JP2916109B2 - 噴霧式美容器具 - Google Patents
噴霧式美容器具Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気発生器とミス
ト発生器を混合器に接続してこの混合器において混合さ
れた蒸気とミストとの混合霧を該混合器に接続された噴
霧ノズル管により顔や毛髪に噴霧するようにした噴霧式
美容器具に関するものである。
ト発生器を混合器に接続してこの混合器において混合さ
れた蒸気とミストとの混合霧を該混合器に接続された噴
霧ノズル管により顔や毛髪に噴霧するようにした噴霧式
美容器具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、顔や髪に霧を噴霧して手入れを行
う噴霧式美容器具としては、蒸気を噴霧するものや、ミ
ストを加熱して噴霧するもの、或いは蒸気とミストとを
混合して噴霧するもの等が提案されているが、美容上好
ましい温度とするために最近では蒸気発生器からの蒸気
とミスト発生器からのミストを混合器により混合させて
適温とした混合霧を顔や髪への噴霧を行うものが普及さ
れてきた。ところが、このような蒸気とミストとの混合
霧を噴霧するために混合器において蒸気とミストを混合
させる場合、誤って混合器に流入した蒸気がミスト管を
通ってミスト発生器のタンクに逆流すると、熱に弱い超
音波振動子が熱損傷し易いうえに、高温の蒸気によりミ
スト発生器のプラスチックケースが熱変形したり、水温
が極端に上昇してミストの粒子径が変動し、加湿力が低
下するという問題がある。また、混合器で発生する結露
水が蒸気発生器のタンクに逆流すると、蒸気発生器の水
位が上昇し、蒸気発生器と連通管で連通されているミス
ト発生器のタンクに蒸気発生器のタンク内の熱湯が逆流
して、超音波振動子やプラスチックケースを損傷すると
いう問題もあった。
う噴霧式美容器具としては、蒸気を噴霧するものや、ミ
ストを加熱して噴霧するもの、或いは蒸気とミストとを
混合して噴霧するもの等が提案されているが、美容上好
ましい温度とするために最近では蒸気発生器からの蒸気
とミスト発生器からのミストを混合器により混合させて
適温とした混合霧を顔や髪への噴霧を行うものが普及さ
れてきた。ところが、このような蒸気とミストとの混合
霧を噴霧するために混合器において蒸気とミストを混合
させる場合、誤って混合器に流入した蒸気がミスト管を
通ってミスト発生器のタンクに逆流すると、熱に弱い超
音波振動子が熱損傷し易いうえに、高温の蒸気によりミ
スト発生器のプラスチックケースが熱変形したり、水温
が極端に上昇してミストの粒子径が変動し、加湿力が低
下するという問題がある。また、混合器で発生する結露
水が蒸気発生器のタンクに逆流すると、蒸気発生器の水
位が上昇し、蒸気発生器と連通管で連通されているミス
ト発生器のタンクに蒸気発生器のタンク内の熱湯が逆流
して、超音波振動子やプラスチックケースを損傷すると
いう問題もあった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
するところは前記のような問題を解決し、混合器におい
て蒸気とミストとを混合して噴霧するようにした噴霧式
美容器具において、蒸気や結露水が蒸気発生器やミスト
発生器内に逆流することのないようにすることにある。
するところは前記のような問題を解決し、混合器におい
て蒸気とミストとを混合して噴霧するようにした噴霧式
美容器具において、蒸気や結露水が蒸気発生器やミスト
発生器内に逆流することのないようにすることにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記のような課題を解決
した本発明の噴霧式美容器具は、蒸気発生器で生成され
る蒸気とミスト発生器で生成されるミストとを混合器で
混合して該混合器に接続された噴霧ノズル管より混合霧
として顔や毛髪に噴霧するようにした噴霧式美容器具に
おいて、混合器の上部に噴霧ノズル管の接続口を位置さ
せてその下方の壁面に前記蒸気発生器に続かせた蒸気管
とミスト発生器に続かせたミスト管を接続してあり、こ
の蒸気管の先端の蒸気吹出口とミスト管の先端のミスト
吹出口とは前者が後者よりも突出量を大きくして混合器
の内部に突出させてあることを特徴とするものである。
なお、このような発明において、蒸気管の先端の蒸気吹
出口をミスト吹出口より下方に位置しないように側方ま
たは上側に配置した噴霧式美容器具を請求項２に係る発
明とし、また、前記した発明において、噴霧ノズル管を
美容台の天板の鏡に近い位置に設けた噴霧式美容器具を
請求項３に係る発明とし、さらに、前記した発明におい
て、噴霧ノズル管を回転自在とした噴霧式美容器具およ
び噴霧ノズル管を上下摺動自在とした噴霧式美容器具を
請求項４および請求項５に係る発明とする。
した本発明の噴霧式美容器具は、蒸気発生器で生成され
る蒸気とミスト発生器で生成されるミストとを混合器で
混合して該混合器に接続された噴霧ノズル管より混合霧
として顔や毛髪に噴霧するようにした噴霧式美容器具に
おいて、混合器の上部に噴霧ノズル管の接続口を位置さ
せてその下方の壁面に前記蒸気発生器に続かせた蒸気管
とミスト発生器に続かせたミスト管を接続してあり、こ
の蒸気管の先端の蒸気吹出口とミスト管の先端のミスト
吹出口とは前者が後者よりも突出量を大きくして混合器
の内部に突出させてあることを特徴とするものである。
なお、このような発明において、蒸気管の先端の蒸気吹
出口をミスト吹出口より下方に位置しないように側方ま
たは上側に配置した噴霧式美容器具を請求項２に係る発
明とし、また、前記した発明において、噴霧ノズル管を
美容台の天板の鏡に近い位置に設けた噴霧式美容器具を
請求項３に係る発明とし、さらに、前記した発明におい
て、噴霧ノズル管を回転自在とした噴霧式美容器具およ
び噴霧ノズル管を上下摺動自在とした噴霧式美容器具を
請求項４および請求項５に係る発明とする。
【０００５】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好ましい実施の形
態を図に基づいて詳細に説明する。１は天板２の後端に
一面または三面の鏡３が立設されている美容台であっ
て、この天板２の鏡３に近い後部左右には２本の噴霧ノ
ズル管４が立設されている。５は美容台１内に設けられ
て前記噴霧ノズル管４と接続されて蒸気とミストの混合
霧を噴霧ノズル管４より噴霧する噴霧装置である。この
噴霧装置５は、水補給機構６と、蒸気発生器７と、ミス
ト発生器８と、蒸気とミストとを混合する混合器９とよ
りなる。水補給機構６は図２に示されるように、給水筒
１０が垂設されたリザーブタンク１１と、該給水筒１０
が底部付近に配置される給水タンク１２とよりなるもの
で、給水タンク１２の底部には連通管１４が接続されて
おり、給水筒１０の周面に透設された給水孔１３の位置
により給水タンク１２に貯留される水量が一定に維持さ
れるようになっている。一方、蒸気発生器７は前記給水
タンク１２と連通管１４を介して連通されるステンレス
製のタンク１５と、該タンク１５の内部に装着された加
熱用のヒータ１６とよりなるもので、前記タンク１５の
上部には蒸気発生器７に一端を続かせて蒸気発生器７で
生成された蒸気をタンク１５に送り込む蒸気管１７が接
続されるとともに、タンク１５の底部には前記給水タン
ク１２の連通管１４が接続されてタンク１５内の水位が
前記給水タンク１２内の水位と同レベルに維持されるよ
うになっている。
態を図に基づいて詳細に説明する。１は天板２の後端に
一面または三面の鏡３が立設されている美容台であっ
て、この天板２の鏡３に近い後部左右には２本の噴霧ノ
ズル管４が立設されている。５は美容台１内に設けられ
て前記噴霧ノズル管４と接続されて蒸気とミストの混合
霧を噴霧ノズル管４より噴霧する噴霧装置である。この
噴霧装置５は、水補給機構６と、蒸気発生器７と、ミス
ト発生器８と、蒸気とミストとを混合する混合器９とよ
りなる。水補給機構６は図２に示されるように、給水筒
１０が垂設されたリザーブタンク１１と、該給水筒１０
が底部付近に配置される給水タンク１２とよりなるもの
で、給水タンク１２の底部には連通管１４が接続されて
おり、給水筒１０の周面に透設された給水孔１３の位置
により給水タンク１２に貯留される水量が一定に維持さ
れるようになっている。一方、蒸気発生器７は前記給水
タンク１２と連通管１４を介して連通されるステンレス
製のタンク１５と、該タンク１５の内部に装着された加
熱用のヒータ１６とよりなるもので、前記タンク１５の
上部には蒸気発生器７に一端を続かせて蒸気発生器７で
生成された蒸気をタンク１５に送り込む蒸気管１７が接
続されるとともに、タンク１５の底部には前記給水タン
ク１２の連通管１４が接続されてタンク１５内の水位が
前記給水タンク１２内の水位と同レベルに維持されるよ
うになっている。
【０００６】また、前記したミスト発生器８は、前記給
水タンク１２と連通管１４を介して連通されるプラスチ
ック製のタンク１８と、該タンク１８の底部に取り付け
られる超音波振動子１９と、タンク１８の上部に取り付
けられる送風機２０および水位計２１などよりなるもの
で、タンク１８の上部には風よけ筒２３を介してタンク
１８内で生成されたミストを混合器９に送り込むミスト
管２２の一端が接続されるとともに、このタンク１８の
底部には前記給水タンク１２の連通管１４が接続されて
タンク１８内の水位が給水タンク１２内の水位と同レベ
ルに維持されるようになっている。なお、図において２
４は連通管１４に接続されるドレン、２５はドレン２４
に設けられる開閉弁である。
水タンク１２と連通管１４を介して連通されるプラスチ
ック製のタンク１８と、該タンク１８の底部に取り付け
られる超音波振動子１９と、タンク１８の上部に取り付
けられる送風機２０および水位計２１などよりなるもの
で、タンク１８の上部には風よけ筒２３を介してタンク
１８内で生成されたミストを混合器９に送り込むミスト
管２２の一端が接続されるとともに、このタンク１８の
底部には前記給水タンク１２の連通管１４が接続されて
タンク１８内の水位が給水タンク１２内の水位と同レベ
ルに維持されるようになっている。なお、図において２
４は連通管１４に接続されるドレン、２５はドレン２４
に設けられる開閉弁である。
【０００７】前記した混合器９は六角筒状の容体の一壁
面の下方部分に前記ミスト発生器８に一端を続かせたミ
スト管２２の他端がその先端のミスト吹出口２２ａを混
合器９の内壁面より内側に突出させて接続するととも
に、図３に示すように相隣る他壁面の中間部分には前記
したミスト吹出口２２ａより上方において前記蒸気発生
器７に一端を続かせた蒸気管１７の他端がその先端の蒸
気吹出口１７ａを前記したミスト吹出口２２ａの突出量
よりも大きく壁面より内側に突出させて接続されてお
り、また、混合器９の前記した蒸気吹出口１７ａが接続
された同じ壁面の上部には前記した噴霧ノズル管４に先
端が接続される二股の接続管２６の基端がその接続口２
６ａを壁面より突出することなく接続されている。
面の下方部分に前記ミスト発生器８に一端を続かせたミ
スト管２２の他端がその先端のミスト吹出口２２ａを混
合器９の内壁面より内側に突出させて接続するととも
に、図３に示すように相隣る他壁面の中間部分には前記
したミスト吹出口２２ａより上方において前記蒸気発生
器７に一端を続かせた蒸気管１７の他端がその先端の蒸
気吹出口１７ａを前記したミスト吹出口２２ａの突出量
よりも大きく壁面より内側に突出させて接続されてお
り、また、混合器９の前記した蒸気吹出口１７ａが接続
された同じ壁面の上部には前記した噴霧ノズル管４に先
端が接続される二股の接続管２６の基端がその接続口２
６ａを壁面より突出することなく接続されている。
【０００８】２７は混合器９の底面に接続されるドレン
であり、該ドレン２７は給水タンク１２に接続されて結
露水を給水タンク１２に戻すようにしており。２８は蒸
気とミストの混合霧の温度を検出する温度センサであっ
て、この温度センサ２８によりミストの量を調整して混
合霧の温度が高すぎたり低すぎないようにしている。な
お、２９は美容台１のキャスター、３０は操作盤、３１
は排気管２６に設けられるイオン発生装置で、該イオン
発生装置３１により混合霧の殺菌と消臭を行っている。
また、噴霧ノズル管４は図４に示されるように、先方部
を斜め上方に張出させて結露水が基方に流下するように
して、加熱された結露水が噴霧ノズル管４から吹き出さ
ないようにしている。また、噴霧ノズル管４は天板２に
取り付けられたガイド筒３２に基筒部４ａを回転及び上
下摺動自在に嵌挿したもので、基筒部４ａの外周に嵌着
された２条のＯリング３３により、基筒部４ａが任意の
位置で保持できるようにするとともに、噴霧ノズル管４
を着脱自在とすることができる。さらに、噴霧ノズル管
４は図５に示されるように、排気管２６と接続される延
長ホース３４と、該延長ホース３４と接続される変形自
在なフレキシブル管３３とよりなるものとし、頭部の後
方にまで噴霧ノズル管４を移動させることができるよう
にして髪の手入れが簡単にできるようにしたり、１台の
美容台１で隣の客の髪や顔の手入れができるようにする
ものである。延長ホース３４を使用するとその中間が弛
み、弛みの部分に結露水が溜まることがあるため、図６
に示されるようなステンレス製あるいはプラスチック製
のＣ形のクリップ３５ａを２個を背中合わせに連結させ
たホルダ３５を用いて弛みをなくするようにしている。
すなわち、ホルダ３５の一方のＣ形のクリップ３５ａを
フレキシブル管３３に係止させるとともに、他方のＣ形
のクリップ３５ａに延長ホース３４を係止させることに
より、図５に示されるように、延長ホース３４をフレキ
シブル管３３に沿わせて延長ホース３４に弛みが生じな
いようにしている。
であり、該ドレン２７は給水タンク１２に接続されて結
露水を給水タンク１２に戻すようにしており。２８は蒸
気とミストの混合霧の温度を検出する温度センサであっ
て、この温度センサ２８によりミストの量を調整して混
合霧の温度が高すぎたり低すぎないようにしている。な
お、２９は美容台１のキャスター、３０は操作盤、３１
は排気管２６に設けられるイオン発生装置で、該イオン
発生装置３１により混合霧の殺菌と消臭を行っている。
また、噴霧ノズル管４は図４に示されるように、先方部
を斜め上方に張出させて結露水が基方に流下するように
して、加熱された結露水が噴霧ノズル管４から吹き出さ
ないようにしている。また、噴霧ノズル管４は天板２に
取り付けられたガイド筒３２に基筒部４ａを回転及び上
下摺動自在に嵌挿したもので、基筒部４ａの外周に嵌着
された２条のＯリング３３により、基筒部４ａが任意の
位置で保持できるようにするとともに、噴霧ノズル管４
を着脱自在とすることができる。さらに、噴霧ノズル管
４は図５に示されるように、排気管２６と接続される延
長ホース３４と、該延長ホース３４と接続される変形自
在なフレキシブル管３３とよりなるものとし、頭部の後
方にまで噴霧ノズル管４を移動させることができるよう
にして髪の手入れが簡単にできるようにしたり、１台の
美容台１で隣の客の髪や顔の手入れができるようにする
ものである。延長ホース３４を使用するとその中間が弛
み、弛みの部分に結露水が溜まることがあるため、図６
に示されるようなステンレス製あるいはプラスチック製
のＣ形のクリップ３５ａを２個を背中合わせに連結させ
たホルダ３５を用いて弛みをなくするようにしている。
すなわち、ホルダ３５の一方のＣ形のクリップ３５ａを
フレキシブル管３３に係止させるとともに、他方のＣ形
のクリップ３５ａに延長ホース３４を係止させることに
より、図５に示されるように、延長ホース３４をフレキ
シブル管３３に沿わせて延長ホース３４に弛みが生じな
いようにしている。
【０００９】このように構成されたものは、水補給機構
６のリザーブタンク１１に水を充満させたうえ、該リザ
ーブタンク１１を反転して給水筒１０を給水タンク１２
内に配置させれば、給水筒１０の給水孔１３位置まで水
は給水タンク１２内に供給されることとなる。このと
き、給水タンク１２と連通管１４を介して連通されてい
る蒸気発生器７のタンク１５とミスト発生器８のタンク
１８にも水は供給され、給水タンク１２と同レベルの水
位に維持されることとなる。そして、操作盤３０を操作
して電源をオンとして噴霧装置５を作動させれば、蒸気
発生器７のヒータ１６はタンク１５内の水を加熱しタン
ク１５内の水が沸騰する。一方、ミスト発生器８ではそ
の超音波振動子１９によりミストが生成され、このミス
トは送風機２０によりミスト管２２より混合器９内に供
給されて蒸気管１７を介して混合器９内に供給される蒸
気と混合されたうえ上部の接続管２６を経て噴霧ノズル
管４より噴霧されることとなるが、このような混合器９
における蒸気とミストとの混合時に、蒸気発生器７に続
く蒸気管１７の先端の蒸気吹出口１７ａはミスト発生器
８に続くミスト管２２の先端のミスト吹出口２２ａより
混合器９内に大きく突出されるとともに壁面を異ならせ
ているうえに蒸気吹出口１７ａがミスト吹出口２２ａの
上側または側方にあってミスト吹出口２２ａが上側とな
らないように配置されているので、ミスト管２２内に蒸
気が逆流することはない。
６のリザーブタンク１１に水を充満させたうえ、該リザ
ーブタンク１１を反転して給水筒１０を給水タンク１２
内に配置させれば、給水筒１０の給水孔１３位置まで水
は給水タンク１２内に供給されることとなる。このと
き、給水タンク１２と連通管１４を介して連通されてい
る蒸気発生器７のタンク１５とミスト発生器８のタンク
１８にも水は供給され、給水タンク１２と同レベルの水
位に維持されることとなる。そして、操作盤３０を操作
して電源をオンとして噴霧装置５を作動させれば、蒸気
発生器７のヒータ１６はタンク１５内の水を加熱しタン
ク１５内の水が沸騰する。一方、ミスト発生器８ではそ
の超音波振動子１９によりミストが生成され、このミス
トは送風機２０によりミスト管２２より混合器９内に供
給されて蒸気管１７を介して混合器９内に供給される蒸
気と混合されたうえ上部の接続管２６を経て噴霧ノズル
管４より噴霧されることとなるが、このような混合器９
における蒸気とミストとの混合時に、蒸気発生器７に続
く蒸気管１７の先端の蒸気吹出口１７ａはミスト発生器
８に続くミスト管２２の先端のミスト吹出口２２ａより
混合器９内に大きく突出されるとともに壁面を異ならせ
ているうえに蒸気吹出口１７ａがミスト吹出口２２ａの
上側または側方にあってミスト吹出口２２ａが上側とな
らないように配置されているので、ミスト管２２内に蒸
気が逆流することはない。
【００１０】また、このようにして蒸気とミストが混合
器９内で混合されるとき、混合器９の内壁には結露水が
生じて壁面を伝って流下することなるが、ミスト管２２
のミスト吹出口２２ａも蒸気管１７の蒸気吹出口１７ａ
よりも上側となることなく混合器９の壁面より内側に突
出されているので、結露水がミスト管２２や蒸気管１７
内を逆流して蒸気発生器７のタンク１５やミスト発生器
８のタンク１８内に流入することがなく、このため、高
温の結露水によりプラスチック製のタンク１８が熱変形
したり、超音波振動子１９が熱損傷されることがない。
また、タンク１５内の水位の上昇により水位の低いタン
ク１８内に連結管１４を通じてタンク１５の熱湯がプラ
スチック製のタンク１８に流入してプラスチック製のタ
ンク１８を熱変形したり、超音波振動子１９が高熱で破
壊されることもない。なお、噴霧ノズル管４より混合霧
を顔に噴霧させる際、噴霧ノズル管４からの混合霧が顔
の所定位置に噴霧され難いときには、噴霧ノズル管４を
回転させたり上下摺動させて位置調整を行えばよい。
器９内で混合されるとき、混合器９の内壁には結露水が
生じて壁面を伝って流下することなるが、ミスト管２２
のミスト吹出口２２ａも蒸気管１７の蒸気吹出口１７ａ
よりも上側となることなく混合器９の壁面より内側に突
出されているので、結露水がミスト管２２や蒸気管１７
内を逆流して蒸気発生器７のタンク１５やミスト発生器
８のタンク１８内に流入することがなく、このため、高
温の結露水によりプラスチック製のタンク１８が熱変形
したり、超音波振動子１９が熱損傷されることがない。
また、タンク１５内の水位の上昇により水位の低いタン
ク１８内に連結管１４を通じてタンク１５の熱湯がプラ
スチック製のタンク１８に流入してプラスチック製のタ
ンク１８を熱変形したり、超音波振動子１９が高熱で破
壊されることもない。なお、噴霧ノズル管４より混合霧
を顔に噴霧させる際、噴霧ノズル管４からの混合霧が顔
の所定位置に噴霧され難いときには、噴霧ノズル管４を
回転させたり上下摺動させて位置調整を行えばよい。
【００１１】また、業務用とする場合など一台の美容台
１で二人に対処する際には、いずれか一方あるいは双方
の噴霧ノズル管４をガイド筒３２から抜き出し、代わり
に、図５に示される延長ホース３４をガイド筒３２に差
し込み、延長ホース３４に接続される変形自在なフレキ
シブル管３３をもって加湿を行えば、フレキシブル管３
３は延長ホース３４により遠くまで移動させることがで
きるので、頭部の後方の髪や、隣の客の顔や髪を加湿す
ることができる。なお、延長ホース３４を延ばして使用
する場合、フレキシブル管３３や延長ホース３４が余っ
て弛むとこの弛みに結露水が溜まり、噴霧が停止される
とミスト発生器８のタンク１８内の水は滞留して超音波
振動子１９により加熱され、水温が上昇することとな
る。水温の上昇により超音波振動子１９は冷却されず熱
損傷するおそれがあるうえプラスチック製タンク１８も
熱変形するおそれがあるので、延長ホースホルダ３５を
用意してフレキシブル管３３にその一方のクリップ３５
ａを係止させ、他方のクリップ３５ａに延長ホース３４
を係止させるようにして延長ホース３４の弛みをなくし
て弛みに結露水が溜まることをなくすようにしておくこ
とが好ましい。
１で二人に対処する際には、いずれか一方あるいは双方
の噴霧ノズル管４をガイド筒３２から抜き出し、代わり
に、図５に示される延長ホース３４をガイド筒３２に差
し込み、延長ホース３４に接続される変形自在なフレキ
シブル管３３をもって加湿を行えば、フレキシブル管３
３は延長ホース３４により遠くまで移動させることがで
きるので、頭部の後方の髪や、隣の客の顔や髪を加湿す
ることができる。なお、延長ホース３４を延ばして使用
する場合、フレキシブル管３３や延長ホース３４が余っ
て弛むとこの弛みに結露水が溜まり、噴霧が停止される
とミスト発生器８のタンク１８内の水は滞留して超音波
振動子１９により加熱され、水温が上昇することとな
る。水温の上昇により超音波振動子１９は冷却されず熱
損傷するおそれがあるうえプラスチック製タンク１８も
熱変形するおそれがあるので、延長ホースホルダ３５を
用意してフレキシブル管３３にその一方のクリップ３５
ａを係止させ、他方のクリップ３５ａに延長ホース３４
を係止させるようにして延長ホース３４の弛みをなくし
て弛みに結露水が溜まることをなくすようにしておくこ
とが好ましい。
【００１２】
【発明の効果】本発明は前記説明によって明らかなよう
に、蒸気発生器で生成される蒸気とミスト発生器で生成
されるミストとを混合器で混合して該混合器に接続され
た噴霧ノズル管より混合霧として顔や毛髪に噴霧するよ
うにした噴霧式美容器具において、混合器の上部に噴霧
ノズル管の接続口を位置させてその下方の壁面に前記蒸
気発生器に続かせた蒸気管とミスト発生器に続かせたミ
スト管を接続してあり、この蒸気管の先端の蒸気吹出口
とミスト管の先端のミスト吹出口とは前者が後者よりも
突出量を大きくして混合器の内部に突出させてあるの
で、混合器内壁に生じる結露水が蒸気発生器のタンク内
に逆流して蒸気発生器のタンクの水位が上がりタンク内
の熱湯が連通管を通じてミスト発生器のプラスチック製
のタンクに流入したり、混合器内の蒸気がミスト発生器
内に逆流することもないので、ミスト発生器に組み込ま
れている熱に弱い超音波振動子が損傷したりタンクが熱
変形したりすることがなく長期耐用できるものとなる。
また、蒸気吹出口をミスト吹出口の側方または上側に配
置してミスト吹出口が蒸気吹出口よりも上側とならない
ようにしたときは特に前記した逆流防止効果は顕著であ
り、さらに、噴霧ノズル管を美容台の天板に立設した一
面鏡や三面鏡などの鏡に近い位置に設けてこの美容台の
内部に前記した装置を内蔵させておけば、顔や髪を鏡に
写しながら蒸気とミストとの混合霧を毛髪や顔に噴霧す
るうえで特に便利なものとなる。また、噴霧ノズル管を
回転自在としたり上下摺動自在としたものは、体型が違
う全ての使用者に対応可能なように噴霧ノズル管の位置
を調整できるので業務用とした場合などには特に便利な
ものとなる。従って、本発明は従来の問題点を解決した
噴霧式美容器具として業界の発展に寄与するところ大な
ものである。
に、蒸気発生器で生成される蒸気とミスト発生器で生成
されるミストとを混合器で混合して該混合器に接続され
た噴霧ノズル管より混合霧として顔や毛髪に噴霧するよ
うにした噴霧式美容器具において、混合器の上部に噴霧
ノズル管の接続口を位置させてその下方の壁面に前記蒸
気発生器に続かせた蒸気管とミスト発生器に続かせたミ
スト管を接続してあり、この蒸気管の先端の蒸気吹出口
とミスト管の先端のミスト吹出口とは前者が後者よりも
突出量を大きくして混合器の内部に突出させてあるの
で、混合器内壁に生じる結露水が蒸気発生器のタンク内
に逆流して蒸気発生器のタンクの水位が上がりタンク内
の熱湯が連通管を通じてミスト発生器のプラスチック製
のタンクに流入したり、混合器内の蒸気がミスト発生器
内に逆流することもないので、ミスト発生器に組み込ま
れている熱に弱い超音波振動子が損傷したりタンクが熱
変形したりすることがなく長期耐用できるものとなる。
また、蒸気吹出口をミスト吹出口の側方または上側に配
置してミスト吹出口が蒸気吹出口よりも上側とならない
ようにしたときは特に前記した逆流防止効果は顕著であ
り、さらに、噴霧ノズル管を美容台の天板に立設した一
面鏡や三面鏡などの鏡に近い位置に設けてこの美容台の
内部に前記した装置を内蔵させておけば、顔や髪を鏡に
写しながら蒸気とミストとの混合霧を毛髪や顔に噴霧す
るうえで特に便利なものとなる。また、噴霧ノズル管を
回転自在としたり上下摺動自在としたものは、体型が違
う全ての使用者に対応可能なように噴霧ノズル管の位置
を調整できるので業務用とした場合などには特に便利な
ものとなる。従って、本発明は従来の問題点を解決した
噴霧式美容器具として業界の発展に寄与するところ大な
ものである。
【図１】本発明の好ましい実施の形態を示す斜視図であ
る。
る。
【図２】本発明の好ましい実施の形態の要部である噴霧
装置の概略説明図である。
装置の概略説明図である。
【図３】本発明の好ましい実施の形態における混合器の
一部切欠斜視図である。
一部切欠斜視図である。
【図４】本発明における噴霧ノズル管の１例を示す一部
切欠正面図である。
切欠正面図である。
【図５】本発明における噴霧ノズル管の他の例を示す斜
視図である。
視図である。
【図６】噴霧ノズル管ホルダの他の例を示す斜視図であ
る。
る。
１ 美容台 ２ 天板 ３ 鏡 ４ 噴霧ノズル管 ７ 蒸気発生器 ８ ミスト発生器 ９ 混合器 17 蒸気管 17a 蒸気吹出口 22 ミスト管 22a ミスト吹出口 26a 接続口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) A61H 33/12 A61H 23/02 386 A61H 33/00
Claims (5)
- 【請求項１】 蒸気発生器(7) とミスト発生器(8) で各
別に生成される蒸気とミストを混合器(9) で混合霧とし
てこの混合器(9) に接続された噴霧ノズル管（4)より顔
や毛髪に噴霧するようにした噴霧式美容器具において、
噴霧ノズル管（4)の接続口(26a) を混合器(9) の上部に
配置しその下方の壁面に前記蒸気発生器(7) に続かせた
蒸気管(17)とミスト発生器(8) に続かせたミスト管(22)
を接続してあり、この蒸気管(17)の先端の蒸気吹出口(1
7a) とミスト管(22)の先端のミスト吹出口(22a) とは前
者が後者よりも突出量を大きくして混合器(9) の内部に
突出させてあることを特徴とする噴霧式美容器具。 - 【請求項２】 蒸気管(17)の先端の蒸気吹出口(17a) を
ミスト吹出口(22a)の側方または上側に配置した請求項
１に記載の噴霧式美容器具。 - 【請求項３】 噴霧ノズル管（4)を美容台(1) の天板
(2) の鏡(3) に近い位置に設けた請求項１または２に記
載の噴霧式美容器具。 - 【請求項４】 噴霧ノズル管(4) を回転自在とした請求
項１または２または３に記載の噴霧式美容器具。 - 【請求項５】 噴霧ノズル管(4) を上下摺動自在とした
請求項１または２または３または４に記載の噴霧式美容
器具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8347196A JP2916109B2 (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | 噴霧式美容器具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8347196A JP2916109B2 (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | 噴霧式美容器具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09271509A JPH09271509A (ja) | 1997-10-21 |
| JP2916109B2 true JP2916109B2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=13803387
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8347196A Expired - Fee Related JP2916109B2 (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | 噴霧式美容器具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2916109B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4725618B2 (ja) * | 2008-08-25 | 2011-07-13 | パナソニック電工株式会社 | ミスト発生装置 |
| WO2015135133A1 (zh) * | 2014-03-11 | 2015-09-17 | 深圳市开颜医疗器械有限公司 | 一种美容保健仪 |
-
1996
- 1996-04-05 JP JP8347196A patent/JP2916109B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09271509A (ja) | 1997-10-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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