JP2915315B2 - 弾球遊技機における球受け皿の球抜き装置 - Google Patents

弾球遊技機における球受け皿の球抜き装置

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JP2915315B2
JP2915315B2 JP3450995A JP3450995A JP2915315B2 JP 2915315 B2 JP2915315 B2 JP 2915315B2 JP 3450995 A JP3450995 A JP 3450995A JP 3450995 A JP3450995 A JP 3450995A JP 2915315 B2 JP2915315 B2 JP 2915315B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機、アレンジ
ボール機等の弾球遊技機における球受け皿の球抜き装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の弾球遊技機では、案内レ
ールに沿って発射した遊技球が遊技盤の入賞口、その他
の入賞手段に入って入賞すると、その時の入賞条件に応
じて球払い出し手段が作動して所定数の遊技球を上球受
け皿に払い出し、また上球受け皿が満杯状態になれば、
球払い出し手段からの遊技球を下球受け皿に溢流させる
ようになっている。
【0003】そして、下球受け皿内の遊技球は、球抜き
装置により随時抜き取り得るようになっている。この球
抜き装置は、従来、下球受け皿の底部に球抜き孔を形成
すると共に、この球抜き孔を開閉する開閉板と、この開
閉板に一体の球抜きレバーと、開閉板を閉方向に付勢す
るバネとを設け、球抜きレバーをバネに抗して開方向に
操作した時に、開閉板が開方向に摺動して球抜き孔を開
け、その球抜き孔から下球受け皿内の遊技球を抜き取る
ようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】下球受け皿内の遊技球
は、ゲームの終了時に遊技球が残っている場合は勿論の
こと、ゲーム中であっても、大当たり等の場合に抜き取
る必要がある。即ち、大当たり等が発生した場合には、
球払い出し手段から多数の遊技球が連続して払い出され
るので、上球受け皿が直ぐに一杯になり、下球受け皿に
遊技球が溢流するが、下球受け皿が満杯状態になれば、
満杯検出スイッチが作動して発射手段を停止させるよう
になっている。このため、大当たり等の場合には、下球
受け皿の遊技球が満杯状態にならないように抜き取って
行く必要がある。
【0005】しかし、従来の球抜き装置では、球抜きレ
バーを開方向に操作した時に、開閉板がバネに抗して開
方向に摺動して球抜き孔を開放し、また球抜きレバーに
対する操作力を解除した時に、バネにより開閉板が押し
戻されて球抜き孔を閉じるようになっているので、遊技
球の抜き取り中は、常時、球抜きレバーを開方向に操作
し続けなければならず、操作が非常に煩わしいという欠
点がある。
【0006】特に、大当たりの場合には、右手で操作ハ
ンドルを把持してゲームを続行しながら、他方の左手で
球抜きレバーを操作しなければならないので、球抜きレ
バーの操作が困難であると同時に、球抜きレバーの操作
が気になってゲームに集中できないという欠点がある。
本発明は、かかる従来の課題に鑑み、球抜きレバーを開
方向に操作するだけで開閉板を開閉位置に交互にロック
でき、球抜きレバーの簡単な操作で球受け皿の遊技球を
容易に抜き取ることができる弾球遊技機における球受け
皿の球抜き装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、球受け皿9 に球抜き孔18を形成し、この球抜き孔18
を開閉する開閉板23と、この開閉板23を操作する球抜き
レバー25とを備えた弾球遊技機における球受け皿の球抜
き装置において、開閉板23を閉位置C と開位置O との間
で左右方向に移動自在に設け、この開閉板23を閉方向に
付勢するバネ24を設け、このバネ24に抗する方向に球抜
きレバー25を操作する毎に、開閉板23を閉位置C と開位
置O とで交互にロックするロック機構26を設けたもので
ある。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明において、球受け皿9 の下側に、該球受け皿9
との間に間隙をおいて支持カバー21を設け、これら球受
け皿9 と支持カバー21との間に開閉板23とバネ24とロッ
ク機構26とを介在する一方、開閉板23とバネ24とロック
機構26とを支持カバー21側に備えたものである。
【0009】請求項3に記載の本発明は、開閉板23を左
右方向に案内する案内部28を球抜き孔18の前側に配置
し、開閉板23の前側に球抜きレバー25を設け、この開閉
板23と球抜きレバー25との間に、案内部28によって案内
される被案内部31を設けたものである。
【0010】請求項4に記載の本発明は、請求項1、2
又は3に記載の発明において、ロック機構26は、閉位置
C と開位置O とに対応する各ロック部42,43 と、この各
ロック部42,43 を閉ループ状に接続する循環溝44,45 と
を有するロック板36を開閉板23から一側方に突出させて
設け、このロック板36の循環溝44,45 を介して各ロック
部42,43 に係脱自在に係合するロックピン39を支持カバ
ー21側に前後方向に移動自在に設け、支持カバー21に、
ロック板36を左右方向に案内するロック板案内部37,38
を設けたものである。
【0011】
【作用】請求項1に記載の本発明では、球受け皿9 内の
遊技球を抜き取る場合、球抜きレバー25を開方向に操作
すると、開閉板23がバネ24に抗して開方向に移動し球抜
き孔18を開放する。そして、開閉板23が開位置O まで移
動すると、ロック機構26が開閉板23を開位置O にロック
する。このため、その後、球抜きレバー25に対する操作
力を解除しても、開閉板23が閉状態に戻らず、球受け皿
9 内の遊技球を容易に抜き取ることができる。また遊技
球の抜き取り後は、球抜きレバー25を開方向に押すと、
ロック機構26が開閉板23の開位置O でのロックを解除
し、開閉板23がバネ24により閉位置C へと移動する。そ
して、開閉板を閉位置C でロックする。このため、開閉
板23を球抜きレバー25により容易に操作できる。
【0012】請求項2に記載の本発明では、球受け皿9
の下側に間隙をおいて支持カバー21があり、これら球受
け皿9 と支持カバー21との間に開閉板23とバネ24とロッ
ク機構26とを介在する一方、開閉板23とバネ24とロック
機構26とを支持カバー21側に備えているので、支持カバ
ー21により開閉板23等を覆う状態で、開閉板23等と共に
支持カバー21を容易に装着できる。
【0013】請求項3に記載の本発明では、開閉板23を
左右方向に案内する案内部28が球抜き孔18の前側にあ
り、開閉板23とこの開閉板23の前側の球抜きレバー25と
の間に、案内部28によって案内される被案内部31がある
ので、球抜きレバー25の操作時に開閉板23を無理なく円
滑に案内でき、開閉動作が円滑である。
【0014】請求項4に記載の本発明では、閉位置C と
開位置O とに対応する各ロック部42,43 と、この各ロッ
ク部42,43 を閉ループ状に接続する循環溝44,45 とを有
するロック板36を開閉板23から一側方に突出し、このロ
ック板36の循環溝44,45 を介して各ロック部42,43 に係
脱自在に係合するロックピン39を支持カバー21側に前後
方向に移動自在に設け、支持カバー21に、ロック板36を
左右方向に案内するロック板案内部37,38 を設けてロッ
ク機構26を構成しているので、開閉時のロック動作が円
滑であり、またロック機構26の構造が簡単にできる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図面は本発明の一実施例を例示し、図1及び図2
において、1 は前枠で、弾球遊技機本体2 の前面側に開
閉自在に枢着されている。前枠1 にはガラス扉3 及び前
面板4 が装着され、これらの後側に遊技盤5 が着脱自在
に装着されている。
【0016】前面板4 には上球受け皿6 が装着され、こ
の上球受け皿6 の前縁部に球払いレバー7 が設けられて
いる。前枠1 の下部には灰皿8 と下球受け皿9 と発射手
段10の操作ハンドル11とが設けられ、操作ハンドル11を
操作した時に、上球受け皿6から遊技球が1個ずつ発射
部に供給され、その遊技球を発射モータの作動により遊
技盤5 側に発射するようになっている。
【0017】なお、上球受け皿6 には、遊技盤5 の入賞
手段等に遊技球が入球した入賞時に、球払い出し手段に
より払い出された遊技球が払い出し口12から入るように
なっている。また下球受け皿9 には、上球受け皿6 の遊
技球が満杯状態の時に、この上球受け皿6 から溢流する
遊技球が球案内口13から案内されて入ると共に、球払い
レバー7 を操作して上球受け皿6 の遊技球を抜いた時
に、その遊技球が球案内口13から案内されて入るように
なっている。
【0018】下球受け皿9 は、前枠1 の下部に前面側か
ら装着されたベース板14と、このベース板14の下部から
前方に突出する化粧カバー15とに跨がって灰皿8 と共に
装着されている。化粧カバー15には、下球受け皿9 の底
部16が嵌合する横長状の開口部17が形成されている。下
球受け皿9 には、この下球受け皿9 内の遊技球を下方に
抜き取るための球抜き孔18が底部16側に形成されてい
る。
【0019】下球受け皿9 の下側には、この下球受け皿
9 の底部16との間に所定の間隙をおいた状態で、開口部
17から下方に突出する四本のボス部19と、この各ボス部
19に螺合するネジ20とを介して、支持カバー21が下側か
ら着脱自在に装着されている。支持カバー21は左右両側
及び前側に起立周縁部22を備え、この起立周縁部22を化
粧カバー15の底面に下側から当接させて開口部17を下側
から塞いでいる。
【0020】支持カバー21と下球受け皿9 の底部16との
間には、球抜き孔18を開閉すべく左右方向に移動自在な
開閉板23と、この開閉板23を閉方向(a 矢示方向)に付
勢するコイルバネ24と、開閉板23をコイルバネ24に抗し
て開方向に操作する球抜きレバー25と、この球抜きレバ
ー25を開方向(b 矢示方向)に操作する毎に、開閉板23
を閉位置C (図4の実線位置)と開位置O (図8の実線
位置)とに交互にロックするロック機構26とが介在され
ている。
【0021】支持カバー21は開口部17と同じように左右
に長い板状であって、この支持カバー21には下球受け皿
9 の球抜き孔18と上下に相対応する開口孔27が形成され
ると共に、前後両側縁に左右方向の案内部28,29 が平行
に形成されている。前側の案内部28は起立周縁部22の一
部に切り欠き部30を形成して構成されており、この切り
欠き部30の部分で開閉板23と球抜きレバー25とが一体に
連結されている。
【0022】開閉板23は板状であって、下球受け皿9 の
底部16と支持カバー21との間において、前後一対の案内
部28,29 に沿って球抜き孔18を開閉するように左右方向
に摺動自在に介在され、支持カバー21の切り欠き部30か
ら前方に突出する球抜きレバー25が前側に一体に備えら
れている。なお、球抜きレバー25は化粧カバー15の前縁
に沿って左右方向に配置されている。
【0023】開閉板23は、前側のリブ状の案内部28に案
内される溝状の被案内部31と、後側の案内部29に案内さ
れるL字状の被案内部32とを前後両側に平行に備え、切
り欠き部30の範囲内で球抜き孔18を開閉すべく左右方向
に摺動自在である。なお、前側の被案内部31は左右方向
に長く形成され、この被案内部31の左右方向の範囲内に
後側の被案内部32が設けられている。
【0024】コイルバネ24は開閉板23と球抜きレバー25
との間で前側の案内部28及び被案内部31に沿って左右方
向に配置されている。そして、このコイルバネ24は、前
側の案内部28に沿って支持カバー21に形成されたバネ収
容凹部33内に収容され、支持カバー21側のバネ受け部34
と開閉板23側のバネ受け部35との間に圧縮状態で介在さ
れている。
【0025】ロック機構26は、開閉板23から一側方に突
出するロック板36と、このロック板36を左右方向に案内
するロック板案内部37,38 と、ロック板36側に係合する
ロックピン39とを備えている。ロック板36は開閉板23に
一体に突出形成されており、支持カバー21側にリブ状に
形成された摺動受け部40と、下球受け皿9 の底部16側に
リブ状に形成された押さえ部41とにより上下両側から挟
まれた状態で左右方向に摺動自在に配置されている。
【0026】ロック板36には、開閉板23の閉位置C と開
位置O とに対応する各ロック部42,43 と、この各ロック
部42,43 を閉ループ状に接続する循環溝44,45 と、各ロ
ック部42,43 から外れたロックピン39を常時一方の循環
溝44,45 に案内すべく振り分けるピン振り分け部46,47
とが形成され、そのロック部42,43 にロックピン39が係
脱自在に係合し、且つロックピン39が循環溝44,45 内を
自在に移動するようになっている。
【0027】ロック板案内部37,38 はロック板36の前後
両側で左右方向にリブ状に突出しており、この一対のロ
ック板案内部37,38 によりロック板36を前後両側から挟
んだ状態でロック板36を左右方向に案内するようになっ
ている。ロックピン39は円板状の支持板48に固定されて
いる。支持板48は支持カバー21のロック板案内部37,38
間に前後方向に形成された摺動凹部49内に前後方向に摺
動自在に嵌合され、且つ浮上しないようにロック板36で
押さえられている。
【0028】次に上記構成の球抜き装置の動作を説明す
る。通常、開閉板23は図4に実線で示すように閉位置C
にあり、この開閉板23で下球受け皿9 の球抜き孔18を閉
じた状態にある。このため、ベース板14の球案内孔13か
ら下球受け皿9 に遊技球が供給されると、その遊技球は
下球受け皿9 内に溜まって行く。
【0029】開閉板23が閉位置C にある時には、ロック
機構26のロックピン39がロック板36のロック部42に係合
した状態でコイルバネ24のバネ力が閉方向(図4のa 矢
示方向)に作用している。このため、他の箇所から振動
等があっても、開閉板23、球抜きレバー25等がガタ付い
たり、振動によって騒音を発することはない。また下球
受け皿9 内に多数の遊技球が溜まっても、球抜きレバー
25を開方向に操作しない限り、その重量等によって開閉
板23が移動して球抜き孔18が開くようなこともない。
【0030】下球受け皿9 に溜まった遊技球を抜く場合
には、球抜きレバー25の右端側に手を当てて、この球抜
きレバー25をコイルバネ24のバネ力に抗して開方向(b
矢示方向)に操作する。球抜きレバー25をb 矢示方向に
操作すると、開閉板23の被案内部31,32 が支持カバー21
の案内部28,29 に案内されるので、開閉板23が沿ってb
矢示方向に移動する。
【0031】一方、ロック部42に係合していたロックピ
ン39が離脱した後、ピン振り分け部46でロックピン39が
循環溝44側に案内されるので、開閉板23が移動するに伴
って、ロックピン39が循環溝44を相対的にa 矢示方向に
移動する。この時、ロックピン39を支持する支持板48が
摺動凹部49内で前後方向に摺動して、ロックピン39の循
環溝44に沿っての移動を可能にする。
【0032】そして、開閉板23が開位置O を越えるまで
球抜きレバー25をb 矢示方向に操作すると、ロックピン
39が循環溝44の端部まで到達するので、その後、球抜き
レバー25に対する操作力を解除する。するとコイルバネ
24のバネ力により開閉板23が若干a 矢示方向に戻った
後、図9に実線で示すように、ロックピン39が開位置O
用のロック部43に係合して、コイルバネ24から開閉板23
に作用するバネ力によって係合状態に保持される。これ
によって開閉板23を図8に実線で示すように開位置O に
ロックできる。
【0033】従って、下球受け皿9 の遊技球を抜き取る
際には、球抜きレバー25を閉位置Cから開位置O まで操
作すれば、開閉板23が移動して開位置O にロックでき、
球抜き孔18が開放する。このため、遊技者は球抜きレバ
ー25を開方向に操作するだけでよくなり、従来のように
下球受け皿9 の遊技球が全てなくなるまで球抜きレバー
25を開方向に操作し続ける煩わしさがなく、下球受け皿
9 の遊技球を容易に抜き取ることができる。
【0034】球抜き孔18を閉じる場合には、球抜きレバ
ー25を開方向に若干押すように操作すると、コイルバネ
24に抗して開閉板23がb 矢示方向に移動し、ロックピン
39がロック部43から離脱してピン振り分け部47により循
環溝45側へと案内される。そして、その後、球抜きレバ
ー25に対する操作力を解除すると、ロックピン39が循環
溝45に沿って相対的にb 矢示方向に移動するので、開閉
板23が案内部28,29 に案内されながらコイルバネ24のバ
ネ力により閉方向へとa 矢示方向に移動する。そして、
開閉板23が球抜き孔18を閉じる閉位置C に到達すると、
ロックピン39がロック部42に係合して開閉板23を閉位置
C にロックする。
【0035】従って、球抜き孔18を閉じる際にも、球抜
きレバー25を開方向に操作した後、その操作力を解除す
れば、ロック機構26による開位置O でのロックを解除し
て開閉板23を閉位置C まで戻すことができる。以下、球
抜きレバー25を開方向に順次操作すれば、その操作毎に
開閉板23を開位置O と閉位置C とに交互にロックするこ
とができるので、球抜きレバー25の操作が非常に容易で
ある。
【0036】開閉板23は、支持カバー21の案内部28,29
に沿って開閉方向に移動するが、その案内部28,29 及び
被案内部31,32 を前後両側に設けているため、開閉板23
を支持カバー21の案内部28,29 に沿って無理なく円滑に
摺動させることができる。また球抜きレバー25を左右方
向に長く構成して、開閉板23と球抜きレバー25との連結
部分を長くし、この部分に前側の被案内部31を設けてい
るので、この被案内部31を左右方向に長くとることがで
きる。しかも、前側の被案内部31を長くすると共に、後
側の被案内部32を短く構成して、この後側の被案内部32
を前側の被案内部31の左右方向の範囲内に位置させてい
るので、仮に前側の案内部28と被案内部31との間にガタ
付きがあるような場合には、この後側の被案内部32によ
ってそのガタ付きを防止することもできる。
【0037】特に、開閉板23と球抜きレバー25との間に
案内部28と被案内部31とがあり、この近傍にコイルバネ
24があるので、被案内部31の長さを長くできることと相
まって、開閉板23、球抜きレバー25の移動が非常に円滑
であり、球抜きレバー25の拗れ等を少なくすることがで
きる。
【0038】更に、下球受け皿9 の底部16の下側に間隙
をおいて支持カバー21があり、その下球受け皿9 の底部
16と支持カバー21との間に開閉板23、ロック機構26、コ
イルバネ24を配置する一方、ロック機構26とコイルバネ
24とを前後に並べて配置しているので、開閉板23、ロッ
ク機構26、支持カバー21を含む装置全体を薄く構成する
ことが可能であり、下球受け皿9 の下側にコンパクトに
装着できる。
【0039】また支持カバー21側に開閉板23、ロック機
構26、コイルバネ24等があり、ロック機構26とコイルバ
ネ24とが前後に並んでいるので、支持カバー21を下球受
け皿9 に下側から装着する際には、開閉板23等を一旦支
持カバー21側に組み付け、その後、支持カバー21を下球
受け皿9 に装着することができ、組み立て時の装着作業
を容易にすることができる。
【0040】また開閉板23から突出するロック板36と、
このロック板36に形成されたロック部42,43 、循環溝4
4,45 に係合するロックピン39を備えたロック機構26を
採用し、そのロックピン39を支持板48に設け、この支持
板48を支持カバー21の摺動凹部49内に摺動自在に嵌合さ
せているので、ロック機構26の構造が簡単であり、バネ
杆等を折り曲げて前後方向に揺動自在なロックピン39を
構成する場合に比較して、ロック機構26側の強度を十分
に確保することができる。
【0041】ロック板36は開閉板23から側方に突出して
いるが、このロック板36を前後両側のロック板案内部3
7,38 により左右摺動自在に案内すると共に、支持カバ
ー21の摺動受け部40と下球受け皿9 の押さえロック部4
2,43 とにより上下両側から挟んでいるので、ロック板3
6の左右移動が円滑であり、ロック機構26側での拗れや
損傷を防止又は少なくすることができる。
【0042】開閉板23が開位置O 、閉位置C の何れにあ
る場合にも、コイルバネ24のバネ力が開閉板23側に作用
して、ロック機構26をロック状態にしているので、開閉
板23、球抜きレバー25等のガタ付き、振動による騒音等
を防止することができる。以上、本発明の実施例につい
て説明したが、本発明はこの実施例に限定されるもので
はない。
【0043】例えば、開閉板23は、球抜き孔18を閉じる
閉位置C では、球抜きレバー25の基部側を切り欠き部30
の右端に当接させて、開閉板23を閉位置C にロックする
ようにしても良い。従って、この場合には、ロック板36
のロック部42は省略することができる。実施例では、開
閉板23を閉方向に付勢するバネとして、コイルバネ24を
用いているが、引っ張りバネ、捩じりコイルバネ等を用
いても良い。
【0044】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、球受
け皿9 に球抜き孔18を形成し、この球抜き孔18を開閉す
る開閉板23と、この開閉板23を操作する球抜きレバー25
とを備えた弾球遊技機における球受け皿の球抜き装置に
おいて、開閉板23を閉位置C と開位置O との間で左右方
向に移動自在に設け、この開閉板23を閉方向に付勢する
バネ24を設け、このバネ24に抗する方向に球抜きレバー
25を操作する毎に、開閉板23を閉位置C と開位置O とで
交互にロックするロック機構26を設けているので、球抜
きレバー25を開方向に操作するだけで開閉板23を開閉位
置に交互にロックでき、球抜きレバー25の簡単な操作で
球受け皿9 の遊技球を容易に抜き取ることができる。
【0045】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明において、球受け皿9 の下側に、該球受
け皿9 との間に間隙をおいて支持カバー21を設け、これ
ら球受け皿9 と支持カバー21との間に開閉板23とバネ24
とロック機構26とを介在する一方、開閉板23とバネ24と
ロック機構26とを支持カバー21側に備えているので、支
持カバー21により開閉板23等を覆う状態で、開閉板23等
と共に支持カバー21を容易に装着することができる。
【0046】請求項3に記載の本発明によれば、開閉板
23を左右方向に案内する案内部28を球抜き孔18の前側に
配置し、開閉板23の前側に球抜きレバー25を設け、この
開閉板23と球抜きレバー25との間に、案内部28によって
案内される被案内部31を設けているので、球抜きレバー
25の操作時に開閉板23を無理なく円滑に案内でき、開閉
動作を円滑にすることができる。
【0047】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
1、2又は3に記載の発明において、ロック機構26は、
閉位置C と開位置O とに対応する各ロック部42,43 と、
この各ロック部42,43 を閉ループ状に接続する循環溝4
4,45 とを有するロック板36を開閉板23から一側方に突
出させて設け、このロック板36の循環溝44,45 を介して
各ロック部42,43 に係脱自在に係合するロックピン39を
支持カバー21側に前後方向に移動自在に設け、支持カバ
ー21に、ロック板36を左右方向に案内するロック板案内
部37,38 を設けているので、球抜きレバー25を操作して
開閉板23を開閉する時のロック動作が円滑であると共
に、ロック機構26の構造を簡単にすることができ、しか
もその損傷を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す弾球遊技機の斜視図で
ある。
【図2】本発明の一実施例を示す球抜き装置の正面図で
ある。
【図3】本発明の一実施例を示す球抜き装置の正面断面
図である。
【図4】本発明の一実施例を示す球抜き装置の平面断面
図である。
【図5】図4の要部の拡大図である。
【図6】図4のX−X線断面図である。
【図7】図4のY−Y線断面図である。
【図8】本発明の一実施例を示す開状態の平面断面図で
ある。
【図9】本発明の一実施例を示す開状態のロック機構の
平面断面図である。
【符合の説明】
1 前枠 2 弾球遊技機本体 9 下球受け皿 15 化粧カバー 17 開口部 18 球抜き孔 21 支持カバー 23 開閉板 24 コイルバネ 25 球抜きレバー 26 ロック機構 28,29 案内部 31,32 被案内部 36 ロック板 37,38 ロック板案内部 39 ロックピン 42,43 ロック部 44,45 循環溝 C 閉位置 O 開位置

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球受け皿(9) に球抜き孔(18)を形成し、
    この球抜き孔(18)を開閉する開閉板(23)と、この開閉板
    (23)を操作する球抜きレバー(25)とを備えた弾球遊技機
    における球受け皿の球抜き装置において、開閉板(23)を
    閉位置(C) と開位置(O) との間で左右方向に移動自在に
    設け、この開閉板(23)を閉方向に付勢するバネ(24)を設
    け、このバネ(24)に抗する方向に球抜きレバー(25)を操
    作する毎に、開閉板(23)を閉位置(C) と開位置(O) とで
    交互にロックするロック機構(26)を設けたことを特徴と
    する弾球遊技機における球受け皿の球抜き装置。
  2. 【請求項2】 球受け皿(9) の下側に、該球受け皿(9)
    との間に間隙をおいて支持カバー(21)を設け、これら球
    受け皿(9) と支持カバー(21)との間に開閉板(23)とバネ
    (24)とロック機構(26)とを介在する一方、開閉板(23)と
    バネ(24)とロック機構(26)とを支持カバー(21)側に備え
    たことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機におけ
    る球受け皿の球抜き装置。
  3. 【請求項3】 開閉板(23)を左右方向に案内する案内部
    (28)を球抜き孔(18)の前側に配置し、開閉板(23)の前側
    に球抜きレバー(25)を設け、この開閉板(23)と球抜きレ
    バー(25)との間に、案内部(28)によって案内される被案
    内部(31)を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記
    載の弾球遊技機における球受け皿の球抜き装置。
  4. 【請求項4】 ロック機構(26)は、閉位置(C) と開位置
    (O) とに対応する各ロック部(42)(43)と、この各ロック
    部(42)(43)を閉ループ状に接続する循環溝(44)(45)とを
    有するロック板(36)を開閉板(23)から一側方に突出させ
    て設け、このロック板(36)の循環溝(44)(45)を介して各
    ロック部(42)(43)に係脱自在に係合するロックピン(39)
    を支持カバー(21)側に前後方向に移動自在に設け、支持
    カバー(21)に、ロック板(36)を左右方向に案内するロッ
    ク板案内部(37)(38)を設けたことを特徴とする請求項
    1、2又は3に記載の弾球遊技機における球受け皿の球
    抜き装置。
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