JP3353256B2 - 画像高精細化方法 - Google Patents

画像高精細化方法

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JP3353256B2
JP3353256B2 JP18650593A JP18650593A JP3353256B2 JP 3353256 B2 JP3353256 B2 JP 3353256B2 JP 18650593 A JP18650593 A JP 18650593A JP 18650593 A JP18650593 A JP 18650593A JP 3353256 B2 JP3353256 B2 JP 3353256B2
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隆浩 村木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像高精細化方法に係
り、詳しくは画像を構成する3つの色成分のうち、特定
の色成分のみ高密度にサンプリングし、他の2つの色成
分は間引きしてサンプリングした場合の、この他の2つ
の色成分の非サンプリング画素の信号値を計算により求
めて、3つの色成分画像を高精細で高品質に生成する方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、データ量を多くすることなく効率
良く画像をサンプリングして高精細画像を生成する方法
として、画像を構成する3つの色成分、赤(R)、緑
(G)、青(B)の画像のうち、Gの画像のみ高密度に
サンプリングして、RとBは間引きしてサンプリング
し、その非サンプリング画素の信号値をサンプリングし
た画素の信号値から補間して求め、高精細な画像を生成
する方法が知られている。これは、人間の視覚特性上、
カラー画像の解像度が輝度成分画像の解像度に大きく依
存しており、Gの色成分が輝度成分に近いため、Gの色
成分画像のみ高精細にしても、視覚的にR,G,Bすべ
ての成分を高精細にサンプリングして生成した画像と同
程度に高精細な画像を生成することができることを利用
したものである。
【0003】図2に、Gの画像のみ高密度にサンプリン
グし、RとBの画像を間引きしてサンプリングしたとき
の画素配列の例を示す。図において、斜線で示す位置が
サンプリングされる画素を示し、図2(a)がGのサン
プリング画素、図2(b)および(c)がそれぞれRと
Bのサンプリング画素である。図中、m,nは自然数で
画素位置を示すものとし、R,G,Bはそれぞれの色の
信号値を表すものとする。
【0004】従来の画像高精細化法では、図2のように
サンプリングされた画像において、図2(b),(c)
の斜線のないRとBの非サンプリング画素の信号値は、
RとBのサンプリングされた画素の信号値を用いて次の
第1および第2のような方法により求めていた。
【0005】第1の方法は、非サンプリング画素の信号
値には、隣接するサンプリング画素の信号値と等しいも
のとして、その値をそのまま用いる方法がある。例えば
図2(b)に示すRの画像の非サンプリング画素R
m+1,n、Rm,n+1、Rm+1,n+1の信号値を求める場合に
は、サンプリング画素Rm,nの信号をそのまま用い、 Rm+1,n =Rm,nm,n+1 =Rm,nm+1,n+1=Rm,n とする。同様に図2(c)に示すBの画像についても、 Bm+1,n =Bm,nm,n+1 =Bm,nm+1,n+1=Bm,n とする。
【0006】第2の方法は、非サンプリング画素に隣接
するサンプリング画素の信号値を平均して非サンプリン
グ画素の近似値として求める方法である。例えば、Rの
画像の上記非サンプリング画素Rm+1,n、Rm,n+1、R
m+1,n+1の3つの画素の信号値を求めるには、 Rm+1,n =(Rm,n+Rm+2,n)/2 Rm,n+1 =(Rm,n+Rm,n+2)/2 Rm+1,n+1=(Rm,n+Rm+2,n、+Rm,n+2、Rm+2,n+2)/4 とする。同様にBの画像についても、 Bm+1,n =(Bm,n+Bm+2,n)/2 Bm,n+1 =(Bm,n+Bm,n+2)/2 Bm+1,n+1=(Bm,n+Bm+2,n、+Bm,n+2、Bm+2,n+2)/4 とする。
【0007】RとBの他の画素についても同様に、非サ
ンプリング画素の信号値は、隣接するサンプリング画素
の信号値を用いて求める。これにより、RとBについて
は高密度にサンプリングしない場合でも、輝度成分に近
いGを高密度にサンプリングすれば、人間の目にとって
高精細なカラー画像を生成することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、以
下に述べる問題が生じる。ここでは、非サンプリング画
像に隣接するサンプリング画素の信号値を平均して非サ
ンプリング画素の近似値として求める第2の方法の場合
について述べる。
【0009】図3に、物体のエッジなど輝度が急激に変
化する部分のサンプリング画素に対する照度とサンプリ
ング後の信号値の関係をRとGについて示す。図3
(a)は撮像センサ面上の被写体と照度とセンサのサン
プリング画素の位置関係を示し、図3(b)は各画素で
サンプリングされた信号値の大きさを示したものであ
る。図中P0からP6はサンプリングする画素を表し、
「○」で示した画素はRとGともにサンプリングする画
素、「×」で示した画素はGの画像のみサンプリングし
Rの画像はサンプリングしない画素であり、実線はGの
照度および信号値、破線はRの照度および信号値を表し
ている。
【0010】図3(a)において、画素P0,P2におけ
る照度はIaであり、P4,P6におけるRの照度はIb
ある。また画素P0,P1,P2,P3におけるGの照度は
aであり、P4,P5,P6におけるGの照度はIbであ
る。図3(a)より、画素P3における照度の真値はR
とGともにIaであるが、RについてはP3でサンプリン
グされていないため、図3(b)に示すように隣接する
2とP4の信号値の平均値を求めると(I′a+I′b
/2となる。したがってRの信号値は真値との差が
(I′a−I′b)/2となる。この結果、輝度が急激に
変化する部分では、色ずれや色のにじみが生じることに
なる。
【0011】同様に、非サンプリング画素の信号値に、
隣接するサンプリング画素の信号値と等しいものとして
そのまま用いる従来の第1の方法の場合についても、輝
度が急激に変化する部分では真値と求めた値とに輝度差
が生じ、色ずれや色のにじみが生じることになる。
【0012】本発明の目的は、特定の色成分の画像のみ
高密度にサンプリングし、他の2つ色成分の画像を間引
きしてサンプリングした場合に、色ずれや色のにじみを
生ずることなく画像全体として高精細で高品質な画像を
生成することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、画像を構成する3つの色成分画像のう
ち、特定の色成分画像のみ高密度にサンプリングし、他
の2つの色成分画像を間引きしてサンプリングし、前記
間引きしてサンプリングした2つの各色成分画像におけ
る非サンプリング画素の信号値を、当該色成分画像の注
目する非サンプリング画素に隣接するサンプリング画素
の信号値と、前記高密度にサンプリングした特定の色成
分画像の、前記注目する非サンプリング画素と同一位置
のサンプリング画素およびこれに隣接するサンプリング
画素の信号値とから決定することを特徴とする。
【0014】具体的には、請求項1の発明では、間引き
してサンプリングした2つの各色成分画像における非サ
ンプリング画素の信号値を次のようにした決定する。す
なわち、当該間引きしてサンプリングした色成分画像の
注目する非サンプリング画素に隣接するサンプリング画
素の信号値の平均値を求めて第1の値とし、前記高密度
にサンプリングした特定の色成分画像の、前記注目する
非サンプリング画素と同一位置のサンプリング画素の信
号値を第2の値とし、前記高密度にサンプリングした特
定の色成分の画像の、前記注目する非サンプリング画素
と同一位置のサンプリング画素に隣接するサンプリング
画素の信号値の平均値を求めて第3の値とし、前記第2
の値と前記第3の値の差分を求め、その値に前記第1の
値を加算することにより決定する。
【0015】また、請求項2の発明では、間引きしてサ
ンプリングした2つの各色成分画像における非サンプリ
ング画素の信号値を次のようにして決定する。すなわ
ち、当該間引きしてサンプリングした色成分画像の注目
する非サンプリング画素に隣接するサンプリング画素の
信号値の平均値を求めて第1の値とし、前記高密度にサ
ンプリングした特定の色成分画像の、前記注目する非サ
ンプリング画素と同一位置のサンプリング画素の信号値
を第2の値とし、前記高密度にサンプリングした特定の
色成分の画像の、前記注目する非サンプリング画素と同
一位置のサンプリング画素に隣接するサンプリング画素
の信号値の平均値を求めて第3の値とし、前記第2の値
と前記第3の値の差分を求めて第4の値として、前記第
1の値と前記第2の値の比率により前記第4の値を補正
して、この補正後の第4の値に前記第1の値を加算する
ことにより決定する。
【0016】
【作用】本発明では、Gの画像のみ高密度にサンプリン
グし、RとBの画像は間引きしてサンプリングしても、
サンプリングしたR,G,Bの信号値からRとBの非サ
ンプリング画素の信号値を求めるため、RとBの画像を
色ずれや色のにじみを生することなく高精細に生成する
ことができる。したがって、高密度にサンプリングした
Gの画像と合わせて、画像全体として高精細で高品質な
画像を生成することができる。
【0017】
【実施例】初めに、図1により本発明の原理を説明す
る。画像を構成する3つの色成分のうち、R,G,Bの
空間的輝度変化の例を図1(a)に示す。図1(a)に
おいて、R0,R1,R2,G0,G1,G2およびB0
1,B2は、3つの隣接する画素P0,P1,P2におい
てサンプリングされたR,GおよびBの信号値を示して
おり、図の曲線はR,G,Bの真値の輝度変化を示して
いる。画像のR,G,Bの3つの色成分の空間的輝度変
化には相関性があるため、図1(a)に示すようにG0
やG2よりもG1の方が輝度が高くなっている場合には、
同様にR0やR2よりもR1の方が輝度が高くなっている
確率が高い。したがって、R1,B1がサンプリングされ
ていない場合には、図1(b)、図1(c)に示す処理
フローにしたがって、R1,B1を求めることができる。
【0018】すなわち、R1を求める場合に図1(b)
の処理フローにしたがえば、まず、でR0とR2の平均
値Ravを求め、次に、でG0とG2の平均値とG1
信号差ΔGを求める。そして、での平均値Ravと
の信号差ΔGを付加し、Rの非サンプリング画素の信
号値R1を求める。同様にしてBの非サンプリング画素
の信号値B1も求めることができる。
【0019】また、図1(c)の処理フローにしたがえ
ば、まず、でR0とR2の平均値Ravを求め、次に、
でG0とG2の平均値とG1の信号差ΔGを求める。そ
して、での平均値Ravと、の信号差ΔGをRと
Gの比率に応じて補正した値を付加し、Rの非サンプリ
ング画素の信号値R1を求める。同様にしてBの非サン
プリング画素の信号値B1も求めることができる。
【0020】次に、本発明の第1の実施例を図1(b)
および図2を用いて説明する。図2(a)は斜線で示す
すべての画素を高密度にサンプリングしたGの画素配列
を示し、図2(b)および(c)は1画素間隔に斜線の
画素をサンプリングしたそれぞれRとBの画素配列を示
している。
【0021】図2のようにサンプリングされた画像にお
いて、図2(b),(c)に示す斜線のないRとBの非
サンプリング画素の信号値Rm+1,n,Rm,n+1,R
m+1,n+1およびBm+1,n,Bm,n+1,Bm+1,n+1は、R,
G,Bのサンプリングされた画素の信号値から、図1
(b)に示す手順にしたがい、以下のように求める。
【0022】まず、サンプリングしたGm,n,Gm+1,n
m+2,nを用い、式(1)によりGm,nとGm+2,nの平均
とGm+1,nの差分である輝度変化分ΔGm+1,nを求める。
【0023】
【数1】
【0024】そして、式(2)により輝度変化分ΔG
m+1,nをRm,nとRm+2,nの平均に加えて信号値Rm+1,n
求める。
【0025】
【数2】
【0026】信号値Rm,n+1も同様に式(3),(4)
により求める。
【0027】
【数3】
【0028】信号値Rm+1,n+1は、R,Gのサンプリン
グした周囲の4画素の信号値を用いて、式(5),
(6)により以下のように求める。
【0029】
【数4】
【0030】以上のようにして、非サンプリング画素の
信号値を求めることができる。ここではRの信号値を求
める例について示したが、同様にして図2(c)に示す
Bについても非サンプリング画素の信号値を求めること
ができる。
【0031】これにより、RとBの画像はGの画像と同
様な輝度変化のある画像になり、色ずれすることなく全
体として高精細で高品質な画像を生成することができ
る。
【0032】次に、本発明の第2の実施例を図1(c)
および図2を用いて説明する。図2(b),(c)に示
す斜線のないRとBの非サンプリング画素の信号値R
m+1,n、Rm,n+1、Rm+1,n+1およびBm+1,n、Bm,n+1
m+1,n+1は、R,G,Bのサンプリングされた画素の
信号値から、図1(c)に示す手順にしたがい、以下の
ように求める。
【0033】まず、サンプリングしたGm,n、Gm+1,n
m+2,nを用い、式(7)によりGm,nとGm+2,nの平均
とGm+1,nの差分である輝度変化分ΔGm+1,nを求める。
【0034】
【数5】
【0035】そして、式(8)により輝度変化分ΔG
m+1,nを、RとGの信号レベルに応じて補正したもの
を、Rm,nとRm+2,nの平均に加えて信号値Rm+1,nを求
める。具体的には、Rm+1,nの両側の信号値Rm,nとR
m+2,nの平均と、Gm+1,nとの比率によりΔGm+1,nを補
正する。
【0036】
【数6】
【0037】信号値Rm,n+1も同様に式(9),(1
0)により求める。
【0038】
【数7】
【0039】信号値Rm+1,n+1は、R,Gのサンプリン
グした周囲の4画素の信号値を用いて、式(11),
(12)により以下のように求める。
【0040】
【数8】
【0041】以上のようにして、非サンプリング画素の
信号値を求めることができる。ここではRの信号値を求
める例について示したが、同様にして図2(c)に示す
Bについても非サンプリング画素の信号値を求めること
ができる。
【0042】このように、画像に空間的な輝度変化があ
り、輝度変化の仕方はR,G,Bで同じであるが輝度変
化の大きさが色によって違う場合には、GとR、GとB
の輝度レベルの比に応じて、Gの輝度変化分をR,Bに
付加することにより、RとBの画像はGの画像と同様な
輝度変化のある画像になり、色ずれすることなく全体と
して高精細で高品質な画像を生成することができる。
【0043】図4に第1の実施例の式(1)〜(6)の
計算を行う論理演算回路例を示す。図4において、加算
器401と減算器409で式(1)が求まる。該演算器
409の出力を加算器412の一方の入力とし、加算器
404の出力を他方の入力とすることで、加算器412
から式(2)の信号値が出力される。また、加算器40
2と減算器411で式(3)が求まり、該演算器411
の出力を加算器414の一方の入力とし、加算器406
の出力を他方の入力とすることで、加算器414から式
(4)の信号値が出力される。さらに、加算器401,
403,407と減算器410とで式(5)が求まり、
加算器404,405,408で式(6)の右辺第1項
が求まる。そして、減算器410、加算器408の出力
を加算器413の入力とすることで、該加算器413か
ら式(6)の信号値が出力される。
【0044】図5に第2の実施例の式(8)〜(12)
の計算を行う論理演算回路例を示す。図5において、加
算器501と減算器509で式(7)が求まる。加算器
504で式(8)の右辺第1項が求まる。除算器512
でR/Gを求め、乗算器515において減算器509と
除算器512の出力を乗算することで、式(8)の右辺
第2項が求まる。したがって、加算器504の出力と乗
算器515の出力を加算器518の入力とすることで、
該加算器518から式(8)の信号値が出力される。同
様に、加算器502と減算器511で式(9)が求ま
り、加算器506で式(10)の右辺第1項が求まり、
除算器514と乗算器517で式(10)の右辺第2項
が求まる。したがって、加算器506の出力と乗算器5
17の出力を加算器520の入力とすることで、該加算
器520から式(10)の信号値が出力される。また、
加算器501,503,507と減算器510とで式
(11)が求まる。加算器504,505,506,5
08で式(12)の右辺第1項が求まり、除算器513
と乗算器516で式(12)の右辺第2項が求まる。し
たがって、加算器508の出力と乗算器516の出力を
加算器519の入力とすることで、該加算器519から
式(12)の信号値が出力される。
【0045】図6に本発明の一実施例の全体的構成図を
示す。図6において、601,602,603はG,
R,Bのフレームメモリであり、サンプリングしたG,
R,Bの画像信号がそれぞれ制御部610の位置制御信
号Sに従って設定される。G画像生成部604はフレー
ムメモリ601の高密度にサンプリングされたG画像信
号を入力し、制御部610の位置制御信号Sに従ってそ
のまま出力するだけである。R画像生成部605は、フ
レームメモリ602の1画素間隔にサンプリングされた
R画像信号に加えて、フレームメモリ601の高密度に
サンプリングされたG画像信号も同時に入力し、制御部
610の位置制御信号Sに従って、サンプリングされた
画素については入力されたR画像信号をそのまま出力す
るが、非サンプリング画素については、例えば図4また
は図5のような論理回路によって信号値を計算する。B
画素生成部606でも同様である。
【0046】以上、本発明の一実施例を述べたが、本発
明の精神を脱することなく種々の変更が可能なことは言
うまでもない。例えば、上記実施例では非サンプリング
画素の信号値を求めるために隣接画素の平均に変化分を
加えたが、さらに周辺の画素の信号値を用いて平均を求
めたり、サンプリング画像の信号値を周波数変換して非
サンプリング画素の信号値を求めることも可能である。
【0047】さらに、実施例ではRとBを1画素おきに
サンプリングした例を示したが、画素ずらしはnを自然
数としてn画素おきにサンプリングする場合についても
高精細化が可能である。
【0048】また、以上の説明では、3つの波長のうち
Gのみを高密度にサンプリングした例を示したが、3つ
の波長特性はR,G,Bの場合でも、補色系のシアン
(S)、マゼンダ(M)、黄(Y)でも良く、また、
R,Bと白(W)の3つの波長特性でも、特定の色成分
のみ高密度にサンプリングし、他の2つの色成分の非サ
ンプリング画素の信号値は計算により求めることによっ
て、画像を高精細化することが可能である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、例えば
Gのみ高密度にサンプリングし、RとBを間引きしてサ
ンプリングした画像を生成する場合において、サンプリ
ングしたR,G,Bの信号値からRとBの非サンプリン
グ画素の信号値を求めるため、色ずれを生ずることなく
高精細な画像を生成することができる。そして、高密度
にサンプリングしたGの画像と合わせて、画像全体とし
て高精細で高品質な画像を生成することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による非サンプリング画素の信号値を求
めるための原理および処理手順を示す図である。
【図2】Gの画像のみ高密度にサンプリングし、RとB
は1画素おきにサンプリングした場合の画素配置を示す
図である。
【図3】物体のエッジなど輝度が急激に変化する部分の
サンプリング画素に対する照度とサンプリング後の信号
値の関係をRとGについて示す図である。
【図4】本発明によりRの非サンプリング画素の信号値
を求める論理回路例を示す図である。
【図5】本発明によりRの非サンプリング画素の信号値
を求める別の論理回路例を示す図である。
【図6】本発明の一実施例の全体的構成図である。
【符号の説明】
601 G画像信号用フレームメモリ 602 R画像信号用フレームメモリ 603 B画像信号用フレームメモリ 604 G画像生成部 605 R画像生成部 606 B画像生成部 610 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/64 H04N 11/00 - 11/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を構成する3つの色成分画像のう
    ち、特定の色成分画像のみ高密度にサンプリングし、他
    の2つの色成分画像を間引きしてサンプリングし、前記
    間引きしてサンプリングした2つの各色成分画像におけ
    る非サンプリング画素の信号値を、当該色成分画像の注
    目する非サンプリング画素に隣接するサンプリング画素
    の信号値と、前記高密度にサンプリングした特定の色成
    分画像の、前記注目する非サンプリング画素と同一位置
    のサンプリング画素およびこれに隣接するサンプリング
    画素の信号値とから決定する画像高精細化方法であっ
    て、 前記間引きしてサンプリングした2つの各色成分画像に
    おける非サンプリング画素の信号値を、 当該間引きしてサンプリングした色成分画像の注目する
    非サンプリング画素に隣接するサンプリング画素の信号
    値の平均値を求めて第1の値とし、 前記高密度にサンプリングした特定の色成分画像の、前
    記注目する非サンプリング画素と同一位置のサンプリン
    グ画素の信号値を第2の値とし、 前記高密度にサンプリングした特定の色成分の画像の、
    前記注目する非サンプリング画素と同一位置のサンプリ
    ング画素に隣接するサンプリング画素の信号値の平均値
    を求めて第3の値とし、 前記第2の値と前記第3の値の差分を求め、その値に前
    記第1の値を加算することにより決定することを特徴と
    する画像高精細化方法。
  2. 【請求項2】 画像を構成する3つの色成分画像のう
    ち、特定の色成分画像のみ高密度にサンプリングし、他
    の2つの色成分画像を間引きしてサンプリングし、前記
    間引きしてサンプリングした2つの各色成分画像におけ
    る非サンプリング画素の信号値を、当該色成分画像の注
    目する非サンプリング画素に隣接するサンプリング画素
    の信号値と、前記高密度にサンプリングした特定の色成
    分画像の、前記注目する非サンプリング画素と同一位置
    のサンプリング画素およびこれに隣接するサンプリング
    画素の信号値とから決定する画像高精細化方法であっ
    て、 前記間引きしてサンプリングした2つの各色成分画像に
    おける非サンプリング画素の信号値を、 当該間引きしてサンプリングした色成分画像の注目する
    非サンプリング画素に 隣接するサンプリング画素の信号
    値の平均値を求めて第1の値とし、 前記高密度にサンプリングした特定の色成分画像の、前
    記注目する非サンプリング画素と同一位置のサンプリン
    グ画素の信号値を第2の値とし、 前記高密度にサンプリングした特定の色成分の画像の、
    前記注目する非サンプリング画素と同一位置のサンプリ
    ング画素に隣接するサンプリング画素の信号値の平均値
    を求めて第3の値とし、 前記第2の値と前記第3の値の差分を求めて第4の値と
    して、 前記第1の値と前記第2の値の比率により前記第4の値
    を補正して、この補正後の第4の値に前記第1の値を加
    算することにより決定することを特徴とする画像高精細
    化方法。
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