフィス24とガス孔31(31a、31b、31c、31d、31e、31f)とを詳細に示す拡大図である。図11は、ガス孔31の拡大断面図である。
すなわち、複数のガス孔のうち所定のガス孔31aの軸線36aと所定のガス孔31aの一方の側に隣接するガス孔31bの軸線36bとがなす角度α°と、所定のガス孔31aの軸線36aと所定のガス孔31aの他方の側に隣接するガス孔31fの軸線36fとがなす角度β°とは、α°<β°の関係を満たしている。
なお、一対のみのガス孔の場合、ガス孔とオリフィスとを結ぶ仮想線上に二つのガス孔が配置されるので、仮想線に関して対称な位置にガス孔は存在しない。ゆえに、一対のみのガス孔の場合にも、複数のガス孔の一つとオリフィスとを結ぶ仮想線に関して対称な位置に複数のガス孔が配置されないような仮想線を少なくとも一つ含むように、オリフィスの周りに設けられているといえる。
ガス孔31の軸線36は、オリフィス24の外壁としての円錐台状突起23の接線と平行な方向に配置されている。ガス孔31からの圧縮空気は、吐出されたホットメルト接着剤の外周に作用してホットメルト接着剤の繊維(ファイバーすなわちフィラメント)は旋回運動をする。
イ.ガス孔の数:2個〜10個(一つのオリフィスにつき)
原理的には最小2個で、穴数が偶数であれば可能である。ただし、2個の場合、ホットメルトに作用する旋回力が弱いため、パターン幅が狭く、サイクル数も少なくなるが、構造が単純かつ空気消費量がより少ないメリットもあるため、ごく低速なライン速度であれば使用することができる。
ガス孔の数が多すぎるとホットメルトに作用する旋回力が過剰になり、安定した旋回運動を維持できなくなって、ホットメルトが飛散してしまう。
安定したパターンを連続して得るためには、ガス孔の数は、6〜10個が望ましい。
ガス孔31の軸線36とオリフィス24の軸線37とのなす角度σ°を大きくすると、ホットメルトに作用する旋回力が大きくなるためパターン寸法が大きくなるが、大きくし過ぎるとホットメルトが飛散してしまう。
逆に角度σ°が小さ過ぎると旋回力が弱くなり、ホットメルトの楕円旋回運動が安定しない。また、パターンが広がらなくなってしまう。角度σ°は、20°〜40°が望ましい。
楕円状螺旋パターンを得るには、α°<β°の関係を満たす必要がある。角度がα°= β°に近づくほどパターンは円に近くなる。
また、α°とβ°の差が大きいほど長軸の長い楕円状パターンとなる。ただし差が大き過ぎると、ホットメルトへの旋回力が弱まりパターンが安定しなくなる。
特徴ある楕円パターンを安定して得るためには、およそβ°=1.5α°〜2α°程度が望ましい。つまり、角度β°は、角度α°の1.5倍から2倍であるとよい。この時の角度α°は、ガス孔の数によって決まるが、約30°〜52°となる。角度β°は、約45°〜104°となる。
ただし、ガス孔の数が2個の場合はこの限りではない。
オリフィス24の直径cおよびガス孔31の直径dは、希望する塗布量やサイクル数によって任意に選定できるが、穴径が細過ぎると目詰まりを起こしやすくなり、またホットメルトの線径が細くなるため飛散しやすくなってしまう。逆に太過ぎるとホットメルトの線径が太くなるため、基材から染み出してしまう。
塗工不良及び目詰まり防止のため、オリフィス径c及びガス孔径dは、0.4mm〜0.8mmが望ましい。
オリフィス24の軸線37とガス孔31の軸線36との距離γは、ホットメルトの旋回寸法、サイクル数に影響する。距離γが大きいと、ホットメルトの初期旋回寸法が大きくなるため、パターン寸法も大きくなるが、空気流との距離が離れてしまうため、ホットメルトへの影響力(旋回力)が弱まり、パターンが安定しなくなる。逆に距離γが小さいとホットメルト吐出口付近で吐出された圧縮空気が過密になり乱流が生じるため吐出直後のホットメルトの運動が不安定になり、パターンが安定しない。
距離γは、約0.4mm〜2mm 程度であると、パターンが安定して塗布できる。
ガス孔31a及び31dの軸線36は、ガス孔31a及び31dの中心を結ぶ線38に対して角度θ°だけ傾いている。
ガス孔31a及び31dから噴射される圧縮空気の流れ方向にホットメルトが大きく移動させられるため、ホットメルトの楕円運動の傾斜角度はほぼ角度θ°となる。
複数のノズルを並べて配置したときに、角度θが35°より小さいと、隣り合うパターン同士が重なりにくくなる。
角度θが55°より大きいと、隣り合うホットメルトの軌道同士が衝突してしまう。
衝突しない程度に角度θを大きくすることで、パターン同士の重なりが大きくなるので、角度θは、35°〜55°が望ましく、30°〜50°のときに、より安定したパターンでホットメルトを塗布できる。
図12は、楕円状螺旋パターンを詳細に示す図である。図13は、重なり合った隣接する楕円状螺旋パターンを詳細に示す図である。
図12及び図13は、製品(紙おむつ、生理用ナプキン等の衛生用品)上に塗布されたホットメルト接着剤のパターンを詳細に説明するためのものであるが、以下の数値データのみに、本発明の使用条件を限定するものではない。
図12及び図13は、パターンの各種寸法定義を示している。パターンの実線で示された部分は、楕円の頂点Oを基準とした場合のパターンの1周期を表わしている。
一つのノズル(幅22〜25mm)当たり、パターンが2 条〜4 条で均等に配置させることを考慮すると、隣り合うオリフィスの間の距離(ピッチ)Pは、約5mm〜13mm 程度が望ましい。
パターン角度Tは、楕円の頂点Oと、直前のパターンとの交点Qとを結ぶ直線40の基材移動方向Xに対してなす角度とする。パターン角度Tは、ラインスピードや、サイクル数によっても変わってくるが、楕円状に運動しているホットメルト接着剤繊維の傾斜より約5°〜25°傾いた値になる。
前記したホットメルト接着剤繊維の楕円運動傾斜角度θ°の値と同様に、パターン角度Tが40°より小さいと、隣り合うパターン同士が重なりにくくなる。また、パターン角度Tが80°より大きいと、隣り合うホットメルト接着剤繊維の軌道同士が衝突してしまう。
そこで、衝突しない程度にパターン角度Tを大きくすることで、隣り合うパターン同士の重なりが大きくなるので、パターン角度Tは、40°〜80°が望ましく、パターン角度Tが約50°〜70°のときに、パターンがより安定して塗布できる。
基材の移動方向Xに垂直な方向におけるパターンの長さをパターン幅Wとする。
パターン幅Wが6mmより小さいと、隣り合うパターン同士が重ならなくなる。また、旋回寸法が小さくなり、ホットメルトの旋回運動が安定しないため、パターンが不安定になる。
パターン幅Wが18mmより大きいと、隣り合うホットメルト接着剤繊維同士が基材に到達する前に衝突してパターンが乱れる。また、ホットメルトが過剰に引き伸ばされ線径が細くなり、機器周辺の空気流れに影響を受けやすくなり、パターンが不安定になる。
上記理由に加え、オリフィスのピッチP及びパターン角度Tを考慮すると、パターン幅Wは約6mm〜18mmにするのが望ましく、パターン幅Wが約10mm〜15mmのときに、より安定したパターンを塗布できる。
重なり長さRが0mmより小さいと、隣り合うパターン間に隙間が空き十分な接着強度が得られない。重なり長さRが5mmより大きいと、ホットメルト接着剤繊維が過密になり、製品(紙おむつ等)の肌触りや通気性が悪くなってしまう。
上記理由に加え、オリフィス(ホットメルト吐出口)のピッチP、パターン幅Wを考慮すると、0mm〜最大で約5mm程度の重なり長さRで、隣り合うパターン同士を重ね合わせることができる。パターンの重なり長さRは、約1mm〜4mm程度が好ましく、より好ましくは1.5mm〜3mm程度である。
・糸ゴム等弾性体と不織布等基材との貼りあわせ(弾性体の伸収縮力によって剥れてはならない)
・ポリマー等の吸収体を封入するための接着(隙間があって吸収体が漏れてはならない)
上記パターン角度T及びパターン幅Wから、短軸径aは、ある程度限定され、約2mm〜10mm程度が好ましい。
上記パターン角度T及びパターン幅Wから、長軸径bは、ある程度限定され、約6mm〜20mm程度が好ましい。
単位長さ(1メートル)当りの基材上に付着する接着剤の楕円状パターンの数をサイクル数とする。
サイクル数が90個/mより小さいと、楕円状パターンは、従来の円状パターンに比べて、基材移動方向における幅が狭いため、前後のパターン間隔が広くなり、十分な接着強度を得ることができない。
サイクル数が280個/mより大きいと、パターンが過密になるため、製品(紙おむつ等)の肌触りや通気性が悪くなってしまう。
サイクル数は、150〜200個/mが適度に密なパターンで、接着強度及び良好な肌触りを得ることができる。また、サイクル数が150〜200個/mのときに、より安定したパターンを塗布できる。
基材上に塗布されたホットメルト接着剤繊維の線径が0.1mmより小さいと、機器周辺の空気流れの影響を受けやすく、パターンが不安定になる。また、接着強度も弱くなってしまう。
線径が1.0mmより大きいと、不織布等通気性のある基材では、ホットメルトが染み出してしまう。また、肌触りも悪くなってしまう。
線径は、0.3mm〜0.8mm 程度が塗工不良を起こしにくく、より安定したパターンを塗布できる。
上記サークル数及び線径を考慮すると、ホットメルト接着剤の塗布量は、1g/m2〜30g/m2が望ましい。
以下の条件で、ホットメルト接着剤の楕円状螺旋パターンを基材に塗布した。
1.基材:OPP フィルム(両面)
2.ラインスピード:140 m/min
3.ホットメルト塗布量:4.0g/m2
4.ホットメルト温度:160℃
5.ホットメルト粘度:約3000〜8000 mPa・s
6.空気圧力:約0.040MPa
7.空気流量:約6〜8 NL/min
8.塗布高さ(ノズル先端から基材までの距離):20mm
9.ノズル形状
・ノズル数量:1個
・ノズル幅:22mm
・オリフィス(ホットメルト吐出口)の数:2
・オリフィスのピッチP:11.5mm
・ガス孔の数(一つのオリフィスに対し):6
・角度α:45°
・角度β:90°
・距離γ:0.75mm
・ガス孔角度σ:30°
・オリフィス径c:0.5mm
・ガス孔径d:0.4mm
・パターン角度T:約75°
・パターン幅W:約13mm
・重なり長さR:約1.5mm
・短軸径a:約5.5mm
・長軸径b:約11.5mm
・サイクル数:約180 個/m
・線径:約0.2mm
図16は、楕円状パターンをイメージで示す斜視図である。図15と同様に、図16において、(A)、(B)、及び(C)は、サイクル数が小さい場合において、それぞれ単一横列に配列されたそれぞれ6つ、2つ、及び1つのオリフィスから吐出された接着剤が基材上に付着して形成された6条、2条、及び1条の縦列の楕円状パターンを示している。(D)、(E)、及び(F)は、サイクル数が大きい場合において、それぞれ単一横列に配列されたそれぞれ6つ、2つ、及び1つのオリフィスから吐出された接着剤が基材上に付着して形成された6条、2条、及び1条の縦列の楕円状パターンを示している。
4a、5a 仮想楕円
10 基材
12、14 パターン
20 ノズル
23 円錐台状突起
24 オリフィス
31(31a、31b、31c、31d、31e、31f) ガス孔
36 ガス孔の軸線
37 オリフィスの軸線
X 相対移動方向
Claims (11)
- 粘性流体材料の概ね楕円状螺旋パターンを形成するノズルであって、
粘性流体材料を吐出して、実質的に連続した粘性流体材料の繊維を形成するためのオリフィスと、
粘性流体材料の繊維に対してガスを噴射して粘性流体材料の繊維を概ね楕円状螺旋パターンにするために、前記オリフィスの周りに設けられた複数のガス孔とを有し、
前記複数のガス孔は、前記複数のガス孔の一つと前記オリフィスとを結ぶ仮想線に関して対称な位置に前記複数のガス孔が配置されないような仮想線を少なくとも一つ含むように、前記オリフィスの周りに設けられていることを特徴とするノズル。 - 前記複数のガス孔は、少なくとも一対のガス孔を有しており、それぞれの対のガス孔は、前記オリフィスに関して対称に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のノズル。
- 前記複数のガス孔のうち所定のガス孔の軸線と前記所定のガス孔の一方の側に隣接するガス孔の軸線とがなす角度α°と、前記所定のガス孔の軸線と前記所定のガス孔の他方の側に隣接するガス孔の軸線とがなす角度β°とは、α°<β°の関係を満たしていることを特徴とする請求項1乃至2に記載のノズル。
- 前記複数のガス孔は、粘性流体材料の繊維を旋回させるように配置されたガス孔と、粘性流体材料の繊維を所定方向に真っ直ぐに移動させるように配置されたガス孔とを含むことを特徴とする請求項1乃至3に記載のノズル。
- 粘性流体材料を基材へ塗布する方法であって、
請求項1乃至4に記載のノズルに設けられた少なくとも二つのオリフィスから粘性流体材料を吐出して、少なくとも二本の実質的に連続した粘性流体材料の繊維を単一横列に形成する工程と、
それぞれの粘性流体材料の繊維に対して前記少なくとも二つのオリフィスのそれぞれの周りに設けられた複数のガス孔からガスを噴射して、それぞれの粘性流体材料の繊維を互いに干渉させることなく概ね楕円状螺旋パターンにするガス噴射工程と、
それぞれの粘性流体材料の繊維を概ね楕円パターンで基材上に付着させる工程とを有する方法。 - 前記ガス噴射工程は、粘性流体材料の繊維を旋回させるようにガスを噴射する工程と、粘性流体材料の繊維を所定方向に真っ直ぐに移動させるようにガスを噴射する工程とを有することを特徴とする請求項5に記載の方法。
- 少なくとも二本の粘性流体材料の繊維が概ね楕円パターンで基材上に付着した製造物品を生産する方法であって、
請求項1乃至4に記載のノズルに設けられた少なくとも二つのオリフィスから粘性流体材料を吐出して、少なくとも二本の実質的に連続した粘性流体材料の繊維を単一横列に形成する工程と、
それぞれの粘性流体材料の繊維に対して前記少なくとも二つのオリフィスのそれぞれの周りに設けられた複数のガス孔からガスを噴射して、それぞれの粘性流体材料の繊維を互いに干渉させることなく概ね楕円状螺旋パターンにするガス噴射工程と、
それぞれの粘性流体材料の繊維を概ね楕円パターンで基材上に付着させる工程とを有する方法。 - 第一表面を有する基材と、
請求項1乃至4に記載のノズルに単一横列に配置されたオリフィスから吐出されて隣り合う縦列を形成するように前記第一表面に付着した少なくとも二本の実質的に連続した接着剤の繊維すなわちフィラメントとからなり、
それぞれの縦列の前記接着剤の繊維すなわちフィラメントは、前記ノズルにより概ね楕円パターンの繰り返しで形成されており、
前記概ね楕円パターンは、繰り返し形成される前記概ね楕円パターンの連続方向に垂直な方向に対して概ね楕円の長径方向が傾いており、
少なくとも二本の隣り合う縦列の接着剤の繊維すなわちフィラメントの前記概ね楕円パターンが一部重なり合っていることを特徴とする製造物品。 - 少なくとも二枚のシート部材を積層することによって形成された複合シートであって、
前記少なくとも二枚のシート部材は、請求項1乃至4に記載のノズルに単一横列に配置されたオリフィスから吐出されて隣り合う縦列を形成するように前記少なくとも二枚のシート部材の一方に付着した少なくとも二本の実質的に連続した接着剤の繊維又はフィラメントにより接合されており、該縦列のそれぞれは、繰り返し形成される概ね楕円パターンの連続方向に垂直な方向に対して概ね楕円の長径方向が傾いている前記概ね楕円パターンで前記ノズルにより塗布されており、
少なくとも二本の隣り合う縦列の接着剤の繊維すなわちフィラメントの前記概ね楕円パターンが一部重なり合っていることを特徴とする複合シート。 - 接合された前記シート部材は、不織布及び透湿性の樹脂シートであることを特徴とする請求項9に記載の複合シート。
- 前記複合シートは、使い捨ておむつ、生理用ナプキン、尿とりパッド、母乳パッドなどの使い捨て着用物品に使用されることを特徴とする請求項9乃至10に記載の複合シート。
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