JP2916492B2 - インクリボンカセット - Google Patents

インクリボンカセット

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寿一 本井
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、例えばワイアドットプリンタに使用するイ
ンクリボンカセットに関するものである。
【従来の技術】
インクリボンカセットは印字コストが安く交換作業が
容易なため、ワイアドットプリンタなどで多用されてい
る。 第1図にインクリボンカセットの全体図を示す。この
インクリボンカセットは、リボン収納部22とリボン送り
出し通路23およびリボン受け入れ通路24を一体化したケ
ース20に長尺なインクリボン2を収納したものである。
インクリボン2はその端部同士をつないだ無終端のもの
で、その大部分は折りたたんだ状態でリボン収納部22に
収容され、一部はリボン送り出し通路23およびリボン受
け入れ通路24を通ってケース20内を一巡している。リボ
ン送り出し通路23およびリボン受け入れ通路24の先端部
の間は、外部に露出した印字部25になっている。リボン
収納部22のリボン受け入れ通路24側には、インクリボン
2を走行させる送り機構3が配設してある。 送り機構3にはギアの噛合で走行させる方式と対ロー
ルで挟持して走行させる方式とがある。しかし、ギアの
噛合によって走行したリボン2には不規則なしわが発生
するため、密に折りたたんで収容することができない。
そのため、ギア式のカセットには短尺なリボン2しか収
容できず、印字数が限られてしまう。インクを補給すれ
ば印字数を増やせるが、短いインクリボン2は同一箇所
を繰返し使用する頻度が高く、リボンの接合部が損傷し
やすい。従ってインクリボン2は長尺であることが望ま
しいが、長尺なリボンの駆動はロール式に限られる。 第2図はロール式の送り機構3の拡大図である。同図
に示すように送り機構3の主要部は駆動ロール5と従動
ロール6とで構成される。駆動ロール5は回転軸5aに環
状のロール胴5b・5c、従動ロール6は回転軸6aに環状の
ロール胴6b・6cを夫々嵌め合わせたものである。駆動ロ
ール5はケース20および蓋21で軸支され、回転駆動源
(不図示)に連結されている。従動ロール6はコの字形
の支持部材9によって回動自在に軸支され、支持部材9
はケース20および蓋21の溝26に緩く嵌められている。従
動ロール6は、支持部材9背面の板ばね11によって駆動
ロール5側に押圧され、駆動ロール5とともにインクリ
ボン2を挟持している。ロール胴5b・5c間およびロール
胴6b・6c間のリボン収納部22側には、夫々棒状のセパレ
ータ12・13が設けてある。 このインクリボンカセットは以下のように動作する。
駆動ロール5が矢印の方向に回転すると、リボン2はリ
ボン収納部22から引き出され、リボン送り出し通路23、
印字部25、リボン受け入れ通路24の順にケース20内を一
巡し、リボン収納部22に送られる。リボン収納部22に送
られたリボン2は、先行するリボン2の向きに従って曲
がり、セパレータ12または13に触れると向きを変え、つ
づら折りに折りたたまれる。
【発明が解決しようとする課題】
このようにロール式のインクリボンカセットは長尺な
インクリボン2を駆動可能で、長寿命化を達成できる
が、駆動ロール5と従動ロール6の加工に難点がある。
駆動ロール5や従動ロール6のロール胴5b・5c・6b・6c
には、NBR(ブタジエンアクリロニトリルゴム)やウレ
タン発泡体などが用いられている。しかし、ウレタン発
泡体を用いたロール胴は、低密度な発泡体を平板状に圧
縮して打ち抜いた後、研磨して真円度を上げる必要があ
り、工程が複雑で材料費が高い。また、回転軸5a・6aと
の嵌め合わせにも手間がかかるという問題がある。 本発明は前記の課題を解決するためになされたもの
で、部品数が少なく構造が単純で製造が容易なインクリ
ボンカセットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するための本発明のインクリボンカ
セットを、実施例に対応する図面を用いて説明する。 第1図および第2図に示すように本発明のインクリボ
ンカセットは、リボン収納部22、リボン送り出し通路23
およびリボン受け入れ通路24が一体化したケース20と、
大部分が折りたたんだ状態で前記リボン収納部22に収納
され、一部がリボン送り出し通路23およびリボン受け入
れ通路24を経てケース20内部を一巡する無終端のインク
リボン2と、リボン収納部22にインクリボン2を挟持し
て送る送り機構3とを備えたインクリボンカセットであ
る。 送り機構3は駆動源に連結した駆動ロール5および従
動ロール6からなり、それらの片方または両方が一体成
形体である。回転軸5a・6aの端部にロール5・6のイン
クリボンと接する部分よりも高硬度な樹脂を用い、二色
成形によって一体成形して回転軸5a・6aの耐久性を高め
られる。高硬度な樹脂としては、例えばアクリロニトリ
ル−ブタジエン−スチレン樹脂、ポリプロピレン、ポリ
カーボネート、ナイロンが使用出来る。 一体成形体ロールのインクリボンとの接触面は、JIS
K−6301に基くJIS A硬度80〜98で、静摩擦係数μが少な
くとも0.2である。 一体成形体である駆動ロール5や従動ロール6のイン
クリボンとの接触面には、熱可塑性樹脂や熱可塑性エラ
ストマーなどのようにゴム弾性があり射出成形可能なも
のを使用する。例えば、熱可塑性のウレタン系樹脂やエ
ラストマー、熱可塑性のオレフィン系樹脂やエラストマ
ー、熱可塑性のエステル系樹脂やエラストマーおよび熱
可塑性のスチレン系樹脂やエラストマーが使用できる。 なお、静摩擦係数μが0.2以下のときはインクリボン
2がスリップして正常に送られないことがある。
【実施例】
以下、本発明の実施例を詳細に説明する。 第1図は本発明を適用するインクリボンカセットの一
実施例の平面図である。このインクリボンカセットは、
送り機構3の駆動ロール5と従動ロール6の他は前述し
たインクリボンカセットと同一である。 駆動ロール5および従動ロール6は、前述の各ロール
5・6と同一の外形であるが、回転軸5aとロール胴5b・
5c、回転軸6aとロール胴6b・6cは、夫々射出成形で一体
成形されている。 このインクリボンカセットは以下のように作動する。
駆動ロール5が矢印の方向に回転すると、従動ロール6
とで挟まれたリボン2はリボン収納部22から引き出さ
れ、リボン送り出し通路23、印字部25、リボン受け入れ
通路24の順にケース20内を一巡し、リボン収納部22に送
られる。リボン収納部22に送られたリボン2は、先行す
るリボン2の向きに従って曲がり、セパレータ12または
13に触れると向きを変え、つづら折りに折りたたまれ
る。 このカセットでは、駆動ロール5と従動ロール6とが
夫々一体成形されており、回転軸5a・6aとロール胴5b・
5c・6b・6cを別々に成形して嵌め合わせる必要がない。
そのためインクリボンカセットの製造工程の簡略化が図
られる。 第3図に示すインクリボンカセットは、第1図および
第2図を用いて説明した実施例の送り機構3を変形した
例である。駆動ロール5は回転軸5aとロール胴5b、従動
ロール6は回転軸6aとロール胴6bとを一体成形したもの
である。 このインクリボンカセットでは、駆動ロール5と従動
ロール6のリボン収納部22側に、各ロール胴5b・6bの周
縁に臨むセパレータ12・13を配置しておく。セパレータ
12はケース20で支持され、その端面にはロール胴5bの外
周を横切る二つの突起12a・12bが設けられている。突起
12a・12bは駆動ロール5の上面と下面とに若干の間隙を
おいて近接し、突起12a・12bの間隔はインクリボン2の
幅よりも狭くなっている。セパレータ13は支持部材9と
一体成形されたもので、その二つの突起13a・13bはロー
ル胴6bの上面と下面とに若干の間隙をおいて近接してい
る。突起12a・12b・13・13bは、インクリボン2が駆動
ロール5や従動ロール6とセパレータ12・13との間に巻
き込まれるのを防止している。 このインクリボンカセットは、先に説明したカセット
と同様に動作する。 また、第4図に示すロールのように、回転軸5aの端部
にロール胴5bの側面よりも高硬度な樹脂を用いて二色成
形により一体成形すれば、ロールの耐久性が向上する。
第5図に示すように、ロール胴5bの側面以外の部分に高
硬度な樹脂を用いても良い。 さらに、ロール胴のインクリボンとの接触面に例えば
梨地や微細なしぼ状の凹凸を設けて静摩擦係数を高めて
も良い。 なお、静摩擦係数μは以下のようにして求めた値であ
る。試験体には直径18mm、厚さ5mmのロール胴が3mm離間
した双輪のロールを使用する。そのロールを軸線を水平
にして固定し、外周に沿って一端に200gの重りを取り付
けた巾13mmのナイロンタフタをかける。もう一端に荷重
を加えてゆき、ナイロンタフタが滑り出すときの荷重P
を測定する。測定した荷重Pを、下式 に代入すれば静摩擦係数μが求められる。
【発明の作用および効果】
以上詳細に説明したように本発明のインクリボンカセ
ットは、送り機構を構成する駆動ロールや従動ロールに
回転軸とロール胴とを一体成形したロールを用いてい
る。そのため部品数が少なく製造工程を簡略化すること
ができ、製造経費の低減が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用するインクリボンカセットの全体
図、第2図はその送り機構を示す部分断面斜視図、第3
図は別な実施例の送り機構を示す部分断面斜視図、第4
図は一体成形ロールの側面図、第5図は一体成形ロール
の部分断面側面図である。 2……インクリボン、3……送り機構、5……駆動ロー
ル、6……従動ロール、5a・6a……回転軸、5b・5c・6b
・6c……ロール胴、9……支持部材、11……板ばね、12
・13……セパレータ、12a・12b・13a・13b……突起、20
……ケース、21……蓋、22……リボン収納部、23……リ
ボン送り出し通路、24……リボン受け入れ通路、25……
印字部、26……溝
フロントページの続き (72)発明者 西村 始 東京都豊島区東池袋3―1―1 ダイニ ック株式会社東京本社内 (56)参考文献 実開 昭63−170244(JP,U) 実開 昭52−94909(JP,U) 実開 昭58−151066(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 33/28 B41J 32/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リボン収納部、リボン送り出し通路および
    リボン受け入れ通路が一体化したケースと、大部分が折
    りたたんだ状態で前記リボン収納部に収納され、一部が
    リボン送り出し通路およびリボン受け入れ通路を経てケ
    ース内部を一巡する無終端のインクリボンと、リボン収
    納部にインクリボンを挟持して送る送り機構とを備えた
    インクリボンカセットにおいて、 前記送り機構が駆動源に連結した駆動ロールおよび従動
    ロールからなり、駆動ロールおよび従動ロールの片方ま
    たは両方が一体成形体であり、該一体成形体ロールの少
    なくとも回転軸端部が該ロールのインクリボンとの接触
    面よりも高硬度な樹脂で二色成形により一体成形されて
    いることを特徴とするインクリボンカセット。
  2. 【請求項2】該一体成形体ロールのインクリボンとの接
    触面がA硬度80〜98で、静摩擦係数が少なくとも0.2で
    あることを特徴とする請求項1に記載のインクリボンカ
    セット。
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