JP2912044B2 - 静電塗装装置用中間貯留槽およびその保持装置 - Google Patents
静電塗装装置用中間貯留槽およびその保持装置Info
- Publication number
- JP2912044B2 JP2912044B2 JP6491891A JP6491891A JP2912044B2 JP 2912044 B2 JP2912044 B2 JP 2912044B2 JP 6491891 A JP6491891 A JP 6491891A JP 6491891 A JP6491891 A JP 6491891A JP 2912044 B2 JP2912044 B2 JP 2912044B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- storage tank
- intermediate storage
- electrostatic coating
- paint
- manifold base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電性塗料に高電圧を
直接印加して静電塗装を行う塗装装置に用いられる中間
貯留槽およびその保持装置に関する。
直接印加して静電塗装を行う塗装装置に用いられる中間
貯留槽およびその保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、導電性塗料に高電圧を直接印
加して自動車車体等の被塗装物に静電塗装を施す方法と
して、例えばボルテージブロック法が知られている。こ
の方法では、導電性塗料が、接地電位から絶縁されてい
る中間貯留槽に一旦導入された後、この中間貯留槽から
塗料経路を通って高電位にある塗装ガンに供給されるこ
とにより、被塗装物に対する静電塗装作業が行われてい
る。
加して自動車車体等の被塗装物に静電塗装を施す方法と
して、例えばボルテージブロック法が知られている。こ
の方法では、導電性塗料が、接地電位から絶縁されてい
る中間貯留槽に一旦導入された後、この中間貯留槽から
塗料経路を通って高電位にある塗装ガンに供給されるこ
とにより、被塗装物に対する静電塗装作業が行われてい
る。
【0003】この場合、導電性塗料に高電圧が印加され
るため、各種機器類からの漏電や導電体の接近によるシ
ョート等を有効に阻止する必要がある。
るため、各種機器類からの漏電や導電体の接近によるシ
ョート等を有効に阻止する必要がある。
【0004】そこで、具体的には、塗料供給源と中間貯
留槽との間に配置されているブロック弁機構と、この中
間貯留槽と、前記中間貯留槽から塗装ガンに導出される
導電性塗料の吐出量を制御する吐出量制御弁等を、この
導電性塗料に印加される高電圧を確実に絶縁するために
必要な距離だけ互いに離間させた状態で、平面上に配置
させる工夫がなされている。
留槽との間に配置されているブロック弁機構と、この中
間貯留槽と、前記中間貯留槽から塗装ガンに導出される
導電性塗料の吐出量を制御する吐出量制御弁等を、この
導電性塗料に印加される高電圧を確実に絶縁するために
必要な距離だけ互いに離間させた状態で、平面上に配置
させる工夫がなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、ブロック弁機構、中間貯留槽および吐出
量制御弁等の機器類が、互いに絶縁可能な距離ずつ離間
されるため、この機器類の設置用スペースが相当に拡大
されてしまうという問題がある。しかも、各種機器類
は、外部に露呈しているため、例えばロボットアームが
この機器類に接近すれば、ショートが発生する危険性が
多い。
従来技術では、ブロック弁機構、中間貯留槽および吐出
量制御弁等の機器類が、互いに絶縁可能な距離ずつ離間
されるため、この機器類の設置用スペースが相当に拡大
されてしまうという問題がある。しかも、各種機器類
は、外部に露呈しているため、例えばロボットアームが
この機器類に接近すれば、ショートが発生する危険性が
多い。
【0006】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、各種機器類が配置されるスペースを有効に縮小可
能にするとともに、電気的絶縁性に優れた静電塗装装置
用中間貯留槽およびその保持装置を提供することを目的
とする。
あり、各種機器類が配置されるスペースを有効に縮小可
能にするとともに、電気的絶縁性に優れた静電塗装装置
用中間貯留槽およびその保持装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、外部から複数の管体を配管可能な管体
接続部を有し、電気絶縁材で形成されるマニホールド基
台と、前記マニホールド基台に一体的に設けられ、導電
性塗料が一旦貯留される貯留部と、塗料供給源と貯留部
との間を電気的に絶縁する絶縁機構と、前記絶縁機構を
含む機器類を覆って前記マニホールド基台に装着される
電気絶縁材製カバー部材とを備えることを特徴とする。
めに、本発明は、外部から複数の管体を配管可能な管体
接続部を有し、電気絶縁材で形成されるマニホールド基
台と、前記マニホールド基台に一体的に設けられ、導電
性塗料が一旦貯留される貯留部と、塗料供給源と貯留部
との間を電気的に絶縁する絶縁機構と、前記絶縁機構を
含む機器類を覆って前記マニホールド基台に装着される
電気絶縁材製カバー部材とを備えることを特徴とする。
【0008】さらにまた、本発明は、請求項1記載の中
間貯留槽の外壁部に設けられたボルト部材と、前記中間
貯留槽の外形形状に対応する形状を有する枠体と、前記
枠体に設けられ、前記ボルト部材を係合させて中間貯留
槽を保持するための溝部とを備えることを特徴とする。
間貯留槽の外壁部に設けられたボルト部材と、前記中間
貯留槽の外形形状に対応する形状を有する枠体と、前記
枠体に設けられ、前記ボルト部材を係合させて中間貯留
槽を保持するための溝部とを備えることを特徴とする。
【0009】
【作用】上記の本発明に係る静電塗装装置用中間貯留槽
では、電気絶縁材製マニホールド基台に設けられた管体
接続部に、導電性塗料供給用管体、駆動エア用管体およ
び洗浄液用管体等が配管されるとともに、このマニホー
ルド基台に設けられた貯留部および絶縁機構等の機器類
が電気絶縁材製カバー部材により覆われる。このため、
各種機器類を電気的絶縁を確保した状態でコンパクトに
配置させることができ、機器類の収容スペースの有効利
用が図られる。
では、電気絶縁材製マニホールド基台に設けられた管体
接続部に、導電性塗料供給用管体、駆動エア用管体およ
び洗浄液用管体等が配管されるとともに、このマニホー
ルド基台に設けられた貯留部および絶縁機構等の機器類
が電気絶縁材製カバー部材により覆われる。このため、
各種機器類を電気的絶縁を確保した状態でコンパクトに
配置させることができ、機器類の収容スペースの有効利
用が図られる。
【0010】さらに、本発明に係る中間貯留槽の保持装
置では、中間貯留槽の外壁部に設けられたボルト部材を
枠体に係合させてこの中間貯留槽を保持することによ
り、特に複数の中間貯留槽を立位状態で配列させること
ができ、省スペース化が容易に達成される。
置では、中間貯留槽の外壁部に設けられたボルト部材を
枠体に係合させてこの中間貯留槽を保持することによ
り、特に複数の中間貯留槽を立位状態で配列させること
ができ、省スペース化が容易に達成される。
【0011】
【実施例】本発明に係る静電塗装装置用中間貯留槽およ
びその保持装置について実施例を挙げ、添付の図面を参
照して以下に説明する。
びその保持装置について実施例を挙げ、添付の図面を参
照して以下に説明する。
【0012】図2において、参照符号10は、静電塗装
装置を示し、この静電塗装装置10は、図示しない色替
弁機構等に接続された本実施例に係る中間貯留槽12を
備え、この中間貯留槽12に四方切換弁14を介して塗
装ガン16が接続されるとともに、保持装置18により
立位状態に固定されている。
装置を示し、この静電塗装装置10は、図示しない色替
弁機構等に接続された本実施例に係る中間貯留槽12を
備え、この中間貯留槽12に四方切換弁14を介して塗
装ガン16が接続されるとともに、保持装置18により
立位状態に固定されている。
【0013】図1に示すように、中間貯留槽12は、外
部から複数の管体を配管可能な管体接続部20を有し電
気絶縁材で形成されるマニホールド基台22と、前記マ
ニホールド基台22に一体的に設けられ、導電性塗料が
一旦貯留される貯留部24と、互いに所定の距離を確保
して離間するとともに、前記貯留部24に沿って配置さ
れる一組の三方切換弁26、28を有する絶縁機構30
と、前記絶縁機構30を含む機器類を覆って前記マニホ
ールド基台22に装着される電気絶縁材製カバー部材3
2a、32bとを備える。
部から複数の管体を配管可能な管体接続部20を有し電
気絶縁材で形成されるマニホールド基台22と、前記マ
ニホールド基台22に一体的に設けられ、導電性塗料が
一旦貯留される貯留部24と、互いに所定の距離を確保
して離間するとともに、前記貯留部24に沿って配置さ
れる一組の三方切換弁26、28を有する絶縁機構30
と、前記絶縁機構30を含む機器類を覆って前記マニホ
ールド基台22に装着される電気絶縁材製カバー部材3
2a、32bとを備える。
【0014】このマニホールド基台22は、後述する管
体接続部20の他に、貯留部24の外壁部34および機
器類取付部36a乃至36dが一体的に成形されるとと
もに、この管体接続部20の両端には、カバー部材32
a、32bを固定するためのねじ部38a、38bが形
成される。この機器類取付部36a、36bに、絶縁機
構30を構成する三方切換弁26、28が固定され、こ
の三方切換弁26、28間に所定の高電圧を絶縁可能な
長さを有する絶縁管40が配置される。
体接続部20の他に、貯留部24の外壁部34および機
器類取付部36a乃至36dが一体的に成形されるとと
もに、この管体接続部20の両端には、カバー部材32
a、32bを固定するためのねじ部38a、38bが形
成される。この機器類取付部36a、36bに、絶縁機
構30を構成する三方切換弁26、28が固定され、こ
の三方切換弁26、28間に所定の高電圧を絶縁可能な
長さを有する絶縁管40が配置される。
【0015】貯留部24は、ピストン42を介して分割
される塗料および洗浄液の注入用第1シリンダ室44
と、エア供給用第2シリンダ室46とを備え、このピス
トン42に貯留部24の外方に延びる筒状検知ロッド4
8が設けられ、この検知ロッド48の上部に洗浄用流体
を貯留するタンク50が設けられている。この検知ロッ
ド48の所定の位置にドグ部材52が固定されるととも
に、タンク50にドグ部53が形成されており、このド
グ部材52およびドグ部53が検知手段54に係合す
る。
される塗料および洗浄液の注入用第1シリンダ室44
と、エア供給用第2シリンダ室46とを備え、このピス
トン42に貯留部24の外方に延びる筒状検知ロッド4
8が設けられ、この検知ロッド48の上部に洗浄用流体
を貯留するタンク50が設けられている。この検知ロッ
ド48の所定の位置にドグ部材52が固定されるととも
に、タンク50にドグ部53が形成されており、このド
グ部材52およびドグ部53が検知手段54に係合す
る。
【0016】この検知手段54は、ドグ部材52、ドグ
部53に係合して切換駆動される開閉弁56a、56b
を備え、この開閉弁56a、56bが、取付部材58を
介してマニホールド基台22の機器類取付部36cに固
定される。このマニホールド基台22の機器類取付部3
6dには、貯留部24の第1シリンダ室44に連通して
塗料の吐出量を調節する流量制御弁60が固定される。
部53に係合して切換駆動される開閉弁56a、56b
を備え、この開閉弁56a、56bが、取付部材58を
介してマニホールド基台22の機器類取付部36cに固
定される。このマニホールド基台22の機器類取付部3
6dには、貯留部24の第1シリンダ室44に連通して
塗料の吐出量を調節する流量制御弁60が固定される。
【0017】この中間貯留槽12の流路系を、図3を用
いて以下に説明する。
いて以下に説明する。
【0018】マニホールド基台22の端部に形成された
管体接続部20には、塗料導入口62と洗浄液導入口6
4とが近接して設けられており、この塗料導入口62、
洗浄液導入口64は、三方切換弁26のそれぞれのポー
トに連通している。この三方切換弁26に絶縁管40を
介して連通する三方切換弁28には、管体接続部20で
開口する洗浄液導出口66と、貯留部24の第1シリン
ダ室44に開口する塗料流路68とを選択的に連通す
る。この第1シリンダ室44には、流量制御弁60を介
して塗料流路70が連通するとともに、この塗料流路7
0は、管体接続部20で開口する塗料導出口72に連通
する。
管体接続部20には、塗料導入口62と洗浄液導入口6
4とが近接して設けられており、この塗料導入口62、
洗浄液導入口64は、三方切換弁26のそれぞれのポー
トに連通している。この三方切換弁26に絶縁管40を
介して連通する三方切換弁28には、管体接続部20で
開口する洗浄液導出口66と、貯留部24の第1シリン
ダ室44に開口する塗料流路68とを選択的に連通す
る。この第1シリンダ室44には、流量制御弁60を介
して塗料流路70が連通するとともに、この塗料流路7
0は、管体接続部20で開口する塗料導出口72に連通
する。
【0019】管体接続部20には、ピストン42を第1
シリンダ室44側に変位させるための第1駆動空気口7
4と、三方切換弁26、28および流量制御弁60を駆
動させるための第2駆動空気口76乃至第4駆動空気口
80が形成される。この管体接続部20には、開閉弁5
6a、56bに検出用空気を導入、導出させるための空
気導入口82a、82bと空気導出口84a、84bと
が設けられる。
シリンダ室44側に変位させるための第1駆動空気口7
4と、三方切換弁26、28および流量制御弁60を駆
動させるための第2駆動空気口76乃至第4駆動空気口
80が形成される。この管体接続部20には、開閉弁5
6a、56bに検出用空気を導入、導出させるための空
気導入口82a、82bと空気導出口84a、84bと
が設けられる。
【0020】この中間貯留槽12には、導電性塗料に高
電圧を直接印加する際に機器類同士の絶縁および外部と
の絶縁を保つために、絶縁構造を採用している。具体的
には、マニホールド基台22とカバー部材32a、32
bとの接続部位に、前記高電圧印加時に有効に絶縁可能
な沿面距離Lが確保されている。
電圧を直接印加する際に機器類同士の絶縁および外部と
の絶縁を保つために、絶縁構造を採用している。具体的
には、マニホールド基台22とカバー部材32a、32
bとの接続部位に、前記高電圧印加時に有効に絶縁可能
な沿面距離Lが確保されている。
【0021】保持装置18は、中間貯留槽12の外壁部
に設けられたボルト部材86a、86bと、この中間貯
留槽12の外形形状に対応する形状を有する枠体88
と、この枠体88に設けられ、前記ボルト部材86a、
86bを係合させて中間貯留槽12を立位状態で保持す
るための溝部90a、90bとを備え、この枠体88
が、作業場内の壁面(図示せず)に固定されている。
に設けられたボルト部材86a、86bと、この中間貯
留槽12の外形形状に対応する形状を有する枠体88
と、この枠体88に設けられ、前記ボルト部材86a、
86bを係合させて中間貯留槽12を立位状態で保持す
るための溝部90a、90bとを備え、この枠体88
が、作業場内の壁面(図示せず)に固定されている。
【0022】次に、このように構成される中間貯留槽1
2の動作について、静電塗装装置10との関連で説明す
る。
2の動作について、静電塗装装置10との関連で説明す
る。
【0023】まず塗料導入口62が色替弁機構に接続さ
れ、洗浄液導入口64が洗浄弁に接続されるとともに、
洗浄液導出口66が廃液槽に接続される。塗料導出口7
2が四方切換弁14を介して塗装ガン16に連通する一
方、第1駆動空気口74乃至第4駆動空気口80が、空
気供給源に接続される。さらに、空気導入口82aと空
気導出口84aおよび空気導入口82bと空気導出口8
4bとが、それぞれ検出部に接続されている。
れ、洗浄液導入口64が洗浄弁に接続されるとともに、
洗浄液導出口66が廃液槽に接続される。塗料導出口7
2が四方切換弁14を介して塗装ガン16に連通する一
方、第1駆動空気口74乃至第4駆動空気口80が、空
気供給源に接続される。さらに、空気導入口82aと空
気導出口84aおよび空気導入口82bと空気導出口8
4bとが、それぞれ検出部に接続されている。
【0024】そこで、静電塗装装置10による静電塗装
に際して、色替弁機構から所定の色の塗料が塗料導入口
62に圧送されると、この塗料は、三方切換弁26から
絶縁管40を通って三方切換弁28に供給され、塗料流
路68から貯留部24の第1シリンダ室44に充填され
る。この第1シリンダ室44に充填された塗料は、塗料
流路70から塗料導出口72を介して四方切換弁14に
送られた後、塗装ガン16まで充填される。その際、ピ
ストン42が上昇してドグ部材52が開閉弁56aに係
合し、検知手段54を介して塗料の充填を自動的に検出
することができる。
に際して、色替弁機構から所定の色の塗料が塗料導入口
62に圧送されると、この塗料は、三方切換弁26から
絶縁管40を通って三方切換弁28に供給され、塗料流
路68から貯留部24の第1シリンダ室44に充填され
る。この第1シリンダ室44に充填された塗料は、塗料
流路70から塗料導出口72を介して四方切換弁14に
送られた後、塗装ガン16まで充填される。その際、ピ
ストン42が上昇してドグ部材52が開閉弁56aに係
合し、検知手段54を介して塗料の充填を自動的に検出
することができる。
【0025】次いで、空気供給源から第2および第3駆
動空気口76、78に駆動用エアが供給されて、絶縁機
構30を構成する三方切換弁26、28の切換動作が行
われる。このため、洗浄弁から供給される洗浄液が、洗
浄液導入口64から三方切換弁26、絶縁管40および
三方切換弁28を通って洗浄液導出口66を介して廃液
槽に排出される。そして、この絶縁機構30が乾燥さ
れ、これにより色替弁機構と中間貯留槽12とは、電気
的に絶縁される。
動空気口76、78に駆動用エアが供給されて、絶縁機
構30を構成する三方切換弁26、28の切換動作が行
われる。このため、洗浄弁から供給される洗浄液が、洗
浄液導入口64から三方切換弁26、絶縁管40および
三方切換弁28を通って洗浄液導出口66を介して廃液
槽に排出される。そして、この絶縁機構30が乾燥さ
れ、これにより色替弁機構と中間貯留槽12とは、電気
的に絶縁される。
【0026】ここで、空気供給源から第1駆動空気口7
4に駆動用エアが供給され、ピストン42が第1シリン
ダ室44側に変位して、塗料は、流量制御弁60により
吐出量が調節されるとともに、高電圧が直接印加された
状態で塗装ガン16から図示しないワークに供給され
る。その際、ピストン42が第1シリンダ室44側に移
動し、ドグ部53が開閉弁56bに係合して検知手段5
4によりピストン42の移動情報が自動的に検出され
る。
4に駆動用エアが供給され、ピストン42が第1シリン
ダ室44側に変位して、塗料は、流量制御弁60により
吐出量が調節されるとともに、高電圧が直接印加された
状態で塗装ガン16から図示しないワークに供給され
る。その際、ピストン42が第1シリンダ室44側に移
動し、ドグ部53が開閉弁56bに係合して検知手段5
4によりピストン42の移動情報が自動的に検出され
る。
【0027】この場合、本実施例では、マニホールド基
台22の端部に管体接続部20を設け、この管体接続部
20に所定の管体を接続させることにより、このマニホ
ールド基台22に固定されている種々の機器類、すなわ
ち三方切換弁26、28、流量制御弁60、開閉弁56
a、56bおよびピストン42に所望の流体を供給する
ことができる。これにより、各種機器類の配管作業が容
易に遂行されるという効果が得られる。
台22の端部に管体接続部20を設け、この管体接続部
20に所定の管体を接続させることにより、このマニホ
ールド基台22に固定されている種々の機器類、すなわ
ち三方切換弁26、28、流量制御弁60、開閉弁56
a、56bおよびピストン42に所望の流体を供給する
ことができる。これにより、各種機器類の配管作業が容
易に遂行されるという効果が得られる。
【0028】さらに、電気絶縁材で形成されるマニホー
ルド基台22に機器類取付部36a乃至36dを一体的
に成形するとともに、この機器類取付部36a乃至36
dに三方切換弁26、28、流量制御弁60および開閉
弁56a、56b等の各種機器類が固定され、この機器
類が、マニホールド基台22にねじ込まれる電気絶縁材
製カバー部材32a、32bに覆われている。しかも、
絶縁管40の長さや沿面距離Lが、高電圧印加時の絶縁
を有効に確保し得る距離に選択されている。このため、
各種機器類同士およびこの機器類と外部とが確実に絶縁
され、この機器類をコンパクトに収容することが可能に
なるとともに、中間貯留槽12同士を近接して配置させ
ることができる。また、カバー部材32a、32bをマ
ニホールド基台22から取り外すことにより、各種機器
類のメンテナンス作業を一挙に簡素化する。
ルド基台22に機器類取付部36a乃至36dを一体的
に成形するとともに、この機器類取付部36a乃至36
dに三方切換弁26、28、流量制御弁60および開閉
弁56a、56b等の各種機器類が固定され、この機器
類が、マニホールド基台22にねじ込まれる電気絶縁材
製カバー部材32a、32bに覆われている。しかも、
絶縁管40の長さや沿面距離Lが、高電圧印加時の絶縁
を有効に確保し得る距離に選択されている。このため、
各種機器類同士およびこの機器類と外部とが確実に絶縁
され、この機器類をコンパクトに収容することが可能に
なるとともに、中間貯留槽12同士を近接して配置させ
ることができる。また、カバー部材32a、32bをマ
ニホールド基台22から取り外すことにより、各種機器
類のメンテナンス作業を一挙に簡素化する。
【0029】しかも、本実施例に係る保持装置18を使
用することにより、中間貯留槽12が、立位状態で確実
に保持される。このため、特に複数の中間貯留槽12同
士の間隔を可及的に狭小にすることが可能になるという
効果がある。
用することにより、中間貯留槽12が、立位状態で確実
に保持される。このため、特に複数の中間貯留槽12同
士の間隔を可及的に狭小にすることが可能になるという
効果がある。
【0030】なお、絶縁機構30を構成する絶縁管40
にシリンダ等のアクチュエータを連結し、塗料充填後に
この絶縁管40を三方切換弁28から絶縁可能な長さだ
け離脱させることもできる。
にシリンダ等のアクチュエータを連結し、塗料充填後に
この絶縁管40を三方切換弁28から絶縁可能な長さだ
け離脱させることもできる。
【0031】
【発明の効果】本発明に係る静電塗装装置用中間貯留槽
によれば、以下の効果が得られる。
によれば、以下の効果が得られる。
【0032】電気絶縁材製マニホールド基台に設けられ
た管体接続部に、導電性塗料供給用管体、駆動エア用管
体および洗浄液用管体等が配管されるとともに、このマ
ニホールド基台に設けられた貯留部および絶縁機構等の
機器類が電気絶縁材製カバー部材により覆われるため、
各種機器類が電気的絶縁を確保した状態でコンパクトに
配置され、これらの配置スペースの有効利用が図られ
る。
た管体接続部に、導電性塗料供給用管体、駆動エア用管
体および洗浄液用管体等が配管されるとともに、このマ
ニホールド基台に設けられた貯留部および絶縁機構等の
機器類が電気絶縁材製カバー部材により覆われるため、
各種機器類が電気的絶縁を確保した状態でコンパクトに
配置され、これらの配置スペースの有効利用が図られ
る。
【0033】さらに、本発明に係る中間貯留槽の保持装
置では、中間貯留槽の外壁部に設けられたボルト部材を
枠体に係合させてこの中間貯留槽を保持することによ
り、特に複数の中間貯留槽を立位状態で近接して配列さ
せることができ、前記中間貯留槽の配置スペースの効率
化が容易に達成される。
置では、中間貯留槽の外壁部に設けられたボルト部材を
枠体に係合させてこの中間貯留槽を保持することによ
り、特に複数の中間貯留槽を立位状態で近接して配列さ
せることができ、前記中間貯留槽の配置スペースの効率
化が容易に達成される。
【図1】本発明に係る静電塗装装置用中間貯留槽の縦断
説明図である。
説明図である。
【図2】前記中間貯留槽を組み込む静電塗装装置および
保持装置の概略構成斜視図である。
保持装置の概略構成斜視図である。
【図3】前記中間貯留槽の流路系の説明図である。
10…静電塗装装置 12…中間貯留槽 16…塗装ガン 18…保持装置 20…管体接続部 22…マニホールド基台 24…貯留部 26、28…三方切換弁 30…絶縁機構 32a、32b…カバー部材 36a〜36d…機器類取付部 40…絶縁管 42…ピストン 44、46…シリンダ室 48…検知ロッド 54…検知手段 56a、56b…開閉弁 60…流量制御弁 70…塗料流路
フロントページの続き (72)発明者 外山 弐一 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダ エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−293064(JP,A) 特開 昭63−310671(JP,A) 特開 昭51−70240(JP,A) 特開 昭57−201557(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05B 5/00 - 5/16
Claims (4)
- 【請求項1】外部から複数の管体を配管可能な管体接続
部を有し、電気絶縁材で形成されるマニホールド基台
と、前記マニホールド基台に一体的に設けられ、導電性
塗料が一旦貯留される貯留部と、塗料供給源と貯留部と
の間を電気的に絶縁する絶縁機構と、前記絶縁機構を含
む機器類を覆って前記マニホールド基台に装着される電
気絶縁材製カバー部材とを備えることを特徴とする静電
塗装装置用中間貯留槽。 - 【請求項2】請求項1記載の中間貯留槽において、貯留
部の端部に、この貯留部内の導電性塗料を塗装ガンに供
給する際にこの導電性塗料の吐出量を制御する吐出量制
御弁が配置されることを特徴とする静電塗装装置用中間
貯留槽。 - 【請求項3】請求項1記載の中間貯留槽において、貯留
部内に進退自在に配置されたピストンに設けられ、この
貯留部の外方に延びる検知ロッドと、前記検知ロッドに
係合して前記ピストンの位置情報を得るための弁を組み
込む検知手段とを備えることを特徴とする静電塗装装置
用中間貯留槽。 - 【請求項4】請求項1記載の中間貯留槽の外壁部に設け
られたボルト部材と、前記中間貯留槽の外形形状に対応
する形状を有する枠体と、前記枠体に設けられ、前記ボ
ルト部材を係合させて中間貯留槽を保持するための溝部
とを備えることを特徴とする中間貯留槽の保持装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6491891A JP2912044B2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 静電塗装装置用中間貯留槽およびその保持装置 |
CA002059427A CA2059427C (en) | 1991-01-22 | 1992-01-15 | Structure for preventing current from leaking out of devices for electrostatic spray coating |
GB9200771A GB2252262B (en) | 1991-01-22 | 1992-01-15 | Structure for preventing current from leaking out of devices for electrostatic spray coating |
US07/821,048 US5199650A (en) | 1991-01-22 | 1992-01-16 | Structure for preventing current from leaking out of devices for electrostatic spray coating |
DE4201521A DE4201521C2 (de) | 1991-01-22 | 1992-01-21 | Vorrichtung zum Unterbinden von Leckströmen aus beim elektrostatischen Farbspritzen verwendeten Geräteteilen |
FR9200688A FR2671742B1 (fr) | 1991-01-22 | 1992-01-22 | Dispositif destine a empecher les courants de fuite dans les appareils de pulverisation electrostatique. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6491891A JP2912044B2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 静電塗装装置用中間貯留槽およびその保持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04300666A JPH04300666A (ja) | 1992-10-23 |
JP2912044B2 true JP2912044B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=13271909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6491891A Expired - Fee Related JP2912044B2 (ja) | 1991-01-22 | 1991-03-28 | 静電塗装装置用中間貯留槽およびその保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2912044B2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-28 JP JP6491891A patent/JP2912044B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04300666A (ja) | 1992-10-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5255856A (en) | Electrostatic spray painting apparatus | |
US5288029A (en) | Apparatus for electrostatically spray-coating workpiece with paint | |
CN107234015B (zh) | 用于高导电水性涂料的静电涂装间歇供漆系统和方法 | |
JP2768811B2 (ja) | 塗装方法 | |
US5199650A (en) | Structure for preventing current from leaking out of devices for electrostatic spray coating | |
JP2912044B2 (ja) | 静電塗装装置用中間貯留槽およびその保持装置 | |
WO2004082847A1 (ja) | 静電塗装方法および静電塗装装置 | |
JP3984920B2 (ja) | 静電塗装装置 | |
US5636799A (en) | Frame mounted isolated motor driven electrostatic spray system | |
JPH04310267A (ja) | 静電塗装方法 | |
JP2553242Y2 (ja) | 静電塗装装置 | |
JP4272981B2 (ja) | 静電塗装装置 | |
JP2509540Y2 (ja) | 塗装装置用中間貯留槽 | |
JP2871878B2 (ja) | 静電塗装装置 | |
JP2529620B2 (ja) | 静電塗装用機器の漏電防止構造 | |
JP3014884B2 (ja) | 導電性塗料の静電塗装装置 | |
JP2509535Y2 (ja) | 静電塗装装置 | |
WO1996021515A9 (en) | Frame mounted isolated motor driven electrostatic spray system | |
JP2509534Y2 (ja) | 静電塗装装置 | |
JP2509536Y2 (ja) | 静電塗装装置 | |
JPH04110154U (ja) | 静電塗装装置の絶縁機構 | |
JPH0580546U (ja) | 静電塗装装置 | |
JP2526395Y2 (ja) | 静電塗装装置 | |
JPH0580548U (ja) | 静電塗装装置の絶縁構造 | |
JPH04106659U (ja) | 静電塗装装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |