JP2914697B2 - 熱充填容器の閉蓋方法 - Google Patents

熱充填容器の閉蓋方法

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JP2914697B2 JP2033432A JP3343290A JP2914697B2 JP 2914697 B2 JP2914697 B2 JP 2914697B2 JP 2033432 A JP2033432 A JP 2033432A JP 3343290 A JP3343290 A JP 3343290A JP 2914697 B2 JP2914697 B2 JP 2914697B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高温の内容物を充填して冷却する合成樹脂
製の容器を閉蓋する方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、合成樹脂製の容器に、高温に加熱して減菌した
内容物を熱充填して、密閉した後に冷却する充填密閉方
法が行なわれており、その手段として第9図の従来例が
ある。この従来例は、内容物を容器本体1に高温充填後
容器本体1の口筒部2の上端部に円板状シール40の外周
縁41を接着して、口筒部2に外蓋46を螺着して密閉した
ものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、合成樹脂製の容器本体1に、高温に加
熱して減菌した内容物を熱充填して、密閉した後に冷却
させると、内容物の減圧により容器本体1はガラス壜の
ような剛体と異なり第9図に示すように容器胴部がへこ
み(2点鎖線内の斜線部S)変形することがある。
本発明は、前記事項に鑑みなされたものであり、合成
樹脂製の容器本体に高温の内容物を熱充填して、密閉
し、冷却後容器胴部が変形しないようにした熱充填容器
の閉蓋方法を提供することを技術的課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、前記の技術的課題を解決するために、合成
樹脂製の容器本体1内に高温の内容物を熱充填して、熱
充填容器を閉蓋するに際して以下のような方法とした。
即ち、この容器本体1の口筒部2の上端部に円形状シ
ール20の外周縁21を接着して、この円形状シール20は、
口筒部2の内周に沿って下方に凹入する環状凹入部22を
形成する。そして、容器本体1の口筒部2に覆蓋6を外
嵌して螺着し、覆蓋6の頂板7の周縁部で円形状シール
20の外周縁21を押圧すると共に、覆蓋6の頂板7から垂
下して設けた円筒状のインナーリブ8を前記円形状シー
ル20の環状凹入部22に挿入する。さらに、前記覆蓋6に
は、覆蓋6の頂板7と円形状シール20の間の間隙15を、
覆蓋6の円筒状のインナーリブ8に設けた小孔9bと、小
孔9bに連通している頂板7の周縁部の凹部9aで、覆蓋6
の周胴部の下端部の外部に連通させる通気孔9を設けて
熱充填容器の閉蓋方法とした。
〔作用〕
本発明の熱充填容器の閉蓋方法は、合成樹脂製の容器
本体1に、高温に加熱して減菌した内容物を熱充填し
て、容器本体1の口筒部2の上端部に円形状シール20の
外周縁21を接着して密閉する。
そして、覆蓋6を、容器本体1の口筒部2に外嵌し
て、覆蓋6の頂板7の周縁部で前記円形状シール20の外
周縁21を押圧すると共に、覆蓋6の頂板7から垂下して
設けたインナーリブ8を円形状シール20の環状凹入部22
に挿入し、覆蓋6を容器本体1の口筒部2に螺着する。
そうすると蒸気圧により円形状シール20が膨らみ覆蓋
6の頂板7に当接するようになると共に、円形状シール
20の外周縁21も上方に押圧されるが、覆蓋6の頂板7の
周縁部で押さえているので円形状シール20は剥離しな
い。そして、内容物が冷却されると容器本体1内が減圧
されて、容器本体1内の容積が減少するので円形状シー
ル20に形成された環状凹入部22の内側部分23が下方に引
き下げられ容器本体1内の減圧を防止する。そして、そ
れと同時に、外部の空気が覆蓋6の通気孔9を通って頂
板7と円形状シール20の間の間隙15に入り、円形状シー
ル20の下方への凹入を助成して容器胴部のへこみによる
変形を防ぐ。
〔実施例〕
以下、本発明による一実施例について第1図乃至第8
図を参照しつつ説明する。
<比較例> まず、比較例について説明すると、第6図乃至第8図
に示すPET容器本体1と第9図に示す外蓋46とアルミニ
ウム箔製の円板状シール40を用いて熱充填テストを行っ
た。熱充填テストは充填温度を50℃から95℃まで5℃毎
に温度を変えて温水をPET容器本体1に充填して、円板
状シール40を口筒部2の上端部に接着して密閉し、その
外部から外蓋46を螺着したものを、夫々冷却温度を常温
と5℃について冷却を行い表1のように胴部及び底部の
変形の有無を目視により確認した。
なお、表中の評価は ○:変形なし、△:押すと減圧
変形する、×:減圧変形している、ことを表示した。
<実施例> この実施例は、前記比較例と同一寸法の第6図乃至第
8図に示すPET容器本体1に温水(充填温度を50℃から9
5℃まで5℃毎に温度を変える)を充填し第1図乃至第
3図に示す覆蓋6と第4図、第5図に示す環状凹入部22
を設けたアルミニウム箔製の円形状シール20を用いて比
較例と同一温度条件で熱充填テストを行った。
まず、夫々の充填温度の温水を夫々のPET容器本体1
内に熱充填する。次に、前記容器本体1の口筒部2の上
端部に、円形状シール20の外周縁21を接着して密閉す
る。そして、この円形状シール20は第4図及び第5図に
示すように容器本体1の口筒部2の内周に沿って下方に
凹入する環状凹入部22を設けた前記円形状シール20であ
る。
そして、覆蓋6を、容器本体1の口筒部2に外嵌し
て、覆蓋6の頂板7の周縁部で前記円形状シール20の外
周縁21を押圧すると共に、覆蓋6の頂板7から垂下して
設けた円筒状のインナーリブ8を前記円形状シール20の
環状凹入部22に挿入し、覆蓋6を容器本体1の口筒部2
に螺着する。
そして、この覆蓋6は、第1図乃至第3図に示すよう
に覆蓋6の頂板7と円形状シール20の間の間隙15と、覆
蓋6の外部とを連通させる通気孔9を放射状に6箇所設
けている。そして、これらの通気孔9はインナーリブ8
の基部の小孔9bとこの小孔9bに連通している頂板7の周
縁部の凹部9aから形成されている。
閉蓋後、蒸気圧により円形状シール20が膨らんで覆蓋
6の頂板7に当接すると共に、円形状シール20の外周縁
21も上方に押圧されるが、円形状シール20は、覆蓋6の
頂板7の周縁部で押さえているので剥離しない。そし
て、温水が冷却(常温または5℃)されると容器本体1
内が減圧されて、円形状シール20に形成された環状凹入
部22の内側部分23が下方に引き下げられ、第2図におい
て2点鎖線で示すように円形状シール20は下方に凹入す
る。そして、それと同時に、外部の空気は口筒部2の外
側面に沿って上昇して、頂板7の周縁部の凹部9aを通っ
てインナーリブ8の基部の小孔9bから頂板7と円板状シ
ール20の間の間隙15に入り、円形状シール20の下方への
凹入を助成する。そして、容器胴部のへこみによる変形
は、いずれの温度条件においても目視では認められなか
った。
〔発明の効果〕
本発明は、高温の内容物を熱充填した容器本体1の口
筒部2を、環状凹入部22を形成した円形状シール20の外
周縁21で密閉したので、密閉後内容物が冷却して内容物
の体積が、縮小すると、前記円形状シール20が下方に凹
入して、容器本体1の胴部等は変形しない。従って、商
品価値の高い熱充填された容器を提供できる。
また、熱充填して密閉直後においても、覆蓋6の頂板
7の周縁部で円形状シール20の外周縁21を押圧している
ので、円形状シール20は、蒸気圧により上方に押圧され
るが剥離しない。
そして、本発明は、頂板7と円形状シール20間の間隙
15を、円筒状のインナーリブ8に設けた小孔9bと、小孔
9bに連通している頂板7の周縁部の凹部9aで、覆蓋6の
周胴部の下端部の外部に連通させる通気孔9を設けたも
のである。
したがって、本発明は、円形状シール20の保形用の環
状凹入部22と接する円筒状のインナーリブ8の下面に、
通気用の凹凸部を設ける必要がなくなったものである。
したがって、本発明の円筒状のインナーリブ8は、覆
蓋6を回動して、円筒状のインナーリブ8が回動して
も、円形状のシール20の保形用の環状凹入部22を変形さ
せる虞れのないものに形成できたものである。
そして、覆蓋6を回動できるので、覆蓋6を着脱の簡
単な螺着するものに形成できたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は本発明による一実施例を示し、第1
図は閉蓋した状態の要部断面図、第2図は要部を拡大し
た断面図、第3図は第2図のIII−III線より見た断面
図、第4図乃至第8図は熱充填テストに使用した円形状
シールと容器本体を示すものであり、第4図は環状凹入
部を設けた円形状シールの断面図、第5図は第4図にお
けるA部の拡大図、第6図はPET容器本体の正面図、第
7図は同側面図、第8図は同底面より見た平面図、第9
図は従来例の閉蓋した状態の要部断面図である。 1……容器本体、2……口筒部、 6……覆蓋、7……頂板、 8……インナーリブ、9……通気孔、 9a……凹部、9b……小孔、 15……間隙、20……円形状シール、 21……外周縁、22……環状凹入部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製の容器本体1内に高温の内容物
    を熱充填し、この容器本体1の口筒部2の上端部に円形
    状シール20の外周縁21を接着し、そして、この円形状シ
    ール20は、口筒部2の内周に沿って下方に凹入する環状
    凹入部22を形成し、さらに、容器本体1の口筒部2に覆
    蓋6を外嵌して螺着し、覆蓋6の頂板7の周縁部で円形
    状シール20の外周縁21を押圧すると共に、覆蓋6の頂板
    7から垂下して設けた円筒状のインナーリブ8を前記円
    形状シール20の環状凹入部22に挿入し、さらに、前記覆
    蓋6には、覆蓋6の頂板7と円形状シール20の間の間隙
    15を、覆蓋6の円筒状のインナーリブ8に設けた小孔9b
    と、小孔9bに連通している頂板7の周縁部の凹部9aで、
    覆蓋6の周胴部の下端部の外部に連通させる通気孔9を
    設けた熱充填容器の閉蓋方法。
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