JP2916599B2 - 遊技制御装置 - Google Patents

遊技制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予め記憶された制
御プログラムに基づいて遊技機の所要制御を行なう遊技
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、遊技機たるパチンコ機の前面
側に配される遊技盤の遊技部内には、複雑な動作をする
変動入賞装置や数字等よりなる複数の識別情報を変換表
示する可変表示装置等の電気的遊技機器が設けられ、こ
れら電気的遊技機器の動作は、プリント基板上にマイク
ロコンピュータ等の集積回路や各種電気部品を多数配列
してなる制御基板を収納ケース内に収納して構成された
遊技制御装置によって制御されており、制御プログラム
に基づいて所定制御を行うマイクロプロコンピュータを
備えた遊技制御装置が可変表示装置や変動入賞装置を適
宜制御することによって、通常の遊技状態とは異なる補
助遊技状態や特別遊技状態等を生ぜしめるのである。
【0003】そして、比較的多くの遊技利益(賞球)を
獲得可能な特別遊技状態や、この特別遊技状態へ移行す
るための遊技条件となる補助遊技状態の発生確率等も、
予め設定された制御データに基づいて遊技制御装置が適
宜に制御するものとなっており、健全な遊技が期せるよ
うな確率で補助遊技状態や特別遊技状態が起生されるよ
うにして、パチンコ遊技の興趣を高めるのである。
【0004】なお、このような遊技制御を行う制御基板
を収納した収納ケースの開閉部分に封印シールを貼るこ
とで、収納ケースが開かれたか否かを判別できるように
しておき、制御基板を取り出された形跡があるか否かを
客観的に判定できるようになっている。すなわち、遊技
店等において遊技制御装置から制御基板を取り出すこと
を規制し、予め設定した電気的遊技機器制御用のプログ
ラムを書き変えてしまう改竄を防止するのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、遊技制
御装置の収納ケースに貼着した封印シールが剥がされた
か否かについての検査を定期的に行う訳ではないと共
に、不要になった遊技御装置を廃棄する際にも封印シー
ルの検査は行わないので、封印シールを収納ケース に貼
付することによる規制的効果は極めて稀薄である。
【0006】加えて、遊技制御装置内の制御基板上へ個
別に配設された制御データ記憶手段、変動データ記憶手
段、演算制御手段等は基板上のプリント配線等によって
接続されているために、電気的遊技機器制御用のプログ
ラム等の基本制御データを固定的に記憶させてある固定
データ記憶手段から中央処理手段が制御信号や表示情報
等を読み出すための制御信号路(バスライン)が露出状
態となっており、特定の装置を用いることによりこの制
御信号路の信号から固定データ記憶手段に記憶される制
御プログラムを解析することは極めて容易に行い得る。
【0007】また、固定データ記憶手段自体に封印シー
ルを貼る場合もあるが、上記した収納ケースの封印シー
ルと同様で、規制的効果は殆ど期待できない。
【0008】このようなことから、遊技制御装置の制御
プログラムを書き換えて、出荷状態とは異なる遊技制御
を行う遊技機に変造されてしまうケースもある。例え
ば、遊技制御装置の制御プログラムを書き換えること
で、特別遊技状態が起生される確率が高くなるように
し、その遊技機で遊技をした遊技客が獲得する利益を通
常よりも増やして話題性を高め、集客に利用したりする
のである。
【0009】このような不正に制御プログラムが書き換
えられた遊技機では、極端に補助遊技や特別遊技の起生
確率が高かったり逆に低かったりして、健全な遊技が期
待できず、到底望ましいとは言えない。
【0010】そこで、本発明は、遊技制御装置の制御プ
ログラムが不正に書き換えられて、本来の制御プログラ
ムに基づく遊技とは異なる遊技が行われる遊技機が遊技
店で使用されることを良好に防止できる遊技制御装置の
提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、予め記憶された制御プログラムに基づ
て遊技機(例えば、パチンコ機1)の所要制御を行なう
遊技制御装置(例えば、電気的制御装置55)におい
て、上記制御プログラムを記憶する固定データ記憶手段
(例えば、EPROM84,EEPROM85など)
と、上記固定データ記憶手段に記憶された制御プログラ
ムに基づき、当該遊技機の所要制御を司る中央処理手段
(例えば、CPUコア87)と、上記中央処理手段によ
る制御処理において作業領域として一時的に変動データ
を記憶可能な変動データ記憶手段(例えば、RAM8
6)と、当該遊技制御装置の所定機能が改竄されて当該
遊技機の制御が行われることを防止するための第1のセ
キュリティ制御手段(例えば、セキュリティ回路91)
と、を単一基材内に集積させてメイン制御ユニット(例
えば、メインユニット71)を構成し、且つ、当該遊技
制御装置と外部の装置との間で行う所要稼働情報の通信
を制御する通信制御手段(例えば、通信制御コントロー
ラ92)と、当該遊技制御装置の所定機能が改竄されて
当該遊技機の制御が行われることを防止するための第2
のセキュリティ制御手段(例えば、セキュリティ回路9
1′)と、を単一基材内に集積させてサブ制御ユニット
(例えば、サブユニット72)を構成し、上記メイン制
御ユニットとサブ制御ユニットを単一構成の回路基板
(例えば、基板70)上に配設するとともに所要の電気
的接続手段により接続するものとした。
【0012】斯くすれば、メイン制御ユニットとして固
定データ記憶手段、中央処理手段、変動データ記憶手段
を単一基材内に集積することで、これらを接続する制御
信号路(バスライン)は露出しないので、この制御信号
路を流れる信号から固定データ記憶手段に記憶される制
御プログラムが解析されることが無く、また、メイン制
御ユニットに設けた第1のセキュリティ制御手段により
当該遊技制御装置の所定機能が改竄されて当該遊技機の
制御が行われることを防止できる。さらに、サブ制御ユ
ニットに設けた第2のセキュリティ制御手段によっても
当該遊技制御装置の所定機能が改竄されて当該遊技機の
制御が行われることを防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】遊技機たるパチンコ機1は図1に示すごと
く、額縁状の前面枠2へ球供給皿3、該球供給皿3より
オーバーフローした遊技球を受ける球受け皿4、上記球
供給皿3より供給される遊技球を弾球する遊技球発射機
構を制御するための操作ハンドル5等を設けると共に、
前面枠2の窓部を後方から塞ぐように遊技盤6を設けて
ある。
【0015】遊技盤6は表面にガイドレール7で囲まれ
た遊技部8を有し、該遊技部8内に様々な入賞具9…や
風車10…等を適宜に配設し、遊技部8のほぼ中央部に
は電気的遊技機器たる変動入賞装置11を設けると共
に、該変動入賞装置11の適宜下方には夫々左始動口1
2、中央始動口13、右始動口14を有する入賞具9
a,9b,9cを配設し、左始動口12には左第1始動
スイッチ15aを、右始動口14には右第1始動スイッ
チ15bを、中央始動口13には第2始動スイッチ16
を設けて、各始動口12〜14ヘ入賞した入賞球を検出
可能なようにしてある。
【0016】また、遊技盤6の遊技部8の中央下部には
アウト口17を設けてあると共に、遊技盤6の左右上部
等には各種の表示ランプ(図示省略)を配してあり、遊
技盤6の裏面側には各入賞具9及び変動入賞装置11へ
入賞した入賞球を集める入賞球集合樋(図示省略)を設
けてある。
【0017】パチンコ機1の裏面に設けた裏機構盤18
には球貯留タンク19、球導出樋20、賞球排出装置2
1、賞球排出樋22、遊技球発射機構23等を所要位置
に配設してあり、遊技盤6の入賞具9等に入賞して入賞
球集合樋から供給される入賞球を適宜処理し、該入賞球
数に応じて所定数の賞球を排出するのである。
【0018】また、裏機構盤18には遊技盤6の入賞球
集合樋より集められた入賞球たるセーフ球を検出するた
めのセーフスイッチ24、遊技盤6のアウト口17より
回収されたアウト球を検出するためのアウトスイッチ2
5を適所に設けてあると共に、例えばパチンコ機1の裏
面上部には打球発射装置や入賞球処理装置等の電動装置
および電気的制御装置(後に詳述)に電源を供給する電
源ターミナル部26を設けてある。
【0019】上記した変動入賞装置11は図5〜7に示
すように、遊技盤6に取り付ける第1基板27のほぼ中
央上部に球通過口28を開設し、該球通過口28から後
方に延出する入賞室および該入賞室と連通する入賞球振
り分け室29を形成するための室構成体30を、上記球
通過口28の前面開口部の縁部より背面側に突出させた
状態で設けてある。
【0020】上記球通過口28には駆動機構31によっ
て開閉動作させられる球受扉32,32を回動可能に軸
着してあり、一対のソレノイド33,33のプランジャ
に取り付けられた動作片34によって、球受扉32より
後方に延出させた動作軸32aに軸着したクランク軸3
5を駆動させ、球受扉32,32を左右方向に所要角度
だけ開閉させるのである。すなわち、ソレノイド33の
消磁時には球受扉32,32が球通過口28を閉塞した
第1状態となし、ソレノイド33の駆動時には球受扉3
2,32が球通過口28を開成した第2状態となすこと
で、変動入賞装置11は遊技者にとって不利な第1状態
と遊技者にとって有利な第2状態とに変換可能になる。
なお、上記駆動機構31は第2基板36に取り付けられ
た状態で室構成体30の背面側に配設するものとしてあ
る。
【0021】上記入賞室と入賞球振り分け室29の連通
路にはカウントスイッチ37を臨ませてあり、球受扉3
2の開成時に球通過口28より変動入賞装置11へ入賞
した全入賞球をカウント可能にしてあると共に、カウン
トスイッチ37の上方適所には入賞球をカウントスイッ
チ37の検出口へ導くための入賞球ガイド部材38を配
してある。
【0022】上記カウントスイッチ37によってカウン
トされた後に入賞球振り分け室29へ到達した入賞球を
受けるために、入賞球振り分け室29の下部には中空円
盤状の入賞球受部材39を配設してあり、前面側へ若干
傾斜する円環状に形成した入賞球受部材39の上面部3
9aに沿うて入賞球が入賞球振り分け室29の前面側へ
導かれるようにしてある。
【0023】入賞球受部材39の前面側には後方へ下り
傾斜する傾斜部39bを形成してあり、該傾斜部39b
に達した入賞球は入賞球受部材39の中央空部へ回動可
能に設けた入賞球振り分け部材40へ至るのである。
【0024】入賞球振り分け部材40の周縁部には上下
方向に貫通する入賞球通過口41…を所要間隔毎に適数
設けてあり、入賞球受部材39の傾斜部39bから入賞
球振り分け部材40の入賞球通過口41へ至った入賞球
は、該入賞球通過口41を通過して遊技盤6裏面の入賞
球集合樋へ導かれる。しかして、入賞球振り分け部材4
0には唯一の継続入賞球受部42を設けてあり、入賞球
受部材39の傾斜部39bから入賞球振り分け部材40
の継続入賞球受部42へ至った入賞球は、回動する入賞
球振り分け部材40によって継続入賞口(図示省略)ま
で導かれてゆき、該継続入賞口に配設した継続スイッチ
43をオンさせた後、遊技盤6裏面の入賞球集合樋へ導
かれるのである。
【0025】上記入賞球振り分け部材40は例えば第2
基板36に固定したモータ44によって駆動させられる
ものとしてあり、該モータ44によって回動させられる
駆動ギア45と、入賞球振り分け部材40の軸40aに
固着した従動ギア46とを噛合させることで、上記モー
タ44の駆動力を入賞球振り分け部材40へ伝達するの
である。
【0026】また、変動入賞装置11の前面側上部には
天入賞口47を、変動入賞装置11の裏面上部にはラン
プ基板48を、入賞室と入賞球振り分け室29を区画す
る区画壁の前面側には上部装飾板49を夫々設けてあ
る。なお、ランプ基板48には複数の表示ランプ50…
及び上部可変表示器51を設けてあり、表示ランプ50
の前面に位置する第1基板27は透光性の部材によって
形成し、上部可変表示器51は通孔52から変動入賞装
置11の前面側に臨むようにしてある。
【0027】さらに、入賞球振り分け室29の下部前面
側には下部装飾板53を配設してあり、該下部装飾板5
3に設けた表示窓53aの裏面には3個の可変表示器5
4a,54b,54cよりなるメッセージ表示部54を
臨ませて、メッセージ表示部54の表示内容が変動入賞
装置11の前面から視認可能なようにしてある。
【0028】上記のように構成した変動入賞装置11の
第2基板36裏面側には遊技制御装置としての機能を備
えた電気的制御装置55を適宜な固定手段によって固定
してあり、該電気的制御装置55への入力および電気的
制御装置55からの出力に関連した電気的制御装置55
の概略構成を図8のブロック図に基づいて説明する。
【0029】左第1始動スイッチ15a、右第1始動ス
イッチ15b、第2始動スイッチ16、継続スイッチ4
3、カウントスイッチ37、セーフスイッチ24、アウ
トスイッチ25より電気的制御装置55へ入力された検
出信号は波形成形手段たるフィルタ56によって波形成
形され、基本制御手段たるワンチップ・マイクロコンピ
ュータ57へ供給される。
【0030】該ワンチップ・マイクロコンピュータ57
は演算処理回路、固定データ記憶回路、変動データ記憶
回路等を単一基材へ集積したもので、各種検出器からの
検出信号を適宜に処理し、音声生成手段たるサウンドジ
ェネレータ58、駆動手段たるドライバ59、通信ドラ
イバ60へ選択的に信号出力する。
【0031】上記サウンドジェネレータ58はワンチッ
プ・マイクロコンピュータ57よりの入力信号に応じ
て、所定の音声信号を生成し、該音声信号は駆動手段た
るアンプ61を介してスピーカ62へ増幅出力される。
【0032】上記ドライバ59はワンチップ・マイクロ
コンピュータ57よりの入力信号に応じて、電気的遊技
機器たる変動入賞装置11のソレノイド33、モータ4
4、表示ランプ50、メッセージ表示部54へ所定の駆
動信号を出力する。
【0033】上記通信ドライバ60はワンチップ・マイ
クロコンピュータ57により通信端子63から通信ケー
ブル等を介して管理装置へ出力する信号を送信可能な出
力信号に変換すると共に、上記通信端子63を介して管
理装置より入力された入力信号を電気的制御装置55内
で処理可能な信号に変換する。
【0034】また、電気的制御装置55に設けた電力生
成手段たる電力生成回路64によって、上記電源ターミ
ナル部26より電気的制御装置55へ供給された供給電
源を適宜に整流・変圧し、駆動電力(例えば12ボル
ト)および論理電力(例えば5ボルト)を生成する。そ
して、上記電力生成回路64は駆動電力をサウンドジェ
ネレータ58、ドライバ59、通信ドライバ60、アン
プ61等へ供給すると共に、論理電力を電源状態監視手
段たる電源監視回路65を介してワンチップ・マイクロ
コンピュータ57へ供給する。
【0035】なお、電気的制御装置55には所定時間幅
のクロックを発する発振器66を設けてあり、該発振器
66から供給されたクロックを計数することによって、
ワンチップ・マイクロコンピュータ57は信号出力のタ
イミングや演算処理の動作速度等を決定する。
【0036】次に、図9〜図12に基づいて、電気的制
御装置55の具体的構成を詳述する。
【0037】電気的制御装置55は各種電気部品を有す
る制御基板67を裏面側開成の函状に形成した収納ケー
ス68内に収納すると共に、上記制御基板67と機能的
に接続される中継ユニット69によって、収納ケース6
8の裏面側開成部を閉塞したものとしてある。
【0038】上記制御基板67は例えば回路基板たる
板70の前面側にワンチップ状の イン制御ユニット
るメインユニット71、ワンチップ状のサブ制御ユニッ
たるサブユニット72、発振器66、通信アドレス設
定器73を、裏面側に電力制御手段たるパワーユニット
74を設けてあり、各部は図示を省略した電気的接続手
段たるプリント配線等によって機能的にI/O接続して
ある。
【0039】また、中継ユニット69は基板75の裏面
側に多数の雄コネクタ76…を、前面側に一対の雌コネ
クタ77,77を夫々設けたものとしてある。上記雄コ
ネクタ76はパチンコ機1に設けた各種検出器や電気的
遊技機器と該電気的制御装置55を接続するための接続
線78…の端部に設けた雌コネクタ78a…と係脱可能
なもので、雌コネクタ77はパワーユニット74の背面
側へ窪み状に形成した一対のコネクタ受部79,79の
コネクタピン80…と係脱可能なものである。
【0040】すなわち、パチンコ機1に設けた各種検出
器たる左右第1始動スイッチ15a,15b、第2始動
スイッチ16、継続スイッチ43、カウントスイッチ3
7、セーフスイッチ24、アウトスイッチ25等より電
気的制御装置55へ入力される信号は中継ユニット69
を介して制御基板67へ供給され、制御基板67より電
気的遊技機器たる変動入賞装置11の駆動機構31、モ
ータ44、表示ランプ50、メッセージ表示部54やス
ピーカ62、パチンコ機1の外部の装置たる管理装置等
へ出力する信号は中継ユニット69を介して出力される
のである。
【0041】制御基板67及び中継ユニット69を収納
する収納ケース68の上面および下面には多数の係止片
81…を形成してあり、各係止片81の内面側に夫々設
けた係止爪81aによって中継ユニット69の基板75
を係止することで、制御基板67及び中継ユニット69
が収納ケース68より脱することのないようにしてあ
る。
【0042】また、収納ケース68内部の四隅には制御
基板67の基板70前面に当接可能な当接部82…を形
成すると共に、収納ケース68の上面および下面には上
記係止片81よりも短い制御基板用係止片83,83を
形成し、制御基板67の基板70前面側四隅部を上記当
接部82…に当接させた状態で、各制御基板用係止片8
3,83の後端部内面側に設けた制御基板用係止爪83
a,83aを基板70の背面側に係止することにより、
基板70を収納ケース68内へ安定した状態で収納でき
る。
【0043】しかも、制御基板用係止片83を係止片8
1よりも若干短く形成することで、電気的制御装置55
の上面および下面には空隙部83b,83bが生じ、該
空隙部83bは比較的熱発生量の高いパワーユニット7
4の上方および下方に位置する放熱孔として機能する。
【0044】すなわち、パワーユニット74より発生す
る熱で暖められた空気が収納ケース68上面の空隙部8
3bより外部へ放出されると共に、パワーユニット74
より発生した熱によって昇温化した電気的制御装置55
内部の空気に比して温度の低い外部の空気が収納ケース
68下面の空隙部83bより流入することで、電気的制
御装置55内部には空気流が生じ、該空気流によってパ
ワーユニット74より発生する熱を良好に外部へ放散す
ることができるので、パワーユニット74より発生した
熱で電気的制御装置55自体が誤動作させられたり、破
損させられたりといった不都合が生ずるのを極力防ぎ、
もって電気的制御装置55による電気的遊技機器の動作
を安定ならしめ、信頼性の極めて高いパチンコ機1とす
ることができる。
【0045】制御基板67に設けるメインユニット71
はワンチップ・マイクロコンピュータ57より構成する
ものとしてあり、該ワンチップ・マイクロコンピュータ
57はシリコン・ウエハ等の単一基材上に固定データ記
憶手段たるROMとしてのEPROM84(erasable p
rogrammable ROM )及びEEPROM85(electrical
ly erasable PROM)、変動データ記憶手段たるRAM8
6、中央処理手段たるCPUコア87、暴走監視手段た
るウォッチドック88、計時制御手段たるタイマカウン
タ89、入出力制御手段たる入出力制御回路90、第1
のセキュリティ制御手段たるセキュリティ回路91を
一基材内に集積状に設けたものである。
【0046】上記EPROM84には電気的遊技機器た
る変動入賞装置11への制御指令(例えばソレノイド3
3の励磁やモータ44の駆動、検出情報の処理手順)や
各遊技状態に適合した表示情報(例えば表示ランプ50
の点灯・点滅、スピーカ62の音声出力)等の制御デー
タを固定的に記憶させるものとし、当該ワンチップ・マ
イクロコンピュータ57が通常状態に起動される前に
は、起動制御命令を記憶させたEEPROM85、所定
条件が満たされた場合にのみ上記起動制御命令を読み出
し可能にするセキュリティ回路91、読み出した起動制
御命令を実行することによってワンチップ・マイクロコ
ンピュータ57を通常状態に起動させるCPUコア87
等が相互に機能することで、EPROM84に記憶させ
た制御データ(制御命令)の不正な読出し・書換えを規
制し、電気的制御装置55に改竄が施されることを防止
するのである。
【0047】なお、当該ワンチップ・マイクロコンピュ
ータ57が通常状態に起動された場合には、セキュリテ
ィ回路91がEEPROM85から起動制御命令を読出
し可能にさせないように構成することで、EPROM8
4に記憶させた制御データの不正な読出し・書換えを一
切不可能とすることができる。また、起動制御命令が実
行された後には、EEPROM85から該起動制御命令
を消去し、電源を絶たれた後にも記憶内容を保持する不
揮発性のメモリとして使用する。
【0048】また、本実施例では、ソフト的に起動制御
命令を削除するように構成しているが、ハード的に読出
し・書換えが不可能になるようにしても良い。
【0049】RAM86には各種検出器の検出情報や電
気的遊技機器たる変動入賞装置11への動作出力等の遊
技過程のデータを変動データとして一時的に記憶させ、
電源が絶たれる際や、所定量の変動データが収集された
際には、該RAM86内のデータを例えば上記EEPR
OM85へ収集データとして蓄積するようにしてある。
【0050】CPUコア87は上記EPROM84から
適宜な制御指令を読み出すと共に該制御指令を実行する
もので、例えば各種入賞球検出器より入力された入賞球
検出情報に基づいて、EPROM84より所定の制御指
令を読み出し、該制御指令を実行することで、賞球排出
装置21から所定数の賞球を排出させるのである。ま
た、通信端子63を介して管理装置より入力された制御
命令に対しても、同様にEPROM84より所定の制御
指令を読み出し、該制御指令を実行することで、例えば
変動入賞装置11のメッセージ表示部54へ「打ち止
め」表示を行ったり、電気的遊技機器制御用の制御デー
タの一部を設定変更したりするのである。また、電気的
遊技機器制御用の制御データを管理装置からロードする
ようにしても良い。
【0051】また、タイマカウンタ89は発振回路66
より入力される所定時間幅のクロックを計数して経過時
間を計時し、該タイマカウンタ89の計時カウントによ
ってCPUコア87の処理速度が決定される。ウォッチ
ドック88は上記タイマカウンタ89の計時カウントに
基づいてCPUコア87の処理動作時間を監視し、CP
Uコア87が所定時間以上継続して処理動作を行ってい
る場合をCPUコア87の暴走として検出する。入出力
制御回路90は信号入力および信号出力を制御するもの
で、入力された信号および出力する信号を一時的に記憶
しておき、当該信号の送り先の処理速度に応じて信号を
送り出す。
【0052】上記メインユニット71に設けたEPRO
M84、EEPROM85、RAM86、CPUコア8
7、ウォッチドック88、タイマカウンタ89、入出力
制御回路90、セキュリティ回路91は、電気的遊技機
器たる変動入賞装置11を制御する上での基本的な制御
機能を有すると共に、遊技盤6が交換されて変動入賞装
置11が他の変動入賞装置や可変表示装置に変更された
場合には、例えばEPROM84の制御データを管理装
置などから変更することで対応でき、電気的制御装置5
5におけるメインユニット71は電気的遊技機器の機種
に応じてハード構成を変更する必要がない部分である。
すなわち、メインユニット71はソフト的な変更を加え
ることで、電気的遊技機器の広範な機種に対応させるこ
とが可能である。
【0053】制御基板67に設けるサブユニット72は
上記した音声生成手段たるサウンドジェネレータ58、
通信制御手段たる通信制御コントローラ92、入出力拡
張手段たる拡張入出力制御回路93、第2のセキュリテ
ィ制御手段たるセキュリティ回路91′等を単一基材へ
集積状に設けることで、ワンチップ形状としたものであ
る。
【0054】通信制御コントローラ92は当該電気的制
御装置55の外部たる管理装置等より入力されたシリア
ル信号の送信データを、CPUコア87による処理が可
能なパラレル信号に変換すると共に、CPUコア87よ
り管理装置へ出力する稼働情報などを含むパラレル信号
の送信データを、通信端子63を介して外部へ出力可能
なシリアル信号に変換するもので、通信アドレス設定器
73によって出力信号に固有の識別情報である通信アド
レスを設定することで、通信出力を行った電気的制御装
置55、即ちパチンコ機1を管理装置が特定できるよう
にしてある。なお、電気的制御装置55の制御基板67
固有の識別情報に代えて、その構成要素であるメインユ
ニット71やサブユニット72に各個別の識別情報を付
与するようにしても良い。
【0055】拡張入出力制御回路93は上記入出力制御
回路90と同様な入出力制御を行うもので、入出力制御
回路90の入出力制御能力を上回る信号入力、信号出力
がある場合に、入出力制御回路90の増設用として拡張
入出力制御回路93を用いるのである。
【0056】また、セキュリティ回路91′は上記メイ
ンユニット71に設けたセキュリティ回路91と同様
に、電気的制御装置55の改竄防止用であり、外部から
意図的に入出力信号を読み出したり、書き換えたりする
ことを防止するのである。
【0057】上記サブユニット72に設けたサウンドジ
ェネレータ58、通信制御コントローラ92、拡張入出
力制御回路93、セキュリティ回路91′はメインユニ
ット71の基本制御に対する付加的な制御機能として、
外部の装置たる管理装置との送受信を可能にすると共に
入出力制御を増設し、CPUコア87よりの指令に応じ
て実際の音声信号を生成するものである。
【0058】すなわち、パチンコ機1と管理装置間での
送受信に際しては、伝送速度や伝送形態等に応じて適宜
交換を要する通信制御コントローラ92、電気的遊技機
器たる変動入賞装置や可変表示装置等を交換した際に
は、当該電気的遊技機器に応じて効果音を変更すること
から、所要の音声を生成可能なものへ交換を要するサウ
ンドジェネレータ58、電気的遊技機器が交換されたり
検出器が増設された際には、上記メインユニット71の
入出力制御回路90の入出力制御能力に応じて適宜交換
を要する拡張入出力制御回路93、入出力の構成に応じ
て適宜交換を要するセキュリティ回路91′等を単一基
材に集積したサブユニット72は電気的制御装置55に
おいて、電気的遊技機器の機種交換や各種検出器の増設
等に応じてハード構成を変更する必要のある部分であ
る。
【0059】したがって、パチンコ機1の電気的遊技機
器の機種交換や各種検出器の増設等に際しては、新たな
電気的遊技機器等に対応するサウンドジェネレータ5
8、通信制御コントローラ92、拡張入出力制御回路9
3、セキュリティ回路91′を単一基材に集積すること
でワンチップに形成した新たなサブユニット72に交換
し、メインユニット71は管理装置から電気的遊技機器
等の制御データを書き換えるようにすれば、電気的制御
装置55を電気的遊技機器の広範な機種に対応させるこ
とが可能である。
【0060】基板70の裏面側に設けるパワーユニット
74は上記フィルタ56、通信ドライバ60、駆動手段
たるアンプ61及びドライバ59、電力生成回路64、
通信端子63を単一基材に集積したものとしてある。な
お、電力生成回路64は交流波の供給電源を直流に整流
する整流回路94、駆動電力生成用の第1定電圧回路9
5、論理電力生成用の第2定電圧回路96より構成して
ある。
【0061】上記パワーユニット74は電源関連の制御
および電気的制御装置55内外の入出力信号制御(管理
装置との通信やソレノイド33、スピーカ62等への駆
動出力)を行うもので、電気的遊技機器や各種検出器の
増設等によってハード構成を変更する必要の無い部分で
あり、メインユニット71のソフト変更やサブユニット
72のハード変更に対しても汎用性を有する。
【0062】上記した電気的制御装置55の具体的回路
構成の一例は図12に示すようなものである。
【0063】電源ターミナル部26より電気的制御装置
55へ供給された交流24ボルトの電源は整流回路94
によって直流24ボルトに整流され、表示ランプ50…
等の電源として供給されると共に、更に変圧されて30
ボルトの直流となり、変動入賞装置11の駆動源たるソ
レノイド33,33やモータ44等へ電源供給される。
また、第1定電圧回路95によって生成された12ボル
トの直流電源は変動入賞装置11の表示手段たる上部可
変表示器51及びメッセージ表示部54、アンプ61や
継続スイッチ43等へ供給され、第2定電圧回路96に
よって生成された5ボルトの直流電源はワンチップ・マ
イクロコンピュータ57、サウンドジェネレータ58や
各種検出器等へ供給される。
【0064】なお、本実施形態における変動入賞装置1
1の上部可変表示器51は変動入賞装置11への入賞個
数表示が可能な7セグメントの可変表示器より構成する
ものとしてあるが、メッセージ表示部54を構成する各
可変表示器54a,54b,54cは例えば7×5ドッ
トマトリックスによるダイナミック点灯を行うものとし
てあり、各表示器の縦方向もしくは横方向の表示列毎
に、表示用発光体による点灯表示を行うと共に、表示更
新の時間間隔を微少時間とすることによって、英数字、
ひらがな、かたかな、漢字、各種の記号を可変表示可能
な表示手段とすることができる。
【0065】なお、本実施形態のように、遊技盤6に設
けた電気的制御装置たる変動入賞装置11の背面側に電
気的制御装置55を配設するものとすれば、パチンコ店
における遊技盤交換の際、交換用の遊技盤6の背面側に
電気的制御装置55を配設した状態でパチンコ店へ配送
することにより、パチンコ店における交換作業を簡略化
できる。しかも、一体化された遊技盤6と電気的制御装
置55をパチンコ店へ配送することによって、配送費の
低減化を期せると共に、交換用の遊技盤6に設けた電気
的遊技機器と互換性の無い電気的制御装置55が配送さ
れるといった配送上のミスを防ぐことができる。
【0066】また、電気的制御装置55を遊技盤6に設
けた電気的遊技機器たる変動入賞装置11へ直接取り付
けるように構成すれば、電気的遊技機器と電気的制御装
置55とを接続する接続線78の長さを短くでき、接続
線78が煩雑になって接続線78同士が絡み合うのを防
ぎ、接続用の雌コネクタ78aが中継ユニット69の雄
コネクタ76から抜け落ちたり、接続線78の途中が断
線したりといった事故が生ずることを極力防げる。
【0067】しかも、接続線78を短くすることによっ
て、電気的信号の伝送される信号線路を短くできるの
で、接続線78内を流れる電気信号中に外部ノイズが混
入し難くなり、集積回路や各種電気部品が誤動作するこ
とを極力防げる。
【0068】よって、接続線78を短くすることで得ら
れる上記2つの相乗効果により、電気的制御装置55に
よる電気的遊技機器の動作を安定ならしめ、極めて信頼
性の高いパチンコ機1とすることができる。
【0069】さらに、各種検出器(セーフスイッチ24
やアウトスイッチ25等)より発された検出信号が中継
ユニット69を介して入力されるフィルタ56、中継ユ
ニット69を介してソレノイド33やモータ44等へ駆
動信号を出力するドライバ59、中継ユニット69を介
して外部の装置たる管理装置から信号入力されると共に
管理装置へ信号を出力する通信ドライバ60、中継ユニ
ット69を介してスピーカ62へサウンドジェネレータ
58より供給された音声信号を増幅出力するアンプ6
1、中継ユニット69を介して電源供給を受ける電力生
成回路64等を単一基材へ集積したパワーユニット74
にコネクタ受部79,79を形成して、該コネクタ受部
へ中継ユニット69に設けた雌コネクタ77,77を直
接取り付けるようにすれば、中継ユニット69を介して
入出力される信号の減衰量を可及的小ならしめ得ると共
に、外部からのノイズ混入をも効果的に防ぐことができ
る。
【0070】次に、本発明の要旨たる遊技機器の駆動制
御に関連した電気的制御装置55の構成概略を図13に
示すブロック図に基づいて説明する。
【0071】電気的制御装置55には変動入賞装置11
の駆動源たるソレノイド33,33を動作制御する遊技
機器制御手段97を設けてあり、例えば左第1始動スイ
ッチ15aもしくは右第1始動スイッチ15bが入賞球
を検出した場合には、上記遊技機器制御手段97が変動
入賞装置11を1度だけ第2状態に変換駆動させ、第2
始動スイッチ16が入賞球を検出した場合には、上記遊
技機器制御手段97が変動入賞装置11を2回連続して
第2状態に変換駆動させるように制御する。
【0072】この遊技機器制御手段97が変動入賞装置
11を第2状態に保持する保持時間たる動作時間は、後
に詳述する動作時間設定部98によって設定されるもの
としてあり、該動作時間設定部98によって設定された
動作時間は動作時間判定手段99によって判定され、予
め設定された所定時間幅たる可変範囲内にあると判定さ
れれば、この動作時間が適正なものとして遊技機器制御
手段97へ供給される。
【0073】しかして、上記動作時間設定部98で設定
された動作時間が可変範囲を越えていると動作時間判定
手段99が判定した場合には、「釘調整要求コマンド」
を管理装置へ送信することで、当該パチンコ機1に対す
る外部調整要求を行うと共に、動作時間設定部98が設
定した動作時間を可変範囲内に変更して、遊技機器制御
手段97へ供給するのである。例えば、動作時間が可変
範囲の上限値よりも長時間に設定されていた場合には、
可変範囲の上限値を新たな動作時間として遊技機器制御
手段97へ供給し、動作時間が可変範囲の下限値よりも
短時間に設定されていた場合には、可変範囲の下限値を
新たな動作時間として遊技機器制御手段97へ供給する
ことで、当該パチンコ機1に外部調整が施されるまでの
暫定的な動作時間とするのである。
【0074】また、電気的制御装置55に設けた実績デ
ータ収集手段100は、上記遊技機器制御手段97が変
動入賞装置11を制御した結果、実際に得られた遊技結
果として、セーフスイッチ24、アウトスイッチ25、
左第1始動スイッチ15a、右第1始動スイッチ15
b、第2始動スイッチ16、継続スイッチ43、カウン
トスイッチ37より入力される遊技データを収集し、こ
れらの遊技データを揮発性のメモリたるRAM86へ一
時的に記憶するのである。
【0075】なお、セーフスイッチ24及びアウトスイ
ッチ25より入力される遊技データは、遊技割数算出手
段101へも入力されるものとしてあり、上記遊技割数
算出手段101はセーフスイッチ24が検出したセーフ
球数およびアウトスイッチが検出したアウト球数を用い
て、遊技割数を算出するのである。
【0076】この遊技割数は、例えば遊技盤6の遊技部
8へ弾球された全遊技球数に対する賞球数の比で求める
ものとしてあり、この遊技割数によって、パチンコ店は
遊技客がパチンコ遊技に費やした投資に対する遊技客へ
の褒賞を概算でき、営業上の収支を概括的に掌握できる
のである。
【0077】なお、本実施形態においては「実現させた
い遊技割数」を「設定割数」と成し、管理装置等の外部
より入力された「設定割数」を実現し得るように、電気
的制御装置55が変動入賞装置11の動作制御を行うも
のとしてある。
【0078】また、上記実績データ収集手段100は各
種検出器から遊技データを収集する他に、上記遊技割数
算出手段101が算出した遊技割数を収集すると共に、
この遊技割数が得られた際の設定割数および動作時間も
収集し、これらを実績データとしてRAM86に蓄積す
るものとしてある。
【0079】そして、この実績データは記憶タイミング
制御手段102の制御によって、不揮発性のメモリたる
実績データ記憶手段103へ書き込まれるものとしてあ
り、該実績データ記憶手段103には実績データを一括
して記憶可能な実績データ記憶領域を複数設けてあると
共に、電源遮断後にも記憶内容を保持するEEPROM
85より構成してある。かくすることにより、当該パチ
ンコ機1の電源が切られた後も、実績データ収集手段1
00が過去に収集した複数の実績データを継続的に保持
することが可能となる。
【0080】なお、本実施形態における実績データ記憶
手段103には例えば30件分の実績データを記憶可能
なように、EEPROM85に30レコード分の実績デ
ータ記憶領域を設け、30レコード全ての実績データ記
憶領域に実績データが蓄積されると、最先に記憶させた
実績データの蓄積されている実績データ記憶領域(第1
レコード)に最新の実績データを記憶させることで、実
績データ記憶手段103内の実績データを古い実績デー
タから最新の実績データに順次更新させ、現状態の遊技
盤6の個性に適合する実績データがEEPROM85に
蓄積されるようにしてある。
【0081】さらに、本実施形態においては、記憶タイ
ミング制御手段102が一定周期で実績データ収集手段
100内の実績データを実績データ記憶手段103へ記
憶させるように、記憶タイミングを制御するものとして
あるが、実績データ収集手段100内の実績データを実
績データ記憶手段103へ記憶させるタイミングは特に
限定されるものではなく、実績データ記憶手段103に
設けた実績データ記憶領域数等に応じて、そのタイミン
グを適宜に定めればよい。
【0082】例えば、当該パチンコ機1の起動から所定
時間経過する毎に、実績データ収集手段100が収集し
た実績データを実績データ記憶手段103へ収集するよ
うに構成すれば、当該パチンコ機1における単位時間当
りの稼動率を細かく収集することができ、パチンコ店側
が当該パチンコ機1に設定割数を設定する際の判断要素
として有効に活用することができる。また、動作時間設
定部98が動作時間を幾度か算出した時点で実績データ
収集手段100から実績データ記憶手段103へ実績デ
ータを記憶させるようにすれば、当該パチンコ機1の個
性に応じて適宜修正された動作時間を他のデータと共に
蓄積することができるので、設定割数を実現する上で不
適切な動作時間が多数蓄積されることがなく、実績デー
タ記憶手段103の実績データ記憶領域を有効に活用す
ることが可能となる。
【0083】上記した動作時間設定部98は例えば動作
時間算出手段104及び動作時間変更監視手段105よ
り構成してあり、変動入賞装置11のソレノイド33の
動作制御を行う遊技機器制御手段97へ供給する新たな
動作時間を動作時間算出手段104が算出すると共に、
該動作時間算出手段104が算出した新たな動作時間に
変更するか否かを動作時間変更監視手段105が監視す
るのである。
【0084】この動作時間算出手段104が動作時間を
算出する算出法については後に詳述するが、電気的遊技
機器たる変動入賞装置11を実際に制御した結果として
得られる遊技データを用いて、該遊技データから算出さ
れた遊技割数を設定割数に近づけ得るような新たな動作
時間を算出することで、当該パチンコ機1の個性に応じ
た制御データが得られるようにしてある。
【0085】なお、動作時間の算出に際して、変動入賞
装置11を動作制御した結果として実際に得られた遊技
データが存在しない場合には、固定データとして予め設
定した仮想の遊技情報に基づき、動作時間算出手段10
4が所定の演算を行うことで暫定的な動作時間を算出
し、この動作時間によって遊技機器制御手段97が変動
入賞装置11の動作制御を行うものとしてある。
【0086】また、管理装置より設定割数が入力されな
い場合には、固定データとして予め記憶させてある所定
数値を、例えば動作時間算出手段動作時間算出手段10
4が読み出し、当該数値を設定割数(例えば10割)とし
て動作時間を算出することで、遊技機器制御手段97が
当該動作時間に基づく変動入賞装置11の動作制御を行
えるようにするのである。
【0087】上記した遊技機器制御手段97、動作時間
設定部98の動作時間算出手段104及び動作時間変更
監視手段105、動作時間判定手段99、実績データ収
集手段100、遊技割数算出手段101、記憶タイミン
グ制御手段102、実績データ記憶手段103はEPR
OM84、EEPROM85、RAM86、CPUコア
87等が相互に機能し合うことによって構成されるもの
としてある。
【0088】次に、上記構成の電気的制御装置55によ
る当該パチンコ機1の制御概要を図14〜図27に示す
フローチャートに基づいて説明する。
【0089】当該パチンコ機1への電源投入やリセット
入力等に伴って、電気的制御装置55のハードリセット
処理を行うものとしてあり、スタックポインタ、タイマ
カウンタ、ウォッチドックタイマを各々セットし、パラ
レル入出力、シリアル入出力のイニシャル処理を行い、
後に詳述する分岐処理の処理番号を“処理No0”にセッ
トする。また、EEPROM85に実績データが蓄積さ
れていた場合には、最新の実績データをRAM86の実
績データ収集領域へセットする。
【0090】上記ハードリセット処理でセットされたタ
イマカウンタ89が計時する1mS毎に起動されるタイマ
割込処理においては、各部の処理タイマを更新すると共
に、ウォッチドック88のウォッチドックタイマをリセ
ットする。
【0091】そして、上記タイマ割込処理が起動されず
に、ウォッチドックタイマが所定時間をカウントアップ
すると、CPUコア87の暴走として暴走監視処理が起
動され、例えば変動入賞装置11に設けたメッセージ表
示部54に「エラーメッセージ」を表示させるエラーメ
ッセージ表示出力処理を行い、他の処理は一切行えない
ようにする。
【0092】また、通信処理は上記タイマカウンタの計
時する所定時間毎に起動され、管理装置等の外部よりデ
ータを受信していた場合および管理装置等の外部の装置
へ送信するデータがセットされていた場合には、後に詳
述するデータ送受信処理を行う。
【0093】ハードリセット処理もしくはタイマ割込処
理によって通常の遊技処理が開始されると、まず入力読
込処理を行い、各種検出器によって検出された検出情報
を遊技データとして読み込み、各遊技データを更新する
のである。
【0094】上記入力読込処理に際しては、まずセーフ
スイッチ24、アウトスイッチ25、左第1始動スイッ
チ15a、右第1始動スイッチ15b、第2始動スイッ
チ16、カウンタスイッチ37、継続スイッチ43から
の入力情報を読み込み、該入力情報を適宜に処理するこ
とで、信号のレベル変化たる「立上りエッジ」を検出
し、この立上りエッジの有無によって検出情報の有無を
判断するのである。
【0095】そして、セーフスイッチ24より入力され
た検出情報から立上りエッジを検出した場合には、セー
フ球数を計数記憶するセーフ球カウンタの計数値に
“1”加算し、アウトスイッチ25より入力された検出
情報から立上りエッジを検出した場合には、アウト球数
を計数記憶するアウト球カウンタの計数値に“1”加算
し、左第1始動スイッチ15aより入力された検出情報
から立上りエッジを検出した場合には、左始動口12へ
入賞した入賞球数を計数記憶する左始動口入賞球カウン
タの計数値に“1”加算し、右第1始動スイッチ15b
より入力された検出情報から立上りエッジを検出した場
合には、右始動口14へ入賞した右始動口入賞球数を計
数記憶する右始動口入賞球カウンタの計数値に“1”加
算し、第2始動スイッチ16より入力された検出情報か
ら立上りエッジを検出した場合には、中央始動口13へ
入賞した中央始動口入賞球数を計数記憶する中央始動口
入賞球カウンタの計数値に“1”加算し、継続スイッチ
43より入力された検出情報から立上りエッジを検出し
た場合には、継続入賞球数を計数記憶する継続入賞球カ
ウンタの計数値に“1”加算し、カウントスイッチ37
より入力された検出情報から立上りエッジを検出した場
合には、第2状態に変換駆動された変動入賞装置11の
球通過路28を経て入賞した全入賞球数たるカウント球
数を計数記憶するカウンタの計数値に“1”加算する。
【0096】上記した入力読込処理が終了すると、アウ
ト球カウンタのカウント数とセーフ球カウンタのカウン
ト数の総計が規定値以上か否かの判断を行い、規定値以
上であった場合には、遊技割数算出手段101が当該実
績データより遊技割数の算出を行い、算出された遊技割
数を新たなデータとしてRAM86の該当領域へセット
するのである。
【0097】遊技割数の算出に際しては、パチンコ遊技
によって遊技盤6の遊技部8内へ弾球された全遊技球数
がサンプリング値として適当な数量以上無ければ、算出
された遊技割数に大きな偏よりが生ずる恐れがあるた
め、例えばアウト球計数値とセーフ球計数値の総計が10
00個に達した時点で遊技割数を算出させるように、規定
値を“1000”に設定してある。
【0098】また、遊技割数はパチンコ遊技に供された
全遊技球数(セーフ球計数値+アウト球計数値)に対す
る排出賞球数の割合で求めるものとしてあり、その算出
式は、下式として表される。
【0099】
【数1】
【0100】なお、賞球数は固定データとして予め入力
してある所定数値であり、本実施形態においては、例え
ば“1個”のセーフ球に基づいて“13個”の賞球が排
出されるように設定してあるが、遊技球が入賞した入賞
口によって排出賞球数を変えてある場合(例えば7個と
13個)には、それぞれのセーフ球と賞球数を乗算する
ことで、正確な排出賞球数を求めることができる。
【0101】次いで、電源投入時やリセット時における
電源立上りであるか否かを判断し、電源立上りであると
判断した場合には、実績データ更新処理および動作時間
設定処理を行う。
【0102】また、上記判断処理において電源立上りで
はないと判断した場合には、管理装置より送信された設
定割数の有無を判断し、新たな設定割数が入力されてい
た場合にも、実績データ更新処理および動作時間設定処
理を行う。
【0103】なお、電源立上りの判断に際しては、例え
ばワンチップ・マイクロコンピュータ57のRESET への
入力信号を適宜な遅延回路を介して入力させるPA7への
入力信号によって判断するものとしてあり、電気的制御
装置55の各部が正常な動作を行い得る状態に起動され
るために必要十分な時間が経過した後には、「電源立上
り」と判断されるようにしてある。
【0104】実績データ更新処理に際しては、電源投入
時もしくはリセット時にEEPROM85からRAM8
6へセットされた実績データ中に遊技割数が存在するか
否かを判断し、遊技割数が当該データ内に存在しない場
合には、この実績データを継続使用してデータ収集を行
い、算出された遊技割数が実績データ内に存在する場合
には、EEPROM85からRAM86へセットされた
実績データは使用せず、RAM86に新たな実績データ
収集領域を作成し、該収集領域へ実績データ中の設定割
数をコピーして使用する。
【0105】また、後に詳述する「動作時間変更規制コ
ード」がセットされているか否かを判定し、セットされ
ていないと判定した場合には、前回の動作時間算出から
新規に規定件数の実績データが蓄積されたか否かを判断
し、規定量に達していれば動作時間算出リクエストをセ
ットすることで、後に詳述する動作時間設定処理におい
て、当該設定割数と遊技データに基づく「新たな動作時
間」が算出されるようにする。
【0106】なお、規定件数の実績データとは、例えば
遊技割数算出毎に実績データ記憶手段103たるEEP
ROM85の実績データ記憶領域へ新規に蓄積される実
績データを1件とした場合、前回の動作時間算出後に、
このEEPROM85に蓄積された所定件数(例えば10
件分)の実績データのことである。しかしながら、「新
たな動作時間」算出のタイミングは実績データの蓄積件
数に限定されるものではなく、例えば上記遊技割数算出
手段101が算出した遊技割数と設定割数とを適宜なタ
イミングで比較し、遊技割数と設定割数との差が殆ど縮
まらない場合や大きく広がってゆくような場合に、最新
の実績データがEEPROM85に蓄積された時点で
「新たな動作時間」を算出するようにしてもよい。
【0107】実績データ記憶手段103に蓄積された実
績データが規定件数に達していない場合には、RAM8
6に設けた新たな実績データ収集領域へ最新の実績デー
タ内の動作時間をコピーして、遊技機器制御手段97に
よる変動入賞装置11の動作制御に供する。
【0108】次いで、管理装置より新たな設定割数が入
力されていれば、RAM86内の実績データ収集領域に
蓄積されている実績データ中に遊技割数が存在するか否
かを判断し、遊技割数が存在しなければ、入力された新
たな設定割数をRAM86内の該当領域にセットし、遊
技割数が最新の実績データ内に存在した場合には、RA
M86へ新たに実績データ収集領域を作成し、管理装置
より入力された設定割数を該当領域にセットする。そし
て、この新たな設定割数を実現するための動作時間が動
作時間算出処理において算出されるように、“動作時間
算出リクエスト”をセットする。
【0109】動作時間設定処理に際しては、先ず“動作
時間算出リクエスト”がセットされているか否かを判断
し、“動作時間算出リクエスト”がセットされていた場
合にのみ以下の処理を行う。
【0110】EEPROM85内に過去の実績データが
蓄積されているか否かを判定し、当該パチンコ機1の起
動直後で実績データが蓄積されていない場合には、予め
固定データとして入力してある“10”を遊技割数とし
て動作時間算出に用いる。
【0111】また、実績データがEEPROM85内に
蓄積されている場合には、実績データ中の有効な遊技デ
ータ及び動作時間から実質的な遊技割数を求め、この実
質的な遊技割数を動作時間算出に用いる。なお、有効な
遊技データとは、上記動作時間判定手段99が“釘調整
要求コード”を管理装置へ送信したような実績データを
除くものであり、有効な実績データ及び動作時間を用い
て求めた実質的な遊技割数を新たな動作時間算出に用い
ることによって、当該パチンコ機1の個性に応じた適切
な動作時間を算出することができ、比較的短時間で設定
割数を実現可能な動作時間を得ることができる。
【0112】次いで、上記のようにして求めた実質的な
遊技割数と設定割数を比較して、遊技割数よりも設定割
数の方が大であれば、変動入賞装置11への入賞球を増
やすように動作時間を延ばし、設定割数よりも遊技割数
の方が大であれば、変動入賞装置11への入賞球を減ら
すように動作時間を縮めるように、動作時間設定部98
の動作時間算出手段104が新たな動作時間を算出する
のである。
【0113】ここで、動作時間の算出法の一具体例とし
て、補助遊技における動作時間たる補助遊技用動作時間
と、特別遊技における動作時間たる特別遊技用動作時間
のうち、特別遊技用動作時間は一定とし、補助遊技用動
作時間のみを変更する場合について説明する。
【0114】なお、本実施形態における補助遊技用動作
時間においては、左始動口12及び右始動口14に遊技
球が入賞した場合に、変動入賞装置11を第2状態に変
換駆動させる第1補助遊技用動作時間と、中央始動口1
3に遊技球が入賞した場合に、変動入賞装置11を第2
状態に変換駆動させる第2補助遊技用動作時間とを分け
て設定するものとしてある。
【0115】先ず動作時間算出に際しては、変動入賞装
置11を動作した結果として得られた実績データ(該実
績データがRAM86内に存在しない場合には予め設定
された仮想データ)から算出した遊技割数を設定割数に
するために増減させなければならない獲得球数たる「変
化させるべき獲得球数」を求める。なお、「獲得球数」
とはパチンコ遊技に使用されて遊技盤6の遊技部8内に
弾球された全遊技球数であり、アウト球計数値とセーフ
球計数値を加算することによって求められる。
【0116】上記した「変化させるべき獲得球数」は、
「設定割数」と「遊技割数」の差に「獲得球数」を乗ず
ることによって求めることができる。
【0117】
【数2】
【0118】上記のように求めた「変化させるべき獲得
球数」を変動入賞装置11の動作制御によって変化させ
るために、特別遊技用動作時間は変更せず、特別遊技中
における変動入賞装置11の駆動回数を増減させるもの
とした場合には、第2状態にある変動入賞装置11へ入
賞した入賞球が継続スイッチ43をオンさせることによ
って、補助遊技から特別遊技へ移行し、或いは特別遊技
が継続更新され、変動入賞装置11が第2状態に変換駆
動された変換動作回数を増減させることで、セーフスイ
ッチ24が計数するセーフ球計数値を増減させ、もって
設定割数を実現するのである。なお、特別遊技中におけ
る変動入賞装置11の駆動回数を増減させるに際して
は、補助遊技用動作時間を増減させることによって、特
別遊技の発生回数を適宜増減させ、特別遊技における継
続更新回数を増減するものとしてある。
【0119】そこで、左始動口12、中央始動口13、
右始動口14へ遊技球が入賞することで開始される補助
遊技中に、変動入賞装置11へ入賞した入賞球が継続ス
イッチ43をオンさせることで発生する特別遊技におい
て、当該変動入賞装置11が第2状態に変換駆動され
て、再び第1状態に変換駆動されるまでの1サイクル中
に、変動入賞装置11へ入賞する入賞球数の平均値を求
め、この「1サイクル中の平均入賞球数」から、設定割
数を実現するために必要な特別遊技中のサイクル数を概
算する。
【0120】1サイクル中の平均入賞球数は、特別遊技
中における変動入賞装置11への全入賞球数たる「特別
遊技中のカウント入賞球数」を特別遊技中に変動入賞装
置11が変換駆動された回数たる「特別遊技中の変換動
作回数」で除すればよい。
【0121】
【数3】
【0122】上式のようにして求めた「1サイクル中の
平均入賞球数」に、「賞球数」を乗ずることによって、
1サイクル中に変動入賞装置11へ入賞した入賞球に基
づいて排出される賞球数の平均値が得られる。そして、
この1サイクルにおける平均排出賞球数を、上式で求め
た「変化させるべき獲得球数」で除すれば、遊技割数を
設定割数にするために必要な獲得球数を得るために増減
させるべき変換動作回数たる「変化させるべき変換動作
回数」を求めることができる。
【0123】
【数4】
【0124】次に、左始動口17、中央始動口18、右
始動口19へ入賞することによって発生する補助遊技中
に変動入賞装置11へ入賞した入賞球の総数たる「補助
遊技中の入賞球数」を求め、補助遊技中における変動入
賞装置11への単位時間当りの平均入賞球数たる「補助
遊技中の平均入賞球数」を算出する。
【0125】「補助遊技中の入賞球数」は、カウントス
イッチ37がカウントした全カウント球数から特別遊技
中のカウント球数を減ずることによって求めることがで
き、この「補助遊技中の入賞球数」を、変動入賞装置1
1が補助遊技に伴って第2状態に変換された延べ時間た
る「補助遊技中の第2状態延べ時間」で除することによ
って、「補助遊技中の平均入賞球数」を求めることがで
きる。
【0126】補助遊技における変動入賞装置11の「補
助遊技中の第2状態延べ時間」は、各始動スイッチのオ
ン回数と補助遊技用動作時間を乗ずることによって得ら
れるが、本実施形態においては、左右第1始動スイッチ
15a,15bが入賞球を検出した場合の第1補助遊技
用動作時間と、第2始動スイッチ16が入賞球を検出し
た場合の第2補助遊技用動作時間とを分けて設けてある
ので、「補助遊技中の第2状態延べ時間」は次のように
して求める。
【0127】
【数5】
【0128】なお、中央始動口16へ入賞した際には、
変動入賞装置11を2回第2状態に変換駆動させるもの
とした本実施形態においては、両変換時間の合計値を第
2補助遊技用動作時間として用いる。
【0129】上記のようにして求めた「補助遊技中の第
2状態延べ時間」で「補助遊技中の入賞球数(全カウン
ト球数−特別遊技中のカウント球数)」を除することに
よって、「補助遊技中の平均入賞球数」を求めることが
できる。
【0130】
【数6】
【0131】上記のようにして求めた「補助遊技中の平
均入賞球数」を増減させるように動作時間を設定変更す
ることで、特別遊技の発生率および継続回数を調整し、
もって設定割数を実現し得る遊技割数が得られるように
するのである。
【0132】そこで、先ず変動入賞装置11が第2状態
に変換駆動された総回数(補助遊技中および特別遊技中
を含む)たる「変換動作回数」を、特別遊技が発生する
までに変動入賞装置11へ入賞した入賞球数たる「補助
遊技中の入賞球数」で除することによって、補助遊技中
に変動入賞装置11へ入賞した入賞球“1個”に基づい
て特別遊技における変動入賞装置11の変換動作が行わ
れる確率たる「変換動作発生確率」を求める。
【0133】なお、「補助遊技中の入賞球数」は、カウ
ントスイッチ37がカウントした「全カウント球数」か
ら特別遊技中にカウントスイッチ37がカウントした
「特別遊技中のカウント球数」を減ずることによって得
ることができる。
【0134】
【数7】
【0135】そして、上記のようにして求めた「変換動
作発生確率」で「変化させるべき変換動作回数」を除す
ることによって、設定割数を実現するために必要な変換
動作回数を得られるカウント球数たる「設定割数実現に
要するカウント球数」が求められる。
【0136】
【数8】
【0137】上記のようにして求めた「設定割数実現に
要するカウント球数」を「補助遊技中の平均入賞球数」
で除することにより、設定割数の実現に要するカウント
球数を得るために、補助遊技において変動入賞装置11
を第2状態に変換させる必要のある第2状態延べ時間た
る「設定割数実現に要する補助遊技中の第2状態延べ時
間」を概算できる。
【0138】
【数9】
【0139】上記のようにして求めた「設定割数実現に
要する補助遊技中の第2状態延べ時間」が得られるよう
に、左右始動口12,14及び中央始動口13への入賞
に伴う変動入賞装置11の第1,第2補助遊技用動作時
間を算出すれば、当該パチンコ機1における遊技盤6の
設置状態や釘配列等に適合した動作時間を算出でき、該
動作時間によって遊技割数を設定割数に近づけ得るので
ある。
【0140】新たな動作時間算出に際しては、上記「設
定割数実現に要する補助遊技中の第2状態延べ時間」か
ら「補助遊技中の第2状態延べ時間」を減ずることで得
られる「変化させるべき補助遊技中の第2状態延べ時
間」を求め、この「変化させるべき補助遊技中の第2状
態延べ時間」を補助遊技中の各変換動作に分散させるこ
とで、遊技割数を実現し得る新たな動作時間を算出する
のである。
【0141】なお、本実施形態においては、第1補助遊
技用動作時間と第2補助遊技用動作時間を別途設けるも
のとしてあるので、左右始動口12,14への入賞に伴
う変動入賞装置11の変換動作と、中央始動口13への
入賞に伴う変動入賞装置11の変換動作との比に応じ
て、第1,第2補助遊技用動作時間を設定しなければな
らない。
【0142】そこで、左右第1始動スイッチ15a,1
5bの入賞球検出に伴う変動入賞装置11の第2状態延
べ時間が全第2状態延べ時間に占める比率たる「第1動
作時間占有率」と、第2始動スイッチ16の入賞球検出
に伴う変動入賞装置11の第2状態延べ時間が全第2状
態延べ時間に占める比率たる「第2動作時間占有率」と
を求める。
【0143】「第1動作時間占有率」の算出に際して
は、左第1始動スイッチ15aが検出した入賞球数たる
「左第1始動SWオン回数」と、右第1始動スイッチ1
5bが検出した入賞球数たる「右第1始動SWオン回
数」との加算値に「第1補助遊技用動作時間」を乗ずる
と共に、この値を「補助遊技中の第2状態延べ時間」で
除すればよい。
【0144】すなわち、「第1動作時間占有率」は、下
式で求めることができる。
【0145】
【数10】
【0146】「第2動作時間占有率」も同様にして、第
2始動スイッチ16が検出した入賞球数たる「第2始動
SWオン回数」に「第2補助遊技用動作時間」を乗ずる
と共に、この値を「補助遊技中の第2状態延べ時間」で
除すればよい。
【0147】
【数11】
【0148】上記のようにして求めた「第1動作時間占
有率」及び「第2動作時間占有率」に「変化させるべき
補助遊技中の第2状態延べ時間」を夫々乗ずることで、
第1補助遊技用動作時間および第2補助遊技用動作時間
に夫々分散させるための時間を概算でき、この時間を各
始動口へ入賞した入賞球数で除することにより、「変化
させるべき第1補助遊技用動作時間」及び「変化させる
べき第2補助遊技用動作時間」を算出できる。
【0149】
【数12】
【0150】したがって、求める「新たな第1補助遊技
用動作時間」は、上記のように算出された「変化させる
べき第1補助遊技用動作時間」を「現在の第1補助遊技
用動作時間」に加算(「変化させるべき第1補助遊技用
動作時間」が負の値である場合には減算に該当する。)
することで得られ、求める「新たな第2補助遊技用動作
時間」は、上記のように算出された「変化させるべき第
2補助遊技用動作時間」を「現在の第2補助遊技用動作
時間」に加算(「変化させるべき第2補助遊技用動作時
間」が負の値である場合には減算に該当する。)するこ
とで得られる。
【0151】
【数13】
【0152】また、中央始動口13へ入賞した入賞球を
第2始動スイッチ16が検出することで開始される補助
遊技において、変動入賞装置11が第2状態に変換駆動
される第2補助遊技用動作時間が、第1補助遊技用動作
時間と同一時間の変換動作を複数回(例えば2回)行う
ことによって構成されている場合、この第2補助遊技用
動作時間を第1補助遊技用動作時間が複数回繰り返され
たものと看做すことで、「新たな第1補助遊技用動作時
間」及び「新たな第2補助遊技用動作時間」の算出式を
簡略化することができる。
【0153】例えば第2補助遊技用動作時間を2回分の
第1補助遊技用動作時間で構成した場合、第2始動スイ
ッチ16が検出した入賞球“1個”は、左右第1始動ス
イッチ15a,15bが“2個”の入賞球を検出したこ
とに相当するものと考え、「変化させるべき補助遊技中
の第2状態延べ時間」を補助遊技中の変動入賞装置11
の変換駆動回数で除すれば、「変化させるべき第1動作
時間」を求めることができる。
【0154】
【数14】
【0155】そして、上記のように求めた「変化させる
べき第1補助遊技用動作時間」を「現在の第1補助遊技
用動作時間」に加算することで「新たな第1補助遊技用
動作時間」が得られると共に、「変化させるべき第1補
助遊技用動作時間」の2倍を「現在の第2補助遊技用動
作時間」に加算することで「新たな第2補助遊技用動作
時間」が得られる。
【0156】
【数15】
【0157】このように、第2補助遊技用動作時間を第
1補助遊技用動作時間の倍数とした場合には、新たな動
作時間を求めるために算出する“変化させるべき補助遊
技用動作時間”の値は1通りでよく、動作時間変更に際
しての演算処理を簡略化できると共に、第1動作時間の
みを記憶することによって第2動作時間も算出可能なの
で、新たな動作時間の記憶処理をも簡略化できる。
【0158】なお、このようにして算出された新たな動
作時間が、現在の動作時間に比して僅少な時間差しかな
く、電気的制御装置55による変動入賞装置11の駆動
源たるソレノイド33,33の動作制御を良好に行い得
ないような場合が想定されるため、算出値の端数を四捨
五入することで、所定単位(例えば5msec,10msec)
毎に動作時間を設定変更するように構成してもよい。
【0159】以上、動作時間算出手段104による動作
時間算出法の一具体例を説明したが、新たな動作時間算
出の算出法は上記の算出式に限定されるものではなく、
例えば特別遊技の発生に伴う変動入賞装置11への入賞
球の増減が、他の入賞具9…への入賞率に影響を及ぼす
ことが想定できるので、特別遊技中における変動入賞装
置11の変換駆動回数の増減から、他の入賞具9への入
賞球数の増減を概算して、動作時間算出用のファクター
として用いることにより、設定割数を実現するうえで一
層適正な動作時間を算出することができる。
【0160】また、上記具体例においては、特別遊技に
おける継続回数を増減させることで、変動入賞装置11
への入賞球数を調節して獲得球数を所定の値となるよう
にし、設定割数が実現できるような動作時間を算出する
ものとしたが、補助遊技における動作時間を増減させる
ことによって、該補助遊技中の変動入賞装置11への入
賞球数も増減するために、この補助遊技中の変動入賞装
置11への入賞球数が排出賞球数に影響を及ぼすことが
考えられる。そこで、補助遊技用動作時間の変更に際し
ては、補助遊技用動作時間の増減に伴う排出賞球数を概
算し、動作時間算出に際しての補正を行うようにすれ
ば、より好適な動作時間算出法とすることができる。
【0161】さらに、特別遊技中に左右第1始動スイッ
チ15a,15b及び第2始動スイッチ16が入賞球を
検出しても、所定数(例えば4個)以上の入賞球記憶は
保持されないように構成された電気的制御装置55にお
いては、各始動口への入賞球数と補助遊技における変動
入賞装置11の変換動作回数とは一致しないので、特別
遊技中における各始動口への入賞球数を別途計数してお
き、これらを補助遊技における変動入賞装置11の変換
動作回数から除外して動作時間の算出を行うようにすれ
ば、動作時間算出法として一層好ましいものとなる。
【0162】また、特別遊技における1サイクル中に継
続スイッチ43が検出した入賞球数が“2”以上であっ
た場合にも、特別遊技は1サイクルの更新が為されるの
みであるから、設定割数を実現するための継続回数の調
整に際して、継続スイッチ43のオン回数を考慮するこ
とにより、一層好ましい動作時間算出法とすることがで
きる。
【0163】なお、動作時間算出の補正値として使用す
るのは遊技データにか限らず、主にベニヤ合板等から形
成されている遊技盤6の反り等による影響を概算して、
遊技データを適宜補正したり、算出された動作時間を補
正するようにしてもよい。例えば、遊技盤6の反りに対
する重要な要因となるパチンコ店内の温度や湿度を計測
するための温度センサ・湿度センサをパチンコ機1に設
け、これらの値を実績データとして蓄積してゆき、温度
・湿度と遊技データとの関連から遊技データ処理や動作
時間算出時の補正に用いるのである。
【0164】上記のようにして求めた「新たな第1,第
2補助遊技用動作時間」において、設定割数>遊技割数
の場合には「変化させるべき獲得球数が正の値となっ
て、「現在の第1,第2補助遊技用動作時間」に加算す
る「変化させるべき第1,第2補助遊技用動作時間」が
正の値となり、「新たな第1,第2補助遊技用動作時
間」は「現在の第1,第2補助遊技用動作時間」よりも
長い時間となる。同様に、設定割数<遊技割数の場合に
は「変化させるべき獲得球数が負の値となって、「現在
の第1,第2補助遊技用動作時間」に加算する「変化さ
せるべき第1,第2補助遊技用動作時間」が負の値とな
り、「新たな第1,第2補助遊技用動作時間」は「現在
の第1,第2補助遊技用動作時間」よりも短い時間とな
る。
【0165】このようにして算出された新たな第1,第
2動作時間が変更要件を満たしているか否かを、動作時
間変更監視手段105が判定し、変更要件を満たしてい
ないと判定した場合には、“動作時間変更規制コード”
をセットして、動作時間算出手段104が算出した新た
な第1,第2動作時間に変更させないようにし、現在の
第1,第2動作時間を継続使用させるのである。
【0166】すなわち、新たな第1,第2動作時間が変
更要件を満たしていない場合には第1,第2動作時間の
変更は行わず、動作時間算出用の実績データ量を適宜増
やした後に、改めて第1,第2動作時間を算出させ、こ
の時点で算出された新たな第1,第2動作時間が未だ変
更要件を満たしていない場合には、再び“動作時間変更
規制コード”をセットして、新たな第1,第2動作時間
に変更することを規制する。したがって、変更要件を満
たしていない第1,第2動作時間が算出された場合に
は、動作時間変更監視手段105が動作時間の変更を規
制するように動作制御するのである。
【0167】そして、上記動作時間変更監視手段105
によって“動作時間変更規制コード”がセットされてい
る場合には、実績データ更新処理において、当該“動作
時間変更規制コード”セット後に規定量以上の遊技デー
タが蓄積されたか否かを判定し、規定量の遊技データが
蓄積されていた場合にのみ、“動作時間変更規制コー
ド”をリセットすると共に“動作時間算出リクエスト”
をセットする。かくすることによって、“動作時間変更
規制コード”セット後に規定量の実績データが蓄積され
た時点で、「新たな動作時間」を算出することができる
のである。
【0168】なお、“動作時間変更規制コード”をリセ
ットして「新たな動作時間」を算出するための目安とし
た実績データの規定量は、当該パチンコ機1の機種等に
応じて適宜に定めればよいが、例えば遊技割数算出と同
様の条件とし、アウト球計数値とセーフ球計数値との計
が“1000”に達して、新たな実績データがEEPROM
85に蓄積された時点で「新たな動作時間」を算出する
ようにしてもよいし、“動作時間変更規制コード”セッ
ト後に規定件数(例えば10件)の実績データが蓄積され
た時点で「新たな動作時間」を算出するようにしてもよ
い。
【0169】上記動作時間変更監視手段105が判断す
る変更要件の具体例は、例えば新規に算出された「新た
な動作時間」と同一の動作時間がEEPROM85内に
蓄積されている過去の実績データ中に存在し、当該実績
データにおいては、設定割数が実現されていないような
場合で、この「新たな動作時間」によって変動入賞装置
11の動作制御を行っても設定割数を実現し得ないと予
測できることから、新規に算出された「新たな動作時
間」は変更要件を満たしていないものと判断する。
【0170】また、「新たな動作時間」算出に用いた規
定件数の実績データ中の遊技データ(例えばカウントス
イッチ37のオン回数や継続スイッチ43のオン回数
等)が、過去の実績データに比べて極端に変動している
ような場合にも、変更要件を満たしていないものと判断
する。すなわち、遊技データの極端な変動は当該パチン
コ機1に対して外部調整(釘調整等)が施された可能性
を示唆すると共に、この実績データを用いて算出した
「新たな動作時間」は設定割数を実現する上で不適切な
ものと予測されるからである。
【0171】上記した動作時間変更監視手段105が変
更要件を満たすと判断した「新たな動作時間」は、動作
時間判定手段99によって、当該「新たな動作時間」が
予め設定された可変範囲内にあるか否かの判定が為され
る。そして、この「新たな動作時間」が可変範囲の設定
最大値を越えている場合には、上記動作時間算出手段1
04が算出した「新たな動作時間」を用いずに、可変範
囲の最大値を動作時間として遊技機器制御手段97へ供
給する。また、「新たな動作時間」が可変範囲の設定最
小値を越えている場合には、上記動作時間算出手段10
4が算出した「新たな動作時間」を用いずに、可変範囲
の最小値を動作時間として遊技機器制御手段97へ供給
する。
【0172】すなわち、動作時間算出手段104が算出
した動作時間が極端に長くなったり、短くなったりした
場合に、この動作時間判定手段99が動作時間を調整す
ることで、当該パチンコ機1の変動入賞装置11の動作
時間が他のパチンコ機1の変動入賞装置11の動作時間
と異ることが明瞭になることを防ぎ、当該パチンコ機1
に対する遊技者の興趣が損なわれたり、パチンコ店が多
大な損害を蒙ることのないようにするのである。
【0173】加えて、「新たな動作時間」が可変範囲を
越えている場合には、例えば“釘調整要求コード”をセ
ットすることにより、後述するデータ送受信処理におい
て、管理装置等の外部の装置へ「釘調整要求」を送信
し、当該パチンコ機1に対する外部調整を要求するので
ある。
【0174】したがって、動作時間判定手段99を設け
ることにより、変動入賞装置11の動作時間を著しく長
時間もしくは短時間に設定しなければ設定割数が実現で
きないような場合には、当該パチンコ機1における動作
時間を可変範囲の最大値もしくは最小値に設定変更する
ことで、釘調整が施されるまでの暫定的処置とし、電気
的制御装置11の動作時間が他のパチンコ機と異ること
を遊技者に知られることを防ぐと共に、遊技割数と設定
割数との開きを最低限に抑えた状態で、外部から釘調整
が施されるのを待つことができ、極めて有用な電気的制
御装置55とすることができる。
【0175】上記した一連の処理が終了すると、実績デ
ータ収集手段100内の実績データを実績データ記憶手
段103に記憶させるための所定条件が満たされた実績
データのセーブタイミングか否かを記憶タイミング制御
手段102が判定し、該条件が満たされていれば、RA
M86内の実績データをEEPROM85の実績データ
記憶領域へ記憶させるように、上記記憶タイミング制御
手段102が制御する。
【0176】なお、記憶タイミング制御手段102が判
定する実績データのセーブタイミングは適宜に定めれば
よいが、例えば上記タイマ割込処理によって一定時間毎
に起動されるメイン処理のループが所定回数繰り返され
た時点で実績データのセーブタイミングと判断するよう
にすれば、一定周期でRAM86内の実績データをEE
PROM85へ記憶させることができる。この一定周期
は遊技割数算出の条件(獲得球数が規定値以上)が満た
される最短時間よりも十分に短く設定することが好まし
い。また、パチンコ機1には非稼動時間もあるので、遊
技データの蓄積量(例えば獲得球数が所定数以上)に達
した時点でEEPROM85へ記憶させるようにすれ
ば、パチンコ機1の非稼動時間に同一の実績データを幾
度もリライトすることを防止できる。
【0177】上記のように記憶タイミング制御手段10
2が実績データの記憶タイミングを判定して、所定条件
が満たされる毎に実績データ収集手段100が収集した
実績データを実績データ記憶手段103へ記憶させるよ
うに動作制御するので、電源遮断時に一括して実績デー
タ収集手段100内の実績データを実績データ記憶手段
103へ記憶させる場合のごとく、電源遮断後にもワン
チップ・マイクロコンピュータ57へ電源供給するため
のバックアップ機能を電気的制御装置55へ付加する必
要がないと共に、実績データ収集手段100から実績デ
ータ記憶手段103へ実績データを書き込むに際して、
該バックアップ機能の電気的容量では書込用電源を賄え
なえずに、不揮発性のメモリたるEEPROM85へ書
き込んだ実績データが変化してしまうような事態もな
く、当該パチンコ機1の再起動時における動作時間算出
に用い得る適正な実績データを確保することができる。
【0178】次いで、後に詳述するデータ送受信処理に
おいて“打止めコマンド”を管理装置から受信した場合
には、該データ送受信処理において“打止めコマンド”
がセットされるために、「打止めメッセージ」を例えば
変動入賞装置11のメッセージ表示部54へ出力し、当
該ループにおけるメイン処理を終了する。すなわち、以
下に詳述する遊技上の各処理を行わずにメイン処理を終
了することで、当該パチンコ機1におけるパチンコ遊技
を不可能にするのである。なお、このような打ち止め時
の処理に際しては、パチンコ機1の遊技球発射機構23
を動作不能とするように構成してもよい。
【0179】「打止めメッセージ」がセットされていな
かった場合には、当該パチンコ機1に対して為された不
正を検出する不正検出処理を行う。
【0180】不正条件として、例えばカウントスイッチ
37が所定時間以上継続してオン状態となった場合や、
特別遊技が発生したにも拘らず1度もカウントスイッチ
37がオンにならなかった場合や、継続スイッチ43が
オンになってから所定時間内にカウントスイッチ37が
オンにならなかった場合等を予め設定しておき、いずれ
かの条件が満たされた場合に不正条件成立と看做し、該
不正条件成立時に電気的制御装置55が行っていた各部
への出力状態をストアすると共に、該各部への出力を停
止する。
【0181】さらに、“不正情報送信要求コード”をセ
ットし、後に詳述するデータ送受信処理において“不正
情報コード”が管理装置へ送信されるようにすると共
に、当該メインループにおける分岐処理の処理番号を
“処理No4”にセットし、後述する分岐処理において不
正動作処理が行われるようにする。なお、“処理No4”
がセットされている場合には、上記した不正検出時の処
理は行わず、分岐処理における“処理No4”を維持す
る。
【0182】次いで、当該メインループにおける遊技状
態に適合した各出力処理として、スピーカ62による効
果音出力、管理装置への信号出力制御、上部可変表示器
51やメッセージ表示部54等への表示出力、表示ラン
プ50等への発光出力、モータ44へのモータ駆動を適
宜に行った後、分岐処理用にセットされた処理番号を判
定し、各処理番号に適合した処理をおこなう。
【0183】先ず、通常時にセットされている“処理No
0”においては通常動作処理が為され、各種入賞具9…
に入賞した入賞球に応じた賞球排出処理等の通常動作コ
ントロール処理を行うと共に、左右第1始動スイッチ1
5a,15bもしくは第2始動スイッチ16が入賞球を
検出したか否かの判断処理を行い、何れの始動スイッチ
も入賞球を検出していない場合には、当該ループにおけ
るメイン処理を終了する。また、左右第1始動スイッチ
15a,15bが入賞球を検出した場合には分岐処理の
処理番号を“処理No1”に、第2始動スイッチ16が入
賞球を検出した場合には分岐処理の処理番号を“処理No
2”に夫々セットして、当該ループにおけるメイン処理
を終了する。
【0184】上記のようにして“処理No1”がセットさ
れた状態でメイン処理が起動されると、分岐処理におい
て第1補助遊技処理が行われる。該第1補助遊技処理に
おいては、入賞球検出によって継続スイッチ43がオン
になったか否かを判定し、継続スイッチ43が入賞球を
検出していなければ、第1補助遊技コントロール処理を
行って、当該ループにおけるメイン処理を終了する。
【0185】上記した第1補助遊技コントロール処理と
は、第1補助遊技に応じた所定音声の出力、変動入賞装
置11の駆動源たるソレノイド33,33やモータ44
への駆動出力、上部可変表示器51やメッセージ表示部
54等への表示出力、表示ランプ50等への発光出力等
の各処理を適宜にコントロールすることである。
【0186】また、継続スイッチ43が入賞球を検出し
た場合には、分岐処理における処理番号を“処理No3”
にセットすると共に、RAM86に収集中の実績データ
内の「特別遊技発生回数」に“1”を加算する。さら
に、“特別遊技開始送信要求コード”をセットすること
で、当該パチンコ機1において開始された特別遊技の通
算回数たる「特別遊技発生回数」が、後に詳述するデー
タ送受信処理において、管理装置へ送信されるようにす
るのである。
【0187】なお、変動入賞装置11を第2状態に変換
駆動させた第1補助遊技用動作時間中に継続スイッチ4
3が入賞球を検出しなかった場合には、第1補助遊技終
了条件が成立したものとして、分岐処理における処理番
号を“処理No0”にセットすると共に、変動入賞装置1
1を第1状態に変換駆動させて補助遊技を終了する。
【0188】また、“処理No2”がセットされた状態で
メイン処理が起動されると、分岐処理において第2補助
遊技処理が行われ、上記した第1補助遊技と同様に、入
賞球検出によって継続スイッチ43がオンになったか否
かを判定し、継続入賞球が入賞球を検出していなけれ
ば、第2補助遊技に応じた所定音声の出力、変動入賞装
置11の駆動源たるソレノイド33,33やモータ44
への駆動出力、上部可変表示器51やメッセージ表示部
54等への表示出力、表示ランプ50等への発光出力等
の各処理よりなる第2補助遊技コントロール処理を行っ
て、当該ループにおけるメイン処理を終了する。
【0189】また、継続スイッチ43が入賞球を検出し
た場合には、分岐処理における処理番号を“処理No3”
にセットすると共に、RAM86に収集中の実績データ
内の「特別遊技発生回数」に“1”加算する。また、上
記した第1補助遊技処理と同様に、“特別遊技開始送信
要求コード”をセットすることで、当該パチンコ機1に
おいて開始された特別遊技の通算回数たる「特別遊技発
生回数」が、後に詳述するデータ送受信処理において、
管理装置へ送信されるようにするのである。
【0190】なお、変動入賞装置11を第2状態に変換
駆動させた第2補助遊技用動作時間中に継続スイッチ4
3が入賞球を検出しなかった場合には、第2補助遊技終
了条件が成立したものとして、分岐処理における処理番
号を“処理No0”にセットすると共に、変動入賞装置1
1を第1状態に変換駆動させて補助遊技を終了する。
【0191】上記した第1補助遊技処理もしくは第2補
助遊技処理において、分岐処理の処理番号が“処理No
3”にセットされた状態でメイン処理が起動されると、
分岐処理において特別遊技処理が行われる。該特別遊技
処理においては、変動入賞装置11を特別遊技用動作時
間だけ第2状態に変換駆動させる1サイクル中に、変動
入賞装置11へ入賞した入賞球によって継続スイッチ4
3がオンさせられることで、当該特別遊技中に最高所定
回数(例えば8〜16回)まで継続更新可能なサイクル
数を計数処理すると共に、当該特別遊技中に変動入賞装
置11へ入賞した入賞球全てを検出するカウントスイッ
チ37がカウントしたカウント球数を計数処理する。
【0192】次いで、特別遊技コントロール処理を行う
ことにより、特別遊技に応じた所定音声の出力、変動入
賞装置11の駆動源たるソレノイド33,33やモータ
44への駆動出力、上部可変表示器51やメッセージ表
示部54等への表示出力、表示ランプ50等への発光出
力等の各処理を行うと共に、継続スイッチ43の入賞球
検出に伴う特別遊技中のサイクル更新処理や、特別遊技
中のサイクル終了動作も制御するのである。なお、1サ
イクルの終了条件は「特別遊技用動作時間の経過」の他
に、「1サイクル中における変動入賞装置11への入賞
球数が規定値(例えば10個)以上」等であり、パチンコ
機1の遊技内容に応じて適宜に設定すればよい。
【0193】そして、特別遊技中のサイクル更新回数が
最高所定回数に達するか、もしくは当該サイクル中に継
続スイッチ43が入賞球を検出しなかった場合には、特
別遊技終了条件が成立したものとして、分岐処理におけ
る処理番号を“処理No0”にセットすると共に、“特別
遊技終了送信コード”をセットする。該“特別遊技終了
送信コード”をセットすることにより、後に詳述するデ
ータ送受信処理において、特別遊技中に計数したサイク
ル更新回数とカウント球数が管理装置へ送信されるので
ある。
【0194】また、上記した不正検出処理において、分
岐処理における処理番号が“処理No4”にセットされた
状態でメイン処理が起動されると、分岐処理において不
正動作処理が行われる。該不正動作処理においては、上
記不正検出処理において不正条件成立と判定した不正条
件が解除されるまで分岐処理における処理番号を変更せ
ず、通常動作処理や第1,第2補助遊技処理等の他の分
岐処理を行えないようにするのである。そして、不正解
除条件が成立した場合には、不正検出処理においてスト
アした不正検出時の出力状態に復帰させると共に、分岐
処理における処理番号を不正検出時の処理番号(処理No
0〜No3)にセットする。
【0195】タイマカウンタ89が計時する所定時間毎
に起動される通信処理において行われるデータ送受信処
理においては、先ず管理装置から受信した受信データの
有無を判断し、受信データが入力されていると判断した
場合には受信データを読み込み、全ての受信データを読
み込み終わると、該受信データの各コマンドに応じた処
理を行うのである。
【0196】管理装置よりの受信データとして「打止め
コマンド」が入力されていれば、“打止めコード”をセ
ットして、メイン処理における打止め時の処理が行われ
るようにすると共に、表示出力用の「打止めメッセー
ジ」をセットする。また、「打止め解除コマンド」が入
力されていれば、“打止めコード”をリセットして、メ
イン処理における打止め時の処理が終了するようにする
と共に、変動入賞装置11のメッセージ表示部54へ出
力していた「打止めメッセージ」をリセットする。
【0197】なお、当該パチンコ機1における稼働情報
の一例である実績データを要求するべく、管理装置より
「実績データ要求コマンド」が入力されていれば、“実
績データ送信コード”をセットするが、この「実績デー
タ要求コマンド」は要求する実績データ毎に複数種類設
定するものとし、「実績データ要求コマンド」の種類に
応じた“実績データ送信コード”をセットするのであ
る。例えば、「実績データ要求コマンド」が現在使用中
の実績データ(実績データ収集手段100によって収集
されている実績データが記憶タイミング制御手段102
によって実績データ記憶手段103へ書き込まれた収集
過程の実績データ)を要求するものであれば、該当する
実績データを管理装置へ送信する“実績データ送信コー
ド”をセットし、EEPROM85へ正規に蓄積された
過去の実績データを要求する「実績データ要求コマン
ド」であれば、該当する過去の実績データを管理装置へ
送信する“実績データ送信コード”をセットする。無
論、複数種類の実績データを随意に選択指定可能なよう
に構成してもよい。
【0198】次いで、出力用の送信データをセットする
ための送信バッファに空きがあり、尚かつ、管理装置へ
のコード送信もしくはデータ送信を要求するための“送
信要求コード”がセットされていれば、各“送信要求コ
ード”に応じた送信コードもしくは送信データを所定の
送信バッファにセットする。
【0199】すなわち、不正検出処理において“不正情
報送信要求コード”がセットされている場合には、不正
検出処理において検出した不正の種類に該当する“不正
情報コード”を送信バッファにセットし、第1補助遊技
処理もしくは第2補助遊技処理において“特別遊技開始
送信要求コード”がセットされている場合には、第1,
第2補助遊技処理中に“1”加算された「特別遊技発生
回数」を送信バッファにセットし、特別遊技処理におい
て“特別遊技終了送信要求コード”がセットされている
場合には、該特別遊技処理中に計数処理された「特別遊
技中のサイクル更新回数」と「特別遊技中のカウント球
数」とを送信バッファにセットし、動作時間設定処理に
おいて“釘調整要求コード”がセットされている場合に
は、「釘調整要求コマンド」を送信バッファにセット
し、上記した実績データ要求コマンドに基づく“実績デ
ータ送信コード”がセットされている場合には、該当す
る実績データを送信バッファにセットする。
【0200】なお、「釘調整要求コマンド」を送信する
に際して、動作時間算出手段104が算出した動作時間
も併せて管理装置へ送信するように構成すれば、釘調整
を行う際に調整幅の目安とすることができる。
【0201】以上本発明を図面の実施形態に基づいて説
明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限
りどのようにでも実施することができる。
【0202】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
イン制御ユニットとして固定データ記憶手段、中央処理
手段、変動データ記憶手段を単一基材内に集積すること
で、これらを接続する制御信号路は露出しないので、こ
の制御信号路を流れる信号から固定データ記憶手段に記
憶される制御プログラムが解析されることが無く、ま
た、メイン制御ユニットに設けた第1のセキュリティ制
御手段により当該遊技制御装置の所定機能が改竄されて
当該遊技機の制御が行われることを防止できるので 、改
竄防止機能に優れた遊技制御装置となる。
【0203】しかも、メイン制御ユニットがそっくり交
換されて第1のセキュリティ制御手段が機能しないよう
な場合であっても、サブ制御ユニットに設けた第2のセ
キュリティ制御手段が機能することにより、メイン制御
ユニットの制御プログラムが不正に書き換えられる等し
て改竄された状態で当該遊技機の制御が行われることを
良好に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の正面図である。
【図2】遊技盤の正面図である。
【図3】遊技盤の裏面図である。
【図4】パチンコ機の裏面図である。
【図5】変動入賞装置の前面側斜視図である。
【図6】変動入賞装置の裏面側斜視図である。
【図7】変動入賞装置の分解斜視図である。
【図8】電気的制御装置の入出力に関連した概略構成を
示すブロック図である。
【図9】電気的制御装置の分解斜視図である。
【図10】電気的制御装置の中央縦断面図である。
【図11】制御基板の構成概略を示すブロック図であ
る。
【図12】電気的制御装置の回路図である。
【図13】電気的制御装置の変動入賞装置の動作制御に
関連した概略構成を示すブロック図である。
【図14】電気的制御装置によるパチンコ機の動作制御
の流れを示すゼネラル・フローチャートである。
【図15】暴走監視処理を示すフローチャートである。
【図16】通信処理を示すフローチャートである。
【図17】入力読込処理を示すフローチャートである。
【図18】遊技割数算出処理を示すフローチャートであ
る。
【図19】実績データ更新処理を示すフローチャートで
ある。
【図20】動作時間設定処理を示すフローチャートであ
る。
【図21】不正検出処理を示すフローチャートである。
【図22】通常動作処理を示すフローチャートである。
【図23】第1補助遊技処理を示すフローチャートであ
る。
【図24】第2補助遊技処理を示すフローチャートであ
る。
【図25】特別遊技処理を示すフローチャートである。
【図26】不正動作処理を示すフローチャートである。
【図27】データ送受信処理を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 パチンコ機 55 電気的制御装置67 制御基板 71 メインユニット 72 サブユニット 84 EPROM 85 EEPROM 86 RAM 87 CPUコア91 セキュリティ回路 91′ セキュリティ回路 92 通信制御コントローラ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め記憶された制御プログラムに基づい
    て遊技機の所要制御を行なう遊技制御装置において、 上記制御プログラムを記憶する固定データ記憶手段と、 上記固定データ記憶手段に記憶された制御プログラムに
    基づき、当該遊技機の所要制御を司る中央処理手段と、 上記中央処理手段による制御処理において作業領域とし
    て一時的に変動データを記憶可能な変動データ記憶手段
    と、 当該遊技制御装置の所定機能が改竄されて当該遊技機の
    制御が行われることを防止するための第1のセキュリテ
    ィ制御手段と、 を単一基材内に集積させてメイン制御ユニットを構成
    し、且つ、 当該遊技制御装置と外部の装置との間で行う所要稼働情
    報の通信を制御する通信制御手段と、 当該遊技制御装置の所定機能が改竄されて当該遊技機の
    制御が行われることを防止するための第2のセキュリテ
    ィ制御手段と、 を単一基材内に集積させてサブ制御ユニットを構成し、 上記メイン制御ユニットとサブ制御ユニットを単一構成
    の回路基板上に配設するとともに所要の電気的接続手段
    により接続したことを特徴とする遊技制御装置。
  2. 【請求項2】 上記電気的接続手段は、I/O接続によ
    りメイン制御ユニットとサブ制御ユニットを接続したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の遊技制御装置。
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