JP2909408B2 - ベッド装置 - Google Patents
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Description
置される基体の支持高さを変えることができるベッド装
置に関する。
その高さは平均的な体格の利用者が使用し易いように設
定されている。たとえば、上記のようなベッド装置に利
用者は毎日横臥したり腰掛けたりしており、その都度利
用者はベッド装置に乗ったり降りたりする動作を行なっ
ている。
り、例えば背の高い人、背の低い人、若い人、年寄の
人、健康な人、病人等々が存在する。これら利用者の
内、たとえば背の低い人がマットレス面が高く設定され
たベッド装置に腰掛ける場合、腰掛け難いということが
ある。
ス面が高く設定されたベッド装置の乗り降りがしずらい
ということがある。このように最適なベッド装置の高さ
は利用者によってそれぞれ異なり、ベッド装置の高さを
利用者の好みに応じて変えることができるようにしたベ
ッド装置の開発が望まれていた。
9号に示すベッド装置を提案した。この従来技術はベッ
ド装置の基体の長手方向両端部下面にそれぞれ受けリン
ク(脚リンク)が一端を回動自在に連結して起伏可能に
設けられている。
両側には複数の係合部を有する長溝が設けられている。
また、脚リンクの内部にはスライダがスライド自在に設
けられている。このスライダには一端を上記基体に回動
自在に連結した支持リンクの他端に設けられた係合ピン
が係合している。この係合ピンは、上記スライダのスラ
イドに連動するようになっており、上記脚リンクを起立
方向に回動させるときは上記長溝の係合部と係合せず、
倒伏方向に回動させるときに係合するようになってい
る。
リンクを起立方向へ回動させるとともに、所定の角度ま
で起立したときに上記基体を下降させて脚リンクを接地
させ、倒伏方向への付勢力を加えることで、上記係合ピ
ンが上記係合部に係合し、上記脚リンクが上記支持リン
クによって所定の起立角度で保持される。つまり上記脚
リンクによる基体の支持高さを変えることができる。
おいては、基体の長手方向一端側に設けられた脚リンク
と他端側に設けられた脚リンクとはそれぞれ独立して起
伏させるようになっていた。たとえば、基体の支持高さ
を高くする場合、まず、基体の長手方向一端側を持ち上
げて一方の脚リンクを所定の角度まで起立させたのち、
基体の長手方向他端側を持ち上げて他方の脚リンクを所
定の角度まで起立させることで、上記基体の支持高さを
変えるようにしていた。
は、その一端側を持ち上げる作業と、他端側を持ち上げ
る作業とが要求されることになるため、作業性が非常に
悪いといことがあった。
持高さを変えることができる従来のベッド装置において
は、その支持高さを変える場合に一端側の支持高さと他
端側の支持高さとを別々に変えなければならなかったの
で、作業性が悪いということがあった。
で、その目的とするところは、基体の一端側の支持高さ
を変えるだけで、他端側の支持高さも変えることができ
るようにしたベッド装置を提供することにある。
にこの発明は、上面にマットレスが載置される基体の支
持高さを変えることができるベッド装置において、上記
基体の長手方向一端側と他端側との下面にそれぞれ一端
が回動自在に連結されて設けられた起伏可能な脚リンク
と、上記脚リンクを起立方向へ回動させたときに所定の
回動角度で倒伏方向への回動を阻止する保持機構と、互
いに噛合されて回転自在に設けられた複数の歯車からな
り、一端の歯車と他端の歯車との回転方向が逆方向にな
るよう設定されていて、上記基体の長手方向中途部に設
けられた動力伝達機構と、この動力伝達機構の一端と他
端との歯車にそれぞれ連動するよう設けられた一対の駆
動杆と、一方の脚リンクに一端を枢着し他端を一方の駆
動杆に回動自在に連結された第1の連動部材と、他方の
脚リンクに一端を枢着し他端を他方の駆動杆に回動自在
に連結された第2の連動部材と、上記一対の脚リンクの
うちの少なくとも一方を所定の付勢力で起立方向に付勢
したガススプリングとを具備したことを特徴とする。
一端側を上昇させ、ガススプリングの付勢力によって一
方の脚リンクが起立方向に回動すると、その動きが連動
部材、駆動杆および動力伝達機構を介して他方の脚リン
クに伝達される。それによって、他方の脚部材は一方の
脚部材に連動して起立するから、上記基体の支持高さを
変えることができる。
説明する。図1と図2に示すベッド装置はマットレス2
が載置される基体1を備えている。この基体1は長尺な
一対の縦桟3と、この縦桟3の長手方向両端に設けられ
たヘッドボ−ド4aおよびフットボ−ド4bとで枠状に
形成されている。上記一対の縦桟3の互いに対向する内
面側の高さ方向中途部には縦桟3の長手方向に沿って受
け桟5が設けられている。
びフットボ−ド4bとで囲まれた部位には、図1に鎖線
で示すように上記受け桟5に幅方向両端部を係合させて
床板6が架設され、この床板6上には同じく鎖線で示す
上記マットレス2が載置されている。
幅方向においてそれぞれ対応する位置にリンク機構10
が設けられている。このリンク機構10は後述するよう
に基体1の支持高さを数段階に変化させることができる
ように構成されている。なお、基体1の両端部に互いに
向きを逆にして設けられたそれぞれのリンク機構10は
同じ構成であるので、以下、一方側のリンク機構10に
ついて説明する。
端部下面には所定長さの固定具11がそれぞれ対応する
位置に取着されている。この固定具11は、図7に示す
ように矩形状の上面部12とこの上面部12の幅方向両
側に下方に垂下して長手方向に延びる第1、第2の垂下
片13、14とでなり、この固定具11の上面部12に
穿設された孔15及び上記受け桟5の上下方向に沿って
穿設された孔16にボルト17を挿通し、このボルト1
7を上記受け桟5の上端に形成された凹部18に設けら
れたナット体19に螺合することで、上記固定具11は
受け桟5に取着されている。
側には、断面略コ字状の支持リンク20の一端部(上端
部)が後述するごとく回動自在に枢着されている。この
支持リンク20の他端部には、図9に示すように係合ピ
ン22が両端部を側面部21から突出させて固着されて
いる。
面部23は図8に示すように切除されている。この支持
リンク20の一端部は、図6に示すようにその両側面部
21間に上記固定具11の第1の垂下片13を介装し、
この第1の垂下片13に穿設された孔24と支持リンク
20の一端部両側面部21に穿設された孔25とに挿通
したピン26によって回動自在に枢着されている。
27が設けられている。このばね体27の一端は上記固
定具11の上面部12の内面に係合し、他端はL字状に
折曲げられて上記支持リンク20の一方の側面部21の
上端側縁に係止されている。このばね体27は上記支持
リンク20を図7および図3に矢印Xで示す方向、つま
り図3に一点鎖線で示す基体1の長手方向中央側に回動
する方向に付勢している。
長手方向内方に位置する端部には図4と図8に示すよう
に第1の脚リンク28の一端部が回動自在に枢着されて
いる。この第1の脚リンク28は図9に示すように底面
部29および側面部30、31からなる略コ字状に形成
されてなり、基体1の幅方向外側となる側面部31の上
端部は内側に向かって直角に曲成された受け部32に形
成されている。この受け部32の先端と、一方の側面部
30の上端との間には、脚リンク28の長手方向ほぼ全
長にわたる開口部28aとなっている。
部)は図8に示すよに底面部29が切除されている。こ
の一端部の両側面部30、31間には上記固定具11の
第1の垂下片13が位置している。脚リンク28の一方
の側面部30と第1の垂下片13との間には円筒状の第
1のスペーサ33が設けられ、また他方の側面部31と
第1の垂下片13との間には円筒状の第2のスペーサ3
4が設けられている。
1にはそれぞれ孔35、36が穿設され、これら孔3
5、36と第1の垂下片13に穿設された孔37および
上記第1、第2のスペーサ33、34にはピン38が挿
通され、それによって脚リンク28の一端部は固定具1
1に回動自在に枢着されている。なお、上記ピン38
は、挿通後に抜出しないよう、端部がかしめられてい
る。
さ方向中途部には、図3と図4に示すようにこの脚リン
ク28の長手方向に沿って長溝39が形成されている。
この長溝39の下端側となる部位には、この長溝39に
連通するほぼ半円状の凹部からなる複数の係合部40が
長溝39の長手方向に沿って適宜間隔で形成されてい
る。脚リンク28の上端部となる上記長溝39の一端部
側には、最上段の係合部40からさらに上方へ延出した
上部直線部39aが形成され、他端部には最下段の係合
部40からさらに下方へ延出した下部直線部39bが形
成されている。
ク28の長手方向他端部(下端部)には、図1と図2に
示されるように下側連結部材41の両端部が連結され、
またこれら一対の脚リンク28の一端部(上端部)には
この一対の脚リンク28に両端部を連結して上側連結部
材42が設けられている。したがって、左右一対の脚リ
ンク28は一端部を支点とする回動が連動するようにな
っている。
リンク28には、その底面部29と一対の側面部30、
31および外側の側面部31の上端に形成された受け部
32で囲まれた収容部28bが長手方向ほぼ全長にわた
って形成されている。この収容部28bにはスライダ4
3が脚リンク28の長手方向に沿ってスライド自在に収
容されている。
くデルリン等の合成樹脂からなり、脚リンク28の他端
部に向いて設けられる前方端部44と、この前方端部4
4の上端面より一段下方に切欠された前方段部45と、
この前方段部45に接続し前方段部45よりもさらに一
段下方に切欠された後方段部46と、上記前方端部45
と同じ高さで、第1の脚リング28の一端側に向いて設
けられる後方端部47とでなる。上記前方端部45と後
方端部47の上端面には図5に示すようにばね体48の
下部を収納する収納孔43aが形成されている。
容部28b内に収容すると、このスライダ43は上記ば
ね体48によって底面部29に弾性的に押し付けられ
る。その状態で上記スライダ43の前方段部45の上面
は、図4に示すように上記脚リンク28の長溝39の下
側面39bと略同一面をなし、スライダ43の後方段部
46の上面は、脚リンク28の係合部40の下端面40
aと略同一面をなすようになっている。
合ピン22が設けられた下端部は、上記脚リンク28の
開口部28aから収容部28b内へ挿入されている。上
記係合ピン22は、その一端側22aが上記スライダ4
3の前方端部44と後方端部47との間に位置し、他端
側22bは長溝39から外部へ突出している。
揆力により脚リンク28の底面部29に押し付けられて
いるので、このスライダ43は脚リンク28が傾斜して
も自重により下方へスライドすることがないが、スライ
ド方向に所定の力が加えられることで、脚リンク28内
をスライドするよう設けられている。
過ぎるとスライダ43のスライドがスムースにいかず、
逆に弱過ぎると自重により下方に下がることがある。し
たがって、上記ばね体48の弾発力は、スライダ43の
スライドがスムースに行なわれ、しかも自重で下方に下
がることがないよう設定されている。
にあるとき、上記支持リンク20の長手方向下端側とな
る他端部に設けられた係合ピン22の一端側22aは図
9に示すように上記スライダ43の前方段部45上に係
止し、他端側22bは上記脚リンク28の長溝39の下
部直線部39bを貫通して外部へ突出している。
に設けられた係合ピン22の一端側22aがスライダ4
3の前方段部45上に係止し、かつ他端側22bが長溝
39の下側直線部39bの末端に係合した状態では、脚
リンク28が同図に実線で示す角度に保持される。つま
り、固定具11と支持リンク20および脚リンク28が
係合ピン22、ピン26、ピン38を頂点とする三角形
の辺を形成することになるから、基体1はリンク機構1
0によって図3にH1 で示す最も低い高さに保持され
る。
し上方に持ち上げると、自重により上記脚リンク28が
ピン38を中心として図4に矢印Yで示す時計方向に回
動する。この脚リンク28の回動に伴い、係合ピン22
の他端側22bが上記脚リンク28の長溝39内を同図
に矢印Zで示す上方向に移動し、それと同時に係合ピン
22の一端側22aが上記スライダ43の後方端部47
の内面に当接し、このスライダ43を押し上げて脚リン
ク28の収容部28a内をスライドさせる。このとき、
スライダ43はばね体48の弾揆力により脚リンク28
の底面29に押し付けられているが、この脚リンク28
の自重がかなり大きいので、脚リンク28の回動による
モーメントがばね体48の弾発力による摩擦力より大き
くなる。したがって、スライダ43は収容部28b内を
係合ピン22ともに上方へスライドする。
には、上記脚リンク28を矢印Y方向にある程度、回動
させた時点で、基体1を降下させて下側連結部材41を
床面に接地させる。それによって、脚リンク28は自重
による回動方向(Y方向)と逆方向である、反時計方向
へ回動するから、係合ピン22の他端側22bは長溝3
9内を相対的にやや下方に変位しながらその下方に位置
する係合部40に係合する。したがって、その位置で脚
リンク28の反時計方向の回動が阻止さるから、リンク
機構10によってベッド装置の基体1を所定の高さに保
持することができる。このとき、上記係合ピン22の一
端側22aは図3に鎖線で示すようにスライダ43の後
方段部46上に位置する。
溝39の下側直線部39bの末端部に係合させた最も低
い位置から、所定位置の係合部40に係合させることに
より、その支持高さを種々変えることができる。
の他端側22bが最上部に位置する係合部40に係合
し、基体1が最も高い位置に高さH2 で支持された状態
である。
態から、低い支持位置に変換するには、まず、図3に鎖
線で示す、係合ピン22の他端側22bが最上段の係合
部40に係合した状態から更に基体1を持ち上げる。そ
れによって、脚リンク28は自重によって更に矢印Y方
向へ回動する。
2は、その他端側22bが最上段の係合部40から外
れ、図4に示すように長溝39の上側直線部39aへ移
動する。また、係合ピン22の一端側22aはスライダ
43の後方端部47の内面に当接し、スライダ43をさ
らに押し上げなら他端側22bが上側直線部39aの末
端部に係合する位置まで移動する。
部45は、脚リンク28の最上部に位置する係合部40
よりも上方に位置する。上記前方段部45の上面は長溝
39の下端面39aと同じレベルにある。
てリンク機構10の下側連結部41を床面に接地させる
ことで、脚リンク28を矢印Y方向と逆方向である、反
時計方向へ回動させると、スライダ43の後方端部47
に当接していた係合ピン22の一端側22aがスライダ
43の後方段部46の上方を通って前方段部45上に係
止し、前方端部44内面に当接する。
線部39aを下方へスライドする。このとき、スライダ
42は、その前方段部45が脚リンク28の最も上方の
係合部40とほぼ対応する位置にあるから、係合ピン2
2の他端側22bは最上部の係合部40に係合すること
なくスライドする。
の前方端部44の内面に一端部22aを当接させた係合
ピン22は、上記脚リンク28がさらに回動させられる
ことで、上記前方段部45により、その他端部22bが
係合部40に係合するのが阻止されながら長溝39の下
側直線部39aの末端部に係合するまで、スライダ43
を押圧しながらスライドする。それによって、脚リンク
28は図3に実線で示す位置まで倒伏するから、基体1
は脚リンク28の倒伏角度に応じた、図3にH1 で示す
最も低い高さで支持される。
図2に示すように基体1の長手方向に沿う縦杆51が架
設されている。この縦杆51の一側面には動力伝達機構
52が設けられている。この動力伝達機構52は上記縦
杆51に支軸52aによってそれぞれ回転自在かつ互い
に噛合して一列に設けられた第1乃至第4の歯車53a
〜53dからなる。4つの歯車を直列に噛合させること
で、第1の歯車53aと第4の歯車53dとの回転方向
が逆方向となる。
53aと、ヘッドボ−ド4a側に位置する第4の歯車5
3dとには、それぞれ中途部が各歯車を支持した支軸5
2に回転自在に取り付けられた駆動杆54が設けられて
いる。駆動杆54は帯状部材をコ字状に曲成して形成さ
れ、上記歯車の両側面を挟む状態で設けられている。各
駆動杆54の一端部はそれぞれ各歯車53a、53dに
固定軸55によって固定されていて、歯車と一体的に回
転するようになっている。
動杆54の他端には第1の連動部材56の一端が枢着さ
れている。この第1の連動部材56の他端はフットボ−
ド4b側に位置する脚リンク28の中途部に枢着されて
いる。
動杆54の他端には第2の連動部材57の一端が枢着さ
れている。この第2の連動部材57の他端はヘッドボ−
ド4a側に位置する脚リンク28の中途部に枢着されて
いる。
杆51の一端部との間には第1のガススプリング58が
架設され、上記第2の連動部材57と上記縦杆51の他
端部との間には第2のガススプリング59が架設されて
いる。
を変える場合について説明する。図1に実線で示す状態
から基体1の支持高さを高くする場合には、基体1のフ
ットボ−ド4b側を持ち上げる。それによって、フット
ボ−ド4b側の脚リンク28が自重によって起立方向に
回動しようとするとともに、第1のガススプリング58
に加わっていた荷重が低減されることで、第1のガスス
プリング58が伸長方向に作動し、上記脚リンク28を
図1に矢印Aで示す起立方向へ回動させる。
に回動すると、その動きが第1の連動部材56に伝達さ
れ、この連動部材56が矢印B方向へスライドする。第
1の連動部材56がスライドすると、駆動杆54が矢印
Cで示す反時計方向へ回動するから、その動きに第1の
歯車53aが連動する。
が第4の歯車53dに伝達されるから、第4の歯車53
dは第1の歯車53aと逆方向である時計方向へ回転す
る。第4の歯車53dが時計方向に回転すると、その回
転に連動する駆動杆54が矢印D方向へ回動するから、
第2の連動部材57は矢印Eで示す第1の連動部材56
と逆方向へスライドする。
ドすると、ヘッドボ−ド4a側の脚リンク28には、こ
の脚リンク28を矢印Fで示す時計方向、つまり起立方
向へ付勢する力が付与される。それと同時に上記第2の
連動部材57には第2のガススプリング59の付勢力に
よって矢印E方向へ付勢されるから、これら両者の付勢
力によってヘッドボ−ド4a側の脚リンク28は起立方
向へ回動することになる。
リンク28が起立方向に回動することで、上記基体1の
支持高さを高くすることができる。基体1が所望する高
さまで上昇したならば、基体1の一端側に加えた力を除
去する。それによって、脚リンク28内をその起上方向
の回動にともなってスライダ43とともに上昇方向に移
動した支持リンク20の下端の係合ピン22が所定の係
合部40に係合するから、上記脚リンク28が倒伏方向
へ回動するのを阻止し、その高さで上記基体1が支持さ
れることになる。
れた基体1を下降させる場合には、まず、基体1をその
ときの支持高さからさらに持ち上げ、一対の係合ピン2
2を脚リンク28に形成された長溝39の上側直線部3
9aへ移動させる。ついで、基体1を第1、第2のガス
スプリング58、59の付勢力に抗して下降方向へ押し
下げれば、上記係合ピン22はスライダ43によって長
溝39の係合部40係合するのが阻止されて下降方向へ
スライドするから、基体1の長手方向両端部に枢着され
た一対の脚リンク28を倒伏方向へ回動させることがで
きる。
1、第2のガススプリング58、59は基体1の荷重に
よって伸長方向に作動することがないから、基体1は下
降状態で保持されることになる。
側とヘッドボ−ド4a側とのそれぞれの脚リンク28を
ガススプリング58、59で起立方向に付勢したが、ど
ちらか一方の脚リンクだけをガススプリングによって起
立方向に付勢するだけであっても、基体1の一端側を持
ち上げることで、長手方向一端側と他端側の両方の脚リ
ンク28を起立方向に回動させることができる。
8あるいはヘッドボ−ド4a側の脚リンク28の少なく
ともどちらか一方がガススプリングによって起立方向に
付勢されていればよい。
手方向一端側と他端側とにそれぞれ脚リンクを回動自在
かつ保持機構により所定の回動角度で倒伏方向への回動
が阻止できるように設けるとともに、一端側と他端側と
の脚リンクの起伏回動を動力伝達機構によって連動させ
る構成とし、さらに少なくともどちらか一方の脚リンク
をガススプリングによって起立方向に付勢するようにし
たから、基体の一端側を持ち上げて上記ガスプリングに
加わる荷重を減少させることでどちらか一方の脚リンク
を上記ガススプリングの付勢力によって起立方向に回動
させれば、他方の脚リンクを同方向に連動させることが
できる。
には基体の一端側を持ち上げるだけでよく、従来のよう
に一端側と他端側とを順次持ち上げるということをせず
にすむから、上記基体の支持高さを簡単な作業で容易に
高くすることができる。
ピン(保持機構)、28…脚リンク、43…スライダ
(保持機構)、52…動力伝達機構、53a〜53d…
第1乃至第4の歯車、54…駆動杆、56…第1の連動
部材、57…第2の連動部材、58…第1のガススプリ
ング、59…第2のガススプリング。
Claims (1)
- 【請求項1】 上面にマットレスが載置される基体の支
持高さを変えることができるベッド装置において、 上記基体の長手方向一端側と他端側との下面にそれぞれ
一端が回動自在に連結されて設けられた起伏可能な脚リ
ンクと、 上記脚リンクを起立方向へ回動させたときに所定の回動
角度で倒伏方向への回動を阻止する保持機構と、 互いに噛合されて回転自在に設けられた複数の歯車から
なり、一端の歯車と他端の歯車との回転方向が逆方向に
なるよう設定されていて、上記基体の長手方向中途部に
設けられた動力伝達機構と、 この動力伝達機構の一端と他端との歯車の回転にそれぞ
れ連動するよう設けられた一対の駆動杆と、 一方の脚リンクに一端を枢着し他端を一方の駆動杆に回
動自在に連結された第1の連動部材と、 他方の脚リンクに一端を枢着し他端を他方の駆動杆に回
動自在に連結された第2の連動部材と、 上記一対の脚リンクのうちの少なくとも一方を所定の付
勢力で起立方向に付勢したガススプリングとを具備した
ことを特徴とするベッド装置。
Priority Applications (1)
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JP10623595A JP2909408B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | ベッド装置 |
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JP10623595A Expired - Fee Related JP2909408B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | ベッド装置 |
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Families Citing this family (3)
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