JPS6277525A - 害虫駆除装置付採暖具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は温水パイプや電気ヒータ等の発熱素子をパネル
、カーペット、敷物あるいは畳等に配設した採暖具に関
し、特に高温レベルにて害虫を駆除する機能を有する採
暖具に関する。

〔従来の技術〕

最近、採暖具では温水パイプや電気ヒータ等の発熱素子
をパネル、カーペット、敷物あるいは畳等に配設して、
採暖を行なうようにしたもの力；ある。

従来、屋内の床面等に施設して用いられている採暖具の
周辺、上部または内部には害虫の発生カニある。屋内の
塵中の害虫は適度な湿気や温度ζこより繁殖する。たと
えば、くも類の節足動物として、一般的なダニの生息が
ある。コナヒョウダニ、ケナガダニあるいはムギコナダ
ニ等の多くのタ゛ニカ：生存している。これらのダニは
化学的駆除方法として、リンデン、ディルドリン、フェ
ルドロチンまたはＤＤＴ等の薬剤を用いて駆除される。

また、物理的駆除方法としては、マイクロ波や高周波を
利用した誘電加熱駆除方法がある。その他の駆除方法と
しては繁殖・生息部又は被処理体を日干しにする方法に
よって害虫を駆除している。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしなかち、薬剤による害虫駆除では遅効性がある点
や、ダニの種類に対して選択性がある点が欠点となって
いる。また誘電加熱による駆除方法では、残効性がなく
二次発生を防ぐことができない。いずれの駆除方法は大
掛かりな作業を必要とする。さらに日干しによる駆除方
法は、屋外に繁殖・生息部又は被処理体を出す手間や建
物環境によって日干しが不可能となるケースもあり、簡
単な駆除方法が得られないという問題がある。

したがって害虫は一時的な駆除効果はあるものの、すぐ
に繁殖してしまうことから、人体の皮膚炎や疾病の原因
となシ、多くの問題を残している。

それ故に、本発明の目的は、カーペットあるいは敷物等
に設けた発熱素子により簡単に害虫を駆除する採暖具を
提供するときにある。

〔問題点を解決するための手段及び作用〕本発明によれ
ば発熱素子全役けた採暖具において、上記採暖具の採暖
温度よりも高い温度レベルで所定時間に通電される発熱
素子を含み、該発熱素子は温度制御手段と高温レベル設
定手段とに接続され高温レベルにて害虫を駆除させるこ
とを特徴とする害虫駆除装置付採暖具が得られる。

〔実施例〕

第１図は本発明の害虫駆除装置付採暖具の一実施例を示
している。図示の害虫駆除装置付採暖具は商用交流電源
（１）に発熱素子（２）とトライアック（３）とが直列
に接続されている。トライアック（３）はそのゲートが
駆動回路（４）に接続されている。駆動回路（４）ハそ
の出力端が温度制御回路（５）に接続されている。温度
制御回路（５）ハその一端が、発熱素子（２）の一端に
シリコン整流器（６）と抵抗（７１ｔｌ−介して、接続
されて゛いる。なお電源（１）には発熱素子（２）とト
ライアック（３）とに並列してタイマ回路（９）が接続
されている。

一方、発熱素子（２）は図示しない被処理体としてパネ
ル、カーペット、敷物あるいは、畳等の採暖具に配設さ
れている。採暖具にはその上面もしくは内部温度を検知
するためのサーミスタααが組み込まれている。サーミ
スタα０）Ｈ温度制御回路（５）に接続されている。ま
た温度制御回路（５）は発熱素子（２）の温度を変更す
るためにタイマ回路（９）に接続されている。。

なお、温度制御回路（５）とタイマ回路（９）とは、高
温レベル設定回路となる。

今、電源（１１はＯＮ状態にされると、第２図にも示す
ように、発熱素子（２）に通電されて、採暖具が加熱状
態になる。この状態では採暖具の表面温度が一定の温度
レベル（３）に制御される。その後にタイマ回路（９）
はＯＮ状態にされると温度制御回路（５）の動作により
発熱素子（２）が高温レベル（Ｂ）に制御される。タイ
マ回路（９）は設定時間になるとＯＦＦになり再び温度
制御回路（５）の動作により一定の温度レベル（Ｃ）に
て制御される。

具体的には、通常、採暖具にょる採暖温度がその表面温
度’ｔ　３　Ｑ、　’Ｃ近傍に保たれる。・４４７回路
（９）がＯＮ状態になるき、採暖温度がその表面温度を
３５６Ｃ〜６０°Ｃ程度のうちから選ばれた設定温度に
て数秒もしくは数十分の間に通電が行なわれる。たとえ
ばダニを駆除する際には、タイマ回路（９）のＯＮ設定
時間全１４秒として５０℃の表面温度を有するように設
定されるとダニが致死状態になる。

なお、発熱素子（２）は採暖用にではなく、害虫、駆除
用として単独に採暖具に組み込むことが可能である。た
とえば畳、カーペット敷物あるいはパネル等に単独に組
み込まれた発熱素子（２）とサーミスタαＯはダニを駆
除する際にタイマ回路（９）がＯＮ状態に操作される。

この際、採暖具は第３図に示すように、別に配設さｆ１
友発熱素子の発熱による一定の温度レベル頭と異なシ単
独にて高温レベル（Ｂ）の温度を設定される。

また温度制御回路（３）にはセラミック半導体等の湿度
センサを接続すれば、湿度を検出しての温度制御が可能
であることは言うまでもない。

なお湿度センサは害虫駆除被処理体もしくは被処理体の
近傍に設けられる。このようにして発熱素子（２）ハ高
温レベル（４）に達すると、害虫を加熱する之め、その
害虫が致死状態になる。さらに採暖具は夏期のように高
湿度の状況において採暖を行なわず、施設してあっても
、高温レベルにて害虫駆除のみを行なうことも可能であ
ることは言うまでもない。

〔発明の効果〕

以上実施例を用いて説明したように、本発明の害虫駆除
装置付採暖具によればタイマ回路の操作により高温レベ
ルにて発熱素子を通電するため、薬剤処理に比べて安全
性が高く、薬剤や駆除装置等の処理機材の搬入等の手間
が省ける。

また、畳、カーペット、敷物あるいはパネル等の被処理
体は運搬ま′ｆｃは移動することなく、定期的に、かつ
簡易的に害虫駆除ができる。このため被処理体は暖房が
必要な節板外でも屋内で使用が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の害虫駆除装置付採暖具の回路構成図、
第２図は第１図の害虫駆除装置付採暖具の温度特性図、
第３図は害虫駆除装置付採暖具の他の実施例を示す温度
特性図である。 （１）・・・電源、（２）・・・発熱素子、（３）・・
・温度制御回路、（４）・・・駆動回路、（９）・・・
タイマ回路、（１０１・・・サーミスタ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）発熱素子を設けた採暖具において、上記採暖具の採
   暖温度よりも高い温度レベルで所定時間に通電される発
   熱素子を含み、該発熱素子は温度制御手段と高温レベル
   設定手段とに接続され、高温レベルにて害虫を駆除させ
   ることを特徴とする害虫駆除装置付採暖具。 ２）高温レベル設定回路は温度制御手段とタイマー回路
   であることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の採
   暖具。 ３）高温レベル設定回路は、温度制御手段との湿度セン
   サーを害虫駆除被処理体又は被処理体近傍に配設してな
   る湿度検出部分と、湿度検出信号によつて高温レベルの
   開閉を制御する手段であることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載の採暖具。