JP2910664B2 - 配線パターンチエック方法 - Google Patents
配線パターンチエック方法Info
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Description
ク方法に関し、特に基板CAMシステムにおける印刷配
線板のアートワークデータの配線パターンチエック方法
に関する。
フォトプロッタ用データ(アートワークデータ)の修正
や、このアートワークデータが設計基準を満足するデー
タであるかを検証するデザインルールチエック(DR
C)や、上記アートワークデータが製造設計基準を満足
するデータであるかを検証するマニュファクチャリング
ルールチエック(MRC)などに広く用いらている。
配線板のアートワークデータのDRC,MRCにおける
配線パターンチエック方法は、各パターン要素の局所領
域に注目し、間隙チエックを行うものである。
記載の従来の配線パターンチエック方法を、本発明と対
比しやすいように一部修正してフローチャートで示す図
6を参照すると、この従来の配線パターンチエック方法
は、配線パターンを作業領域に配列構造体として設定す
るステップP1と、処理対象配線パターンを選択するス
テップP2と、基準要素に接続するパターン要素中の一
定距離内にあるものを求めるステップP3と、局所領域
を設定するステップP4と、領域内の1つのパターン要
素iを抽出するステップP5と、パターンiとステップ
P3で求めたパターンとの一致を判定するステップP6
と、基準要素とパターンiとの間隙計算を行うステップ
P7と、間隙値が規定値以上かを判定するステップP8
と、間隙小エラーを出力するステップP9と、未判定の
要素の有無を判定するステップP10と、未処理のパタ
ーンの有無を判定するステップP11とを含む。
定の例を示す図7を参照して、従来の配線パターンチエ
ック方法の動作について説明すると、最初にステップP
1で、データ処理を行い易くするために配線パターンに
構造体と呼ばれる形を与えて、計算機上のメモリやディ
スク上に作業領域を設けてそこに配列する。これを配列
または配列構造体を取得するという。ここで、構造体と
は任意に定義された形をもつ単位で、ここではラインや
ランドなど配線パターンの種類、始点,終点の座標位置
とその構成(円弧なら中心座標など)、およびそのパタ
ーンの占有領域の位置、大きさなどの情報を格納してい
る。この構造体をもつ配列すなわち配列構造体の1つが
配線パターン1要素に相当する。またこのとき各配列
は、検索しやすいように例えば始点座標値のX座標,Y
座標の大きい順に並べて替えておく。
線パターン(以下基準要素と呼ぶ)を選択する。選択順
序は、特にないが漏れなくすべてのパターンを選択でき
るようにしておく。
るパターン要素の内からこの基準要素よりある一定の距
離すなわち間隙値d内にある直接接続要素を求める。こ
れは、この距離d内にあるパターン要素は上記基準要素
と直接接続するものであり、以下の間隙計算の対象外と
するためである。なお、このパターン要素の求め方とし
て、基準要素に接続する要素の内、基準要素から数えて
例えば3番目(この数は要素あるいは条件毎に変更)ま
でにある要素を求める手法としてもよい。例えば、図7
(A)で基準要素をランド45とすると一定の距離すな
わち間隙値dの間隙領域46内にある基準要素に接続し
た要素はライン47,48となる。
る。ここで局所領域とは、基準要素の輪郭線から許容間
隙値だけ離れた点の集合で閉じた領域とする。または、
基準要素を包含する最小面積の矩形領域のX,Y座標に
許容間隙量だけ加味した領域としても良い。例えば、局
所領域49が前者の領域にあたり、矩形領域50が後者
の領域である。このような領域の設定は、明らかに離れ
ているパターン要素との間隙計算処理を省くためであ
る。
ーン要素のうちの1つを抽出する。この抽出要素につい
てステップP6でステップP3で求めた直接接続要素と
一致するか調べる。一致する場合はその要素について間
隙計算を行う必要がないため、ステップP10に進む。
この例では、接続領域45内にある基準要素に接続した
要素ライン47,48がそれにあたる。
素は、ステップP7で間隙計算を行う。この結果は、次
の間隙値の判定やエラー表示の時に利用する。
素が間隙エラーかどうか判定する。ただしステップP7
で局所領域49を設定した場合、間隙計算を行う必要が
あった要素は、すべて間隙が不足していると考えられる
ので、このステップP8の判断は不要となり、すべて間
隙小エラーとし、ステップP9でエラー出力する。
合は、ステップP8で、その間隙値が規定値を満足する
かを判定する必要がある。満足する場合、エラーではな
いのでステップP10に進む。満足しない場合、ステッ
プP9でエラー出力する。
べての要素を処理したかを調べる。未処理の要素があれ
ば、ステップP8にフィードバックする。なければステ
ップP11に進む。
ンについて間隙チエックを行ったかを判定する。未処理
のパターンがあれば、ステップP2にフィードバックす
る。なければこの処理すなわちDRCを終了する。これ
により一定の間隙を保ったパターンが同じ電位(あるい
はネット)であるかどうかに関わらず、あくまでも幾何
学的に間隙小の部分を抽出できる。
ック方法は、例えばライン47,48のような、基準要
素に接続しかつ間隙チエックの対象外とする間隙チエッ
ク不要要素を間隙計算前に求める必要があり、1つの要
素に注目すると、この抽出時と間隙チエック時の2回が
処理対象となる。
域の設定においては、その基準要素からの間隙値dをD
RC対象データ毎に設定し直す必要がある。例えば図7
(B)のようなパターンの場合、領域51Aの設定で
は、ライン52は領域51Aの中で基準要素50に接続
する要素なので間隙チエック不要要素となり、したがっ
て間隙小とは判定されない。しかし、領域51Bの設定
では、この領域中でライン52から基準要素50までた
どって到達できずライン53により基準要素との接続を
切断されるため間隙小と判定される。
基準要素50からの配置の順番で設定する場合も、図7
(B)では例えば2番目あるいは3番目のいずれまでを
間隙チエック不要要素とするかによってライン52の判
定が異なる。このように各パターンによって何番目まで
を採用するかDRC以前に決める必要がある。このよう
に同電位のパターンの間隙をチエックするには、細部の
データを構造を確認しないと疑似エラーが多数発生する
か、あるいは本当に見つかって欲しいエラーが見つから
ない。
定距離すなわち間隙値を保つ間隙領域とすることは、基
準要素パターンが単純円のランドだと問題ないが、線分
や八角ランドや不定形の銅箔データだと領域の計算も複
雑になり、処理に時間がかかり適当ではない。
による短絡,間隙小をチエックする必要があるが、短絡
の有無をチエックするには追加前,追加後の各々のネッ
ト情報を相互比較するしか方法がない。
ターンチエック方法は、基準要素に接続しかつ間隙チエ
ックの対象外とする間隙チエック不要要素を間隙計算前
に求める必要があり、1つの要素に注目すると、この抽
出時と間隙チエック時の2回が処理対象となるので、無
駄な処理回数を必要とするという欠点があった。
域の設定においては、その基準要素に対する間隙値をD
RC対象データ毎に設定し直す必要があるという欠点が
あった。
要要素の判定基準を基準要素からの配置順番で設定する
場合は、その番号を配線チエック対象パターン毎にこの
配線チエック開始前に決定する必要があり、細部のデー
タを構造を確認しないと疑似エラーが多数発生するか、
あるいは真のエラーの発見が困難となるという欠点があ
った。
ることは、基準要素パターンが線分や八角ランドや不定
形の銅箔データの場合は領域の計算も複雑になり、処理
に時間がかかるという欠点があった。
データによる短絡,間隙小をチエックするためには、追
加前,追加後の各々のネット情報を相互比較するしか方
法がないという欠点があった。
エック方法は、配線パターンを構成する複数の要素パタ
ーン同志の予め定めた設定間隙以下である間隙小不良お
よび前記要素パターン同志の接触である短絡不良の有無
をチエックする配線パターンチエック方法において、チ
エック対象の配線パターン内の前記複数の要素パターン
のうち予め定めた条件にしたがい前記間隙小不良および
短絡不良の有無のチエックの基準となる要素パターンで
ある基準要素を選択し、この基準要素の外郭を含む一定
範囲の領域である局所領域を設定する第1のステップ
と、前記局所領域に含まれるかあるいは接触する前記要
素パターンである局所要素を抽出する第2のステップ
と、前記局所要素を前記基準要素との位置関係から順位
付けし順位付け局所要素を生成する第3のステップと、
前記順位付け局所要素の前記基準要素に対する接触の有
無を判定を行い、接触の有無により前記順位付け局所要
素に接触あるいは非接触フラグを立てる第4のステップ
と、前記順位付け局所要素が前記第4のステップで非接
触フラグを立てられた場合に、この順位付け局所要素と
前記基準要素との間のチエック対象間隙が前記設定間隙
以下とならない十分な間隙であるかの判定を行い、前記
設定間隙未満の場合前記間隙小不良の候補であるカレン
ト要素であると判定する第5のステップと、前記カレン
ト要素に接触する要素パターンであるカレント接触要素
の有無を判定し無の場合このカレント要素を前記間隙小
不良と確定し第1のステップに戻る第6のステップと、
前記第6のステップで前記カレント接触要素の有の場合
このカレント接触要素の前記基準要素への接触の有無を
判定する第7のステップと、 前記第7のステップで無の
場合前記カレント要素を前記カレント接触要素により更
新して第6のステップに進み、前記第7のステップで有
りの場合間隔小不良を確定せずに第1のステップに戻る
第8のステップとを含むことを特徴とするものである。
をフローチャートで示す図1を参照すると、この図に示
す本実施の形態の配線パターンチエック方法は、配線パ
ターンを作業領域に配列構造体として設定するステップ
S1と、基準要素の選択およびその局所領域を設定する
ステップS2と、局所領域に含まれる局所要素を一時記
憶するステップS3と、一時記憶した局所要素に順位付
けするステップS4と、一時記憶した局所要素が基準要
素に接触するかの判定を行うステップS5と、間隙が十
分かの判定を行うステップS6と、カレント要素に接触
する要素を探すステップS7と、カレント接触要素の基
準要素への接触の有無を判定するステップS8と、カレ
ント要素を更新するステップS9と、間隙小エラーを出
力するステップS10と、未処理の要素の有無を判定す
るステップS11と、次処理対象要素を取得するステッ
プS12と、未処理パターンの有無を判定するステップ
S13と、次処理対象パターンを取得するステップS1
4とを含む。
の一例を示す図2および対象配線パターンの例を示す図
3を参照して本実施の形態の動作について説明すると、
まず、ステップS1で、従来と同様に配線パターンを作
業領域に配列構造体として設定する。
を選択する。選択順序は特に決める必要はないが全部の
要素を漏れなく順番に選択できるようにする。例えば、
占有領域のX座標,Y座標の小さい順すなわち昇順に要
素を選択し基準要素とする。次に、基準要素の占有領域
とDRC用設定値である最小間隙値とから局所領域を求
める。この局所領域は、基準要素の輪郭線から最小間隙
値だけ離れた点の集合の軌跡で囲まれた領域とするのが
理想的だが、実際の計算においては必ずしも最良の領域
ではない。そこで占有領域のX,Y幅を最小間隙値だけ
大きくした矩形領域を局所領域とする。例えば、図2
(A)のように基準要素11がランド等のように円形の
場合は、理想の局所領域12の方が局所要素はすべて間
隙小となるので無駄な計算がない。これを矩形の局所領
域13と設定すると、矩形の角の部分にある局所要素は
間隔小となるか否か一々計算しなくてはならない。しか
し図2(B)のようにライン情報をはじめとするほとん
どのデータは、理想的な局所領域12Aを求めるのが難
しく、また局所要素を探すのにも計算が煩雑になる。よ
って領域を単純な矩形の局所領域13Aにすることによ
って後工程の判定を楽にする。これにより各要素の占有
領域の最大値,最小値が局所領域に含まれるか否かの判
定を利用して矩形領域に干渉する要素を選択できる。
るか接触する要素である局所要素を一時記憶する。前述
のように、局所領域を矩形に設定しているので、各要素
の占有領域がその矩形に含まれるか、あるいは干渉する
かを判定して要素を一時記憶し、順番に並べてリスト化
する。具体的には、X座標,Y座標の各々について、占
有領域の最大値が局所領域の最小値よりも小さい、また
は占有領域の最小値が局所領域の最大値よりも大きいと
いう4つの条件のいずれも満たさない要素が一時記憶す
べき局所要素となる。図3の例では、基準要素21に対
して局所領域22を設定し、ライン23,24,26,
27を一時記憶する。
要素に順位付けをする。一時記憶した要素と基準要素が
局所領域内で接触する場合は接触フラグを立て、接触し
ない場合は非接触フラグを立てる。これを一時記憶した
局所要素全てに対して行う。図3の例では、ライン23
に接触フラグを立て、直接基準要素に接続しないライン
24,26,27には非接触フラグを立てる。
た局所要素の判定を行う。局所要素に接触フラグが立っ
ていた場合はそのままステップS11に進む。この理由
は、局所領域内で基準要素に接触する局所要素は基準要
素と直接電気的に接続されている要素と見なし、間隙値
の計測対象とはならないと判断するためである。ただ
し、この一時記憶した局所要素は他の局所要素と基準要
素との関係を調べるために必要なのでステップS13ま
での間、情報を保持しておく。図3の例では、ライン2
3の処理の時のみ直ちにステップS11に進む。
プS6に進み、ここで基準要素との間隙計算を行う。間
隙が十分にある場合、処理済みフラグを立ててステップ
S11に進む。間隙が不足の場合、間隙小エラーの候補
として記憶する。ここでこの要素をカレント要素とす
る。図3の例では、ライン24をカレント要素として説
明する。最小間隙を保つ境界線を28の円とすると、ラ
イン24は間隙が不足しているのでステップS7に進
む。
に接触する要素を探す。探す範囲は局所領域の中で良
く、具体的には既に一時記憶してある局所要素を調べれ
ばよい。カレント要素に接触する要素が複数存在する場
合は、それらをカレント接触要素として記憶し、順次処
理するためにリスト化しておく。
ップS6で記憶した間隙小エラー候補は、エラーが確定
する。その後、ステップS10で、エラー登録を行う。
プS8でこのカレント接触要素が基準要素に接触するか
調べる。基準要素に接触する場合、このカレント接触要
素とカレント要素と間隙小エラーの候補の要素の3つの
要素に接触フラグを立てて、ステップS11に進む。た
だし、カレント要素と間隙小エラーの候補要素は同一の
場合があるので、そのときは実際には2つの要素に接触
フラグを立てることになる。図3の例では、カレント要
素24に対し、ライン23がカレント接触要素として見
つかる。ライン23は基準要素にも接触するので、ライ
ン24は基準要素に接続すると判断し、ステップS11
に進む。ライン24の処理はここで終了する。
場合、そのカレント接触要素に処理済みフラグを立て
て、ステップS7でリスト化したカレント接触要素の他
の要素について調べる。リスト化したカレント接触要素
がすべて処理済みになるか、リストが存在しないときは
ステップS9に進む。これを図3を参照して説明する
と、新たなカレント要素をライン26とする。ステップ
S6において間隙が不足すると判断されるので、ステッ
プS7でこのカレント要素に接触する要素を探す。ここ
でライン27が見つかるが、ライン27には非接触フラ
グが立っており(ステップS4で順位付けされてい
る)、ステップS8で基準要素には接触しないと判断さ
れ、ステップS9に進む。
いカレント要素とする。このとき、先のステップS7で
カレント接触要素のリストがある場合、その先頭の要素
を新しいカレント要素とする。その後、ステップS7に
フィードバックする。ただしフィードバック後は、処理
済みフラグと接触フラグが立っている要素のみ判定に使
用し、接触フラグが立っていないものは処理対象としな
い。図3においては、カレント要素をライン26からラ
イン27に更新してステップS7にフィードバックさせ
る。しかし、ライン27に接触する局所領域内の要素は
ライン26しかなく、しかもライン26には処理済みフ
ラグが立っているため、ステップS10に進み、ライン
26の間隙小エラーが確定する。
9のループはカレント要素に接触する新たな要素が見つ
からなくなれば、終了する。
記憶した局所要素の処理済みフラグの有無を調べる。未
処理のものが存在する場合、ステップS12で処理対象
の要素を選択し、ステップS5にフィードバックする。
進む。
した基準要素が最後のデータかどうか調べる。続きがあ
る場合、ステップS14で基準要素を更新する。実際に
はステップS1で作業領域に並べた配列の内、次に位置
する配列を選択する。その後ステップS2にフィードバ
ックする。最後の基準要素を処理すれば、DRCを終了
する。
共通の構成要素には共通の参照文字/数字を付して同様
にフローチャートで示す図4を参照すると、この実施の
形態の前述の第1の実施の形態との相違点は、ステップ
S1,S2との間に追加情報を取得するステップS20
を加えたことと、ステップS5の判定結果基準要素に接
触する場合、接触する要素を抽出するステップS21
と、要素同志の関係を調べるステップS22と、ネット
が2つ以上できるかの判定をするステップS23と、シ
ョートエラーを出力するステップS24とを付加したこ
とである。
線パターンの一例を示す図5を参照して本実施の処理に
ついて説明すると、まず、第1の実施の形態と同様のス
テップS1で、配線パターンを作業領域に配列構造体と
して設定する。
情報を取得する。具体的には、既存要素との区別のため
新たに追加した要素に新規フラグを立てるか、または新
規追加要素を一時記憶し逐次記憶毎に連鎖化しておくな
どの方法が考えられる。ここでは追加要素、例えばラン
ド32,37を連鎖しておく。
取得した追加要素から1つの要素を選択し基準要素とす
る。具体的には追加要素を一時記憶し、複数の追加要素
がある場合はそれらを記憶順に並べてリストにしてお
く。そしてそのリストの先頭の要素から選択していく。
また、選択した基準要素の局所領域を設定する。この例
では、追加要素32を基準要素とし、局所領域33を設
定する。
るか干渉する要素である局所要素を記憶し、これも複数
ある場合は記憶順に並べてリストにする。この例では、
ランド31とライン34,35,36を一時記憶する。
時記憶した局所要素の基準要素への接触の有無によって
順位付けする。基準要素に接触する要素には接触フラグ
を立て、接触しない要素には非接触フラグを立てる。こ
の例では、ランド31とライン34,35,36のすべ
てに接触フラグを立てる。
要素を判定する。判定対象局所要素に接触フラグが立っ
ていた場合、短絡チエックのためにステップS21に進
む。非接触フラグが立っていた場合、間隙小チエックの
ためにステップS6に進む。
ステップS21で、ステップS3にて一時記憶した要素
の中から接触フラグの立った要素をすべて局所接触要素
として抽出し記憶する。
で記憶した局所接触要素の接続関係を調べる。まず、一
時記憶した局所接触要素のうち一つを選択し、選択した
要素に接触する要素を局所接触要素群の中から探す。そ
して見つかった接触要素と選択した局所接触要素を同一
グループとし、固有のグループ名を付け、対象各要素に
処理済みフラグを立てる。次に同一グループとした要素
を新たな選択要素として、再度接触要素を探し、あれば
同一グループとする。同一グループとした要素が複数あ
る場合、その見つかった選択要素に接触する局所接触要
素をリストにしておき、リストの先頭要素を新たな選択
要素とし、再度接触要素を探す。接触要素がない場合、
まだグループ名の付いていない要素を選択要素とし、別
のグループとして同様に接触要素を探す。この作業をす
べての局所接触要素が処理済みになるまで行う。ただ
し、短絡エラーを見つけるだけなら、グループが複数に
分かれた段階でエラーとする。これは、複数のネット
(グループ)が、基準要素によって短絡されたと判断で
きるためである。
と、まず、ライン34について接触要素を探す。しか
し、この例では局所領域内において接触するのは、追加
要素32のみである。よってライン34をグループ1と
して、次の要素を選択する。仮にライン36を選択した
とすると接触要素としてライン35が見つかる。ライン
36に接触するのはこれだけなので、次にライン35に
接触する要素を探す。このときランド31が見つかる。
これらライン36,ライン35,ランド37をグループ
2とする。
り短絡の有無を判定する。2つ以上のネットが存在する
なら、ステップS24に進み、ショートエラーとする。
一つしかネットが存在しない場合、ステップS5にフィ
ードバックする。この例では、ネットが2つあるので短
絡エラーとなる。
い、ステップS13に進む。
と、この間隙チエックは第1の実施の形態と同じ要領で
実施する。ステップS20で、記憶した局所要素に非接
触フラグがたっている場合、ステップS6に進み、ここ
で基準要素との間隙計算を行う。間隙が十分にある場
合、処理済みフラグを立ててステップS11に進む。間
隙が足りない場合、間隙小エラーの候補として記憶す
る。ここでこの要素をカレント要素とする。
接触する接触要素を探す。探す範囲は、局所領域の中で
良く、具体的には局所要素を調べればよい。接触要素が
複数存在する場合は、それらをカレント接触要素として
一時記憶し、リストにして順次処理する。
ップS6で記憶した間隙小エラー候補についてはエラー
が確定する。その後、ステップS10でエラー登録を行
う。
プS8でこのカレント接触要素が基準要素に接触するか
調べる。接触する場合、このカレント接触要素とカレン
ト要素と間隙小エラーの候補の要素の3つに接触フラグ
を立てて、ステップS11に進む。
場合、その要素に処理済みフラグを立てて、ステップS
7で探した他のカレント接触要素について調べる。リス
トにしたカレント接触要素がすべて処理済みになるか、
このリストが存在しないとき、ステップS9に進む。
新しいカレント要素とする。このとき、先のステップS
7でカレント接触要素がリストになっている場合、その
先頭の要素を新しいカレント要素とする。その後、ステ
ップS7にフィードバックする。ただしフィードバック
後は、処理済みフラグと接触フラグが立っている要素の
み判定に使用し、接触フラグが立っていないものは処理
対象としない。
カレント要素に接触する新たな要素が見つからなくなれ
ば、終了する。
抽出した要素の処理済みフラグの有無を調べる。未処理
のものが存在する場合、ステップS12で次の処理対象
要素を選択し、ステップS5にフィードバックする。
進む。
した基準要素が最後のデータかどうか調べる。続きがあ
る場合、ステップS14で次の処理対象パターンを選択
し、ステップS2にフィードバックする。最後の基準要
素(すなわち配線パターン)を処理すれば、このDRC
を終了する。
ーンチエック方法は、チエック対象の基準要素毎に、チ
エック時に上記基準要素を含む局所領域を設定し、この
局所領域内に含まれるか干渉するパターン要素を局所要
素として設定し、これら基準要素,局所要素の接続関係
を明確にし、上記局所領域内での基準要素との接続,近
接関係を検査することにより、配線パターンの形成状態
に左右されず、常に最小間隙値にのみ支配されるチエッ
ク結果が得られるという効果がある。
し、局所領域内の要素をそれぞれの位置関係から順位付
けし、追加要素による短絡,近接を検査することによ
り、パターン追加の前後でネット比較を行うことなく、
短絡(ショート)を発見することができるという効果が
ある。
施の形態を示すフローチャートである。
ける局所領域の一例を示す説明図である。
示す説明図である。
施の形態を示すフローチャートである。
示す説明図である。
ブロック図である。
図である。
所領域 23〜27,34〜36,47,48,52,53
ライン 31,32,37,45 ランド 51A,51B 領域
Claims (2)
- 【請求項1】 配線パターンを構成する複数の要素パタ
ーン同志の予め定めた設定間隙以下である間隙小不良お
よび前記要素パターン同志の接触である短絡不良の有無
をチエックする配線パターンチエック方法において、 チエック対象の配線パターン内の前記複数の要素パター
ンのうち予め定めた条件にしたがい前記間隙小不良およ
び短絡不良の有無のチエックの基準となる要素パターン
である基準要素を選択し、この基準要素の外郭を含む一
定範囲の領域である局所領域を設定する第1のステップ
と、 前記局所領域に含まれるかあるいは接触する前記要素パ
ターンである局所要素を抽出する第2のステップと、 前記局所要素を前記基準要素との位置関係から順位付け
し順位付け局所要素を生成する第3のステップと、 前記順位付け局所要素の前記基準要素に対する接触の有
無を判定を行い、接触の有無により前記順位付け局所要
素に接触あるいは非接触フラグを立てる第4のステップ
と、 前記順位付け局所要素が前記第4のステップで非接触フ
ラグを立てられた場合に、この順位付け局所要素と前記
基準要素との間のチエック対象間隙が前記設定間隙以下
とならない十分な間隙であるかの判定を行い、前記設定
間隙未満の場合前記間隙小不良の候補であるカレント要
素であると判定する第5のステップと、前記カレント要素に接触する要素パターンであるカレン
ト接触要素の有無を判定し無の場合このカレント要素を
前記間隙小不良と確定し第1のステップに戻る第6のス
テップと、 前記第6のステップで前記カレント接触要素の有の場合
このカレント接触要素の前記基準要素への接触の有無を
判定する第7のステップと、 前記第7のステップで無の場合前記カレント要素を前記
カレント接触要素により更新して第6のステップに進
み、前記第7のステップで有りの場合間隔小不良を確定
せずに第1のステップに戻る第8のステップと を含むこ
とを特徴とする配線パターンチエック方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の配線パターンチエック方
法で合格した前記配線パターンに追加した追加配線パタ
ーンをチエックする配線パターンチエック方法におい
て、 前記追加配線パターンについて追加要素配線パターンと
前記基準要素対応の追加基準要素と前記局所領域対応の
追加局所領域を設定する第9のステップと、 前記第4のステップの判定結果、前記追加要素パターン
が前記基準要素に接触する局所接触要素であり、前記接
触フラグが立てられた場合にこの局所接触要素を抽出す
る第10のステップと、 前記局所接触要素同志が接触する場合にそれを1つのグ
ループとし、接触がないものは別グループとして、局所
接触要素群を接触するもの同志のグループに分割する第
11のステップとを含むことを特徴とする請求項1記載
の配線パターンチエック方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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- 1996-03-28 JP JP8074097A patent/JP2910664B2/ja not_active Expired - Lifetime
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