JP2914876B2 - セラミックスピースの溶接固定方法およびそのセラミックスピース - Google Patents
セラミックスピースの溶接固定方法およびそのセラミックスピースInfo
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- JP2914876B2 JP2914876B2 JP23607894A JP23607894A JP2914876B2 JP 2914876 B2 JP2914876 B2 JP 2914876B2 JP 23607894 A JP23607894 A JP 23607894A JP 23607894 A JP23607894 A JP 23607894A JP 2914876 B2 JP2914876 B2 JP 2914876B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアークスタッド溶接によ
り金属母材の表面にセラミックピースを取り付ける方法
及びそれに供するセラミックピース、スタッド溶接用ピ
ンに関する。
り金属母材の表面にセラミックピースを取り付ける方法
及びそれに供するセラミックピース、スタッド溶接用ピ
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】金属母材にセラミックスの耐熱性保護層
を設けることにより、炉壁、バーナ、羽口等の高温雰囲
気で使用される構造材を得ている。或いはセラミックス
の耐磨耗性を活用し、ブロアー、ポンプ等の高速回転機
器のライニングとしている。
を設けることにより、炉壁、バーナ、羽口等の高温雰囲
気で使用される構造材を得ている。或いはセラミックス
の耐磨耗性を活用し、ブロアー、ポンプ等の高速回転機
器のライニングとしている。
【0003】最近、このセラミックス層の形成を現場で
簡単に行うものとして、一定形状のピースに成形したセ
ラミックスを溶接、ろう付け等の手段によって取り付け
る方法が提案されている。
簡単に行うものとして、一定形状のピースに成形したセ
ラミックスを溶接、ろう付け等の手段によって取り付け
る方法が提案されている。
【0004】例えば、図5にしめすように特願平05―
208874号公報においては、溶接用セラミックピー
スとして、コーン部に続くフランジ部を設け、且つフラ
ンジ部にピンを一体的に成形又は金属接合したスタッド
のピン部を、セラミックピース本体に設けた孔部に挿入
している構造を提案している。
208874号公報においては、溶接用セラミックピー
スとして、コーン部に続くフランジ部を設け、且つフラ
ンジ部にピンを一体的に成形又は金属接合したスタッド
のピン部を、セラミックピース本体に設けた孔部に挿入
している構造を提案している。
【0005】しかし、この構造では、ピンに設けた断面
積減少部がセラミックスピースの表面に露出しているた
め、例えばアルミの溶湯容器の内張り使用した場合、ピ
ンが溶損してセラミックスピースの孔部からアルミが浸
透して、コーン部が溶損しセラミックスピースが母材か
ら剥離する原因となっていた。
積減少部がセラミックスピースの表面に露出しているた
め、例えばアルミの溶湯容器の内張り使用した場合、ピ
ンが溶損してセラミックスピースの孔部からアルミが浸
透して、コーン部が溶損しセラミックスピースが母材か
ら剥離する原因となっていた。
【0006】また、アルミはセラミックスピースの底部
から進入する場合がある。ところが従来のセラミックス
ピースでは、溶接時母材とセラミックスピースが完全に
密着する事は不可能であり、目地材から進入したアルミ
が母材に達するとアルミがセラミックスピースと母材と
の隙間からセラミックスピースの凹部に進入しフランジ
部を溶損し、セラミックスピースの剥離の原因となって
いた。
から進入する場合がある。ところが従来のセラミックス
ピースでは、溶接時母材とセラミックスピースが完全に
密着する事は不可能であり、目地材から進入したアルミ
が母材に達するとアルミがセラミックスピースと母材と
の隙間からセラミックスピースの凹部に進入しフランジ
部を溶損し、セラミックスピースの剥離の原因となって
いた。
【0007】セラミックピースの面積が広い場合、セラ
ミックピースを複数箇所スタッド溶接しようとすると、
スタッド溶接した部分としてない部分に高さの差が発生
し母材と平行な取り付けが不可能であった。
ミックピースを複数箇所スタッド溶接しようとすると、
スタッド溶接した部分としてない部分に高さの差が発生
し母材と平行な取り付けが不可能であった。
【0008】従ってセラミックピース1枚に付き1本の
スタッド溶接用ピンしか溶接できなかった。そのため強
度が不足していた。
スタッド溶接用ピンしか溶接できなかった。そのため強
度が不足していた。
【0009】セラミックピースのスタッド溶接用ピンを
通す孔に段付き部ができるため応力集中が発生し強度不
足になっていた。
通す孔に段付き部ができるため応力集中が発生し強度不
足になっていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のセラ
ミックスピースの固定方法では溶接後折り取ったピンの
断面積減少部がセラミックスピースの表面に露出して、
例えばアルミの溶湯容器の内張り使用した場合、ピンが
溶損してセラミックスピースの孔部からアルミが浸透し
て、コーン部が溶損しセラミックスピースが母材から剥
離する現象を解決する事にある。
ミックスピースの固定方法では溶接後折り取ったピンの
断面積減少部がセラミックスピースの表面に露出して、
例えばアルミの溶湯容器の内張り使用した場合、ピンが
溶損してセラミックスピースの孔部からアルミが浸透し
て、コーン部が溶損しセラミックスピースが母材から剥
離する現象を解決する事にある。
【0011】或いは、目地材から進入したアルミが母材
に達するとアルミがセラミックスピースと母材との隙間
からセラミックスピースの凹部に進入しフランジ部を溶
損し、セラミックスピースが母材から剥離する現象を解
決する事にある。また、この固定方法に用いるセラミッ
クスピースにある。
に達するとアルミがセラミックスピースと母材との隙間
からセラミックスピースの凹部に進入しフランジ部を溶
損し、セラミックスピースが母材から剥離する現象を解
決する事にある。また、この固定方法に用いるセラミッ
クスピースにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明はセラミックスピ
ースを貫通し、且つ下面部がテーパ孔であり、上面部は
ネジ孔を設けたセラミックスピースを金属母材に押し当
て、スタッド溶接用ピンをセラミックスピースの下面部
に設けたテーパ孔に嵌着してスタッド溶接し、金属母材
に溶接固定した後、セラミックスピース上面部のネジ孔
に耐磨耗材からなる盲栓をねじ込んだセラミックスピー
スの溶接固定方法であり、また、セラミックスピースを
貫通し、且つ下面部がテーパ孔であり、上面部はネジ孔
を設けたセラミックスピースを金属母材に押し当て、ス
タッド溶接用ピンがセラミックスピースを貫通したテー
パ孔よりも小径のスタッド溶接用ピンをセラミックスピ
ースの下面部に設けたテーパ孔に嵌着してスタッド溶接
し、該テーパ孔とスタッド溶接用ピンの間に空間にパテ
材を詰め込んだ後セラミックスピース上面部のネジ孔に
耐磨耗材からなる盲栓をねじ込んだセラミックスピース
の溶接固定方法である。更に小径のスタッド溶接用ピン
にネジ部を設けたセラミックスピースの溶接固定方法で
あり、そのセラミックスピースを貫通し、且つ下面部が
テーパ孔であり、上面部にネジ孔を少なくとも一個設け
たセラミックスピースである。また、パテ材はモルタル
や樹脂のように加熱或いは経時変化により硬化する材料
がよい。
ースを貫通し、且つ下面部がテーパ孔であり、上面部は
ネジ孔を設けたセラミックスピースを金属母材に押し当
て、スタッド溶接用ピンをセラミックスピースの下面部
に設けたテーパ孔に嵌着してスタッド溶接し、金属母材
に溶接固定した後、セラミックスピース上面部のネジ孔
に耐磨耗材からなる盲栓をねじ込んだセラミックスピー
スの溶接固定方法であり、また、セラミックスピースを
貫通し、且つ下面部がテーパ孔であり、上面部はネジ孔
を設けたセラミックスピースを金属母材に押し当て、ス
タッド溶接用ピンがセラミックスピースを貫通したテー
パ孔よりも小径のスタッド溶接用ピンをセラミックスピ
ースの下面部に設けたテーパ孔に嵌着してスタッド溶接
し、該テーパ孔とスタッド溶接用ピンの間に空間にパテ
材を詰め込んだ後セラミックスピース上面部のネジ孔に
耐磨耗材からなる盲栓をねじ込んだセラミックスピース
の溶接固定方法である。更に小径のスタッド溶接用ピン
にネジ部を設けたセラミックスピースの溶接固定方法で
あり、そのセラミックスピースを貫通し、且つ下面部が
テーパ孔であり、上面部にネジ孔を少なくとも一個設け
たセラミックスピースである。また、パテ材はモルタル
や樹脂のように加熱或いは経時変化により硬化する材料
がよい。
【0013】
【作用】本発明の溶接用セラミックピースは、その目的
を達成するために、溶接後不用なピンの折り取りを容易
にするために、ピンに設けた断面積減少部をセラミック
ピースの表面より内側に設けた事により、ピンの不用部
を折り取った後の空隙部に、耐摩耗材、耐熱材の盲栓を
ねじ込んで金属部を被覆し、磨耗の原因となる粉体や溶
融アルミが浸透して、コーン部が磨耗溶損しセラミック
スピースが金属母材から剥離する事を防止できる。
を達成するために、溶接後不用なピンの折り取りを容易
にするために、ピンに設けた断面積減少部をセラミック
ピースの表面より内側に設けた事により、ピンの不用部
を折り取った後の空隙部に、耐摩耗材、耐熱材の盲栓を
ねじ込んで金属部を被覆し、磨耗の原因となる粉体や溶
融アルミが浸透して、コーン部が磨耗溶損しセラミック
スピースが金属母材から剥離する事を防止できる。
【0014】また、セラミックスピースの底部にシール
材を張りつけて、目地材から進入したアルミが母材に達
し、アルミがセラミックスピースと母材との隙間からセ
ラミックスピースの凹部に進入しフランジ部を溶損する
のを防止できる。
材を張りつけて、目地材から進入したアルミが母材に達
し、アルミがセラミックスピースと母材との隙間からセ
ラミックスピースの凹部に進入しフランジ部を溶損する
のを防止できる。
【0015】テーパ孔にスタッド溶接用ピンのテーパ部
が広い面積で接触するので、セラミックピースを母材に
押しつける力が分散され強度が向上する。そのため環境
温度が上昇してもセラミックピースの取り付けが緩んで
ガタが発生することがない。
が広い面積で接触するので、セラミックピースを母材に
押しつける力が分散され強度が向上する。そのため環境
温度が上昇してもセラミックピースの取り付けが緩んで
ガタが発生することがない。
【0016】またテーパ部に隙間ができたり、ネジ部を
設けたスタッド溶接用ピンを使用した場合はパテ材がス
タッド溶接用ピンにセラミックスピースを固定するので
セラミックスピースが母材から剥離することはない。
設けたスタッド溶接用ピンを使用した場合はパテ材がス
タッド溶接用ピンにセラミックスピースを固定するので
セラミックスピースが母材から剥離することはない。
【0017】パテ材を充填したあと耐磨耗材の盲栓をね
じ込むので盲栓でパテ材を圧縮でき空間にできた隙間を
完全に埋めることができパテの効果を向上できる。
じ込むので盲栓でパテ材を圧縮でき空間にできた隙間を
完全に埋めることができパテの効果を向上できる。
【0018】
【実施例】本発明の実施例を図1、図2および図3に、
他の実施例を図4に示す。
他の実施例を図4に示す。
【0019】図1において、先端に突起3およびフラン
ジ部4を一体にもうけたスタッド溶接用ピン2がセラミ
ックスピース1のテーパ孔部5に嵌着しており、スタッ
ド溶接用ピン2に通電することで、突起3およびフラン
ジ部4が母材(図示せず)に溶着してセラミックスピー
ス1が母材と一体に固着される。更に、セラミックスピ
ース1の上面部はネジ孔6を設けてあり、このネジ孔6
にネジ付きの盲栓7が設けてある。
ジ部4を一体にもうけたスタッド溶接用ピン2がセラミ
ックスピース1のテーパ孔部5に嵌着しており、スタッ
ド溶接用ピン2に通電することで、突起3およびフラン
ジ部4が母材(図示せず)に溶着してセラミックスピー
ス1が母材と一体に固着される。更に、セラミックスピ
ース1の上面部はネジ孔6を設けてあり、このネジ孔6
にネジ付きの盲栓7が設けてある。
【0020】また、図2は図1のスタッド溶接用ピン2
に括れ部8を設け、スタッド溶接用ピン2に通電するこ
とで、突起3およびフランジ部4が母材(図示せず)に
溶着した後、この括れ部8で折り欠いて図1と同様にセ
ラミックスピース1の上面部はネジ孔6を設けてあり、
このネジ孔6にネジ付きの盲栓7が設けてある。
に括れ部8を設け、スタッド溶接用ピン2に通電するこ
とで、突起3およびフランジ部4が母材(図示せず)に
溶着した後、この括れ部8で折り欠いて図1と同様にセ
ラミックスピース1の上面部はネジ孔6を設けてあり、
このネジ孔6にネジ付きの盲栓7が設けてある。
【0021】図1、図2においてもスタッド溶接用ピン
2、盲栓7とセラミックスピース1の隙間部にはパテ材
を充填し隙間を完全に埋めることがより好ましい。
2、盲栓7とセラミックスピース1の隙間部にはパテ材
を充填し隙間を完全に埋めることがより好ましい。
【0022】更に、図3はスタッド溶接用ピン2をセラ
ミックスピース1のテーパ孔部5より0.2〜8mm小
さい径にしてある。
ミックスピース1のテーパ孔部5より0.2〜8mm小
さい径にしてある。
【0023】これは大きいセラミックスピース1に2〜
6個のスタッド溶接用ピン2で母材と一体に固着する場
合は最初に溶着したスタッド溶接用ピン2が溶着時に母
材に垂直でないことが多く、結果としてセラミックスピ
ース1を母材と水平に一体に固着することが不可能であ
る。
6個のスタッド溶接用ピン2で母材と一体に固着する場
合は最初に溶着したスタッド溶接用ピン2が溶着時に母
材に垂直でないことが多く、結果としてセラミックスピ
ース1を母材と水平に一体に固着することが不可能であ
る。
【0024】そこで、前記のセラミックスピース1のテ
ーパ孔部5より0.2〜5mm小さい径にすることでこ
の間隙を利用してスタッド溶接用ピン2溶着固着時の傾
きを吸収してセラミックスピース1を母材と水平に一体
に固着することが可能となる。
ーパ孔部5より0.2〜5mm小さい径にすることでこ
の間隙を利用してスタッド溶接用ピン2溶着固着時の傾
きを吸収してセラミックスピース1を母材と水平に一体
に固着することが可能となる。
【0025】スタッド溶接用ピン2とセラミックスピー
ス1のテーパ孔部5の隙間には詰め物9を充填する。こ
の間隙が0.2mmより小さいとスタッド溶接用ピン2
溶着固着時の傾きの吸収が困難であり、8mmより大き
いと取り付け後のセラミックスピース1にガタが発生し
て振動、打撃等に対して寿命が短くなるためにテーパ孔
部5より0.2〜8mm小さい径とする。
ス1のテーパ孔部5の隙間には詰め物9を充填する。こ
の間隙が0.2mmより小さいとスタッド溶接用ピン2
溶着固着時の傾きの吸収が困難であり、8mmより大き
いと取り付け後のセラミックスピース1にガタが発生し
て振動、打撃等に対して寿命が短くなるためにテーパ孔
部5より0.2〜8mm小さい径とする。
【0026】他の実施例である図4は図3のスタッド溶
接用ピン2をセラミックスピース1のテーパ孔部5より
小さい径のスタッド溶接用ピン2をネジ溶接ピンにした
もので、他は図3と同じである。
接用ピン2をセラミックスピース1のテーパ孔部5より
小さい径のスタッド溶接用ピン2をネジ溶接ピンにした
もので、他は図3と同じである。
【0027】このようなセラミックスピースおよびスタ
ッド溶接用ピンをもちいてセラミックスピースは例えば
厚み3〜25mmの板材を正方形、長方形等の適宜の形
に成形して得られる。
ッド溶接用ピンをもちいてセラミックスピースは例えば
厚み3〜25mmの板材を正方形、長方形等の適宜の形
に成形して得られる。
【0028】セラミックスピースに使用する材質として
は、アルミナ、ジルコニア、炭化珪素、窒化珪素等の各
種のものがある。セラミックスピースの中央部には小径
のテーパ孔部を設ける。
は、アルミナ、ジルコニア、炭化珪素、窒化珪素等の各
種のものがある。セラミックスピースの中央部には小径
のテーパ孔部を設ける。
【0029】セラミックピースを母材に置きテーパ孔に
スタッド溶接用ピンを通し、スタッド溶接用ピンを押し
つけながらスタッド溶接した。
スタッド溶接用ピンを通し、スタッド溶接用ピンを押し
つけながらスタッド溶接した。
【0030】溶接条件 電流値 1000〜20000A、4000〜6000
Aが最適 電圧 100〜300V、150〜180Vが最適 通電時間 0.5秒
Aが最適 電圧 100〜300V、150〜180Vが最適 通電時間 0.5秒
【0031】スタッド溶接用ピンとセラミックピースは
密着し、セラミックピースにガタ付きは発生しなかっ
た。
密着し、セラミックピースにガタ付きは発生しなかっ
た。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明のセラミックピース
およびセラミックピースの固定方法を用いることにより
以下の効果が達成された。 耐摩耗性が向上する。 腐食性気体、液体から母材を保護することができる。 充分な接合強度を得られる。 母材とセラミックピースの間隙を無くすることができ
る。 大きなセラミックピースを複数のスタッド溶接用ピン
で止めることが可能となり強度アップが図れる。 セラミックピースのテーパ孔とスタッド溶接用ピンの
テーパ部が接触してストッパーの役割を果たすのでスタ
ッド溶接の品質を向上できる。 スタッド溶接後、セラミックスピースとスタッド溶接
用ピン間に隙間が生じてもパテ材で隙間を埋めることが
できるのでセラミックスピースと金属母材はガタが生じ
ることなく強固に固定できる。 セラミックピースを母材に平行に溶接固定できる。
およびセラミックピースの固定方法を用いることにより
以下の効果が達成された。 耐摩耗性が向上する。 腐食性気体、液体から母材を保護することができる。 充分な接合強度を得られる。 母材とセラミックピースの間隙を無くすることができ
る。 大きなセラミックピースを複数のスタッド溶接用ピン
で止めることが可能となり強度アップが図れる。 セラミックピースのテーパ孔とスタッド溶接用ピンの
テーパ部が接触してストッパーの役割を果たすのでスタ
ッド溶接の品質を向上できる。 スタッド溶接後、セラミックスピースとスタッド溶接
用ピン間に隙間が生じてもパテ材で隙間を埋めることが
できるのでセラミックスピースと金属母材はガタが生じ
ることなく強固に固定できる。 セラミックピースを母材に平行に溶接固定できる。
【図1】セラミックスピースのテーパ部にスタッド溶接
用ピンのテーパ部が接触するようにスタッド溶接したあ
と耐磨耗材の盲栓をした断面図。
用ピンのテーパ部が接触するようにスタッド溶接したあ
と耐磨耗材の盲栓をした断面図。
【図2】スタッド溶接後不要部を切断するための括れ部
を設けたスタッド溶接用ピンを用いてスタッド溶接した
断面図。
を設けたスタッド溶接用ピンを用いてスタッド溶接した
断面図。
【図3】セラミックスピースのテーパ部とスタッド溶接
用ピンのテーパ部に隙間を設けるようにスタッド溶接し
たあとパテ材を充填し盲栓をした断面図。
用ピンのテーパ部に隙間を設けるようにスタッド溶接し
たあとパテ材を充填し盲栓をした断面図。
【図4】セラミックスピースのテーパ部とスタッド溶接
用ピンのネジ部の溶接後の隙間にパテ材を充填し盲栓を
した断面図。
用ピンのネジ部の溶接後の隙間にパテ材を充填し盲栓を
した断面図。
【図5】従来タイプの溶接固定用セラミックスピースの
断面図。
断面図。
1 セラミックスピース 2 スタッド溶接用ピン 3 突起 4 フランジ部 5 テーパ孔部 6 ネジ孔 7 盲栓 8 括れ部 9 詰め物 10 金属母材 11 金属板 12 隙間a 13 ろう付け 14 くびれ部a 15 スタッドピン
Claims (4)
- 【請求項1】 セラミックスピースを貫通し、且つ下面
部がテーパ孔であり、上面部はネジ孔を設けたセラミッ
クスピースを金属母材に押し当て、スタッド溶接用ピン
をセラミックスピースの下面部に設けたテーパ孔に嵌着
してスタッド溶接し、金属母材に溶接固定した後、セラ
ミックスピース上面部のネジ孔に耐磨耗材からなる盲栓
をねじ込んだことを特徴とするセラミックスピースの溶
接固定方法。 - 【請求項2】 セラミックスピースを貫通し、且つ下面
部がテーパ孔であり、上面部はネジ孔を設けたセラミッ
クスピースを金属母材に押し当て、スタッド溶接用ピン
がセラミックスピースを貫通したテーパ孔よりも小径の
スタッド溶接用ピンをセラミックスピースの下面部に設
けたテーパ孔に嵌着してスタッド溶接し、該テーパ孔と
スタッド溶接用ピンの間に空間にパテ材を詰め込んだ後
セラミックスピース上面部のネジ孔に耐磨耗材からなる
盲栓をねじ込んだことを特徴とするセラミックスピース
の溶接固定方法。 - 【請求項3】 小径のスタッド溶接用ピンにネジ部を設
けた請求項2記載のセラミックスピースの溶接固定方
法。 - 【請求項4】 セラミックスピースを貫通し、且つ下面
部がテーパ孔であり、上面部にネジ孔を少なくとも一個
設けたことを特徴とするセラミックスピース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23607894A JP2914876B2 (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | セラミックスピースの溶接固定方法およびそのセラミックスピース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23607894A JP2914876B2 (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | セラミックスピースの溶接固定方法およびそのセラミックスピース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0871754A JPH0871754A (ja) | 1996-03-19 |
JP2914876B2 true JP2914876B2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=16995400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23607894A Expired - Lifetime JP2914876B2 (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | セラミックスピースの溶接固定方法およびそのセラミックスピース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2914876B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4553414B2 (ja) * | 1997-05-07 | 2010-09-29 | 株式会社西部トレーディング | セラミックピースの取付け構造及びその方法 |
CN108406061A (zh) * | 2018-03-08 | 2018-08-17 | 江苏飞鹿重工机械制造有限公司 | 一种焊接装置 |
-
1994
- 1994-09-06 JP JP23607894A patent/JP2914876B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0871754A (ja) | 1996-03-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990309 |