JP2914046B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排気浄化装置

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JP2914046B2
JP2914046B2 JP4263647A JP26364792A JP2914046B2 JP 2914046 B2 JP2914046 B2 JP 2914046B2 JP 4263647 A JP4263647 A JP 4263647A JP 26364792 A JP26364792 A JP 26364792A JP 2914046 B2 JP2914046 B2 JP 2914046B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排気系に、酸素過剰排
気中で炭化水素(HC)の存在下でNOxを浄化する触
媒(リーンNOx触媒)を配置した内燃機関(主にディ
ーゼルエンジン)の排気浄化装置に係わり、とくに、N
Ox浄化に必要なHCを、筒内噴射の燃料噴射弁に、膨
張、排気行程にて副噴射を実行させることにより生成さ
せ、安定したNOx浄化を可能にした排気浄化装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】実開平3−68516号公報は、リーン
NOx触媒へのHC供給を、ある気筒が燃料噴射行程に
あると同時期に排気行程となる気筒のみへ、燃料供給通
路内圧が所定値を超えると噴射されるように構成して、
排気行程に筒内噴射された燃料の部分酸化により行う排
気浄化装置を提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、排気行程にあ
る気筒への燃料の流れを、所定圧以上になった燃料がば
ね付勢された弁の付勢力にうち勝ってばねを開ける構造
によっていたため、排気行程での副噴射に対して、噴射
時期、量の微妙な調整ができず、運転条件によってNO
x浄化率、HCエミッションの低減がばらつくという問
題があった。
【0004】本発明の目的は、膨張、排気行程にある気
筒内への燃料の副噴射(HC生成のための噴射)を電子
制御することによって、副噴射の時期、量を微調整可能
とし、種々の運転条件に対応でき、NOx浄化率の向
上、HCエミッションの悪化防止をはかることができる
内燃機関の排気浄化装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する、本
発明に係る内燃機関の排気浄化装置は、内燃機関の排気
系に設けられたリーンNOx触媒と、筒内に燃料を噴射
する電子制御式燃料噴射弁と、該電子制御式燃料噴射弁
に連結される全気筒共通の燃料蓄圧管と、前記リーンN
Ox触媒の上流に設けられたHCセンサと、機関運転状
況に応じ、機関の膨張、排気行程にて筒内噴射を実行さ
せるとともに、前記HCセンサによって検出された排気
管内のHC濃度にもとづき機関の膨張、排気行程の筒内
噴射条件を補正するフィードバック制御部分を含む電
制御装置と、を備えたものから構成される。
【0006】
【作用】上記本発明の内燃機関の排気浄化装置では、主
噴射を実行する燃料噴射弁と同一の燃料噴射弁を用い
て、膨張、排気行程の一時期に副噴射を実行し、比較的
大きい分子構造のHCを燃焼ガスの熱を利用して比較的
小さい分子構造のHCに分解し、該HCの部分酸化によ
って効率よく生成された活性種をリーンNOx触媒に多
量流して、活性種とNOxとの反応によりNOxを還元
し、浄化する。このHCの生成では、筒内への燃料の副
噴射が電子制御されることにより、膨張、排気行程にあ
る噴射の時期、量が排気管内のHCをも考慮されて微調
整されることになり、種々の運転条件に対応でき、NO
x浄化率が向上する他、HCエミッションも悪化させな
いで済む。
【0007】
【実施例】以下、本発明の内燃機関の排気浄化装置の望
ましい実施例を、図面を参照して説明する。先に主噴射
を実行する構成を説明し、その次に該主噴射実行手段を
一部利用して副噴射を実行する構成を説明することとす
る。
【0008】図1および図2を参照すると、1はディー
ゼル機関本体、2はシリンダブロック、3はシリンダヘ
ッド、4はピストン、5は燃焼室、6は吸気弁、7は排
気弁、8は燃焼室5内に配置された燃料噴射弁、9は吸
気マニホルドを夫々示し、吸気マニホルド9の入口部は
過給機Tに接続される。燃料噴射弁8は燃料供給管10
を介して各気筒に共通の燃料蓄圧管11に連結される。
燃料蓄圧管11はその内部に容積一定の蓄圧室12を有
し、この蓄圧室12内の燃料が燃料供給管10を介して
燃料噴射弁8に供給される。一方、蓄圧室12は燃料供
給管13を介して吐出圧制御可能な燃料供給ポンプ14
の吐出口に連結される。燃料供給ポンプ14の吸込口は
燃料ポンプ15の吐出口に連結され、この燃料ポンプ1
5の吸込口は燃料リザーバタンク16に連結される。ま
た、各燃料噴射弁8は燃料返戻導管17を介して燃料リ
ザーバタンク16に連結される。燃料ポンプ15は燃料
リザーバタンク16内の燃料を燃料供給ポンプ14内に
送り込むために設けられており、燃料ポンプ15がなく
ても燃料供給ポンプ14内に燃料を吸込むことが可能な
場合には燃料ポンプ15を特に設ける必要はない。これ
に対して燃料供給ポンプ14は高圧の燃料を吐出するた
めに設けられており、燃料供給ポンプ14から吐出され
た高圧の燃料は蓄圧室12内に蓄積される。
【0009】図3に燃料噴射弁8の側面断面図を示す。
図3を参照すると、20は燃料噴射弁本体、21はノズ
ル、22はスペーサ、23はノズル21およびスペーサ
22を燃料噴射弁本体20に固定するためのノズルホル
ダ、24は燃料流入口、25はノズル21の先端部に形
勢されたノズル孔を夫々示す。燃料噴射弁本体20は、
スペーサ22、ノズル23内には、互いに直列に配置さ
れた制御ロッド26、加圧ピン27およびニードル28
が摺動可能に挿入される。制御ロッド26の上方には燃
料室29が形成され、この燃料室29は燃料流入口24
および燃料供給管10を介して蓄圧室12に(図2)に
連結される。従って燃料室29内には蓄圧室29内の燃
料圧が加わっており、燃料室29内の燃料圧が制御ロッ
ド26の上面に作用する。ニードル28は円錐状をなす
受圧面30を有し、この受圧面30の周りにニードル加
圧室31が形成される。ニードル加圧室31は一方では
燃料通路32を介して燃料室29に連結され、他方では
ニードル28の周りに形成された環状の燃料通路33を
介してノズル孔25に連通される。燃料噴射弁本体20
内には加圧ピン27を下方に向けて付勢する圧縮ばね3
4が挿入され、ニードル28はこの圧縮ばね34によっ
て下方に押圧される。制御ロッド26はその中間部に円
錐状をなす受圧面35を有し、この受圧面35の周りに
制御ロッド加圧室36が形成される。加圧室36は燃料
噴射弁本体20内に形成されたシリンダ37内に連通せ
しめられ、このシリンダ37内には油圧ピストン38が
摺動可能に挿入される。この油圧ピストン38にはOリ
ング39が取付けられている。
【0010】一方、燃料噴射弁本体20には油圧ピスト
ン38を駆動するための駆動装置40が取付けられる。
この駆動装置40は燃料噴射弁本体20に固締されたケ
ーシング41と、ピストン38およびケーシング40間
に挿入されたピエゾ圧電素子42からなる。このピエゾ
圧電素子42は薄板状の圧電素子を多数枚積層した積層
構造をなしており、このピエゾ圧電素子42に電圧を印
加するとピエゾ圧電素子42は電歪効果によって長手方
向の歪を生ずる。即ち長手方向に伸びる。この伸び量は
例えば50μm程度の少量であるが応答性が極めて良好
であり、電圧を印加してから伸びるまでの応答時間は8
0μsec程度である。電圧の印加を停止すればピエゾ
圧電素子42はただちに縮む。図3に示されるように油
圧ピストン38と燃料噴射弁本体20間には皿ばね43
が挿入され、この皿ばね43のばね力によって油圧ピス
トン38はピエゾ圧電素子42に向けて付勢される。図
4に示すように油圧ピストン38内には燃料通路44が
形成され、この燃料通路44内には逆止弁45が挿入さ
れる。ケーシング41とピエゾ圧電素子42間にはピエ
ゾ圧電素子42を冷却するために図示しない装置によっ
て燃料が循環せしめられ、制御ロッド加圧室36内の燃
料が漏洩するとケーシング41内の燃料が燃料通路44
および逆止弁45を介して制御ロッド加圧室36内に補
給される。
【0011】制御ロッド加圧室36内の燃料に加圧され
ていない場合にはニードル28には制御ロッド26の上
面に作用する下向きの力と、圧縮ばね34による下向き
の力と、ニードル28の受圧面30に作用する上向きの
力が加わる。このとき下向きの力の総和が上向きの力よ
りも若干大きくなるように制御ロッド26の径、圧縮ば
ね34のばね力およびニードル28の受圧面30の面積
が設定されている。従って通常ニードル28には下向き
の力が作用しており、通常ニードル28はノズル孔25
を閉鎖している。次いでピエゾ圧電素子42に電圧が印
加されるとピエゾ圧電素子42が伸びるために油圧ピス
トン38が左方に移動し、その結果制御ロッド加圧室3
6内の圧力が上昇する。このとき制御ロッド26の受圧
面35に上向きの力が作用するために制御ロッド26が
上昇し、ニードル28が上昇するためにノズル孔25か
ら燃料が噴射される。このときの応答性は上述したよう
に80μsec程度であって極めて速い。一方、ピエゾ
圧電素子42への電圧の印加が停止せしめられるとピエ
ゾ圧電素子42は縮み、その結果制御ロッド加圧室36
内の燃料圧が低下するために制御ロッド26およびニー
ドル28が下降して燃料噴射が停止せしめられる。この
ときの応答性も80μsec程度であって極めて速い。
【0012】なお、上述したように制御ロッド加圧室3
6内の燃料が加圧されていない場合にニードル28に作
用する下向きの力の総和は上向きの力よりも若干大きく
なるように制御ロッド26の径、圧縮ばね34のばね力
およびニードル28の受圧面30の面積が定められてい
る。従って制御ロッド26の受圧面35に小さな上向き
の力を加えればニードル28を上昇させることができ
る。即ち、ニードル28を上昇させるために昇圧すべき
制御ロッド加圧室36内の燃料圧は小さくてすみ、ピエ
ゾ圧電素子42に加えるべき電力も小電力で足りる。
【0013】図5および図6は吐出量制御可能な燃料供
給ポンプ14の一例を示す。図5を参照すると燃料供給
ポンプ14はポンプケーシング50により固定支持され
た固定軸51と、固定軸51回りで回転するロータ52
と、ピボットピン53を介してポンプケーシング50に
揺動可能に取付けられたステータ54と、ステータ54
内において軸受55を介して回転可能に支持されたリン
グ56とを有する。ロータ52は放射状に配置された複
数個のラジアルピストン57を具備し、各ラジアルピス
トン57とリング56との間にはラジアルピストン57
と共に回転するシュー58が挿入される。ロータ52が
回転するとそれに伴なってラジアルピストン57も回転
し、このときシュー58がリング56の内周面を摺動す
ると共にシュー58との摩擦力によってリング56も回
転する。固定軸51には吸込口59と吐出口60とが形
成され、吸込口59は燃料ポンプ15(図1)へ、吐出
口60は蓄圧室12(図1)へ夫々連結される。各ラジ
アルピストン57のシリンダ室61は吸込口59および
吐出口60と交互に連通する。シリンダ室61が吸込口
59と連通したときにラジアルピストン57が半径方向
外方に移動するためにシリンダ室61内に燃料が吸込ま
れ、シリンダ室61が吐出口60と連通したときに圧縮
された燃料がシリンダ室61から吐出口60に排出され
る。吐出口60に排出される燃料の圧力はラジアルピス
トン57のストロークに依存しており、ラジアルピスト
ン57のストロークはステータ54の位置によって定ま
る。従ってステータ54をピボットピン53回りに揺動
せしめることによって燃料供給ポンプ14の吐出圧を制
御することができる。
【0014】図5および図6を参照するとポンプケーシ
ング50の下部には固定軸51の軸方向に摺動可能な制
御レバー62が配置される。この制御レバー62は制御
レバー62の軸線に対して傾斜した長溝63を有し、こ
の長溝63内にステータ54の下部に形成されたアーム
64が摺動可能に挿入される。従って制御レバー62を
その軸線方向に移動させるとステータ54が揺動し、そ
れによって燃料供給ポンプ14の吐出量が制御される。
制御レバー62は減速機構65を介して駆動装置66に
連結される。この実施例では駆動装置66はステップモ
ータから形成されるが必ずしもステップモータを使用す
る必要はなく、例えば駆動装置66としてリニアソレノ
イドその他の手段を用いることができる。駆動装置66
により制御レバー62はその軸線方向に移動せしめら
れ、従って燃料供給ポンプ14の吐出圧は駆動装置66
によって制御される。
【0015】図1を参照すると、燃料噴射弁8および駆
動装置66を制御するための電子制御ユニット70が設
けられる。この電子制御ユニット70はディジタルコン
ピュータからなり、双方向性バス71によって相互に接
続されたROM(リードオンリメモリ)72、RAM
(ランダムアクセスメモリ)73、CPU(セントラル
プロセッサユニット)74、入力ポート75および出力
ポート76を具備する。
【0016】図1に示されるように燃料蓄圧管11の端
部には蓄圧室12内の燃料圧を検出する燃料圧センサ8
0が取付けられる。燃料圧センサ80は蓄圧室12内の
燃料圧に比例した出力電圧を発生し、この燃料圧センサ
80はAD変換器81を介して入力ポート75に接続さ
れる。一方、吸気マニホルド9内には吸気マニホルド9
内の過給圧を検出する過給圧センサ82が取付けられ
る。過給圧センサ82は吸気マニホルド9内の圧力に比
例した出力電圧を発生し、この過給圧センサ82はAD
変換器83を介して入力ポート75に接続される。ま
た、機関本体1には機関冷却水温を検出する水温センサ
84が取付けられる。水温センサ84は機関冷却水温に
比例した出力電圧を発生し、この水温センサ84はAD
変換器85を介して入力ポート75に接続される。ま
た、アクセルペダル86にはアクセルペダル86の踏込
み量に比例した出力電圧を発生する負荷センサ87が取
付けられる。この負荷センサ87はAD変換器88を介
して入力ポート75に接続される。
【0017】また、機関クランクシャフトには一対のデ
ィスク89、90が取付けられ、これらディスク89、
90の歯付外周面に対向して一対のクランク角センサ9
1、92が配置される。一方のクランク角センサ91は
例えば1番気筒が吸気上死点にあることを示す出力パル
スを発生し、従ってこのクランク角センサ91の出力パ
ルスからいずれの気筒の燃料噴射弁8を作動せしめるか
を決定することができる。他方のクランク角センサ92
はクランクシャフトが一定角度回転する毎に出力パルス
を発生し、従ってクランク角センサ92の出力パルスか
ら機関回転数を計算することができる。これらのクラン
ク角センサ91、92は入力ポート75に接続される。
【0018】一方、出力ポート76は駆動回路93を介
してステップモータからなる駆動装置66に接続され、
駆動回路94を介して対応する燃料噴射弁8のピエゾ圧
電素子42に接続される。
【0019】図7は主燃料噴射のメインルーチンを示し
ており、このメインルーチンは一定のクランク角度毎の
割込みによって実行される。図7を参照すると、まず始
めに、ステップ100において機関回転数Nを表わすク
ランク角センサ92の出力信号、アクセルペダルの踏込
み量Lを表わす負荷センサ87の出力信号、過給圧Bを
表わす過給圧センサ82の出力信号、機関冷却水温Tを
表わす水温センサ84の出力信号、および蓄圧室12内
の燃料圧Pを表わす、燃料圧センサ80の出力信号がC
PU74内に順次入力され、クランク角センサ92の出
力信号から機関回転数Nが計算される。これらの機関回
転数N、アクセルペダルの踏込み量L、過給圧B、水温
Tおよび燃料圧PはRAM73内に記憶される。次いで
ステップ200では噴射量τの計算が行なわれ、ステッ
プ300では噴射時期の計算が行なわれ、ステップ40
0では燃料圧Pの制御が行なわれる。ステップ200に
おける噴射量τの計算は図8に示され、ステップ300
における噴射時期の計算は図9に示され、ステップ40
0における燃料圧Pの制御は図10に示されている。
【0020】図8は燃料噴射量τを計算するためのフロ
ーチャートを示す。図8を参照すると、まず始めにステ
ップ201においてアクセルペダルの踏込み量、即ち負
荷Lから基本燃料噴射量τ0 が計算される。図11
(a)は基本燃料噴射量τ0 と負荷Lとの関係を示して
おり、この関係は予めROM72内に記憶されている。
次いでステップ202では過給圧Pから過給補正係数K
1 が計算される。図11(b)に示すように過給補正係
数K1 は過給圧Pが高くなるにつれて大きくなる。図1
1(b)に示す関係は予めROM72内に記憶されてい
る。次いでステップ203では噴射量τ=K1 ・τ0
計算される。次いでステップ204では水温Tから最大
噴射量MAXが計算される。図11(c)に示す如く白
煙の発生を防止するために最大噴射量MAXは水温Tが
高くなるにつれて小さくなる。次いでステップ205で
は噴射量τが最大噴射量MAXよりも大きいか否かが判
別される。τ>MAXであればステップ206に進んで
τ=MAXとされる。従って最大噴射量MAXは水温T
によって制限されることになる。
【0021】図9は燃料噴射期間を計算するためのフロ
ーチャートを示す。図9を参照すると、まず始めにステ
ップ301において機関回転数Nと負荷Lから噴射開始
時期τa が計算される。図11(d)に示すように噴射
開始時期τ11、…τmnと機関回転数N、負荷Lとの関係
はマップの形で予めROM72内に記憶されており、こ
のマップから噴射開始時期τa が計算される。次いでス
テップ302では水温Tから水温補正係数K2 が計算さ
れる。水温補正係数K2 は図11(f)に示すように水
温Tが高くなると小さくなり、図11(f)に示す関係
は予めROM72内に記憶されている。次いでステップ
303では過給圧Pから過給補正係数K 3 が計算され
る。過給圧補正係数K3 は図11(e)に示すように過
給圧Pが高くなると大きくなり、図11(e)に示す関
係は予めROM72内に記憶されている。次いでステッ
プ304ではステップ301で求められた噴射開始時期
τaに補正係数K2 、K3 が加算されて実際の噴射開始
時期τa が求められる。実際の噴射開始時期τa
2 、K3 が増大するにつれて大きくなる。即ち速めら
れる。次いでステップ305では図8に示すルーチンに
おいて計算された噴射量τと、実際の噴射開始時期τa
から噴射完了時期τb が計算される。かくして得られた
噴射開始時期τa および噴射完了時期τb はステップ3
06において出力ポート76に出力され、これらτa
τb に従って各燃料噴射弁8の噴射制御が行なわれる。
【0022】図10は燃料圧Pの制御を行なうためのフ
ローチャートを示す。図10を参照すると、まず始めに
ステップ401において機関回転数Nと負荷Lから基準
燃料圧P0 が計算される。図11(g)に示すように基
準燃料圧P11…Pmnと機関回転数N、負荷Lとの関係は
マップの形で予めROM72内に記憶されており、この
マップから基準燃料圧P0 が計算される。次いでステッ
プ402では水温Tから水温補正係数K4 が計算され
る。水温補正係数K4 は図11(i)に示すように水温
Tが高くなるようにつれて大きくなり、図11(i)に
示す関係は予めROM72内に記憶されている。次いで
ステップ403では過給圧Pから過給圧補正係数K5
計算される。過給圧補正係数K5 は図11(h)に示す
ように過給圧Pが高くなるにつれて大きくなり、図11
(h)に示す関係は予めROM72内に記憶されてい
る。次いでステップ404ではステップ401で求めら
れた基準燃料圧P0 に補正係数K4 、K5 を乗算するこ
とにより目標とする基準燃料圧P0 、即ち目標燃料圧P
0 が求められる。この目標燃料圧P0 は水温Tが高くな
るほど大きくなり、過給圧Pが高くなるほど大きくな
る。
【0023】次いでステップ405では目標燃料圧P0
と現在の燃料圧Pとの差の絶対値が△Pよりも小さいか
否かが判別される。|P0 −P|≧△Pのときはステッ
プ406に進んでP>P0 であるか否かが判別される。
P>P0 のときはステップ407に進んで駆動装置6
6、即ちステップモータ66のステップ位置STから一
定ステップ数Aが減算される。その結果燃料供給ポンプ
14の制御レバー62(図5、図6)が燃料供給ポンプ
14の吐出圧を減少する方向に移動せしめられるために
蓄圧室12内の燃料圧はただちに減少する。一方、P≦
0 のときはステップ408に進んでステップモータ6
6のステップ位置STにく一定ステップ数Aが加算され
る。その結果燃料供給ポンプ14の制御レバー62燃料
供給ポンプ14の吐出量を増大する方向に移動せしめら
れるために蓄圧室12内の燃料圧はただちに上昇する。
一方、ステップ405において|P0 −P|<△Pであ
ると判別されたときは処理ルーチンを完了し、このとき
ステップモータ66は静止状態に保持される。このよう
にして蓄圧室12内の燃料圧Pが目標燃料圧P0 に維持
される。
【0024】つぎに、副噴射による排気浄化のための構
成について説明する。図1に示すように、筒内噴射式内
燃機関1には排気マニホルド101、排気管102が順
に接続される。排気管102にはリーンNOx触媒10
3が配置され、その上流にHC濃度検出用のHCセンサ
104が設けられている。HCセンサ104は排気ガス
中のHC濃度に応じた電圧信号を出力する。HCセンサ
104の出力は、AD変換器105を介して電子制御ユ
ニット70の入力ポート75に入力される。電子制御ユ
ニット70のROM72には、図13の副噴射制御用の
プログラムおよび図14の副噴射制御用のマップが格納
されており、CPU74に読出されて制御が実行され
る。
【0025】リーンNOx触媒103は、空燃比リーン
の排気(ストイキの排気が中性でそれより酸素過剰の雰
囲気)中で、炭化水素(HC)の存在下で窒素酸化物
(NOx)を還元または分解する触媒として定義され
る。このようなリーンNOx触媒103には、ゼオライ
トにCu等の遷移金属をイオン交換して担持した触媒、
ゼオライトまたはアルミナに貴金属を担持した触媒、等
が含まれる。リーンNOx触媒103がNOxを還元す
るには、還元剤としてHCが必要である。しかも、HC
の分子サイズが比較的小さい(Cの数が8以下)ものが
NOx浄化率が高い。ディーゼル燃料はそれよりCの多
い大きい分子サイズのHCを多量に含むので、そのまま
の形でリーンNOx触媒103のすぐ上流に供給するよ
りも、膨張、排気行程にある気筒の筒内に噴射し(吸
気、圧縮行程で噴射すれば、燃焼してしまい、動力にな
ってしまう)、高温排気ガスによって熱分解して小さな
分子のHCとしてリーンNOx触媒103に供給する。
このようにしてリーンNOx触媒103に供給されたH
Cは、一部が、部分酸化して活性種を生成し、この活性
種がNOxと反応してNOxを還元しN2 、H 2 O、C
2 を生成する。
【0026】膨張、排気行程にある気筒の筒内に燃料を
噴射する場合、噴射量が少なすぎれば排気ガス中のHC
量が不足し、リーンNOx触媒103でのNOxの還元
が十分でなくなり、噴射量が多すぎればHCがNOxの
還元に消費されるよりも多くなって余分のHCは排出さ
れ、HCエミッションの悪化、燃費の低下を生じる。ま
た、機関運転状態(機関回転速度N、アクセル踏込み量
又は負荷L)に応じて生成NOx量が変化し、そのNO
xを還元するための要求HC量も変化する(図14
(a)参照)ので、機関運転状態(N、L)に応じて最
適量の副噴射(図14(b)参照)を実行しなければな
らない。これを制御するのが、図13の制御ルーチンで
あり、その演算に用いられるマップ群が図14のマップ
である。図14のマップは予め実験段階で特性を求めて
おいたものをマップ化してROM72に格納したもので
ある。
【0027】図13のルーチンは、電子制御ユニット7
0のROM72に格納されCPU74に呼出されて演算
が実行され、一定時間毎に割込まれる。ステップ101
で、クランク角センサ92の出力信号から演算される機
関回転速度N、アクセルペダル86の踏込み量から演算
される機関負荷L、HCセンサ104の出力信号から演
算される現在のHC濃度をCPU74に読込む。つい
で、ステップ102で、クランク角センサ91の出力パ
ルスから、たとえば1番気筒が上死点にきたときを知
り、クランク角センサ92の出力信号から、たとえば1
番気筒が上死点位置から何度回転した位置にあるかを知
ることにより、現在のクランク角を演算することがで
き、1番気筒の行程がわかれば他の気筒の行程もわか
り、どの気筒が膨張、排気行程にあるか、したがって副
噴射を実行すべき気筒番号(膨張、排気の何れかの行程
にある気筒の番号)を決定することができる。
【0028】ついでステップ103で、現在の機関回転
速度Nと負荷Lとから図14(a)のマップを用いて、
目標HC濃度HC1 を決定する。NとLから機関運転状
態がほぼ定まり、その状態でのNOx生成量がきまると
ともにそれを浄化するためのHC量またはHC濃度も決
まるが、それが目標HC濃度HC1 であり、あらかじめ
マップにしてROMに格納しておく。HC1 は図14
(a)に示すように、N大、L大のときHC1 も大とな
る。目標HC濃度HC1 が決まればそのHC1 量を得る
ための必要副噴射量Qも決まる。それをマップ化したも
のが図14(b)である。ステップ103から104に
進み、図14(b)のマップを利用して必要副噴射量Q
を決定する。図14(b)に示すように、N、Lが大の
ときQも大である。
【0029】副噴射における燃料噴射量Qは、それぞれ
の機関運転条件(N、L)において、燃料噴射弁の噴射
期間Tm と燃料圧力Pによってきまる。したがって、図
14(c)示すように、機関回転速度N、負荷Lに応じ
て燃料圧力Pが決まると、図14(d)に示すように噴
射期間Tm も決まる。図14(c)に示すように、回転
速度N、負荷Lが大な程、燃料圧力Pは大であり、図1
4(d)に示すように、ある副噴射量Qが与えられた場
合燃料圧力Pが大な程、噴射期間Tm は小となる。した
がって、図13のステップ104で副噴射量Qが決定す
ると、ステップ105に進み、図14(c)、(d)の
マップを利用して、副噴射の噴射期間T m を決定する。
【0030】ついで、ステップ106に進み、ステップ
105で演算した噴射期間Tm に基づいて、噴射開始時
期τs を決定する。副噴射で噴射される燃料は、図12
に示すように、その全量が機関の膨張、排気行程で筒内
に噴射されなければならず、しかも、排気行程の終了近
傍の吸気弁と排気弁の両方が開くオーバラップ開時期よ
りも前に副噴射が終了しなければならない。これは、も
しも、吸、排気弁の開弁オーバラップ時期に副噴射が実
行されると、その燃料が次の主噴射で噴射された燃料に
合体して燃焼され、オーバランが生じるので、それを防
止しなければならないからである。このようにして、副
噴射の終了時期が、吸、排気弁開弁オーパラップ時期に
かからないようにするという条件で決まると、それより
m だけ早めた時期が副噴射開始時期τs となる。ステ
ップ105で求めた副噴射の噴射期間Tm に基づいて、
その運転条件N、Lにおける副噴射開始時期τs を図1
4(e)に示すようにマップ化しておく。ステップ10
6では、図14(e)のマップを利用して、副噴射開始
時期τs を決定する。上記で求めた、副噴射量Q、噴射
期間Tm 、噴射開始時期τs に従って、副噴射が実行さ
れることにより、時々刻々変化する運転条件に高精度に
対応した副噴射を実行できる。したがって、高精度、高
応答のNOx浄化制御が実行できる。
【0031】図13の制御ルーチンは、リーンNOx触
媒103が高NOx浄化率で働くよう、副噴射の条件を
補正するフィードバック制御部分(ステップ107−1
14)を有している。ステップ107−114は、HC
センサ104で検出したHC濃度が目標HC濃度HC1
より大であれば、副噴射の燃料噴射量Qを予め定めた量
△Qだけ減少し、またHC濃度が目標HC濃度HC1
下であれば△Qだけ増大するようにし、しかも△Q増や
したときに燃料噴射終了時期が吸、排気弁開弁オーバラ
ップ時期に入るようであれば、副噴射の燃料噴射開始時
期τs を△Tmだけ進めるようにするステップから成
る。
【0032】このフィードバック制御においては、ま
ず、ステップ107、108で、HC濃度センサ104
で求めた現在の排気ガス中のHC濃度HCが、目標HC
濃度HC1 になっているか否かを判定する。実際には、
HCが丁度HC1 に等しくなることは稀であるから、H
CがHC1 ±α(HC1 を中心にして上下にαの許容範
囲を設けた範囲)内に納まっているか否かを判定する。
このうちステップ107はHCがHC1 +α以下か否か
を判定しており、ステップ108はHCがHC1−α以
上か否かを判定している。HCがHC1 ±αの範囲内に
あれば、HC濃度が要求HC濃度HC1 に制御されてい
て、副噴射量Qを補正する必要がないから、そのままそ
のサイクルは終了する。
【0033】ステップ107において、現在のHC濃度
が目標HC濃度HC1 +αを超えていると判定されれ
ば、副噴射の燃料噴射量Qを減少させるたために、ステ
ップ109、110に進む。ステップ109では、HC
濃度の過多分(HC−HC1 )のHC1 に対する比に対
応する噴射量過多分△Qを求め、ステップ110で、現
在の噴射量Qからこの過多分△Qを減じて、新たな噴射
量Qとする。したがって、△Q分だけ噴射量の少ない副
噴射が実行される。Qを減少する場合は、燃料噴射終了
時期が、吸、排気弁開弁オーバラップ時期に入ることは
ないので、燃料噴射開始時期を速める必要はなく、その
ままサイクルを終了する。
【0034】ステップ108において、現在のHC濃度
が目標HC濃度HC1 −αより小と判定されれば、副噴
射の燃料噴射量Qを増大させるために、ステップ11
1、112へと進む。ステップ110では、HC濃度の
過少分(HC1 −HC)のHC1 に対する比に対応する
噴射量過少分△Qを求め、ステップ112で、現在の噴
射量Qにこの過少分△Qを増大して、新たな噴射量Qと
する。したがって、△Q分だけ噴射量の多い副噴射が実
行される。
【0035】燃料噴射量Qが増大される場合は、△Q分
を噴射するための燃料噴射期間増分△Tm があるので、
燃料噴射終了時期(τs +Tm +△Tm )が吸、排気弁
開弁オーバラップ開始時期T0 より後になる場合が生じ
るかもしれない。これを判定するために、ステップ11
3で、燃料噴射終了時期(τS +Tm +△Tm )がT 0
より早いか否かを判定し、早いなら副噴射が吸、排気弁
開弁オーバラップ期間に突入することはないので、その
ままサイクルを終了する。しかし、ステップ113で燃
料噴射終了時期(τs +Tm +△Tm )がT0 より遅い
と、副噴射期間が吸、排気弁開弁オーバラップ期間にか
かってしまうので、それを防止するために、ステップ1
14に進み、副噴射の燃料噴射開始時期τs を△Tm
け進め、しかる後サイクルを終了する。これによって、
副噴射量Qが△Q増大される場合も、副噴射が吸、排気
弁開弁オーバラップ時期にかかることはなく、オーバラ
ンは生じない。
【0036】つぎに、作用を説明する。本発明実施例で
は、主噴射を実行する燃料噴射弁8を利用し、電子制御
ユニット70のROM72に、副噴射を制御する制御ル
ーチンを追加して格納するだけで、排気系に設けたリー
ンNOx触媒103によるNOx浄化制御を高精度に実
行することができる。この制御は、主噴射制御と同程度
の高精度制御、高応答制御であり、しかも、ステップ1
07−ステップ114のフィードバック制御をもってい
る。より詳しくは、ステップ101−106で、予じめ
実験によって求めておいたマップを利用して、副噴射量
Q、噴射期間Tm 、噴射開始時期τs が決定され、この
決定されたパラメータに基づいた副噴射が実行される。
そして、ステップ107−114で、HC量がNOx浄
化に必要十分なHC量となっているか否かが判定され、
なっていなければ副噴射量Qが補正される。この場合、
Qが増大されるときは、副噴射の燃料噴射が吸、排気弁
開弁オーバラップ期間開始時期よりも前に行われている
か否かが判定され、行われていないなら噴射開始時期τ
s が必要量進められる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、副噴射の筒内噴射が電
子制御されることにより、膨張、排気行程における副噴
射の期間、量、開始時期が微調整可能となり、種々の運
転条件に対応でき、リーンNOx触媒のNOx浄化率の
向上、HCエミッションの悪化防止をはかることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る内燃機関の排気浄化装
置の系統図である。
【図2】図1のうち内燃機関の部分断面図である。
【図3】図1のうち燃料噴射弁の断面図である。
【図4】図3のうち油圧ピストンの拡大断面図である。
【図5】図1のうち燃料供給ポンプの断面図である。
【図6】図5の制御レバーとその駆動機構の平面図であ
る。
【図7】主噴射のメインルーチンのフローチャートであ
る。
【図8】主噴射の噴射量の計算を実行するためのフロー
チャートである。
【図9】主噴射の噴射期間の計算を実行するためのフロ
ーチャートである。
【図10】主噴射の燃料圧の制御を実行するためのフロ
ーチャートである。
【図11】(a)〜(i)は主噴射における補正係数の
演算に用いる種々の特性図である。
【図12】副噴射と機関行程のタイミングの関係を示す
タイミング図である。
【図13】副噴射の制御ルーチンのフローチャートであ
る。
【図14】(a)〜(e)は副噴射の制御に用いられる
マップである。
【符号の説明】
8 燃料噴射弁 70 電子制御ユニット 102 排気通路 103 リーンNOx触媒 104 HCセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01N 3/08 - 3/28 F02D 41/40 F02M 51/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気系に設けられたリーンN
    Ox触媒と、 筒内に燃料を噴射する電子制御式燃料噴射弁と、 該電子制御式燃 料噴射弁に連結される全気筒共通の燃料
    蓄圧管と、 前記リーンNOx触媒の上流に設けられたHCセンサ
    と、 関運転状況に応じ、機関の膨張、排気行程にて筒内噴
    射を実行させるとともに、前記HCセンサによって検出
    された排気管内のHC濃度にもとづき機関の膨張、排気
    行程の筒内噴射条件を補正するフィードバック制御部分
    を含む電子制御装置と、 を備えたことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
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