JP2914164B2 - ダニ駆除装置およびダニ駆除方法 - Google Patents

ダニ駆除装置およびダニ駆除方法

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JP2914164B2
JP2914164B2 JP6039910A JP3991094A JP2914164B2 JP 2914164 B2 JP2914164 B2 JP 2914164B2 JP 6039910 A JP6039910 A JP 6039910A JP 3991094 A JP3991094 A JP 3991094A JP 2914164 B2 JP2914164 B2 JP 2914164B2
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達夫 三好
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の技術分野】この発明は、ふとん,カーペット
等の寝具,衣類,家具類のダニ駆除装置およびダニ駆除
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は例えば従来のふとん等のダニ駆除
兼乾燥機を示す断面図であり、1は空気吸込口2,送風
ファン3,ヒータ4を備えた温風発生装置であり、吹出
口は温風供給ホース5を介して小孔の吹出孔6aが多数
あけられている温風マット6に連接され、ふとん等の被
加熱物7間に温風マット6を挿入して使用する。
【0003】次に、動作について説明する。送風ファン
3により空気吸込口2より吸い込まれた空気はヒータ4
にて加熱され、温風となって温風供給ホース5を通り、
温風マット6の周囲にあけられた小孔6aより吹き出
す。ここで、ふとん等の被加熱物7は温風マット6を挟
み込むように温風マット6の周囲を取り囲んでいるた
め、小孔6aより吹き出た温風は被加熱物7に吹き付け
られ、それにより被加熱物7は内部まで約50〜60℃
の温度に加熱され、被加熱物7に含まれた水分は蒸発さ
れるとともに、内部に生息するダニも殺すことができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のダニ駆除兼乾燥
機は、以上のように構成されているため、温風にて被加
熱物7を加熱している際にダニが逃げてしまったり、ア
レルギー疾患の原因ともいわれているダニの死骸がその
まま被加熱物7内に残ったり付着し、これを除去するた
めにはクリーナ等で吸い取ることが必要であるなどの問
題点があった。この発明は、上記のような問題点を解消
するためになされたもので、手間をかけずに簡単にダニ
駆除ができる装置および方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、温風発生
装置と、被加熱物を収容する非通気性の袋と、内部にダ
ニ捕促フィルターを備えたダニ捕集容器とからなり、前
記袋には前記温風発生装置からの温風を導入して被加熱
物に供給する温風入口と被加熱物を通過した温風を排出
する温風出口を設け、この温風出口に前記ダニ捕集容器
の入口を接続したものにおいて、前記ダニ捕集容器内に
ヒータを設けたものである。
【0006】第2の発明は、前記温風発生装置は、最初
に30℃〜50℃の低温度の温風を供給し、所定時間経
過後に50℃以上の高温度の温風を供給するものであ
る。
【0007】第3の発明は、前記袋内に収容した被加熱
物の間に発熱シートを設け、温風発生装置からの温風と
発熱シートによる加熱を併用するとともに、前記発熱シ
ートは、分割加熱が可能に設けられ、ダニ捕集容器が接
続されている位置より遠い側より徐々に加熱を強くして
いき、所定時間経過後に全体を均一加熱するようにした
ものである。
【0008】第4の発明は、非通気性の袋内に被加熱物
を収容し、この袋内に最初に低温風を供給することによ
り、被加熱物内に生息しているダニを追い出し、追い出
したダニを当該袋に接続されたダニ捕集容器内に導いた
後、このダニ捕集容器内を高温に加熱してダニを駆除す
るようにしたものである。
【0009】
【作用】第1の発明におけるダニ駆除装置は、温風波温
風発生装置からの温風で被加熱物を加熱することにより
被加熱物内に生息しているダニをダニ捕集容器内に追い
込み、ダニ捕集容器内に設けたダニ捕促フィルターでダ
ニを捕促し、ダニ捕集容器に逃げ込んだダニは、ヒータ
の加熱によってダニ捕集容器内で確実に焼き殺される。
【0010】第2の発明によれば、最初30〜50℃の
温風にて加熱するので、ダニは非通気性の袋内で死ぬこ
となく逃げ出して確実にダニ捕集容器内に集められ、一
定時間経過後、50℃以上の温風にて加熱することによ
り、ダニ捕集容器内に集められたダニはダニ捕集容器内
から逃げ出すことなく、確実に焼き殺される。
【0011】第3の発明によれば、被加熱物に発熱シー
トを直接当て、熱伝導によって加熱することにより、高
温部と低温部の温度差ができるので、ダニを低温方向に
追い込むことができ、発熱シートにて加熱する際、ダニ
捕集容器から離れた所より徐々に温度を上昇させて行く
ことにより、ダニを確実に低温部に追い込み、逃すこと
なくダニ捕集容器内に集めることができ、まとめて焼き
殺される。
【0012】第4の発明によれば、被加熱物に最初は低
温風を供給してダニを被加熱物から追い出し、追い出し
たダニをダニ捕集容器内に導いた後、このダニ捕集容器
内を高温に加熱することにより、ダニはダニ捕集容器内
で死滅し、被加熱物に死骸が残ることがない。
【0013】
【実施例】
実施例1. 以下、この発明の第1の実施例について説明する。図1
において、1は空気の吸込口2と送風ファン3およびヒ
ータ4を有する温風発生装置であり、さらに、温風発生
装置1には温風供給ホース5を介して小孔の吹出孔6a
が多数あけられている温風マット6に連接されている。
7はふとん等の被加熱物で、温風マット6を挟み込むよ
うに敷かれている。8はさらにその周囲を覆うように収
容する非通気性材料からなる袋で、バンド9にて気密に
なるように温風入口14が温風供給ホース5に連接さ
れ、この袋8の温風出口15には温風排出ホース10を
介して内部にヒータ12と温風排出口部分に細かい目の
網等からなるダニ捕促フィルター13を着脱自在に備え
たダニ捕集容器11が設けられている。また、温風発生
装置1には温風温度を検知する温風センサ25が設けら
れている。
【0014】次に、上記実施例における作用効果につい
て説明する。送風ファン3により吸込口2から吸い込ま
れた空気は、ヒータ4にて加熱されて温風となり、温風
供給ホース5を通って温風マット6に供給される。そし
て、温風マット6の吹出孔6aより吹き出された温風に
て被加熱物7は加熱され、湿気が放出されるとともに、
ダニは加熱されることにより逃げ出し、袋8の内側、さ
らには、温風排出ホース10を通ってダニ捕集容器11
内に逃げ込むようになる。ダニ捕集容器11内に逃げ込
んだダニは、温風排出口部分に設けられているダニ捕促
フィルター13で捕促される。殆どのダニがダニ捕集容
器11内に逃げ込んだ頃合を見て、ヒータ12に通電
し、ダニ捕集容器11内を高温に加熱する。これによ
り、ダニは焼き殺され、確実にダニを駆除することがで
きるとともに、殺したダニの処理も、ダニ捕促フィルタ
ー13のみを外して清掃するだけで簡単に行える。
【0015】 実施例2. 図2は第2の実施例を示し、温風発生装置1の吹出口に
温風供給ホース5を介して被加熱物7を収容する袋8の
温風入口14が連接され、さらに、袋8の温風出口15
に温風排出ホース10を介してダニ捕集容器11が連接
されたものである。これにより、温風供給ホース5より
袋8内に吹き込まれた温風は、被加熱物7を加熱した
後、温風排出ホース10を通じてダニ捕集容器11に導
かれ、ダニ捕集容器11の温風排出口よりすみやかに排
出され、被加熱物7の中のダニは温風の流れる方向に向
かって逃げ出し、温風とともに温風排出ホース10を通
ってダニ捕集容器11に集めることができる。このよう
に構成にすることにより、温風マット6を被加熱物7の
間に挟み込む手間が省略できるため、作業が簡単になる
とともに、低コストが図れる。
【0016】 実施例3. 図3は第3の実施例を示し、複数に分割されたヒータ1
6を有する発熱シート17を備えたものである。この発
熱シート17より被加熱物7は内側からも加熱されるた
め、被加熱物7の内側と外側とに温度差がつき、内側を
高くしてやることにより、ダニは死ぬことなく温度の高
い内側から温度の低い外側に移動し、ダニ捕集容器11
へと逃げ込む。図4は前記発熱シート17に対する通電
制御例を示すもので、発熱シート17の複数に分割され
たヒータ16への通電をダニ捕集容器11の接続されて
いる側より遠い方から徐々に通電して温度を上昇させて
行くことにより、ダニを効率よくより確実にダニ捕集容
器11に導くことができる。そのため、被加熱物7中に
ダニの死骸が残らずダニ捕集容器11内に殺すことがで
き、ダニの死骸の後処理がより簡単となる。
【0017】 実施例4. 図5は第4の実施例を示し、上記実施例1及び2に示し
たダニ駆除装置において、さらに温風発生装置1より供
給する温風温度の制御曲線を示したものである。このよ
うに、最初の30分程度は30〜50℃の低温風にて加
熱を行い、一定時間経過後には50℃以上の高温風にな
るようにヒータ4および送風ファン3を図6に示すよう
な制御回路にて温度制御するものである。これにより、
被加熱物7中のダニは最初は低温風で加熱されるので、
死ぬことなく徐々に移動を始め、温風が排出されるダニ
捕集容器11内に向かって確実に移動するため、被加熱
物7中にダニの死骸が残らず、後処理が非常に簡単とな
る。
【0018】
【発明の効果】第1の発明におけるダニ駆除装置は、温
風発生装置からの温風で被加熱物を加熱することにより
被加熱物内に生息しているダニをダニ捕集容器内に追い
込み、ダニ捕集容器内に設けたダニ捕促フィルターでダ
ニを捕促し、ダニ捕集容器に逃げ込んだダニを、ヒータ
の加熱によってダニ捕集容器内で確実に焼き殺すことが
できる。
【0019】第2の発明によれば、最初30〜50℃の
温風にて加熱するので、ダニは死ぬことなく逃げ出して
確実にダニ捕集容器内に集められ、一定時間経過後、5
0℃以上の温風にて加熱することにより、ダニ捕集容器
内に集められたダニはダニ捕集容器内から逃げ出すこと
なく、確実に焼き殺される。
【0020】第3の発明によれば、被加熱物に発熱シー
トを直接当て、熱伝導によって加熱することにより、高
温部と低温部の温度差ができるので、ダニを低温方向に
追い込むことができ、かつ発熱シートにて加熱する際、
ダニ捕集容器から離れた所より徐々に温度を上昇させて
いくことにより、ダニを確実に低温部に追い込み、逃す
ことなくダニ捕集容器内に集めることができ、まとめて
焼き殺すことができる。
【0021】第4の発明によれば、被加熱物に最初は低
温風を供給してダニを被加熱物から追い出し、追い出し
たダニをダニ捕集容器内に導いた後、このダニ捕集容器
内を高温に加熱することにより、ダニはダニ捕集容器内
で死滅し、被加熱物に死骸が残ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施例を示すダニ駆除装置
の断面図である。
【図2】 この発明の第2の実施例を示すダニ駆除装置
の断面図である。
【図3】 この発明の第3の実施例を示すダニ駆除装置
の断面図である。
【図4】 この発明の第3の実施例を示すダニ駆除装置
の加熱方法の説明図である。
【図5】 この発明の第4の実施例を示すダニ駆除装置
の温度制御例の説明図である。
【図6】 この発明の実施例を示す制御回路のブロック
図である。
【図7】 従来のダニ駆除装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 温風発生装置、2 空気吸込口、3 送風ファン、
4 ヒータ、5 温風供給ホース、6 温風マット、7
被加熱物、8 袋、10 温風排出ホース、11 ダ
ニ捕集容器、12 ヒータ、13 ダニ捕促フィルタ
ー、14 温風入口、15 温風出口、17 発熱シー
ト、19 冷却器、20 加熱器、25温度センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01M 1/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温風発生装置と、被加熱物を収容する非
    通気性の袋と、内部にダニ捕促フィルターを備えたダニ
    捕集容器とからなり、前記袋には前記温風発生装置から
    の温風を導入して被加熱物に供給する温風入口と被加熱
    物を通過した温風を排出する温風出口を設け、この温風
    出口に前記ダニ捕集容器の入口を接続してなるダニ駆除
    装置において、前記ダニ捕集容器内にヒータを設けてな
    ダニ駆除装置。
  2. 【請求項2】 前記温風発生装置は、最初に30℃〜5
    0℃の低温度の温風を供給し、所定時間経過後に50℃
    以上の高温度の温風を供給することを特徴とする請求項
    1記載のダニ駆除装置。
  3. 【請求項3】 前記袋内に収容した被加熱物の間に電熱
    シートを設け、温風発生装置からの温風と発熱シートに
    よる加熱を併用するとともに、前記発熱シートは、分割
    加熱が可能に設けられ、ダニ捕集容器が接続されている
    位置より遠い側より徐々に加熱を強くしていき、所定時
    間経過後に全体を均一加熱するようにした請求項1記載
    のダニ駆除装置。
  4. 【請求項4】 非通気性の袋内に被加熱物を収容し、こ
    の袋内に最初に低温風を供給することにより、被加熱物
    内に生息しているダニを被加熱物から追い出し、追い出
    したダニを当該袋に接続されたダニ捕集容器内に導いた
    後、この捕集容器内を高温に加熱してダニを駆除するよ
    うにしたダニ駆除方法。
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CN104335995A (zh) * 2014-08-23 2015-02-11 祁晓光 被褥杀虫灭菌器
CN108611825B (zh) * 2018-05-24 2024-02-06 莱克电气股份有限公司 一种床被干燥机

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