JPH08299110A - ベッド装置 - Google Patents

ベッド装置

Info

Publication number
JPH08299110A
JPH08299110A JP10623495A JP10623495A JPH08299110A JP H08299110 A JPH08299110 A JP H08299110A JP 10623495 A JP10623495 A JP 10623495A JP 10623495 A JP10623495 A JP 10623495A JP H08299110 A JPH08299110 A JP H08299110A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leg link
link
base
leg
base body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10623495A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoya Miyashita
知也 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
France Bed Co Ltd
Original Assignee
France Bed Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by France Bed Co Ltd filed Critical France Bed Co Ltd
Priority to JP10623495A priority Critical patent/JPH08299110A/ja
Publication of JPH08299110A publication Critical patent/JPH08299110A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は基体の支持高さを高くするとき
に、その作業性を向上させることができるようにしたベ
ッド装置を提供することにある。 【構成】 上面にマットレスが載置される基体1の長手
方向一端側下面に一端が回動自在に連結されて設けられ
た起伏可能な主脚リンク28と、上記主脚リンクを起立
方向へ回動させたときに所定の回動角度で倒伏方向への
回動を阻止する保持機構と、基体の長手方向他端側下面
に一端が回動自在に連結されて設けられた起伏可能な従
動脚リンク57と、一端を上記第1の脚リンクの他端側
に連結し他端を上記従動脚リンクの他端側に連結して設
けられ上記主脚リンクと従動脚リンクとの回動を連動さ
せる連結部材55と、上記主脚リンクあるいは上記従動
脚リンクの少なくともどちらか一方を所定の付勢力で起
立方向に付勢したガススプリング53、61とを具備し
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は上面にマットレスが載
置される基体の支持高さを変えることができるベッド装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、ベッド装置は高さが一定であり、
その高さは平均的な体格の利用者が使用し易いように設
定されている。たとえば、上記のようなベッド装置に利
用者は毎日横臥したり腰掛けたりしており、その都度利
用者はベッド装置に乗ったり降りたりする動作を行なっ
ている。
【0003】そのような利用者にも様々な利用者がお
り、例えば背の高い人、背の低い人、若い人、年寄の
人、健康な人、病人等々が存在する。これら利用者の
内、たとえば背の低い人がマットレス面が高く設定され
たベッド装置に腰掛ける場合、腰掛け難いということが
ある。
【0004】同様に年寄の人とか病人にとってマットレ
ス面が高く設定されたベッド装置の乗り降りがしずらい
ということがある。このように最適なベッド装置の高さ
は利用者によってそれぞれ異なり、ベッド装置の高さを
利用者の好みに応じて変えることができるようにしたベ
ッド装置の開発が望まれていた。
【0005】そこで、本件出願人は実公平4−8618
9号に示すベッド装置を提案した。この従来技術はベッ
ド装置の基体の長手方向両端部下面にそれぞれ受けリン
ク(脚リンク)が一端を回動自在に連結して起伏可能に
設けられている。
【0006】上記脚リンクは中空状をなしていて、その
両側には複数の係合部を有する長溝が設けられている。
また、脚リンクの内部にはスライダがスライド自在に設
けられている。このスライダには一端を上記基体に回動
自在に連結した支持リンクの他端に設けられた係合ピン
が係合している。この係合ピンは、上記スライダのスラ
イドに連動するようになっており、上記脚リンクを起立
方向に回動させるときは上記長溝の係合部と係合せず、
倒伏方向に回動させるときに係合するようになってい
る。
【0007】したがって、上記基体を持ち上げて上記脚
リンクを起立方向へ回動させるとともに、所定の角度ま
で起立したときに上記基体を下降させて脚リンクを接地
させ、倒伏方向への付勢力を加えることで、上記係合ピ
ンが上記係合部に係合し、上記脚リンクが上記支持リン
クによって所定の起立角度で保持される。つまり上記脚
リンクによる基体の支持高さを変えることができる。
【0008】ところで、従来のこのようなベッド装置に
おいては、基体の長手方向一端側に設けられた脚リンク
と他端側に設けられた脚リンクとはそれぞれ独立して起
伏させるようになっていた。たとえば、基体の支持高さ
を高くする場合、まず、基体の長手方向一端側を持ち上
げて一方の脚リンクを所定の角度まで起立させたのち、
基体の長手方向他端側を持ち上げて他方の脚リンクを所
定の角度まで起立させることで、上記基体の支持高さを
変えるようにしていた。
【0009】そのため、基体の支持高さを変える場合に
は、その一端側を持ち上げる作業と、他端側を持ち上げ
る作業とが要求されることになるため、作業性が非常に
悪いといことがあった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、基体の支
持高さを変えることができる従来のベッド装置において
は、その支持高さを変える場合に一端側の支持高さと他
端側の支持高さとを別々に変えなければならなかったの
で、作業性が悪いということがあった。
【0011】この発明は上記事情に基づきなされたもの
で、その目的とするところは、基体の一端側の支持高さ
を変えるだけで、他端側の支持高さも変えることができ
るようにしたベッド装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、上面にマットレスが載置される基体の支
持高さを変えることができるベッド装置において、上記
基体の長手方向一端側下面に一端が回動自在に連結され
て設けられた起伏可能な主脚リンクと、上記主脚リンク
を起立方向へ回動させたときに所定の回動角度で倒伏方
向への回動を阻止する保持機構と、上記基体の長手方向
他端側下面に一端が回動自在に連結されて設けられた起
伏可能な従動脚リンクと、一端を上記主脚リンクの他端
側に連結し他端を上記従動脚リンクの他端側に連結して
設けられ上記主脚リンクと従動脚リンクとの回動を連動
させる連結部材と、上記主脚リンクあるいは上記従動脚
リンクの少なくともどちらか一方を所定の付勢力で起立
方向に付勢したガススプリングとを具備したことを特徴
とする。
【0013】
【作用】上記構成によれば、基体の長手方向のどちらか
一端側を上昇させると、ガススプリングの付勢力によっ
て主脚リンクあるいは従動脚リンクのどちらかが起立方
向に回動し、その動きに他方の脚リンクが連動部材を介
して連動し、上記基体の支持高さを変えることができ
る。
【0014】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1と図2に示すベッド装置はマットレス2
が載置される基体1を備えている。この基体1は長尺な
一対の縦桟3と、この縦桟3の長手方向両端に設けられ
たヘッドボ−ド4aおよびフットボ−ド4bとで枠状に
形成されている。上記一対の縦桟3の互いに対向する内
面側の高さ方向中途部には縦桟3の長手方向に沿って受
け桟5が設けられている。
【0015】上記一対の縦桟3、ヘッドボ−ド4aおよ
びフットボ−ド4bとで囲まれた部位には、図1に鎖線
で示すように上記受け桟5に幅方向両端部を係合させて
床板6が架設され、この床板6上には同じく鎖線で示す
上記マットレス2が載置されている。
【0016】上記基体1の長手方向両端部の下面には、
幅方向においてそれぞれ対応する位置にリンク機構10
が設けられている。このリンク機構10は後述するよう
に基体1の支持高さを数段階に変化させることができる
ように構成されている。なお、基体1の両端部に互いに
向きを逆にして設けられたそれぞれのリンク機構10は
同じ構成であるので、以下、一方側のリンク機構10に
ついて説明する。
【0017】すなわち、上記一対の受け桟5の長手方向
端部下面には所定長さの固定具11がそれぞれ対応する
位置に取着されている。この固定具11は、図7に示す
ように矩形状の上面部12とこの上面部12の幅方向両
側に下方に垂下して長手方向に延びる第1、第2の垂下
片13、14とでなり、この固定具11の上面部12に
穿設された孔15及び上記受け桟5の上下方向に沿って
穿設された孔16にボルト17を挿通し、このボルト1
7を上記受け桟5の上端に形成された凹部18に設けら
れたナット体19に螺合することで、上記固定具11は
受け桟5に取着されている。
【0018】上記固定具11の第1の垂下片13の一端
側には、断面略コ字状の支持リンク20の一端部(上端
部)が後述するごとく回動自在に枢着されている。この
支持リンク20の他端部には、図9に示すように係合ピ
ン22が両端部を側面部21から突出させて固着されて
いる。
【0019】上記支持リンク20の長手方向一端部の上
面部23は図8に示すように切除されている。この支持
リンク20の一端部は、図6に示すようにその両側面部
21間に上記固定具11の第1の垂下片13を介装し、
この第1の垂下片13に穿設された孔24と支持リンク
20の一端部両側面部21に穿設された孔25とに挿通
したピン26によって回動自在に枢着されている。
【0020】上記ピン26には図7に示すようにばね体
27が設けられている。このばね体27の一端は上記固
定具11の上面部12の内面に係合し、他端はL字状に
折曲げられて上記支持リンク20の一方の側面部21の
上端側縁に係止されている。このばね体27は上記支持
リンク20を図7および図3に矢印Xで示す方向、つま
り図3に一点鎖線で示す基体1の長手方向中央側に回動
する方向に付勢している。
【0021】上記固定具11の他端側である、基体1の
長手方向内方に位置する端部には図4と図8に示すよう
に第1の脚リンク28の一端部が回動自在に枢着されて
いる。この第1の脚リンク28は図9に示すように底面
部29および側面部30、31からなる略コ字状に形成
されてなり、基体1の幅方向外側となる側面部31の上
端部は内側に向かって直角に曲成された受け部32に形
成されている。この受け部32の先端と、一方の側面部
30の上端との間には、脚リンク28の長手方向ほぼ全
長にわたる開口部28aとなっている。
【0022】上記脚リンク28の長手方向一端部(上端
部)は図8に示すよに底面部29が切除されている。こ
の一端部の両側面部30、31間には上記固定具11の
第1の垂下片13が位置している。脚リンク28の一方
の側面部30と第1の垂下片13との間には円筒状の第
1のスペーサ33が設けられ、また他方の側面部31と
第1の垂下片13との間には円筒状の第2のスペーサ3
4が設けられている。
【0023】上記脚リンク28の一対の側面部30、3
1にはそれぞれ孔35、36が穿設され、これら孔3
5、36と第1の垂下片13に穿設された孔37および
上記第1、第2のスペーサ33、34にはピン38が挿
通され、それによって脚リンク28の一端部は固定具1
1に回動自在に枢着されている。なお、上記ピン38
は、挿通後に抜出しないよう、端部がかしめられてい
る。
【0024】上記脚リンク28の内側の側面部30の高
さ方向中途部には、図3と図4に示すようにこの脚リン
ク28の長手方向に沿って長溝39が形成されている。
この長溝39の下端側となる部位には、この長溝39に
連通するほぼ半円状の凹部からなる複数の係合部40が
長溝39の長手方向に沿って適宜間隔で形成されてい
る。脚リンク28の上端部となる上記長溝39の一端部
側には、最上段の係合部40からさらに上方へ延出した
上部直線部39aが形成され、他端部には最下段の係合
部40からさらに下方へ延出した下部直線部39bが形
成されている。
【0025】上記基体1の幅方向における一対の脚リン
ク28の長手方向他端部(下端部)には、図1と図2に
示されるように下側連結部材41の両端部が連結され、
またこれら一対の脚リンク28の一端部(上端部)には
この一対の脚リンク28に両端部を連結して上側連結部
材42が設けられている。したがって、左右一対の脚リ
ンク28は一端部を支点とする回動が連動するようにな
っている。
【0026】なお、フットボ−ド4b側に位置する脚リ
ンク28はこの発明の主脚リンクとなっており、ヘッド
ボ−ド4a側に位置する脚リンクは補助脚リンクとなっ
ている。
【0027】図5および図9に示されるように、上記第
1の脚リンク28には、その底面部29と一対の側面部
30、31および外側の側面部31の上端に形成された
受け部32で囲まれた収容部28bが長手方向ほぼ全長
にわたって形成されている。この収容部28bにはスラ
イダ43が第1の脚リンク28の長手方向に沿ってスラ
イド自在に収容されている。
【0028】上記スライダ43は図3と図5に示すごと
くデルリン等の合成樹脂からなり、第1の脚リンク28
の他端部に向いて設けられる前方端部44と、この前方
端部44の上端面より一段下方に切欠された前方段部4
5と、この前方段部45に接続し前方段部45よりもさ
らに一段下方に切欠された後方段部46と、上記前方端
部45と同じ高さで、第1の脚リング28の一端側に向
いて設けられる後方端部47とでなる。上記前方端部4
5と後方端部47の上端面には図5に示すようにばね体
48の下部を収納する収納孔43aが形成されている。
【0029】上記スライダ43を上記脚リンク28の収
容部28b内に収容すると、このスライダ43は上記ば
ね体48によって底面部29に弾性的に押し付けられ
る。その状態で上記スライダ43の前方段部45の上面
は、図4に示すように上記脚リンク28の長溝39の下
側面39bと略同一面をなし、スライダ43の後方段部
46の上面は、脚リンク28の係合部40の下端面40
aと略同一面をなすようになっている。
【0030】図9に示すように上記支持リンク20の係
合ピン22が設けられた下端部は、上記脚リンク28の
開口部28aから収容部28b内へ挿入されている。上
記係合ピン22は、その一端側22aが上記スライダ4
3の前方端部44と後方端部47との間に位置し、他端
側22bは長溝39から外部へ突出している。
【0031】上記スライダ43は、上記ばね体48の弾
揆力により脚リンク28の底面部29に押し付けられて
いるので、このスライダ43は脚リンク28が傾斜して
も自重により下方へスライドすることがないが、スライ
ド方向に所定の力が加えられることで、脚リンク28内
をスライドするよう設けられている。
【0032】すなわち、上記ばね体48の弾発力が大き
過ぎるとスライダ43のスライドがスムースにいかず、
逆に弱過ぎると自重により下方に下がることがある。し
たがって、上記ばね体48の弾発力は、スライダ43の
スライドがスムースに行なわれ、しかも自重で下方に下
がることがないよう設定されている。
【0033】上記脚リンク28が図3に実線で示す角度
にあるとき、上記支持リンク20の長手方向下端側とな
る他端部に設けられた係合ピン22の一端側22aは図
9に示すように上記スライダ43の前方段部45上に係
止し、他端側22bは上記脚リンク28の長溝39の下
部直線部39bを貫通して外部へ突出している。
【0034】図3示す如く上記支持リンク20の下端側
に設けられた係合ピン22の一端側22aがスライダ4
3の前方段部45上に係止し、かつ他端側22bが長溝
39の下側直線部39bの末端に係合した状態では、脚
リンク28が同図に実線で示す角度に保持される。つま
り、固定具11と支持リンク20および脚リンク28が
係合ピン22、ピン26、ピン38を頂点とする三角形
の辺を形成することになるから、基体1はリンク機構1
0によって図3にH1 で示す最も低い高さに保持され
る。
【0035】つぎに、上記の状態から例えば基体1を少
し上方に持ち上げると、自重により上記脚リンク28が
ピン38を中心として図4に矢印Yで示す時計方向に回
動する。この脚リンク28の回動に伴い、係合ピン22
の他端側22bが上記脚リンク28の長溝39内を同図
に矢印Zで示す上方向に移動し、それと同時に係合ピン
22の一端側22aが上記スライダ43の後方端部47
の内面に当接し、このスライダ43を押し上げて脚リン
ク28の収容部28a内をスライドさせる。このとき、
スライダ43はばね体48の弾揆力により脚リンク28
の底面29に押し付けられているが、この脚リンク28
の自重がかなり大きいので、脚リンク28の回動による
モーメントがばね体48の弾発力による摩擦力より大き
くなる。したがって、スライダ43は収容部28b内を
係合ピン22ともに上方へスライドする。
【0036】上記基体1を所定の高さで支持したい場合
には、上記脚リンク28を矢印Y方向にある程度、回動
させた時点で、基体1を降下させて下側連結部材41を
床面に接地させる。それによって、脚リンク28は自重
による回動方向(Y方向)と逆方向である、反時計方向
へ回動するから、係合ピン22の他端側22bは長溝3
9内を相対的にやや下方に変位しながらその下方に位置
する係合部40に係合する。したがって、その位置で脚
リンク28の反時計方向の回動が阻止さるから、リンク
機構10によってベッド装置の基体1を所定の高さに保
持することができる。このとき、上記係合ピン22の一
端側22aは図3に鎖線で示すようにスライダ43の後
方段部46上に位置する。
【0037】このように、基体1は、係合ピン22を長
溝39の下側直線部39bの末端部に係合させた最も低
い位置から、所定位置の係合部40に係合させることに
より、その支持高さを種々変えることができる。
【0038】図3に鎖線で示した状態は、係合ピン22
の他端側22bが最上部に位置する係合部40に係合
し、基体1が最も高い位置に高さH2 で支持された状態
である。
【0039】上記基体1が最も高い位置に支持された状
態から、低い支持位置に変換するには、まず、図3に鎖
線で示す、係合ピン22の他端側22bが最上段の係合
部40に係合した状態から更に基体1を持ち上げる。そ
れによって、脚リンク28は自重によって更に矢印Y方
向へ回動する。
【0040】脚リンク28の回動にともない係合ピン2
2は、その他端側22bが最上段の係合部40から外
れ、図4に示すように長溝39の上側直線部39aへ移
動する。また、係合ピン22の一端側22aはスライダ
43の後方端部47の内面に当接し、スライダ43をさ
らに押し上げなら他端側22bが上側直線部39aの末
端部に係合する位置まで移動する。
【0041】それによって、上記スライダ43の前方段
部45は、脚リンク28の最上部に位置する係合部40
よりも上方に位置する。上記前方段部45の上面は長溝
39の下端面39aと同じレベルにある。
【0042】したがって、その状態で基体1を下降させ
てリンク機構10の下側連結部41を床面に接地させる
ことで、脚リンク28を矢印Y方向と逆方向である、反
時計方向へ回動させると、スライダ43の後方端部47
に当接していた係合ピン22の一端側22aがスライダ
43の後方段部46の上方を通って前方段部45上に係
止し、前方端部44内面に当接する。
【0043】上記係合ピン22の他端側22bは上部直
線部39aを下方へスライドする。このとき、スライダ
42は、その前方段部45が脚リンク28の最も上方の
係合部40とほぼ対応する位置にあるから、係合ピン2
2の他端側22bは最上部の係合部40に係合すること
なくスライドする。
【0044】スライダ43の前方段部45へ移動してそ
の前方端部44の内面に一端部22aを当接させた係合
ピン22は、上記脚リンク28がさらに回動させられる
ことで、上記前方段部45により、その他端部22bが
係合部40に係合するのが阻止されながら長溝39の下
側直線部39aの末端部に係合するまで、スライダ43
を押圧しながらスライドする。それによって、脚リンク
28は図3に実線で示す位置まで倒伏するから、基体1
は脚リンク28の倒伏角度に応じた、図3にH1 で示す
最も低い高さで支持される。
【0045】上記基体1の長手方向両端部には、図1と
図2に示すように上記脚リンク28の上方に位置する一
対の取付軸51が架設されている。フットボ−ド4b側
に位置する一方の取付軸51の中途部にはそれぞれ一対
の第1のブラケット52が固着されている。各ブラケッ
ト52には第1のガススプリング53の一端、つまりそ
のロッド先端が枢着されている。第1のガススプリング
53の他端は、上記下側連結部材42の中途部に固着さ
れた第2のブラケット54に枢着されている。上記第1
のガススプリング53はフットボ−ド4b側の第1の脚
リンク28、つまり主脚リンク28が倒伏した状態にお
いて、その倒伏角度よりも起立方向に大きな角度となる
ように設けられている。したがって、第1のガススプリ
ング53に加わる荷重が所定以下になると、そのロッド
が突出方向に作動して上記第1の脚リンク28を起立方
向に回動させるようになっている。
【0046】上記第1のガススプリング53のロッドを
上記下側連結部材42に連結した一対の第2のブラケッ
ト54には杆状の連結部材55の一端が回動自在に連結
されている。この連結部材55の他端は、パイプ材をU
字状に曲成した従動脚リンク57の中途部に第3のブラ
ケット58を介して回動自在に連結されている。
【0047】上記従動脚リンク57の両端部は詳細は図
示しないが、ヘッドボ−ド4a側の脚リンク28に一端
を枢着したピン38に回動自在に取り付けられている。
したがって、フットボ−ド側4bの脚リンク28が起立
方向に回動すれば、この回動に上記連結部材55を介し
て上記従動脚リンク57が連動するようになっている。
【0048】上記従動脚リンク57の中途部に設けられ
た第3のブラケット58には一対の第2のガススプリン
グ61の一端が枢着されている。この第2のガススプリ
ング61の他端となる、そのロッドは第4のブラケット
62を介してヘッドボ−ド4aの側に位置する上記取付
軸51の中途部に枢着されている。第2のガススプリン
グ61は第1のガススプリング53よりも強い力のもの
が用いられている。
【0049】つぎに、上記構成のベッド装置の支持高さ
を変える場合について説明する。図に示す状態から基体
1の支持高さを高くする場合には、基体1のフットボ−
ド4b側を持ち上げる。それによって、フットボ−ド4
b側の第1の脚リンク28(主脚リンク)が自重によっ
て起立方向に回動しようとするとともに、第1のガスス
プリング53に加わっていた荷重が低減されることで、
第1のガススプリング53のロッドが突出方向に作動
し、上記脚リンク28を図1に矢印Aで示す起立方向へ
回動させる。
【0050】上記脚リンク28が矢印Aで示す起立方向
に回動すると、その動きが連結部材55に伝達され、こ
の連結部材55が矢印B方向へスライドする。連結部材
55がスライドすると、従動脚リンク57が矢印Cで示
す起立方向へ付勢されるとともに、その付勢力に第2の
ガススプリング61の付勢力が加わることで、上記従動
脚リンク57が起立方向へ回動させられることになる。
すなわち、フットボ−ド4b側の第1の脚リンク28と
従動脚リンク57とが起立方向に連動して回動するか
ら、基体1の支持高さを上昇させることができる。
【0051】基体1のフットボ−ド4b側を持ち上げる
ことで、ヘッドボ−ド4a側の従動脚リンク57にはフ
ットボ−ド4b側の脚リンク28よりも大きな荷重が加
わるが、その分、第2のガススプリング61の力を強く
しているので、上記基体1のフットボ−ド4b側を持ち
上げるだけで、ヘッドボ−ド4a側も確実に上昇させる
ことができる。
【0052】基体1が上昇すれば、ヘッドボ−ド4a側
の脚リンク28が自重によって起立方向へ回動するか
ら、基体1のヘッドボ−ド4a側は上記従動脚リンク5
7と第1の脚リンク28(補助脚リンク28)とによっ
て支持されることになる。
【0053】基体1が所望する高さまで上昇したなら
ば、基体1の一端側に加えた力を除去する。それによっ
て、脚リンク28内をその起上方向の回動にともなって
スライダ43とともに上昇方向に移動した支持リンク2
0の下端の係合ピン22が所定の係合部40に係合する
から、上記脚リンク28が倒伏方向へ回動するのを阻止
し、その高さで上記基体1が支持されることになる。
【0054】このようにして所定の高さで支持された基
体1を下降させる場合には、まず、基体1をそのときの
支持高さからさらに持ち上げ、一対の係合ピン22を脚
リンク28に形成された長溝39の上側直線部39aへ
移動させる。ついで、基体1を第1、第2のガススプリ
ング53、61の付勢力に抗して下降方向へ押し下げれ
ば、上記係合ピン22はスライダ43によって長溝39
の係合部40係合するのが阻止されて下降方向へスライ
ドするから、基体1の長手方向両端部に枢着された一対
の脚リンク28を倒伏方向へ回動させることができる。
また、従動脚リンク57もフットボ−ド4b側の第1の
脚リンク28の回動に連動して倒伏する。それによっ
て、基体1の支持高さを低くすることができる。
【0055】基体1を低くすることによって縮小した第
1、第2のガススプリング53、61は基体1の荷重に
よって伸長方向に作動することがないから、基体1は下
降状態で保持されることになる。
【0056】なお、上記一実施例ではフットボ−ド4b
側とヘッドボ−ド4a側とのそれぞれに第1の脚リンク
28を設けるとともに、ヘッドボ−ド4a側には従動脚
リンク57を設けたが、基体1はフットボ−ド4b側の
第1の脚リンク28とヘッドボ−ド4a側の従動脚リン
ク57とで所定の高さに支持することができるから、ヘ
ッドボ−ド4a側の脚リンク28はなくても差支えな
い。
【0057】また、第1の脚リンク28と従動脚リンク
57とにそれぞれこれら脚リンクを起立方向に付勢する
ガススプリングを設けたが、少なくともどちらか一方の
脚リンクを起立方向に付勢しておけば、基体1の一端側
を持ち上げてその一端側の脚リンクを起立させること
で、他端側の脚リンクに直接あるいは連結部材55を介
してガスプリングの付勢力を加え、起立方向へ回動させ
ることができる。つまり、フットボ−ド4b側の第1の
脚リンク28あるいは従動脚リンク57の少なくともど
ちらか一方がガススプリングによって起立方向に付勢さ
れていればよい。
【0058】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明は、基体の長
手方向一端側に設けられ所定の回動角度で倒伏方向への
回動が阻止される主脚リンクと他端側に設けられた従動
脚リンクとを連結部材で連動させて起伏させるととも
に、少なくともどちらか一方の脚リンクをガススプリン
グによって起立方向に付勢するようにしたから、基体の
一端側を持ち上げて上記ガスプリングに加わる荷重を減
少させることでどちらか一方の脚リンクを上記ガススプ
リングの付勢力によって起立させれば、他方の脚リンク
を連結部材によって連動させることができる。
【0059】そのため、基体の支持高さを高くするとき
には基体の一端側を持ち上げるだけでよく、従来のよう
に一端側と他端側とを順次持ち上げるということをせず
にすむから、上記基体の支持高さを簡単な作業で容易に
高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の全体構成を示す側面図。
【図2】同じく平面図。
【図3】同じく第1の脚リンクの部分の側面図。
【図4】同じく第1の脚リンクの一部断面した側面図。
【図5】同じくスライダの断面図。
【図6】同じく図3におけるB−B線に沿う断面図。
【図7】同じく図6のE−E線に沿う断面図。
【図8】同じく図3におけるC−C線に沿う断面図。
【図9】同じく図3におけるD−D線に沿う断面図。
【符号の説明】
1…基体、20…支持リンク(保持機構)、22…係合
ピン(保持機構)、28…第1の脚リンク(主脚リン
ク)、43…スライダ(保持機構)、53…第1のガス
スプリング、55…連結部材、57…従動脚リンク、6
1…第2のガススプリング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面にマットレスが載置される基体の支
    持高さを変えることができるベッド装置において、 上記基体の長手方向一端側下面に一端が回動自在に連結
    されて設けられた起伏可能な主脚リンクと、 上記主脚リンクを起立方向へ回動させたときに所定の回
    動角度で倒伏方向への回動を阻止する保持機構と、 上記基体の長手方向他端側下面に一端が回動自在に連結
    されて設けられた起伏可能な従動脚リンクと、 一端を上記主脚リンクの他端側に連結し他端を上記従動
    脚リンクの他端側に連結して設けられ上記主脚リンクと
    従動脚リンクとの回動を連動させる連結部材と、 上記主脚リンクあるいは上記従動脚リンクの少なくとも
    どちらか一方を所定の付勢力で起立方向に付勢したガス
    スプリングとを具備したことを特徴とするベッド装置。
JP10623495A 1995-04-28 1995-04-28 ベッド装置 Pending JPH08299110A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10623495A JPH08299110A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 ベッド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10623495A JPH08299110A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 ベッド装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08299110A true JPH08299110A (ja) 1996-11-19

Family

ID=14428440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10623495A Pending JPH08299110A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 ベッド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08299110A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103976590A (zh) * 2014-05-16 2014-08-13 苏州谊恒印务有限公司 一种升降床

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103976590A (zh) * 2014-05-16 2014-08-13 苏州谊恒印务有限公司 一种升降床

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7475944B2 (en) Reclining and convertible seating furniture with trendelenburg feature
US20060075565A1 (en) Sleeping surface elevation device
JPH03139370A (ja) 昇降運動用装置
EP0628270B1 (en) Bed
JP2004528942A (ja) 椅子に設置されるコンピューター作業用肘掛装置
JP2909408B2 (ja) ベッド装置
JPH08299110A (ja) ベッド装置
WO2007021179A1 (en) Piece of furniture
JP2007008452A (ja) 移動ボディーが備えられたキャスター装置
JP3091452B2 (ja) 折り畳み式腰掛け
KR200346893Y1 (ko) 캐스터
JPH0755963Y2 (ja) ベッド装置
JPH0638723U (ja) ベッド装置
JP3609996B2 (ja) ソファー
JPH09313546A (ja) ベッド
KR200336943Y1 (ko) 학생용 책상의 상판 각도 조절장치
JP3820692B2 (ja) 昇降天板付き学習机
KR200275534Y1 (ko) 발 받침대를 갖는 의자
KR100786303B1 (ko) 경사조절이 가능한 상판을 갖는 책상
JP4411413B2 (ja) 椅子
KR0142903B1 (ko) 침대 장치
CA2573792A1 (en) Chair
CN213759000U (zh) 一种多功能椅子
JPH0324109Y2 (ja)
CN211910860U (zh) 一种儿童学习桌椅