JP2967135B2 - リボンカートリッジ - Google Patents

リボンカートリッジ

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JP2967135B2
JP2967135B2 JP18254593A JP18254593A JP2967135B2 JP 2967135 B2 JP2967135 B2 JP 2967135B2 JP 18254593 A JP18254593 A JP 18254593A JP 18254593 A JP18254593 A JP 18254593A JP 2967135 B2 JP2967135 B2 JP 2967135B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字装置に用いられる
リボンカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】まず、図8に従来例を示す。1はカート
リッジケースである。このカートリッジケース1は、平
坦なカバープレート(図示せず)により開口面が閉塞さ
れるものである。そして、このカートリッジケース1に
は、エンドレスのインクリボン2を折り畳んで収容する
リボン収容室3と、リボン引き出し通路4と、リボン戻
し入れ通路5と、インクタンク6とが形成されている。
リボン収容室3の入口側にはインクリボン2を挾持する
一対の引き込みローラ7,8が設けられている。これら
の引き込みローラ7,8は比較的硬質の合成樹脂により
形成され、その外周面には多数のV字形の歯7a,8a
が形成されている。また、インクタンク6のインクが含
浸されたインク供給体9が一方の引き込みローラ7に接
触され、他方の引き込みローラ8は、スプリング10に
より反時計方向に付勢されて支軸11により回動自在に
保持されたアーム12に回転自在に設けられている。さ
らに、リボン引き出し通路4の出口側の近傍にインクリ
ボン2を押圧する弾性部材13が設けられている。
【0003】このようなリボンカートリッジは、引き込
みローラ7,8を駆動することによりインクリボン2が
循環され、図9に示すように、リボン引き出し通路4の
出口とリボン戻し入れ通路5の入口との間においてイン
クリボン2がプラテン14と印字ヘッド15との間に供
給される。
【0004】なお、インクリボン2の搬送力を高めるた
めに、ウレタン等の摩擦係数の高い材料により形成した
引き込みローラがあるが、その製造に際しては、ウレタ
ンのシートからプレスにより打ち抜き加工し、その後に
外径寸法を定めるために外周を研磨しなければならない
ため極めてコストが高くなる。したがって、製作費を低
減するために成形可能な樹脂を用いて引き込みローラ
7,8を形成し、インクリボン2の搬送力を高めるため
に外周に多数の歯7a,8aを形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】インクリボン2は何回
も使用すると次第に薄くなり腰も弱くなる。特に、繋ぎ
目のないエンドレスのインクリボン2は一周の長さが短
いために、カートリッジケース1の内部の角部や引き込
みローラ7,8等により何回も擦られて早期に腰が弱く
なる。このように、インクリボン2は腰が弱くなった状
態でジクザグ状に折り畳まれてリボン収容部3に収容さ
れるので、インクが補給されるとジグザグ状畳まれた折
り目が密着し折り畳み癖がつき易くなる。特に、外周に
多数の歯7a,8aが形成された引き込みローラ7,8
を用いた場合には折り畳み癖が強く残る。これにより、
インクリボン2にテンションを付与すべき弾性部材13
をインクリボン2の折り目が潜り抜け、図9に示すよう
に印字ヘッド15の前面に引き出されることがある。こ
の結果、インクリボン2が損傷し、印字品質が劣化し、
ドットインパクトタイプの印字ヘッド15の場合にはニ
ードルが折損するおそれがある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
エンドレスのインクリボンを折り畳んで収容するリボン
収容室とリボン引き出し通路とリボン戻し入れ通路とが
形成されたカートリッジケースを設け、前記リボン収容
室の入口側に前記インクリボンを挾持する一対の引き込
みローラを回転自在に設け、前記リボン引き出し通路に
前記インクリボンを押圧する弾性部材を設けたインクカ
ートリッジにおいて、前記リボン引き出し通路の一側か
ら突出する突部と前記リボン引き出し通路の他側から突
出する突部とを、前記インクリボンの引き出し経路に沿
って互いに間隔を開けて配列し、前記突部のそれぞれと
の間に前記インクリボンを通す隙間を開けて対向する補
助突部を前記リボン引き出し通路の両側に形成した。
【0007】
【0008】
【作用】請求項1記載の発明は、補助突部により突部か
らのインクリボンの離反を阻止することができ、また、
突部はインクリボンの引き出し経路に沿って所定の間隔
を開けて配列されてインクリボンの両面に対向するた
め、インクリボンの折り目が交互に変わった場合でも、
その折り畳み癖をより一層確実に延ばすことができる。
【0009】
【0010】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1ないし図4に基
づいて説明する。図8及び図9において説明した部分と
同一部分は同一符号を用い説明も省略する(以下同
様)。リボン引き出し通路4の一方の面には、突部16
と補助突部17とがインクリボン2の引き出し経路に沿
って所定の間隔を開けて形成され、リボン引き出し通路
4の他方の面には、突部16に対向する補助突部18と
補助突部17に対向する突部19とが形成されている。
リボン引き出し経路に沿う突部16と突部19との間隔
は、引き込みローラ7,8の歯7a,8aによって折曲
されるインクリボン2の折り目2a,2b(図2(a)
参照)の間隔よりも大きな間隔に定められている。ま
た、図3及び図4に示すように、突部16,19の先端
縁と補助突部17,18の先端縁とのそれぞれにはエッ
ジ16a,19a,17a,18aが形成されている。
【0011】ここで、突部16,19は、中央部がイン
クリボン2の引き出し経路に向けて突出するように弧状
の形に形成され、補助突部17,18は突部16,19
からインクリボン2が浮かないように支えるべく中央部
が窪む弧状の形に形成されている。
【0012】このような構成において、引き込みローラ
7,8を駆動すると、印字ヘッド15の前面からインク
リボン2がリボン戻し入れ通路5を介してリボン収容室
3に引き込まれ、リボン引き出し通路4からインクリボ
ン2が引き出される。この場合、インクリボン2には引
き込みローラ7,8の歯7a,8aにより折り目が形成
されるが、リボン引き出し通路4の両側から突出させた
突部16,19によりインクリボン2の両面を擦ること
ができる。すなわち、図4(a)は引き込みローラ7,
8によって折曲されたインクリボン2の折り目2aの先
端が前段の突部16に対向する状態であり、この状態で
は、インクリボン2の引き出し動作により折り目2aが
突部16のエッジ16aによって擦られる。図4(b)
はインクリボン2の折り目2bの先端が後段の突部19
に対向する状態であり、この状態では、インクリボン2
の引き出し動作により折り目2bが突部19のエッジ1
9aによって擦られる。これにより、折り畳み癖のつい
たインクリボン2を延ばすことができる。これは、請求
項1記載の発明に対応する作用である。
【0013】また、リボン引き出し経路に沿う突部16
と突部19との間隔は、引き込みローラ7,8の歯7
a,8aによって折曲されるインクリボン2の折り目2
a,2bの間隔よりも大きいため、図2(b)に示すよ
うに、インクリボン2の隣接する一方の折り目2bが、
後段の突部19と補助突部17との間を通ろうとすると
きには、他方の折り目2aは前段の突部16と補助突部
18との間から開放されるため、インクリボン2は折り
目2a,2bが密着し難い状態で突部19と補助突部1
7との間を通過する。これにより、折り目2bに対して
突部19が引っ掛かり易くなる。
【0014】しかも、補助突部18,17により突部1
6,19からのインクリボン2の離反を阻止することが
でき、また、突部16,19はインクリボン2の引き出
し経路に沿って所定の間隔を開けて配列されてインクリ
ボン2の両面に対向するため、インクリボン2の折り目
2a,2bが交互に変わった場合でも、その折り畳み癖
をより一層確実に延ばすことができる。これは請求項2
記載の発明による作用である。
【0015】次いで、本発明の第二の実施例を図5に基
づいて説明する。図5(a)に示すように、リボン引き
出し通路4の一方の面にはインクリボン2の引き出し経
路に向けて突出する突部20が形成され、この突部20
により押圧されたインクリボン2の両側を支える補助突
部21がリボン引き出し通路4の他方の内面に形成され
ている。また、図5(b)に示すように、リボン引き出
し通路4の他方の面にはインクリボン2の引き出し経路
に向けて突出する突部22が形成され、この突部22に
より押圧されたインクリボン2の両側を支える補助突部
23がリボン引き出し通路4の一方の内面に形成されて
いる。そして、少なくとも突部20,22の先端にはエ
ッジ20a,22aが形成されている。
【0016】このような構成において、リボン引き出し
通路4の両側には、インクリボン2の引き出し経路に沿
って突部20,22が形成されているため、インクリボ
ン2の両面を突部20のエッジ20a又は突部22のエ
ッジ22aの何れかにより擦ることができ、これによ
り、インクリボン2にジグザグ状に形成された折り目2
a,2bを延ばすことができる。
【0017】さらに、本発明の第三の実施例を図6に基
づいて説明する。図6(a)に示すように、リボン引き
出し通路4の両側面にはリブ24,25が形成されてい
る。そして、これらのリブ24,25の先端縁を互いに
平行になるように斜めに傾斜させることにより、一方の
リブ24の下部と他方のリブ25の上部とには、互いに
反対の方向からインクリボン2の引き出し経路に向けて
突出する突部26,27が形成されている。
【0018】また、図6(b)に示すように、リボン引
き出し通路4の両側面にはリブ28,29が形成されて
いる。これらのリブ28,29の先端縁は互いに平行に
なるように斜めに傾斜されているが、その傾斜方向は前
記リブ24,25の傾斜方向とは逆である。これによ
り、一方のリブ28の上部と他方のリブ29の下部とに
は、互いに反対の方向からインクリボン2の引き出し経
路に向けて突出する突部30,31が形成されている。
なお、リブ24,25,28,29の先端縁にはエッジ
24a,25a,28a,29aが形成されている。
【0019】このような構成において、インクリボン2
は引き出される過程において、一面が突部26,30に
よって二度にわたって擦られ、他方の面が突部27,3
1によって二度にわたって擦られる。これにより、イン
クリボン2に形成されたジグザグ状の折り目2a,2b
を効果的に延ばすことができる。もちろん、インクリボ
ン2の引き出し経路に沿う前段の突部26,27又は後
段の突部30,31の何れか一方を具備することによ
り、インクリボン2の折り目2a,2bを延ばすことが
できる。
【0020】さらに、本発明の第四の実施例を図7に基
づいて説明する。リボン引き出し通路4の両側面にはリ
ブ32,33が形成されている。そして、これらのリブ
32,33の先端縁を互いに平行になるようにS字状に
対向させることにより、一方のリブ32の上部と他方の
リブ33の下部とには、互いに反対の方向からインクリ
ボン2の引き出し経路に向けて突出する突部34,35
が形成されている。
【0021】このような構成において、インクリボン2
は引き出される過程において、一面が突部34によって
擦られ、他方の面が突部35によって擦られる。これに
より、インクリボン2に形成されたジグザグ状の折り目
2a,2bを効果的に延ばすことができる。
【0022】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、上述のように、
リボン引き出し通路の一側から突出する突部とリボン引
き出し通路の他側から突出する突部とを、インクリボン
の引き出し経路に沿って間隔を開けて配列し、突部のそ
れぞれとの間にインクリボンを通す隙間を開けて対向す
る補助突部をリボン引き出し通路の両側に形成したの
で、補助突部により突部からのインクリボンの離反を阻
止することができ、また、突部はインクリボンの引き出
し経路に沿って所定の間隔を開けて配列されてインクリ
ボンの両面に対向するため、インクリボンの折り目か交
互に変わった場合でも、その折り畳み癖をより一層確実
に延ばすことができるという効果を有する。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例に係るものでリボンカー
トリッジの内部構造を示す平面図である。
【図2】(a)はリボン引き出し通路を示す斜視図、
(b)はリボン引き出し通路をインクリボンが通る状態
を示す斜視図である。
【図3】(a)は図1におけるA−A線部の縦断正面
図、(b)は図1におけるB−B線部の縦断正面図であ
る。
【図4】(a)は前段に位置する突部の作用を水平断面
図、(b)は後段に位置する突部の作用を示す水平断面
図である。
【図5】本発明の第二の実施例に係るもので、(a)は
前段に位置する突部及び補助突部を示す縦断正面図、
(b)は後段に位置する突部及び補助突部を示す縦断正
面図である。
【図6】本発明の第三の実施例に係るもので、(a)は
前段に位置する突部を示す縦断正面図、(b)は後段に
位置する突部を示す縦断正面図である。
【図7】本発明の第四の実施例に係る突部を示す縦断正
面図である。
【図8】従来のリボンカートリッジの内部構造を示す平
面図である。
【図9】印字ヘッドとプラテンとインクリボンとの関係
を示す平面図である。
【符号の説明】
1 カートリッジケース 2 インクリボン 3 リボン収容室 4 リボン引き出し通路 5 リボン戻し入れ通路 7,8 引き込みローラ 13 弾性部材 16,19 突部 16a,19a エッジ 17,18 補助突部 20,22 突部 20a,22a エッジ 24a,25a エッジ 26,27 突部 28a,29a エッジ 34,35 突部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 32/02 B41J 35/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンドレスのインクリボンを折り畳んで
    収容するリボン収容室とリボン引き出し通路とリボン戻
    し入れ通路とが形成されたカートリッジケースを設け、
    前記リボン収容室の入口側に前記インクリボンを挾持す
    る一対の引き込みローラを回転自在に設け、前記リボン
    引き出し通路に前記インクリボンを押圧する弾性部材を
    設けたインクカートリッジにおいて、前記リボン引き出
    し通路の一側から突出する突部と前記リボン引き出し通
    路の他側から突出する突部とを、前記インクリボンの引
    き出し経路に沿って互いに間隔を開けて配列し、前記突
    部のそれぞれとの間に前記インクリボンを通す隙間を開
    けて対向する補助突部を前記リボン引き出し通路の両側
    形成したことを特徴とするリボンカートリッジ。
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