JP2914073B2 - 画像生成装置 - Google Patents

画像生成装置

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JP2914073B2
JP2914073B2 JP4770593A JP4770593A JP2914073B2 JP 2914073 B2 JP2914073 B2 JP 2914073B2 JP 4770593 A JP4770593 A JP 4770593A JP 4770593 A JP4770593 A JP 4770593A JP 2914073 B2 JP2914073 B2 JP 2914073B2
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正平 石田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装置内に数値データと
して設定されている物体の3次元形状、色、反射率、光
源の位置、光の強さ、光の色、視点の位置などの情景デ
ータから2次元画像を生成する画像生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置では画像中の全画素
の輝度を1画素ずつ複雑な処理方法を使って計算してい
たので、画像生成に長い時間がかかっていた。これを解
決する一方法を用いた装置としては例えば特開平3−2
01174号公報に示されている画像生成処理方法を用
いた画像生成装置がある。
【0003】図4はこの従来の画像生成装置の構成図で
ある。201は生成されつつある画像の各画素の輝度
と、輝度を計算する方法と、輝度計算の過程で得られる
情報とを記録する画像メモリ、202は情景データに基
づいて画素の正確な輝度を計算する輝度計算部、203
はある画素の輝度をその画素の近傍の画素の情報から簡
単な処理で推定する輝度推定部、204は輝度変化が平
坦な領域を検出する平坦領域検出部、205は画像生成
処理全体を制御する画像生成制御部、206は誤った輝
度を持っている可能性のある画素を検出する誤輝度検出
部、207は誤った輝度を持っている可能性のある画素
の輝度を正確に計算し直すための制御を行なう輝度再計
算制御部、208は生成された画像を表示するディスプ
レイである。
【0004】輝度推定部203は、例えば、近傍の数画
素の輝度の平均を求めて画素の輝度を高速に求める。平
坦領域検出部204は、例えば、小さな正方領域の4隅
の画素の輝度を比較して、それらの輝度が似ていればそ
の領域は平坦領域、大きく異なっていれば平坦領域でな
いと判定して、平坦領域を検出する。誤輝度検出部20
6は、隣接する2画素が持つ情報とその画素の輝度の計
算方法とを調べ、それらの2画素が類似していない状態
にありかつ両方またはどちらかの画素の輝度が推定によ
り求められている場合、輝度を推定により求められてい
る当該画素を誤った輝度を持っている可能性のある画素
として検出する。ここで、類似していないとは、例え
ば、2画素が表示している物体が異なる、または、2画
素の輝度が大きく異なることである。輝度再計算制御部
207は、誤った輝度を持っている可能性のある画素の
正確な輝度を計算し直すと供に、輝度の再計算により平
坦領域でなくなる可能性のある領域の平坦性を再判定
し、必要なら他の画素の輝度も再計算するように輝度計
算部202、平坦領域検出部204、画像メモリ201
を制御する。
【0005】次に、以上のように構成された従来の画像
生成装置の動作を説明する。画像生成動作に先立って、
表示すべき情景データを輝度計算部202に与える。図
5は従来の装置の画像生成の様子を示した説明図であ
る。説明を簡単にするために、図5に示された画像の一
例を用いて、画像生成動作を具体的に順を追って説明す
る。
【0006】なお、図において、丸は輝度計算で計算さ
れた画素、4角は輝度推定で計算された画素、4角丸は
輝度が再計算された画素、斜線は「物体1」の色を表し
ている。
【0007】〔処理1〕 画像生成制御部205の制御
に従って、間隔D離れた画素(図5(a)の画素1〜
6)の輝度を輝度計算部202で計算して、結果を画像
メモリ201に記録する。なお、図示斜線で示したよう
に「物体1」が存在しているものとし、「物体1」と
「物体2」との輝度が大きく異なるものとしている。
【0008】〔処理2〕 平坦領域検出部204は、正
方形を形作る領域の4隅の画素(例えば図5(b)図示
の画素1〜4、画素3〜6、または、図5(c)図示の
画素3,7,4,8)の類似性を判定する。
【0009】〔処理3〕 画像生成制御部205の制御
に従って、平坦領域であれば輝度推定部203でその領
域の中心画素の輝度を推定し(図5(b)図示の画素7
など)、上記〔処理2〕へ進む。平坦領域でなければ輝
度計算部202でその領域の中心画素(図5(b)図示
の画素8、または図5(c)図示の画素12など)の輝
度を計算し、〔処理4〕へ進む。
【0010】〔処理4〕 平坦でない領域について、誤
輝度検出部206は、その領域の中心の画素と4隅の画
素とを比較し、輝度推定により輝度が計算されておりか
つ中心画素と類似していない画素(図5(c)図示の画
素7)を検出する。そして、輝度再計算制御部207の
制御に従って輝度計算部202でその画素の正確な輝度
を再計算する。
【0011】〔処理5〕 輝度再計算により画素の輝度
と画素が持つ情報とが変化すると、その画素を4隅に含
む領域の平坦性も変わる可能性がある。そこで、輝度再
計算制御部207は、画素の輝度または画素が持つ情報
の変化に伴って平坦性が変化する可能性のある領域を抽
出し(図5(c)図示の画素9,10,11を中心とす
る領域)、平坦領域検出部204により平坦性を再判定
し、輝度計算部202を制御して平坦でない領域の中心
画素の輝度を再計算する(図5(c)図示の画素9,1
0,11)。この処理を輝度が再計算される画素がなく
なるまで繰り返す。この間図5(d)図示のような処理
過程を経過する。
【0012】〔処理6〕 以上の〔処理2〕から〔処理
5〕を全ての画素の輝度が決まるまで繰り返す。図5
(e)が最終的に生成された画像である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
構成では、誤った輝度が与えられている可能性のある画
素の一部を検出し、それらの画素の輝度をより正確な輝
度が計算できる方法で再計算し、再計算によって輝度が
修正された場合には、その修正された結果に基づいて当
該修正結果を近傍の画素に反映してゆくので、一連の修
正動作が画面の全領域に渡って行なわれる可能性があ
る。そのため、画面を複数の分割領域に分割して、前記
分割領域を独立に計算すると、一連の修正動作が他の領
域の画素に反映されなくなってしまい、画面を分割せず
に生成した場合と、異なる画像を生成する可能性があ
る。従って、この従来の画像生成装置では画面を複数の
分割領域に分割して独立に画像を生成することができな
い。そのために、画像メモリは輝度と輝度を計算する方
法と輝度計算の過程で得られる情報とを、画面全体の画
素分記憶する容量が必要であるという問題と、並列処理
を行なうためにはプロセッサ間で交換しなければならな
い情報量が多いので並列処理に向かないという問題とを
有していた。
【0014】本発明はこれらの問題を解決するために、
分割した各領域内の輝度の修正動作を、他の領域の情報
を用いずに独立に行うことができるようにすることによ
って、前記分割した各領域ごとに画像を生成することが
できるようにし、各画素の輝度を計算する方法と、輝度
計算の過程で得られる情報とを記憶するために必要なメ
モリ容量を大幅に削減し、かつ並列処理に向いた画像生
成装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、装置内に数値
データとして設定されている物体の3次元形状、色、反
射率、光源の位置、光の強さ、光の色、視点の位置など
の情景データに基づき、画像中の全画素の輝度を輝度計
算によって1画素ずつ求めて画像を生成する装置におい
て、画面を複数の分割領域に分割し、画面分割情報を出
力する画面分割部と、前記輝度計算によって前記情景デ
ータに基づいて画素の輝度を求め、さらに前記輝度計算
の途中で求まる画素の属性を求める輝度計算部と、前記
分割領域内の画素のうちで、前記輝度計算部によって輝
度が求まった画素を複数集めて画素の集合とし、当該画
素の集合内の画素の類似度を前記輝度計算部で求められ
た輝度と属性とによって計算する類似度計算部と、前記
画素の集合が囲む未計算の画素の輝度と属性とを前記画
素の集合内の画素の輝度と属性とから推定する画素値推
定部と、前記輝度計算部または前記画素値推定部によっ
て求めた輝度を全画面分記憶し、前記輝度計算部または
前記画素値推定部によって求めた属性を一分割領域分記
憶する画像メモリと、前記画面分割部が出力した前記画
面分割情報に基づき、前記分割領域ごとに順次画像を生
成するように、記輝度計算部と前記類似度計算部と前記
画素値推定部と前記画像メモリとを制御する部分画像生
成制御部と、前記画素値推定部で輝度と属性とを推定し
た画素のうち、輝度計算部で輝度と属性とを求めたある
特定の画素との類似性を調べることによって誤っている
輝度または誤っている属性を持っている可能性のある画
素を検出する誤輝度検出部と、前記画面分割部が出力し
た前記画面分割情報に基づき、前記誤っている輝度また
は誤っている属性を持っている可能性のある画素の輝度
と属性とを正確に計算しなおすために前記誤輝度検出部
と前記輝度計算部と前記類似度計算部と前記画像メモリ
とを制御する部分輝度再計算制御部とを備え、前記画面
分割部によって、画面を複数の分割領域に分割し、前記
部分画像生成制御部が、前記分割領域の1つについて、
前記輝度計算部で前記分割領域の最も外側に位置する周
囲画素と、前記分割領域内の適当な間隔の画素の輝度と
属性とを正確に求めてから、未計算の画素について前記
部分輝度再計算制御部の制御に基づき輝度と属性との修
正動作を行いながら、輝度と属性とを前記輝度計算部ま
たは前記輝度推定部で求めていき、以上の1つの分割領
域について行う動作を全ての分割領域について行うよう
に制御して画像を生成する画像生成装置。
【0016】
【作用】本発明は、前記した構成により、前記画面分割
部によって、画面を複数の分割領域に分割し、前記分割
領域の1つについて、前記輝度計算部で前記分割領域の
最も外側に位置する周囲画素と、前記分割領域内の適当
な間隔の画素の輝度と属性とを正確に求めてから、未計
算の画素について輝度と属性との修正動作を行いなが
ら、輝度と属性とを前記輝度計算部または前記輝度推定
部で求めていくので、計算中の分割領域内の輝度と属性
との修正動作を、他の分割領域の情報を用いずに独立に
行うことができるので、各分割領域ごとに画像を生成す
ることができ、そのため画素の属性を記憶するために必
要なメモリ容量を大幅に削減することができ、かつ並列
処理に向く。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。
【0018】はじめに、本実施例の画像生成装置の構成
を説明する。図1は本実施例の画像生成装置の構成図で
ある。101は生成されつつある画像の各画素の輝度
と、輝度計算の途中で求まる属性とを記録する画像メモ
リであり、102は画面を複数の分割領域に分割し、画
面分割情報を出力する画面分割部、103は装置内に数
値データとして設定されている情景データに基づいて画
素の正確な輝度を計算して、さらにその計算途中で求ま
る属性を求める輝度計算部、104はある画素の輝度と
属性とをその画素の近傍の画素の輝度と属性とから簡単
な処理で推定する画素値推定部、105はある領域の周
囲の既に輝度と属性とが求まった複数の画素の類似度を
計算する類似度計算部、106は画面分割部102が出
力した前記画面分割情報に基づき、前記分割領域ごとに
順次画像を生成するように、記輝度計算部と前記類似度
計算部と前記画素値推定部と前記画像メモリとを制御す
る部分画像生成制御部と、画像生成処理全体を制御する
部分画像生成制御部、107は誤った輝度または誤った
属性を持っている可能性のある画素を検出する誤輝度検
出部、108は画素値推定部104で推定して輝度と属
性とを求めた画素のうち、誤った輝度または誤った属性
を持っている可能性のある画素の輝度と属性とを正確に
計算しなおすための制御を行なう部分輝度再計算制御
部、109は生成された画像を表示するディスプレイで
ある。
【0019】輝度計算の途中で求まる属性とは、例えば
輝度の計算が輝度計算部103で行なわれているか、そ
れとも画素値推定部104で行われているかの情報、計
算画素に表示されている物体、表示されている部分が影
の中か外かの情報である。
【0020】画素値推定部104は、例えば、近傍の数
画素の輝度の平均を求めて計算画素の輝度を求め、前記
近傍の数画素の内の一つの属性と同じ属性であると推定
して前記計算画素の属性を求める。類似度計算部105
は、例えば、正方領域の4隅の画素間で輝度と属性とを
比較して類似度を求める。誤輝度検出部107は、隣接
する2画素の輝度と属性とを調べ、それらの2画素が類
似していない状態にありかつ両方またはどちらかの画素
の輝度と属性とが推定により求められている場合、輝度
と属性とが推定により求められている当該画素を誤った
輝度または誤った属性を持っている可能性のある画素と
して検出する。ここで、類似していないとは、例えば、
2画素が表示している物体が異なる、または、2画素の
輝度が大きく異なることである。部分輝度再計算制御部
108は、誤った輝度または誤った属性を持っている可
能性のある画素の正確な輝度と属性とを計算しなおすと
供に、輝度と属性との再計算によりある領域の周囲の既
に輝度と属性とが求まった複数の画素の類似度がある設
定値以下になる可能性のある前記複数の画素の類似度を
再計算し、必要なら他の画素の輝度と属性も再計算する
ように誤輝度検出部107、輝度計算部103、類似度
計算部105、画像メモリ101を制御する。
【0021】次に、本実施例の画像生成装置の動作を説
明する。画像生成動作に先立って、表示すべき情景デー
タを輝度計算部103に与える。図2は本実施例の画像
生成装置による画像生成の様子を示した説明図である。
説明を簡単にするために、図2に示された画像の一例を
用いて、画像生成動作を具体的に順を追って説明する。
【0022】なお、同図において、丸は輝度計算で計算
された画素、4角は輝度推定で計算された画素、4角丸
は輝度と属性とが再計算された画素、斜線は「物体1」
の色、一点鎖線は分割領域の境界、前記一点鎖線の左側
が現在の分割領域を表している。
【0023】以下、本実施例の動作を〔処理A〕から
〔処理H〕に分けて説明する。 〔処理A〕 画面分割部102によって、画面を複数の
分割領域に分割し、画面分割情報を部分画像生成制御部
106と、部分輝度再計算制御部108とに出力する。
【0024】〔処理B〕 前記画面分割情報に基づき、
1つの分割領域について、部分画像生成制御部106の
制御に従って、現在の分割領域の最も外側に位置する周
囲画素(図2(a)図示の画素3,5,6,7,4)と
間隔D離れた画素(図2(a)図示の画素1,2)の輝
度と属性とを輝度計算部103で計算して、結果を画像
メモリ101に記録する。なお図示斜線で示したように
「物体1」が存在しているものとし、「物体1」と「物
体2」との輝度が大きく異なるものとしている。
【0025】〔処理C〕 部分画像生成制御部106の
制御に従って、類似度計算部105は、正方形領域の4
隅の画素(例えば図2(b)図示の画素1〜4)の類似
度を計算し、〔処理D〕へ進む。また、正方形領域が分
割領域の境界で切られてできた三角形領域(例えば図2
(c)図示の画素3,8,4で囲まれる三角形領域)に
ついては〔処理E〕へ進む。
【0026】〔処理D〕 部分画像生成制御部106の
制御に従って、〔処理C〕で計算した正方形領域の4隅
の画素の類似度がある設定値より大きいならば、画素値
推定部104で前記正方形領域の中心画素の輝度と属性
とを推定し(図2(b)図示の画素8など)、上記〔処
理C〕へ進む。〔処理C〕で計算した正方形領域の4隅
の画素の類似度がある設定値以下であれば、輝度計算部
103で前記正方形領域の中心画素の輝度と属性とを計
算し、〔処理E〕へ進む。
【0027】〔処理E〕 〔処理C〕で計算した正方形
領域の4隅の画素の類似度がある設定値以下である場合
は、誤輝度検出部107は、〔処理C〕で計算した正方
形領域の4隅の画素と、前記正方形領域の中心の画素と
を比較し、画素値推定部104により輝度と属性とが計
算されておりかつ前記中心の画素と類似していない画素
を検出する。そして、部分輝度再計算制御部108の制
御に従って輝度計算部103でその画素の正確な輝度と
属性とを再計算する。正方形領域が分割領域の境界で切
られてできた三角形領域については、誤輝度検出部10
7は、前記三角形領域の元の正方形領域の中心の画素
(例えば図2(c)図示の画素6)と3隅の画素のうち
分割領域の最も外側ではない所に位置する画素(例えば
図2(c)図示の画素8)とを比較し、画素値推定部1
04で輝度と属性が計算されておりかつ前記元の正方形
領域の中心画素と類似していない画素を検出する(例え
ば図2(c)図示の画素8)。そして、部分輝度再計算
制御部108の制御に従って輝度計算部103でその画
素の正確な輝度と属性とを再計算する。
【0028】〔処理F〕 輝度再計算により画素の輝度
と属性とが変化すると、その輝度と属性とが変化した画
素を1角に含み正方形領域の4隅の画素の類似度も変わ
る可能性がある。そこで、部分輝度再計算制御部108
は、画素の輝度または属性の変化に伴って類似度が変化
する可能性のある正方形領域の4隅の画素を抽出し(図
2(c)図示の画素9,10,11を中心とする正方領
域の4隅の画素)、類似度計算部105により類似度を
再計算し、輝度計算部103を制御して4隅の画素の類
似度がある設定値以下である正方形領域の中心画素(図
2(c)図示の画素9,10,11)の輝度と属性とを
再計算する。この処理を現在の分割領域内で輝度と属性
とが再計算される画素がなくなるまで繰り返す。この間
図2(d)図示のような処理過程を経過する。
【0029】〔処理G〕 部分画像生成制御部106の
制御に従って、以上の〔処理C〕から〔処理F〕を現在
計算中の分割領域内の全ての画素の輝度と属性とが求ま
るまで繰り返す。
【0030】〔処理H〕 部分画像生成制御部106の
制御に従って、以上の〔処理B〕から〔処理G〕を全て
の分割領域に対して行なうまで繰り返す。
【0031】以上のように、本実施例によれば、計算中
の分割領域内の輝度と属性との修正動作を、他の領域の
情報を用いずに独立に行うことができるので、各分割領
域ごとに画像を生成することができ、そのため各画素の
属性を記憶するために必要なメモリ容量を大幅に削減す
ることができ、かつ並列処理に向く。
【0032】なお、図3に示した分割領域A(領域A
1,A2,A3,A4)、分割領域B(領域B1,B
2,B3,B4)、分割領域C(領域C1,C2,C
3,C4)、分割領域D(領域D1,D2,D3,D
4)のように、隣合う分割領域同士が周囲1画素分の幅
だけ重なるように分割領域を設定することにより、周囲
画素における正確な輝度計算を、後から計算する領域に
ついては、先に計算した領域の値を用いることにより、
正確な輝度計算をする画素数を減らすことも考えられ
る。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、計
算中の分割領域内の輝度の修正動作を、他の領域の情報
を用いずに独立に行うことができるので、各分割領域ご
とに画像を生成することができ、そのため画素の属性を
記憶するために必要なメモリ容量を大幅に削減すること
ができ、かつ並列処理に向く。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における画像生成装置の構成
【図2】本実施例の画像生成装置による画像生成の様子
を示した説明図
【図3】隣合う分割領域同士が周囲1画素分の幅だけ重
なるように分割領域を設定した例を示した説明図
【図4】従来の画像生成装置の構成図
【図5】従来の装置の画像生成の様子を示した説明図
【符号の説明】
101 画像メモリ 102 画面分割部 103 輝度計算部 104 画素値推定部 105 類似度計算部 106 部分画像生成制御部 107 誤輝度検出部 108 部分輝度再計算制御部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−187462(JP,A) 特開 平3−201174(JP,A) 特開 昭61−201371(JP,A) 秋本高明ほか”特集 画像処理技術 改良画像選択型光線追跡法 適応アンダ ーサンプリングを用いた高速画像生成 法”,NTT R&D,日本電信電話株 式会社,1990年,Vol.39,No. 5,p.721−728 橋本秋彦ほか”ボーダー・レイ・トレ ーシング法”,電子通信学会技術研究報 告(PRU86−110),電子通信学会, 1987年,Vol.86,No348,p.93 −100 秋本高明ほか”Pixel−sele cted ray−tracing”, 電子通信学会論文誌D,電子通信学会, 1986年,Vol.69,No.12,p. 1943−1952 橋本秋彦ほか”透視画像を利用した画 素選択型光線追跡法”,情報処理学会全 国大会講演論文集,情報処理学会,1986 年,Vol.33rd,No.3,p. 2105−2106 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06T 15/50 - 15/60 JICSTファイル(JOIS)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置内に数値データとして設定されている
    物体の3次元形状、色、反射率、光源の位置、光の強
    さ、光の色、視点の位置などの情景データに基づき、画
    像中の全画素の輝度を輝度計算によって1画素ずつ求め
    て画像を生成する装置において、画面を複数の分割領域
    に分割し、画面分割情報を出力する画面分割部と、前記
    輝度計算によって前記情景データに基づいて画素の輝度
    を求め、さらに前記輝度計算の途中で求まる画素の属性
    を求める輝度計算部と、前記分割領域内の画素のうち
    で、前記輝度計算部によって輝度が求まった画素を複数
    集めて画素の集合とし、当該画素の集合内の画素の類似
    度を前記輝度計算部で求められた輝度と属性とによって
    計算する類似度計算部と、前記画素の集合が囲む未計算
    の画素の輝度と属性とを前記画素の集合内の画素の輝度
    と属性とから推定する画素値推定部と、前記輝度計算部
    または前記画素値推定部によって求めた輝度を全画面分
    記憶し、前記輝度計算部または前記画素値推定部によっ
    て求めた属性を一分割領域分記憶する画像メモリと、前
    記画面分割部が出力した前記画面分割情報に基づき、前
    記分割領域ごとに順次画像を生成するように、記輝度計
    算部と前記類似度計算部と前記画素値推定部と前記画像
    メモリとを制御する部分画像生成制御部と、前記画素値
    推定部で輝度と属性とを推定した画素のうち、輝度計算
    部で輝度と属性とを求めたある特定の画素との類似性を
    調べることによって誤っている輝度または誤っている属
    性を持っている可能性のある画素を検出する誤輝度検出
    部と、前記画面分割部が出力した前記画面分割情報に基
    づき、前記誤っている輝度または誤っている属性を持っ
    ている可能性のある画素の輝度と属性とを正確に計算し
    直すために前記誤輝度検出部と前記輝度計算部と前記類
    似度計算部と前記画像メモリとを制御する部分輝度再計
    算制御部とを備え、 ステップ(1) 前記画面分割部が、画面を複数の分割
    領域に分割し、前記画面分割情報を前記部分画像生成制
    御部と前記部分輝度再計算制御部とに出力し、 ステップ(2) 前記部分画像生成制御部が前記画面分
    割情報に基づき、前記分割領域の1つについて、前記輝
    度計算部で前記分割領域の最も外側に位置する周囲画素
    と、前記分割領域内の適当な間隔の画素の輝度と属性と
    を求め、 ステップ(3) 前記部分画像生成制御部が、現段階に
    おいて輝度と属性とが求まっている複数の画素の類似度
    を前記類似度計算部で求め、この時求めた類似度がある
    設定値以下ならば、前記複数の画素が囲む領域内で輝度
    と属性とが求まっていない特定の画素の輝度と属性とを
    前記輝度計算部で計算し、前記この時求めた類似度が前
    記ある設定値より大きいならば前記特定の画素の輝度と
    属性とを前記画素値推定部で推定して求め、 ステップ(4) 部分輝度再計算制御部が、現段階にお
    いて輝度と属性とが求まっている画素の中で、前記画素
    値推定部で輝度と属性とが求められており、かつ前記特
    定の画素ともしくは前記分割領域の最も外側に位置する
    別の特定の画素と類似していない画素を、誤っている輝
    度または誤っている属性を持っている可能性のある画素
    として前記誤輝度検出部で検出し、前記処理で検出した
    画素の輝度と属性とを輝度計算部で再計算し、 ステップ(5) 部分輝度再計算制御部が、再計算され
    た画素の属性が再計算される前の属性と異なる場合、前
    記再計算された画素の属性の変化により類似度が変化す
    る可能性のある領域を抽出し、 ステップ(6) 部分輝度再計算制御部が、前ステップ
    で抽出された領域におけるすでに輝度と属性とが求まっ
    ている画素同士の類似度を前記類似度計算部で求め、こ
    の時求めた類似度が前記ある設定値以下ならば、前記前
    ステップで抽出された領域内の既に輝度と属性とが求ま
    っている特定の画素の輝度と属性とを再計算し、ステッ
    プ(5)へ行き、ステップ(5)からステップ(6)を
    計算中の分割領域内に再計算される画素がなくなるまで
    繰り返し、 ステップ(7) 前記部分画像生成制御部が、現在計算
    中の分割領域内の全ての画素の輝度と属性とが求まるま
    でステップ(3)からステップ(5)を繰り返し、 ステップ(8) 前記部分画像生成制御部が、全ての分
    割領域についてステップ(2)からステップ(7)を行
    うことを特徴とする画像生成装置。
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