JP2911062B2 - 釣 竿 - Google Patents

釣 竿

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JP2911062B2
JP2911062B2 JP3088178A JP8817891A JP2911062B2 JP 2911062 B2 JP2911062 B2 JP 2911062B2 JP 3088178 A JP3088178 A JP 3088178A JP 8817891 A JP8817891 A JP 8817891A JP 2911062 B2 JP2911062 B2 JP 2911062B2
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vibration
fishing rod
fish
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signal
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浩康 鈴江
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Daiwa Seiko Co Ltd
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K97/00Accessories for angling
    • A01K97/12Signalling devices, e.g. tip-up devices
    • A01K97/125Signalling devices, e.g. tip-up devices using electronic components

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Fishing Rods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、釣竿に係わり、特に、
所定対象魚の魚信を確実に感知することを可能にした釣
竿に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、元竿を握持した釣人の手には、
対象魚の魚信による振動以外に、釣竿操作中の竿の振れ
による振動、あるいは、水,波,風,石等の自然環境か
ら生じた振動が複合され、同時に伝達される。このた
め、対象魚の魚信による振動のみを感知するには、相当
の熟練が必要とされ、素人は、魚信に対する合わせのタ
イミングを失ってしまい、魚を逃がしてしまうことが多
い。
【0003】そこで、従来、例えば、実開昭62−94
780号公報に開示されるように、穂先の先端に加速度
センサを設け振動を検出し、この加速度センサからの信
号を増幅して、釣竿の握り部分に設けた振動発生部材を
振動させ、この振動発生部材の振動により魚信を感知す
るようにした釣竿が開発されている。このような釣竿で
は、魚信が小さくても、釣竿の握り部分に設けた振動発
生部材が充分に振動するため、魚信を比較的容易に感知
することが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな釣竿では、魚信による振動と同時に、魚信による振
動以外の振動をも増幅してしまうため、魚信のみを確実
に感知することが困難であるという問題があった。本発
明者は、かかる従来の問題を解決すべく鋭意研究した結
果、魚の種類が同じであれば、魚信時における釣竿ある
いは釣糸に発生する振動の周波数がほぼ同じであり、ま
た、この周波数は、魚の種類により異なり、魚の種類に
応じて特定の卓越周波数があることを見出した。
【0005】すなわち、図8に示すように、釣竿本体1
1に、加速度センサ13を取り付けて、魚信の有った時
の釣竿本体11の振動数を測定すると、例えば、鮎の時
には、図9に示すように、あたりを待っている時には、
加速度センサ13で測定される周波数は、10Hz以下
であるが、魚信時には、20Hz前後の卓越周波数15
となる。
【0006】この卓越周波数15の値は、魚17の大き
さ、環境等により若干変化するが、魚17の種類により
ほぼ一様であり、例えば、鮎の場合には20Hz前後、
ハエの場合には30Hz前後、鯉の場合には15Hz前
後になり、また、10〜40Hzの範囲内にあること
が、上述した実験により確認されている。本発明は、か
かる知見に基づいてなされたもので、所定対象魚の魚信
を確実に感知することができる釣竿を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の釣竿は、釣竿
本体の共振周波数のうち対象魚の魚信の卓越周波数に近
似する周波数である魚信対応共振周波数における前記釣
竿本体の振動の節位置に、振動調整体を配置してなるも
のである。請求項2の釣竿は、請求項1記載の釣竿にお
いて、前記振動調整体を、前記釣竿本体に対して位置調
整可能または着脱可能に形成してなるものである。
【0008】
【作用】請求項1の釣竿では、振動調整体により、主
に、魚信による振動以外の振動が減衰される。請求項2
の釣竿では、振動調整体が、釣竿本体に対して位置調整
可能または着脱可能に形成される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の詳細を図面に示す実施例につ
いて説明する。図1および図2は、本発明の釣竿の一実
施例を示しており、図において符号21は、釣竿本体を
示している。釣竿本体21の一端には、握持部23が形
成され、他端には、釣糸25の一端が連結されている。
【0010】そして、釣竿本体21の共振周波数のうち
対象魚の魚信の卓越周波数に近似する周波数である魚信
対応共振周波数における釣竿本体21の振動の節27位
置に、振動調整体である振動減衰体29が配置されてい
る。この実施例では、釣竿本体21の共振周波数は、図
3に示すように、チャック31により握持部23を挟持
した状態で、インパルスハンマー33により釣竿本体2
1を叩き、この時の振動を加速度センサ35により検出
することにより行われる。
【0011】すなわち、インパルスハンマー33により
釣竿本体21を叩くと、振動が一定時間持続するが、こ
の時の振動を加速度センサ35により測定すると、図4
に示すように、多数の振動が複合された複雑な振動とな
る。この複雑な振動を、アナライザー37により周波数
分析すると、図5に示すように、ピークのある周波数波
形を得ることができ、ピークの部分の周波数が、共振周
波数となる。
【0012】なお、図において符号39はチャージアン
プを、符号41はデーターレコーダーを示している。そ
して、これ等の共振周波数のうち対象魚の魚信の卓越周
波数に近似する周波数である魚信対応共振周波数が選択
される。すなわち、前述したように、例えば、鮎の場合
には、卓越周波数は、20Hz前後となるため、この卓
越周波数に最も近似する周波数である21Hzの共振周
波数が、魚信対応共振周波数43として選択される。
【0013】そして、この魚信対応共振周波数43にお
ける釣竿本体21の振動の節27位置に、振動減衰体2
9が配置される。すなわち、一般に、図6に示すよう
に、釣竿本体21を片持梁とすると、特定の周波数の振
動に対しては、特定の位置に振動の節27ができ、この
節の位置は、所定の計算式により比較的容易に求めるこ
とができるため、魚信対応共振周波数43おける釣竿
本体21の振動の節27位置が計算に求められ、この節
位置に振動減衰体29が配置される。
【0014】なお、この実施例では、図2に示したよう
に、振動減衰体29は、リング状をしており、内周を釣
竿本体21に被嵌固定される。また、この振動減衰体2
9は、金属,合成樹脂等の垂体により形成されている。
しかして、以上のように構成された釣竿では、釣竿本体
21の共振周波数のうち対象魚の魚信の卓越周波数に近
似する周波数である魚信対応共振周波数43における釣
竿本体21の振動の節27位置に、振動減衰体29を配
置したので、振動減衰体29により、主に、魚信による
振動以外の振動が減衰されるため、所定対象魚の魚信を
確実に感知することが可能となる。
【0015】すなわち、一般に、振動の節27に、数グ
ラムから数十グラムの重量物、この実施例では振動減衰
体29を固定すると、振動の節27が一致する周波数の
振動、この実施例では、魚信対応共振周波数43の振動
は、振動減衰体29により邪魔されることなく釣竿本体
21を伝達されるが、他の周波数の振動は、振動減衰体
29により減衰される。
【0016】従って、主に、魚信対応共振周波数43の
振動、すなわち、魚信による振動のみが、釣竿本体21
を介して握持部23に確実に伝達され、所定対象魚の魚
信を確実に感知することができる。なお、本発明者の実
験によれば、例えば、穂先部位置に振動減衰体29を配
置する時には、0.5グラム程度の重量の振動減衰体2
9であっても比較的顕著な効果を得ることができること
が確認されている。
【0017】図7は、本発明の他の実施例を示すもの
で、この実施例では、釣竿本体21には、A,B,Cと
魚の種類が印字されたマーク45,47,49が印刷さ
れている。Aのマーク45の印刷位置は、Aの魚の魚信
対応共振周波数、例えば、30Hzにおける釣竿本体2
1の振動の節位置の一つを示しており、Bのマーク47
の印刷位置は、Bの魚の魚信対応共振周波数、例えば、
20Hzにおける釣竿本体21の振動の節位置の一つを
示しており、また、Cのマーク49の印刷位置は、Cの
魚の魚信対応共振周波数、例えば、15Hzにおける釣
竿本体21の振動の節位置の一つを示している。
【0018】このような釣竿では、釣人が、釣ろうとす
る対象魚の種類に応じて、例えば、Bの魚を釣ろうとす
る時には、Bのマーク45位置に、例えば、鉛板を巻回
固定することにより、Bの魚の魚信による振動のみが、
釣竿本体21を介して握持部23に確実に伝達され、B
の魚の魚信を確実に感知することができる。なお、魚の
種類によっては、水,波,風,石等の自然環境の変化に
より卓越周波数が多少変化することがあり、このような
卓越周波数の変化に対応して微調整できるように、マー
クにより位置表示しても良い。
【0019】なお、以上述べた実施例では、振動減衰体
29をリング状に形成し、釣竿本体21に被嵌固定した
例について説明したが、本発明はかかる実施例に限定さ
れるものではなく、例えば、着脱自在に係止しても良
く、また、釣竿本体21に接着等で固定しても良く、さ
らには、釣竿本体21に肉盛り等により一体形成しても
良い。
【0020】また、継ぎ竿等の時には、魚信対応共振周
波数における振動の節位置を継合部の位置に一致させ、
この継合部に振動減衰体を配置しても良い。さらに、以
上述べた実施例では、2箇所の振動の節27に振動減衰
体29を配置した例について説明したが、本発明はかか
る実施例に限定されるものではなく、例えば、いずれか
一方の振動の節にのみ振動減衰体を配置しても良いこと
は勿論である。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の釣竿で
は、釣竿本体の共振周波数のうち対象魚の魚信の卓越周
波数に近似する周波数である魚信対応共振周波数におけ
る釣竿本体の振動の節位置に、振動調整体を配置したの
で、所定対象魚の魚信を確実に感知することができると
いう利点がある。また、請求項2の釣竿では、振動調整
体を、釣竿本体に対して位置調整可能または着脱可能に
形成したので、振動調整体を釣竿本体の所望の位置に容
易に配置することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の釣竿の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1の振動減衰体の部分を拡大して示す断面図
である。
【図3】釣竿の共振周波数を測定するための測定装置を
示す斜視図である。
【図4】図3の装置で測定された釣竿の振動を示すグラ
フである。
【図5】図3の装置で分析された釣竿の共振周波数を示
すグラフである。
【図6】釣竿の振動の節を説明するための説明図であ
る。
【図7】本発明の釣竿の他の実施例の要部を示す側面図
である。
【図8】魚の卓越周波数を測定する方法を示す説明図で
ある。
【図9】魚の卓越周波数を説明するためのグラフであ
る。
【符号の説明】
21 釣竿本体 27 振動の節 29 振動減衰体 43 魚信対応共振周波数

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釣竿本体の共振周波数のうち対象魚の魚
    信の卓越周波数に近似する周波数である魚信対応共振周
    波数における前記釣竿本体の振動の節位置に、振動調整
    体を配置してなることを特徴とする釣竿。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の釣竿において、 前記振動調整体を、前記釣竿本体に対して位置調整可能
    または着脱可能に形成してなることを特徴とする釣竿。
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