JPH0691374A - 溶接用セラミックスピースの取付方法 - Google Patents

溶接用セラミックスピースの取付方法

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JPH0691374A
JPH0691374A JP24250692A JP24250692A JPH0691374A JP H0691374 A JPH0691374 A JP H0691374A JP 24250692 A JP24250692 A JP 24250692A JP 24250692 A JP24250692 A JP 24250692A JP H0691374 A JPH0691374 A JP H0691374A
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JP
Japan
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welding
ceramic piece
stud
base material
ceramics piece
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP24250692A
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English (en)
Inventor
Kazumi Daitoku
一美 大徳
Hiroshi Kaida
博 海田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NAISU KK
Nippon Steel Corp
Original Assignee
NAISU KK
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セラミックスピース本休と母材との間に、施
工上どうしても間隙が形成されてしまうが、この間隙に
起因するセラミックスピースの折れ曲がりを防止する。 【構成】 セラミックスピース本体1の裏面3に凹部4
aを形成し、この凹部4aに表面2側に連通する孔部7
を穿設すると共に、この孔部7にスタッド9のピン部1
0を裏面3側より挿通して、スタッド9のフランジ部1
3の上面14を凹部4aの底面5aにろう付けすること
によって、セラミックスピース本体1とスタッド9を一
体化し、さらに溶接する母材21とセラミックスピース
本体1との間に弾性材18を介設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はアークスタッド溶接に
よって金属母材表面に取付ける溶接用セラミックスピー
スの取付方法に関するもので、さらに詳しくは、炉壁、
バーナ等の高温雰囲気で使用される構造物の耐熱材とし
て、あるいはブロアー、ポンプ等の高速回転機器の耐摩
耗材として使用するのに好適な溶接用セラミックスピー
スの取付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の溶接用セラミックスピースとして
は、特開昭63−171272号公報に記載されたもの
を挙げることができる。この溶接用セラミックスピース
は、図2(a)に示すように、セラミックスピース本体
51と金属製のスタッド59とから成っている。まずセ
ラミックスピース本体51は、その裏面53に凹部54
が形成されると共に、この凹部54に、その表面52側
に貫通する孔部57が穿設されている。またスタッド5
9は、その先端に突起60を有するコーン部61と、こ
のコーン部61に続くフランジ部62と、このフランジ
部62の上面63の中心に立設される溶接電流供給用の
ピン部65とから成っている。そして上記孔部57にピ
ン部65を挿入し、フランジ部62の上面63と、凹部
54の底面55とをろう付けすることによって、セラミ
ックスピース本体51とスタッド59とを接合して一体
化し、溶接用セラミックスピースを形成している。この
溶接用セラミックスピースを母材71に取付けるのは、
溶接機のホルダーでピン部65のホルダー部66を保持
し、突起60を母材71の表面72に接触させながら溶
接電流を供給して、スタッド59を母材71にアークス
タッド溶接することによって行う。この溶接後、セラミ
ックスピース本体51の表面52より突出しているピン
部65の先端部を、図2(b)に示すように、ノッチ6
7から切除し、空洞が生じた孔部57に充填材74を充
填している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記溶接
用セラミックスピースを金属母材71の表面72にアー
クスタッド溶接によって溶接する場合は、スタッド59
の突起60を金属母材表面72に押圧して溶接しなけれ
ば良好な溶接結果は得られない。したがってこの押圧力
を金属母材表面72に効果的に作用させるためには、セ
ラミックスピース本体51の裏面53と金属母材表面7
2とが接触することがないように、これらの間には間隙
75が必要である。しかしこの間隙を有するために次の
問題が発生しやすい。
【0004】それは、溶接後にセラミックスピース本体
51の表面52側から衝撃等の力が作用した場合に、セ
ラミックスピースに折れ曲がりが生ずるという問題であ
る。
【0005】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、セラミックスピ
ースの折れ曲がりを防止することのできる溶接用セラミ
ックスピースの取付方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の溶接用
セラミックスピースの取付方法は、セラミックスピース
本体1とスタッド9とを接合して成る溶接用セラミック
スピースであって、上記スタッド9は、コーン部17を
備えたフランジ部13にピン部10を立設し、セラミッ
クスピース本体1に貫通形成した孔部7に上記ピン部1
0を挿通して成り、上記コーン部17を母材21にアー
クスタッド溶接する溶接用セラミックスピースにおい
て、上記セラミックスピース本体1と母材21との間
に、弾性材18を介設することを特徴としている。
【0007】また請求項2の溶接用セラミックスピース
の取付方法は、上記弾性材18が、金属製金網18bで
あることを特徴としている。
【0008】
【作用】上記請求項1の溶接用セラミックスピースの取
付方法では、セラミックスピース本体1の裏面3と母材
21の表面22との間に弾性材18を介在させている
が、弾性材18はその特質上、圧縮性を有している。こ
のため溶接する際に、母材21の表面22に作用させる
押圧力を規制はしないので、その溶接条件を低下させる
ものではない。この弾性材18は、溶接後はセラミック
スピース本体1と母材21との間に介在して両者を面接
触させることになるので、表面2側からセラミックスピ
ース本体1に衝撃等の力が作用しても、弾性材18が吸
収すると共に弾性材18を介して母材21が受圧し、セ
ラミックスピースの折れ曲がりを防止できる。
【0009】請求項2の溶接用セラミックスピースの取
付方法では、金属性金網18bを用いることによって、
溶接の際に発生するガス抜きを有効に行え、アークを安
定させることができるので、溶接性を向上させることが
できる。
【0010】
【実施例】次にこの発明の溶接用セラミックスピースの
取付方法の具体的な実施例について、図面を参照しつつ
詳細に説明する。図1はこの発明の実施例を示す縦断面
図である。同図において、1はセラミックスピース本体
であり、その材質にはアルミナ、ジルコニア、炭化珪
素、窒化珪素等の耐熱性、耐摩耗性に優れたものが用い
られ、厚さ3mmないし25mmの正方形、長方形等の
板状に成形、焼結して得られるものである。このセラミ
ックスピース本体1は、その表面2、及び裏面3に凹部
4a、4bが形成されており、この凹部4a、4bの中
心には、その各底面5a、5bを貫通する孔部7が穿設
されている。
【0011】9はスタッドであり、その材質はステンレ
ス鋼、銅などの金属であり、金属母材との溶接性や熱膨
張率が考慮されて決定されるものである。このスタッド
9は、ピン部10、フランジ部13、コーン部17から
構成されている。まずピン部10は上記孔部7に挿入さ
れ、その一端側はセラミックスピース本体1の表面2よ
り外方に突出するホルダー部11を有し、他端側はフラ
ンジ部13の上面14の中心に接合されている。このピ
ン部10は、突起16、コーン部17、及びフランジ部
13と一体的に形成してもよいし、これらと別体に形成
してもよい。そして溶接後に上記ホルダー部11を除去
するために、ノッチ12がピン部10に刻設されてい
る。
【0012】フランジ部13には、その上面14とは反
対側に突起16を有するコーン部17が設けられてい
る。そしてスタッド9のピン部10が、裏面3の凹部4
a側から孔部7、固定リング31の透孔34を貫通して
挿通され、フランジ部13の上面14を底面5aに当接
させて、固定リング31を透孔34の内周面35におい
てピン部10にろう付けし、これによりセラミックスピ
ース本体1を挟持している。なおノッチ12は、固定リ
ング31の上面32の上方に刻設されている。フランジ
部13の形状は、収容される凹部4aの形状に対応する
ものであり、この実施例ではその横断面は円形である。
【0013】弾性材18は、金属母材21の表面22に
取付けられているが、この実施例の場合はステンレス鋼
製の金網(メッシュ)18bで構成されている。
【0014】上記構成の溶接用セラミックスピースを金
属母材21に溶接するには、まずホルダー部11を溶接
機のホルダーで保持し、突起16を金属母材表面22に
押圧すると共に、溶接電流を供給してアークを発生させ
る。このアークによってコーン部17、金網18b及び
金属母材表面22を溶融させ、押圧力によって溶着させ
る。この溶接後、ノッチ12よりホルダー部11を切除
し、図1(b)に示すように、凹部4bの固定リング3
1上に無機系セラミック接着剤等より成る充填材26を
充填することになる。この充填材26によりピン部10
の切断部が露出せず、例えば高温溶湯中に溶出すことを
防止できる。
【0015】そして溶接後に母材表面22とセラミック
スピース本体1の裏面3との間に生ずる間隙には、金網
18bが介設される。この金網18bはある程度の弾力
性を有するものであるため、セラミックスピース本体1
に衝撃等の力が作用しても、セラミックスピースに折れ
曲がりが生じるのを防止できる。またこの金網18bは
折れ曲がり防止効果に加えて、溶接時のアークを安定さ
せるという作用を有し、その溶接性を向上させることが
できる。それはまず第1には、溶接時に発生するガスの
ガス抜きを有効に行えるためである。また第2には、例
えばニッケル製の金網18bを用いれば、スタッド9と
金属母材21との材質の異なる異材溶接時において、溶
着金属の特性(例えば、耐割れ性)を改善することが可
能になるためである。
【0016】なお上記溶接施工の終了後に、上記金網1
8bの存在する部分に、耐熱性接着剤等の樹脂を浸透さ
せれば、腐食性流体の浸入を防止でき、その耐食性を向
上させることが可能となる。またこの構成によれば、金
網18bのアンカー効果に起因して、樹脂の剥離を防止
できるとの利点も生じる。
【0017】
【発明の効果】以上のように請求項1の溶接用セラミッ
クスピースの取付方法では、介在する弾性材がセラミッ
クスピース本体の裏面と母材の表面に面接触するので、
セラミックスピース本体の表面に力が作用しても、セラ
ミックスピースが折れ曲がるのを防止することが可能で
ある。
【0018】また請求項2のようにすれば、溶接する際
にアークを安定させることができるので、溶接性を向上
させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の溶接用セラミンクスピースの一実施
例を示す図で、(a)はその溶接前の状態を示す縦断面
図、(b)はその溶接後の状態を示す縦断面図である。
【図2】従来例を示す図で、(a)はその溶接前の状態
を示す縦断面図、(b)はその溶接後の状態を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
1 セラミックスピース本体 2 表面 3 裏面 7 孔部 9 スタッド 10 ピン部 13 フランジ部 17 コーン部 18 弾性材 18b 金属製金網 21 母材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミックスピース本体(1)とスタッ
    ド(9)とを接合して成る溶接用セラミックスピースで
    あって、上記スタッド(9)は、コーン部(17)を備
    えたフランジ部(13)にピン部(10)を立設し、セ
    ラミックスピース本休(1)に貫通形成した孔部(7)
    に上記ピン部(10)を挿通して成り、上記コーン部
    (17)を母材(21)にアークスタッド溶接する溶接
    用セラミックスピースの取付方法において、上記セラミ
    ックスピース本体(1)と母材(21)との間に、弾性
    材(18)を介設することを特徴とする溶接用セラミッ
    クスピースの取付方法。
  2. 【請求項2】 上記弾性材(18)が、金属製金網(1
    8b)であることを特徴とする請求項1の溶接用セラミ
    ックスピースの取付方法。
JP24250692A 1992-07-28 1992-07-28 溶接用セラミックスピースの取付方法 Withdrawn JPH0691374A (ja)

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Legal Events

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