JP2912935B2 - 天井下地材の切断工具 - Google Patents

天井下地材の切断工具

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JP2912935B2
JP2912935B2 JP6203307A JP20330794A JP2912935B2 JP 2912935 B2 JP2912935 B2 JP 2912935B2 JP 6203307 A JP6203307 A JP 6203307A JP 20330794 A JP20330794 A JP 20330794A JP 2912935 B2 JP2912935 B2 JP 2912935B2
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昭弘 酒井
孝史 横山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二重天井を構成するた
めに設置された天井下地材を切断する天井下地材の切断
工具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、天井工においては、天井に天井下
地材を設置し、この天井下地材の下面に天井板を貼設し
て二重天井を構成している。しかしながら、既に施工さ
れた二重天井内に各種の電設部材、空調部材を追加して
設置する場合には、該当箇所にある既設の天井下地材を
切断して除去する必要がある。この作業は、従来、作業
者が天井裏に昇り、鋏などの切断具を用いて切断してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した作業は、天井
裏の空間が狭いので作業の効率が悪くて甚だ手間がかか
り、仕上がりも良くないという問題があった。従来か
ら、天井下地材を切断する装置は開発されているが、い
ずれも、天井下地材を地上に置いて切断するものであっ
て、天井に設置された天井下地材を、設置した状態で、
天井板の下から切断できる切断工具の開発が要望されて
いた。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、天井に設置された天井下地材を床面
から簡単に切断できる天井下地材の切断工具を提供する
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、天井
下地材を該下地材側面から挿入できる挿入開口と、この
挿入開口と連通し、該開口から挿入された前記天井下地
材を位置決めすべく収容する収容部と、この収容部の下
方に対向して配置され、該収容部に向かって直線的に上
下方向へ進退する可動刃と、前記可動刃の一側切断面と
同一方向を向いて平行に形成され、天井下地材を収容部
に収容した状態で、該下地材下方の天井壁側端面と当接
し、前記可動刃の該切断面と同一面を構成する当接面
と、この可動刃の下方に向けて延設され、該可動刃を進
退させる操作ハンドルとを備えたところに特徴を有す
る。
【0006】
【作用】請求項1記載の発明によれば、天井下地材を挿
入開口内に挿入すると収容部に収容される。そこで、
接面を天井壁の孔の側面に当接して、操作ハンドルを操
作すると、可動刃が収容部に向けて移動し、天井下地材
天井壁の側端面と面一状態に切断される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図面を参照し
て説明する。図1〜図3において、切断工具のフレーム
11は鋳造品から形成され、このフレーム11の下端か
ら下方へ操作ハンドル12,14が延設されている。即
ち、一方の端部に操作ハンドルとしての固定ハンドル1
2が固着されており、他方の端部にはピン13に支承さ
れたパイプ状の操作ハンドルとしての可動ハンドル14
が回動可能に取付けられている。また、フレーム11の
上端部には、L字状の支持部15が突設され、これの側
方が天井下地材1が挿通される挿入開口16となってい
る。この支持部15は、上端部が二股状に形成されてお
り、支持部15の基部の両側面が天井壁2の孔3に当接
する当接面17となっている。本実施例においては、支
持部15即ちフレーム11の両側面に当接面17を設け
たが、これに限らず少なくとも一方に設ければよい。
【0008】固定刃21は2枚で構成され、支持部15
の二股状部にスペーサ22を挟んで間隔を存して平行に
取付けられ、挿入開口16の上方に位置している。この
固定刃21には天井下地材1の立上がり部1b,1cが
収容される溝部23a,23bからなる収容部23が形
成されている。天井下地材1は、底辺部1aが固定刃2
1の下端面に当接した状態で立上がり部1b,1cが収
容部23に収容保持される。尚、天井下地材1の大きさ
は各種類あるので、本実施例においては、固定刃21に
複数の収容部23,24を形成している(図5参照)。
【0009】この実施例においては、ラチェット機構3
1により可動刃41を移動させるようになっている。ラ
チェット機構31は、図3に示すように、複数個の係止
部32aを形成したラチェット棒32と、可動ハンドル
14にピン33を介して回動可能に取着され係止部32
aに係止する爪34と、可動ハンドル14のピン13に
装着され爪34をラチェット棒32方向へ付勢するばね
35と、爪34の回動を規制するストップピン36とか
ら構成されている。このラチェット棒32は、フレーム
11の中心部に形成された孔37に嵌合して上下に摺動
される。
【0010】可動刃41は、ラチェット棒32の上端部
に固着されてフレーム11の溝内を上下に摺動するもの
で、固定刃21の下方に対向している。この可動刃41
は鋼板から形成され、ほぼ中央に鋭利な喰い込み部42
が形成され、この喰い込み部42の左右に暫時後退する
切削面43,44が形成されている。そして、上昇時に
は、2枚の固定刃21の間に挿入される。また、可動刃
41の切断面は、対応するフレーム11の当接面17と
面一状態になっている(図2参照)。尚、図示はしない
が、喰い込み部42の位置を中心から変位させたり、切
削面43,44の傾斜角度を選定することにより、天井
下地材1の切断効率を適宜選定できる。
【0011】可動ハンドル14とラチェット機構31と
の間には復帰装置51が設けられ、可動ハンドル14が
全開されてラチェット機構31が解除されたとき可動刃
41を元位置まで引戻すようになっている。本実施例に
おいては引戻しにロープ52が使用されている。
【0012】ロープ52は、天然繊維あるいは合成繊維
からなる糸を多数集合加撚したものまたはいわゆるワイ
ヤロープから構成され、強度及び可撓性を有している。
このロープ52の上端部52aは、ラチェット棒32の
下端部に固着され、中間部は、固定ハンドル12の支持
板53に支持されたピン54に案内されてラチェット棒
32の延長線上に引き延ばされ、下端部は、可動ハンド
ル14内に挿入されている。即ち、可動ハンドル14の
内部には、ロープ52の方向を変換するピン55と、パ
イプ状のストップリング56が取付けられている。ま
た、ロープ52の端部にストップリング56に衝止する
止め輪57が固着され、ピン55と止め輪57との間に
ばね58が挿入されている。ロープ52の長さは、可動
ハンドル14を全開させたとき、可動刃41を元位置ま
で引戻す寸法に設定されている。なお、復帰装置51
は、ロープ52によるものに限らず、リンク機構により
可動刃41を元位置に引戻す構造のものでも良い。
【0013】つぎに上記構成の作用について説明する。
図1〜図3において、天井には天井下地材1が複数列に
設置されている。この天井下地材1は、底辺部1aの両
端部から立上がり部1b,1cが立設されて全体として
断面コ字状をなしており、これら天井下地材1の下面に
天井壁2が貼設されて二重天井を構成している。
【0014】先ず、図4に示すように、可動ハンドル1
4を全開位置まで回動する。この過程において、ラチェ
ット機構31の爪34はピン33を中心に回動されるの
で、ラチェット棒32に対して後退して係止部32aと
の係止が解除される。この爪34はばね35により付勢
されるが、ストップピン36に当接して停止する。一
方、可動ハンドル14が回動されると、ピン54とピン
55間の距離が大となり、可動ハンドル14のロープ5
2がばね58を圧縮させながら引き出される。そして、
止め輪57がストップリング56に衝止すると、ロープ
52は、ラチェット棒32を下方へ付勢し、可動刃41
が下端位置まで引き下げられて挿入開口16が大きく広
げられる。
【0015】この図4に示す状態で、フレーム11の挿
入開口16を天井下地材1の高さに一致させ、フレーム
11を天井下地材1方向へ水平に移動させると、天井下
地材1が挿入開口16内に挿通されて鎖線で示すように
固定刃21の下方に位置される。そこで、フレーム11
を徐々に下降させると、図1及び図3に示すように、天
井下地材1が固定刃21の収容部23内に収容されて、
天井下地材1が固定刃21に対して所定の位置関係に保
持される。また、フレーム11及びハンドル12,14
が、天井下地材1に吊下げられた状態になる。つぎに、
当接面17を天井壁2にあてがい、可動ハンドル14を
閉鎖状態に回動させると、ラチェット機構31の爪34
がラチェット棒32の係止部32aに係止した切断作業
の初期の状態になる。
【0016】ここで、図1に矢印で示すように、可動ハ
ンドル14を往復回動させる。可動ハンドル14を開く
と、図5に示すように、ラチェット機構31の爪34が
ラチェット棒32の一段下方の係止部32aに係合す
る。そして、可動ハンドル14を閉じると、ラチェット
棒32即ち可動刃41が固定刃21方向へ上昇する。こ
れを繰り返せば、可動刃41の喰い込み部42が天井下
地材1の底辺部1aを切断し、ついで切削面43,44
が立上がり部1b,1cを切断する。この切断作業にお
いては、当接面17が天井2の孔3の端面に当接して
いるので、可動刃41による天井下地材1の切削面は、
孔3の端面と面一に仕上げられる。可動ハンドル14の
開閉操作において、可動ハンドル14を開くと、ロープ
52はばね58を圧縮させながら引き出される。可動ハ
ンドル14を閉じると、ばね58が伸長してロープ52
を可動ハンドル14内に回収・収容して、ロープ52は
つねに緊張状態にあり、たるみが発生しない。
【0017】切断完了後は、可動ハンドル14を全開す
ると、前述と同様に、ラチェット機構31が解除され、
復帰装置51により可動刃41が元位置まで引戻され
て、当初の状態に復帰する。
【0018】上記実施例においては、つぎの効果を奏す
る。 1,天井に設置された天井下地材1を切断する場合、床
面から作業することができ、従来のように天井裏に昇る
必要がないので、作業が著しく簡単になり、工数の大幅
削減ができる。 2,固定刃21の収容部23が天井下地材1を収容する
ので、固定刃21及び可動刃41に対する天井下地材1
の関係位置を所定に設定でき、フレーム11及びハンド
ル12,14が、天井下地材1に安定した吊下げ状態に
できるので、切断作業が容易にできる。 3,当接面17を天井2の孔3の端面に当接させるの
で、可動刃41による天井下地材1の切削面は、孔3の
端面と面一に形成され、また、切断面がきれいに仕上が
る。
【0019】
【発明の効果】請求項1の発明は、天井下地材を該下地
材側面から挿入できる挿入開口と、この挿入開口と連通
し、該開口から挿入された前記天井下地材を位置決めす
べく収容する収容部と、この収容部の下方に対向して配
置され、該収容部に向かって直線的に上下方向へ進退す
る可動刃と、前記可動刃の一側切断面と同一方向を向い
て平行に形成され、天井下地材を収容部に収容した状態
で、該下地材下方の天井壁側端面と当接し、前記可動刃
の該切断面と同一面を構成する当接面と、この可動刃の
下方に向けて延設され、該可動刃を進退させる操作ハン
ドルとを備えたので、天井に設置された天井下地材を、
床面から簡単に切断できるという優れた効果を奏するも
のである。しかも、天井下地材の切断面が天井壁の開口
部と面一に形成され、仕上り面がきれいにできるという
効果を奏する。
【0020】さらに、天井下地材を地上においてしか切
断できなかった従来の切断工具とは異なり、この切断工
具は、天井下地材が天井に設置された状態で地上から切
断できるものであり、照明その他の空調機器を追加して
設置したい場合の工具として非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 天井下地材を切断するときの最初の過程を示
す正面図である。
【図2】 図1においてII-II線に沿って見た側面図で
ある。
【図3】 一部を破断して示す正面図である。
【図4】 可動刃を元位置に復帰させる状態における一
部を破断して示す正面図である。
【図5】 天井下地材を切断する過程における一部を破
断して示す正面図である。
【符号の説明】
1 天井下地材 1a底辺部 1b立上がり部 1c立上がり部 2 天井 11 フレーム 12 固定ハンドル(操作ハンドル) 14 可動ハンドル(操作ハンドル) 16 挿入開口 17 当接面 21 固定刃 23 収容部 24 収容部 41 可動刃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−328834(JP,A) 特開 平7−290313(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23D 29/02 B23D 23/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井下地材を該下地材側面から挿入でき
    る挿入開口と、 この挿入開口と連通し、該開口から挿入された前記天井
    下地材を位置決めすべく収容する収容部と、 この収容部の下方に対向して配置され、該収容部に向か
    って直線的に上下方向へ進退する可動刃と、前記可動刃の一側切断面と同一方向を向いて平行に形成
    され、天井下地材を収容部に収容した状態で、該下地材
    下方の天井壁側端面と当接し、前記可動刃の該切断面と
    同一面を構成する当接面と、 この可動刃の下方に向けて延設され、該可動刃を進退さ
    せる操作ハンドルとを備えたことを特徴とする天井下地
    材の切断工具。
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JPH07290313A (ja) * 1994-04-22 1995-11-07 Kobayashi Kogu Seisakusho:Kk 軽量形鋼の切断工具

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