JP2914790B2 - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JP2914790B2 JP3185114A JP18511491A JP2914790B2 JP 2914790 B2 JP2914790 B2 JP 2914790B2 JP 3185114 A JP3185114 A JP 3185114A JP 18511491 A JP18511491 A JP 18511491A JP 2914790 B2 JP2914790 B2 JP 2914790B2
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    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/392Additives
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    • G03C7/3924Heterocyclic

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真感光材
料に関し、更に詳しくは、画像保存性が良好で、発色
性、色再現性に優れ、かつ、連続処理における写真性能
の変化が小さいハロゲン化銀写真感光材料に関する。
【0002】
【発明の背景】直接鑑賞用に供されるハロゲン化銀写真
感光材料、例えばカラー印画紙等においては、色素画像
を形成する発色剤として、通常イエローカプラー、マゼ
ンタカプラー及びシアンカプラーの組み合わせが用いら
れる。これらのカプラーに対しては、得られる色素画像
における色再現性、発色性及び画像保存性等の基本性能
が要求されるが、特に近年、色素画像の保存性に対する
要望、対象物の本来の色を忠実に再現すべく色再現性向
上に対する要望がユーザー側から高まっている。
【0003】画像の保存性を向上させる方法として、特
定の構造を有するフェノール誘導体あるいはピペリジン
誘導体を使用することが特公昭51−1420号、同5
2−6623号、特開昭59−87456号、特開平3
−96944号等に示されている。しかし、これらの方
法では発色濃度の低下をまねくことが多い。
【0004】また、色再現性に関しては、得られる色素
画像の吸収特性が非常に重要であるため、最近、良好な
吸収特性を有するカプラーの研究がさかんに行われてお
り、例えば特開昭63−123047号、特願平2−2
45949号、同2−96774号等に記載のアニリド
部にアルコキシ基を有するピバロイルアセトアニリド系
イエローカプラーは、発色色素の吸収がシャープであ
り、特にカラー印画紙のカプラーとして有用である。し
かし、上記のイエローカプラーに種々の検討を行ったと
ころ、形成される色素画像の光に対する安定性、すなわ
ち耐光性が不十分であるという欠点があることが明らか
となった。
【0005】また、近年、カラー撮影用およびプリント
用感光材料においては、そのプリント工程及び現像処理
工程が短縮迅速化されてきており、高感度であること、
処理において安定であること等がますます強く要求され
るようになっている。特に連続処理時における処理液成
分の濃度変化に伴う写真性能の変化は、迅速処理下でま
すます大きな問題となって来ている。
【0006】
【発明の目的】本発明の第1の目的は、熱や光に対し
て、保存性に優れたハロゲン化銀写真感光材料を提供す
ることにある。本発明の第2の目的は、発色性に優れた
ハロゲン化銀写真感光材料を提供することにある。本発
明の第3の目的は、連続処理における写真性能の変化が
小さいハロゲン化銀写真感光材料を提供することにあ
る。本発明の第4の目的は、色再現性に優れたハロゲン
化銀写真感光材料を提供することにある。
【0007】
【発明の構成】本発明の上記目的は、下記の構成によっ
て達成される。 (1)支持体上にイエローカプラーを含有するハロゲン
化銀乳剤層を少なくとも一層有するハロゲン化銀写真感
光材料において、イエローカプラーが下記一般式[Y−
I]で表されるイエローカプラーであり、かつ、前記ハ
ロゲン化銀乳剤層に、酸化電位が1800mV以下の下
記一般式[I]または[II]で表される化合物の少なく
とも一種を含有することを特徴とするハロゲン化銀写真
感光材料。感光材料。 一般式[Y−I]
【0008】
【化4】 [式中、R1はアルキル基、シクロアルキル基を表し、
2はアルキル基、シクロアルキル基、アリール基また
はアシル基を表し、R3はベンゼン環に置換可能な基を
表す。nは0または1を表す。X1は現像主薬の酸化体
とのカップリング時に離脱し得る基を表し、Y1は有機
基を表す。] 一般式[I]
【0009】
【化5】 [式中、R11およびR12は各々アルキル基を表し、R13
は2価の連結基を表し、R14は水素原子または置換基を
表す。] 一般式[II]
【0010】
【化6】 [式中、R21およびR22は各々水素原子または炭素数1
から5のアルキル基を表し、Jはアルキレン基または単
なる結合手を表し、R23はヘテロ環残基を表す。] (2)支持体上に青感光性ハロゲン化銀乳剤層、緑感光
性ハロゲン化銀乳剤層および赤感光性ハロゲン化銀乳剤
層を含む写真構成層を有するハロゲン化銀写真感光材料
において、前記青感光性ハロゲン化銀乳剤層の少なくと
も一層に、請求項1に記載の一般式[Y−I]で表され
るイエローカプラーの少なくとも一種および請求項1に
記載の一般式[II]で表される化合物の一種を含有する
ことを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。
【0011】
【発明の具体的構成】まず、本発明に係る酸化電位が1
800mV以下の下記一般式[I]または[II]で表さ
れる化合物(以下、本発明の化合物という。)を説明す
る。
【0012】本発明において、酸化電位とは、サイクリ
ックボルタンメトリー法によって求められたものであ
る。酸化電位は、アセトニトリル溶媒中、20℃におい
て、作用および対照電極に白金を、参照電極に飽和カロ
メロ電極を使用し、過塩素酸テトラ−n−ブチル−アン
モニウムを支持電解質として使用し、掃引速度50mV
/秒でサイクリックボルタングラムの測定を行うことに
より求めることができる。
【0013】一般式[I]
【0014】
【化7】 [式中、R11およびR12は各々アルキル基を表し、R13
は2価の連結基を表し、R14は水素原子または置換基を
表す。] 一般式[II]
【0015】
【化8】 [式中、R21およびR22は各々水素原子または炭素数1
から5のアルキル基を表し、Jはアルキレン基または単
なる結合手を表し、R23はヘテロ環残基を表す。]
【0016】一般式[I]において、R11およびR12
各々アルキル基を表す。R11およびR12で表されるアル
キル基としては、炭素数1〜24の直鎖又は分岐のアル
キル基、例えばメチル、エチル、i−プロピル、t−ブ
チル、オクチル、2−エチルヘキシル、ドデシル、テト
ラデシル、エイコシル、ベンジル等の各基が好ましい。
これらのうち、R11およびR12としては分岐のアルキル
基が特に好ましい。
【0017】R13 は2価の連結基を表す。R13 として
は、アルキレン基、フェニレン基等が挙げられ、これら
は置換基を有していてもよい。R13 としては直鎖のアル
キレン基が特に好ましい。またR13 に含まれる炭素数は
1〜10個の範囲にあることが好ましく、2〜6個の範
囲にあることが特に好ましい。
【0018】R14 は水素原子あるいは置換基を表す。R
14 で表される置換基として好ましいものはアルキル基、
シクロアルキル基、アルケニル基、アリール基、アルキ
ルアミノ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルコ
キシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基等であ
る。またR14 は構造式中に少なくとも1個の分岐点を有
しているものが好ましい。
【0019】一般式[II]において、R21及びR22で表
されるアルキル基としては、例えばメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、アミル基等が挙げられ、こ
れらのアルキル基は分岐を有していてもよい。Jで表さ
れるアルキレン基としては、例えばメチレン基、エチレ
ン基、プロピレン基、ブチレン基等の炭素数1から20
のアルキレン基が挙げられ、これらのアルキレン基は分
岐を有していてもよい。R23で表されるヘテロ環残基と
しては、酸素、イオウ、窒素等のヘテロ原子を含む5員
環または6員環残基、例えばチエニル基、フリル基、ピ
ロリル基、ピロリジニル基、ピペリジル基、ピペラジニ
ル基、モルホリニル基、チアシクロヘキシル基、ジチア
シクロヘキシル基、オキサシクロヘキシル基、ジオキサ
シクロヘキシル基等が挙げられ、これらのヘテロ環残基
はさらに他のヘテロ環または炭化水素環と縮環していて
もよく、またスピロ化合物を形成してもよい。
【0020】また、上記本発明の化合物の酸化電位は8
00〜1800mVの範囲にあることが好ましく、12
00〜1500mVの範囲にあることが特に好ましい。
【0021】以下に、本発明の化合物の具体例を示す
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
【0022】
【化9】
【0023】
【化10】
【0024】
【化11】
【0025】
【化12】
【0026】
【化13】
【0027】
【化14】
【0028】
【化15】
【0029】
【化16】
【0030】
【化17】 これらの化合物は欧州特許−310,552号に記載の
方法により容易に合成できる。
【0031】これらの化合物は単独で用いても併用して
もよい。その添加量としてはカプラーに対し5〜300
モル%が好ましく、更に好ましくは10〜200モル%
である。
【0032】次に、本発明で用いられる下記一般式[Y
−I]で表されるイエローカプラーについて説明する。
一般式[Y−I]
【0033】
【化18】 [式中、R1はアルキル基、シクロアルキル基を表し、
2はアルキル基、シクロアルキル基、アリール基また
はアシル基を表し、R3はベンゼン環に置換可能な基を
表す。nは0または1を表す。X1は現像主薬の酸化体
とのカップリング時に離脱し得る基を表し、Y1は有機
基を表す。] 一般式[Y−I]において、R1 で表されるアルキル基
としては、例えば、メチル基、エチル基、イソプロピル
基、t−ブチル基、ドデシル基等が挙げられる。これら
1 で表されるアルキル基にはさらに置換基を有するも
のも含まれ、置換基としては、例えば、ハロゲン原子、
アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキ
ルスルホニル基、アシルアミノ基、ヒドロキシ基が挙げ
られる。
【0034】R1 で表されるシクロアルキル基として
は、シクロプロピル基、シクロヘキシル基、アダマンチ
ル基等が挙げられる。R1 として好ましくは、分岐のア
ルキル基であり、t−ブチル基が特に好ましい。
【0035】一般式[Y−I]において、R2 で表され
るアルキル基、シクロアルキル基としては、R1の説明
で示した基と同様の基が挙げられ、R2 で表されるアリ
ール基としては、例えばフェニル基が挙げられる。これ
らR2 で表されるアルキル基、シクロアルキル基、アリ
ール基にはR1の説明で示した基と同様の置換基を有す
るものも含まれる。また、R2 で表されるアシル基とし
ては、例えば、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル
基、ヘキサノイル基、ベンゾイル基等が挙げられる。R
2 として好ましくは、アルキル基、アリール基であり、
さらに好ましくはアルキル基であり、更に好ましくは炭
素数5以内の低級アルキル基である。
【0036】一般式[Y−I]において、R3 で表され
るベンゼン環に置換可能な基としては、ハロゲン原子
(例えば塩素原子)、アルキル基(例えばエチル基、i
−プロピル基、t−ブチル基)、アルコキシ基(例えば
メトキシ基)、アリールオキシ基(例えばフェニルオキ
シ基)、アシルオキシ基(例えばメチルカルボニルオキ
シ基、ベンゾイルオキシ基)、アシルアミノ基(例えば
アセトアミド基、フェニルカルボニルアミノ基)、カル
バモイル基(例えばN−メチルカルバモイル基、N−フ
ェニルカルバモイル基)、アルキルスルホニルアミノ基
(例えばエチルスルホニルアミノ基)、アリールスルホ
ニルアミノ基(例えばフェニルスルホニルアミノ基)、
スルファモイル基(例えばN−プロピルスルファモイル
基、N−フェニルスルファモイル基)及びイミド基(例
えばコハク酸イミド基、グルタルイミド基)などが挙げ
られる。nは0または1を表す。
【0037】一般式[Y−I]において、Y1 は有機基
を表し、限定はしないが、好ましくは下記一般式[Y−
II]で表される基である。 一般式[Y−II] −J−R4 式中、Jは−N(R5 )−CO−、−CON(R5 )−、
−COO−、−N(R5 )−SO2−または−SO2−N
(R5 )−を表す。R4 およびR5 は水素原子、アルキル
基、アリール基または複素環基を表す。
【0038】R4 およびR5 で表されるアルキル基として
は、メチル基、エチル基、イソプロピル基、t−ブチル
基、ドデシル基等が挙げられる。またR4 およびR5 で表
されるアリール基としては、フェニル基またはナフチル
基等が挙げられる。これらR4 およびR5 で表されるアル
キル基またはアリール基には、置換基を有するものも含
まれる。置換基は、特に限定されるものではないが、代
表的なものとして、ハロゲン原子(塩素原子等)、アル
キル基(エチル基、t−ブチル基等)、アリール基(フ
ェニル基、p−メトキシフェニル基、ナフチル基等)、
アルコキシ基(エトキシ基、ベンジルオキシ基等)、ア
リールオキシ基(フェノキシ基等)、アルキルチオ基
(エチルチオ基等)、アリールチオ基(フェニルチオ基
等)、アルキルスルホニル基(β−ヒドロキシエチルス
ルホニル基等)、アリールスルホニル基(フェニルスル
ホニル基等)が挙げられ、またアシルアミノ基、例えば
アルキルカルボニルアミノ基(アセトアミド基等)、ア
リールカルボニルアミノ基(フェニルカルボニルアミノ
基等);カルバモイル基、例えばアルキル基、アリール
基(好ましくはフェニル基)等が置換されているものも
含み、具体的にはN−メチルカルバモイル基、N−フェ
ニルカルバモイル基等;アシル基、例えばアセチル基等
のアルキルカルボニル基、ベンゾイル基等のアリールカ
ルボニル基;スルホンアミド基、例えばアルキルスルホ
ニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、具体的に
はメチルスルホニルアミノ基、ベンゼンスルホンアミド
基等;スルファモイル基、例えばアルキル基、アリール
基(好ましくはフェニル基)等で置換されているものも
含み、具体的にはN−メチルスルファモイル基、N−フ
ェニルスルファモイル基等;ヒドロキシ基;ニトリル
基;等も挙げられる。
【0039】−J−R4 で表される基として特に好まし
ものとしては−NHCOR 4 が挙げられる。ここで
R′4 は有機基を表し、好ましくは炭素数1から30の
直鎖及び分岐のアルキル基、例えばメチル基、エチル
基、n−プロピル、イソプロピル基、t−ブチル基、n
−ペンチル基、n−ヘキシル基、2−エチルヘキシル
基、n−オクチル基、n−デシル基、直鎖及び分岐のド
デシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシ
ル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル
基、ノナデシル基、エイコシル基、ドコシル基、テトラ
コシル基、ヘキサコシル基が挙げられる。これらのアル
キル基の中で特に好ましいのは、炭素数8から20のア
ルキル基である。
【0040】一般式[Y−I]においてX1 は現像主薬
の酸化体とのカップリング反応時に離脱する基を表す。
これらの基としては、例えば下記一般式[Y−III]ま
たは一般式[Y−IV]で示される基が挙げられるが、一
般式[Y−IV]で示される基が好ましい。 一般式[Y−III] −OR6 一般式[Y−III]において、R6 は置換基を有するもの
も含むアリール基またはヘテロ環基を表す。 一般式[Y−IV]
【0041】
【化19】 一般式[Y−IV]において、Z1 は窒素原子と共同して
5乃至6員環を形成するのに必要な非金属原子群を表
す。ここで非金属原子群を形成するのに必要な原子団と
しては、例えばメチレン、メチン、置換メチン、>C=
O、>NR7 (R7 は前記R5 と同義である)、−N=、
−O−、−S−、−SO2−等が挙げられる。
【0042】前記一般式[Y−I]で示されるイエロー
カプラーはR1 、R3 またはY1 部で結合して、ビス体を
形成してもよい。
【0043】次に、一般式[Y−I]で表されるイエロ
ーカプラーの具体例を示す
【0044】
【化20】
【0045】
【化21】
【0046】
【化22】
【0047】
【化23】
【0048】
【化24】
【0049】
【化25】
【0050】
【化26】
【0051】
【化27】
【0052】
【化28】
【0053】
【化29】
【0054】
【化30】 これら本発明の一般式[Y−I]で表されるイエローカ
プラーは、特開昭63−123047号、特願平2−2
45949号、同2−96774号公報に記載の方法に
より容易に合成することができる。
【0055】本発明に係る一般式[Y−I]で表される
イエローカプラーは1種又は2種以上を組み合わせて用
いることができ、また、別の種類のイエローカプラーと
併用することができる。
【0056】また、本発明においてイエローカプラー
は、通常ハロゲン化銀1モル当り約1×10-3モル〜約
1モル、好ましくは1×10-2モル〜8×10-1モルの
範囲で用いることができる。
【0057】次に、本発明で用いられるシアンカプラー
について説明する。本発明において、シアンカプラーと
してはいかなるものを用いてもよく制限はないが、本発
明で用いられるシアンカプラーとしては、ナフトール
系、フェノール系、イミダゾール系のシアンカプラーが
好ましい。更に好ましいシアンカプラーとして、下記一
般式[C−I]及び一般式[C−II]で表されるシアン
カプラーが挙げられる。一般式[C−I]
【0058】
【化31】 [式中、RC1は炭素原子数2〜6のアルキル基を表す。
C2はバラスト基を表す。ZCは水素原子又は発色現像
主薬の酸化体との反応により離脱可能な原子又は基を表
す。] 一般式[C−II]
【0059】
【化32】 [式中、RC1はアルキル基又はアリール基を表す。RC2
はアルキル基、シクロアルキル基、アリール基又は複素
環基を表す。RC3は水素原子、ハロゲン原子、アルキル
基又はアルコキシ基を表す。又、RC1とRC3は共同して
環を形成するものであってもよい。ZCは水素原子又は
発色現像主薬の酸化体との反応により離脱可能な原子又
は基を表す。] 一般式[C−I]において、RC1で表されるアルキル基
は直鎖でも分岐でもよく、置換基を有するものも包含す
る。
【0060】RC2で表されるバラスト基はカプラーが適
用される層からカプラーを実質的に他層へ拡散できない
ようにするのに十分な嵩ばりをカプラー分子に与えると
ころの大きさと形状を有する有機基である。該バラスト
基として好ましいものは下記一般式で表されるものであ
る。
【0061】
【化33】 C3は炭素数1〜12のアルキル基を表し、ArCはフ
ェニル基等のアリール基を表し、このアリール基は置換
基を有するものも包含する。
【0062】一般式[C−I]で表されるシアンカプラ
ーの具体例としては、特開平1−156748号30頁
右上欄〜31頁左上欄に記載されている例示化合物PC
−1〜PC−19、特開昭62−249151号に記載
されている例示化合物C−1〜C−28の他、特公昭4
9−11572号、特開昭61−3142号、同61−
9652号、同61−9653号、同61−39045
号、同61−50136号、同61−99141号、同
61−105545号などに記載されているシアンカプ
ラーおよび後記シアンカプラーを挙げることができる
が、これらに限定されるものではない。
【0063】一般式[C−II]において、RC1で表され
るアルキル基としては、炭素数1〜32のものが好まし
く、これらのアルキル基は直鎖でも分岐でもよく、置換
基を有するものも含む。
【0064】RC1で表されるアリール基としてはフェニ
ル基が好ましく、置換基を有するものも含む。
【0065】RC2で表されるアルキル基としては、炭素
数1〜32のものが好ましく、これらのアルキル基は直
鎖でも分岐でもよく、置換基を有するものも含む。
【0066】RC2で表されるシクロアルキル基として
は、炭素数3〜12のものが好ましく、これらのシクロ
アルキル基は置換基を有するものも含む。
【0067】RC2で表されるアリール基としてはフェニ
ル基が好ましく、置換基を有するものもを含む。
【0068】RC2で表される複素環基としては5〜7員
のものが好ましく、置換基を有するものを含み、又縮合
していてもよい。
【0069】RC3は水素原子、ハロゲン原子、アルキル
基又はアルコキシ基を表し、該アルキル基及びアルコキ
シ基は置換基を有するものを含むが、RC3は好ましくは
水素原子である。
【0070】又、RC1とRC3が共同して形成する環とし
ては5〜6員のものが好ましく、その例としては、
【0071】
【化34】 等が挙げられる。
【0072】一般式[C−II]において、ZCで表され
る発色現像主薬の酸化体との反応により離脱可能な基と
しては、ハロゲン原子、アルコキシ基、アリールオキシ
基、アシルオキシ基、スルホニルオキシ基、アシルアミ
ノ基、スルホニルアミノ基、アルコキシカルボニルオキ
シ基、アリールオキシカルボニルオキシ基及びイミド基
が挙げられるが、好ましくは、ハロゲン原子、アリール
オキシ基、アルコキシ基である。
【0073】一般式[C−II]で表されるシアンカプラ
ーの内特に好ましいものは、下記一般式[C−II−A]
で示されるものである。 一般式[C−II−A]
【0074】
【化35】 式中、RA1は少なくとも1個のハロゲン原子で置換され
たフェニル基を表し、これらのフェニル基は更にハロゲ
ン原子以外の置換基を有するものを含む。RA2は前記一
般式[C−II]のRC1と同義である。XAはハロゲン原
子、アリールオキシ基又はアルコキシ基を表し、置換基
を有するものを含む。
【0075】一般式[C−II]で表されるシアンカプラ
ーの代表的具体例としては、特開昭63−96656号
に記載されている例示化合物C−1〜C−25、特開平
1−156748号32頁左下欄〜34頁左上欄に記載
されている例示化合物PC−II−1〜PC−II−31の
他、特開昭62−178962号7頁右下欄〜9頁左下
欄、特開昭60−225155号7頁左下欄〜10頁右
下欄、特開昭60−222853号6頁左上欄〜8頁右
下欄及び特開昭59−185335号6頁左下欄〜9頁
左上欄に記載された2,5−ジアシルアミノ系シアンカ
プラー及び下記シアンカプラーが挙げられ、これらに記
載されている方法にしたがって合成することができる以
下に、一般式[C−I]及び一般式[C−II]で表され
るシアンカプラーの具体例を示す。
【0076】
【化36】
【0077】
【化37】
【0078】
【化38】
【0079】
【化39】
【0080】
【化40】
【0081】
【化41】
【0082】
【化42】
【0083】
【化43】
【0084】
【化44】 シアンカプラーは通常ハロゲン化銀1モル当たり1×1
-3〜1モル、好ましくは1×10-2〜8×10-1モル
の範囲で用いることができる。
【0085】又、これらのシアンカプラーは他の種類の
シアンカプラーと併用することもできる。
【0086】本発明において、マゼンタカプラーとして
は、5−ピラゾロン系カプラー、ピラゾロベンズイミダ
ゾール系カプラー、ピラゾロトリアゾール系カプラー、
開鎖アシルアセトニトリル系カプラー等の公知のカプラ
ーを用いることができる。
【0087】本発明の化合物とカプラーは同一層中で用
いられるのが好ましいが、カプラーが存在する層に隣接
する層中に用いてもよい。
【0088】本発明の化合物やカプラー等の疎水性化合
物は固体分散法、ラテックス分散法、水中油滴型乳化分
散法等種々の方法を用いて感光材料中へ添加することが
できる。例えば本発明の化合物やカプラー等を、沸点約
150℃以上の高沸点有機溶媒又は水不溶性で有機溶媒
可溶性の高分子化合物に、必要に応じて低沸点及び/又
は水溶性有機溶媒を併用して溶解し、ゼラチン水溶液な
どの親水性バインダー中に界面活性剤を用い、撹拌機、
ホモジナイザー、コロイドミル、フロージェットミキサ
ー、超音波装置等の分散手段を用いて乳化分散した後、
目的とする親水性コロイド層中に添加すればよい。分散
後又は分散と同時に低沸点有機溶媒を除去する工程を入
れてもよい。
【0089】本発明においては、高沸点有機溶媒として
は誘電率6.0未満のものが好ましく用いられる。誘電
率の下限については特に限定はしないが、1.9以上が
好ましい。これら高沸点有機溶媒としては、例えば誘電
率6.0未満の、フタル酸エステル、燐酸エステル等の
エステル類、有機酸アミド類、ケトン類、炭化水素化合
物等が挙げられる。又、本発明においては、100℃に
おける蒸気圧が0.5mmHg以下の高沸点有機溶媒が好ま
し。
【0090】高沸点有機溶媒は、2種以上の混合物であ
ってもよく、この場合混合物の誘電率が6.0未満であ
ればよい。なお、ここで誘電率とは、30℃における誘
電率を示している。
【0091】高沸点有機溶媒として好ましいものは、フ
タル酸エステル類、或は燐酸エステル類である。
【0092】本発明において有利に用いられるフタル酸
エステルとしては、下記一般式[HA]で示されるもの
が挙げられる。 一般式[HA]
【0093】
【化45】 式中、RH1及びRH2は、それぞれアルキル基、アルケニ
ル基又はアリール基を表す。但し、RH1及びRH2で表さ
れる基の炭素数の総和は9〜32である。又、より好ま
しくは炭素数の総和は16〜24である。
【0094】前記一般式[HA]の、RH1及びRH2で表
されるアルキル基は、直鎖のものであっても分岐のもの
であってもよい。RH1及びRH2で表されるアリール基と
してはフェニル基、ナフチル基等が挙げられ、アルケニ
ル基としてはヘキセニル基、ヘプテニル基、オクタデセ
ニル基等が挙げられる。これらのアルキル基、アルケニ
ル基及びアリール基は置換基を有していてもよい。
【0095】本発明において有利に用いられる燐酸エス
テルとしては、下記一般式[HB]で示されるものが挙
げられる。 一般式[HB]
【0096】
【化46】 式中、RH3、RH4及びRH5は、それぞれアルキル基、ア
ルケニル基又はアリール基を表す。但し、RH3、RH4
びRH5で表される基の炭素数の総和は24〜54であ
る。アルキル基、アルケニル基及びアリール基は単一も
しくは複数の置換基を有していてもよい。
【0097】好ましいRH3、RH4及びRH5はアルキル基
であり、具体的には、ノニル基、n−デシル基、sec
−デシル基、sec−ドデシル基、t−オクチル基等が
挙げられる。
【0098】前記、高沸点有機溶媒の具体例としては、
特開昭62−166331号公報41頁に記載の例示有
機溶媒1〜22等を挙げることができる。
【0099】カプラー等の分散に用いられる水不溶性で
有機溶媒可溶性なポリマーとしては、 (1)ビニル重合体及び共重合体 (2)多価アルコールと多塩基酸との縮重合体 (3)開環重合法により得られるポリエステル (4)その他、ポリカーボネート樹脂、ポリウレタン樹
脂、ポリアミド樹脂などが挙げられる。
【0100】これらの重合体の数平均分子量は特に制限
はないが、好ましくは20万以下であり、更に好ましく
は5,000〜10万である。重合体の疎水性化合物に
対する割合(重量比)は、1:20〜20:1が好まし
く、より好ましくは1:10〜10:1である。
【0101】以下に好ましく用いられるポリマーの具体
例を示す。共重合体においてはモノマーの割合を重量比
で示した。 [PO−1]ポリ(N−t−ブチルアクリルアミド) [PO−2]N−t−ブチルアクリルアミド−メチルメ
タクリレート共重合体(60:40) [PO−3]ポリブチルメタクリレート [PO−4]メチルメタクリレート−スチレン共重合体
(90:10) [PO−5]N−t−ブチルアクリルアミド−2−メト
キシエチルアクリレート共重合体(55:45) [PO−6]ω−メトキシポリエチレングリコールアク
リレート(付加モル数n=9)−N−t−ブチルアクリ
ルアミド共重合体(25:75) [PO−7]1,4−ブタンジオール−アジピン酸ポリ
エステル [PO−8]ポリプロピオラクタム 本発明の感光材料は、例えばカラーのネガ及びポジフィ
ルム、ならびにカラー印画紙などに適用することができ
るが、とりわけ直接鑑賞用にされるカラー印画紙に適用
した場合に本発明の効果が有効に発揮される。
【0102】本発明に用いられるハロゲン化銀として
は、塩化銀、臭化銀、沃化銀、塩臭化銀、沃臭化銀、塩
沃化銀等の任意のハロゲン化銀が挙げられる。本発明に
好ましく用いられるハロゲン化銀粒子は、90モル%以
上の塩化銀含有率を有し、かつ、臭化銀含有率が10モ
ル%以下、沃化銀含有率が0.5モル%以下のものであ
る。更に好ましくは、臭化銀含有率が0.1〜2モル%
の塩臭化銀である。該ハロゲン化銀粒子は、単独で用い
てもよいし、組成の異なる他のハロゲン化銀粒子と混合
して用いてもよい。また、塩化銀含有率が90%以下の
ハロゲン化銀粒子と混合して用いてもよい。又、90モ
ル%以上の塩化銀含有率を有するハロゲン化銀粒子が含
有されるハロゲン化銀乳剤剤層においては、該乳剤層に
含有される全ハロゲン化銀粒子に占める塩化銀含有率9
0モル%以上のハロゲン化銀粒子の割合は60重量%以
上、好ましくは80重量%以上である。ハロゲン化銀粒
子の組成は、粒子内部から外部に至るまで均一なものあ
ってもよいし、粒子内部と外部の組成が異なっていても
よい。また粒子内部と外部の組成が異なる場合、連続的
に組成が変化していてもよいし、不連続であってもよ
い。
【0103】ハロゲン化銀粒子の粒子径は特に制限はな
いが、迅速処理性及び感度等、他の写真性能等を考慮す
ると、好ましくは0.2〜1.6μm、更に好ましくは
0.25〜1.2μmの範囲である。なお、上記粒子経
は、当該技術分野において一般に用いられる各種の方法
によって測定することができる。代表的な方法とては、
ラプランドの「粒子径分析法」(A.S.T.M.シン
ポジウム・オン・ライト・マイクロスコピー、1955
年、94〜122頁)または「写真プロセスの理論」
(ミース及びジェームズ共著、第3版、マクミラン社発
行(1966年)の第2章)に記載されている。この粒
子径は、粒子の投影面積か直径近似値を使って測定する
ことができる。
【0104】粒子が実質的に均一形状である場合には、
粒子分布は直径又は投影面積を用いてかなり正確に表す
ことができる。ハロゲン化銀粒子の粒径分布は、多分散
であってもよいし、単分散であってもよい。好ましいハ
ロゲン化銀粒子はハロゲン化銀粒子の粒子分布におい
て、その変動係数が0.22以下、更に好ましくは0.
15以下の単分散ハロゲン化銀粒子である。ここで変動
係数は粒径分布の広さを示す係数であり、下記数1によ
って定義される。
【0105】
【数1】 ここでriは粒子個々の粒径、niはその数を表す。粒
径とは、球状のハロゲン化銀粒子の場合はその直径、
又、立方体や球状以外の形状の粒子の場合は、その投影
像を同面積の円像に換算した時の直径を表す。
【0106】本発明に用いられるハロゲン化銀粒子は酸
性法、中性法、アンモニア法のいずれで得られたもので
もよい。また粒子は一時に成長させてもよいし、種粒子
をつくった後、成長させてもよい。種粒子を作る方法と
成長させる方法は同じであっても、異なってもよい。
又、可溶性銀塩と可溶性ハロゲン化塩を反応させる形式
としては、順混合法、逆混合法、同時混合法それらの組
合せなど、いずれでもよいが、同時混合法で得られたも
のが好ましい。更に同時混合法の一形式として特開昭5
4−48521号等に記載されているpAgコントロール
ド−ダブルジェット法を用いることもできる。
【0107】更に必要であればチオエーテル等のハロゲ
ン化銀溶剤を用いてもよい。又、メルカプト基含有化合
物、含窒素ヘテロ環化合物又は増感色素のような化合物
をハロゲン化銀粒子の形成時、又は粒子形成終了の後に
添加して用いてもよい。
【0108】本発明に用いられるハロゲン化銀粒子の形
状は任意のものを用いることができる。好ましい一つの
例は、{100}面を結晶表面として有する立方体であ
る。又、米国特許4,183,756号、同4,22
5,666号、特開昭55−26589号、特公昭55
−42737号等や、ザ・ジャーナル・オブ・フォトグ
ラフィック・サイエンス(J.Photgr.Sci.),21
39(1973)等の文献に記載された方法により、8
面体、14面体、12面体等の形状を有する粒子を作
り、これを用いることもできる。更に、双晶面を有する
粒子を用いてもよい。本発明に用いられるハロゲン化銀
粒子は、単一の形状からなる粒子でも、種々の形状の粒
子が混合されたものでもよい。
【0109】本発明に用いられるハロゲン化銀粒子は、
ハロゲン化銀粒子を形成する過程及び/又は成長させる
過程で、カドミウム塩、亜鉛塩、鉛塩、タリウム塩、イ
リジウム塩又はその錯塩、ロジウム塩又はその錯塩、鉄
塩又はその錯塩を用いて金属イオンを添加し、粒子内部
に及び/又は粒子表面に包含させることができ、又、適
当な還元雰囲気下におくことにより、粒子内部及び/又
は粒子表面に還元増感核を付与することができる。
【0110】ハロゲン化銀粒子を含有する乳剤は、ハロ
ゲン化銀粒子の成長の終了後に不要な可溶性塩類を除去
してもよいし、あるいは含有させたままでもよい。該塩
類を除去する場合には、リサーチ・ディスクロージャー
17643号記載の方法に基づいて行うことができる。
【0111】本発明において、乳剤に用いられるハロゲ
ン化銀粒子は、潜像が主として表面に形成される粒子で
あってもよく、また主として粒子内部に形成される粒子
でもよい。好ましくは潜像が主として表面に形成される
粒子である。
【0112】本発明において、乳剤は、常法により化学
増感される。即ち、銀イオンと反応できる硫黄を含む化
合物や、活性ゼラチンを用いる硫黄増感法、セレン化合
物を用いるセレン増感法、還元性物質を用いる還元増感
法、金その他の貴金属化合物を用いる貴金属増感法など
を単独又は組み合わせて用いることができる。
【0113】又、乳剤は増感色素を用いて所望の波長域
に光学的に増感できる。増感色素としては、シアニン色
素、メロシアニン色素、複合シアニン色素、複合メロシ
アニン色素、ホロポーラーシアニン色素、ヘミシアニン
色素、スチリル色素、及びヘミオキサノール色素等を用
いることができる。
【0114】本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用い
られる色素形成カプラーは各々の乳剤層に対して乳剤層
の感光スペクトル光を吸収する色素が形成されるように
選択されるのが普通であり、青感性乳剤層にはイエロー
カプラーが、緑感性乳剤層にはマゼンタカプラーが、赤
感性乳剤層にはシアンカプラーが用いられる。しかしな
がら目的に応じて上記組合せと異なった用い方でハロゲ
ン化銀カラー写真感光材料を作ってもよい。
【0115】本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用い
られるバインダー(又は保護コロイド)としては、ゼラ
チンを用いるのが有利であるが、それ以外にゼラチン誘
導体、ゼラチンと他の高分子のグラフトポリマー、蛋白
質、糖誘導体、セルロース誘導体、単一あるいは共重合
体の如き合成親水性高分子物質等の親水性コロイドも用
いることができる。
【0116】本発明のハロゲン化銀写真感光材料には、
更に硬膜剤、色濁り防止剤、画像安定化剤、紫外線吸収
剤、可塑剤、ラテックス、界面活性剤、マット剤、滑
剤、帯電防止剤等の添加剤を任意に用いることができ
る。
【0117】本発明のハロゲン化銀写真感光材料の支持
体上に塗布されたゼラチン量の総和は7g/m2未満であ
ることが好ましい。下限については特に制限はないが、
一般的に物性もしくは写真性能の面から3g/m2以上で
あることが好ましい。ゼラチン量はパギー法に記載され
た水分の測定法で11.0%の水分を含有したゼラチン
の重量に換算して求められる。
【0118】本発明のハロゲン化銀写真感光材料に含有
されるゼラチンは硬膜剤によって硬膜される。用いるこ
とのできる硬膜剤としては特に制限はなく、写真業界に
おいて公知の硬膜剤、例えばアルデヒド系硬膜剤、活性
ビニル系硬膜剤、活性ハロゲン系硬膜剤、エポキシ系硬
膜剤、エチレンイミン系硬膜剤、メタンスルホン酸エス
テル系硬膜剤、カルボジイミド系硬膜剤、イソオキサゾ
ール系硬膜剤及び高分子硬膜剤等を挙げることができ
る。
【0119】本発明のハロゲン化銀感光材料は、画像保
存性に対する要求が厳しいカラー印画紙やカラーコピー
用感材等の直接鑑賞用感光材料である場合に、本発明の
効果が特に有効に発揮される。
【0120】本発明の感光材料は、当業界公知の発色現
像処理を行うことにより画像を形成することができる。
【0121】発色現像液に使用される発色現像主薬に
は、種々のカラー写真プロセスにおいて広範囲に使用さ
れている第1級アミン系発色現像主薬、例えばアミノフ
ェノール系及びp−フェニレンジアミン系誘導体が用い
られる。
【0122】本発明の感光材料の処理に適用される発色
現像液には、前記の第1級アミン系発色現像主薬に加え
て、既知の現像液成分化合物を添加することができる。
発色現像液のpH値は、通常9以上、好ましくは約10〜
13である。発色現像温度は通常15℃以上であり、一
般的には、20℃〜50℃の範囲である。迅速処理のた
めには30℃以上で行うことが好ましい。
【0123】又、現像処理時間は、一般的には10秒〜
4分であるが、迅速処理を目的とした場合は10秒〜3
0秒の範囲で行われるのが好ましい。更に迅速化が要求
される場合には10秒〜30秒の範囲で行われるのが好
ましい。
【0124】又、本発明の感光材料を発色現像補充液を
連続的に補充しながらランニング処理する場合、発色現
像液の補充量は感光材料1m2 当たり20〜150mlであ
ることが好ましく、より好ましくは20〜120ml、更
に好ましくは20〜100mlである。このような低補充
ランニング処理を行った場合の方が、本発明の効果がよ
り有効に発揮される。
【0125】本発明の感光材料は、発色現像後、漂白定
着液処理が施される。
【0126】漂白定着液処理後は、通常、水洗処理或は
安定化処理、或は両者の併用処理が行われる。
【0127】
【実施例】以下に本発明の具体的実施例を述べるが、本
発明の実施の態様はこれらに限定されない。 実施例1 (ハロゲン化銀乳剤の調整)中性法、同時混合法によ
り、表1に示す3種類のハロゲン化銀乳剤を調整した。
【0128】
【表1】 それぞれのハロゲン化銀乳剤は、化学増感終了後に乳剤
安定剤として下記に示すSTB−1をハロゲン化銀1モ
ル当り5×10-4モル添加した。 (ハロゲン化銀カラー写真感光材料の調製) 紙支持体の片面にポリエチレンを、別の面の第1層側に
酸化チタンを含有するポリエチレンをラミネートした支
持体上に以下に示す構成の各層を塗設し、多層写真感光
材料101を作製した。塗布液は下記の如く調整した。 第1層塗布液 比較カプラーY26.7g、ステイン防止剤(HQ−
1)0.67g及び高沸点有機溶媒(DNP)6.7g
に酢酸エチル60mlを加え溶解し、この溶液を10%ト
リイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム(SU
−1)10mlを含有する10%ゼラチン水溶液200ml
にホモジナイザーを用いて乳化分散させてイエローカプ
ラー分散液を作製した。
【0129】この分散液を青感光性塩臭化銀乳剤(Em
−1を銀に換算して8.71g)及び塗布用ゼラチン溶
液と混合して第1層塗布液を調製した。
【0130】第2層〜第7層塗布液も上記第1層塗布液
と同様に調整した。 又、硬膜材として第2層及び第4
層に(H−1)を、第7層に(H−2)を添加した。塗
布助剤としては、界面活性剤(SU−2)、(SU−
3)を添加し、表面張力を調整した。
【0131】
【表2】
【0132】
【表3】 次いで、第1層の比較カプラーYを表4、表5に示すよ
うに入れかえ、第1層に表4、表5に示す色画像安定化
剤を0.1ミリモル/m2添加して試料102〜132
を作製した。
【0133】得られた試料を感光計KS−7(コニカ株
式会社製)を使用して青色光を用いてウェッジ露光し、
以下の処理工程に従って処理した。 発色現像液 純 水 800ml トリエタノールアミン 10g N,N−ジエチルヒドロキシルアミン 5g 臭化カリウム 0.02g 塩化カリウム 2g 亜硫酸カリウム 0.3g 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸 1.0g エチレンジアミンテトラ四酢酸 1.0g カテコール−3,5−ジホスホン酸二ナトリウム塩 1.0g N−エチル−N−β−メタンスルホンアミドエチル −3−メチル−4−アミノアニリン硫酸塩 4.5g 蛍光増白剤(4,4′−ジアミノスチルベンジスルホン 酸誘導体) 1.0g 炭酸カリウム 27g 水を加えて全量を1リットルとし、pHを10.10に調
整する。 漂白定着液 エチレンジアミンテトラ酢酸第二鉄アンモニウム2水塩 60g エチレンジアミンテトラ酢酸 3g チオ硫酸アンモニウム(70%水溶液) 100ml 亜硫酸アンモニウム(40%水溶液) 27.5ml 水を加えて全量を1リットルとし、炭酸カリウム又は氷
酢酸でpHを5.7に調整する。 安定化液 5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン 1.0g エチレングリコール 1.0g 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸 2.0g エチレンジアミンテトラ酢酸 1.0g 水酸化アンモニウム(20%水溶液) 3.0g 亜硫酸アンモニウム 3.0g 蛍光増白剤(4,4′−ジアミノスチルベンジスルホン 酸誘導体) 1.5g 水を加えて全量を1リットルとし、硫酸又は水酸化カリ
ウムでpHを7.0に調整する。
【0134】上記で処理された試料を濃度計(コニカ株
式会社製PDA−65型)を用いて感度を測定した。感
度は濃度0.5に相当する露光量の逆数の値から求め
た。尚、感度は試料101の感度を100とした相対感
度で示した。又、上記各処理済試料を日光下(曝露台)
に10週間保存し、初濃度1.0における色素画像の濃
度の残存率を測定することにより耐光性の評価を行っ
た。色再現性はプリントサンプルを目視により判断し
た。結果を表4及び表5に示す。
【0135】
【表4】
【0136】
【表5】 表4及び表5から、構造中にエステル基を有するが酸化
電位が2060mVの比較化合物YST−1を色画像安
定化剤に使用した試料(試料102、112、121、
125、129)は耐光性に向上は見られるものの感度
が低下していることがわかる。又、酸化電位が1400
mVと本発明の範囲にあるものの構造中にエステル基を
有していない比較化合物YST−2を色画像安定化剤に
使用した試料103、113は感度は低下していない
が、耐光性が十分とはいえない。また、本発明に係る化
合物を使用しても、一般式[Y−I]で表されるイエロ
ーカプラー以外の比較イエローカプラーYを用いた場合
には、十分な色再現性を有していない。これに対して、
一般式[Y−I]で表されるイエローカプラーと本発明
に係る化合物を使用した時、十分に高い感度を有し、耐
光性にも優れており、十分な色再現性を有しているとい
う結果が得られた。
【0137】
【化47】
【0138】
【化48】
【0139】
【化49】
【0140】
【化50】 実施例2 実施例1で作製した試料101〜132を各々、光学ウ
ェッジを通し露光後、ペーパー処理機を用いて、下記の
処理工程にて、補充量が発色現像のタンク量の2倍とな
るまで連続処理を行った。連続処理の最終段階で得られ
たものを試料201〜232とする。 処理工程 処理温度 時間 補充量 タンク容量 発色現像 34.7±0.3℃ 45秒 160ml/m2 16リットル 漂白定着 34.7±0.5℃ 45秒 215ml/m2 16リットル 安定化 30〜34℃ 30秒 10リットル 30〜34℃ 30秒 10リットル 30〜34℃ 30秒 245ml/m2 10リットル 乾燥 60〜80℃ 60秒 安定化は→へと向流方式で補充液を補充した。各処
理液の組成は下記の通りである。 発色現像液 タンク液 補充液 純 水 800ml 800ml トリエタノールアミン 8g 10g N,N−ジエチルヒドロキシルアミン 5g 7g 塩化カリウム 2g 1.1g N−エチル−N−β−メタンスルホンアミドエチル −3−メチル−4−アミノアニリン硫酸塩 5g 7.4g テトラポリリン酸ナトリウム 2g 2.8g 炭酸カリウム 30g 30g 亜硫酸酸カリウム 0.2g 0.3g 蛍光増白剤(4,4′−ジアミノスチルベンジスルホン 酸誘導体) 1g 1.2g 純水を加えて全量を1リットルとし、pHを10.2に調
整する。 漂白定着液(タンク液及び補充液) 純 水 800ml エチレンジアミンテトラ酢酸第二鉄アンモニウム2水塩 60g エチレンジアミンテトラ酢酸 3g チオ硫酸アンモニウム(70%溶液) 100ml 亜硫酸アンモニウム(40%溶液) 27.5ml 水を加えて全量を1リットルとし、炭酸カリウム又は氷
酢酸でpHを5.7に調整する。 安定化液(タンク液及び補充液) 純 水 800ml 5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン 1g 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸 2g 水を加えて全量を1リットルとし、硫酸又は水酸化カリ
ウムでpHを7.0に調整する。
【0141】実施例1と同様にしての耐光性と感度の評
価を行った。尚、感度は連続処理開始時の各々の試料の
感度を100とした相対感度で示した。結果を表6及び
表7に示す。
【0142】
【表6】
【0143】
【表7】 表6及び表7から明らかなように、本発明のハロゲン化
銀写真感光材料は、連続処理の開始時と終了時との間で
感度の変化が小さく、また、耐光性に優れている。
【0144】
【0145】
【0146】
【0147】実施例3 ポリエチレンをラミネートした紙支持体(酸化チタン含
有量2.7g/m2)上に、下記の各層を支持体側より
順次塗設し、ハロゲン化銀カラー写真感光材料試料40
1を作製した。 層1……1.2g/m2のゼラチン、0.32g/m
2(銀に換算して、以下同じ)の青感性塩臭化銀乳剤
(塩化銀含有率99.3モル%)、0.3g/m2のジ
オクチルフタレート(以下DOPという。)に溶解した
0.80g/m2の比較カプラーYを含有する層。 層2……0.7g/m2のゼラチン、30mg/m2のイラ
ジエーション防止染料(AI−1)、20mg/m2のイ
ラジエーション防止染料(AI−2)からなる中間層。 層3……1.25g/m2のゼラチン、0.20g/m2
の緑感性塩臭化銀乳剤(塩化銀含有率99.5モル
%)、0.30g/m2のDOPに溶解した0.26g
/m2マゼンタカプラー(M−2)を含有する層。 層4……1.2g/m2のゼラチンからなる中間層。 層5……1.4g/m2のゼラチン、0.20g/m2
赤感性塩臭化銀乳剤(塩化銀含有率99.7モル%)、
0.20g/m2のジブチルフタレート(以下、DBP
という。)に溶解した0.40g/m2のシアンカプラ
ー(C−4)を含有する層。 層6……1.0g/m2のゼラチン及び0.2g/m2
DOPに溶解した0.3g/m2の紫外線吸収剤(UV
−1)を含有する層。 層7……0.5g/m2のゼラチンを含有する層。
【0148】なお、硬膜剤として、2,4−ジクロロ−
6−ヒドロキシ−s−トリアジンナトリウムを層2、4
及び7中に、それぞれゼラチン1g当り0.017gに
なるように添加した。
【0149】
【化51】 さらに、前記の層構成のうち層1の比較カプラーYを表
9に示すイエローカプラーに変え、さらに表9に示す本
発明の化合物0.6g/m2を添加した以外は試料40
1と同様にして試料402〜422を作成した。
【0150】尚、各試料のイエローカプラーは試料40
1の比較カプラーYと等モルになるように添加した。
【0151】このようにして作成した試料401〜42
2に、青色光によりウエッジ露光を与えた後、次の工程
で現像処理を行った。 各処理工程において使用した処理液組成は、下記のとお
りである。 <発色現像液> 純水 800ml トリエタノールアミン 8g N,N−ジエチルヒドロキシルアミン 5g 塩化カリウム 2g N−エチル−N−β−メタンスルホンアミドエチル −3−メチル−4−アミノアニリン硫酸塩 5g テトラポリリン酸ナトリウム 2g 炭酸カリウム 30g 亜硫酸カリウム 0.2g 純水を加えて全量を1リットルとし、pH10.05に調
整する。 <漂白定着液> 漂白定着液1リットル中、 エチレンジアミンテトラ酢酸鉄(III)アンモニウム2水塩 60g エチレンジアミンテトラ酢酸 3g チオ硫酸アンモニウム(70%溶液) 100ml 亜硫酸アンモニウム(40%溶液) 27.5ml を含有。炭酸カリウムまたは氷酢酸でpH5.7に調整す
る。 <安定化液> 安定化液1リットル中、 5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン 1g 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸 2g を含有。硫酸又は水酸化カリウムにてpH7.0に調整す
る。
【0152】処理後の各試料について、青感光性乳剤層
の最高濃度(Dmax)を測定した。また、得られた試
料をフェードメーターにて10日間褪色テストを行い、
初濃度1.0における色素画像の残存率(%)を求める
ことにより耐光性を評価した。さらに、カラーチェッカ
ー(マクベス社製)をコニカカラーGX−100(コニ
カ株式会社製)により撮影・現像して得たネガフィルム
をグレー部の色調を合わせた後、上記の試料401〜4
22にプリントし、前記と同様の工程で現像処理を行
い、各色相における色再現性を評価した。結果をあわせ
て表9に示す。
【0153】
【表9】 表9からも明らかなように、一般式[Y−I]で表され
るイエローカプラーでないイエローカプラーを使用した
試料401及び402は高い最高濃度を有するが、及び
色再現性が不十分であった。
【0154】一方、一般式[Y−I]で表されるイエロ
ーカプラーを使用した試料403は、色再現性に向上が
認められるが最高濃度及び耐光性が充分とは言い難い。
これに対し、本発明の試料404〜422は何れも最高
濃度が高く、かつ耐光性が非常に良好であり、さらに色
再現性についても充分に高いレベルが達成されている。
【0155】
【発明の効果】本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、
色素画像の保存性に優れており、連続処理においても、
連続処理の始めと終わりの写真性能の変化が小さく、か
つ、色再現性に優れ、充分な発色性を有している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平林 茂人 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−166339(JP,A) 特開 平3−134662(JP,A) 特開 昭62−178961(JP,A) 特開 昭62−168157(JP,A) 特開 昭62−172359(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03C 7/392 G03C 7/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上にイエローカプラーを含有する
    ハロゲン化銀乳剤層を少なくとも一層有するハロゲン化
    銀写真感光材料において、イエローカプラーが下記一般
    式[Y−I]で表されるイエローカプラーであり、か
    つ、前記ハロゲン化銀乳剤層に、酸化電位が1800m
    V以下の下記一般式[I]または[II]で表される化合
    物の少なくとも一種を含有することを特徴とするハロゲ
    ン化銀写真感光材料。感光材料。 一般式[Y−I] 【化1】 [式中、R1はアルキル基、シクロアルキル基を表し、
    2はアルキル基、シクロアルキル基、アリール基また
    はアシル基を表し、R3はベンゼン環に置換可能な基を
    表す。nは0または1を表す。X1は現像主薬の酸化体
    とのカップリング時に離脱し得る基を表し、Y1は有機
    基を表す。] 一般式[I] 【化2】 [式中、R11およびR12は各々アルキル基を表し、R13
    は2価の連結基を表し、R14は水素原子または置換基を
    表す。] 一般式[II] 【化3】 [式中、R21およびR22は各々水素原子または炭素数1
    から5のアルキル基を表し、Jはアルキレン基または単
    なる結合手を表し、R23はヘテロ環残基を表す。]
  2. 【請求項2】 支持体上に青感光性ハロゲン化銀乳剤
    層、緑感光性ハロゲン化銀乳剤層および赤感光性ハロゲ
    ン化銀乳剤層を含む写真構成層を有するハロゲン化銀写
    真感光材料において、前記青感光性ハロゲン化銀乳剤層
    の少なくとも一層に、請求項1に記載の一般式[Y−
    I]で表されるイエローカプラーの少なくとも一種およ
    び請求項1に記載の一般式[II]で表される化合物の一
    種を含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材
    料。
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