JP2909946B2 - 光ファイバ母材の加工方法 - Google Patents

光ファイバ母材の加工方法

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  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバ母材の曲が
りを修正するための光ファイバ母材の加工方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバは、一般に次のようにして製
造される。先ず、VAD法などによりコアとなる部分を
含む石英系ガラス微粒子の堆積体を作る。その後、この
堆積体を焼結して透明ガラス化することによって透明石
英系ガラスロッドからなる光ファイバ母材(コア母材)
を作成する。この光ファイバ母材を延伸し、さらに、O
VD法などにより外付けを行い、焼結してクラッド部分
を有する光ファイバ母材(コアクラッド母材)を作る。
この光ファイバ母材を線引き装置にセットして細線化
(ファイバ化)すれば、目的とする光ファイバが得られ
る。
【0003】そして、上記外付け工程に入る前には、フ
ァイバ化した際コアが中心にくるように、コアとなる光
ファイバ母材の曲がり取りを行い、また、母材表面の傷
や不純物を除くために火炎研磨などを行っている。
【0004】上記光ファイバ母材の曲がりを取るために
は、従来、例えば図9〜図10に示した如きガラス旋盤
1を用いて行っている。先ず、修正対象の光ファイバ母
材Mの一端を、ガラス旋盤1の一方の立設フレーム2
(図中、右側)に装着されたチャック3で把持すると共
に、当該光ファイバ母材Mを回転させつつ観察して、光
ファイバ母材Mの全長にわたって、曲がり部をチェック
する。なお、ここで、修正を要する比較的曲がりの大き
い曲がり部(要修正曲がり部)がチャック3の把持部側
からa〜c点の順にあるとする。
【0005】そこで、作業者は、最初の要修正曲がり部
aに加熱用バーナ4を移動させて加熱すると共に、次の
要修正曲がり部bの外周に修正用鏝5を当てる(図
9)。この加熱にりガラス素材が軟化すると、a点では
母材Mが垂れさがろうとするが、b点が修正用鏝5によ
り支持されているため、当該鏝5以下に垂れることはな
い。この鏝5の適正な修正位置(母材Mの曲がり量が大
きいときには、当該鏝5を少々持ち上げて適正な修正位
置にする)で上記光ファイバ母材Mを支持した後、a点
での加熱を止め、ガラス素材が固化するまでb点を鏝5
により支える。これにより、a点〜b点までの曲がりが
なくなる(図10)。この後は、加熱用バーナ4を要修
正曲がり部bに移動させると共に、要修正曲がり部cの
外周に修正用鏝5を当て、上記と同様の作業を行う。こ
れにより、a点〜c点までの曲がり、すなわち光ファイ
バ母材Mの全長にわたっての曲がりを取り除くことがで
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な光ファイバ母材Mの要修正曲がり部a〜cの有無を、
人手によって行ってたのでは手間がかかり、また、母材
Mの曲がり量は通常僅かであるため、熟練を要するなど
の問題があった。さらに、この曲がりの修正には作業者
の個人差が発生して、得れた光ファイバ母材Mの曲がり
修正度にはバラツキが生じるという問題もあった。さら
にまた、この修正作業は加熱用バーナ4の近傍で行われ
るため、高温、高輝度であるという作業環境上の問題も
あった。
【0007】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、曲がり修正の自動化を可能とした光フ
ァイバ母材の加工方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かゝる本発明の特徴とす
る点は、延伸された外付け工程前の光ファイバ母材に対
して、該光ファイバ母材の曲がりを修正する工程におい
て、前記光ファイバ母材の曲がり量を当接力を検出する
重量計により検出することにより、自動的に光ファイバ
母材の曲がりを修正する光ファイバ母材の加工方法にあ
る。
【0009】
【作用】この方法では、重量計により要修正曲がり部の
検出データが得られ、この検出データによって、加熱用
バーナと修正用鏝を順次駆動させることにより、母材の
全長にわたって簡単に曲がりを取り除くことができる。
これらの一連の動作をコンピュータ制御すれば、人手に
よることなく、容易に加工方法の自動化を達成すること
ができる。
【0010】
【実施例】図1〜図2は、本発明に係る光ファイバ母材
の加工方法を実施するための加工装置系の一例を示した
ものである。同図において、11はガラス旋盤、12は
ガラス旋盤11の一方(図中、右側)に設置された可動
または固定の立設フレーム、13は立設フレーム12に
装着されて、修正対象である光ファイバ母材Mの片端を
把持するためのチャック、14は加熱用バーナ、15は
修正用鏝、16は光ファイバ母材Mの全長にかけての要
修正曲がり部a〜cを検出するための曲がり検出器であ
る。なお、この曲がり検出器16は後述するように省略
することも可能である。また、12aは必要によりガラ
ス旋盤11の他方(図中、左側)に設置された可動また
は固定の立設フレーム、13aは立設フレーム12aに
装着されたチャックである。
【0011】上記曲がり検出器16は、例えば回転する
光ファイバ母材Mの外径を捉える外径測定器などで構成
してある。この外径測定器としては、例えば一対の発光
部と受光部を備え、これらの間に通された上記光ファイ
バ母材Mの存在による透過光量の大小から外径を特定す
るものが挙げられる。したがって、この外径測定器16
の場合、トラバース機構17上に設置して、上記光ファ
イバ母材Mの把持部側から当該母材Mの他端側(遊端
側)にかけてトラバースさせれば、当該母材Mのすべて
の曲がりを検出することができる。しかしながら、修正
を要する曲がりとしては、ある程度の曲がり量(許容限
度を越えた曲がり量)が必要であるため、この許容限度
を越えた曲がり量の曲がり部分を上述した要修正曲がり
部a〜cとして、コンピュータシステム系などの記憶部
に記憶、格納させるようにする。
【0012】上記加熱用バーナ14も、トラバース機構
18上に設置して、光ファイバ母材Mの把持部側から当
該母材Mの他端側(遊端側)にかけてトラバースするよ
うに構成してある。
【0013】上記修正用鏝15は、トラバース機構兼用
昇降ステージ19上に、当該ステージ19上面に固着さ
れた支持台20、および当該支持台20の上面に貫通さ
せた鏝軸15aに装着されたスプリング21を介して弾
性的に設置され、また、上記鏝軸15aの下端はステー
ジ19上面に設置された重量計22に接続されている。
したがって、この修正用鏝15は、ステージ19のトラ
バース動作により光ファイバ母材Mの長さ方向に移動さ
せることができると同時に、ステージ19の昇降動作に
より上下動させることができる。そしてまた、光ファイ
バ母材Mとの当接力(当接圧)は重量計22により検出
できるようになっている。
【0014】このような加工装置系により、本発明に係
る光ファイバ母材の加工方法を実施するには、次のよう
にして行う。先ず、ガラス旋盤11の立設フレーム12
のチャック13に修正対象である光ファイバ母材Mの片
端を把持させると共に、旋盤11により光ファイバ母材
Mを回転させる。次に、この状態で、曲がり検出器16
をトラバース機構17により、光ファイバ母材Mの把持
部側から当該母材Mの他端側(遊端側)にかけてトラバ
ースさせて要修正曲がり部a〜cを検出し、この検出デ
ータをコンピュータシステム系などの記憶部に記憶、格
納させる。
【0015】この後は、上記要修正曲がり部a〜cの検
出データに基づいて、加熱用バーナ14をトラバース機
構18により光ファイバ母材Mの把持部側からの第1の
要修正曲がり部aに移動させると共に、当該a点を火炎
により加熱する(図1)。一方、修正用鏝15もトラバ
ース機構兼用昇降ステージ19により、第1の要修正曲
がり部aの次の第2の要修正曲がり部bに移動させると
共に、ステージ19を上昇させて修正用鏝15を光ファ
イバ母材Mの外周に当接させる。この当接による重量計
22からの検出データにより、修正用鏝15を適正な修
正位置にセットする(図2)。
【0016】この修正用鏝15の適正な修正位置の設定
は、次のようにして行える。例えば、図3に示したよう
に、光ファイバ母材Mに曲がりがない(芯振れがない)
ときには、当該母材Mの最下点、すなわち修正用鏝15
の適正な修正位置は、一点鎖線Xで表せるが、上記要修
正曲がり部bのように芯振れがあるときの母材Mの最下
点は、点線Yの軌跡を描く。したがって、この要修正曲
がり部bにおいて、ステージ19を上げ過ぎた場合に
は、修正用鏝15が常に光ファイバ母材Mの外周に触れ
るため、重量計22による当接力(荷重)の検出データ
は、例えば図4に示した如き、曲線Z1 として表され、
また、ステージ19が低く過ぎる場合には、修正用鏝1
5の光ファイバ母材M外周との接触時間が短くなるた
め、同じく重量計22による当接力の検出データは、例
えば図5に示した如き、曲線Z2 として表される。つま
り、図4の曲線Z1 では、母材Mの要修正曲がり部bが
下側に大きく迫り出した場合(図3のYa点)、最大の
当接力(Za点)となり、逆に、母材Mの要修正曲がり
部bが上側に大きく離れた場合(図3のYb点)、最小
の当接力(Zb点)となることが判る。また、図5の曲
線Z2 では、修正用鏝15が母材Mから離れ過ぎて、無
接触となるため、当接力がゼロあるいは一定値(Zc
点)となる区間が長くなることが判る。
【0017】これに対して、光ファイバ母材Mに芯振れ
がないときの当該母材最下点(X線レベル)が、修正用
鏝15の適正な修正位置とした場合、図3から、要修正
曲がり部bの母材最下点の円軌道(点線Yの円軌道)に
おいて、ちょうど半周部分で修正用鏝15と母材外周と
の当接があって、残りの半周部分では修正用鏝15と母
材外周との当接がないことが判る。したがって、加熱用
バーナ14によって母材Mの上記第1の要修正曲がり部
aを加熱しながら、トラバース機構兼用昇降ステージ1
9を適宜上下動させて、そのとき得られる重量計22か
らの当接力(荷重)の検出データが、図6に示したよう
に、修正用鏝15と母材外周との無当接時間(あるいは
一定値当接時間)t1 とそれらの当接時間t2 がほぼ同
一となるような、曲線Z3 を呈すれば、目的とする修正
用鏝15の適正な修正位置が得られたこととなる。
【0018】このようにして修正用鏝15の適正な修正
位置を求めてもよいが、実際には、計器や装置系の誤差
などによって、修正用鏝15のt1 :t2 =1:1の点
を正確に特定することは困難であるため、便宜的に、光
ファイバ母材Mが1回転したときの重量計22からの出
力の最小値を記憶させておき、次の1回転中に前記最小
値よりも大きい値をとるときの時間が1回転の50%以
上(今仮にA%とする)になる位置を修正用鏝15の修
正位置として定め、この位置に鏝15を停止させる。
【0019】このようにして修正用鏝15の修正位置が
得られたら、上記加熱用バーナ14による火炎を強めて
加熱する。この加熱により、光ファイバ母材Mが溶け過
ぎて垂れるのを防止するため、回転速度を上げて回転さ
せる。この光ファイバ母材Mが溶融する以前にあって
は、重量計22の重量が変化するときとしないときの比
は、〔A/100〕:〔(1−A)/100〕である
が、母材Mの溶融が始まると修正用鏝15の位置が変動
する。このときの重量計22による重量の最大値と最小
値を、母材Mの回転に同期させて、記憶させる。
【0020】そして、これらの値が近づいたら、上記加
熱用バーナ14による火炎を弱めて弱火にする。重量計
22による重量の最大値と最小値が近づくことは、すな
わち重量の振幅が小さくなることは、修正用鏝15から
の当接力により、溶融された光ファイバ母材Mの曲がり
が徐々に修正されていることを意味する。この弱火によ
り、光ファイバ母材Mは修正用鏝15で支持された状態
で固化するため、第2の要修正曲がり部bでの曲がりは
除去される。
【0021】次に、このb部に加熱用バーナ14の火炎
を移動させると共に、修正用鏝15を第3の要修正曲が
り部cに移動させて、上記と同様の動作を繰り返せば、
第2の要修正曲がり部bから第3の要修正曲がり部cに
かけての曲がりが取り除かれる。つまり、光ファイバ母
材Mに全長にわたって必要とされる曲がりの修正が行わ
れ、目的とする真っ直ぐな修正済みの光ファイバ母材M
が得られる。
【0022】一方、上記重量計22による重量の最大値
と最小値の比較において、この最小値が加熱前の最大値
によりも大きくなったときには、修正用鏝15の修正に
よって、曲げがかえって大きくなったことを意味するた
め、この際も、加熱用バーナ14の火炎を弱火にする。
また、加熱用バーナ14の強火からある程度の時間が経
過したら、安全のため、やはり加熱用バーナ14の火炎
を弱火にする。
【0023】因に、修正用鏝15の修正位置を上記のよ
うに便宜的に設定した方法により制御した場合の実例を
示すと、図7図の如くであった。同図よると、重量計2
2による重量の最大値と最小値の振幅が大きい段階(曲
がり量が大きい段階)では、加熱用バーナ14の火炎を
強火にすると共に、母材Mの回転を高速にしてその垂れ
を防止し、この加熱により、上記重量計22による重量
の振幅が小さくなったら、自動的に加熱用バーナ14の
火炎を弱火にして固化させ、光ファイバ母材Mの曲がり
修正作業を終了させている。
【0024】なお、修正用鏝15の修正位置を上記のよ
うにt1 :t2 =1:1の点として正確に特定した場合
には、図8に示したように、修正用鏝15の当接時間t
2 が徐々に短くなり、逆に、これらの無当接時間(ある
いは一定値当接時間)t1 が長くなり、遂には、次第に
平坦となる曲線Z4 が得られるようになるため、やはり
重量計22による最大値と最小値が近づいたとき、加熱
用バーナ14による火炎を弱火にすればよい。
【0025】また、上記実施例では、好ましい例とし
て、曲がり検出器16を用いて予め光ファイバ母材Mの
曲がり部分、特に修正を要する要修正曲がり部a〜cを
検出し、直ちに修正用鏝15や加熱用バーナ14を所望
の位置に移動させる方法であったが、本発明の場合、上
述したように重量計22による重量の最大値と最小値の
比較(振幅の比較)によって、光ファイバ母材Mの曲が
り部分を検出することが可能であるため、修正用鏝15
と加熱用バーナ14を連結移動させて、光ファイバ母材
Mの一端(ガラス旋盤11の立設フレーム12側)から
順次曲がり取りすることもできる。さらに、上記曲がり
検出器16の制御、当該検出器16により得られた検出
データの記憶・格納、加熱用バーナ14および修正用鏝
15の制御、重量計22による最大値と最小値の記憶・
格納、比較制御などの各動作において、コンピュータシ
ステムを導入して自動化すれば、一連の修正作業を自動
的に行うことができる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る光ファイバ母材の加工方法によれば、延伸された
外付け工程前の光ファイバ母材に対して、該光ファイバ
母材の曲がりを修正する工程において、前記光ファイバ
母材の曲がり量を重量計により検出することにより、当
該曲がりを修正するものであるため、次のような優れた
効果が得られる。 (1)先ず、曲がりの検出が重量計(曲がり検出器も
可)により自動的に行われるため、従来のような人手に
頼った方法に比較して、手間がかからず、かつ、熟練な
ども特に要求されない。 (2)また、曲がりの修正作業も、上記重量計(曲がり
検出器も可)による検出データの利用とコンピュータシ
ステム系の導入により、修正の必要とする要修正曲がり
部に所望の加熱用バーナと修正用鏝を自動的に移動させ
ることができるため、個人差などのなく、正確な曲がり
部への位置決めを行うことができる。 (3)さらに、この正確な位置決めと同時に、修正用鏝
に付設したトラバース機構兼用昇降ステージと重量計の
働きにより、この修正用鏝の適正な修正位置の設定と曲
がりの除去が、重量波形から簡単に判定できるため、や
はり個人差や熟練など必要とせず、高精度で行うことが
できる。つまり、修正度にバラツキのない高品質の修正
済み光ファイバ母材が得られる。 (4)もちろん、このような修正作業システムの自動化
により、加熱用バーナの近傍であることによる高温、高
輝度であるという作業環境上の問題も完全に解消され
る。加工方法にある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバ母材の加工方法を実施
するための加工装置系において、加熱用バーナと修正用
鏝を所望の位置へ移動させた状態を示した概略側面図で
ある。
【図2】本発明に係る光ファイバ母材の加工方法を実施
するための加工装置系において、加熱用バーナと修正用
鏝により所望区間の曲がりを除去した状態を示した概略
側面図である。
【図3】芯振れのない光ファイバ母材の最下端と芯振れ
のある光ファイバ母材の最下端の軌跡を示した概略説明
図である。
【図4】芯振れのある光ファイバ母材に対して、修正用
鏝を上げ過ぎた状態で当接させた際の重量計による荷重
を示したグラフである。
【図5】芯振れのある光ファイバ母材に対して、修正用
鏝を下げ過ぎた状態で当接させた際の重量計による荷重
を示したグラフである。
【図6】芯振れのある光ファイバ母材に対して、修正用
鏝を適正な修正位置で当接させた際の重量計による荷重
を示したグラフである。
【図7】芯振れのある光ファイバ母材において、修正用
鏝による母材の曲がり過程を示したグラフである。
【図8】芯振れのある光ファイバ母材において、修正用
鏝による母材の曲がり過程を示した他のグラフである。
【図9】従来の光ファイバ母材の加工方法において、加
熱用バーナと修正用鏝を所望の位置にセットさせた状態
を示した概略側面図である。
【図10】従来の光ファイバ母材の加工方法において、
加熱用バーナと修正用鏝により所望区間の曲がりを除去
した状態を示した概略側面図である。
【符号の説明】
11 旋盤 12 立設フレーム 13 チャック 14 加熱用バーナ 15 修正用鏝 16 曲がり検出器 17 トラバース機構 18 トラバース機構 19 トラバース機構兼用昇降ステージ 20 支持台 21 スプリング 22 重量計 M 光ファイバ母材 a〜c 要修正曲がり部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 延伸された外付け工程前の光ファイバ母
    材に対して、該光ファイバ母材の曲がりを修正する工程
    において、前記光ファイバ母材の曲がり量を当接力を検
    出する重量計により検出することにより、自動的に光フ
    ァイバ母材の曲がりを修正することを特徴とする光ファ
    イバ母材の加工方法。
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