JP2912770B2 - 偽造防止用紙 - Google Patents

偽造防止用紙

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JP2912770B2 JP4208459A JP20845992A JP2912770B2 JP 2912770 B2 JP2912770 B2 JP 2912770B2 JP 4208459 A JP4208459 A JP 4208459A JP 20845992 A JP20845992 A JP 20845992A JP 2912770 B2 JP2912770 B2 JP 2912770B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小切手、手形、預金証
書、預金の残高証明書、質権設定書、身分証明書、パス
ポート、住民票、戸籍謄本、印鑑証明書、株券、債券、
納税証明書、その他の赤色の印影を表示した記載書面か
ら、この赤色の印影を抜き出して、他の記載書面に転写
することにより行う偽造を防止するための、偽造防止用
紙に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、小切手、手形、預金証書、預金の
残高証明書、質権設定書、身分証明書、パスポート、住
民票、戸籍謄本、印鑑証明書、株券、債券、納税証明書
等の一定の事項を記載した記載書面が近年大量に用いら
れ、また、社会の経済的流通秩序、法秩序を維持する上
で極めて重要な役割を果している。
【0003】また、一方、最近では、カラーコピー機、
簡易印刷機等の飛躍的技術の進歩により、極めて精巧で
品質が良く、しかも、廉価な製品が販売されている。そ
の結果、記載書面の中から、赤色の印影をコピーし、こ
れを他の同一形態の記載書面に転写したり、貼り付けた
ものを更にカラーコピーして、偽造を行う事が行われて
いる。
【0004】これらの行為は、上記のごとく、カラーコ
ピー機、簡易印刷機等の普及により、特殊な技術を有し
ない者が何等の特殊技術を用いる事なく、極めて安易に
行うことが可能となっている。
【0005】そして、このようなコピーによる偽造犯罪
を防止する手段として、偽造防止を目的とする赤色の印
影に近接して、紫外線ランプを照射した場合のみ発色す
る特殊インキを用いて表示し、コピーしたものは紫外線
ランプを照射しても発色しないものが用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の特殊イ
ンキを用いる方法は、記載書面を長期間保存した場合
に、変色、褪色等を生じ、信頼性に問題があるものであ
った。また、真偽の確認に紫外線ランプが必要となり、
どこでも簡易に真偽を判定することが出来ず、確認に手
数を要するものであった。
【0007】本発明は上述のごとき、カラーコピー機、
もしくは簡易印刷機による赤色の印影を抜き出して行う
偽造犯罪を、簡易で廉価な手段により確実に防止しよう
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述のごとき課
題を解決するため、偽造防止を目的とする赤色の印影を
表示すべき記載書面の、捺印予定部に、赤色の印影の濃
度よりも高い濃度で赤色の印影と異なる色彩で線表示を
施し、赤色の印影をコピーする時、線表示も必然的に赤
色の印影と同時にコピーされるようにして成るものであ
る。
【0009】線表示は、直線または曲線により表示した
ものであっても良い。
【0010】線表示は、単線、または、複数本表示した
ものであっても良い。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に於いて説明す
れば、(1)は記載書面であって、この記載書面(1)は一
定の経済的価値を有する赤色の印影(2)を表面に表示す
るものである。
【0012】一定の経済的価値を有する赤色の印影(2)
を表示した記載書面(1)としては、手形、小切手等があ
る。また、一定の事実を事実を証明する赤色の印影(2)
を表示した記載書面(1)としては、預金証書、預金の残
高証明書、質権設定書、身分証明書、運転免許証、パス
ポート、住民票、戸籍謄本、印鑑証明書、株券、債券、
納税証明書等が挙げられる。
【0013】そして、これらの記載書面(1)中から、例
えば、赤色の印影(2)を偽造しようとする場合は、正当
に発行された記載書面(1)をカラーコピーによりコピー
する。そして、そのコピーした赤色の印影(2)部分を切
り取り除去し、これを捺印等の書き込みが、なされてい
ない正当な記載書面(1)、もしくは赤色の印影(2)の書
き込みが、なされていないカラーコピー機による偽造の
記載書面(1)に貼り付ける。これを、再度カラーコピー
することにより、記載書面(2)を偽造することが可能と
なっている。
【0014】しかし、本発明に於いては、偽造防止を目
的とする赤色の印影(2)を書込み表示すべき、捺印部
に、赤色の印影(2)の濃度よりも高い濃度で線表示(3)
を施している。そのため、印影、サイン等の赤色の印影
(2)をコピーすれば、同時に線表示(3)もコピーされる
ものとなる。
【0015】そして、この線表示(3)を施した赤色の印
影(2)のコピー部分を、他の記載書面(1)に貼り付ける
場合、コピーしたものの線表示(3)と偽造する記載書面
(1a)の線表示(3a)が確実に一致するように、貼り付
けることは非常に困難なものとなる。そのため、図2に
示すごとく、線表示(3)部分は、貼り付ける先の記載書
面(1a)に表示された線表示(3a)部分と、極めてズレ
易いものとなる。そして、この線表示(3)(3a)が少し
でもズレれば、紫外線ランプ等の特殊な用具を用いなく
とも、通常人でも容易に視覚による真偽の確認が可能と
なる。
【0016】もし仮に、線表示(3)が赤色の印影の濃度
よりも低いものとすれば、コピー機械の濃度調整により
線表示(3)を消去し、赤色の印影(2)のみをコピーする
ことが可能となる。そして、この線表示(3)を消去した
赤色の印影(2)のみを、捺印等の書き込みがなされてい
ない正当な記載書面(1)、もしくは赤色の印影(2)の書
き込みが、なされていないカラーコピー機による偽造の
記載書面(1)に貼り付ける。これを、再度カラーコピー
することにより、記載書面(1)を偽造することが可能と
なる。
【0017】また、この線表示(3)は一本でも良いが、
偽造の困難性を増すためには複数本表示するのが好まし
い。また、この線表示(3)は、直線であってもよいが、
図3に示すごとく曲線を表示することにより、曲線に合
わせた張り付けが、直線の場合よりも困難なものとな
り、転写による偽造防止効果を高めるものとなる。
【0018】また、この線表示(3)を、一定数量ずつ発
行する記載書面(1)に応じて、表示間隔、色、形状等を
異なるものとしたり、発行月、発行日毎に異なるものを
用いれば、更に偽造犯罪の防止に効果を挙げることが可
能となる。
【0019】また、線表示(3)は赤色の印影(2)と異な
る色彩で表示する。例えば、赤色の印影(2)に対し、線
表示(3)をグリーンで表示す。このように表示すれば、
印影部分をカラーコピーで複写したときに、グリーンの
線表示(3)も同時にコピーされる。そして、この赤色の
印影(2)である印影部分を切り取り、他の記載書面(1
a)に貼り付けた場合に、この記載書面(1a)の線表示
(3a)のグリーンと、張り付ける線表示(3)のグリーン
との、微妙な色変化を、線表示(3)(3a)が連続するこ
とにより、容易に判別できるものとなる。
【0020】更にこれをコピーする場合には、その色ズ
レの確認が容易になるし、色彩を発行日毎にずらした
り、発行月毎に異なるものを用いることが出来れば、更
に偽造防止効果を高めることができる。
【0021】また、線表示(3)を赤色の印影(2)と異な
る色彩で表示すれば、線表示(3)の濃度を高くしても、
通常の状態で赤色の印影(2)を確認する場合に、この確
認作業が容易なものとなる。
【0022】
【発明の効果】本発明は上述のごとく構成したものであ
るから、コピーした書き込み表示を、他の記載書面に貼
り付ける場合、コピーしたものの線表示と、このコピー
したものとは異なる偽造する記載書面の線表示とを一致
して貼り付けることが非常に困難となり、線表示が少し
でもズレれば、紫外線ランプ等の特殊な用具を用いなく
とも、通常人でも容易に視覚による真偽の確認が可能と
なる。
【0023】また、特殊インキを用いる場合のごとく、
長期間保存による変色、褪色等がなく信頼性が高く、真
偽の確認に特定の器具等を必要とせず、どこでも簡易に
真偽を判定することが出来、確認に手数を要することが
ない。
【0024】また、線表示を赤色の印影と異なる色彩で
表示することにより、印影部分をカラーコピーで複写し
たときに、赤色の印影と異なる線表示も同時にコピーさ
れる。そして、この赤色の印影である印影部分を切り取
り、他の記載書面に貼り付けた場合に、この記載書面の
線表示と、張り付ける線表示との、微妙な色変化を、線
表示が連続することにより、容易に判別できるものとな
る。
【0025】また、線表示を赤色の印影と異なる色彩で
表示すれば、線表示の濃度を高くしても、通常の状態で
赤色の印影を確認する場合に、この確認作業が容易なも
のとなる。そして、カラーコピー機、もしくは簡易印刷
機による印影、サイン等を抜き出して行う偽造犯罪を、
簡易で廉価な手段により確実に防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】記載書面の平面図。
【図2】印影部分の部分拡大図。
【図3】線表示の異なる実施例の平面図。
【符号の説明】
1 記載書面 2 赤色の印影 3 線表示

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偽造防止を目的とする赤色の印影を表示
    すべき記載書面の、捺印予定部に、赤色の印影の濃度よ
    りも高い濃度で赤色の印影と異なる色彩で線表示を施
    し、赤色の印影をコピーする時、線表示も必然的に赤色
    の印影と同時にコピーされるようにした事を特徴とする
    偽造防止用紙。
  2. 【請求項2】 線表示は、直線または曲線により表示し
    たものである事を特徴とする請求項1の偽造防止用紙。
  3. 【請求項3】 線表示は単線、または、複数本表示した
    ものである事を特徴とする請求項1、2記載の偽造防止
    用紙。
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JPS58171996A (ja) * 1982-04-01 1983-10-08 日本ト−タ−株式会社 変造、偽造防止用投票券
JPS61191272U (ja) * 1985-05-22 1986-11-28
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